JP2011103506A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、画像データを安価にかつ適切に転送する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】画像形成装置1は、複数のASICモジュール2a〜2nがメモリ3上のディスクリプタdtに基づいて該メモリ3上の画像データDa〜Dcを読み込んで所定の画像処理を施した後にディスクリプタdtに基づいて該メモリ3上に書き戻す処理を順次行うことで画像処理を行う。画像形成装置1は、画像処理済の画像データDa〜Dcの先頭に該ASICモジュール2a〜2nを特定するASICモジュールIDを付与してメモリ3に格納し、少なくとも画像処理順序の前段のASICモジュール2a〜2nを特定するASICモジュールIDを取得して、メモリ3から読み込んだ画像データDa〜Dcの先頭のデータと比較してメモリ3から読み込んだ画像データDa〜Dcの適否を判定する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置1は、複数のASICモジュール2a〜2nがメモリ3上のディスクリプタdtに基づいて該メモリ3上の画像データDa〜Dcを読み込んで所定の画像処理を施した後にディスクリプタdtに基づいて該メモリ3上に書き戻す処理を順次行うことで画像処理を行う。画像形成装置1は、画像処理済の画像データDa〜Dcの先頭に該ASICモジュール2a〜2nを特定するASICモジュールIDを付与してメモリ3に格納し、少なくとも画像処理順序の前段のASICモジュール2a〜2nを特定するASICモジュールIDを取得して、メモリ3から読み込んだ画像データDa〜Dcの先頭のデータと比較してメモリ3から読み込んだ画像データDa〜Dcの適否を判定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、画像データを安価にかつ適切に転送する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に関する。
複写装置、プリンタ装置、複合装置及びコンピュ−タ等の画像処理装置は、近年、画像の高品質化、カラー化等から画像データ量が増大化するのに反して、画像処理の高速化が要求され、画像処理をASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の半導体集積回路によって行われるようになってきているとともに、該ASIC内に複数の画像処理モジュールを搭載して該複数の画像処理モジュール間でデータ転送を行ったり、複数のASICやメモリとの間で画像データの転送を行って、画像処理を行っている。
例えば、図9に示すように、ASIC1000が入力側DMAC(Direct Memory Access Controller :DMAコントローラ)1001、画像処理機能ブロック1002及び出力側DMAC1003等を搭載し、入力側DMAC1001が、外部メモリに記録されているディスクリプタ1110を読み取って該ディスクリプタ1110に従って外部メモリから画像処理対象画像データ12000を取り込む。ASIC1000は、入力側DMAC1001の取り込んだ画像データ1200に対して画像処理機能ブロック1002が画像処理を施して、出力側DMAC1003が画像処理機能ブロック1002で画像処理の施された画像処理結果画像データ1220を外部メモリ上のディスクリプタ1120に基づいて転送する(特許文献1等参照)。このディスクリプタ1110、1120は、図9に示すように、メモリ上に複数設定され、各ディスクリプタ1110、1120は、図10に示すように、次のディスクリプタアドレス、データ転送先アドレス(または、元アドレス)、データ転送ライン数及びフォーマット情報等が記録される。
ところが、このような画像データ転送においては、転送異常による異常画像の発生するおそれがあった。
すなわち、画像データは、図11に示すように、一般的に、メモリ上に、複数のブロックに分割されて保管されていることが多く、ディスクリプタ1110、1120は、これらの画像データの格納されている先頭アドレスを、データ転送先アドレス(元アドレス)として保有している。DMAC1001、1003は、このデータ転送先アドレスに基づいてメモリ上の対応する画像データを読み出して取り込んだり、転送先に転送する。ところが、図11に示すように、メモリ1300上には、画像データだけでなく、画像データ以外のデータも格納されており、ディスクリプタ1110、1120のデータ転送先アドレス(元アドレス)のアドレスが転送対象とすべき画像データの先頭アドレスを示していれば、DMAC1001、102が適切に転送することはできるが、例えば、図11に示すように、画像データ以外の領域を示していると、DMAC1001、102が画像データではなく画像データ以外の領域のデータを転送することとなる。その結果、図12に示すように、ASIC1000で画像処理された処理結果の画像に異常画像が発生することとなる。
ところが、従来技術にあっては、画像処理において、上述のような異常が発生しても、画像形成出力や表示出力された結果を目視して始めて画像処理にエラーが発生したことが確認されることとなり、資源の無駄が発生するだけでなく、出力画像に対してパラメータの障害発生要因が複雑に絡むため、画像処理における異常画像発生に対して適切に対処することができないという問題があった。
