JP2011104718A - 刃物研ぎ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな構造であるとともに、刃物を手軽にかつ良好に研ぐことができるうえ、安全性を確保できる刃物研ぎ機を提供する。
【解決手段】機枠12と、機枠12に収容され上面に研磨面22を形成し横方向に往復直線動する砥石14と、砥石14の往復直線動で形成される往復動研磨面22Rの真上位置に下り傾斜の傾斜下端58aを近接させて機枠12に組み付けられ、回転角度調整自在に所定の傾斜角度で保持される刃物置き台16と、を備えたことを特徴とする刃物研ぎ機10から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、包丁や鎌等の刃物を研ぐための刃物研ぎ機に関する。
包丁や鎌等の刃物を使用していると刃先が次第に摩耗し切れ味が鈍くなってくる。よって、刃物の切れ味を復活させるためには刃物を研ぐ必要がある。従来、刃物を研ぐ際には、砥石に刃を一定の角度で斜めに当てて前後に往復させながら研いでいた。この刃物の研ぎ作業では、刃物を砥石に対して一定の角度で保持しながら前後に往復させる必要がある。しかしながら、刃物を手で持って往復させるので不安定で砥石に当てる角度がバラバラになりやすく、逆に刃を潰してしまって切れ味が悪くなるおそれがあり、高度な熟練技術を必要としていた。一方、例えば、特許文献1には手軽に刃物を研ぐための技術が提案されている。特許文献1に提案された刃物研ぎ器では、箱状の本体の側面に取付けたガイド体に移動可能に砥石を組込み、該砥石を本体内に設置した駆動制御装置によって駆動制御される作動レバーと連結し、砥石を低速で往復動させる。そして、包丁を手で持ち刃物の先端を前後方向への往復動する砥石に当接しつつ後方を浮かせて逃げ角を形成するように保持させて刃先を研ぐものであった。
実開平7−20245号公報
特許文献1の刃物研ぎ器では、本体の側方に砥石が往復移動するガイド体が設けられているので研ぎ器全体が大型化していた。その結果、使用時及び保管時に研ぎ器が場所をとって邪魔になりやすいうえ、研ぎ器を持ち運びする際も不便であった。また、特許文献1では、砥石を往復動させる駆動制御装置は、電動モーターの回転軸にウオームギヤ機構が取付けられ、ウオームギヤ機構に偏心輪と作動レバーとで構成された運動変換機構が連結されて、円運動から直線運動へ変換するものであった。したがって、本体は偏心輪の回転させるために大きなスペースを形成する必要があるので、砥石の大きさに比べて本体構造が大きくなり、研ぎ器のさらなる大型化の要因となっていた。さらに、刃物を手で支持して往復移動する砥石に当てるものであるから、刃物が不安定である上、刃物が動かないようにある程度力を要し、刃物の砥石に対する位置や当てる角度がずれやすかった。その結果、刃物研ぎの確実性が低く、簡便性に劣り使い勝手も悪かった。また、使用時には、砥石が本体の外部に露出した状態で往復移動するので安全性にも劣るものであった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、コンパクトな構造であるとともに、刃物を手軽にかつ良好に研ぐことができるうえ、安全性を確保できる刃物研ぎ機を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、機枠12と、機枠12に収容され上面に研磨面22を形成し横方向に往復直線動する砥石14と、砥石14の往復直線動で形成される往復動研磨面22Rの真上位置に下り傾斜の傾斜下端58aを近接させて機枠12に組み付けられ、回転角度調整自在に所定の傾斜角度で保持される刃物置き台16と、を備えたことを特徴とする刃物研ぎ機10から構成される。
また、砥石14の往復可動域長さの略中央位置の真下に設けられた回転駆動装置40と、回転駆動装置40の回転出力を砥石14の往復直線動に変換する変換装置(42)と、が設けられたこととしてもよい。
その際、変換装置は、クランク機構42からなることとするとよい。
また、クランク機構42の回転リンク体54の回転軌跡CLの直径Dが、砥石14の往復直線動方向(RD)と直交する方向WDの幅より小さく、かつ砥石14の往復直線動方向(RD)と直交する方向WDの幅に近似する長さで設定されたこととしてもよい。
