JP2011107307A - トナー濃度検出センサ - Google Patents

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智 佐々木
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善輝 片山
Hiromasa Seki
裕正 関
Natsuyo Azuma
奈津世 東
宏明 ▲高▼津
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Abstract

【課題】簡易な構成で、取り付け時に手間をかけることなく、トナー濃度の検出精度を向上することができるトナー濃度検出センサを提供すること。
【解決手段】トナー濃度検出センサ25は、LED52とフォトダイオード53a、53bが直線CLに沿って並ぶように実装された基板51上に、LED52からの出射光を絞るための孔61を有する規制部材54が装着されてなる。規制部材54の孔61の形状は、平面視で楕円状であり、径が直線CLに平行なX方向の径D1よりも直線CLに直交するY方向の径D2の方が大きくなっている。これにより、フォトダイオード53aに入射される反射光のスポット形状がY方向に長い楕円状になる。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体を有する画像形成装置に装着され、当該像担持体上に形成されたトナー像の濃度を検出するトナー濃度検出センサに関する。
複写機など画像形成装置では、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体上にトナーパッチを形成し、形成したトナーパッチの濃度をトナー濃度検出センサで検出して、その検出結果に基づいて形成画像の濃度が目標濃度になるように帯電電圧、露光量、現像バイアス電圧などの画像形成条件を調整する画像安定化制御が行われている。
トナー濃度検出センサとしては、LEDなどの発光素子と、フォトダイオードなどの受光素子とが基板上に間隔をおいて配置された光学センサが用いられることが多い。
発光素子は、像担持体上のトナーパッチに向けて光を出射する。出射された光は、ある程度絞られて(光量範囲を規制されて)、像担持体上のトナー像に向かう。
受光素子は、絞られた後の出射光のうち、像担持体上のトナーパッチで反射した反射光を受光し、受光量に応じた検出信号を出力する。
特開2003−202710号公報
光学センサからなるトナー濃度検出センサは、通常、発光素子と受光素子の並ぶ方向に細長い形状をしており、長手方向の両端部が画像形成装置に設けられた台座にネジなどで取り付けされることが多い。
この取り付けの際、画像形成装置の台座における座面の平面度のばらつきやネジによる取り付け精度のばらつきなどにより、トナー濃度検出センサが像担持体表面に正対する正規の姿勢から、例えばその長手方向を軸として軸周りに正規の姿勢から傾いた傾斜姿勢で取り付けられることがある。
このような傾斜姿勢で取り付けられると、その傾いた分だけ、受光素子の受光面上に形成される反射光のスポットの、受光面に対する位置が短手方向にずれることが生じる。
トナー濃度検出センサは、コスト低減等から小型化され、受光素子の受光面も面積の小さいものが用いられており、反射光のスポットの、受光面上での位置がずれると、受光量が正規の姿勢の場合に比べて低減するといったことが生じ易い。
このような光量低減という現象は、トナー濃度検出センサが傾斜姿勢で取り付けられた場合に加えて、センサ基板上において発光素子が実装位置のばらつきにより本来の位置から短手方向にずれた位置に実装されてしまった場合に、より顕著になって現れる。
トナー濃度検出センサの取り付け時の姿勢によって受光量がばらつくことになり、同じ濃度のトナーパッチでありながら、ある装置では適正な濃度と検出され、別の装置では適正ではないと誤検出するおそれが生じ、トナー濃度の検出精度が低下することになる。
なお、センサ取付工程で、一度取り付けたトナー濃度検出センサが正規の姿勢になっているか否かを確認し、正規の姿勢になっていなければ正規の姿勢になるように姿勢を微調整するという操作を時間をかけて行うことも考えられるが、大変な手間になってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、取り付け時に手間をかけることなく、トナー濃度の検出精度の向上を図ることができるトナー濃度検出センサを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係るトナー濃度検出センサは、像担持体を有する画像形成装置に装着され、当該像担持体上に形成されたトナー像の濃度を検出するトナー濃度検出センサであって、前記像担持体上のトナー像に向けて光を出射する発光部と、前記発光部と前記像担持体との間に位置し、前記発光部からの出射光を通過させつつその光束を絞る孔が設けられた規制部材と、前記規制部材に設けられた孔を通過した出射光のうち、前記像担持体上のトナー像で反射した反射光を受光して受光量に応じた信号を出力する受光部と、を備え、前記出射光の主光線と当該出射光の前記像担持体への入射位置における当該像担持体表面の法線とを含む平面を仮想したときに、前記孔の径が、前記平面に平行かつ前記法線に直交する第1の方向の径よりも前記平面に直交する第2の方向の径の方が大きいことを特徴とする。
また、前記受光部は、光電変換素子である第1の受光素子と第2の受光素子を含み、前記第1の受光素子は、前記像担持体上のトナー像が形成されていない部分で前記出射光が反射された場合における正反射光を受光する位置に配され、前記第2の受光素子は、前記像担持体上のトナー像で前記出射光が反射された場合における乱反射光を受光する位置に配されていることを特徴とする。
さらに、前記発光部と前記第1の受光素子と前記第2の受光素子が実装される基板を有し、前記基板上に前記第2の受光素子が前記第1の受光素子を挟んで前記発光素子と相対する位置に配されていることを特徴とする。
また、前記規制部材とは別の規制部材をさらに有し、前記別の規制部材は、前記正反射光の、前記像担持体から前記第1の受光素子までの光路の途中かつ前記乱反射光の、前記像担持体から前記第2の受光素子までの光路の途中の位置であり、両方の光路に跨るように配され、当該正反射光と当該乱反射光を通過させる、前記孔とは別の孔が設けられていることを特徴とする。
ここで、前記別の孔の径が前記第2の方向における径よりも前記第1の方向における径の方が大きいことを特徴とする。
さらに、前記規制部材と前記別の規制部材とが一体の部材であり、当該一体の部材に前記孔と前記別の孔が個別に設けられていることを特徴とする。