この場合、例えば、上位のデータ処理装置から下位のデータ処理装置にデータ転送すると、下位のデータ処理装置がデータ記憶手段の格納データを更新すると、該更新した格納データを上位のデータ処理装置に送信して、上位のデータ処理装置が該格納データで自身のデータ記憶手段の格納データを更新する場合に、上位及び下位のデータ処理装置が、データ記憶手段のデータ更新に対応してチェック符号を生成して符号格納手段に格納し、上位のデータ処理装置が、自身の符号格納手段に蓄積されたチェック符号と下位のデータ処理装置の符号格納手段に蓄積されたチェック符号を照合する技術が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この従来技術は、データ記憶手段にデータを格納する毎にチェック符号を生成して、チェック符号格納手段に格納し、上位データ処理装置が、下位のデータ処理装置のチェック符号格納手段のチェック符号と自身のチェック符号格納手段のチェック符号とを照合することで、転送異常の発生の有無のチェックを行っている。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、上位と下位のデータ処理装置が、データ記憶手段にデータを格納する毎にチェック符号を生成して、チェック符号格納手段に格納し、上位データ処理装置が、下位のデータ処理装置のチェック符号格納手段のチェック符号と自身のチェック符号格納手段のチェック符号とを照合することで、転送異常の発生の有無のチェックを行っているため、この従来技術を、ASIC等の画像処理モジュールにおける画像データの転送に適用すると、チェック符号格納手段を各ASIC毎に搭載する必要があり、ASICが大型化、複雑化してコストが高くなるとともに、管理対象のデータが増大するだけでなく、チェック符号の照合の結果、チェック符号が整合しない場合であっても、その整合しない原因を特定する方法が示されておらず、画像データの転送における異常発生に対して適切に対応することができないという問題があった。
そこで、本発明は、メモリを介在させて複数の画像処理デバイスで順次画像処理する際の画像データの転送異常を適切に判定する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、複数の画像処理デバイスがメモリ上のディスクリプタに基づいて該メモリ上の画像データを読み込んで所定の画像処理を施した後にディスクリプタに基づいて該メモリ上に書き戻す処理を順次行うことで画像処理を行う場合に、画像処理済の前記画像データの特定位置に該画像処理デバイスを特定するデバイス特定情報を付与して前記メモリに格納し、少なくとも画像処理順序の前段の前記画像処理デバイスを特定する前記デバイス特定情報を取得して、該メモリから読み込んだ前記画像データの前記特定位置のデータが、上記取得した前記デバイス特定情報であるか否かに基づいて該メモリから読み込んだ該画像データの適否を判定することを特徴としている。
また、本発明は、前段の前記画像処理デバイスの前記デバイス特定情報を次段の該画像処理デバイスが読み取る前記ディスクリプタに付加し、付加した該ディスクリプタから前記デバイス特定情報を取得することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、前記画像処理順序における全ての前記画像処理デバイスの前記デバイス特定情報を特定情報格納手段に格納し、該特定情報格納手段から前記デバイス特定情報を取得することを特徴としてもよい。
また、本発明は、前記画像データが不適切であると判定すると、所定の報知手段にその旨を報知出力させることを特徴としてもよい。
本発明によれば、メモリを介在させて複数の画像処理デバイスで順次画像処理する際の画像データの転送異常を適切に判定することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図4は、本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の第1実施例を適用した画像形成装置1の要部ブロック構成図である。
図1において、画像形成装置1は、例えば、複合装置、プリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置等であり、画像処理デバイスとして、複数のASICモジュール2a〜2n(図1では、2つのみ記載)を備えているとともに、メモリ3や図示しないCPU(Central Processing Unit )等を備えている。また、画像形成装置1は、画像形成装置1として必要な各部、例えば、所定の画像形成方式(電子写真方式、インク噴射方式等)で画像形成するエンジン部、原稿を走査して原稿の画像を読み取るスキャナ部、外部のコンピュータ等から画像データを受け取る外部インターフェイス部、各種操作を受け付けて必要な情報を表示出力する操作表示部(報知手段)等を備えている。
画像形成装置1は、処理対象の画像データDa〜Dcを、メモリ3上に格納した後、画像処理順序に応じて、例えば、ASICモジュール2aへ画像データDa〜Dcを転送し、ASICモジュール2aで画像処理した画像データDa〜Dcを、メモリ3を介してASICモジュール2bに転送して、ASICモジュール2bで画像処理を施した後、再度、メモリ3に格納するという画像処理を順次行う。
各ASICモジュール2a〜2nは、それぞれ入力側DMAC11a〜11n、IDチェック部12a〜12n、画像処理機能ブロック13a〜13n、出力側DMAC14a〜14n、ID付与部15a〜15n及びID記憶部16a〜16n等を備えており、メモリ3は、大容量のRAM(Random Access Memory)等で構成されて、画像データDa〜Dcや画像データDa〜Dc以外のデータ及びASICモジュール2a〜2nの利用するディスクリプタdtを記憶する。
画像形成装置1の図示しないCPUは、メモリ3上に格納されている画像データDa〜Dcに基づいて画像形成を行う場合、ASICモジュール2a〜2nを使用して必要な画像処理を行わせる。CPUは、メモリ3上の画像データDa〜Dcの転送において、各ASICモジュール2a〜2nが搭載しているDMAC11a〜11n、15a〜15nを利用して行い、このDMAC11a〜11n、15a〜15nに画像データDa〜Dcの転送を行わせるために、メモリ3上に画像データDa〜Dcの転送に必要なディスクリプタ情報からなるディスクリプタdtを書き込み、DMAC11a〜11n、15a〜15nに起動をかけることで、その後、CPUが介在することなく、DMAC11a〜11n、15a〜15nがディスクリプタdtに基づいて画像データDa〜Dcの転送を行う。そして、CPUは、図1に示すように、画像データDa〜Dcをメモリ3からASICモジュール2a〜2nに転送する場合には、ディスクリプタdtに、複数のASICモジュール2a〜2nで画像処理を行わせる場合には、前段のASICモジュール2a〜2nを特定するために、該前段のASICモジュール2a〜2nのIDを指定ASICモジュールIDとして書き込む。
