JP2011106384A - 横軸ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】設備構築費用が安価で、メンテナンス作業性が良いという利点を生かし、大掛かりな初期始動設備が不要な横軸ポンプを提供する。
【解決手段】ポンプケーシング10と、ポンプケーシング10内の略水平方向に延びるように配設した主軸21と、主軸21に連結されやインペラ25と、ポンプケーシング10の下流側に接続された吐出弁19と、ポンプケーシング10の上部に接続された吸込管部27と、吸込管部27に接続された補助ポンプ(自吸式ポンプ)33と、補助ポンプ33に接続された吐出管部51と、吐出管部51に接続された放出管部52と、吐出管部51に接続されるとともにポンプケーシング10に接続された排出管部53と、放出管部52または排出管部53へ送出するように切り換える切換部56と、を備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、横軸ポンプに関するものである。
雨水などは、排水施設の水槽に集められた後にポンプによって吸い上げられ、下流側の処理場などに排水される。この種のポンプとしては、一端の吸込口が水槽の底近傍に位置し、他端側が略水平方向に延びるポンプケーシングを有し、このポンプケーシング内にインペラを回転させる主軸を略水平方向に配設した横軸ポンプがある(特許文献1参照)。
この横軸ポンプは、水を吸い上げて排出するインペラが水面から離れた上部に位置している。そのため、ポンプを停止した状態から始動させる際には、水槽内の水をインペラの位置まで汲み上げる初期始動設備が必要である。この初期始動設備は、吸引管によりポンプケーシングに接続した真空ポンプと、この真空ポンプへの水の流入を防止するための開閉弁と、ポンプケーシング内に水が充満したことを検出する満水検知器とを備えている。そして、コントローラがセンサの検出値に基づいて満水状態を検知すると、開閉弁を閉じる構成としている。
但し、このような初期始動設備が必要な横軸ポンプは、コスト高である。そのため、ポンプケーシングに対して略垂直方向に延びるように主軸を配設し、その下端にインペラを配設した立軸ポンプが提案されている。この立軸ポンプは、真空ポンプなどの初期始動設備は不要であり、横軸ポンプと比較するとコストダウンを図ることができる。
しかしながら、この立軸ポンプは、垂直方向に延びる主軸の下端にインペラを配設する構成であるため、垂直方向の寸法が大きくなる。そのため、排水施設を構築する際の据え付け工事では、建屋の高さを高くする必要があるうえ、床に加わる荷重も局部的に大きくなるため、設備構築費用が高くなる。また、この種の排水設備は、定期的なメンテナンスが必要であるが、立軸ポンプは横軸ポンプよりもメンテナンス作業が困難である。さらに、立軸ポンプは、設置する地域が寒冷地である場合には、積雪期にインペラが氷結する。そのため、排水を開始する必要がある融雪期に運転を開始するには、水槽表面の氷を破砕する作業が必要であり、極めて困難である。
特開2002−138982号公報
本発明は、設備構築費用が安価で、メンテナンス作業性が良いという利点を生かし、大掛かりな初期始動設備が不要な横軸ポンプを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の第1の横軸ポンプは、一端の吸込口が水槽内に配置され、他端側が前記吸込口より上方で略水平方向に延びるポンプケーシングと、前記ポンプケーシング内の略水平方向に延びるように配設した主軸と、前記ポンプケーシング内で前記主軸に連結され、前記ポンプケーシングの吸込口から前記水槽内の液体を吸い込んで略水平方向に排出するインペラと、前記ポンプケーシングの下流側に接続され、前記ポンプケーシング内と下流側配管とが連通した開状態および連通を遮断した閉状態に切り換える吐出弁と、一端が前記ポンプケーシングの上部に接続された吸込管部と、前記吸込管部の他端に接続され、前記ポンプケーシング内の気体または液体を吸引する補助ポンプと、一端が前記補助ポンプの吐出部に接続された吐出管部と、一端が前記吐出管部の他端に接続され、他端が前記水槽に配管または外部に開放された放出管部と、一端が前記吐出管部の他端に接続され、他端が前記ポンプケーシングまたはポンプケーシングの下流側配管に接続された排出管部と、前記吐出管部を介して前記補助ポンプから吐出された気体または液体を、前記放出管部または排出管部へ送出するように切り換える切換部と、を備えた構成としている。
この第1の横軸ポンプは、切換部によってポンプケーシング内と放出管部とが連通する状態に切り換え、自吸式ポンプを動作させることにより、ポンプケーシング内の気体または液体を水槽または外部に排出できる。よって、横軸ポンプを停止した状態から始動させる際に、吐出弁を閉状態として自吸式ポンプを動作させることにより、ポンプケーシング内の気体を吸引してポンプケーシング外に排気することにより、水槽内の液体をインペラの配設位置まで汲み上げることができる。そのため、従来のような大掛かりな初期始動設備は不要である。
また、自吸式ポンプの動作によりインペラの配設位置が液体で略充満されると、吸込管部内に水槽内の液体が浸入する。この状態になると、吐出弁を開状態とするとともに、切換部によってポンプケーシング内と排出管部とが連通する状態に切り換えることにより、ポンプケーシング内の液体をポンプケーシング内またはポンプケーシングの下流側配管に排出できる。即ち、自吸式ポンプは、通常運転時には、液体を排出するための補助排水機構として作用する。
このように、本発明は、主軸を略水平方向に配設した横軸ポンプであるが、その初期始動に必要な設備は簡素であり、既存ポンプにも簡単に追加できる。また、横軸ポンプであるため、垂直方向の寸法が小さく、設備構築費用を低減できるとともに、メンテナンス作業性を向上できる。さらに、停止状態ではインペラが液体に浸漬されないため、インペラが氷結することはない。よって、融雪期に運転を開始する必要がある寒冷地でも好適に設置できる。
この横軸ポンプでは、前記補助ポンプは、前記主軸の回転駆動力を受けて回転する従動回転軸と、該従動回転軸の先端に連結され前記ポンプケーシング内の気体または液体を吸引するインペラと、を備えることが好ましい。このようにすれば、主軸を駆動するための駆動手段により、自吸式ポンプを動作させることができる。よって、全体を簡素化できるとともに、消費電力の増大を抑制できる。
また、前記補助ポンプは、自吸式ポンプであることが好ましい。このようにすれば、呼び水作用をそれ自体で自動的に行って揚水を開始することができる。