また、第1のレンズと第2のレンズをさらに有し、前記第1のレンズは、前記発光部からの出射光の、前記発光部から前記像担持体までの光路の途中に配され、前記第2のレンズは、前記正反射光の、前記像担持体から前記第1の受光素子までの光路の途中、かつ前記乱反射光の、前記像担持体から前記第2の受光素子までの光路の途中の位置に、両方の光路に跨るように配されていることを特徴とする。
ここで、前記第1のレンズと前記第2のレンズが一体成形されたものであることを特徴とする。
また、前記出射光の光束を絞るための孔の、前記第2の方向における径の大きさが、前記トナー濃度検出センサが正規の姿勢で装着された場合および前記正規の姿勢から前記第1の方向に平行な軸周りに所定角度の範囲内にずれた傾斜姿勢で装着された場合のいずれであっても、前記正反射光が前記第1の受光素子に入射されることにより形成されるスポットの範囲内に当該第1の受光素子の受光面が入るように、前記受光面の前記第2の方向長さと前記発光部から前記第1の受光素子までの光路長と前記所定の角度の大きさとの関係に基づいて規定されていることを特徴とする。
さらに、前記第1の受光素子による検出値と前記第2の受光素子による検出値の差分からトナー濃度検出信号を生成して出力する出力部を有することを特徴とする。
ここで、前記出力部は、前記像担持体上のトナー像が形成されていない部分で前記出射光が反射された場合における前記第1の受光素子の検出値が一定値になるように、前記発光部からの出射光の光量を調整する機能を有することを特徴とする。
また、前記像担持体は、移動体であり、前記第1の方向が前記移動体の移動方向に直交する方向と同じ向きであることを特徴とする。
さらに、前記出射光の光束を絞る孔の平面視における形状が楕円状または矩形状であることを特徴とする。
このように規制部材に設けられた孔の径を第1の方向より第2の方向における径の方が大きくなるようにすれば、発光部からの出射光が当該孔を通過する際にその光束の、第2の方向における絞りの範囲が緩和される。これにより、トナー濃度検出センサが第1の方向を軸とした場合の当該軸周りに傾いた傾斜姿勢で取り付けられた場合でも、傾いて取り付けられていない正規姿勢と比べて、受光部に到達する反射光の光量の低減する割合が少なくて済み、傾斜姿勢になったことにより受光部で受光される反射光の光量の低減に起因して生じる濃度検出精度の低下の防止を図れる。
そして、傾斜姿勢になっても誤検出に至らない程度の検出精度を得られる範囲内であれば良く、取付工程においてトナー濃度検出センサの姿勢を絶対的に正規の姿勢で取り付ける必要がなくなり、正規の姿勢になるまで調整を繰り返すという操作の手間が不要になって、取付工程を簡易化することが可能になる。
プリンタの全体の構成を示す図である。 トナー濃度検出センサが配設されている様子を図1の矢印B方向から見たときの概略斜視図である。 (a)は、トナー濃度検出センサの構成を示す分解斜視図であり、(b)は、トナー濃度検出センサに含まれる規制部材の平面図である。 トナー濃度検出センサが装置本体の筐体に取り付けられている様子と共にLEDからの出射光と中間転写ベルトからの反射光の光路の様子等を示す図である。 トナー濃度検出センサに含まれる2つのフォトダイオードによる濃度検出値とトナー濃度検出センサから出力されるセンサ検出値の関係を示すグラフである。 トナー濃度検出センサが傾斜姿勢で取着されている様子を示す図である。 比較例におけるスポットの形状の例を示す図である。 正反射光の受光面への入射量の光量分布を、実施の形態と比較例のそれぞれについてシミュレーションにより現したグラフである。 センサ取付時における傾斜角θ〔°〕の大きさとセンサ出力差分〔V〕との関係を、実施の形態と比較例のそれぞれについて示すグラフである。
以下、本発明に係るトナー濃度検出センサの実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した場合を例に説明する。
(1)プリンタの全体の構成
図1は、プリンタ10の全体の構成を示す図である。
同図に示すように、プリンタ10は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、画像プロセス部11と、給送部12と、定着部13と、制御部14を備え、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からの印刷(プリント)ジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック色からなるカラーの画像形成を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する。
画像プロセス部11は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部20Y、20M、20C、20K、中間転写ベルト21などを備えている。
作像部20Yは、感光体ドラム1と、その周囲に配設された帯電器2、露光部3、現像器4、一次転写ローラ5、感光体ドラム1を清掃するためのクリーナ6などを備えており、感光体ドラム1にY色のトナー像を作像する。この構成は、他の作像部20M〜20Kについて同様であり、作像部毎に対応する色のトナー像を感光体ドラム1上に作像する。
中間転写ベルト21は、無端状のベルトであり、駆動ローラ22と従動ローラ23に張架されて同図矢印方向に循環駆動される。
給送部12は、用紙Sを収容する給紙カセット31と、給紙カセット31内の用紙Sを搬送路37上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ32と、繰り出された用紙Sを搬送する搬送ローラ対33と、タイミングローラ対34と、二次転写位置351で中間転写ベルト21を挟んで駆動ローラ22に圧接される二次転写ローラ35などを備えている。
定着部13は、定着ローラと加圧ローラを備え、所定の定着温度でシートSを加熱、加圧してトナー像を定着させる。
制御部14は、外部の端末装置からの画像信号をY〜K色用のデジタル信号に変換し、各作像部の露光部3を駆動させるための駆動信号を生成して、その駆動信号により露光部3を駆動させる。これにより各露光部3からレーザビームが出射され、感光体ドラム1が露光走査される。
この露光走査を受ける前に、作像部毎に感光体ドラム1は、帯電器2により一様に帯電されており、レーザビームの露光により、感光体ドラム1に静電潜像が形成される。
各感光体ドラム1上の静電潜像は、対応する現像器4によりトナーで現像される。各色のトナー像は、対応する一次転写ローラ5により中間転写ベルト21上に一次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト21上の同じ位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。
