JP2011102493A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】原動機、主油圧ポンプあるいはパイロット油圧ポンプのいずれが故障した場合にも旋回、走行、作業装置の姿勢制御が可能となり、もって、迅速な移動、修理を行なうことが可能となる建設機械を提供する。
【解決手段】原動機と別に設けた補助原動機50と、補助原動機50により駆動され建設機械の油圧アクチュエータ24〜26を駆動可能な補助油圧ポンプ51と、補助原動機に50よる駆動され、パイロット弁30〜33にパイロット圧油を供給する補助パイロット油圧ポンプ52とを備える。補助油圧ポンプ51を油圧アクチュエータ24〜26のコントロール弁27〜29に接続する回路53と、補助パイロット油圧ポンプ52をパイロット弁30〜33に接続する回路57とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、下部走行体や浚渫船上に設置されて掘削、荷役等の作業を行なう油圧ショベル等の建設機械に係り,特にその原動機や油圧ポンプ等の油圧源装置の構成に関する。
下部走行体や浚渫船に旋回装置を介して上部旋回体を設置し、上部旋回体に掘削作業や荷役作業用の作業装置を取付けてなる建設機械においては、走行、旋回および作業装置用油圧アクチュエータを作動させるための油圧ポンプおよびパイロット油圧ポンプと、油圧ポンプやパイロット油圧ポンプを駆動するための原動機と、油圧アクチュエータの動作制御を行なうためのコントロール弁と、パイロット油圧ポンプからのパイロット圧油をコントロール弁の操作部に供給してコントロール弁を切換操作するパイロット弁等を備える(例えば特許文献1、2参照)。
このような建設機械において、特許文献1には、何らかの原因でパイロット油圧ポンプが故障した場合でも、建設機械を作動させることができるようにしたパワーユニットが開示されている。すなわち特許文献1の図1には、バッテリを電源とする電動モータにより駆動される補助油圧ポンプを追加し、パイロット油圧ポンプが故障した場合には、電動モータにより補助油圧ポンプを駆動してコントロール弁の切換操作を行なうことができるように油圧源装置を構成している。
また、特許文献1の図2には、前記電動モータ駆動のパイロット油圧ポンプの代わりにアキュムレータを設け、エンジン駆動のパイロット油圧ポンプが故障した場合には、アキュムレータに蓄えられた圧油を用いてコントロール弁を切換操作する構成としている。
また、特許文献2には、エンジンにより駆動される主油圧ポンプに加えて電動モータにより駆動される補助油圧ポンプを設け、必要な場合には主油圧ポンプのみならず補助油圧ポンプも作動させることにより、走行系と作業装置系の油圧アクチュエータを同時に作動させた場合にも高速走行や高負荷保持が可能となる構成とした油圧源装置が開示されている。
特開平5−125746号公報 特開2007−327526号公報
特許文献1に記載の油圧源装置によれば、パイロット油圧ポンプが故障した場合、補助油圧ポンプを作動させるかまたはアキュムレータに蓄えられた圧油により、パイロット弁を介してコントロール弁の切換操作を行なうことが可能である。しかしエンジンや主油圧ポンプが故障した場合には、油圧アクチュエータを作動させる油圧源がなくなるため、例えば油圧ショベルにおける多関節フロントのブームやアームを、その自重により地面に降下させることはできるものの、多関節フロントを上げ方向に作動させたり、走行や旋回を行なわせることはできない。
このため、作業現場においてエンジンや主油圧ポンプが故障した場合、建設機械の自走により、建設機械をトレーラトラックで輸送可能な場所まで移動させることができず、作業現場で修理せざるを得ない場合が多くなる。しかし作業現場で修理する際には、部品の取り寄せ、修理、交換にかなりの時間を要することとなり、建設機械の休止時間が長くなり、稼働率を大きく低下させてしまう。また、発破を使用する等危険な作業を建設機械の近傍で行なう作業現場においては、故障した建設機械が移動できないため、その建設機械近傍での発破等の危険を伴う作業ができなくなり、その現場での作業能率を低下させてしまうことになる。