さらに、前記吸込管部は、下向きに屈曲した水溜用配管部を有し、この水溜用配管部の先端に前記補助ポンプを接続していることが好ましい。このようにすれば、自吸式ポンプが有する水溜部内の液体が蒸発により無くなることを防止できる。その結果、ポンプケーシング内の気体を排出する始動時に、確実に目的を達成できる。
そして、前記切換部は、前記放出管部の開閉状態および排出管部の開閉状態を切り換える弁体を有し、前記吐出管部に気体の流通状態から液体の流通状態への移行を検出するセンサを配設し、このセンサの検出値に基づいて前記弁体を開閉制御することが好ましい。
または、前記切換部は、液体の流通により浮動して前記放出管部への流入を遮断するフロート弁を有することが好ましい。この場合、前記排出管部に、気体の通過を阻止するとともに液体の通過を許容する制御弁を更に配設することが好ましい。
または、前記切換部は、第1移動位置で前記放出管部を開状態とするとともに前記排出管部を閉状態とする一方、第2移動位置で前記放出管部を閉状態とするとともに前記排出管部を開状態とする弁体を有し、前記ポンプケーシングの前記吸込管部の接続部より上方に、前記ポンプケーシング内に連通するとともに液体に浮動するフロート部材を収容したフロートケースを配設し、前記フロート部材によって前記弁体を第1移動位置または第2移動位置に移動させることが好ましい。
これらのようにすれば、切換部による放出管部と排出管部の切り換えを、自動的かつ確実に行うことができる。
また、本発明の第2の横軸ポンプは、一端の吸込口が水槽内に配置され、他端側が前記吸込口より上方で略水平方向に延びるポンプケーシングと、前記ポンプケーシング内の略水平方向に延びるように配設した主軸と、前記ポンプケーシング内で前記主軸に連結され、前記ポンプケーシングの吸込口から前記水槽内の液体を吸い込んで略水平方向に排出するインペラと、前記ポンプケーシングの下流側に接続され、前記ポンプケーシング内と下流側配管とが連通した開状態および連通を遮断した閉状態に切り換える吐出弁と、一端が前記ポンプケーシングの上部に接続された吸込管部と、前記吸込管部の他端に接続され、前記ポンプケーシング内の気体または液体を吸引する補助ポンプと、一端が前記補助ポンプの吐出部に接続されるとともに、他端が前記吐出弁の下流側配管に接続され、前記補助ポンプから吐出された気体または液体を前記下流側配管に排出する排出管部と、を備えた構成としている。
この第2の横軸ポンプは、自吸式ポンプを動作させることにより、ポンプケーシング内の気体または液体を吐出弁の下流側の配管に排出できる。よって、横軸ポンプを停止した状態から始動させる際に、吐出弁を閉状態として自吸式ポンプを動作させることにより、ポンプケーシング内の気体を吸引して下流側配管に排気することにより、水槽内の液体をインペラの配設位置まで汲み上げることができる。また、自吸式ポンプの動作によりインペラの配設位置が液体で略充満されると、吸込管部内に水槽内の液体が浸入し、吐出弁を開状態とすることにより、引き続いて液体を排出するための補助排水機構として作用する。よって、第1の横軸ポンプと同様の作用および効果を得ることができるうえ、気体および液体の排出経路を切り換えるための切換部が不要であるため、初期始動に必要な設備を更に簡素化できる。
さらに、本発明の第3の横軸ポンプは、一端の吸込口が水槽内に配置され、他端側が前記吸込口より上方で略水平方向に延びるポンプケーシングと、前記ポンプケーシング内の略水平方向に延びるように配設した主軸と、前記ポンプケーシング内で前記主軸に連結され、前記ポンプケーシングの吸込口から前記水槽内の液体を吸い込んで略水平方向に排出するインペラと、前記ポンプケーシングの下流側に接続され、前記ポンプケーシング内と下流側配管とが連通した開状態および連通を遮断した閉状態に切り換える吐出弁と、一端が前記ポンプケーシングの上部に接続された吸込管部と、前記吸込管部の他端に接続され、前記主軸の回転駆動力を受けて回転する従動回転軸、および、この従動回転軸の先端に連結されて前記ポンプケーシング内の気体を吸引するインペラを有する補助ポンプと、前記補助ポンプの吐出部に接続され、この補助ポンプから吐出された気体を前記水槽または外部に放出する放出管部と、を備えた構成としている。
この第3の横軸ポンプは、自吸式ポンプを動作させることにより、ポンプケーシング内の気体を水槽または外部に排出できる。よって、横軸ポンプを停止した状態から始動させる際に、吐出弁を閉状態として自吸式ポンプを動作させることにより、ポンプケーシング内の気体を吸引してポンプケーシング外に排気することにより、水槽内の液体をインペラの配設位置まで汲み上げることができる。よって、第1の横軸ポンプと同様の作用および効果を得ることができるうえ、主軸を駆動するための駆動手段により、自吸式ポンプを動作させるため、全体を簡素化できるとともに、消費電力の増大を抑制できる。
本発明の横軸ポンプでは、主軸を略水平方向に配設した横軸ポンプであるが、その初期始動に必要な設備は簡素であり、既存ポンプにも簡単に追加できる。また、横軸ポンプであるため、垂直方向の寸法を小さく、設備構築費用を低減できるとともに、メンテナンス作業性を向上できる。さらに、停止状態では、インペラが液体には浸漬されないため、インペラが氷結することはない。よって、融雪期に運転を開始する必要がある寒冷地でも好適に設置できる。
本発明の第1実施形態の横軸ポンプを示す断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 横軸ポンプの停止状態を示す断面図である。 横軸ポンプの初期始動状態を示す断面図である。 横軸ポンプの切換部の切換時の状態を示す断面図である。 横軸ポンプの通常運転状態を示す断面図である。 吸引ポンプ部の有無による排水性能の違いを示すグラフである。 第2実施形態の横軸ポンプを示す断面図である。 第3実施形態の横軸ポンプを示す断面図である。 第4実施形態の横軸ポンプを示す断面図である。 第5実施形態の横軸ポンプを示す断面図である。 第6実施形態の横軸ポンプを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る横軸ポンプを示す。この横軸ポンプは、図示しない流入側管路から排水ポンプ場の水槽1内に流入する雨水(液体)などを下流側に排水するものである。そして、本実施形態の横軸ポンプには、ポンプケーシング10の上部に吸引ポンプ部26が付設され、この吸引ポンプ部26によってポンプケーシング10内の空気(気体)を排気可能とするとともに、水を下流側へ補助的に排水可能としている。
