JP2011106985A - レゾルバ - Google Patents

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知香 園原
Kazuhiro Goto
一裕 後藤
Toshihiro Kimura
利博 木村
Yuji Kanfu
勇治 関冨
Yuki Yamakawa
雄輝 山河
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Abstract

【課題】回転軸の軸方向に突出する複数のステータ側磁性体部を有するステータを備えるレゾルバにおいて、ロータの振動によって回転軸の回転位置の検出精度が低下するのを抑制する。
【解決手段】ステータ40の任意のステータピン44と外周面との距離が回転軸の回転に伴って正弦波状に変化する内周側部材32と、任意のステータピン44と内周面との距離が回転軸の回転に伴って正弦波状に変化する外周側部材34と、内周側部材32および外周側部材34に連結される連結用部材36とによりロータ30を形成し、内周側部材32や外周側部材34と複数のステータピン44とのギャップの変化に基づいて回転軸の回転位置を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レゾルバに関し、詳しくは、回転軸に連結されたロータと、回転軸を中心とする円周上に配置されて回転軸の軸方向に突出するように形成された複数のステータ側磁性体部を有するステータと、を備えるレゾルバに関する。
従来、この種のレゾルバとしては、回転軸の軸方向に突出する複数のコアを有するステータと、回転軸に連結されると共にステータの複数のコアから軸方向に離れて配置されて複数のコアに対向する面に凹凸が形成されたロータと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このレゾルバでは、複数のコアを軸方向に突出するよう形成することにより、コアへのコイル巻きの容易化やレゾルバの小型化を図っている。
特開2004−69359号公報
しかしながら、上述のレゾルバでは、回転軸の振動に伴ってロータが軸方向に振動したときには、ロータとステータとのギャップが変化し、回転軸の回転位置の検出精度が低下する場合がある。
本発明のレゾルバは、回転軸の軸方向に突出する複数のステータ側磁性体部を有するステータを備えるものにおいてロータの振動によって回転軸の回転位置の検出精度が低下するのを抑制することを主目的とする。
本発明のレゾルバは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のレゾルバは、
回転軸に連結されたロータと、前記回転軸を中心とする円周上に配置されて該回転軸の軸方向に突出するように形成された複数のステータ側磁性体部を有するステータと、を備えるレゾルバにおいて、
前記ロータは、前記複数のステータ側磁性体部より内周側に配置されて前記複数のステータ側磁性体部のうちの任意のステータ側磁性体部と外周面との距離が前記回転軸の回転に伴って正弦波状に変化するように形成されてなる内周側磁性体部材と、前記複数のステータ側磁性体部より外周側に配置されて前記任意のステータ側磁性体部と内周面との距離が前記回転軸の回転に伴って正弦波状に変化するように形成されてなる外周側磁性体部材と、前記内周側磁性体部材および前記外周側磁性体部材とに連結されてなる非磁性の連結用部材と、により形成されてなる、
ことを特徴とする。
この本発明のレゾルバでは、回転軸の回転に伴ってロータが回転したときには、複数の固定子側磁性体部のうちの任意の固定子側磁性体部と内周側磁性体部材の外周面との距離が正弦波状に変化すると共に任意の固定子側磁性体部と外周側磁性体部材の内周面との距離が正弦波状に変化する。これにより、複数の固定子側磁性体部の各々と内周側磁性体部材および外周側磁性体部材との距離の回転軸の回転に伴う変化に基づいて回転軸の回転位置を検出することができる。即ち、本発明のレゾルバでは、ステータの複数のステータ側磁性体部の各々とロータの内周側磁性体部材および外周側磁性体部材との距離が回転軸の回転に伴って径方向に変化することに基づいて回転軸の回転位置を検出するのである。これにより、ステータに対してロータが軸方向に移動したとしても、任意のステータ側磁性体部と内周側磁性体部材および外周側磁性体部材との距離への影響は小さいため、回転軸の回転位置の検出精度が低下するのを抑制することができる。したがって、こうした構成により、ロータの振動によって回転軸の回転位置の検出精度が低下するのを抑制することができる。