さらに、多くの場合、作業装置はブーム、アームおよびバケット等の作業具を備えた多関節フロントにより構成されるが、この多関節フロントが上がった状態で故障が起きて機械が停止した場合、多関節フロントの下に多関節フロントの荷重がかけられない対象物があると、多関節フロントを下ろすことができない場合がある。その場合には、クレーンを用いて機械の向きを変えたり、フロントの姿勢を変える必要があり、大掛かりな故障対策作業が必要となる。
一方、浚渫船に搭載した建設機械においては、バージ船で運ばれてきた土砂を、建設機械の多関節フロントに備えたバケット等により浚渫船上に移し、浚渫船上で土砂に改良材を加えて埋め立てのための土砂を製造し、埋立地に埋め込む作業が行なわれる。この浚渫船に搭載した建設機械が、例えばバージ船にバケットを突っ込んだ状態で故障により停止すると、多関節フロントを持ち上げることができないため、バージ船、浚渫船ともに移動ができず、故障が直るまで多関節フロントの先端のバケットがバージ船に入ったままの状態を存続せざるを得なくなり、時間的、経済的損失が大きくなる。
特許文献2に記載の油圧源装置は、エンジンにより駆動される主油圧ポンプ以外に、電動モータにより駆動される補助油圧ポンプを設け、高速走行や高負荷保持時には、補助油圧ポンプの吐出圧油を主油圧ポンプからの圧油に加えて油圧アクチュエータを作動させるようにしたものである。この建設機械の場合、主油圧ポンプが故障した場合、補助油圧ポンプを油圧源として油圧アクチュエータをさせることが可能である。しかしながら、この建設機械の場合、エンジンまたはパイロット油圧ポンプが故障すると、緊急避難的にフロントの姿勢を変えたり、建設機械を安全な場所あるいは輸送可能な箇所に移動させたり、自走により建設機械をトレーラトラックに搭乗させたりすることができない。このため、特許文献1の装置と同様に、作業現場で修理せざるを得なくなり、時間的、経済的損失が大きくなる。
本発明は、上記問題点に鑑み、原動機、主油圧ポンプあるいはパイロット油圧ポンプのいずれが故障した場合にも旋回、走行、作業装置の姿勢制御が可能となり、もって、迅速な移動、修理を行なうことが可能となる建設機械を提供することを目的とする。
請求項1の建設機械は、下部走行体上に旋回装置を介して設置した上部旋回体と、前記上部旋回体に取付けられた作業装置と、前記下部行体、前記旋回装置および前記作業装置をそれぞれ駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータにコントロール弁を介して作動油を供給する主油圧ポンプと、前記コントロール弁のパイロット弁と、前記パイロット弁を通して前記コントロール弁の操作部にパイロット圧油を供給するパイロット油圧ポンプと、前記主油圧ポンプおよび前記パイロット油圧ポンプを駆動する原動機とを備えた建設機械において、
前記原動機と別に設けた補助原動機と、前記補助原動機により駆動されると共に、前記油圧アクチュエータを駆動可能な補助油圧ポンプと、前記補助原動機により駆動される補助パイロット油圧ポンプと、前記補助油圧ポンプを前記コントロール弁に接続する回路と、前記補助パイロット油圧ポンプを前記パイロット弁に接続する回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2の建設機械は、台船上に旋回装置を介して設置した上部旋回体と、前記上部旋回体に取付けられた作業装置と、前記旋回装置および前記作業装置をそれぞれ駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータにコントロール弁を介して作動油を供給する主油圧ポンプと、前記コントロール弁のパイロット弁と、前記パイロット弁を通して前記コントロール弁の操作部にパイロット圧油を供給するパイロット油圧ポンプと、前記主油圧ポンプおよび前記パイロット油圧ポンプを駆動する原動機とを備えた建設機械において、