具体的には、横軸ポンプは、倒L形状をなすポンプケーシング10を備えている。このポンプケーシング10は、水槽1の底近傍から垂直方向上向きに延びる吸込ベル11と、この吸込ベル11による垂直上向きの水流を水平方向に水流を変える吸込ケーシング13と、この吸込ケーシング13からの水流を水平方向に排出する吐出しケーシング15とを備えている。吸込ベル11は、直径が下向きに徐々に広くなった略円錐筒状に形成され、その下端の吸込口12が水槽1の底近傍に位置し、水槽1内の水に浸漬した状態で配設される。吸込ケーシング13は、円弧状に湾曲した形状をなし、吸込ベル11の上端に連結されている。この吸込ケーシング13には、外周面に主軸21を水平方向に貫通させるための貫通部14が設けられている。吐出しケーシング15は、略楕円球状をなすように径方向外向きに膨出した筒状をなし、吸込ケーシング13の水平方向に開口した下流側端部に連結されている。この吐出しケーシング15の内部には、主軸21を回転可能に支持する水中軸受け16が軸芯に位置するように設けられている。この水中軸受け16は、略円錐筒状をなす軸受ケーシング17内に設けられ、この軸受ケーシング17がガイドベーン18によって吐出しケーシング15内に支持されている。
このポンプケーシング10には、下流側端部である吐出しケーシング15に吐出弁19が接続され、この吐出弁19に吐出水槽(図示せず)へ排水するための下流側配管である吐出管20が更に連結されている。なお、吐出弁19は、ポンプケーシング10内と吐出管20内とを連通させた開状態、および、ポンプケーシング10内と吐出管20内の連通を遮断した閉状態に切り換えるものである。
また、ポンプケーシング10の内部には、水平方向に延びるように主軸21が配設されている。この主軸21は、吸込ケーシング13の貫通部14から内部に貫通され、その先端が吐出しケーシング15の水中軸受け16に支持されている。また、主軸21には、ポンプケーシング10から外部に突出した端部が無注水軸受け22および外軸受け23により回転可能に支持されている。そして、この主軸21の端部には、軽油や重油などを燃料として駆動する周知のディーゼル(内燃)機関などの原動機24が駆動手段として連結されている。
主軸21の先端には、ポンプケーシング10の吸込口12から水槽1内の水を吸い込んで下流側へ向けて水平方向に排出するインペラ25が配設されている。なお、このインペラ25は、ポンプケーシング10の吸込口12より上方に位置し、排水処理の停止状態では、水槽1内の水には全く浸漬しない。
なお、以上の構成は、真空ポンプによる初期始動設備を用いた従来の横軸ポンプの構成と同様である。
そして、本実施形態の横軸ポンプは、真空ポンプによる大掛かりな初期始動設備を用いることなく、ポンプケーシング10の上方に吸引ポンプ部26を設けた構成としている。この吸引ポンプ部26は、ポンプケーシング10の上部に接続された吸込管部27と、この吸込管部27に接続された補助ポンプである自吸式ポンプ33と、この自吸式ポンプ33の吐出部に接続された吐出管部51と、この吐出管部51に分岐接続された放出管部52および排出管部53と、これらの分岐接続部に設けられた切換部56と、を備えている。
図2に示すように、吸込管部27は、ポンプケーシング10の吸込ケーシング13の上部に形成した吸込管接続部28に接続する接続フランジ部29を一端に備えている。この吸込管部27には、接続フランジ部29の上部に排水方向逆向きに屈曲した吸込側上端配管部30が形成されている。この吸込側上端配管部30には、下向きに屈曲した水溜用配管部31が形成されている。そして、この水溜用配管部31には、横向きに屈曲した自吸式ポンプ接続部32が形成されている。
自吸式ポンプ33は、呼び水作用をそれ自体で自動的に行って揚水を開始するものである。この自吸式ポンプ33は、吸込管部27の他端である自吸式ポンプ接続部32に接続することにより、ポンプケーシング10内の空気または水を吸引するものである。また、自吸式ポンプ33は、内部に従動回転軸44が配設され、この従動回転軸44にインペラ47を連結したものである。そして、本実施形態では、従動回転軸44は、伝達機構48によって主軸21の回転駆動力が伝達されることにより、この主軸21に対して従動回転する構成としている。
具体的には、自吸式ポンプ33は、吸込配管部35と、本体部37と、吐出配管部42とを備えている。吸込配管部35は、吸込管部27の自吸式ポンプ接続部32に接続されるものである。この吸込配管部35の下流側端部は、本体部37内に位置するように構成され、その下流側端部に吸込管部27への逆流を防止するための逆止弁36が配設されている。本体部37は、吸込配管部35および吐出配管部42に連通する水路部38と、該水路部38とは水密状態で区画された軸受部41とを備えている。これら水路部38と軸受部41とを区画する仕切壁には、インペラ配設部39が軸受部41の側へ窪むように設けられている。なお、水路部38のインペラ配設部39の下部は、排出開始時に必要な水を貯留する水溜部40を構成する。軸受部41は略円錐筒状をなし、その外端部は開口されている。吐出配管部42は、本体部37の上部に設けられ、水路部38と連通している。この吐出管部51と水路部38とは、吸込配管部35の出口を覆うように形成した整流板43により区画されている。この整流板43は、吸込配管部35から水路部38内に流入した空気および水がインペラ47の側へ向かう流れを生成する。
従動回転軸44は、軸受部41の外端部から水路部38内にかけて貫通し、水平に延びるように配設されている。これにより、この従動回転軸44は、主軸21に対して平行に延びるように構成されている。この従動回転軸44の外側端部は、無注水軸受け45および外軸受け46により回転可能に支持されている。
インペラ47は、従動回転軸44の先端に連結され、水路部38のインペラ配設部39に位置するように配設される。このインペラ25は、従動回転軸44の回転により軸芯に対して径方向外向きに空気および水を送出する気流および水流を生成する。これにより、上流側である吸込配管部35から空気および水を吸引して、下流側である吐出配管部42から吐出する。なお、吸込配管部35の出口に配設した逆止弁36は、吸込配管部35から流入する空気圧および水圧により動作(開放)する。
伝達機構48は、主軸21の回転駆動力を従動回転軸44に伝達するものである。この伝達機構48は、主軸21および従動回転軸44に配設したプーリ49A,49Bと、これらにかけて巻回した無端状のベルト50とからなる。なお、インペラ47の回転数(流量)は、プーリ49A,49Bの直径を変更することにより、調節が可能である。そして、このプーリ49A,49Bの調整により自吸式ポンプ33を高速化することにより、この自吸式ポンプ33を小型化および軽量化できる。なお、この伝達機構48は、プーリ49A,49Bとベルト50とからなる構成に限定されず、歯車と無端状チェーンとからなる構成や、複数の歯車を噛み合わせてなる構成など、種々の変更が可能である。