また、刃物置き台16の傾斜上面には、刃物Eの側面を磁力吸着するマグネットゴム板部材64が取り付けられたこととしてもよい。
本発明の刃物研ぎ機によれば、機枠と、機枠に収容され上面に研磨面を形成し横方向に往復直線動する砥石と、砥石の往復直線動で形成される往復動研磨面の真上位置に下り傾斜の傾斜下端を近接させて機枠に組み付けられ、回転角度調整自在に所定の傾斜角度で保持される刃物置き台と、を備えたことから、刃物置き台に刃物を安定的に置いた状態で刃物研ぐことができるので、熟練技術を要することなく、簡便にしかも低労力で刃物を一定の角度に保持しながら研ぐことができる。同時に、機枠内に往復直線動する砥石を収容したうえ、砥石の上方に刃物置き台を組み付けたので、刃物を研ぐのに必要な砥石の幅を確保しながら各構成要素を機枠に効率良く配置して刃物研ぎ機全体のコンパクト化を実現できる。よって、研ぎ機が場所をとらないので、使い勝手がよく、保管時の収納性もよく、持ち運びも楽に行える。さらに、刃物置き台の角度を自在に調整できるので、研ぐ刃物の種類に応じて適正に研ぐことができる。また、往復直線移動する砥石が機枠内に収容されているので安全性も高い。さらに、刃物研ぎ機の構造が簡単であり、低コストで製造できる。
また、砥石の往復可動域長さの略中央位置の真下に設けられた回転駆動装置と、回転駆動装置の回転出力を砥石の往復直線動に変換する変換装置と、を備えた構成とすることにより、砥石の往復可動域長さの略中央位置の真下に駆動装置を配置したことで、機枠を大型化させることなく、砥石を往復直線動させる機構を機枠内に効率良く配置できる。その結果、特に砥石の往復直線動方向の機枠の幅を極力小さく形成でき、刃物研ぎ機のコンパクト化を図ることができる。
また、変換装置は、クランク機構からなることにより、簡単でコンパクトな構造で変換装置を実現できる。
また、クランク機構の回転リンク体の回転軌跡の直径が、砥石の往復直線動方向と直交する方向の幅より小さく、かつ砥石の往復直線動方向と直交する方向の幅に近似する長さで設定された構成とすることにより、砥石の往復ストロークを確保しつつ、砥石の大きさに比べてクランク機構及び機枠を大型化させることがなく、コンパクトな構成で製造することができる。その結果、刃物研ぎ機の、特に砥石の往復直線動方向と直交する方向の機枠の幅を極力小さく形成でき、研ぎ機のコンパクト化を図ることができる。
また、刃物置き台の傾斜上面には、刃物の側面を磁力吸着するマグネットゴム板部材が取り付けられた構成とすることにより、刃物置き台に対して簡単に刃物の固定又は離脱操作を行なえる。同時に、刃物を磁力吸着力とゴムの高摩擦抵抗により協働させて確実に固定でき、往復直線動する砥石に刃物を当てて研ぐ際に刃物の位置ずれをより確実に防止できる。また、ゴム板部材の弾性により刃物が傷付きにくい。
本発明の第1の実施形態に係る刃物研ぎ機の斜視図である。 図1の刃物研ぎ機の正面図である。 図1の刃物研ぎ機の平面図である。 図3の刃物研ぎ機の砥石が移動した図である。 図3の刃物研ぎ機のA−A線断面図である。 図5の刃物研ぎ機の砥石が移動した図である。 図3の刃物研ぎ機のB−B線断面図である。 図3の刃物研ぎ機の一部を省略して内部を示した説明図である。 砥石を省略して示した往復直線動の作用説明図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の刃物研ぎ機の実施の形態について説明する。本発明の刃物研ぎ機は、砥石を往復直線動させながら、例えば、包丁、鎌、鉈、ナイフ等様々な刃物の種類に応じて簡便に研ぐことができるものである。図1ないし図9は、本発明に係る刃物研ぎ機の一実施形態を示している。図1、図2、図3に示すように、本実施形態において、刃物研ぎ機10は、機枠12と、往復直線動する砥石14と、刃物置き台16と、を備えている。
図1、図3、図5に示すように、機枠12は、例えば、中空箱状のケースからなる。機枠12には、砥石14や刃物置き台16等を含む構成要素が一体的に組み付けられている。本実施形態では、機枠12は、平面視では縦幅よりも横幅が大きな横長矩形形状で、ある程度の高さで形成された直方体状の外形形状で設けられている。機枠12は、1対の平行な長辺側壁18a、18bと、該長辺側壁に直交する1対の平行な短辺側壁18c、18dと、の4つの側壁を有している。機枠12は、これらの側壁18a〜18dで囲まれた中空内部Sを形成するとともに、上面側及び底面側を開口20、21して四角筒状ケースとなっている。なお、本実施形態では、機枠12の底面側は開口21しているが底板を設けて閉鎖していてもよい。機枠12の底面側を開口21していることにより、機枠12内の清掃やメンテナンス等を行いやすい。また、機枠12の長辺側壁18a、18bの高さは、短辺側壁18c、18dの高さよりも高く設けられており、機枠12の短辺側壁の上方側が一部開放されている。
