JP2011107559A - 画像形成装置および処理プログラム - Google Patents

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健 保田
Shunichiro Shishikura
俊一郎 宍倉
Yasunori Unagida
恭典 鰻田
Naoya Yamazaki
直哉 山▲崎▼
Hidefumi Tanaka
英史 田中
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Abstract

【課題】転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】検出手段(正反射型センサSE)による濃度検出用試験画像が形成された領域の検出と前記濃度検出用試験画像が形成されていない領域の検出とを制御する制御手段(検出制御部101)と、濃度検出用試験画像が形成された領域の検出結果と濃度検出用試験画像が形成されていない領域の検出結果とに基づいて、Vcln(現像剤像が形成されていない状態の検出値)とVpatch(濃度検出用試験画像濃度の検出値)の採用の可否を決定する決定手段(検出値採用可否決定部104)とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置および処理プログラムに関するものである。
従来において、プリンタや複合機等の画像形成装置が備える中間転写ベルトが高温高湿条件下で放置されると、巻き癖ができ、反射面のセンサ方向姿勢や表面性が不安定となる現象が生じる。
また、検出手段で、巻き癖ができた中間転写ベルト上のトナー濃度を検知すると、Vcln(ベルトのトナー像が形成されていない面の検出値)とVpatch(濃度センサのパッチ検出値)の変動は大きくなり、反射出力比による濃度検知が不安定になる。
このような不具合を解消すべく種々の技術が提案されている。
例えば、特開平11−288198号公報には、感光体一周のVclean均一性を計算し、各プロセスパッチの平均と分散を確定し、各プロセスパッチの平均と分散を確定し、各プロセスパッチの均一性の係数を求め、Vclean均一性が許容レベル以下かどうかを判定する技術が開示されている。
特開平11−288198号公報
本発明は、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持することのできる画像形成装置および処理プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像形成装置は、画像情報に基づいて形成される静電潜像を保持する静電潜像保持手段と、該静電潜像保持手段を帯電する帯電手段と、前記静電潜像を現像剤で現像する現像手段と、前記静電潜像保持手段に接触し得る状態で周回移動される無端状の搬送媒体で構成され、前記静電潜像保持手段上に形成された像の転写を受ける転写手段と、前記転写手段の表面に各色の濃度検出用試験画像を形成する形成手段と、前記転写手段の表面に対向して設けられ、前記転写手段の表面に転写された現像剤の検出を行う検出手段と、該検出手段による濃度検出用試験画像が形成された領域の検出と前記濃度検出用試験画像が形成されていない領域の検出とを制御する制御手段と、前記濃度検出用試験画像が形成された領域の検出結果と前記濃度検出用試験画像が形成されていない領域の検出結果とに基づいて、Vcln(現像剤像が形成されていない状態の検出値)とVpatch(濃度検出用試験画像濃度の検出値)の採用の可否を決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の発明について、前記特定手段で特定された変形部での検出値に応じて、前記Vclnと前記Vpatchの採用の可否を決定する決定手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明に係る画像形成装置は、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明について、前記制御手段は、予め設定された範囲内の複数箇所において前記Vclnと前記Vpatchを検出するように前記検出手段を制御することを特徴とする。
請求項4の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記決定手段は、前記Vclnと前記Vpatchについて、それぞれの最大値と最小値の差を解析結果として算出することを特徴とする。
請求項5の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記決定手段は、前記Vclnと前記Vpatchについて、その変動量が予め設定された閾値を超えたか否かを出力することを特徴とする。
請求項6の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記決定手段は、前記Vclnと前記Vpatchの変動量の大きさに応じて重み付けをし、その平均値を出力することを特徴とする。
請求項7の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項6の何れかに記載の発明について、前記形成手段は、同色の前記濃度検出用試験画像を前記搬送媒体の搬送方向に直交させて複数形成する場合に、各濃度検出用試験画像を前記搬送方向にずらして形成することを特徴とする。
請求項8の発明に係る画像形成装置は、請求項7に記載の発明について、前記複数の同色の濃度検出用試験画像は、前記搬送媒体の搬送方向に沿って一部が重なって形成されることを特徴とする。
請求項9の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項8の何れかに記載の発明について、前記形成手段は、前記複数の同色の濃度検出用試験画像を、前記特定手段で特定された前記搬送媒体の巻き癖部の間隔または前記搬送媒体が巻き付けられる搬送用ローラの間隔とは異なる間隔で形成することを特徴とする。