入力側DMAC(読み込み手段)11a〜11nは、CPUによって内部レジスタに設定されたメモリ3上のディスクリプタdtのアドレスにアクセスして、ディスクリプタdtを読み出し、ディスクリプタdtから指定ASICモジュールIDを取得してIDチェック部12a〜12nに渡す。また、入力側DMAC11a〜11nは、読み出したディスクリプタdtに基づいてメモリ3上のデータ領域をアクセスして、該データ領域の先頭のデータ(正常な読み出しの場合には、前段のASICモジュールID)を読み出してIDチェック部12a〜12nに渡すとともに、該先頭データ以降のデータ(正常な読み出しの場合には、画像データDa〜Dc)を画像処理機能ブロック13a〜13nに渡す。
IDチェック部(判定手段)12a〜12nは、入力側DMAC11a〜11nから受け取ったディスクリプタdtの指定するASICモジュールIDである指定ASICモジュールIDと、入力側DMAC11a〜11nから受け取ったデータの先頭データ(前段のASICモジュールID)とを比較して、一致するか判断することで、ディスクリプタdtの指定するデータ読み取り先アドレスが適切であるか否か判断し、不適切であると判断すると、エラー通知をCPUに行う。上記入力側DMAC11a〜11n及びIDチェック部12a〜12nは、全体として特定情報取得手段として機能している。
画像処理機能ブロック(画像処理手段)13a〜13nは、画像データDa〜Dcに対して所定の画像処理を施して、出力側DMAC14a〜14nに渡す。
出力側DMAC(書き込み手段)14a〜14nは、CPUによって設定されたディスクリプタdtに基づいて画像処理機能ブロック13a〜13nで画像処理された画像データDa〜Dcを所定のブロック単位でメモリ3の指定のアドレスにそれぞれ書き込む。
ID記憶部16a〜16nは、ASICモジュール2a〜2nそれぞれに固有のASICモジュールIDのうち、自己のASICモジュールIDを記憶している。
ID付与部(特定情報付与手段)15a〜15nは、出力側DMAC14a〜14nによってメモリ3に書き込まれるブロック単位の画像データDa〜Dcの先頭に、ID記憶部16a〜16nに格納されているASICモジュール26、36それぞれに固有のASICモジュールIDを付与する。
なお、電子装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像処理方法を実行する画像処理プログラムを読み込んでROM等に導入することで、後述する画像データを複数のASIC2a〜2nを転送して画像処理する際の画像データの転送異常を適切に検出する画像処理方法を実行する画像処理装置として構築されている。この画像処理プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置1は、複数のASICモジュール2a〜2nを使用して画像処理する場合に、メモリ3との間の画像データDa〜Dcの転送異常の原因を適切に判定する。
すなわち、画像形成装置1は、CPUが、画像形成装置1のアプリケーションを実行することで、画像形成処理等を行う場合、メモリ3から画像データDa〜DcをASICモジュール2a〜2nに転送して画像処理を行って、画像処理後の画像データDa〜Dcをメモリ3上に書き戻して、次のASICモジュール2a〜2nに転送する処理を順次行って画像処理を行うが、メモリ3に画像データDa〜Dcを書き戻す際に、画像処理を施したASICモジュール2a〜2nの固有のASICモジュールIDを付与し、次のASICモジュール2b〜2nがメモリ3のASICモジュールIDの付与された画像データを読み取って該ASICモジュールIDに基づいて画像データDa〜Dcの適否を判定して転送異常の原因を解明できるようにする。
なお、以下の説明では、説明を明確にするために、ASICモジュール2aとASICモジュール2bを使用して画像処理するものとして説明する。
CPUは、まず、画像処理に使用するASICモジュール2a、2bのうち、先頭のASICモジュール2aにメモリ3の画像データDa〜Dcを転送するのに必要なディスクリプタdtを設定する。このとき、図1に示すように、CPUは、転送先のASICモジュール2aの入力側DMAC11aに起動をかける。
入力側DMAC11aは、図2に示すように、起動がかけられると、メモリ3のディスクリプタdtを読み取って、ディスクリプタdtの指定する読み出しアドレスの画像データDa〜Dcをメモリ3から順次読み取りIDチェック部12aに渡すとともに、ディスクリプタdtから指定ASICモジュールIDを取得してIDチェック部12aに渡す。メモリ3には、図2に示すように、1ページ(1枚)の画像の画像データDa〜Dcが複数のブロックに分けられて格納されているとともに、該画像データDa〜DcがASICモジュール2a〜2nで画像処理された画像データであるときには、該画像データDa〜Dcの各画像ブロックに対してそれぞれ前段のASICモジュールIDが付与されている。そして、CPUは、画像データブロックDa〜Dc毎にディスクリプタ情報と指定ASICモジュールIDからなるディスクリプタdtをメモリ3のディスクリプタ領域に書き込む。
IDチェック部12aは、入力側DMAC11aから受け取ったディスクリプタdtから指定ASICモジュールIDを抜き出し(ステップS101)、画像データDa〜Dcの先頭に付与されている前段のASICモジュールIDを取得する(ステップS102)。
