JP2011102303A - 4”位又は4’−位にアルコキシメチル置換基を有するアベルメクチンb1及びアベルメクチンb1単糖誘導体 - Google Patents

4”位又は4’−位にアルコキシメチル置換基を有するアベルメクチンb1及びアベルメクチンb1単糖誘導体 Download PDF

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Abstract

【課題】害虫駆除特性、特に昆虫及びダニ(Acarina)目に属する虫を抑制するための特性を有する化合物を提供する。
【解決手段】式(I)の化合物(式中、各符号の意味は、特許請求の範囲及び明細書に示すとおりである)。
Figure 2011102303

【選択図】なし

Description

本発明は、害虫駆除特性、特に昆虫及びダニ(Acarina)目に属する虫を抑制するための特性を有する化合物に関する。
文献によれば、ある種のマクロライド化合物が、害虫抑制の目的で提案されている。しかし、これら公知化合物の生物学的特性は、完全に満足できるものではない。このため、害虫駆除特性、特に昆虫及びダニ(Acarina)目に属する虫を抑制するための特性を有する化合物を、更に提供することが求められている。
本発明によれば、この課題は、式(I)の化合物を提供することによって解決される。
本発明は、(1)式:
Figure 2011102303
(式中、
nは0又は1であり;
A−Bは−CH=CH−又は−CH−CH−であり;
はC〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル又はC〜C12−アルケニルであり;
はC〜C12−アルキル、C〜C12−アルケニル、C〜C12−アルキニルである;又はC〜C12−アルキル、C〜C12−アルケニルもしくはC〜C12−アルキニルであり、それらは1〜5個の置換により置換されており、その置換基は、OH、ハロゲン、CN、−N、−NO、C〜C−シクロアルキル(任意に1〜3個のC〜C−アルキル基で置換されている)、C〜C−シクロアルケニル(任意に1〜3個のC〜C−アルキル基で置換されている)、ノルボルニレニル(norbornylenyl)、C〜C−ハロシクロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルコキシ、C〜C−シクロアルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C−シクロアルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C12−アルキルスルフィニル、C〜C−シクロアルキルスルフィニル、C〜C12−ハロアルキルスルフィニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルフィニル、C〜C12−アルキルスルホニル、C〜C−シクロアルキルスルホニル、C〜C12−ハロアルキルスルホニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルホニル、−NR、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、−P(=O)(OC〜C−アルキル)、アリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシからなる群から選択されており;ここで当該アリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロサイクリルオキシ基は任意に、環上での置換の可能性に依存して、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、Si(C〜C12−アルキル)、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール、アリールオキシ、ヘテロサイクリル及びヘテロシクリルオキシから選択された1〜5個の置換基により置換されている;又は
はアリール、ヘテロシクリルC〜C−シクロアルキル、C〜C−シクロアルケニルである;又はアリール、ヘテロシクリルC〜C−シクロアルキルもしくはC〜C−シクロアルケニルであり、それらは任意に環上での置換の可能性に依存して、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、ジメチルアミノ−C〜C−アルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、メチレンジオキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシから選択された1〜5個の置換基で置換されており;
はH、C〜C12−アルキル又はC〜C12−アルキル(OH、ハロゲン、CN、−N、−NOから選択された1〜5個の置換基で置換されている);C〜C−シクロアルキル(任意に1〜3個のC〜C−アルキル基で置換されている);ノルボルニレニル−;C〜C−シクロアルケニル(任意に1〜3個のメチル基で置換されている);C〜C−ハロシクロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルコキシ、C〜C−シクロアルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C−シクロアルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C12−アルキルスルフィニル、C〜C−シクロアルキルスルフィニル、C〜C12−ハロアルキルスルフィニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルフィニル、C〜C12−アルキルスルホニル、C〜C−シクロアルキルスルホニル、C〜C12−ハロアルキルスルホニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルホニル、−NR、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、−P(=O)(OC〜C−アルキル)、アリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシであり;ここで当該アリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシ基は任意に、環上での置換の可能性に依存して、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、Si(C〜C12−アルキル)、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシからなる群から選択された1〜5個の置換基により任意に置換されており;又は