吐出管部51は、自吸式ポンプ33の吐出部である吐出配管部42に下端が接続されている。この吐出管部51は、その上端が吸込管部27の吸込側上端配管部30より上方に位置するように構成されている。これにより、インペラ47による排水を停止すると、吸込側上端配管部30より下側に位置する吸込配管の水溜用配管部31、水溜部40を含む水路部38、吐出配管部42、および、吐出管部51の下部に水が溜まり(図3A参照)、この吐出管部51の上端からは流出しないように構成している。
放出管部52は、一端が吐出管部51の上端に分岐配管57を介して接続され、他端が水槽1に配管されるものである。この放出管部52には、ポンプケーシング10内の空気を排気する初期始動時のみ、流体が流動される。
排出管部53は、一端が吐出管部51の上端に分岐配管57を介して接続されている。即ち、この排出管部53は、放出管部52とともに分岐配管57を介して吐出管部51に分岐接続されている。この排出管部53は、図1に示すように、下流側である他端が、ポンプケーシング10の吐出しケーシング15の上部に接続されている。なお、本実施形態では、この吐出しケーシング15の排出管接続部54は、軸受ケーシング17上に位置させている。これにより、吐出弁19を閉状態とし、排水を目的としない管理運転時に、軸受ケーシング17に水(水流)を付与できるように構成している。なお、吐出しケーシング15の排出管接続部54と対向する下端には、ドレーンポート55が設けられている。
図2に示すように、切換部56は、吐出管部51、放出管部52および排出管部53の分岐接続部を構成し、吐出管部51を介して自吸式ポンプ33から吐出された空気または水を、放出管部52または排出管部53へ送出するように切り換えるものである。この切換部56は、略T字形状をなす分岐配管57を備えている。この分岐配管57には、下向きに突出する第1接続部58に吐出管部51が接続され、この第1接続部58に対して屈曲した第2接続部59に放出管部52が接続され、第1接続部58に対して屈曲するとともに第2接続部59に対して直線的に位置する第3接続部60に排出管部53が接続される。そして、これらの交差部分は略球状をなす膨出部とされ、その内部に放出管部52の開閉状態および排出管部53の開閉状態を切り換える弁体61が配設されている。この弁体61は、上端が回転可能に支持されており、駆動手段であるモータ62によって揺動される。そして、第1移動位置で放出管部52を開状態とするとともに排出管部53を閉状態とする一方、第2移動位置で放出管部52を閉状態とするとともに排出管部53を開状態とするものである。
図1に示すように、この吸引ポンプ部26を有する横軸ポンプには、吐出管部51に空気が流通した状態から水が流通した状態に移行したことを検出するためのセンサとして、圧力センサ63が配設されている。そして、この横軸ポンプは、コントローラ64により予め設定されたプログラムによって制御される。具体的には、停止状態から排水処理の開始操作がなされると、初期始動工程を経て通常の排水工程に移行する。初期始動工程から通常排水工程への移行は、圧力センサ63の検出値に基づいて行われる。即ち、空気の流通状態と水の流通状態とでは、水が流通している状態の方が吐出管部51内の圧力が高くなる。そのため、圧力に対応する検出値が予め設定したしきい値を越えると、切換部56を切り換えるとともに吐出弁19を開状態として、通常排水工程を実行する。また、排水処理中に管理運転指示が入力されると、吐出弁19を閉状態として、排水を目的としない管理運転を実行する。
次に、この横軸ポンプの動作について具体的に説明する。
まず、管理運転を含む排気処理を実行していない停止状態では、図3Aに示すように、ポンプケーシング10の上部である吸込ケーシング13および吐出しケーシング15のいずれにも水は流入していない。但し、吸込管部27の水溜用配管部31、自吸式ポンプ33の水溜部40を含む水路部38、および、吐出管部51には、前の排水処理時に流入した水が溜まった状態となっている。
この状態で、排水処理が実行されると、コントローラ64は、まず、吐出弁19を閉状態とするとともに、切換部56の弁体61を排出管部53の側へ揺動させる(第1移動状態)。これにより、ポンプケーシング10の内部は、吸込管部27、自吸式ポンプ33内、吐出管部51および放出管部52を経て水槽1に連通する。その後、原動機24の動作を開始させる。
原動機24が動作されると、主軸21が回転することによりインペラ25が回転する。しかし、この状態では、吐出しケーシング15の内部には水が充満していないため、インペラ25は空転し、何ら排出には寄与しない。
また、原動機24が動作されると、伝達機構48を介して連結した従動回転軸44が回転する。これにより、自吸式ポンプ33のインペラ47が回転することにより、吸込管部27から吐出管部51へ向かう吸込力が作用する。そうすると、吐出弁19が閉状態をなしており、下端の吸込口12が水により閉塞されているポンプケーシング10内の空気は、吸込管部27から吸引され、吐出管部51および放出管部52を経て水槽1に放出される。その結果、図3Bに示すように、水槽1内の水が吸込口12からポンプケーシング10の内部に流入する。なお、水溜部40内を除き、吸込管部27、自吸式ポンプ33内および吐出管部51に溜まっていた水は、空気の排出に伴って水槽1に排出される。
吸引ポンプ部26によるポンプケーシング10内の空気の排気が進むと、図3Cに示すように、水槽1内の水がインペラ25の配設位置まで汲み上げられ、ポンプケーシング10の内部が水で満たされる。そうすると、図示のように、吸込管部27から自吸式ポンプ33にも水が浸入する。そして、水が吐出管部51に至ると、圧力センサ63によって検出した圧力がしきい値を越える。そのため、コントローラ64は、図中破線で示すように、モータ62を駆動させて切換部56の弁体61を放出管部52の側へ揺動させる(第2移動状態)。これにより、ポンプケーシング10の内部は、吸込管部27、自吸式ポンプ33内、吐出管部51および排出管部53を経てポンプケーシング10の下流側に連通する。また、コントローラ64は、吐出弁19を閉状態から開状態に作動させる。
これにより、図3Dに示すように、ポンプケーシング10内の水は、インペラ25の回転により吐出弁19および吐出管20を経て下流側の処理場などに排水される。また、このインペラ25の排水による水流で、ポンプケーシング10の吸込口12からは水が連続して吸い込まれて、同様に下流側へ排水される。一方、吸引ポンプ部26では、主軸21の回転によりインペラ47が回転し続ける。その結果、吸込ケーシング13の吸込管接続部28の周辺の水が吸込管部27に吸引される。そして、その水は、自吸式ポンプ33、吐出管部51および排出管部53を経てポンプケーシング10の下流側に排水され、インペラ25による排水作用によって排水される。