請求項10の発明に係る処理プログラムは、検出手段によるVcln(現像剤像が形成されていない状態の検出値)とVpatch(濃度検出用試験画像濃度の検出値)の検出を制御する制御過程と、該制御過程の制御により前記検出手段で検出された前記Vclnと前記Vpatchとを解析する解析過程と、解析結果に基づいて、転写手段における変形部での検出値を特定する特定過程とを演算手段に実行させることを特徴とする。
請求項11の発明に係る処理プログラムは、請求項10に記載の発明について、前記特定された変形部での検出値に応じて、前記Vclnと前記Vpatchの採用の可否を決定する決定過程を演算手段に実行させることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、予め設定された範囲内の複数箇所においてVclnとVpatchを検出して、濃度検知の精度維持可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、濃度検知の精度の維持を向上可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、濃度検知の精度の維持をより向上可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、濃度検知の精度の維持を一層向上可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持を向上可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持をより向上可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持を向上可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持を向上可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持を一層向上可能な処理プログラムを提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、転写手段に変形部を生じても濃度検知の精度維持可能な処理プログラムを提供することができる。
実施の形態に係る画像形成装置PR1の概略構成を示す構成図である。 中間転写ベルト25の構成例を示す斜視図である。 実施の形態に係る画像形成装置PR1の構成を示す機能ブロック図である。 濃度検出用試験画像の形成例を示す説明図である。 濃度検出用試験画像の長さと出力変動の関係を示すグラフである。 濃度検出用試験画像の形成例を示す説明図である。 濃度検出用試験画像の形成例を示す説明図である。 濃度検知処理の処理手順を示すフローチャートである。 中間転写ベルト25における巻き癖部M1、M2におけるセンサ受光出力と時間との関係を示すグラフである。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1から図9を参照して、本発明についての実施の形態に係る画像形成装置PR1について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置PR1としてのタンデム型のデジタルカラー複写機の本体を示すものである。
このデジタルカラー複写機本体1の一端側の上部には、原稿2をプラテンガラス5上に押圧するプラテンカバー3と、プラテンガラス5上に載置された原稿2の画像を読み取る画像読取装置4が設けられている。
この画像読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を所定のドット密度で読み取るように構成されている。
画像読取装置4によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の原稿反射率データとして画像形成装置12に送られ、この画像形成装置12では、原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
そして、画像形成装置12で所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の原稿色材階調データ(ラスタデータ)に変換され、次に述べるように、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの露光装置14K、14Y、14M、14C(以下、総称して単に「露光装置14」とも称する)に送られ、これらの露光装置14では、所定の色の原稿色材階調データに応じてレーザ光による画像露光が行われる。
タンデム型のデジタルカラー複写機本体1の内部には、上述したように、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13C(以下、総称して単に「画像形成ユニット13」とも称する)が、水平方向に一定の距離を隔てて並列的に配置されている。
これらの4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cは、すべて同様に構成されており、矢印A方向に沿って所定の回転速度で回転する感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電器16と、当該感光体ドラム15の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する露光装置14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を現像する現像装置17K、17Y、17M、17C(以下、総称して単に「現像装置1」とも称する)(現像手段の一例)、クリーニング装置18とから構成されている。