とRは一緒になって3〜7員のアルキレン架橋又は4〜7員のアルケニレン架橋であり、ここで1又は2個のCH−基は互いに独立して基−C(=O)−、−C(=S)−、O、S、−NR−、−OC(=O)−O−、−OC(=O)S−、−OC(=O)N(R)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=O)N(R)−、−N(R)C(=O)S−、−N(R)C(=O)N(R)−からなる群から選択された置換基によって置換されていてもよく、そしてここで当該アルキレン又はアルケニレン架橋は互いに独立してC〜C−アルキル(任意に、OH、ハロゲン、CN、NO、−N及びC〜C−アルコキシからなる群から選択された1〜5個の置換基で置換されてもよい)からなる群から選択された1又は2個の置換基で置換されていてもよく;
XはO、NR又は結合であり;
YはO又はSであり;
ZはO、S又はNRであり;
はH、C〜C12−アルキル(ハロゲン、ヒドロキシ、C〜C−アルコキシ及びCNからなる群から選択された1〜5個の置換基で置換されている);C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル、ヘテロシクリル−C〜C12−アルキル;又はアリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル又はヘテロシクリル−C〜C12−アルキルであり、それらは置換の可能性に依存して、環中、任意にハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルキル及びC〜C−ハロアルコキシから選択される1〜5個の置換基で置換されており;
はH、C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、ベンジル又は−C(=O)−C〜C12−アルキルであり;
はH、C〜C12−アルキル(任意にハロゲンで置換されている)、C〜C−アルコキシ、CN、C〜C−アルケニル、C〜C−ハロアルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C12−ハロアルケニル、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、−SO−R、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル、ヘテロシクリル−C〜C12−アルキルである;又はアリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル又はヘテロシクリル−C〜C12−アルキルであり、それらは、環中での置換の可能性に依存して、任意にハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルキルもしくはC〜C−ハロアルコキシから選択された1〜5個の置換基で置換されている;又は
とRは一緒になって3〜5員のアルキレン架橋であり、ここでメチレン基の1つがO、S又はSOによって置換されていてもよく;そして
はH、C〜C12−アルキル(ハロゲン、ヒドロキシ、C〜C−アルコキシ及びCNからなる群から選択された1〜5個の置換基によって置換されている);C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル、ヘテロシクリル−C〜C12−アルキルである;又はアリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキルもしくはヘテロシクリル−C〜C12−アルキルであり、それらは、置換の可能性に依存して、環中、任意に、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルキル及びC〜C−ハロアルコキシからなる群から選択された1〜5個の置換基で置換されている);
の化合物、及び、該当する場合には、E/Z異性体、E/Z異性体及び/又は互変異性体の混合物に関する。これらは何れも遊離形態でも塩形態でもよい。
但し、当該化合物は、nが1であり、RがHであり、Rが−CH−CH−OCH又は−CH−CH−O−フェニルであるアベルメクチンB1誘導体ではなく;nが2であり、RがHであり、Rが−CH−CH−O−フェニルであるB1誘導体でもなく;A−Bが−CH−CH−であり、nが1であり、RがHであり、Rが−CH−CH−OCHであるB1誘導体でもない。
また、本発明は、上記の化合物及びその異性体及び互変異性体の調製法及び使用;式(I)の化合物を調製するための出発物質及び中間体;式(I)の化合物及びその互変異性体から選択された活性成分を有する農薬組成物;上記の組成物の調製法;並びに、上記の組成物を用いて害虫を抑制する方法に関する。
本明細書において、式(I)、(II)及び(IV)中
Figure 2011102303
で記された結合は、ε位においてS異性体及びR異性体が存在することを意味する。
本発明により請求される化合物は、アベルメクチン(avermectin)の誘導体である。アベルメクチンは当業者に公知であり、ストレプトミセス・アベルミチリス(Streptomyces avermitilis)系微生物による発酵で得られる、害虫駆除活性を有する構造的に近縁な化合物の集団である。