上記の作像動作のタイミングに合わせて、給送部12からは、タイミングローラ対34を介して用紙Sが給送されて来ており、その用紙Sは、循環走行する中間転写ベルト21と二次転写ローラ35の間に挟まれて搬送され、二次転写位置351において中間転写ベルト21上のトナー像が二次転写ローラ35により用紙S上に二次転写される。
二次転写位置351を通過したシートSは、定着部13に搬送され、ここでトナー像が加熱、加圧されて用紙Sに定着された後、排出ローラ36を介して排出され、収容トレイ38に収容される。なお、中間転写ベルト21上の残留トナーなどの汚れは、クリーナ24により清掃される。
作像部20Kから中間転写ベルト21の走行方向に二次転写位置351までの間の位置には、トナー濃度検出センサ25a、25bが配設されている。
(2)トナー濃度検出センサの配置位置
図2は、トナー濃度検出センサ25a、25bが配設されている様子を、図1の矢印B方向から見たときの概略斜視図である。図2では、トナー濃度検出センサ25a、25bの位置関係を判り易くするため、二次転写ローラ35などの部材を省略して示している。
同図に示すように、トナー濃度検出センサ25a、25bは、中間転写ベルト21の表面(以下、「ベルト表面」という。)211に対向する位置であり、駆動ローラ22の軸方向に沿って並ぶように配置されている。
本実施の形態では、同図のX軸の方向が駆動ローラ22の軸方向(主走査方向)に相当し、Y軸の方向が副走査方向に相当するようになっている。
トナー濃度検出センサ25a、25bは、ベルト表面211に一次転写された各色のトナーパッチTの濃度を検出する反射型の光学センサである。
トナーパッチTは、画像安定化制御の実行の際、例えば電源スイッチがオンされたとき、所定枚数のプリントが実行される毎、装置周辺環境(温湿度など)の変動量が所定範囲を超えたとき、故障などのトラブルからの復帰時などに形成される。
トナー濃度検出センサ25a、25bは、ベルト表面211に形成されたトナーパッチTの濃度を検出して、その検出値を示すセンサ検出信号を制御部14に送る。
制御部14は、受信したセンサ検出値に基づいて適正な濃度が維持されるように現像バイアス電圧や帯電電圧などの画像形成条件を設定し、設定された画像形成条件を次回のプリント時に適用する。濃度検出後のトナーパッチTは、クリーナ24により清掃される。
以下、トナー濃度検出センサ25a、25bの構成を具体的に説明するが、いずれも同じ構成であるので、区別せずに、トナー濃度検出センサ25と表記する。
(3)トナー濃度検出センサの構成
図3(a)は、トナー濃度検出センサ25の構成を示す分解斜視図であり、図3(b)は、トナー濃度検出センサ25に含まれる規制部材54の平面図である。
図3(a)に示すように、トナー濃度検出センサ25は、基板51と、発光部52と、受光部53と、規制部材54と、レンズ55と、出力制御部56などを備える。
基板51は、X軸に沿って細長い形状をしており、基板51の表面には発光部52〜レンズ55が配置され、裏面には出力制御部56が配置されている。
発光部52は、例えばLEDなどの発光素子からなる。以下、LED52という。
受光部53は、例えば光電変換素子であるフォトダイオード(FD)などからなる3つの受光素子53a、53b、53cを備える。以下、FD53a〜53cという。
LED52、FD53a〜53cは、FD53c、LED52、FD53a、53bの順にX方向に平行な直線(以下、「中心線」という。)CL上に並ぶように基板51に実装されている。
FD53aは、後述のようにLED52からベルト表面211に向かって出射された光の、その反射光のうち正反射光を受光し、FD53bは、乱反射光を受光する。
FD53cは、LED52の近傍に配され、LED52からの出射光の一部を受光して、LED52への供給電流を制御するために用いられる。FD53a〜53cは、受光量の大きさに応じた検出(電気)信号を出力制御部56に出力する。
出力制御部56は、LED52とFD53a〜53cに電力を供給すると共に、FD53a、53bからの検出信号に基づきトナー濃度を求め、求めたトナー濃度を示すセンサ検出信号を制御部14に送る。また、FD53cからの検出信号に基づきLED52の発光量を調整する。トナー濃度の算出方法等については、後述する。
規制部材54は、例えば光を透過させない材料で形成された樹脂からなり、X方向に沿って細長い形状をしており、LED52とFD53a〜53cを覆うようにして基板51上に取り付けられている。
規制部材54には、LED52からの出射光を通過させるための孔61と、反射光を通過させるための孔62が設けられている。
孔61は、LED52からの出射光の光束を規制する(絞る)ために設けられたものであり、これにより出射光は、規制部材54の孔61を通過したものだけが中間転写ベルト21に向かうことになる。
孔61は、図3(b)に示すように平面視で、その径がX方向の大きさD1よりも、X軸に直交するY方向の大きさD2の方が大きな楕円状になっている。孔61の形状をX方向よりもY方向に大きくしたのは、濃度検出精度の向上を図るためである。この理由については後述する。孔62は、平面視でX方向に細長い楕円状の形状になっている。
例えば、規制部材54のY方向における幅が5〔mm〕、Z方向における厚みが5〔mm〕、孔61のD1が1.2〔mm〕、D2が1.3〔mm〕、孔62の長い方向の径が10〔mm〕、短い方の径が3〔mm〕とすることができる。
なお、同図は、孔61等の形状の特徴を判り易くするために誇張して描いており、実際の縮尺に合わされたものではない。このことは、他の図も同様である。
レンズ55は、規制部材54上に配置されており、LED52からの出射光を中間転写ベルト21に導くと共に、ベルト表面211からの反射光をFD53a、53bに導く。
図4(a)は、トナー濃度検出センサ25が装置本体の筐体90に取り付けられている様子と共にベルト表面211にトナーパッチTが形成されていない状態における出射光と反射光の光路の様子を示す図である。
同図に示すように、トナー濃度検出センサ25は、その基板51の長手方向両端部の裏面が装置筐体90に設けられた取付座面91、92に密着する状態でネジ99により取着されている。同図は、トナー濃度検出センサ25が正規の姿勢で取着されている様子を示している。正規の姿勢とは、ここでは取付座面91、92が同一の水平面に対して平行になっている状態でトナー濃度検出センサ25が取り付けられているときの姿勢をいう。