本発明の一実施例としてのレゾルバ20の概略を示す斜視図である。 図1のレゾルバ20のA−A面から視たAA視図である。 図1のレゾルバ20のB−B断面を示す断面図である。 実施例のロータ30の分解斜視図の一例を示す。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのレゾルバ20の概略を示す斜視図であり、図2は、図1のレゾルバ20をA−A面から視たAA視図であり、図3は、図1のレゾルバ20をB−B断面を示す断面図である。なお、図1および図3では、見易さを考慮して、ロータ30の連結部36の図示を省略している。実施例のレゾルバ20は、例えば電動機などの回転軸に取り付けられてその回転軸の回転位置を検出するレゾルバとして構成されており、図1〜図3に示すように、回転軸に連結されるロータ30と、図示しないケースなどに固定されるステータ40と、を備える。
ステータ40は、例えば電磁鋼板などの磁性部材により形成され、板状のヨーク部42と、ヨーク部42の面上に配置されて回転軸の軸方向(以下、単に「軸方向」という)に突出する円柱形状の複数のステータピン44とから形成されている。ステータピン44は、回転軸の軸中心Oから距離Lsだけ離れた位置に即ち距離Lsを半径とする円周上にそれぞれ配置される。複数のステータピン44は、1相以上の入力用のコイル46と、互いに電気角が異なる2相以上の出力用のコイル46とが集中巻き又は分布巻きによって巻回されている。
図4に、実施例のロータ30の分解斜視図の一例を示す。ロータ30は、図1〜図4に示すように、例えば電磁鋼板などの磁性部材により形成されてステータ40の複数のステータピン44より内周側に配置される内周側部材32と、例えば電磁鋼板などの磁性部材により形成されて複数のステータピン44より外周側に配置される外周側部材34と、例えばアルミや樹脂などの非磁性部材により形成されて内周側部材32および外周側部材34に連結される連結用部材36と、から形成される。
内周側部材32や外周側部材34は、複数のステータピン44のうちの任意のステータピン44と内周側部材32の外周面との距離である内周側距離Lr1およびこの任意のステータピン44と外周側部材34の内周面との距離である外周側距離Lr2がロータ30の回転に伴って正弦波状に変化するように形成されている。実施例では、内周側部材32の外周面は、軸中心Oからの距離Rinが基準角からの角度θに対して次式(1)の関係になるよう形成され、外周側部材34の内周面は、軸中心Oからの距離Routが基準角からの角度θに対して次式(2)の関係となるように形成されている。式(1)および式(2)中、「Ain」は、内周側部材32の外周面の軸中心Oからの距離Rinが最も短くなるときの距離に相当し、「Aout」は、外周側部材34の内周面の軸中心Oからの距離Routが最も長くなるときの距離に相当し、「B」は、内周側距離Lr1および外周側距離Lr2のロータ30の回転に伴う正弦波状の変化の振幅に相当し、「N」は、ロータ30が1回転するときの内周側距離Lr1および外周側距離Lr2の正弦波状の変化の振動数に相当し、それぞれ適宜定めた値を用いることができる。なお、図1〜図4の例では「N」が値3の場合を示している。また、内周側部材32の内周面や外周側部材34の外周面は真円状にそれぞれ形成されるものとした。このように内周側部材32や外周側部材34を形成することにより、内周側部材32の外周面と任意のステータピン44との内周側距離Lr1および外周側部材34の内周面と任意のステータピン44との外周側距離Lr2は、それぞれ式(3)および式(4)で表され、ロータ30の回転に伴って正弦波状に等しく変化する。
Rin=Ain+B・(sin(N・θ)+1) (1)
Rout=Aout-B・(sin(N・θ)+1) (2)
Lr1=Ls-Rin=Ls-Ain-B・(sin(N・θ)+1) (3)
Lr2=Rout-Ls=Aout-Ls-B・(sin(N・θ)+1) (4)
連結用部材36は、例えば、アルミなどにより形成する場合には、内周側部材32および外周側部材34に対してアルミなどの板材をかしめることにより形成することができ、樹脂などにより形成する場合には、内周側部材32および外周側部材34を型枠に配置して樹脂などを流し込むことにより形成することができる。また、連結用部材36には、複数のステータピン44とのギャップを確保するための溝37が形成されている。