IDチェック部12aは、該前段のASICモジュールIDと指定ASICモジュールIDを比較することで、入力側DMAC11aの読み取った画像データが適切な画像データDa〜Dcであるかチェックする。すなわち、IDチェック部12aは、前段のASICモジュールIDと指定ASICモジュールIDが一致するかチェックし(ステップS103)、一致するときには、ディスクリプタdtによって指定されて読み出されたデータが適切な画像データDa〜Dcであると判断して、全てのディスクリプタ情報における画像処理が完了するまで同様の処理を繰り返す(ステップS101〜S103)。ステップS103で、前段のASICモジュールIDと指定ASICモジュールIDとが異なるときには、IDチェック部12aは、ディスクリプタdtによって読み出されたデータが適切な画像データDa〜Dcではないと判断して、CPUに通知し、CPUは、画像データ転送異常を操作表示部の表示部に表示出力する等の異常時処理を実行する。例えば、図1のメモリ3の図において、2番目のディスクリプタ情報が指定する転送対象の画像データのメモリアドレスが本来であれば画像データDbの先頭アドレスであるはずであるが、図1に破線で示すように、画像領域外の先頭アドレスを示していると、このメモリアドレスの先頭箇所には前段のASICモジュールIDが埋め込まれておらず、ディスクリプタ情報が間違ったメモリアドレスを指し示しているため、画像領域外データを引きとることになり、画像データから取得した内容が指定されたASICモジュールIDとは異なるデータとなる。したがって、IDチェック部12aは、ステップS103で、指定ASICモジュールIDと前段のASICモジュールIDとが一致しないことになる。
IDチェック部12aは、1ページ分の全てのブロック画像データDa〜Dcに対する上記ASICモジュールIDチェック処理を完了すると、IDチェック処理を終了する。
画像処理機能ブロック13aは、IDチェック部12aがIDエラーを検出しないときには、入力側DMAC11aがメモリ3から読み取ったブロックの画像データに対して所定の画像処理を施して出力側DMAC14aに渡し、出力側DMAC14aは、メモリ3のディスクリプタdtに従って画像処理後のブロックの画像データをメモリ3に格納する。ID付与部15aは、出力側DMAC14aによってメモリ3に格納された画像処理後のブロックの画像データDa〜Dcに対して、ID記憶部16aに格納されているASICモジュール2aに固有のASICモジュールIDを前段のASICモジュールIDとして付与する。
すなわち、ID付与部15aは、図3に示すように、ID記憶部16aからASICモジュール2aに固有のASICモジュールIDを読み出して、CPUの設定したメモリ3上のディスクリプタdtに基づいて画像処理対象の各画像データブロックDa〜Dcの先頭(画像処理対象画像先頭)に埋め込むことで、前段のASICモジュールIDを付与する(ステップS201)。ID付与部15aは、上記前段のASICモジュールIDの付与処理を、1枚分の画像データの各ブロック画像データDa〜Dcに対して全て実行すると、ID付与処理を終了する。
上記処理を、各ASICモジュール2a〜2nが実行することで、1ページの画像データに対して要求された画像処理を実行する。
すなわち、画像形成装置1は、図4に示すように、CPUの実行するアプリケーションが、画像処理対象の画像データをディスクリプタ情報に置き換えるとともに、デバイスドライバ(CPU)が効率よくASICモジュール2a〜2nの制御を行える割り込みの種類を指定する情報をディスクリプタ情報に含め、デバイスドライバに画像処理を要求する。
デバイスドライバは、アプリケーションから画像処理要求を受けると、指定ASICモジュールIDを付加したディスクリプタdtを用意し、ASICモジュール2a〜2nに対して起動をかける。
ASICモジュール2a〜2nは、起動されると、上述のように、入力側DMAC11a〜11nが、ディスクリプタdtに基づいてブロック毎に画像データDa〜Dcをメモリ3から読み出して、読み取りを完了すると、ディスクリプタ完了割り込みをデバイスドライバに出力し、デバイスドライバが、画像処理対象のディスクリプタ1つ目が完了した旨の結果通知をアプリケーションに行う。ASICモジュール2a〜2nは、入力側DMAC11a〜11nが読み出した画像データDa〜Dcの適否を、IDチェック部12a〜12nが、上記ASICモジュールIDに基づいて判定し、不適切である判定すると、エラーの発生したASICモジュール2a〜2nを特定する情報としてASICモジュールIDを付加したエラー通知を、デバイスドライバを介してアプリケーションに通知する。アプリケーションは、画像データの読み取りにエラーが発生すると、そのエラーの発生原因を該エラーの発生したASICモジュールIDによって検出することができる。
ASICモジュール2a〜2nは、IDチェック部12a〜12nが読み出した画像データが適切であると、画像処理機能ブロック13a〜13nが指定の画像処理を行って、出力側DMAC14a〜14nがディスクリプタに従ってメモリ3に画像処理後のブロック画像データを書き戻し、このブロック画像データに対してID付与部15a〜15nが自身のASICモジュール2a〜2nに固有のASICモジュールIDを付加する。
各ASICモジュール2a〜2nは、上記処理を1ページのブロック画像データに対して同様に処理し、全てのブロック画像データに対する処理が完了すると、画像処理完了割り込みをデバイスドライバに出力して、デバイスドライバが画像処理完了結果通知をアプリケーションに出力する。
このように、本実施例の画像形成装置1は、複数のASICモジュール2a〜2nがメモリ3上のディスクリプタdtに基づいて該メモリ3上の画像データDa〜Dcを読み込んで所定の画像処理を施した後にディスクリプタdtに基づいて該メモリ3上に書き戻す処理を順次行うことで画像処理を行う場合に、画像処理済の画像データDa〜Dcの特定位置である先頭に該ASICモジュール2a〜2nを特定するデバイス特定情報であるASICモジュールIDを付与してメモリ3に格納し、少なくとも画像処理順序の前段のASICモジュール2a〜2nを特定するASICモジュールIDを取得して、メモリ3から読み込んだ画像データDa〜Dcの先頭のデータが、上記取得したASICモジュールIDであるか否かに基づいてメモリ3から読み込んだ画像データDa〜Dcの適否を判定している。