なお、同図において、Lmは、LED52からの出射光Lの光束の中心線(主光線)を示し、Fは、当該出射光Lの、ベルト表面211への入射位置(トナーパッチTの形成位置)を示し、Gは、入射位置Fにおけるベルト表面211の法線を示している。主光線Lmと法線Gを含む平面を仮想したとき、正規の姿勢において当該平面に平行であり法線Gに直交する方向がX方向に相当し、当該平面に直交する方向がY方向に相当する。
正規の姿勢は、取付座面91、92が水平であり、装置筐体90からの高さが同じ状態(同一水平面内)にあるときの姿勢なので、図4(b)に示すように取付座面91、92が法線Gに直交して、平板状の基板51の表面が法線Gに直交する状態になる。
図4(a)に戻り、LED52からの出射光Lは、その出射直後ではある程度発散するが、規制部材54の孔61を通過する際に絞られて、その後、レンズ55により中間転写ベルト21に導かれる。
図4(a)ではベルト表面211にはトナーパッチTが形成されていない、いわゆるベルト表面211が裸面の状態であり、出射光Lは、裸面のベルト表面211に当たると、ベルト表面211の法線Gに対して反射の法則に従い入射角に応じた角度で反射する。このときの反射光を正反射光Raという。正反射光Raは、レンズ55を通過して、規制部材54の孔62を介してFD53aに導かれる。
図4(c)は、正反射光RaがFD53aの受光面531に入射したときに形成されるスポットSの様子を示している。同図に示すようにスポットSは、その径がX方向よりY方向に長い楕円状になっている。これは、LED52からの出射光Lが規制部材54の楕円状をした孔61により絞られたことによる。
トナー濃度検出センサ25が正規の姿勢にあるときには、スポットSの中心(主光線の位置)が受光面531のY方向の中心に一致する(当該受光面531のY方向の中心が上記の仮想平面内に位置する)ように設計され、ここでは受光面531の全部がスポットSにより覆われるようになっている。
図4(d)は、ベルト表面211にトナーパッチTが形成されているときのLED52からの出射光Lとベルト表面211からの反射光の光路の様子を示している。
同図に示すように、出射光Lは、図4(a)の場合と同じであるが、トナーパッチTの形成領域に出射光Lが照射されたときの反射光の中には、隣り合うトナー粒子の隙間を通過してベルト表面211に当たって反射する光(これは、上記の正反射光Raといえる。)と、球形状のトナー粒子の表面に当たって四方に広がるように拡散する光(以下、「乱反射光Rd」という。)が含まれる。
トナーパッチTの濃度が濃くなるに連れて、隣り合うトナー粒子の隙間が狭くなり、ベルト表面211に当たって反射する正反射光Raの割合が減り、トナー粒子の表面に当たって拡散する乱反射光Rdの割合が増える。トナーパッチTの濃度がさらに濃くなり、隣り合うトナー粒子同士が接してトナーパッチTが層状になると、トナー粒子間に隙間がなくなって詰まったようになり、トナー粒子による鏡面状態が形成されるようになる。
トナー濃度の上昇に連れてベルト表面211からの正反射光Raの量は減るが、これに代わって、鏡面状態になったトナー層の部分で反射した、正反射光Raと同じ方向に向かう光(これも、正反射光Raに含めることとする。)が増えることになる。
正反射光Raと乱反射光Rdは、レンズ55を通過して、規制部材54の孔62を介してFD53a、53bに導かれ、FD53a、FD53bの受光面に入射される。
(4)トナーパッチTの濃度の高低によるFD53a、53bの検出値の関係
図5(a)は、FD53a、53bによるY色のトナーパッチTの濃度検出値とトナー濃度検出センサ25から出力されるセンサ検出値の関係を示すグラフである。
同図では、FD53a、53bの検出値とセンサ検出値を電圧で示しており、濃度が濃くなるに連れて出力電圧の値が小さくなる構成例を示している。
同図に示すように、トナーパッチTの濃度が低いときには、FD53aの検出値の方がFD53bの検出値よりも大きくなっている。これは、トナーパッチTの濃度が低いときには、トナーパッチTを構成するトナー粒子の、ベルト表面211上における単位領域当たりの個数が少なく、トナー粒子がベルト表面211上でまばらになって、ベルト表面211の裸面の部分で反射する正反射光Raの方がトナー粒子の表面で反射する乱反射光Rdよりも多くなり、FD53aの方がFD53bよりも受光量が多くなるからである。なお、トナー濃度が0とは、ベルト表面211が裸面の状態にあるときを示している。
トナーパッチTの濃度が濃くなるに連れて、FD53aの検出値が徐々に低下しつつFD53bの検出値が徐々に大きくなっている。これは、トナーパッチTの濃度が濃くなるに連れて、トナーパッチTを構成するトナー粒子の、ベルト表面211上における単位領域当たりの個数が多くなって、隣り合うトナー粒子の隙間が狭くなっていき、ベルト表面211の裸面の部分で反射する正反射光Raよりも、トナー粒子の表面で反射する乱反射光Rdの割合の方が多くなるからである。
同図のグラフでは、トナーパッチTの濃度が中〜高濃度、例えば3〔g/m〕付近を超える当たりでFD53aの検出値とFD53bの検出値の大小関係が逆転している。
図5(b)は、図5(a)の高濃度域Qの部分を抜き出して示した拡大図であり、高濃度域ではFD53aの検出値よりもFD53bの検出値の方が大きくなっていることが判る。これは、トナーパッチTの濃度が高濃度域まで濃くなるとトナー粒子の表面に当たって拡散する乱反射光Rdの割合が正反射光Raに比べて大変多くなったからである。
なお、FD53aの検出値がトナー濃度の3〔g/m〕付近を境に減少から増加に転じているのは、上記のようにベルト表面211からの正反射光Raの量は少なくなるが、トナー濃度の上昇に伴ってトナー層において鏡面状態になる部分が増えることになり、正反射光と同じ方向に反射する光の量が増えてくるからであると考えられる。
図5(b)の例では、高濃度域においてFD53aの検出値をp、FD53bの検出値をsとすると、検出値sが検出値pの略1.1倍の関係を有するものになっている。FD53a、53bの検出信号は、出力制御部56に送られる。
出力制御部56では、FD53aの検出値pとFD53bの検出値sの差分(ΔV:絶対値)に所定の係数、ここでは5を乗算した値をトナーパッチTの濃度の検出値(センサ検出値)として出力する。図5(a)の太い実線で示す曲線がセンサ検出値のグラフになる。所定の係数は、上記のものに限られず、センサ検出値として低濃度から高濃度までの濃度域において広い電圧範囲をとることが可能な適正値が予め設定される。
(5)トナー濃度検出センサ25が傾斜姿勢で取り付けられた場合
このような構成において、トナー濃度検出センサ25が傾斜姿勢、すなわち正規の姿勢から中心線CLを軸としてその軸周りに傾いた状態で取り付けられた場合について、図6を用いて説明する。