ストレプトミセス・アベルミチリスから獲得可能であるアベルメクチンは、A1a、A1b、A2a、A2b、B1a、B1b、B2a及びB2bと命名されている。「A」と命名された化合物は、5位にメトキシ基を有し;「B」と命名された化合物は、OH基を有する。「a」の系統は、置換基R(25位における)がsec−ブチル基であり;「b」の系では、25位にはイソプロピル基がある。化合物の名称中、数字1は、原子22及び23が二重結合によって結合していることを意味し;数字2はそれらが単一の結合によって結合しており、そして炭素原子23がOH基を担持することを意味する。上記の命名は、本発明の記載中、本発明の非天然のアベルメクチン誘導体の場合において、天然のアベルメクチンに対応する特異的な構造型を示すために、使用されている。本発明によれば、B1及びB2系統の化合物の誘導体、一層特にはアベルメクチンB1a、B1b、B2a及びB2bの誘導体の混合物又は、4’位もしくは4”位(ε−位)において、S配置もしくはR配置のいずれかを有する対応する単糖類が主張されている。
式(I)の化合物のいくつかは、互変異性体の形態にありうる。従って、本明細書中、この前後で、式(I)の化合物に対する全ての参照は、適宜、互変異性体が、全ての場合において具体的に示されていないとしても、対応する互変異性対も含むものと解される。
式(I)の化合物、及び適宜、それらの互変異性体は塩、例えば、酸付加塩を形成することができる。これらの酸付加塩は、例えば、強力な無機酸、例えば、鉱酸の、硫酸、リン酸又はハロゲン化水素酸などにより、そして、強力な有機カルボン酸の、例えば置換されていないかあるいは置換されている、例えば、ハロ置換されている、C〜Cアルカンカルボン酸、例えば、酢酸、飽和もしくは不飽和ジカルボン酸の、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸又はフタル酸、ヒドロキシカルボン酸の例えば、アスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸もしくはクエン酸、もしくは安息香酸などにより;又は有機スルホン酸の例えば、置換されているかあるいは置換されていない、例えば、ハロ置換された、C〜Cアルカン酸もしくはアリールスルホン酸の、例えば、メタンスルホン酸もしくはp−トルエンスルホン酸により形成される。更に、1以上の酸基を有する式(I)の化合物は、塩基を伴う塩を形成できる。塩基を伴う適切な塩は、例えば、金属塩の例えば、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム、カリウムもしくはマグネシウム塩;又はアンモニアもしくは有機アミンを伴う塩、例えば、モルホリン、ピペリジン、ピロリドン、モノ、ジ、もしくはトリ低級アルキルアミンの例えば、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、もしくはジメチルプロピルアミン、又はモノ、ジもしくはトリヒドロキシ低級アルキルアミンの例えば、モノ、ジ、トリエタノールアミンである。適宜対応する内部塩が形成されてもよい。遊離形態が好適である。式(I)の化合物の塩うちで農芸化学的に有利な塩が好適である。本明細書中この前後で、式(I)の遊離化合物又はそれらの塩に関する全ての参照は、適宜、それぞれ、式(I)の対応する塩又は遊離化合物としても解される。式(I)の化合物の互変異性体及びそれらの塩に関しても同じことが言える。
本明細において使用される一般的な用語は、他に規定されない限り、下に定義する意味を有する。
炭素含有基及び化合物は、各々他に規定されない限り、それぞれ1〜最大6(6を含む)、好適には1〜最大4(4を含む)、特に1又は2個の炭素原子を伴う。
ハロゲンとは、実質的に、基として、そして他の基及び化合物の構造的要素、例えば、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオとして、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素であり、特にフッ素、塩素又は臭素、一層特に、フッ素又は塩素、特に塩素である。
アルキルとは、実質的に、基としてそして他の基及び化合物の構造的要素、例えば、ハロアルキル、アルコキシ、及びアルキルチオとして(各場合、基又は化合物に含まれる炭素原子の数を考慮することにより)直鎖状の、即ち、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルもしくはオクチル、又は枝分かれした、例えば、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチルもしくはイソヘキシルのいずれかである。
シクロアルキルとは、実質的に、基としてそして他の基及び化合物の構造的要素、例えば、ハロシクロアルキル、シクロアルコキシ及びシクロアルキルチオとして(各場合、件の基又は化合物に含まれる炭素原子の数を考慮することにより)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルである。
アルケニルとは、実質的に、基としてそして他の基及び化合物の構造的要素として(各場合、件の基又は化合物に含まれる炭素原子の数及び結合した又は単離された二重結合を考慮することにより)、直鎖状の例えば、ビニル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニル、1−ヘキシル、1−ヘプテニル、1−ヘキシル、1,3−ヘキサジエニルもしくは1,3−オクタジエニル、又は枝分かれした、例えば、イソプロペニル、イソブテニル、イソプレニル、tert−ペンテニル、イソヘキセニル、イソヘプテニル又はイソオクテニルである。3〜12個、特に3〜6個、一層特に3又は4個の炭素原子を有するアルケニル基が好適である。