図1、図3、図5に示すように、砥石14は、上面に研磨面22が形成され、本実施形態では、機枠12の中空内部Sの上部側に配置されて収容されている。砥石14は、機枠12の上面側の開口20から研磨面22を臨ませて配置されており、砥石の研磨面22が、機枠12の長辺側壁18a、18bの上端と同じか若干上方に突出させるように配置される。砥石14は往復駆動手段24を介して機枠12内でのみ該機枠12の横長方向RDに往復直線動される。この砥石14の横方向RDへの往復直線動により、研磨面22の移動軌跡面すなわち移動研磨面22Rが形成される。砥石14は、例えば、平面視で縦幅が機枠12の縦幅より若干小さく、横幅が機枠12の横幅の略半分程度の大きさとなる横長矩形状に設けられている。
本実施形態では、砥石14は、機枠12内に設けられる移動枠体26に着脱可能に装着されることによって、機枠12内に収容されている。移動枠体26は、機枠12内をガイド部28を介して案内されながら往復直線動する。すなわち、砥石14は、移動枠体26に装着されて一体的に機枠12内を往復直線動する。ガイド部28は、例えば、機枠12の中空内部Sの上部側に横長方向RDに架設された1対のロッド体からなる。図5に示すように、移動枠体26は、例えば、矩形板状の砥石14を収容する枠本体30と、少なくとも砥石14の研磨面22が枠本体30上端よりも上方に突出するように砥石14を保持する係止片32と、下面側にロッド体からなるガイド部28に摺動自在に係合する外筒部が設けられたスライド係合部34と、を含む。枠本体30の枠内形状は、砥石14の平面外形形状と略同じ大きさとなっている。移動枠体26は、上面側から砥石14を出し入れして簡単に着脱操作できる。よって、使用後に砥石14を洗ったり、摩耗した砥石14を新しいものと交換したりすることができる。さらに、例えば、万能包丁や出刃包丁、刺身包丁等の包丁の種類、鎌、鍬、ナイフ等その他刃物の種類に応じて研磨面22の粗さが異なる砥石14に適宜交換することができる。移動枠体26は、ガイド部28に案内されて機枠12の長辺側壁18a、18bの内壁面に沿いながら、移動枠体26の右端が機枠12の右端側に近接する位置(図3、図5参照)から移動枠体26の左端が機枠12の左端側に近接する位置(図4、図6参照)までを往復可動域として、所定の往復ストロークで横方向に往復動する。移動枠体26すなわち砥石14の往復ストロークは、機枠12の横幅と砥石14の横幅との差と略同じかそれ以下に設定されている。よって、砥石14の往復可動域長さは、機枠12の長手方向の横幅と略同じとなっている。これにより、使用時には往復直線動する砥石14が機枠12の外部にほとんど出ないので安全性を確保できる。
移動枠体26には、砥石14の該移動枠体26へのロック装置が設けられている。ロック装置は、例えば、移動枠体26の一方の短辺側の枠壁を螺合貫通するボルト36を含む。移動枠体26に砥石14を装着した際に、ボルト36をねじ込んでボルト先端を砥石側面に突き当てて固定することにより、砥石14が枠体内でずれたり、がたついたりするのを防止できる。一方、砥石14を着脱操作する際には、ボルト36を緩めて着脱操作をしやすくすることができる。なお、砥石14のガタツキ等を防ぐロック装置としは、例えば、板バネを用いた構成やその他の任意の構成でもよい。
図5、図6、図8に示すように、砥石14の往復直線動を駆動する往復駆動手段24は、例えば、一定の速度で出力軸38を回転させる回転駆動装置40と、回転駆動装置40の出力軸38の回転動を移動枠体26の往復直線動に変換するクランク機構42と、を含む。回転駆動装置40及びクランク機構42は、ともに機枠12の中空内部Sに収容されている。