図6(a)は、水平面から角度θ°傾斜している取付座面91、92にトナー濃度検出センサ25が傾斜姿勢で取り付けられた場合の側面図を示している。角度θの大きさは、例えば1°程度までの範囲である。以下、図6(a)に示す方向に傾斜する場合をプラス(+)側、逆方向に傾斜する場合をマイナス(−)側として区別する場合がある。
図6(b)は、トナー濃度検出センサ25が正規の姿勢から角度+θ°だけ傾いた姿勢(傾斜姿勢)で取り付けられた場合に、ベルト表面211の裸面の部分で反射した正反射光RaによるスポットSが形成されている様子を示す平面図である。
同図に示すように、FD53aの受光面531に対するスポットSの位置が正規の姿勢に比べてY方向にずれた位置になっているが、受光面531がスポットSの領域内に入っていることが判る。スポットSの位置がずれたのは、トナー濃度検出センサ25が角度θ°傾いた姿勢で取り付けられたために、正規の姿勢のときに対してLED52からの出射光Lが角度θ°の分だけ斜めの角度でベルト表面211(裸面の部分)に当たり、斜めの角度で入射した分だけ、その反射光も斜めに向かって進行したからである。
このように傾斜姿勢になると、正規の姿勢に対してスポットSの位置がY方向にずれることが生じる。しかしながら、本実施の形態では出射光Lを絞るための孔61の形状が楕円状であり、孔61を通過した出射光による正反射光RaのスポットSの形状がX方向よりもY方向に長い楕円状になるようにしており、傾斜角θの大きさにもよるが、傾斜姿勢になっても受光面531がスポットSの領域内から外れるといったことを防止できる。
すなわち、傾斜姿勢になってもFD53a、53bの受光量が正規の姿勢のときに比べて大きく低下するといったことを抑制できる。
以下、傾斜姿勢でも受光量が大きく低下しないことを、図7〜図9を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に対する比較例として、平面視で規制部材54の孔61の形状を円形とした場合におけるスポットSの形状の例を示す図であり、図7(a)は正規の姿勢の場合、図7(b)は傾斜姿勢の場合をそれぞれ示している。
両図に示すように、スポットSの形状は円形になっている。これは、LED52からの出射光Lの絞りとしての規制部材に設けられた孔の形状が円形であることによる。
図7(a)の正規の姿勢の場合には、スポットSが受光面531の全体にかかっているが、図7(b)の傾斜姿勢の場合には、スポットSの位置が正規の姿勢の位置からY方向にθ°の傾斜に応じた分だけずれて、受光面531のうち、スポットSにかかっていない(外れている)部分が現れていることが判る。
このようになると、発明が解決しようとする課題の項で説明したように、受光量が正規の姿勢で取り付けられている場合に比べて大きく低減することになり、センサ取付時の姿勢によって受光量がばらつき、同じ濃度のトナーパッチでも、例えばある装置では適正な濃度と検出され、別の装置では適正ではないと誤検出するおそれが生じてしまう。
図8は、正反射光Raの受光面531への入射量の光量分布を、本実施の形態の構成(孔61の形状が楕円状)と上記の比較例の構成(孔の形状が円形)のそれぞれについてシミュレーションにより現したグラフである。図8(a)〜図8(c)が本実施の形態に対応するものであり、図8(d)〜図8(f)が比較例に対応するものである。
ここで、図8(a)は、受光面531とスポットSの位置関係を示しているが、横軸をY方向、縦軸をX方向としている。なお、スポットSのX方向上流側端辺がやや扁平状になっているのは、規制部材54の孔62の大きさと正反射光Rdの受光面531への入射角の大きさの関係から、正反射光Raが規制部材54の孔62を通過する際にその光束のうち、X方向上流側の一部が孔62のX方向上流側の端縁621(図3(b))に遮蔽されたためである。孔62の大きさの条件などを変えれば扁平は解消される。このことは、図8(d)について同様である。
図8(b)は、光量分布(放射照度)を2次元で現したものであり、図8(c)は、3次元で現したものである。放射照度の単位は、ワット/平方センチメートルである。
両図において、縦軸がX軸に、横軸がY軸に相当し、縦軸の値S1が光量分布を現す領域全体におけるX方向の最下流側の位置に、S9が最上流側の位置に、横軸の数値1がY方向の最上流側の位置に、数値9が最下流側の位置にそれぞれ相当する。
なお、太線で示す矩形は、受光面531の受光領域の外縁を示している。また、光量分布がY方向に沿って2つの大きな頂点が並ぶような分布になっているが、これはレンズ55の収差をシミュレーションの条件に入れているからある。
両図に示すように、スポットSの形状が楕円状の場合、光量の大きな部分がY方向に沿って長く続いており、図8(b)に示す状態に対して、スポットSと受光面531とが相対的にY方向に、例えば横軸の単位で「2」の大きさだけずれたとしても、受光面531はそのほとんどがスポットSによる照射範囲内に入ることになる。
これに対して、比較例の場合、図8(f)に示すようにスポットSが円形では、楕円に比べてY方向に沿って光量の大きな部分の続く領域の長さが短い。
このため、スポットSと受光面531とが相対的にY方向に上記例と同じ「2」の大きさだけずれると、受光面531のうち、Y方向の側端に位置する面部分がスポットSの照射範囲から外れることになる。
このように正反射光Raの受光面531への入射量の光量分布の結果から、本実施の形態のようにスポットSの形状がY方向に径が長くなる楕円状になるように規制部材54の孔61の形状を楕円状にすることにより、比較例(円形)の構成に比べてセンサ取付姿勢のばらつきによる受光量のばらつきが低減、換言すると受光量が安定することが判る。
図9(a)は、センサ取付時の傾斜角θ〔°〕の大きさとセンサ出力差分〔V〕との関係を示すグラフである。ここで、センサ出力差分〔V〕とは、正反射光Raに対する正規姿勢の場合のセンサ検出値を基準値としたとき、この基準値と、正規姿勢からθ〔°〕傾いた傾斜姿勢になったときのセンサ検出値との差分を示す単位である。センサ出力差分が大きいということは、正規姿勢に対する検出値ばらつきが大きいということになる。
同図では、実線のグラフが本実施の形態(孔の形状が楕円状)を、一点鎖線のグラフが比較例(孔の形状が円形)をそれぞれ示しており、2次関数の曲線のように変化する形状になっている。
同図に示すように、傾斜角θ〔°〕が大きくなるに連れてセンサ出力差分が大きくなるが、トナー濃度検出センサ25がプラス(+)側とマイナス(−)側のいずれの側に傾いた傾斜姿勢で取り付けられた場合でも、本実施の形態の方が比較例よりもセンサ出力差分が小さく、それだけ検出値のばらつきが抑制されることになる。