したがって、メモリ3を介して複数のASICモジュール2a〜2nで順次画像データDa〜Dcを転送して画像処理する際の画像データのメモリ3から取得した画像データDa〜Dcの適否をASICモジュールIDに基づいて判定することができ、異常画像の発生源を特定して、解析効率を向上させることができる。
また、本実施例の画像形成装置1は、前段のASICモジュール2a〜2n-1のASICモジュールIDを次段のASICモジュール2b〜2nが読み取るディスクリプタdtに付加し、付加した該ディスクリプタdtからASICモジュールIDを取得している。
したがって、画像データDa〜Dcが意図した画像処理順序のASICモジュール2a〜2nを経過して画像処理が行われているか否かを確認することができ、異常画像の発生要因をソフト制御のミスであ発生したことを速やかに確認することができる。
さらに、本実施例の画像形成装置1は、IDチェック部12a〜12nが、画像データDa〜Dcが不適切であると判定すると、その旨を通知している。
したがって、異常画像の発生要因を特定して通知することができ、異常画像の発生要因を速やかに判定することができる。
図5及び図6は、本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の第2実施例を示す図であり、図5は、本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の第2実施例を適用した画像形成装置100の要部ブロック構成図である。
なお、本実施例は、第1実施例の画像形成装置1と同様の画像形成装置100に適用したものであり、本実施例の説明において、第1実施例の画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
図5において、画像形成装置100は、画像処理部として、複数のASICモジュール101a〜101n(図5では、2つのみ記載)を備えているとともに、メモリ3や図示しないCPU等を備えている。
画像形成装置100は、処理対象の画像データDa〜Dcを、メモリ3上に格納した後、画像処理順序に応じて、例えば、ASICモジュール101aへ画像データDa〜Dcを転送し、ASICモジュール101aで画像処理した画像データDa〜Dcをメモリ3を介して次段のASICモジュール101bに転送して、ASICモジュール101bで画像処理を施した後、再度、メモリ3に格納する。
各ASICモジュール101a〜101nは、第1実施例と同様に、それぞれ入力側DMAC11a〜11n、IDチェック部12a〜12n、画像処理機能ブロック13a〜13n、出力側DMAC14a〜14n及びID付与部15a〜15nを備えているとともに、ASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nを備えている。
ASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nは、予め全てのASICモジュール101a〜101nそれぞれに固有のASICモジュールIDが登録されている。
IDチェック部12a〜12nは、ブロック画像データDa〜Dcに付与されている前段のASICモジュールIDとASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nに登録されているASICモジュールIDを比較して、一致すると、入力側DMAC11a〜11nが読み込んだブロック画像データDa〜Dcが適正であると判定し、ブロック画像データDa〜Dcから取得したデータと一致するASICモジュールIDがASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nに登録されていないときには、入力側DMAC11a〜11nが読み込んだブロック画像データDa〜Dcが不適切であってエラーが発生したと判定する。IDチェック部12a〜12nは、エラーが発生したと判定すると、CPUにエラーの発生したブロック画像データDa〜Dc及びエラーの発生したASICモジュール101a〜101nを特定したエラー発生通知を行う。
すなわち、本実施例の画像形成装置100は、ASICモジュール101aとASICモジュール101bで画像処理する場合、CPUが、まず、画像処理に使用するASICモジュール101a〜101nのうち、先頭のASICモジュール101aにメモリ3の画像データDa〜Dcを転送するのに必要なディスクリプタdtを設定する。このとき、CPUは、第1実施例とは異なり、転送先のASICモジュール101a〜101nのASICモジュールIDをディスクリプタdtのディスクリプタ情報としては設定しない。
入力側DMAC11a〜11nは、起動がかけられると、メモリ3のディスクリプタdtを読み取って、ディスクリプタdtの指定する読み出しアドレスの画像データDa〜Dcをメモリ3から順次読み取りIDチェック部12aに渡す。メモリ3には、図5に示すように、1ページ(1枚)の画像の画像データが複数のブロック画像データDa〜Dcに分けられて格納されているとともに、該画像データがASICモジュール2a〜2nで画像処理された画像データであるときには、該画像データの各画像ブロックDa〜Dcに対してそれぞれ前段のASICモジュールIDが付与されている。
IDチェック部12aは、図6に示すように、入力側DMAC11aから受け取った画像データの先頭に付与されている前段のASICモジュールIDを取得し(ステップS301)、該前段のASICモジュールIDと同じASICモジュールIDが、ASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nに登録されているかチェック(比較)することで、入力側DMAC11aの読み取った画像データが適切な画像データDa〜Dcであるかチェックする(ステップS302)。
