JP2011106412A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気中のNOx浄化を好適に行いつつ装置の小型化を図る。
【解決手段】本SCRシステムには、エンジンの排気通路においてSCR触媒13が設けられ、更にSCR触媒13よりも上流側にNOx還元剤(アンモニア)を供給する還元剤供給部15が設けられている。また、排気通路において還元剤供給部15の上流側には、排気通路の排ガスに旋回流を発生させる旋回流発生部としてのサイクロン機構30が設けられている。本システムにおいて特に、サイクロン機構30は、排ガスが、排気通路の下流側から上流側へ流れる排気逆流領域を形成するものであり、該排気逆流領域に還元剤供給部15がNOx還元剤を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関するものであり、特に還元剤としてのアンモニアにより排気中の窒素酸化物(NOx)を選択的に浄化する選択還元型触媒(SCR触媒)を採用した排気浄化システムを好適に実現するものである。
近年、自動車等に適用されるエンジン(特にディーゼルエンジン)において、排気中のNOxを高い浄化率で浄化する排気浄化システムとしてSCRシステムの開発が進められており、一部実用化に至っている。SCRシステムとしては次の構成が知られている。すなわち、SCRシステムでは、エンジン本体に接続された排気管に選択還元型のNOx触媒が設けられ、その排気上流側にNOx還元剤(アンモニアやHC等)を供給する還元剤供給弁が設けられている。そして、還元剤供給弁から排気管内に供給されたNOx還元剤と排気中のNOxとがNOx触媒上で反応することにより、排気中のNOxが選択的に還元・浄化される。
排気浄化システムにおいて良好なNOx浄化効果を得るには、NOx還元剤が排気中で十分に分散されることが必要である。そこで、排気管中に供給されたNOx還元剤を分散させるための手段が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の排気浄化システムには、触媒へ向かう排ガスに旋回流を生じさせるための手段として、還元剤供給弁の下流部であって触媒の上流部の排気管部分に、渦巻状にねじった螺旋形の通路構造が構築されている。また、還元剤供給弁が、その先端部分の噴射部を触媒の入口端面へ向けるように配置されている。そして、この螺旋形の通路内を旋回している排ガス流へ還元剤供給弁からのNOx還元剤を噴射することにより、NOx還元剤が触媒へ導入される前にNOx還元剤と排ガスとが十分に混合されるようにしている。
特開2009−156075号公報
特許文献1のシステムでは、還元剤供給弁からのNOx還元剤を触媒に向けて供給している。この場合、排気中に供給されたNOx還元剤を触媒導入前に排気と十分に混合させるには、還元剤供給弁から触媒までの距離を十分に確保する必要がある。そのため、上記特許文献1ではシステムが大型化することが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、排気中のNOx浄化を好適に行いつつ装置の小型化を図ることができる内燃機関の排気浄化装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、内燃機関の排気通路に設けられた選択還元型触媒と、前記排気通路において前記選択還元型触媒よりも上流側にNOx還元剤を供給する還元剤供給手段とを備える内燃機関の排気浄化装置に関するものである。請求項1に記載の発明は、前記還元剤供給手段の上流側に設けられ、前記排気通路の排ガスに旋回流を発生させる旋回流発生部を備え、前記旋回流発生部は、前記排ガスが前記排気通路の下流側から上流側へ流れる排気逆流領域を形成するものであり、該排気逆流領域に前記還元剤供給手段が前記NOx還元剤を供給することを特徴とする。
選択還元型触媒により排気中のNOxを選択的に浄化するシステムでは、排気通路において選択還元型触媒の上流側に還元剤供給手段を設け、その還元剤供給手段によりNOx還元剤を供給している。このとき、NOx浄化率を高めるには、NOx還元剤が触媒に導入される前にNOx還元剤を排気中に十分に分散させる必要がある。ところが、供給されたNOx還元剤が触媒に到達するまでの移動距離を十分に確保すべく還元剤供給手段と選択還元型触媒との距離を十分に保とうとすると、システムが大型化してしまうことが懸念される。