露光装置14は、半導体レーザ19を原稿色材階調データに応じて変調して、この半導体レーザ19からレーザ光LBを階調データに応じて出射する。この半導体レーザ19から出射されたレーザ光LBは、反射ミラー20、21を介して回転多面鏡22によって偏向走査され、再び反射ミラー20、21及び複数枚の反射ミラー23、24を介して静電潜像保持手段としての感光体ドラム15上に走査露光される。
画像形成装置12からは、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の画像形成ユニット13の露光装置14に各色の画像データ(ラスタデータ)が順次出力され、これらの露光装置14から画像データに応じて出射されるレーザビームLBが、それぞれの感光体ドラム15の表面に走査露光されて静電潜像が形成される。
各感光体ドラム15に形成された静電潜像は、現像装置17によって、それぞれ黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像として現像される。
各画像形成ユニット13の感光体ドラム15上に、順次形成された黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cの下方に配置された中間転写体(転写手段の一例)としての中間転写ベルト(搬送媒体の一例)25上に、一次転写ロール26K、26Y、26M、26Cによって多重に転写される。
この中間転写ベルト25は、ベルト駆動ロール27と、ストリッピングロール28と、ステアリングロール29と、アイドルロール30と、バックアップロール31と、アイドルロール32との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない駆動モータによって回転駆動される駆動力伝達ロールによって従動回転されるベルト駆動ロール27により、矢印A方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。
中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有する合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる(図2参照)。
この中間転写ベルト25は、画像形成を行わない停止状態などで、数時間にわたって高温・高湿の条件下で放置されると、巻き癖(変形部)ができることがある。
特に、中間転写ベルト25が、ベルト駆動ロール27、ストリッピングロール28、ステアリングロール29、アイドルロール30等のロールに圧接されている部位において強い巻き癖が生じ易い。
中間転写ベルト25にこのような巻き癖が生じると、反射面のセンサ方向姿勢や表面性が不安定となる不具合を生じてしまう。
そこで、本実施の形態に係る画像形成装置PR1では、中間転写ベルト25に変形部を生じても濃度検知の精度維持することのできる構成および制御を採用している(詳細については後述する)。
中間転写ベルト25上に多重に転写された黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像は、バックアップロール31に圧接する2次転写ロール33によって、圧接力及び静電気力で記録媒体としての記録用紙34上に2次転写され、この各色のトナー像が転写された記録用紙34は、2連の搬送ベルト35、36によって定着器37へと搬送される。
そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙34は、定着器37によって熱及び圧力で定着処理を受け、複写機本体1の外部に設けられた排出トレイ38上に排出される。
上記記録用紙34は、図1に示すように、複数の給紙トレイ39、40、41のうちの何れかから所定のサイズのものが、給紙ローラ42及び用紙搬送用のローラ対43、44、45からなる用紙搬送経路46を介して、レジストロール47まで一旦搬送される。
給紙トレイ39、40、41のうちの何れかから供給された記録用紙34は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストロール47によって中間転写ベルト25上へ送出される。
そして、黒色、イエロー色、マゼンタ色及びシアン色の4つの画像形成ユニット13K、13Y、13M、13Cでは、上述したように、それぞれ黒色、イエロー色、マゼンタ色、シアン色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるようになっている。
なお、感光体ドラム15は、トナー像の転写工程が終了した後、クリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。
また、中間転写ベルト25は、ベルト用クリーナー48によって残留トナーが除去される。
また、画像形成装置PR1は、上記構成に加えて図3に示すような構成を備えている。
即ち、図3に示すように、感光体ドラム15の表面に各色の濃度検出用試験画像(濃度検出用パッチ、濃度検出用パターン等とも呼称される)を形成する濃度検出用試験画像形成部100(形成手段の一例)と、中間転写ベルト25の表面に対向して設けられ、濃度検出用試験画像に基づいて、Vcln(中間転写ベルトのトナー像を形成していない面の検出値)とVpatch(パッチ濃度の検出値)の検出を行う光反射型センサSEと、この光反射型センサSEによる前記Vclnと前記Vpatchの検出を制御する検出制御部101(制御手段の一例)と、検出制御部101の制御により光反射型センサSEで検出されたVclnとVpatchとを解析する解析部102と、解析部102の解析結果に基づいて、中間転写ベルト25における巻き癖部の位置を特定する変形特定部103と、変形特定部103で特定された位置に応じて、VclnとVpatchの採用の可否を決定する検出値採用可否決定部104(決定手段の一例)とを備える。