センサ出力差分の大きさは、検出値ばらつきの大きさを現すものということができ、傾斜姿勢で取り付けられた場合のその傾斜角θ〔°〕の大きさが、トナー濃度の検出値ばらつきとして許容される範囲内に入っていれば、傾斜姿勢で取り付けられても、少なくとも許容範囲内での検出精度を確保することができる。
センサ出力差分のある値、例えば、同図の値aを検出値ばらつきの幅の最大値に設定すれば、同じ検出値ばらつきの範囲であっても、本実施の形態の方が比較例よりも傾斜角の許容角度の範囲を大きくとることができる。
傾斜角の許容角度の範囲を大きくとれるということは、本実施の形態の方が比較例よりも、例えば装置本体の取付座面91、92の平面度のばらつきを許容する範囲を大きくとることができる。換言すると、平面度の精度が多少悪くても、センサ検出値が検出値ばらつきの許容範囲内に収まることになり、例えばセンサ取付時に許容範囲内に収めるべく微調整を繰り返すといった面倒な操作を抑制することができる。
図9(b)は、LED52の実装位置が基板51上の中心線CLからY方向にずれている場合のグラフの例を示している。LED52の実装位置のずれが生じている場合、傾斜角θが0〔°〕であってもセンサ出力差分が0にならず、センサ出力差分が0〔V〕のときの傾斜角(同図では、角度b)にあるときの姿勢が正規姿勢に相当することになる。
このような実装位置のずれが生じている場合でも、図9(a)と同様に、本実施の形態の方が比較例よりも検出値ばらつきを抑制できることが判る。
上記では、ベルト表面211にトナーパッチTが形成されていない裸面の部分で反射した正反射光RaがFD53aの受光面531に入射したときに形成されるスポットSの形状を例に説明したが、トナーパッチTが形成されているときも同様である。
すなわち、上記のようにトナーパッチTが低濃度の場合、隣り合うトナー粒子の隙間を通ってベルト表面211に当たって反射した正反射光RaがFD53aに入射される。
トナー濃度が濃くなるに連れて、ベルト表面211からの正反射光Raの量が少なくなるが、トナーパッチTが層状になることにより形成される鏡面状態の部分が多くなって、この鏡面状態の部分で反射する光の量が多くなり、この光が正反射光RaとしてFD53aに入射される。このように、トナー濃度が低から高濃度にかけてFD53aの受光面531には、上記と同様に楕円状のスポットSが形成されることになり、検出値ばらつきの抑制の効果を得られることになる。
(6)出力制御部56の機能について
出力制御部56は、上記のようにFD53a、53bの検出値p、sの差分ΔVに所定の係数を乗算する処理を行う機能を有しているが、これに加えて、LED52の発光量を可変制御する機能も有している。
この発光量の可変制御は、LED52への供給電流を一定値にすると、経時的なLED52の光量低減やベルト表面211の汚れなどに伴い、ベルト表面211からの正反射光Raの光量が徐々に低下するなど変化が生じることがあるため、当該正反射光Raの光量が一定値に維持されるように、LED52への供給電流を可変制御するものである。
具体的には、ベルト表面211の裸面の部分にLED52からの出射光Lを照射させたときの反射光によるセンサ検出値が一定値、図5(a)の例では3.1〔V〕になるようにLED52への供給電流を制御する方法がとられる。
このような制御を行うのは、FD53a、53bなどのフォトダイオードは、受光量に対して検出電圧がリニアになる受光量の範囲が限られており、受光量が少なすぎるとその範囲外になって、検出感度が低下する特性を有しているものが多いことによる。
具体的には、正反射光Raの光量が低下すると、FD53a、53bの受光量が低下し、特にベルト表面211が裸面の状態では乱反射光Rdの光量が少なくなり、検出感度が低い範囲で検出することが生じてしまう。これを避けるために、正反射光Raの光量が時間の経過に連れて低下しないように一定値を維持させることにより、センサ検出感度の良好な範囲での検出を行えるようにしたものである。
この制御によれば、比較例のように正規の姿勢と傾斜姿勢とで正反射光Raの受光量の差(ばらつき)が大きい場合に、その受光量の差が少なくなるように、LED52の発光量が上げられることになり、あたかも検出値ばらつきが生じ難くなるように思われる。
しかしながら、この制御をとると、逆に比較例の方が本実施の形態よりも検出値ばらつきが顕著になって現れることになる。
すなわち、傾斜姿勢になると、LED52の発光量が正規の姿勢よりも増えるが、トナー濃度が0のとき(ベルト表面211が裸面のとき)は、上記のように正規の姿勢でも傾斜姿勢でもFD53a、53bの検出値(電圧値)が略同じになる。
トナーパッチTが形成されているときには、その濃度が低、中、高濃度と上がるに連れて、上記のように正反射光Raの光量は低減から増加に転じ、乱反射光Rdは徐々に増加するようになる。
トナーパッチTが高濃度のときを考えると、比較例の場合、正反射光RaによるFD53aへの受光量が正規の姿勢でも傾斜姿勢でもあまり変わらない。これは、傾斜姿勢ではLED52の発光量が正規の姿勢よりも増えるが、FD53aの受光面531へのスポットSの位置がずれるために、受光できる光量自体が少なくなっており、正規の姿勢のときとの差がそれほど大きくならないからである。
一方、乱反射光Rdは、トナー粒子の表面で反射して四方に拡散した光なので、正規の姿勢でも傾斜姿勢でもFD53a、FD53bに入射され、その入射光の光量は、LED52からの出射光Lの光量が増えると多くなる。
傾斜姿勢では正規の姿勢よりもLED52からの出射光Lの光量が多くなっているので、乱反射光Rdの割合も増えることになり、乱反射光RdのFD53aへの入射光の光量は、正規の姿勢よりも増えることになる。
FD53aには正反射光Raと乱反射光Rdが入射して、これらが合わさった光がFD53aへの入射光となるため、傾斜姿勢では、正規の姿勢よりもFD53aへの入射光の光量が多くなる。
上記のようにFD53aへの入射光の光量とFD53aの検出値(電圧値)とは、入射光の光量が上がると検出値が上がるという関係にあり、かつFD53bの検出値がFD53aの検出値の1.1倍になるという関係があることを前提に、仮に図5(c)に示すように傾斜姿勢でのFD53aの検出値p´が正規の姿勢でのFD53aの検出値pの1.1倍になっていたとすれば、FD53bの検出値s´は、1.1×1.1×pになる。
この場合、検出値p´とs´の差分ΔV´は、約0.21pとなり、正規の姿勢のときの差分ΔV(=0.1p)よりも大きくなる。
センサ検出値は、差分ΔVに所定の係数を乗算して得られるので、差分ΔVが正規の姿勢と傾斜姿勢とで異なるということは、それだけ比較例では、センサ検出値がセンサ取付姿勢によってばらつくことになる。