ここで、本発明者は、触媒上流側に排ガスの旋回流を発生させた場合、排気通路において遠心力による圧力勾配が生じ、これにより、排ガスが、触媒へ向かう方向とは逆方向に流れる領域が形成されることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明では、排ガスの旋回流を発生させることによって排気通路に排ガスの逆流領域を形成し、その排気逆流領域に還元剤供給手段によりNOx還元剤を供給する。これにより、還元剤供給手段からのNOx還元剤が、逆流方向の排ガスの流れに乗って一旦触媒とは反対方向に移送された後、今度は旋回流に乗って触媒に向かう方向へ移送される。したがって、還元剤供給手段と選択還元型触媒とを近接して配置したとしても、排ガス中にNOx還元剤を拡散させるのに十分な距離を確保することができる。よって、本発明によれば、NOxの浄化能力を維持しつつシステムのコンパクト化を図ることができる。
具体的には、請求項2に記載の発明のように、前記旋回流発生部が、前記排気通路の径方向中央部に前記排気逆流領域を形成し、前記還元剤供給手段が、前記NOx還元剤を放出する放出口を有し、該放出口が前記径方向中央部に配置されているものとするとよい。旋回流による圧力勾配は、その旋回心から放射方向に向かって圧力が増大することにより形成される。つまり、排気通路では、外周部に比べて中央部において圧力が低くなっている。ここで、排気通路の中央部について、軸線方向(排ガスの流れ方向)の圧力に着目すると、旋回流発生部の近傍では旋回流の流速がより早いため圧力が低く、旋回流発生部から離れるほど旋回流の流速が遅くなるため圧力が高くなっている。したがって、排気通路の中央部では、軸線方向の圧力勾配が形成されており、この圧力勾配により触媒から旋回流発生部へ向かう方向への排気の流れ(逆流)が生じる。
好ましくは、請求項3に記載の発明のように、前記排気通路が、所定の通路径からなる小径部と、前記小径部よりも下流側に設けられ該小径部よりも通路径が大きい大径部とを有し、前記旋回流発生部が前記小径部に配置され、前記選択還元型触媒が前記大径部に配置されているものとする。こうすることにより、触媒での通路径を旋回流発生部での通路径と同一径とする場合に比べ、触媒入口直前における旋回流の流速が小さくなる、すなわち排気通路の中央部の圧力が高くなる。よって、排気通路の中央部において旋回流発生部と触媒との間の圧力勾配を大きくすることができ、ひいては排ガスの逆流形成を好適に行うことができる。
請求項4に記載の発明では、前記還元剤供給手段が、前記小径部よりも下流側の前記排気逆流領域に前記NOx還元剤を供給する。こうすれば、NOx還元剤の逆流方向への移動距離が長くなり、NOx還元剤を排気中に十分に分散させることができる。また、装置の小型化を好適に実施できる。
好ましくは、請求項5に記載の発明のように、前記小径部と前記大径部との間に排気下流側に向けて拡径する拡径部を有し、前記還元剤供給手段が、前記拡径部又は前記大径部における前記排気逆流領域に前記NOx還元剤を供給するとよい。旋回流発生部と触媒との間に拡径部が設けられている場合、排気通路の拡径に沿って排気逆流領域が形成されることにより、排気逆流領域を排気通路の径方向に広げることができる。したがって、NOx還元剤を確実に逆流方向の排ガス中に供給することができる。
請求項6に記載の発明のように、前記還元剤供給手段が、前記NOx還元剤を放出する放出口を複数備えており、該放出口が、排ガスの流れ方向の異なる位置に配置されているものとしてもよい。排気逆流領域では、排ガスの流れ方向の各位置で旋回流の流速が相違し、これに起因して排ガスの逆流方向への流通状態がそれぞれの位置で相違することが考えられる。そこで、上記のとおり、排ガスの流れ方向の異なる複数位置でNOx還元剤を供給することにより、NOx還元剤の分散状態を良好にすることが可能になる。
NOx還元剤を液体状態で供給する場合と気体状態で供給する場合とを比較すると、気体の方が液体よりも軽いため、気体の方が排ガスの逆流に乗って移動しやすい。また、気体のNOx還元剤は液体のものに比べて排気中におけるNOx還元剤の分散性が低く、排気中への分散の促進を行う必要性が高い。したがって、請求項7に記載の発明のように、前記還元剤供給手段が、前記NOx還元剤を気体状態で前記排気逆流領域に供給することにより、NOx還元剤を排気中に均一に分散させるといった効果を好適に得ることができる。