図5に示すように、回転駆動装置40は、砥石14の往復可動域長さの略中央位置の真下に配置されている。本実施形態では、回転駆動装置40は、機枠12内の長手方向(RD)の略中央位置に配置されている。回転駆動装置40は、例えば、外部電源により駆動するモータ44と、モータ44の回転出力を低速に変換するように複数のギアが組み付けられた減速ギアボックス46と、減速ギアボックス46からの出力軸38と、を含む。モータ44の電源コード48は、機枠12の一方の短辺側壁18dから外部に引き出されている。モータ44をオン・オフするためのスイッチ50が機枠12の一方の短辺側壁18dに外部露出させて固定されている。
減速ギアボックス46は、モータ50の筐体と一体的に組み付けられている。減速ギアボックス46は、例えば、機枠12の中空内部Sでガイド部28の長手中間位置の下方側に水平に架設された中間固定板56にボックス上面を密着させた状態で固定されている。出力軸38は、減速ギアボックスから中間固定板56を貫通して上向きに突出されて縦軸周りに回転する。
図5、図6、図9に示すように、クランク機構42は、回転駆動装置40の回転出力を移動枠体26すなわち砥石14の往復直線動に変換する変換装置である。クランク機構42は、移動枠体26と回転駆動装置40との間に配置されている。クランク機構42は、一端を出力軸38の上端に固定して該出力軸38と一体的に水平回転する回転リンク体54と、一端を回転リンク体54の他端側に他端を移動枠体26にそれぞれ枢支連結する連接リンク体56と、を含む。図9に示すように、クランク機構42では、回転リンク体54の連接リンク体56との枢支連結の中心軸の回転軌跡円の直径が移動枠体26の往復ストロークとなる。図8に示すように、回転リンク体54の回転軌跡円CLの直径D(回転リンク体54の長さの約2倍)は、平面視での砥石14の縦幅すなわち砥石14の往復直線動方向と直交する方向WDの幅よりも小さく、かつ砥石14の往復直線動方向と直交する方向WDの幅に近似するような長さで設定されている。往復直線動する砥石14は、効率良く刃物を研ぐためにある程度の幅をもって形成されている。よって、回転リンク体54の回転軌跡CLの直径Dを、砥石14の往復直線動方向(RD)と直交する方向WDの幅より小さくすることで、砥石14の大きさに比べてクランク機構42の構成をコンパクトに形成でき、研ぎ機10全体のコンパクト化に寄与する。さらに、回転リンク体54の回転軌跡CLの直径Dを、砥石14の往復直線動方向(RD)と直交する方向WDの幅よりも小さな範囲で、できるだけ大きく形成することにより、所要の砥石14の往復ストロークを大きく確保して良好に刃物を研ぐことができる。
図1、図2、図5に示すように、刃物置き台16は、研ぎ対象の刃物Eを一定の角度で傾斜させながら切刃を砥石14に近接させた状態で安定的に置くための台手段である。刃物置き台16は、砥石14の往復直線動で形成される往復動研磨面22Rの真上位置に下り傾斜の傾斜下端を近接させるように傾斜して機枠12に組み付けられている。本実施形態では、刃物置き台16は、砥石14の往復直線動のいずれの位置でも台上に置いた刃物が常に砥石14の研磨面22に当たるようになっている。刃物置き台14は、傾斜角度を自在に回転角度調整することができると同時に、所定の傾斜角度で保持されるようになっている。具体的には、刃物置き台16は、例えば、刃物Eを横に倒して置くための台板部58と、台板部58を機枠12に対して回転自在に枢支させる枢支部60と、角度保持装置62と、を有する。
台板部58は、例えば、平面視で機枠14の縦幅と略同じ程度の長さの縦幅及び横幅の正方形状の平板体で形成されている。台板部58は、機枠12の上面側の開口20の左側の一部を平面視で閉鎖するように開口20上に傾斜して配置されている。台板部58は、傾斜下端58aに枢支部60が設けられて、枢支部60の枢支軸周りに自在に回動する。台板部58は、例えば、往復動研磨面22Rに対する角度を0度〜30度程度の範囲で変更調整しうる。台板部58の傾斜下端58aは、機枠12の長辺側壁18a、18bの上端より若干上方に配置されている。すなわち、台板部58の傾斜下端58aは、往復動研磨面22Rに対して若干の隙間が形成された状態で近接して配置されている。台板部58の上面には、刃物Eの側面を磁力吸着するマグネットゴム板部材64が取り付けられている。マグネットゴム板部材64を設けたことにより、刃物Eの側面を磁力吸着により簡単に固定、離脱することができる。