このように、本発明の横軸ポンプには、上部に吸引ポンプ部26を設け、この吸引ポンプ部26によってポンプケーシング10内の空気を排気し、インペラ25によって排水を可能とする初期始動工程を行うことができる。また、この初期始動工程が終了すると、通常の排水工程では補助排水機構として作用させることができる。そして、初期始動工程と通常排水工程とは、切換部56の切り換えによって自動的かつ確実に移行できる。そのため、本発明の横軸ポンプは、従来のような真空ポンプを用いた大掛かりな初期始動設備は不要である。また、この吸引ポンプ部26は、従来と同様の横軸ポンプの上部に配管と自吸式ポンプ33を配設した簡素なものであるため、既存ポンプにも簡単に追加できる。
そして、本実施形態の排水設備は横軸ポンプであるため、垂直方向の寸法が小さく、設備構築費用を低減できる。また、これに伴ってメンテナンス作業性も向上できる。さらに、停止状態ではインペラ25が水槽1内の水に浸漬されない。よって、融雪期に運転を開始する必要がある寒冷地に設置しても、インペラ25が氷結することはないため、好適に設置できる。しかも、本実施形態では、自吸式ポンプ33のインペラ47を、主たるインペラ25を回転させるための主軸21の回転駆動力を受けて従動回転させる構成としている。そのため、専用の駆動手段が不要であり、全体を簡素化できるとともに、消費電力の増大を抑制できる。
さらに、本実施形態では、排出管部53のポンプケーシング10への接続部を水中軸受け16上に位置させている。そのため、吐出弁19を閉状態とした排水を目的としない管理運転が実行されると、吸引ポンプ部26によって水中軸受け16に水を循環供給することができる。その結果、旋回失速を軽減して不安定特性を改善できる。また、水中軸受け16の周囲の水を循環させ、冷却することが可能となる。よって、水中軸受け16の劣化を抑制できる。
さらにまた、本実施形態では、吸込管部27に水溜用配管部31を設け、この水溜用配管部31に停止状態で水を貯留可能としている。よって、自吸式ポンプ33が有する水溜部40内の液体が蒸発により無くなることを防止できる。その結果、ポンプケーシング10内の気体を排出する始動時に、排気および排水する気流および水流を生成することができる。
次に、本発明の吸引ポンプ部26を搭載した横軸ポンプの排水性能について説明する。
主たるインペラ25の軸動力Lは、流量Qおよび揚程Hと効率ηより以下の式(1)から求められる。
また、吸引ポンプ部26の軸動力Lは、流量qおよび揚程hと効率ηより以下の式(2)から求められる。
そして、これら式(1),(2)から、本実施形態の総合的なポンプ効率ηを軸動力L、流量Qおよび揚程Hから導くと、以下の式(3)となる。
この式(3)に式(1),(2)を代入すると、以下の式(4)となる。
この式(4)を整理した総合ポンプ効率ηは、以下の式(5)となる。
この式(5)のうち、q≪Qであるため、総合ポンプ効率は略主たるインペラ25のポンプ効率ηできまる。
更に詳しく説明すると、図4の実測性能のグラフに示すように、最も効率が良い仕様点(Q/Qbep=1付近)では、吸引ポンプ部26を設けた本発明の横軸ポンプのポンプ効率ηは、吸引ポンプ部26を設けていない従来の横軸ポンプと、殆ど変わらない。しかし、軸動力Lは、本発明の横軸ポンプの方が、従来の横軸ポンプより僅かに低下する。但し、揚程Hは、本発明の横軸ポンプの方が、従来の横軸ポンプより向上する。
そのため、本発明では、設備構築費用が安価で、メンテナンス作業性が良いという利点を生かしつつ、大掛かりな初期始動設備が不要で、従来以上の排水性能を得ることが可能な横軸ポンプを実現できる。
(第2実施形態)
図5は第2実施形態の横軸ポンプを示す。この第2実施形態では、圧力センサ63を設けることなく、切換部56によって自動的に放出管部52と排出管部53の流路を切換可能とした点で、第1実施形態と大きく相違する。
具体的には、第2実施形態の切換部56は、第1実施形態と同様に、略T字形状をなす分岐配管57を備えている。但し、この分岐配管57は、吐出管部51が接続される第1接続部58と、放出管部52が接続される第2接続部59とが、直線的に延びるように形成され、排出管部53が接続される第3接続部60が、第1および第2接続部58,59に対して直交方向に延びるように構成されている。そして、第2実施形態の第2接続部59には、水の放出管部52への流入を遮断するフロート弁からなる切換部56が設けられている。この切換部56は、流体が通過可能な開口面積を小さくした一対の第1弁座部66および第2弁座部67と、これらの間に配設したフロート部材68とからなる。フロート部材68は、空気の流通では浮動することなく、水の流通により浮動する重量および比重のものである。
また、本実施形態では、排出管部53に、空気の通過を阻止するとともに、液体の通過を許容する制御弁69が配設されている。この制御弁69は、排出管部53の出口に配設される弁ケース70を備え、この弁ケース70を介して排出管部53が吐出しケーシング15の排出管接続部54に接続される構成としている。この弁ケース70は、排出管接続部54に対して同一軸芯となるように延びるもので、この排出管接続部54の側にポンプケーシング10に連通する連通孔71が形成されている。弁ケース70の内部には、連通孔71を閉塞する弁体72が配設されている。この弁体72は、排出管部53より上方に位置する受部73を備え、この受部73が付勢手段であるスプリング74によって下向きに付勢されている。このスプリング74による付勢力は、調節ネジ75の締付量を変更することにより調節可能となっている。そして、その付勢力は、自吸式ポンプ33による空気の排気圧が受部73に加えられても収縮することなく、水の排水圧が受部73に加えられると収縮するように構成されている。
このように構成した第2実施形態では、停止状態から排水処理を開始すると、第1実施形態と同様に、主軸21の回転に従動して従動回転軸44が回転して、初期始動工程が実行される。これにより、自吸式ポンプ33の吸引力でポンプケーシング10内の空気が吸引ポンプ部26内に吸引される。そうすると、この排気により、吐出管部51、分岐配管57および排出管部53の内圧が高くなる。その結果、その排気圧でフロート部材68が第1弁座部66上で微動し、その隙間から空気が放出管部52内に流入して、水槽1へ排気される。
ポンプケーシング10内の空気が全て排気され、水が充満した状態になると、吸引ポンプ部26内に水が流入する。そして、水が吐出管部51、分岐配管57および排出管部53に充満すると、フロート部材68が浮動して第2弁座部67を閉塞する。その結果、放出管部52からの水の排水が阻止される。これに伴って吐出管部51、分岐配管57および排出管部53の内圧が高くなると、制御弁69の弁体72がスプリング74の付勢力に抗して移動する。その結果、連通孔71が開放されることにより、水がポンプケーシング10の内部に排出される。