前記原動機と別に設けた補助原動機と、前記補助原動機により駆動されると共に、前記油圧アクチュエータを駆動可能な補助油圧ポンプと、前記補助原動機により駆動される補助パイロット油圧ポンプと、前記補助油圧ポンプを前記コントロール弁に接続する回路と、前記補助パイロット油圧ポンプを前記パイロット弁に接続する回路とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、補助原動機と、この補助原動機により駆動される補助油圧ポンプおよび補助パイロット油圧ポンプとを備え、補助油圧ポンプと補助パイロット油圧ポンプをそれぞれ主油圧ポンプやパイロット油圧ポンプの代わりに使用可能に接続したので、パイロット油圧ポンプが故障した場合のみならず、主油圧ポンプやこれを駆動する原動機が故障した場合にも、建設機械における作業装置を任意の方向に作動させたり、走行や旋回を行なわせることができる。このため、作業現場において、自走によりトレーラトラックで輸送可能な場所まで建設機械を移動することが可能となり、修理可能な工場に建設機械を迅速に運び込み、建設機械を迅速に修理することが可能となる。このため、建設機械の休止時間を短くすることができる。
また、パイロット油圧ポンプが故障した場合のみならず、主油圧ポンプやこれを駆動する原動機が故障した場合にも、補助原動機を用いて多関節フロント等の作業装置の姿勢を、休車姿勢や、障害物の無い場所に多関節フロントを降ろした修理可能な安全姿勢に変えることが可能となり、クレーン等を用いた大掛かりな故障対策作業が不要となる。
また、発破を使用する等危険な作業を近傍で行なう作業現場においては、故障した建設機械を安全な場所に迅速に移動させることができ、その現場での作業能率の低下を回避することができる。
また、建設機械の作業装置を上部旋回体から分離輸送し、現地で組み立てる場合、クレーンで吊られた作業装置のブームのピン孔に上部旋回体のピン孔を合わせるために走行や旋回を行なう際に、原動機は起動することなく、補助原動機を駆動させて走行、旋回させてピン孔合わせ作業を行なうことができる。また、ブームシリンダのピン孔をブームのシリンダ接続用ピン孔に合わせるためにブームシリンダを伸縮させる等の作業を、原動機を起動することなく、補助原動機を駆動させて行なうことができる。このように、原動機を停止したまま、簡便に組立作業を行なうことが可能となる。
請求項2の発明によれば、浚渫船に搭載される建設機械において、補助原動機と、この補助原動機により駆動される補助油圧ポンプおよび補助パイロット油圧ポンプとを備え、補助油圧ポンプと補助パイロット油圧ポンプをそれぞれ主油圧ポンプやパイロット油圧ポンプの代わりに使用可能に接続したので、パイロット油圧ポンプが故障した場合のみならず、主油圧ポンプやこれを駆動する原動機が故障し、例えばバージ船にバケットを突っ込んだ状態で故障により停止したとしても、フロントを持ち上げることが可能となり、浚渫船を修理が可能な場所に迅速に移動させることが可能となるので、故障時の時間的、経済的損失を軽減することができる。
本発明を適用する建設機械の一例を示す側面図である。 本発明による建設機械の一実施の形態を示す油圧回路図である。 本発明を適用する建設機械の他の例を示す側面図である。
図1は本発明を適用する建設機械の一例を示す側面図である。この例では建設機械が油圧ショベルである場合について示している。この油圧ショベルは、下部走行体1上に旋回装置2を介して上部旋回体3を設置し、上部旋回体3に油圧源装置としての油圧パワーユニット4や運転室5等を搭載すると共に、上部旋回体3に多関節フロント構造の作業装置6を取付けてなる。この例の作業装置6は、上部旋回体3にブームシリンダ7により俯仰可能に取付けられるブーム8と、ブーム8の先端にアームシリンダ9により回動可能に取付けられるアーム10と、アーム10の先端にバケットシリンダ11により回動可能に取付けられるバケット12とを備える。