SCRシステムの概要を示す構成図。 サイクロン機構を示す拡大断面図。 図2のA−A断面図。 サイクロン機構下流側における排ガスの流れの様子を説明するための図。 SCRシステムの他の実施形態の一例を示す図。 ガス放出口の配置の他の実施形態の一例を示す図。 ガス放出口の配置の他の実施形態の一例を示す図。 サイクロン機構の他の実施形態の一例を示す図。 サイクロン機構の他の実施形態の一例を示す図。 サイクロン機構の他の実施形態の一例を示す図。 PM捕集器及びサイクロン機構を搭載するシステムの概略構成を示す図。 PM捕集器及びサイクロン機構を搭載するシステムの概略構成を示す図。
以下、本発明に係る排気浄化システムを具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態の排気浄化システムは、選択還元型触媒を用いて排ガス中のNOxを浄化するものであり、SCRシステムとして構築されている。はじめに、図1を参照してこのシステムの構成について詳述する。図1は、本実施形態に係るSCRシステムの概要を示す構成図である。
図1に示すように、本システムは、自動車に搭載されたディーゼルエンジンにより排出される排ガスを浄化対象として、排ガスを浄化するための各種アクチュエータ及び各種センサ、並びに電子制御ユニット(ECU)40等を有して構築されている。
図1のエンジン排気系には、エンジン本体に接続され排気通路を形成する断面円形の排気管11が設けられており、その排気管11に、排気上流側から順にDPF(Diesel Particulate Filter)12、選択還元型触媒(以下、SCR触媒という)13が配設されている。
DPF12は、排ガス中のPM(粒子状物質)を捕集するPM除去用フィルタである。DPF12に捕集されたPMは、ディーゼルエンジンにおけるメイン燃料噴射後のポスト噴射等により燃焼除去され(再生処理され)、これによりDPF12の継続使用が可能になっている。
SCR触媒13は、還元剤供給部15から供給されるアンモニア(NH3)によるNOxの還元反応(排気浄化反応)を促進するものである。具体的には、例えば、
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O …(式1)
6NO2+8NH3→7N2+12H2O …(式2)
NO+NO2+2NH3→2N2+3H2O …(式3)
といった反応を促進することにより、排ガス中のNOxを還元してN2とH2Oとに変化させる。これにより、排ガス中のNOxが大気中に放出されないようにしている。本システムでは、SCR触媒13が、断面円形状のケーシング14内に形成された中空部の一部に充填されている。なお、ケーシング14における中空部は、排気通路の一部を構成している。
還元剤供給部15は、排気通路においてSCR触媒13の上流側にNOx還元剤としてのアンモニアを供給するものであり、本実施形態では特に、アンモニアを気体状態で排気通路に供給するものとして構成されている。具体的には、還元剤供給部15は、アンモニアガス(NH3ガス)の発生源を貯蔵するとともにそのガス発生源からアンモニアガスを発生させるNH3ガス発生部16と、NH3ガス発生部16から発生されるNH3ガスを排気通路に誘導するガス配管17と、ガス配管17の先端部に設けられガス配管17内のアンモニアガスを放出するガス放出口18とが設けられている。また、ガス配管17の中途部分には、電磁式の開閉弁19が設けられている。本システムでは、NH3ガス発生部16におけるアンモニアの圧力や温度等を監視しつつ、開閉弁19の開弁時間又は開度が調整されることにより、ガス放出口18から排気通路に添加されるアンモニア量が調整される。
なお、NH3ガス発生部16に貯蔵されるNH3ガス発生源については、NH3ガスを発生可能であればその状態は特に限定せず、液体であってもよいし固体であってもよい。例えば、NH3ガス発生部16を、液体アンモニアを貯蔵する高圧ボンベとしての液体貯蔵部と、液体貯蔵部内の液体アンモニアを減圧操作により気体アンモニアとする減圧部とを備えるものとする。この場合、液体から気体に状態変化したアンモニア(NH3ガス)が排気通路に供給される。あるいは、NH3ガス発生部16を、固体尿素を貯蔵する固体貯蔵部と、固体貯蔵部内の固体尿素を加熱する加熱部とを備えるものとする。この場合、固体尿素の加熱により発生したアンモニアガスが排気通路に供給される。
その他、排気管11には、SCR触媒13の下流側において、NOx検出部(NOxセンサ)と排気温検出部(排気温センサ)とが内蔵された排気センサ21が設けられている。この排気センサ21により、SCR触媒13の下流側にて排ガス中のNOx量(SCR触媒13によるNOxの浄化率)及び排ガスの温度が検出される。また、排気管11においてSCR触媒13の更に下流には、排ガス中のアンモニア(NH3)を除去するためのアンモニア除去装置22(例えば酸化触媒)が設けられている。