IDチェック部12aは、前段のASICモジュールIDと同じASICモジュールIDがASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nに登録されているときには、ディスクリプタdtによって指定されて入力側DMAC11a〜11nによって読み出された画像データが適切であると判断して、全てのディスクリプタ情報の処理が完了するまで同様の処理を繰り返す(ステップS301、S302)。
ステップS302で、前段のASICモジュールIDと同じASICモジュールIDがASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nに登録されていないときには、IDチェック部12aは、ディスクリプタdtによって読み出されたデータが適切な画像データDa〜Dcではないと判断して、CPUにDMACエラー割り込みを発生させて通知し(ステップS303)、CPUは、画像データ転送異常を操作表示部の表示部に表示出力する等の異常時処理を実行する。例えば、図5のメモリ3の図において、2番目のディスクリプタ情報が指定する転送対象の画像データのメモリアドレスが本来画像データDbの先頭アドレスであるはずであるが、図5に破線で示すように、画像領域外の先頭アドレスを示していると、このメモリアドレスの先頭箇所には、ディスクリプタ情報が間違ったメモリアドレスを指し示しているため、画像領域外データを引きとることになり、画像データDa〜Dcから取得した内容と一致するASICモジュールIDが、ASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nに登録されていないことになる。
IDチェック部12aは、1ページ分の全てのブロック画像データDa〜Dcに対する上記ASICモジュールIDチェック処理を完了すると、IDチェック処理を終了する。
このように、本実施例の画像形成装置100は、各ASICモジュール2a〜2nが、画像処理順序における全てのASICモジュール2a〜2nのASICモジュールIDをASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nに格納し、IDチェック部12a〜12nが、該ASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nからASICモジュールIDを取得して、メモリ3から読み出した画像データDa〜Dcの先頭から取得した前段のASICモジュール2a〜2nのASICモジュールIDとASICモジュールIDテーブル記憶部102a〜102nから取得したASICモジュールIDを比較することで、画像データDa〜Dcの適否を判定している。
したがって、異常画像の解析を確実かつ速やかに行うことができ、解析効率をより一層向上させることができる。
図7及び図8は、本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の第3実施例を示す図であり、図5は、本発明の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体の第3実施例を適用した画像形成装置200の要部ブロック構成図である。
なお、本実施例は、第1実施例の画像形成装置1と同様の画像形成装置200に適用したものであり、本実施例の説明において、第1実施例の画像形成装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
本実施例の画像形成装置1は、過去のディスクリプタにおける画像データの転送先または転送元アドレスを記憶し、ディスクリプタの指定アドレスに異常を検出すると、該過去のアドレスに基づいてアドレスを補正して適切な画像データの読み取りを行う。
図7において、画像形成装置200は、画像処理部として、第1実施例と同様に、複数のASICモジュール2a〜2n(図5では、2つのみ記載)を備えているとともに、メモリ3や図示しないCPU等を備えている。
メモリ3は、上記第1実施例と同様に、ディスクリプタ情報と指定ASICモジュールIDを含むディスクリプタdtとASICモジュールIDの付与されたブロック画像データDa〜Dc及び画像データ領域外のデータ等が格納されているとともに、過去ディスクリプタ情報Tdが記憶されている。
この過去ディスクリプタ情報Tdは、過去にメモリ3に記憶されたASICモジュールIDの付与された画像データDa〜Dcと該画像データDa〜Dcに対応するディスクリプタ情報及び指定ASICモジュールIDのうち、データ転送先アドレスまたは/及びデータ転送元アドレス及び指定ASICモジュールIDを取り出した情報である。
そして、各ASICモジュール2a〜2nのIDチェック部12a〜12nは、第1実施例の場合と同様に、ディスクリプタdtの指定ASICモジュールIDと画像データDa〜Dcに付与されている前段のASICモジュールIDを比較して一致しないときには、単純にエラー通知を行うのではなく、メモリ3に記憶されている過去ディスクリプタ情報Tdの過去のデータ転送先アドレスから指定ASICモジュールIDと一致する過去のデータ転送先アドレスを取得し、該過去のデータ転送先アドレスをエラーの発生したブロック画像データDa〜Dcのデータ転送先アドレスとして補正して、補正後のアドレスに基づいてメモリ3から該エラーの発生したブロック画像データDa〜Dcを読み出して、画像処理機能ブロック13aに渡す。
すなわち、本実施例の画像形成装置200は、CPUが、まず、画像処理に使用するASICモジュール2a〜2nのうち、先頭のASICモジュール2aにメモリ3の画像データDa〜Dcを転送するのに必要なディスクリプタdtを設定する。このとき、CPUは、第1実施例と同様に、指定ASICモジュールIDをディスクリプタdtのディスクリプタ情報とし設定する。
入力側DMAC11a〜11nは、起動がかけられると、メモリ3のディスクリプタdtを読み取って、ディスクリプタdtの指定する読み出しアドレスの画像データDa〜Dcをメモリ3から順次読み取りIDチェック部12aに渡す。
IDチェック部12aは、図8に示すように、入力側DMAC11aがメモリ3から読み取ったディスクリプタdtから指定アドレスを取り出し(ステップS401)、入力側DMAC11aから受け取った画像データの先頭に付与されている前段のASICモジュールIDを取得する(ステップS402)。