トナーパッチTによるトナー濃度調整は、特に高濃度について画像形成条件を装置の状態に応じた適正値に設定することに意義があるので、高濃度のトナーパッチの検出結果に大きなばらつきが生じることは、適正なトナー濃度制御が実行されないことに繋がる。
これに対して、本実施の形態では、上記のように正規の姿勢でも傾斜姿勢でもFD53aへの正反射光Raの光量変化(受光量の差)が比較例に比べて大変小さい。
受光量の差が小さいということは、傾斜姿勢になったからといって正規の姿勢の場合に対してLED52の発光量を可変させる必要がない、または可変させてもほとんど変わらない程度に抑えられることになる。LED52の発光量が可変されない(またはほとんど変わらない)ということは、高濃度域においては、正規の姿勢と傾斜姿勢のいずれの姿勢にあっても、FD53bの検出値sがFD53aの検出値pの1.1倍になるという関係が略成立することになる。
この関係が成立するということは、本実施の形態では、比較例のように傾斜姿勢になるとFD53aの検出値p´が正規の姿勢での検出値pの1.1倍になるといったことが生ぜず、このことが生じない以上、FD53bの検出値s´が1.1×1.1×pになることも生じないことになる。このように、正反射光Raの光量を一定に維持する制御を行う構成において、正規の姿勢と傾斜姿勢のいずれの姿勢でも検出値ばらつきを比較例より低減することができるようになる。
上記では、比較例として孔の形状を円形にした場合を説明したが、円形に限られず、X方向に長い長穴や楕円などでも円形の場合と同様に検出値ばらつきが大きくなる。
また、Y色のトナーパッチTが形成された場合の例を説明したが、他の色でも同じ方法で検出される。なお、ブラック(K)色のトナーについてはLED52からの出射光Lが吸収されるため、トナーパッチTが高濃度になるに連れて反射光が少なくなる。従って、図5(a)で示す正反射光Raのグラフは、低濃度から高濃度域にかけて減少傾向になり、カラーであるY〜C色のように途中から増加に転じることがほとんど生じない。このようにK色は、Y〜C色とは反射光の特性が異なるので、制御部14において、作像部20Kと作像部20Y〜20Cとで別々にその特性に応じてプリント時に適正な濃度が得られるように画像形成条件が設定される。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、規制部材54に設けられた孔61の形状を平面視で楕円状としたが、これに限られない。LED52からの出射光Lの光束をその断面の径がX方向よりもY方向の方が長くなるように絞ることができる形状であれば良い。
例えば、矩形状とすることができる。トナー濃度検出センサ25が正規の姿勢において、X方向は、上記の仮想平面(LED52からの出射光Lの主光線Lmと、当該出射光Lのベルト表面211への入射位置F(トナーパッチ形成位置)におけるベルト表面211の法線Gを含む平面)に平行な方向かつ法線Gに直交する第1の方向に相当し、Y方向は、当該仮想平面に直交する第2の方向に相当するので、X方向の径D1<Y方向の径D2の関係を満たすように孔61の形状が決められる。
具体的には、トナー濃度検出センサ25が正規の姿勢で取り付けられた場合と、傾斜姿勢として許容される傾斜角度θまでの範囲内で傾いて取り付けられた場合のいずれであっても、ベルト表面211からの正反射光RaがFD53aに入射されることにより形成されるスポットSの範囲内にFD53aの受光面531が入るように、傾斜角度(所定の角度)θの大きさ、LED52からFD53aまでの光路長、FD53aの受光面531のY方向における長さなどの条件を考慮して、装置構成に適した孔61の径D1、D2の大きさが実験やシミュレーションなどから決められる。
レンズ55の収差、FD53aとFD53bの間隔を条件に入れているとしても良い。正反射光RaがFD53aに入射するがFD53bに入射しないようにするには、当該間隔が狭ければ径D1を狭めて光束を絞るなどすることになり、孔61の径を決める要素になる。また、孔62の形状をX方向に細長い楕円状としたが、これに限られず、装置構成によって例えば矩形状とすることもできる。
(2)上記実施の形態では、1つ(一体として)の規制部材54に出射光と反射光を通過させる2つの孔61、62を設けるとしたが、これに限られない。2つの規制部材の一方に孔61を、他方に孔62を設ける構成としても良い。
同様にレンズ55についても、一体成形されてなる1つのレンズに代えて、2つのレンズを設け、一方を出射光用、他方を反射光用としても構わない。なお、トナー濃度検出センサ25の構成によってはレンズを設けなくても良い場合があり得る。
また、出射光Lのベルト表面211への入射位置FからFD53aまでの間の反射光の光路途中にp波(入射面に対して垂直方向に振動する成分)だけを通過させる第1フィルタと、入射位置FからFD53bの間の反射光の光路途中にs波(入射面に対して平行方向に振動する成分)だけを通過させる第2フィルタとを設け、正反射光Raと乱反射光Rdに含まれるp波とが第1フィルタを通過してFD53aに入射され、乱反射光Rdに含まれるs波が乱反射光としてFD53bに入射される構成をとるとしても良い。
(3)上記実施の形態では、トナー濃度検出センサ25を、その長手方向(LED52とFD53aの並ぶ方向)がベルト走行方向に直交する方向に向くように配置するとしたが、これに限られない。例えば、ベルト走行方向に沿う方向に配置するとしても良い。
また、反射光を受光する受光素子として2つのFD53a、53bを備える構成例を説明したが、これに限られず、例えば1つのFDだけを備える構成とすることもできる。この構成の場合でも、上記と同様に取付姿勢による検出値ばらつきの抑制を図ることができる。また、1つの基板51の表面(平面)上にLED52、FD53aなどを実装するとしたが、これに限られず、例えば発光素子側のLED52と、受光素子側のFD53a、53bを別々の基板に実装する構成としても構わない。発光素子と受光素子が装着される部材が板状であることに限られないことはいうまでもない。
(4)上記実施の形態では、本発明に係るトナー濃度検出センサがタンデム型カラーデジタルプリンタに装着された場合の例を説明したが、装着対象の画像形成装置は当該プリンタに限られない。カラーやモノクロの画像形成に関わらず、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体上に形成されたトナー像の濃度を検出する画像形成装置一般、例えば複写機、FAX、MFP(Multiple Function Peripheral)等に適用できる。