上記システムにおいて、電子制御ユニットとして主体的に排気浄化に係る制御を行う部分がECU40である。ECU40は、周知の通りCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行する。すなわち、ECU40のマイコンは、前述した各種センサの検出値に基づいて、所望とされる態様で開閉弁19などを作動させる。これにより、排気浄化に係る各種の制御を行う。
具体的には、ECU40のマイコンは、エンジン運転中において、排気センサ21の検出信号に基づいてSCR触媒13の下流側におけるNOx量を算出し、算出したNOx量に基づいて、SCR触媒13の上流側にガス放出口18から排出されるアンモニア量を制御する。この場合、排気センサ21で検出されるNOx量が多いほどアンモニアがより多く必要となる。一方、アンモニアが過剰に供給されると、NOx還元反応に使用されず、SCR触媒13に吸着されない余剰分のアンモニアが排ガスに混じって大気放出されるおそれがある。そこで、マイコンは、排気センサ21で検出されるNOx量に応じた適正量のアンモニアがガス放出口18から排気通路に排出されるようアンモニア供給量を制御している。
ところで、排ガス中のNOx浄化を十分に行うには、還元剤供給部15から放出されたアンモニアガスを排ガス中に均一に分散させ、これによりSCR触媒13でのNOx還元反応が高効率で行われるようにする必要がある。そこで、本システムには、排気通路において、排気通路を通過する排ガスに旋回流を発生させることで排ガスとNOx還元剤とを混合させるための旋回流発生部としてのサイクロン機構30が設けられている。
図2は、サイクロン機構30を示す拡大断面図である。図2において、サイクロン機構30は、排気管11において、SCR触媒13及び還元剤供給部15(ガス放出口18)の上流側に配設されている。詳しくは、SCR触媒13が充填されたケーシング14は、その排気上流側の端部において、排気管11aに対して図示しないボルト及びナットで締結されており、その排気管11aの中空部(排気通路)にサイクロン機構30が取り付けられている。
サイクロン機構30は、複数の(本実施形態では4枚の)フィン31を備えている。図3に、フィン31を説明するための図2のA−A断面図を示す。図3に示すように、フィン31は、排気管11aの軸線L1(図2参照)を中心とした周方向に等間隔で配置されており、これらの各フィン31が、排ガスの流れ方向に対して角度αだけ傾いた状態になっている(図2参照)。隣接するフィン31の間には、排ガスが通過可能な流通孔33が形成されている。このフィン31において、排気管11aの径方向における外縁部31aの少なくとも一部が、排気管11aの内周壁に溶接等により固定されている。
図2の説明に戻り、フィン31の内縁部31bにより、円錐状のコーン部32が支持されている。コーン部32は、その軸線が排気管11aの軸線L1に一致されており、先端部を排気上流側に向けている。また、各フィン31の内縁部31bにおいて、排気下流側にはキャップ部34が設けられている。
排気管11aを通過する排ガスは、コーン部32により排気通路の外周側に誘導される。これにより、排ガスの流れ方向が、軸線L1に沿った方向から外周方向に変更される。また、外周側に誘導された排ガスは、各フィン31に衝突しつつ流通孔33(図3参照)を通過する。このとき、排ガスが、フィン31の角度αに沿って流通孔33を通過することにより、フィン31の下流側の排気通路において旋回流が発生する。
排ガスの旋回流は、排気管11aに連続するケーシング14内でも発生する。ケーシング14は、その排気上流側の端部が排気管11aと同一の内径RSとなっており、その端部において排気管11aに接続されている。また、ケーシング14には、排気管11a側から排気下流側に向けてテーパ状に拡径する拡径部14aと、拡径部14aの排気下流側の端部における内径RLと同一径を保持しつつ拡径部14aに連続する大径部14bとが設けられている。なお、ケーシング14の軸線は、排気管11aの軸線L1に一致している。
ケーシング14の中空部において、排気下流側にはSCR触媒13が充填されており、排気上流側には空間部14cが形成されている。この空間部14cには還元剤供給部15のガス配管17が配設されており、具体的には、空間部14cのうちケーシング14の大径部14bにより形成される部分にガス放出口18が配置されている。ガス放出口18の配置について更に詳しく説明すると、本システムでは、排気管11aの軸線L1(ケーシング14の軸線)上又はその近傍にガス放出口18が配置されている。