IDチェック部12aは、該前段のASICモジュールIDと入力側DMAC11aから受け取った指定ASICモジュールIDを比較して、双方のASICモジュールIDが一致するかによって読み出された画像データが適切であるかチェックし(ステップS403)、双方のASICモジュールIDが一致するときには、ディスクリプタdtによって指定されて読み出された画像データが適切であると判断して、全てのディスクリプタ情報の処理が完了するまで同様の処理を繰り返す(ステップS401〜S403)。
ステップS403で、前段のASICモジュールIDと指定ASICモジュールIDとが異なるときには、IDチェック部12aは、指定ASICモジュールIDと一致するASICモジュールIDが、メモリ3上の過去ディスクリプタ情報Tdにあるかチェックし(ステップS404)、指定ASICモジュールIDと一致する過去のASICモジュールIDがあるときには、エラーの発生した画像データに対するディスクリプタdtの転送先アドレスを、該ASICモジュールIDに対応する転送先アドレスまたは転送元アドレスに書き換える(ステップS405)。入力側DMAC11aは、書き換えられたアドレスに基づいてメモリ3から画像データDa〜Dcを読み出して、上記同様に、IDチェック部12aによるASICモジュールIDに基づく画像データの適否判断から上記同様に処理する(ステップS401〜S405)。
ステップS404で、指定ASICモジュールIDに一致する過去のASICモジュールIDがメモリ3の過去ディスクリプタ情報Tdにないときには、IDチェック部12aは、ディスクリプタdtによって適切な画像データを読み出すことができないと判断して、CPUにDMACエラー割り込みを発生させて通知し(ステップS406)、CPUは、画像データ転送異常を操作表示部の表示部に表示出力する等の異常時処理を実行する。例えば、図7のメモリ3の図において、2番目のディスクリプタ情報が指定する転送対象の画像データのメモリアドレスが本来画像データDbの先頭アドレスであるはずであるが、図7に破線で示すように、画像領域外の先頭アドレスを示していると、このメモリアドレスの先頭箇所には、ディスクリプタ情報が間違ったメモリアドレスを指し示しているため、エラーとなる。この場合、IDチェック部12aは、指定ASICモジュールIDと一致するASICモジュールIDのアドレスを過去ディスクリプタ情報Tdから取得して、取得したアドレスに基づいて、図7のメモリ3の図に実践矢印で示すように、本来の画像データDbの先頭アドレスから画像データを読み出す。
このように、本実施例の画像形成装置100は、画像処理順序における全てのASICモジュール2a〜2nに対するディスクリプタdtのうち、少なくともメモリ3における画像データDa〜Dcの読み出しアドレスまたは/及び書き込みアドレスをメモリ3に記憶し、IDチェック部12a〜12nが、メモリ3から読み込んだ画像データDa〜Dcが不適切であると判定すると、メモリ3の過去のディスクリプタ情報のアドレスに基づいて該画像データDa〜Dcの読み出しアドレスを補正している。
したがって、異常画像の発生を抑制することができ、画像処理を適切に行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、複数の画像処理ブロックをメモリを解して順次転送して画像処理するプリンタ装置、複合装置等の画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体に利用することができる。
1 画像形成装置
2a〜2n ASICモジュール
3 メモリ
Da〜Dc 画像データ
11a〜11n 入力側DMAC
12a〜12n IDチェック部
13a〜13n 画像処理機能ブロック
14a〜14n 出力側DMAC
15a〜15n ID付与部
16a〜16n ID記憶部
dt ディスクリプタ
100 画像形成装置
101a〜101n ASICモジュール
102a〜102n ASICモジュールIDテーブル記憶部
200 画像形成装置
Td 過去ディスクリプタ情報
2a〜2n ASICモジュール
3 メモリ
Da〜Dc 画像データ
11a〜11n 入力側DMAC
12a〜12n IDチェック部
13a〜13n 画像処理機能ブロック
14a〜14n 出力側DMAC
15a〜15n ID付与部
16a〜16n ID記憶部
dt ディスクリプタ
100 画像形成装置
101a〜101n ASICモジュール
102a〜102n ASICモジュールIDテーブル記憶部
200 画像形成装置
Td 過去ディスクリプタ情報
Claims (8)
- 複数の画像処理デバイスがメモリ上のディスクリプタに基づいて該メモリ上の画像データを読み込んで所定の画像処理を施した後、ディスクリプタに基づいて該メモリ上に書き戻す処理を順次行うことで画像処理を行う画像処理装置であって、
前記画像処理デバイスは、
前記メモリ上の前記画像データを前記ディスクリプタに基づいて読み込む読み込み手段と、
前記読み込み手段の読み込んだ前記画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段と、
前記画像処理手段による画像処理済の画像データを前記ディスクリプタに基づいて前記メモリ上に書き込む書き込み手段と、
少なくとも画像処理順序の前段の前記画像処理デバイスを特定するデバイス特定情報を記憶する特定情報記憶手段から該デバイス特定情報を取得する特定情報取得手段と、
画像処理済の前記画像データの特定位置に該画像処理デバイスを特定するデバイス特定情報を付与する特定情報付与手段と、
前記メモリから読み込んだ前記画像データの前記特定位置のデータと前記特定情報取得手段の取得した前記デバイス特定情報を比較して該メモリから読み込んだ該画像データの適否を判定する判定手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 前記特定情報記憶手段は、前記ディスクリプタを前記デバイス特定情報が付加された状態で記憶する前記メモリであり、