下部走行体1は、左右のサイドフレーム14の後部に油圧モータでなる走行モータ(図示せず)により駆動される駆動輪15を設け、サイドフレーム14の前部に従動輪16を設け、これらの間に履帯18を掛け回すと共に、この履帯18を、サイドフレーム14に取付けたローラ17に支持させて構成される。なお、下部走行体1をその前後左右に車輪を有するホイール式に構成する場合もある。
図2は本発明の建設機械の一実施の形態を示す油圧回路である。20はエンジンでなる原動機であり、油圧パワーユニット4に含まれるものである。21はこの原動機20により駆動される主油圧ポンプであり、図2においては1台の主油圧ポンプのみ示しているが、一般的には左右の走行モータに対応して2台の主油圧ポンプが設けられる。22は原動機20により駆動されるパイロット油圧ポンプである。これらは従来より備えられたものである。
24は左右いずれか一方の走行モータ、25は前記ブームシリンダ7、アームシリンダ9、バケットシリンダ11のうちの1つを示す油圧シリンダ、26は旋回装置2に備える旋回モータである。27は走行モータ24用のコントロール弁、28は油圧シリンダ25用のコントロール弁、29は旋回モータ26用のコントロール弁である。なお、コントロール弁としては、不図示の他方の走行モータ用のコントロール弁も備えられ、また、ブームシリンダ7、アームシリンダ9、バケットシリンダ11のうち、油圧シリンダ25として示したもの以外のコントロール弁等も備えられるが、図示を省略している。30は一方の走行モータ24用のパイロット弁、31は他方の走行モータ(図示せず)用のパイロット弁、32は油圧シリンダ25用のパイロット弁、33は旋回モータ26用のパイロット弁である。
主油圧ポンプ21の吐出ポートは、逆止弁35,36をそれぞれ有する回路37,38を介してコントロール弁27の一次側ポートに接続する。コントロール弁27,28,29は縦続接続されるが、コントロール弁28には並列回路40を設けることにより、油圧シリンダ25と旋回モータ26との並行作動が可能となる構成としている。41は主油圧ポンプ21の吐出圧の最高圧を設定するリリーフ弁である。
パイロット油圧ポンプ22の吐出ポートは、逆止弁42,43をそれぞれ有する回路44,45と、回路46,47を介してパイロット弁30〜33のポンプポートに接続する。48はパイロット油圧ポンプ22の吐出圧の最高圧を設定するリリーフ弁である。
50は補助原動機、51,52はそれぞれこの補助原動機50により駆動される補助油圧ポンプ、補助パイロット油圧ポンプである。これらは本発明により付加されたものである。補助原動機50は好ましくは油圧パワーユニット4に搭載されたバッテリーを電源とする電動モータである。また、この電動モータは商用電源によっても駆動できる構成とすることが好ましい。また、この補助原動機50として、エンジンを用いてもよい。補助原動機50で必要とされる出力レベルは原動機20の出力レベルより低く、補助油圧ポンプ51の吐出容量、圧力が、走行モータ24による走行、旋回モータ26による旋回および油圧シリンダ25による作業装置(多関節フロント)6の持ち上げを作動可能なレベルである。補助油圧ポンプ51としては、その吐出容量が、主油圧ポンプ21の吐出容量の20%〜40%程度のものが用いられる。
53は補助油圧ポンプ51の吐出ポートを前記主油圧ポンプ21の吐出回路37に接続する回路である。この回路53には、止め弁54と逆止弁55とを設ける。逆止弁55と逆止弁35とは、二次側ポートどうしを互いに接続する。このため、逆止弁35は、補助油圧ポンプ51からの吐出油が主油圧ポンプ21側に流れることを防止し、逆止弁55は、主油圧ポンプ21からの吐出油が補助油圧ポンプ51側に流れることを防止する。