なお、この第2実施形態での吐出弁19の開閉制御は、所定部位の圧力を検出することによる制御、吸引ポンプ部26を構成する配管に水が浸入したことを検出することによる制御、予め設定した初期始動時間が経過することによる制御など、種々の構成が可能である。
このように、第2実施形態の横軸ポンプは、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。そのうえ、放出管部52および排出管部53のいずれかに連通させた状態に切り換えるために、特別なセンサを使用する必要はない。そのため、吸引ポンプ部26の構成を簡素化でき、コストダウンを図ることができる。
(第3実施形態)
図6は第3実施形態の横軸ポンプを示す。この第3実施形態では、第1実施形態と同様の切換部56の弁体61を、モータ62の代わりにフロート部材80およびリンク機構82によって切り換える構成とした点で、第1実施形態と相違している。
具体的には、第3実施形態の切換部56は、第1実施形態と同様に、実線で示す第1移動位置で放出管部52を開状態とするとともに排出管部53を閉状態とする一方、破線で示す第2移動位置で放出管部52を閉状態とするとともに排出管部53を開状態とする弁体61を有する。そして、この弁体61は、その主軸21から作動受部76が外部に突設されている。
また、第3実施形態の吸引ポンプ部26は、下端が吸込管接続部28より上方に位置するフロートケース77を備えている。このフロートケース77は、その下部がポンプケーシング10の吸込ケーシング13の下部に連通管78を介して接続されている。また、フロートケース77の上部には、上端を大気開放した大気開放管79が配設されている。この大気開放管79の上端は、排出管部53より上方に位置するように構成されている。
そして、このフロートケース77の内部には、水に浮動可能なフロート部材80が配設されている。このフロート部材80には連結軸部81が設けられ、この連結軸部81の先端はフロートケース77から外方上向きに突出されている。この連結軸部81は、フロートケース77によって支持され、フロート部材80の浮動によって上下方向に移動可能である。
このフロート部材80の連結軸部81は、切換部56の弁体61の作動受部76に対してリンク機構82を介して連結されている。このリンク機構82は、ガイド部材83と、一対のリンクバー84A,84Bとからなる。ガイド部材83は、作動受部76の上端と略同一高さに位置するように固定されている。このガイド部材83は、水平方向に延びる長円形状のガイド溝を備えている。第1のリンクバー84Aは、一端が連結軸部81の上端に回動可能に連結され、他端がガイド部材83のガイド溝に移動可能に軸着されている。第2のリンクバー84Bは、一端が作動受部76の上端に回動可能に連結され、他端がガイド部材83のガイド溝に移動可能に軸着されるとともに第1のリンクバー84Bに回動可能に連結されている。
このように構成した第3実施形態では、停止状態から排水処理を開始すると、第1実施形態と同様に、主軸21の回転に従動して従動回転軸44が回転して、初期始動工程が実行される。この際には、ポンプケーシング10の内部には水が充満していないため、ポンプケーシング10内の水位に伴って水が流入するフロートケース77内にも水が充満していない。よって、フロート部材80は、フロートケース77内で底に位置する。その結果、弁体61は、リンク機構82を介して第1移動位置に移動した状態をなす。この状態で、吸引ポンプ部26によってポンプケーシング10内の空気が水槽1に排気される。
ポンプケーシング10内の空気が全て排気され、水が充満した状態になると、吸引ポンプ部26内に水が流入する。これに伴い、フロートケース77の内部にも同様に水が充満した状態となり、フロート部材80が浮動してフロートケース77の上端に位置する。そうすると、連結軸部81が上方に移動することにより、第1のリンクバー84Aの上端が、ガイド部材83において図中左端に位置した状態から右端に位置する状態に移動する。これにより、第2のリンクバー84Bが連動して右側に移動する。その結果、弁体61は、放出管部52と連通した第1移動位置から、排出管部53に連通した第2移動位置に移動する。これにより、吸引ポンプ部26に流入した水は、ポンプケーシング10の内部に排出される。
なお、第3実施形態での吐出弁19の開閉制御は、第2実施形態と同様に行われる。そして、この第3実施形態の横軸ポンプは、第2実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図7は第4実施形態の横軸ポンプを示す。この第4実施形態では、第3実施形態と同様に、水に浮動する第3フロート部材の浮動により、第3弁体を動作させて流路を切り換えるように構成している。なお、この第4実施形態での吐出弁19の開閉制御は、第3実施形態と同様に行われる。
具体的には、第4実施形態の切換部56は、下方に位置する第1移動位置で放出管部52を開状態とするとともに排出管部53を閉状態とする一方、上方に位置する第2移動位置で放出管部52を閉状態とするとともに排出管部53を開状態とする一対の弁体85A,85Bを有を備えている。この弁体85A,85Bは、吐出管部51、放出管部52および排出管部53を接続する分岐配管86内に配設されている。そして、この分岐配管86に設けたフロートケース90にフロート部材91を収容し、このフロート部材91により第1移動位置または第2移動位置に移動される。
まず、分岐配管86は、吐出管部51を接続する第1接続部87に対して、放出管部52を接続する第2接続部88が直交するように設けられている。また、第1接続部87より下側に位置するように、排出管部53を接続する第3接続部89が設けられている。この第3接続部89は、第1接続部87に対して平行に位置するように延び、第2接続部88に対して直交方向に延びるように設けられている。さらに、分岐配管86には、第2接続部88に対して直線的に延びるように、第3接続部89より下向きに突出するフロートケース90が設けられている。このフロートケース90の下端は、ポンプケーシング10の吸込ケーシング13に接続されている。また、フロートケース90の下端は、吸込管接続部28より上方に位置されている。