ここで、光反射型センサSEとは、発光ダイオード等の投光器とフォトトランジスタ等の受光器を正反射光だけ入光するように角度をつけて設置したものをいう。
なお、光反射型センサSEは、中間転写ベルト25の幅方向に2箇所以上設けるようにしてもよい。
例えば、図4等に示す例では、画像形成装置PR1の前面側と後面側の2箇所に光反射型センサSE1、SE2が設けられている。
そして、検出制御部101は、予め設定された範囲内の複数箇所においてVclnとVpatchを検出するように光反射型センサSE1、SE2を制御する。
また、解析部102は、VclnとVpatchについて、それぞれの最大値と最小値の差を解析結果として算出するようにしてもよい。
また、解析部102は、VclnとVpatchについて、その変動量が予め設定された閾値を超えたか否かを出力するようにしてもよい。
さらに、解析部102は、VclnとVpatchの大きさに応じて重み付けをし、その平均値を出力するようにしてもよい。
また、濃度検出用試験画像形成部100は、濃度検出用試験画像P1、P2を中間転写ベルト25の搬送方向に直交させて形成する場合に、各濃度検出用試験画像P1、P2を搬送方向にずらして形成するようにしてもよい(図4参照)。
これにより、濃度検出用試験画像を長くしたのと同様の効果があり、中間転写ベルト25に変形部を生じても濃度検知の精度が維持される。
なお、濃度検出用試験画像の長さと出力変動は、図5のグラフに示すような関係にある。これによれば、濃度検出用試験画像の長さ(パッチ検知距離)が長い程、パッチ出力変動は小さくなっていることが分かり、上記の効果を裏付けている。
また、濃度検出用試験画像P1、P2は、搬送ベルト25の搬送方向に沿って一部が重なって形成される(図6参照)ようにしてもよい。
また、濃度検出用試験画像形成部100は、濃度検出用試験画像P1、P2を、変形特定部103で特定された搬送ベルトの巻き癖部M1、M2(図7参照)の間隔または搬送ベルト25が巻き付けられる搬送用ローラ(例えば、ベルト駆動ロール27、ストリッピングロール28)の間隔とは異なる間隔で形成するようにしてもよい。
図7に示す例では、濃度検出用試験画像P1、P2の間隔L1よりも搬送ベルト25の巻き癖部M1、M2の間隔(または搬送用ローラの間隔)L2の方が長く設定されている。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、上記構成の画像形成装置PR1で実行される濃度検知処理の処理手順について説明する。
まず、搬送ベルト25上に、図4、図6、図7に示すような濃度検出用試験画像P1、P2を例えば同色、同濃度で作成し、ステップS10で光反射型センサSE1、SE2によって濃度検出用試験画像P1、P2内の複数点(例えば10点)で反射光量を測定してステップS11に移行する。
ステップS11では、出力変動<閾値か否かが判定され、「No」の場合にはステップS14に移行して、閾値以上となった範囲を除いた出力値の平均を濃度検出用試験画像P1、P2の読み値(Vpatch)として採用してステップS13に移行する。
一方、ステップS11で「Yes」と判定された場合には、ステップS12に移行して、複数点の出力全ての平均を濃度検出用試験画像P1、P2の読み値(Vpatch)として採用してステップS13に移行する。
ステップS13では、Vclnで正規化し、その濃度検出用試験画像P1、P2の濃度を求めて処理を終了する。
なお、10点で測定した内の最大値と最小値の差が閾値以上の場合はその濃度検出用試験画像P1、P2は採用せず他方のパッチ測定データを採用するようにしてもよい。
また、両方閾値以上の場合は最大値と最小値の差が小さい方の濃度検出用試験画像P1、P2を採用、または過去値を採用する或いは変動の大きさの比率で重み付けして平均するようにしてもよい。
また、濃度検出用試験画像P1、P2の両方が閾値以下の場合には両方を採用するようにしてもよい。
なお、図9は、搬送ベルト25における巻き癖部M1、M2におけるセンサ受光出力と時間との関係を示すグラフである。
また、巻き癖上の濃度検出用試験画像を光反射型センサSEで検知すると、巻き癖がない場所よりも出力変動が大きくなる。つまり、最大値と最小値の差も大きくなるため、最大値と最小値の差が大きなデータを採用しないことで、巻き癖上での濃度検出用試験画像が避けられる。
また、巻き癖は中間転写ベルト25に接触するロール位置に生じるため、中間転写ベルト25の搬送方向に対して垂直になる。そのため、複数の濃度検出用試験画像を中間転写ベルト25の搬送方向の同一位置に作成すると、複数の濃度検出用試験画像が同様に巻き癖の影響を受けてしまう。そこで濃度検出用試験画像の形成位置を中間転写ベルト25の搬送方向にずらして形成することで、濃度検出用試験画像を長く作ることと同様の効果が得られる。即ち、濃度検出用試験画像を長く作ると平均化され、巻き癖の影響が小さくなる。
また、濃度検出用試験画像が一部重なった部分の前面側、後面側の検出値を比較することで前面側、後面側のムラが検知される。
また、複数の濃度検出用試験画像を巻き癖の間隔と違う間隔で作成することによって、片方の濃度検出用試験画像は巻き癖位置にある場合でも、他方の濃度検出用試験画像は巻き癖のない場所に作成される。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
即ち、画像処理プログラムを含む所定のプログラムを記録媒体としてのハードディスク等の記憶装置に記録する場合に限らず、当該所定のプログラムを次のようにして提供することも可能である。
例えば、所定のプログラムをROMに格納しておき、CPUが、この所定のプログラムをこのROMから主記憶装置へローディングして実行するようにしてもよい。