ここで、サイクロン機構30よりも下流側における排ガスの流れの様子について、図4を用いて詳しく説明する。サイクロン機構30により排ガスの旋回流が発生されることにより、排気通路には遠心力による圧力勾配が形成され、旋回心から放射方向に向かって圧力が増大される。すなわち、図4(a)に示すように、サイクロン機構30の排気下流側において、旋回心が位置する排気通路の中央部、すなわち排気管11a及びケーシング14の中央部では圧力が低くなっており、排気通路の外縁部、すなわち排気管11a及びケーシング14の内壁面付近では圧力が高くなっている。
排気管11a及びケーシング14の中央部では全体的に圧力が低くなっているが(破線で囲む低圧力部XLow)、更にその低圧力部XLowの軸線方向に着目すると、その軸線方向(排ガスの流れ方向)において圧力勾配が形成されている。より具体的には、サイクロン機構30の直近とSCR触媒13の触媒入口直近とを比較した場合、サイクロン機構30直近の方がより流速が速い旋回流が生起されているため、サイクロン機構30直近では触媒入口直近よりも圧力が低くなっている。したがって、排気管11a及びケーシング14の中央部(低圧力部XLow)では、その圧力勾配に起因して、SCR触媒13に向かう方向とは逆方向の排ガスの流れが生じている。換言すれば、サイクロン機構30により、排ガスが排気通路の下流側から上流側へ流れる排気逆流領域が形成されている。
その様子を図4(b)に示す。図4(b)は、シミュレーションに基づく排気通路の圧力勾配を示す模式図である。図4(b)に示すように、サイクロン機構30の排気下流側における低圧力部XLowには、排ガスがSCR触媒13へ向かう方向とは反対方向(図中の白抜き矢印の方向)に流れる排気逆流領域Yre(図中、一点鎖線で囲まれた領域)が形成されている。
特に本システムでは、サイクロン機構30が排気管11aに設けられており、SCR触媒13が、排気管11aよりも内径が大きい大径部14bに設けられている。そのため、SCR触媒13の触媒入口直前では、大径部14bが排気管11aと同一径の場合に比べ、排気通路の中央部が高圧化されている。これにより、排気通路の中央部における圧力勾配が大きくなり、その結果、排ガスの逆流を好適に発生可能になっている。
本システムでは、図4(b)に示すように、ケーシング14内における排気通路の中央部の低圧力部XLowにおいて、特に排気逆流領域Yreにおいて還元剤供給部15のガス放出口18を配置し、排気逆流領域Yreにアンモニアガスを添加している。これにより、ガス放出口18から放出されたNH3ガスは、SCR触媒13へ向かう方向とは反対方向に流れる排ガスに乗って、一旦ガス放出口18からサイクロン機構30へ向かう方向へ誘導された後、今度は旋回流に乗ってSCR触媒13へ向かう方向に誘導されることとなる。すなわち、NH3ガスは、ガス放出口18→サイクロン機構30側→SCR触媒13の経路を辿ってSCR触媒13に到達する。なお、NH3ガスは、例えば尿素水などの液体に比べて軽量であり、排気逆流領域Yreに添加されることにより、その領域Yreにおける逆流方向の排ガスに乗ってガス放出口18→サイクロン機構30側へ移送される。したがって、本システムでは、NOx還元剤としてのアンモニアを順方向(ガス放出口18→SCR触媒13の方向)に流れる排ガスに対して供給する場合に比べ、NH3ガスが排気中に均一に分散するのに必要なNH3の移動距離を十分に確保できる。また、NH3の移動距離を十分に確保しつつ、還元剤供給部15のガス放出口18とSCR触媒13入口との距離LA(図2参照)を短くすることができる。つまり、本システムでは、NOxの浄化能力を維持しつつシステムのコンパクト化を図ることができる。
また特に、本システムには、サイクロン機構30の下流側に拡径部14aが設けられており、サイクロン機構30よりも下流側の排気通路の内径がRSからRLに拡径されている。そして、排気通路の拡径(ケーシング14の拡径)に沿って排気逆流領域Yreが形成されている。すなわち、図4(b)に示すように、拡径部14aにおいて排気逆流領域Yreが径方向にテーパ状に広がっており、その最大径を保持したまま大径部14bに続いている。したがって、本システムによれば、NH3ガスを確実に逆流方向の排ガス中に添加可能となる。