そして、フロートケース90には、水に浮動するフロート部材91が収容されている。このフロート部材91には、第1接続部87、第2接続部88および第3接続部89の分岐接続部分に突出する軸部92が突設されている。そして、この軸部92の先端に弁体85Aが配設され、この弁体85Aと所定間隔をもって下側に弁体85Bが配設されている。弁体85Aは、フロート部材91が何ら浮動していないフロートケース90の下端に位置する状態(第1移動位置)では、第1接続部87の下部に位置することにより、この第1接続部87から第3接続部89への流体の流入を阻止する。また、弁体85Aは、フロート部材91が浮動によりフロートケース90の上端に位置する状態(第2移動位置)では、第1接続部87の上部に位置することにより、この第1接続部87から第2接続部88への流体の流入を阻止する。さらに、弁体85Bは、第2移動位置で第3接続部89の下部に位置することにより、フロートケース90を介してポンプケーシング10に水が逆流することを阻止する構成としている。
このように構成した第4実施形態では、停止状態から排水処理を開始すると、第3実施形態と同様に、主軸21の回転に従動して従動回転軸44が回転して、初期始動工程が実行される。この際には、ポンプケーシング10の内部には水が充満していないため、ポンプケーシング10内の水位に伴って水が流入するフロートケース90内にも水が充満していない。よって、フロート部材91は、フロートケース90内で底に位置する。その結果、弁体85A,85Bは、排出管部53との連通を遮断し、放出管部52を連通させた第1移動位置に移動した状態になるため、ポンプケーシング10内の空気が水槽1に排気される。
ポンプケーシング10内の空気が全て排気され、水が充満した状態になると、吸引ポンプ部26内に水が流入する。これに伴い、フロートケース90の内部にも同様に水が充満した状態となり、フロート部材91が浮動して、フロートケース90の上端に位置する。そうすると、弁体85A,85Bは、放出管部52との連通を遮断し、排出管部53と連通した第2移動位置に移動した状態になるため、吸引ポンプ部26に流入した水がポンプケーシング10の内部に排出される。
(第5実施形態)
図8は第5実施形態の横軸ポンプを示す。この第5実施形態では、切換部を設けることなく、各実施形態と同様の効果を得ることができるようにした点で、大きく相違している。具体的には、第5実施形態では、吸引ポンプ部26には、吐出管部51、放出管部52および分岐配管57を有する切換部56は設けていない。そして、自吸式ポンプ33の吐出部である吐出配管部42に、排出管部53の一端を直接接続している。また、この排出管部53の他端は、ポンプケーシング10に接続した吐出弁19の下流側配管である吐出管20に接続されている。なお、この第5実施形態での吐出弁19の開閉制御は、第3実施形態と同様に行われる。
このように構成した第5実施形態では、停止状態から排水処理を開始すると、各実施形態と同様に、主軸21の回転に従動して従動回転軸44が回転して、初期始動工程が実行される。この際には、吐出弁19が閉状態となっていることにより閉塞されたポンプケーシング10の内部の空気が、吐出弁19の下流側の吐出管20に直接排気される。
ポンプケーシング10内の空気が全て排気され、水が充満した状態になると、吐出弁19が開状態とされ、インペラ25によりポンプケーシング10内の液体が排水される。また、吸引ポンプ部26に流入された水は、排出管部53を介して吐出管20に排水される。
このように、第5実施形態の横軸ポンプは、各実施形態と同様に、初期始動工程では、吸引ポンプ部26によってポンプケーシング10内の空気をポンプケーシング10外に排気できる。また、通常排水工程では、吸引ポンプ部26によってポンプケーシング10内の水を吐出管20に直接排水できる。しかも、本実施形態では、放出管部52を分岐接続する必要がないため、流路を切り換える切換部56も必要ない。よって、吸引ポンプ部26の構成を極めて簡素化できるため、コストダウンを図ることができる。
(第6実施形態)
図9は第6実施形態の横軸ポンプを示す。この第6実施形態では、切換部を設けることなく、初期始動工程のみで動作し、密閉されたポンプケーシング10内の空気を排気できるようにした点で、大きく相違している。具体的には、第6実施形態では、吸引ポンプ部26には、吐出管部51、排出管部53および分岐配管57を有する切換部56は設けていない。そして、自吸式ポンプ33の吐出部である吐出配管部42に、放出管部52の一端を直接接続している。また、主たるインペラ25の主軸21に連動するインペラ47の従動回転軸44には、プーリ49Bとインペラ47との間に、動力の伝達を遮断(非連結)可能なクラッチ機構93が設けられている。
このように構成した第6実施形態では、停止状態から排水処理を開始すると、クラッチ機構93を接続状態として従動回転軸44を回転可能とし、インペラ47を従動回転させることにより、初期始動工程が実行される。この際には、吐出弁19が閉状態となっていることにより、閉塞されたポンプケーシング10の内部の空気が水槽1に排出される。
また、ポンプケーシング10内の空気が全て排気され、水が充満した状態になると、吐出弁19が開状態とされ、インペラ25によりポンプケーシング10内の液体が排水される。また、吸引ポンプ部26は、放出管部52内に水が流入すると、クラッチ機構93を非連結状態とすることにより、インペラ47の回転を停止する。これにより、主たるインペラ25のみを回転させて、通常排水工程を実行する。
このように、第6実施形態の横軸ポンプは、初期始動工程では吸引ポンプ部26によって密閉されたポンプケーシング10内の空気をポンプケーシング10外に排気できる。そして、自吸式ポンプ33は、各実施形態と同様に、主たるインペラ25を回転させる主軸21の回転駆動力を受けて従動回転するため、全体を簡素化できるとともに、消費電力の増大を抑制できる。また、通常排水工程では、クラッチ機構93によって吸引ポンプ部26の動作を停止することにより、水槽1への無駄な排水を防止できる。さらに、停止状態では、水溜用配管部31によって水溜部40内の水が無くなることを防止でき、始動時に確実に自吸式ポンプ33の動作を保証できる。
なお、本発明の横軸ポンプは、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、揺動可能な弁体61により放出管部52への連通状態と排出管部53への連通状態とを切り換える構成としたが、第2接続部59および第3接続部60に、連通した開状態および連通を遮断した閉状態に切り換える電磁弁をそれぞれ介設し、それぞれの電磁弁の開閉状態をコントローラ64によって切り換える構成としてもよい。
また、第1乃至第4実施形態では、放出管部52を水槽1に配管することにより、空気および水溜用配管部31に溜めた水を水槽1に排出する構成としたが、水槽1を除く大気中に排出する構成としてもよい。
さらに、第1乃至第4実施形態では、排出管部53をポンプケーシング10の水中軸受け16の上部に接続し、この水中軸受け16に通常排水工程で排出する水を供給する構成としたが、ポンプケーシング10内に排出する構成であればよい。但し、その接続部位は、吸込管部27の接続部より下流側に位置させることが好ましい。