57は補助パイロット油圧ポンプ52の吐出ポートを前記パイロット油圧ポンプ22の吐出回路44に接続する回路である。この回路57には、止め弁58と逆止弁59とを設ける。逆止弁59と逆止弁42とは、二次側ポートどうしを互いに接続する。このため、逆止弁42は、補助パイロット油圧ポンプ52からの吐出油がパイロット油圧ポンプ22側に流れることを防止し、逆止弁59は、パイロット油圧ポンプ22からの吐出油が補助パイロット油圧ポンプ52側に流れることを防止する。
この構成において、建設機械の通常の作業においては、原動機20により主油圧ポンプ21およびパイロット油圧ポンプ22を駆動し、オペレータがパイロット弁30〜33を操作し、コントロール弁27〜29を切換操作して走行モータ24、油圧シリンダ25、旋回モータ26を作動させて作業を行なう。なお、この通常の作業時には、止め弁54,58は閉じておくが、仮に閉じ忘れたとしても、逆止弁55,59を設けているために、主油圧ポンプ21やパイロット油圧ポンプ22からの圧油が補助油圧ポンプ51や補助パイロット油圧ポンプ52側に流れ込むことはない。
ここで、原動機20、主油圧ポンプ21、パイロット油圧ポンプ22のいずれかが故障して作動不能となった場合、止め弁54,58を開き、補助原動機50を起動し、補助原動機50により補助油圧ポンプ51および補助パイロット油圧ポンプ52を駆動する。これにより、補助油圧ポンプ51からの圧油が止め弁54および逆止弁55を有する回路53から逆止弁36を有する回路38を介してコントロール弁27〜29に供給される。同時に、補助パイロット油圧ポンプ52からのパイロット圧油が止め弁58、逆止弁59を有する回路57から逆止弁43を有する回路45および回路46,47を介してパイロット弁30〜33に供給される。このため、オペレータがパイロット弁30〜33を操作することにより、走行モータ24、油圧シリンダ25、旋回モータ26等を作動させることができる。
このように、この実施の形態によれば、パイロット油圧ポンプ22が故障した場合のみならず、主油圧ポンプ21やこれを駆動する原動機20が故障した場合にも、建設機械における作業装置6を任意の方向に作動させたり、走行や旋回を行なわせることができる。このため、作業現場において、自走によりトレーラトラックで輸送可能な場所まで建設機械を移動することが可能となり、建設機械を修理可能な工場に迅速に運び込み、建設機械を迅速に修理することが可能となる。このため、建設機械の休止時間を短くすることができる。
また、パイロット油圧ポンプ22が故障した場合のみならず、主油圧ポンプ21やこれを駆動する原動機20が故障した場合にも、補助原動機50を用い、作業装置6の姿勢を図1に示すような休車姿勢や、障害物の無い場所にバケットを降ろした修理可能な安全姿勢に変えることが可能となり、クレーン等を用いた大掛かりな故障対策作業が不要となる。
また、発破を使用する等危険な作業を近傍で行なう作業現場においては、故障した建設機械を安全な場所に迅速に移動させることができ、その現場での作業能率の低下を回避することができる。
また、建設機械の作業装置6を上部旋回体3から分離輸送し、現地で組み立てる場合、クレーンで吊られた作業装置6のブーム8のピン孔に上部旋回体3のピン孔を合わせるために走行や旋回を行なう際に、原動機20は起動することなく、補助原動機50を駆動させて走行、旋回させてピン孔合わせ作業を行なうことができる。また、ブームシリンダ7のピン孔をブーム8のシリンダ接続用ピン孔に合わせるためにブームシリンダ7を伸縮させる等の作業を、原動機20を起動することなく、補助原動機50を駆動させて行なうことができる。このように、原動機20を停止したまま、簡便に組立作業を行なうことが可能となる。また、補助原動機50として電動モータを用いれば、発生する騒音レベルが低いため、建設機械を住宅地近傍で組立てる際における騒音トラブルを軽減することができる。
図3は本発明を適用する建設機械の他の例を示す側面図である。この建設機械60は、浚渫船61に搭載されたものである。この建設機械60において、図1と同じ符号は等価の機能を発揮する部品、装置を示す。62は浚渫船61に設置した円筒形のポストであり、上部旋回体3はこのポスト62の頂部に旋回装置2を介して設置される。63は土砂を搭載したバージ船である、この建設機械60は、バージ船63に積載した土砂に、浚渫船61に搭載した改良材(図示せず)を混合して埋め立て地に埋め込むものである。