前記特定情報取得手段は、前記メモリの前記ディスクリプタに付加されている前記デバイス特定情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置は、
前記画像処理順序における全ての前記画像処理デバイスの前記デバイス特定情報を格納する特定情報格納手段を備え、
前記特定情報取得手段は、前記特定情報格納手段から前記デバイス特定情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置は、
前記画像処理順序における全ての前記画像処理デバイスに対する前記ディスクリプタのうち、少なくとも前記メモリにおける前記画像データの読み出しアドレスまたは/及び書き込みアドレスを記憶する記憶手段と、
前記判定手段が前記メモリから読み込んだ前記画像データが不適切であると判定すると、前記記憶手段の前記アドレスに基づいて該画像データの読み出しアドレスを補正する補正手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記画像処理装置は、
所定の報知手段を備え、
前記判定手段は、前記画像データが不適切であると判定すると、前記報知手段にその旨を報知出力させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。 - 複数の画像処理デバイスがメモリ上のディスクリプタに基づいて該メモリ上の画像データを読み込んで所定の画像処理を施した後、ディスクリプタに基づいて該メモリ上に書き戻す処理を順次行うことで画像処理を行う画像処理方法であって、
前記メモリ上の前記画像データを前記ディスクリプタに基づいて読み込む読み込み処理ステップと、
前記読み込み処理ステップで読み込まれた前記画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理ステップと、
前記画像処理ステップで画像処理済の画像データを前記ディスクリプタに基づいて前記メモリ上に書き込む書き込み処理ステップと、
少なくとも画像処理順序の前段の前記画像処理デバイスを特定するデバイス特定情報を記憶する特定情報記憶手段から該デバイス特定情報を取得する特定情報取得処理ステップと、
画像処理済の前記画像データの特定位置に該画像処理デバイスを特定するデバイス特定情報を付与する特定情報付与処理ステップと、
前記メモリから読み込んだ前記画像データの前記特定位置のデータと前記特定情報取得処理ステップで取得された前記デバイス特定情報を比較して該メモリから読み込んだ該画像データの適否を判定する判定処理ステップと、
を有していることを特徴とする画像処理方法。 - 複数の画像処理デバイスがメモリ上のディスクリプタに基づいて該メモリ上の画像データを読み込んで所定の画像処理を施した後、ディスクリプタに基づいて該メモリ上に書き戻す処理を順次行うことで画像処理を行う画像処理プログラムであって、
コンピュータに、
前記メモリ上の前記画像データを前記ディスクリプタに基づいて読み込む読み込み処理と、
前記読み込み処理で読み込まれた前記画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理と、
前記画像処理で画像処理済の画像データを前記ディスクリプタに基づいて前記メモリ上に書き込む書き込み処理と、
少なくとも画像処理順序の前段の前記画像処理デバイスを特定するデバイス特定情報を記憶する特定情報記憶手段から該デバイス特定情報を取得する特定情報取得処理と、
画像処理済の前記画像データの特定位置に該画像処理デバイスを特定するデバイス特定情報を付与する特定情報付与処理と、
前記メモリから読み込んだ前記画像データの前記特定位置のデータと前記特定情報取得処理で取得された前記デバイス特定情報を比較して該メモリから読み込んだ該画像データの適否を判定する判定処理と、
を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。 - 請求項7記載の画像処理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009256764A JP2011103506A (ja) | 2009-11-10 | 2009-11-10 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009256764A JP2011103506A (ja) | 2009-11-10 | 2009-11-10 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
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JP2011103506A true JP2011103506A (ja) | 2011-05-26 |
Family
ID=44193676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009256764A Pending JP2011103506A (ja) | 2009-11-10 | 2009-11-10 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011103506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013009147A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Kyocera Document Solutions Inc | コントローラーおよび画像処理装置 |
-
2009
- 2009-11-10 JP JP2009256764A patent/JP2011103506A/ja active Pending
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