さらにまた、前記各実施形態では、主軸21を回転させる原動機24の動力を従動回転軸44に伝導させて、従動回転軸44を回転させる構成としたが、特に、第1乃至第5実施形態では、専用の原動機を設ける構成としてもよい。
1…水槽
10…ポンプケーシング
12…吸込口
19…吐出弁
20…吐出管(下流側配管)
21…主軸
24…原動機(駆動手段)
25…インペラ
26…吸引ポンプ部
27…吸込管部
31…水溜用配管部
33…自吸式ポンプ(補助ポンプ)
40…水溜部
42…吐出配管部(吐出部)
44…従動回転軸
47…インペラ
48…伝達機構
51…吐出管部
52…放出管部
53…排出管部
56…切換部
61…弁体
62…モータ
63…圧力センサ
64…コントローラ
68…フロート部材
69…制御弁
72…弁体
77…フロートケース
80…フロート部材
81…連結軸部
82…リンク機構
83…ガイド部材
84A,84B…リンクバー
85A,85B…弁体
90…フロートケース
91…フロート部材

Claims (10)

  1. 一端の吸込口が水槽内に配置され、他端側が前記吸込口より上方で略水平方向に延びるポンプケーシングと、
    前記ポンプケーシング内の略水平方向に延びるように配設した主軸と、
    前記ポンプケーシング内で前記主軸に連結され、前記ポンプケーシングの吸込口から前記水槽内の液体を吸い込んで略水平方向に排出するインペラと、
    前記ポンプケーシングの下流側に接続され、前記ポンプケーシング内と下流側配管とが連通した開状態および連通を遮断した閉状態に切り換える吐出弁と、
    一端が前記ポンプケーシングの上部に接続された吸込管部と、
    前記吸込管部の他端に接続され、前記ポンプケーシング内の気体または液体を吸引する補助ポンプと、
    一端が前記補助ポンプの吐出部に接続された吐出管部と、
    一端が前記吐出管部の他端に接続され、他端が前記水槽に配管または外部に開放された放出管部と、
    一端が前記吐出管部の他端に接続され、他端が前記ポンプケーシングまたはポンプケーシングの下流側配管に接続された排出管部と、
    前記吐出管部を介して前記補助ポンプから吐出された気体または液体を、前記放出管部または排出管部へ送出するように切り換える切換部と、
    を備えたことを特徴とする横軸ポンプ。
  2. 前記補助ポンプは、前記主軸の回転駆動力を受けて回転する従動回転軸と、該従動回転軸の先端に連結され前記ポンプケーシング内の気体または液体を吸引するインペラと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の横軸ポンプ。
  3. 前記補助ポンプは、自吸式ポンプであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の横軸ポンプ。
  4. 前記吸込管部は、下向きに屈曲した水溜用配管部を有し、この水溜用配管部の先端に前記補助ポンプを接続していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の横軸ポンプ。
  5. 前記切換部は、前記放出管部の開閉状態および排出管部の開閉状態を切り換える弁体を有し、前記吐出管部に気体の流通状態から液体の流通状態への移行を検出するセンサを配設し、このセンサの検出値に基づいて前記弁体を開閉制御するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の横軸ポンプ。
  6. 前記切換部は、液体の流通により浮動して前記放出管部への流入を遮断するフロート弁を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の横軸ポンプ。
  7. 前記排出管部に、気体の通過を阻止するとともに液体の通過を許容する制御弁を更に配設したことを特徴とする請求項6に記載の横軸ポンプ。
  8. 前記切換部は、第1移動位置で前記放出管部を開状態とするとともに前記排出管部を閉状態とする一方、第2移動位置で前記放出管部を閉状態とするとともに前記排出管部を開状態とする弁体を有し、
    前記ポンプケーシングの前記吸込管部の接続部より上方に、前記ポンプケーシング内に連通するとともに液体に浮動するフロート部材を収容したフロートケースを配設し、前記フロート部材によって前記弁体を第1移動位置または第2移動位置に移動させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の横軸ポンプ。
  9. 一端の吸込口が水槽内に配置され、他端側が前記吸込口より上方で略水平方向に延びるポンプケーシングと、
    前記ポンプケーシング内の略水平方向に延びるように配設した主軸と、
    前記ポンプケーシング内で前記主軸に連結され、前記ポンプケーシングの吸込口から前記水槽内の液体を吸い込んで略水平方向に排出するインペラと、
    前記ポンプケーシングの下流側に接続され、前記ポンプケーシング内と下流側配管とが連通した開状態および連通を遮断した閉状態に切り換える吐出弁と、
    一端が前記ポンプケーシングの上部に接続された吸込管部と、
    前記吸込管部の他端に接続され、前記ポンプケーシング内の気体または液体を吸引する補助ポンプと、
    一端が前記補助ポンプの吐出部に接続されるとともに、他端が前記吐出弁の下流側配管に接続され、前記補助ポンプから吐出された気体または液体を前記下流側配管に排出する排出管部と、
    を備えたことを特徴とする横軸ポンプ。
  10. 一端の吸込口が水槽内に配置され、他端側が前記吸込口より上方で略水平方向に延びるポンプケーシングと、
    前記ポンプケーシング内の略水平方向に延びるように配設した主軸と、
    前記ポンプケーシング内で前記主軸に連結され、前記ポンプケーシングの吸込口から前記水槽内の液体を吸い込んで略水平方向に排出するインペラと、
    前記ポンプケーシングの下流側に接続され、前記ポンプケーシング内と下流側配管とが連通した開状態および連通を遮断した閉状態に切り換える吐出弁と、
    一端が前記ポンプケーシングの上部に接続された吸込管部と、
    前記吸込管部の他端に接続され、前記主軸の回転駆動力を受けて回転する従動回転軸、および、この従動回転軸の先端に連結されて前記ポンプケーシング内の気体を吸引するインペラを有する補助ポンプと、
    前記補助ポンプの吐出部に接続され、この補助ポンプから吐出された気体を前記水槽または外部に放出する放出管部と、
    を備えたことを特徴とする横軸ポンプ。
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