図3の建設機械において、図2に示したように、補助原動機50と、この補助原動機50により駆動される補助油圧ポンプ51と補助パイロット油圧ポンプ52とを備え、補助油圧ポンプ51と補助パイロット油圧ポンプ52をそれぞれ主油圧ポンプ21やパイロット油圧ポンプ22の代わりに使用可能に接続する。これにより、パイロット油圧ポンプ22が故障した場合のみならず、主油圧ポンプ21やこれを駆動する原動機20が故障し、図3に示すように、バージ船63にバケット12を突っ込んだ状態で停止したとしても、フロント6を持ち上げることが可能となる。このため、浚渫船61を修理が可能な場所に迅速に移動させることが可能となり、時間的、経済的損失を軽減することができる。
本発明は、作業具として図示のバケット12以外の例えばクラムシェルバケット、ホークバケット等各種バケットあるいはリフティングマグネットを用いた建設機械等に適用することができる。
1:下部走行体、2:旋回装置、3:上部旋回体、4:油圧パワーユニット、5:運転室、6:作業装置、7:ブームシリンダ、8:ブーム、9:アームシリンダ、10:アーム、11:バケットシリンダ、12:バケット、20:原動機、21:主油圧ポンプ、22:パイロット油圧ポンプ、24:走行モータ、25:油圧シリンダ、26:旋回モータ、27〜29:コントロール弁、30〜33:パイロット弁、35,42:逆止弁、50:補助原動機、51:補助油圧ポンプ、52:補助パイロット油圧ポンプ、53,57:接続回路、54,58:止め弁、55,59:逆止弁、60:建設機械、61:浚渫船、62:ポスト、63:バージ船

Claims (2)

  1. 下部走行体上に旋回装置を介して設置した上部旋回体と、前記上部旋回体に取付けられた作業装置と、前記下部行体、前記旋回装置および前記作業装置をそれぞれ駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータにコントロール弁を介して作動油を供給する主油圧ポンプと、前記コントロール弁のパイロット弁と、前記パイロット弁を通して前記コントロール弁の操作部にパイロット圧油を供給するパイロット油圧ポンプと、前記主油圧ポンプおよび前記パイロット油圧ポンプを駆動する原動機とを備えた建設機械において、
    前記原動機と別に設けた補助原動機と、前記補助原動機により駆動されると共に、前記油圧アクチュエータを駆動可能な補助油圧ポンプと、前記補助原動機により駆動される補助パイロット油圧ポンプと、前記補助油圧ポンプを前記コントロール弁に接続する回路と、前記補助パイロット油圧ポンプを前記パイロット弁に接続する回路とを備えたことを特徴とする建設機械。
  2. 台船上に旋回装置を介して設置した上部旋回体と、前記上部旋回体に取付けられた作業装置と、前記旋回装置および前記作業装置をそれぞれ駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータにコントロール弁を介して作動油を供給する主油圧ポンプと、前記コントロール弁のパイロット弁と、前記パイロット弁を通して前記コントロール弁の操作部にパイロット圧油を供給するパイロット油圧ポンプと、前記主油圧ポンプおよび前記パイロット油圧ポンプを駆動する原動機とを備えた建設機械において、
    前記原動機と別に設けた補助原動機と、前記補助原動機により駆動されると共に、前記油圧アクチュエータを駆動可能な補助油圧ポンプと、前記補助原動機により駆動される補助パイロット油圧ポンプと、前記補助油圧ポンプを前記コントロール弁に接続する回路と、前記補助パイロット油圧ポンプを前記パイロット弁に接続する回路とを備えたことを特徴とする建設機械。
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