なお、ケーシング14の拡径に沿って排気逆流領域Yreが拡大しているのは、例えば、サイクロン機構30により生起された旋回流の流速が拡径部14aの径の拡大につれて低下することにより、ケーシング14の内壁面近傍の排ガスが通路中央部の逆流方向の排ガスの流れに乗りやすくなっていることが考えられる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
排気通路においてSCR触媒13上流側にサイクロン機構30を設け、そのサイクロン機構30により排ガスの旋回流を発生させることによって排気通路に排ガスの逆流領域を形成し、その排気逆流領域Yreに還元剤供給部15によりNOx還元剤としてもアンモニアを供給する構成としたため、還元剤供給部15から供給されるアンモニアを、逆流方向の排ガスの流れに乗って一旦SCR触媒13とは反対方向に移送させることができる。これにより、還元剤供給部15とSCR触媒13とを近接して配置したとしても、排ガス中にアンモニアを拡散させるのに十分な距離を確保することができる。したがって、NOxの浄化能力を維持しつつシステムのコンパクト化を図ることができる。
また、還元剤供給部15のガス放出口18を排気通路の径方向中央部に配置する構成としたため、排ガスの逆流領域に確実にアンモニアを供給することができる。
サイクロン機構30を排気管11に配置し、SCR触媒13を排気管11よりも径が大きいケーシング14に配置する構成としたため、排気通路の中央部の低圧力部XLowにおいてサイクロン機構30側とSCR触媒13側との圧力勾配を大きくすることができ、ひいては排ガスの逆流形成を好適に行うことができる。
ガス放出口18をケーシング14の大径部14bに配置する構成としたため、アンモニアの供給をサイクロン機構30からできるだけ離れた位置にて行うことができる。したがって、アンモニアの逆流方向への移動をできるだけ長くすることができ、その結果、アンモニアと排ガスとの混合を十分に行うことができる。また、装置の小型化を好適に行うことができる。
排気通路においてサイクロン機構30とSCR触媒13との間にテーパ状に拡径される拡径部14aを設ける構成としたため、排気逆流領域Yreを排気通路の径方向に広げることができる。また、その拡径部14aよりも下流側にてアンモニアを供給する構成としたため、アンモニアを確実に逆流方向の排ガス中に添加することができる。
NOx還元剤としてのアンモニアを気体状態で排気逆流領域Yreに添加する構成を本発明に適用したため、NOx還元剤を液体状態で添加する場合に比べ、還元剤を排ガスの逆流に確実に乗せることができ、還元剤の逆流方向への移動を好適に実施することができる。したがって、NOx還元剤を排気中に均一に分散させるといった効果を好適に得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・ガス放出口18は、排気逆流領域Yreに配置されていればその位置は大径部14b以外であってもよい。例えば、ガス放出口18を拡径部14a内に形成された排気逆流領域Yreに配置する。あるいは、排気管11a内に形成された排気逆流領域Yreに配置する。
図5に、SCRシステムの他の実施形態の一例を示す。図5において、ケーシング14にはSCR触媒13が充填されている。排気管11において、SCR触媒13の排気上流側には還元剤供給部15が設けられ、還元剤供給部15の更に上流側にサイクロン機構30が設けられている。この構成においても、上記と同様に排気管11内において排ガスの旋回流が生起されることにより、排気管11内の中央部に排気逆流領域Yreが形成される。本構成では、その排気逆流領域Yreに還元剤供給部15のガス放出口18が配置されており、同領域YreにNH3ガスが添加される。
・ガス放出口18を排ガスの流れ方向の異なる位置に複数設ける。具体的には、還元剤供給部15には、複数の(例えば2つの)ガス配管17a,17bが設けられており、各配管17a,17bのガス放出口18a,18bが、排気通路においてSCR触媒13の上流側であってサイクロン機構30の下流側に、排ガスの流れ方向において異なる位置に配置されている。その一例を図6に示す。
図6では、一方のガス放出口18aが大径部14b内の排気逆流領域に配置され、他方のガス放出口18bが拡径部14a内の排気逆流領域に配置されている。なお、ガス放出口18a,18bのいずれかを排気管11aに配置してもよいし、あるいはガス放出口18a,18bの双方を大径部14b、拡径部14a及び排気管11aのいずれかに配置してもよい。排気逆流領域Yreでは、排ガスの流れ方向の各位置で旋回流の流速が相違すること等に起因して、排ガスの逆流方向への流通状態がそれぞれの位置で相違し、ガス放出口18の配置位置によってNH3ガスの逆流方向への移送状態が相違することが考えられる。したがって、上記のとおり、ガス放出口18を排ガスの流れ方向において異なる位置に複数設け、それぞれの位置からNH3ガスを排気逆流領域に添加することにより、NH3ガスを排気中に十分に分散可能となる。