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしてもよい。
さらには、画像形成装置等を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータと接続するようにし、サーバ装置あるいはホストコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、この所定のプログラムを実行するようにしてもよい。この場合、この所定のプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記録媒体)が挙げられる。
本発明による画像形成装置および処理プログラムは、プリンタや複合機等に適用することができる。
PR1 画像形成装置
10 結像レンズ
11 画像読取素子
12 画像処理装置
13 画像形成ユニット
14 露光装置
15 感光体ドラム
16 帯電器
17 現像装置
18 クリーニング装置
19 半導体レーザ
20 反射ミラー
22 回転多面鏡
23 反射ミラー
25 中間転写ベルト
26 一次転写ロール
27 ベルト駆動ロール
28 ストリッピングロール
29 ステアリングロール
30 アイドルロール
31 バックアップロール
32 アイドルロール
33 2次転写ロール
34 記録用紙
35 搬送ベルト
37 定着器
38 排出トレイ
39 給紙トレイ
42 給紙ローラ
43 ローラ対
46 用紙搬送経路
47 レジストロール
48 ベルト用クリーナー
100 濃度検出用試験画像形成部
101 検出制御部
102 解析部
103 変形特定部
104 検出値採用可否決定部
LB レーザ光
SE 正反射型センサ
P1、P2 濃度検出用試験画像
M1、M2 巻き癖部

Claims (11)

  1. 画像情報に基づいて形成される静電潜像を保持する静電潜像保持手段と、
    該静電潜像保持手段を帯電する帯電手段と、
    前記静電潜像を現像剤で現像する現像手段と、
    前記静電潜像保持手段に接触し得る状態で周回移動される無端状の搬送媒体で構成され、前記静電潜像保持手段上に形成された像の転写を受ける転写手段と、
    前記転写手段の表面に各色の濃度検出用試験画像を形成する形成手段と、
    前記転写手段の表面に対向して設けられ、前記転写手段の表面に転写された現像剤の検出を行う検出手段と、
    該検出手段による濃度検出用試験画像が形成された領域の検出と前記濃度検出用試験画像が形成されていない領域の検出とを制御する制御手段と、
    前記濃度検出用試験画像が形成された領域の検出結果と前記濃度検出用試験画像が形成されていない領域の検出結果とに基づいて、Vcln(現像剤像が形成されていない状態の検出値)とVpatch(濃度検出用試験画像濃度の検出値)の採用の可否を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記特定手段で特定された変形部での検出値に応じて、前記Vclnと前記Vpatchの採用の可否を決定する決定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    予め設定された範囲内の複数箇所において前記Vclnと前記Vpatchを検出するように前記検出手段を制御することを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、
    前記Vclnと前記Vpatchについて、それぞれの最大値と最小値の差を解析結果として算出することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記Vclnと前記Vpatchについて、その変動量が予め設定された閾値を超えたか否かを出力することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記決定手段は、
    前記Vclnと前記Vpatchの変動量の大きさに応じて重み付けをし、その平均値を出力することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記形成手段は、
    同色の前記濃度検出用試験画像を前記搬送媒体の搬送方向に直交させて複数形成する場合に、各濃度検出用試験画像を前記搬送方向にずらして形成することを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記複数の同色の濃度検出用試験画像は、前記搬送媒体の搬送方向に沿って一部が重なって形成されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記形成手段は、
    前記複数の同色の濃度検出用試験画像を、前記特定手段で特定された前記搬送媒体の巻き癖部の間隔または前記搬送媒体が巻き付けられる搬送用ローラの間隔とは異なる間隔で形成することを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 検出手段によるVcln(現像剤像が形成されていない状態の検出値)とVpatch(濃度検出用試験画像濃度の検出値)の検出を制御する制御過程と、
    該制御過程の制御により前記検出手段で検出された前記Vclnと前記Vpatchとを解析する解析過程と、
    解析結果に基づいて、転写手段における変形部での検出値を特定する特定過程と、
    を演算手段に実行させることを特徴とする処理プログラム。
  11. 前記特定された変形部での検出値に応じて、前記Vclnと前記Vpatchの採用の可否を決定する決定過程を演算手段に実行させることを特徴とする請求項10に記載の処理プログラム。
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