また、発光素子としてLED、受光素子としてFDを用いた例を説明したが、LEDやFDに限られることはなく、例えば発光素子をレーザダイオード、受光素子をCCDなどとすることもできる。なお、規制部材54などの各部材の寸法、材料などが上記の数値や材料などに限られることもない。装置構成に応じて適宜、寸法などが決められる。さらに、正反射光Raの光量を一定に維持するためにLED52の発光量を可変制御する構成としたが、これに限られず、当該制御を行わない構成にも適用可能である。像担持体としては、上記のものに限られず、例えば感光体ベルトや中間転写ドラムなどでも良い。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明に係るトナー濃度検出センサは、トナー濃度の検出精度を向上させる技術として有用である。
10 画像形成装置
21 中間転写ベルト
25a、25b トナー濃度検出センサ
51 基板
52 LED
53a、53b、53c フォトダイオード
54 規制部材
55 レンズ
56 出力制御部
61、62 孔
90 装置本体
91、92 座面
211 ベルト表面
D1、D2 径
F 入射位置
G 法線
L 出射光
Lm 出射光の主光線
Ra 正反射光
Rd 乱反射光
T トナーパッチ
θ 傾斜角

Claims (13)

  1. 像担持体を有する画像形成装置に装着され、当該像担持体上に形成されたトナー像の濃度を検出するトナー濃度検出センサであって、
    前記像担持体上のトナー像に向けて光を出射する発光部と、
    前記発光部と前記像担持体との間に位置し、前記発光部からの出射光を通過させつつその光束を絞る孔が設けられた規制部材と、
    前記規制部材に設けられた孔を通過した出射光のうち、前記像担持体上のトナー像で反射した反射光を受光して受光量に応じた信号を出力する受光部と、を備え、
    前記出射光の主光線と当該出射光の前記像担持体への入射位置における当該像担持体表面の法線とを含む平面を仮想したときに、
    前記孔の径が、前記平面に平行かつ前記法線に直交する第1の方向の径よりも前記平面に直交する第2の方向の径の方が大きいことを特徴とするトナー濃度検出センサ。
  2. 前記受光部は、
    光電変換素子である第1の受光素子と第2の受光素子を含み、
    前記第1の受光素子は、
    前記像担持体上のトナー像が形成されていない部分で前記出射光が反射された場合における正反射光を受光する位置に配され、
    前記第2の受光素子は、
    前記像担持体上のトナー像で前記出射光が反射された場合における乱反射光を受光する位置に配されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー濃度検出センサ。
  3. 前記発光部と前記第1の受光素子と前記第2の受光素子が実装される基板を有し、
    前記基板上に前記第2の受光素子が前記第1の受光素子を挟んで前記発光素子と相対する位置に配されていることを特徴とする請求項2に記載のトナー濃度検出センサ。
  4. 前記規制部材とは別の規制部材をさらに有し、
    前記別の規制部材は、
    前記正反射光の、前記像担持体から前記第1の受光素子までの光路の途中かつ前記乱反射光の、前記像担持体から前記第2の受光素子までの光路の途中の位置であり、両方の光路に跨るように配され、当該正反射光と当該乱反射光を通過させる、前記孔とは別の孔が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のトナー濃度検出センサ。
  5. 前記別の孔の径が前記第2の方向における径よりも前記第1の方向における径の方が大きいことを特徴とする請求項4に記載のトナー濃度検出センサ。
  6. 前記規制部材と前記別の規制部材とが一体の部材であり、当該一体の部材に前記孔と前記別の孔が個別に設けられていることを特徴とする請求項4または5に記載のトナー濃度検出センサ。
  7. 第1のレンズと第2のレンズをさらに有し、
    前記第1のレンズは、
    前記発光部からの出射光の、前記発光部から前記像担持体までの光路の途中に配され、
    前記第2のレンズは、
    前記正反射光の、前記像担持体から前記第1の受光素子までの光路の途中、かつ前記乱反射光の、前記像担持体から前記第2の受光素子までの光路の途中の位置に、両方の光路に跨るように配されていることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のトナー濃度検出センサ。
  8. 前記第1のレンズと前記第2のレンズが一体成形されたものであることを特徴とする請求項7に記載のトナー濃度検出センサ。
  9. 前記出射光の光束を絞るための孔の、前記第2の方向における径の大きさが、
    前記トナー濃度検出センサが正規の姿勢で装着された場合および前記正規の姿勢から前記第1の方向に平行な軸周りに所定角度の範囲内にずれた傾斜姿勢で装着された場合のいずれであっても、前記正反射光が前記第1の受光素子に入射されることにより形成されるスポットの範囲内に当該第1の受光素子の受光面が入るように、前記受光面の前記第2の方向長さと前記発光部から前記第1の受光素子までの光路長と前記所定の角度の大きさとの関係に基づいて規定されていることを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載のトナー濃度検出センサ。
  10. 前記第1の受光素子による検出値と前記第2の受光素子による検出値の差分からトナー濃度検出信号を生成して出力する出力部を有することを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載のトナー濃度検出センサ。
  11. 前記出力部は、
    前記像担持体上のトナー像が形成されていない部分で前記出射光が反射された場合における前記第1の受光素子の検出値が一定値になるように、前記発光部からの出射光の光量を調整する機能を有することを特徴とする請求項10に記載のトナー濃度検出センサ。
  12. 前記像担持体は、移動体であり、
    前記第1の方向が前記移動体の移動方向に直交する方向と同じ向きであることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のトナー濃度検出センサ。
  13. 前記出射光の光束を絞る孔の平面視における形状が楕円状または矩形状であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のトナー濃度検出センサ。
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