・ガス放出口18を排気通路の径方向の異なる位置に複数設ける。その一例を図7に示す。図7では、ガス配管17の先端部に複数の(図7では2つの)ガス放出口18c,18dが設けられており、このガス放出口18c,18dが排気逆流領域Yreにおいて径方向の異なる位置に配置されている。したがって、本構成によれば、排気逆流領域Yreの径方向に対して幅広くNH3ガスを供給することができる。
・上記実施形態では、サイクロン機構30をSCR触媒13の上流側の排気管11aに設けたが、SCR触媒13及び還元剤供給部15の上流側であれば特に限定せず、例えばケーシング14に設けてもよい。この場合、拡径部14aよりも排気上流側に設けるのが好ましい。拡径部14aよりも排気上流側に設けることにより、排気逆流領域Yreを径方向に広げることができる。
・サイクロン機構30の構成は、排ガスに旋回流を生起可能であれば上記に限定しない。例えば、サイクロン機構30を、コーン部32を設けずにフィン31によって構成されるものとしてもよい。また、フィン31の形状は特に限定しない。図8に、フィン31の形状の他の一例を示す。図8のうち(a)はサイクロン機構30を示す拡大断面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。図8に示すフィン311は、円形状板312において径方向に形成された複数の切り目部分を円形状板312の表面から起立させた状態にすることで構成されている。円形状板312のうちフィン311を構成していない部分が排気管11aの内壁面に例えば溶接等により固着されることにより、排気管11aに対してフィン311が固定されている。また、隣接するフィン311の間には、排ガスが通過可能な流通孔313が形成されており、排ガスがその流通孔313を通過することにより旋回流が発生される。
・サイクロン機構30の構成を、図9の示すように、帯状板を1回又は複数回(図9では1回)ねじって螺旋状に形成した螺旋部材321により構成してもよい。
・サイクロン機構30を、フィン31以外で構成することにより排ガスに旋回流を発生させる構成とする。例えば、還元剤供給部15の上流から排気通路(排気管11又はケーシング14内)の内周面の接線方向に排ガスを流入させることにより排ガスに旋回流を発生させる。図10(a)及び(b)に、本実施形態のサイクロン機構30の概略構成を示す。なお、図10(a)及び(b)では、径方向の断面図と軸線方向の断面図とを示している。
図10(a)において、ケーシング14には、サイクロン機構30としての排気流入部331が接続されている。本実施形態において、排気流入部331は、ケーシング14において空間部14cと連通するようにして設けられた開口部14dに対し、排気管11をケーシング14の内周面の接線方向に接続することにより構成されている。排気流入部331を通過する排ガスは、ケーシング14の空間部14cに導入される。このとき、ケーシング14の内周面の接線方向に排ガスが流入することから、ケーシング14の空間部14cにおいては、排ガスがケーシング14の内壁面に沿って旋回し、これにより旋回流が生起される。
あるいは、排気流入部331を排気通路に1つ設ける構成の図10(a)に代えて、排気流入部331を2つ以上設ける構成としてもよい。例えば、図10(b)に示すように、ケーシング14において開口部14dを異なる2つの位置に設け、異なる方向から排ガスを排気通路に流入させる。このとき、図10(b)に示すように、排ガスの流入方向が180度異なるように排ガスを排気通路に流入させるとよい。
・排気通路に配設した電極間に高電圧を印加してコロナ放電を発生させることにより粒子状物質(PM)を静電凝集させるPM捕集器を搭載する排気浄化システムを本発明に適用する。図11及び図12に、PM捕集器及びサイクロン機構を搭載するシステムの概略構成を示す。図11において、ケーシング14の空間部14cには還元剤供給部15のガス配管17が配設されており、ガス配管17の更に上流側にコロナ放電電極51が配設されている。コロナ放電電極51の先端部には放電部51aが設けられており、その放電部51aが排気通路の略中央部、すなわち排気逆流領域Yreに配置されている。また、コロナ放電電極51の下流側には、接地電極として機能する例えば中空円筒状の金属フィルタ52が設けられている。