こうして構成された実施例のレゾルバ20では、ロータ30に連結された回転軸の回転位置を検出するときには、ステータ40の複数のステータピン44に巻回された入力用のコイルに一定の周波数および一定の振幅の交流電流を流し、出力用のコイルのコイル間の電位差(出力電圧)をそれぞれ検出する。入力用のコイルに交流電流を流すと、入力用のコイルから内周側部材32や外周側部材34を介して出力用のコイルに磁力が作用し出力電圧が生じる。この出力電圧は、内周側部材32や外周側部材34とステータピン44との磁気抵抗に応じた電圧となるから、内周側部材32や外周側部材34とステータピン44とのギャップの変化に応じて値が変化し、出力用のコイルの出力電圧を検出することによってロータ30に連結された回転軸の回転位置を検出することができる。なお、検出された出力電圧に基づいて回転軸の回転位置を検出する処理については、本発明の中核をなさないため、詳細な説明は省略する。実施例のレゾルバ20では、上述したように、複数のステータピン44の内周側に内周側部材32が配置されると共に外周側に外周側部材34が配置されるようにロータ30が形成されており、ステータピン44と内周側部材32や外周側部材34とのギャップ(内周側距離Lr1や外周側距離Lr2)は径方向のものである。このため、ロータ30が軸方向に移動したとしても、出力用のコイルの出力電圧への影響は小さい。また、ロータ30がステータ40に対して径方向に移動したとしても、内周側部材32の外周面とステータピン44との内周側距離Lr1と、外周側部材34の内周面とステータピン44との外周側距離Lr2とは反対方向に変化し、入力用のコイルから内周側部材32を介して出力用のコイルに作用する磁力の変化と入力用のコイルから外周側部材34を介して出力用のコイルに作用する磁力の変化とが互いに相殺され、ロータとして内周側部材32のみを備えるものや外周側部材34のみを備えるものに比して出力用のコイルの出力電圧への影響を小さくすることができる。したがって、こうした構成により、ロータ30の振動によって回転軸の回転位置の検出精度が低下するのを抑制することができるのである。
以上説明した実施例のレゾルバ20によれば、ステータ40の任意のステータピン44と外周面との内周側距離Lr1が回転軸の回転に伴って正弦波状に変化する内周側部材32と、任意のステータピン44と内周面との外周側距離Lr2が回転軸の回転に伴って正弦波状に変化する外周側部材34と、内周側部材32および外周側部材34に連結される連結用部材36とによりロータ30を形成し、径方向の距離である内周側距離Lr1や外周側距離Lr2の変化に基づいて回転軸の回転位置を検出するから、ロータ30が軸方向に移動したとしても出力用のコイルの出力電圧への影響を小さくすることができると共に、ロータ30が径方向に移動したとしても内周側部材32のみを備えるものや外周側部材34のみを備えるものに比して出力用のコイルの出力電圧への影響を小さくすることができる。したがって、こうした構成によりロータ30の振動によって回転位置の検出精度が低下するのを抑制することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ステータ40の複数のステータピン44より内周側に配置されて任意のステータピン44と外周面との距離が回転軸の回転に伴って正弦波状に変化する内周側部材32と、複数のステータピン44より外周側に配置されて任意のステータピン44と内周面との距離が回転軸の回転に伴って正弦波状に変化する外周側部材34と、内周側部材32および外周側部材34に連結される連結用部材36と、から形成されるロータ30が「ロータ」に相当し、回転軸の軸方向に突出する複数のステータピン44を有するステータ40が「ステータ」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、レゾルバの製造産業などに利用可能である。
20 レゾルバ、30 ロータ、32 内周側部材、34 外周側部材、36 連結用部材、37 溝、40 ステータ、42 ヨーク部、44 ステータピン、46 コイル、Ls,Rin,Rout 距離、Lr1 内周側距離、Lr2 外周側距離、O 軸中心。

Claims (1)

  1. 回転軸に連結されたロータと、前記回転軸を中心とする円周上に配置されて該回転軸の軸方向に突出するように形成された複数のステータ側磁性体部を有するステータと、を備えるレゾルバにおいて、
    前記ロータは、前記複数のステータ側磁性体部より内周側に配置されて前記複数のステータ側磁性体部のうちの任意のステータ側磁性体部と外周面との距離が前記回転軸の回転に伴って正弦波状に変化するように形成されてなる内周側磁性体部材と、前記複数のステータ側磁性体部より外周側に配置されて前記任意のステータ側磁性体部と内周面との距離が前記回転軸の回転に伴って正弦波状に変化するように形成されてなる外周側磁性体部材と、前記内周側磁性体部材および前記外周側磁性体部材とに連結されてなる非磁性の連結用部材と、により形成されてなる、
    ことを特徴とするレゾルバ。
JP2009262865A 2009-11-18 2009-11-18 レゾルバ Withdrawn JP2011106985A (ja)

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