さらに、マグネットゴム板部材64による磁力吸着作用とゴムの高摩擦抵抗とが協働して、台面上に置いた刃物がずれにくく、良好に固定した状態で往復直線動する砥石14に当てて刃物を研ぐことができる。また、マグネットゴム板部材64の弾性により刃物が傷付きにくい。枢支部60は、例えば、台板部58の傾斜下端58a側から機枠12の長辺側壁18a、18bに沿うように垂下させた脚板部63と、脚板部63を機枠12の長辺側壁18a、18bに枢支した枢支軸65と、を含む。角度保持装置62は、例えば、台板部58の傾斜上端寄りの中間位置から機枠12の長辺側壁18aに沿うように垂下した円弧溝66付きの調整板68と、円弧溝66にネジ軸を貫通させて長辺側壁18aに形成されるネジ孔に螺合する蝶ネジ70と、を含む。図2に示すように、蝶ネジ70を手で緩めることにより、台板部58を枢支軸65周りに回動して角度を自在に調整できる。そして、刃物Eの切刃の角度に応じた角度で台板部58の角度を調整した状態で、蝶ネジ70を手で締めこむと台板部58を所定の傾斜角度で保持できる。
次に、本実施形態に係る刃物研ぎ機10の作用について説明する。図3、図5に示すように、刃物置き台16の上面に包丁等の刃物Eを横に倒して切刃を砥石14に近接させた状態で置くと、刃物Eの側面がマグネット板部材64に磁力吸着されて固定される。この際、刃物Eの切刃の角度に応じて刃物置き台16の傾斜角度を調整し、刃物Eの切刃と砥石の研磨面22との当たる角度を適正に調整しておく。スイッチ50をオンすると、回転駆動装置の回転出力をクランク機構42を介して図9(a)〜(f)のサイクルで移動枠体26の往復直線動に変換されることにより、移動枠体26と一体的に砥石14が機枠12内を往復直線動して、刃物を自動的に研ぐことができる。刃物置き台16により刃物を一定の角度で安定的に置くことができると同時に、刃物置き台16の上面のマグネット板部材64により、刃物は磁力吸着されるとともに高摩擦抵抗が作用するので、使用者は刃物を比較的軽く手を添えておくだけでも刃物の位置がずれにくい。これにより、省力で、簡便にかつ良好に刃物を研ぐことができる。さらに、砥石14は機枠12内に収容された状態で往復直線動するので、使用者や周囲の物に往復直線移動する砥石14があたりにくく安全性が高い。刃物を研ぎ終わった後には、刃物を刃物置き台から簡単に取外すことができる。また、上述のように、刃物研ぎ機10がコンパクトに構成されているので場所をとらずテーブルの上などに簡単に設置して使用することができるとともに、不使用時の保管場所も簡単に確保できる。
以上説明した本発明の刃物研ぎ機は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の刃物研ぎ機は、家庭又は業務等で使用する各種包丁、鎌、鉈、ナイフ等その他の刃物を簡便にかつ良好に研ぐことができる。
10 刃物研ぎ機
12 機枠
14 砥石
16 刃物置き台
22 研磨面
38 出力軸
40 回転駆動装置
42 クランク機構
64 マグネット板部材

Claims (5)

  1. 機枠と、
    機枠に収容され上面に研磨面を形成し横方向に往復直線動する砥石と、
    砥石の往復直線動で形成される往復動研磨面の真上位置に下り傾斜の傾斜下端を近接させて機枠に組み付けられ、回転角度調整自在に所定の傾斜角度で保持される刃物置き台と、を備えたことを特徴とする刃物研ぎ機。
  2. 砥石の往復可動域長さの略中央位置の真下に設けられた回転駆動装置と、
    回転駆動装置の回転出力を砥石の往復直線動に変換する変換装置と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の刃物研ぎ機。
  3. 変換装置は、クランク機構からなることを特徴とする請求項2記載の刃物研ぎ機。
  4. クランク機構の回転リンク体の回転軌跡の直径が、砥石の往復直線動方向と直交する方向の幅より小さく、かつ砥石の往復直線動方向と直交する方向の幅に近似する長さで設定されたことを特徴とする請求項3記載の刃物研ぎ機。
  5. 刃物置き台の傾斜上面には、刃物の側面を磁力吸着するマグネットゴム板部材が取り付けられたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の刃物研ぎ機。
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