コロナ放電電極51の電圧印加によりコロナ放電電極51の先端部(放電部51a)近傍でコロナ放電が発生されると、そのコロナ放電により放射される電子により排気中のPMが負に帯電される。また、帯電したPMは、接地電位となっている金属フィルタ52に引き寄せられて静電捕集される。
本実施形態では、コロナ放電電極51の放電部51aが排気逆流領域Yreに配置されているため、ガス放出口18から放出されたNH3が、排ガスの逆流に乗って移動する際にコロナ放電により活性化(イオン化)される。したがって、この活性化されたアンモニア(NH2,NH)によりSCR触媒13でのNOx還元が促進され、その結果、NOx浄化率を向上させることができる。
なお、還元剤供給部15のガス配管17の位置は、コロナ放電電極51よりも下流側であれば特に限定しない。例えば、コロナ放電電極51の下流側であって金属フィルタ52の上流側にガス配管17を配置する。あるいは、図12に示すように、金属フィルタ52の中途部分からガス配管17が排気通路に突出するようガス配管17を配置する。
・本発明を、上述したSCRシステム以外で具体化することも可能である。例えば、アンモニア発生源として尿素水溶液を用いその尿素水溶液からアンモニアを生成するシステム、アンモニア発生源として軽油などの燃料を用いるシステム、アンモニア以外の還元剤(HC等)を用いるシステムなどにおいて具体化することも可能である。
・車載ディーゼルエンジン用のSCRシステムとして実用化する以外に、例えばガソリンエンジン、特にリーンバーンエンジン用のSCRシステムとして実用化することも可能である。
11…排気管、12…DPF、13…SCR触媒、15…還元剤供給部(還元剤添加手段)、17…ガス配管、18…ガス放出口、30…サイクロン機構、31,311…フィン、40…ECU、XLow…低圧力部、Yre…排気逆流領域。

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた選択還元型触媒と、前記排気通路において前記選択還元型触媒よりも上流側にNOx還元剤を供給する還元剤供給手段とを備える内燃機関の排気浄化装置において、
    前記還元剤供給手段の上流側に設けられ、前記排気通路の排ガスに旋回流を発生させる旋回流発生部を備え、
    前記旋回流発生部は、前記排ガスが前記排気通路の下流側から上流側へ流れる排気逆流領域を形成するものであり、
    該排気逆流領域に前記還元剤供給手段が前記NOx還元剤を供給することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記旋回流発生部は、前記排気通路の径方向中央部に前記排気逆流領域を形成し、
    前記還元剤供給手段は、前記NOx還元剤を放出する放出口を有し、
    該放出口が前記径方向中央部に配置されている請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気通路は、所定の通路径からなる小径部と、前記小径部よりも下流側に設けられ該小径部よりも通路径が大きい大径部とを有し、
    前記旋回流発生部が前記小径部に配置され、前記選択還元型触媒が前記大径部に配置されている請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記還元剤供給手段は、前記小径部よりも下流側の前記排気逆流領域に前記NOx還元剤を供給する請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記小径部と前記大径部との間に排気下流側に向けて拡径する拡径部を有し、
    前記還元剤供給手段は、前記拡径部又は前記大径部における前記排気逆流領域に前記NOx還元剤を供給する請求項3又は4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記還元剤供給手段は、前記NOx還元剤を放出する放出口を複数備えており、
    該放出口が、排ガスの流れ方向の異なる位置に配置されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記還元剤供給手段は、前記NOx還元剤を気体状態で前記排気逆流領域に供給する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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