アルキニルとは、実質的に、基としてそして他の基及び化合物の構造的要素として(件の各場合、基又は化合物に含まれる炭素原子の数及び結合した又は単離された三重結合の数を考慮することにより)、直鎖状の例えば、エチニル、プロパルギル、2−ブチニル、3−ペンチニル、1−ヘキシニル、1−ヘプチニル、3−ヘキセン−1−イニルもしくは1,5−ヘプタジエン−3−イニル、又は枝分かれした、例えば、3−メチルブタ−1−イニル、4−メチルペンタ−1−イニル、4−メチルヘキサ−2−イニルもしくは2−メチルヘプト−3−イニルである。3〜12個、特に3〜6個、一層特に3又は4個の炭素原子を有するアルキニル基が好適である。
アルキレン及びアルケニレンは直鎖又は枝分かれした架橋メンバーであり、そして特に、−CH−CH−CH−、−CH−CH−CH−CH−、−CH−CH−CH−CH−CH−、−CH(CH)CH−CH−、−CH−CH=CH−CH−もしくは−CH−CH=CH−CH−CH−などである。
ハロ置換された炭素含有基及び化合物、例えば、ハロゲンによって置換された、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルコキシもしくはアルキルチオは、部分的にハロゲン化されているかあるいは過ハロゲン化されていていてもよく、ポリハロゲン化の場合のハロゲン置換基は同じもしくは異なりうる。ハロアルキルは、それ自体、基としてそして他の基及び化合物の構造的要素として、例えば、ハロアルコキシ及びハロアルキルチオ、フッ素、塩素及び/もしくは臭素によって1〜3回置換されたメチルの、例えば、CHFもしくはCF;フッ素、塩素及び/もしくは臭素によって1〜5回置換されたエチルの、例えば、CHCF、CFCF、CFCCl、CFCHCl、CFCHF、CFCFCl、CFCHBr、CFCHClF、CFCHBrF又はCClFCHClF;フッ素、塩素及び/もしくは臭素によって1〜7回置換されたプロピルもしくはイソプロピルの例えば、CHCHBrCHBr、CFCHFCF、CHCFCF又はCH(CF;フッ素、塩素及び/もしくは臭素によって1〜9回置換されたブチルもしくはその異性体の、例えば、CF(CF)CHFCFもしくはCF(CFCF;フッ素、塩素及び/もしくは臭素によって1〜7回置換されたペンチルもしくはその異性体の、例えば、CF(CF)(CHF)CFもしくはCH(CFCF;並びにフッ素、塩素及び/もしくは臭素によって1〜13回置換されたヘキシルもしくはその異性体の、例えば、(CHCHBrCHBr、CF(CHF)CF、CH(CFCF又はC(CFC(HF)CFである。
アリールとは特にフェニル、ナフチル、アントラセニル又はペリレニルであり好適にフェニルである。
ヘテロシクリルとは特にピリジル、ピリミジル、s−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、チエニル、フリル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、オキシサジアゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、キノキサリニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピロリル、ベンゾチアゾリル、インドリル、クマリニル又はインダゾリルであり、それらは好適に炭素原子を介して結合しており;好適なものは、チエニル、チアゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、フリル、テトラヒドロピラニル及びインドリルであり;特にピリジル又はチアゾリルである。
本発明の範囲において、好適なものは以下のとおりである。
(2)遊離形態にある式(I)の群(1)の化合物。
(3)RがHである式(I)の群(1)又は(2)のいずれか1つの化合物。
(4)RがC〜C−アルキルである式(I)の群(1)又は(2)のいずれか1つの化合物。
(5)RがC〜C−アルキル、特にメチルである式(I)の群(1)〜(4)のいずれか1つの化合物。
(6)Rが−C〜Cアルキル、特にプロピル又はイソプロピルである、式(I)の群(1)〜(5)のいずれか1つの化合物。
(7)Rが枝分かれしたC〜C−アルキル、特にイソブチル、sec−ブチル、又はtert−ブチルである式(I)の群(1)〜(5)のいずれか1つの化合物。
(8)RがC〜C−アルコキシ−C〜C−アルキルである式(I)の群(1)〜(4)のいずれか1つの化合物。
(9)Rが、OH、ハロゲン、CN、−N、−NOからなる群から選択される1〜5個の置換基で置換されたC〜Cアルキル;1〜3個のC〜C−アルキル基で任意に置換されていてもよいC〜Cシクロアルキル;ノルボルニレニル;1〜3個のメチル基で任意に置換されていてもよいC〜C−シクロアルケニル;C〜C−ハロシクロアルキル;C〜C−シクロアルコキシ;C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、アリール、ヘテロシクリル、アリールチオ又はヘテロシクリルオキシであり;ここで当該アリール、ヘテロシクリル、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシ基は、環が置換され得る場合には、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、Si(C〜C12アルキル)、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシからなる群から選択された1〜5個の置換基により任意に置換されていてもよく;より具体的には、
は、1つの置換基で置換されたC〜C−アルキルであり、前記置換基は、C〜C−シクロアルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C12−アルキルスルフィニル、C〜C−シクロアルキルスルフィニル、C〜C12−ハロアルキルスルフィニル、C〜C−シクロアルキルスルフィニル、C〜C12−アルキルスルホニル、C〜C−シクロアルキルスルホニル、C〜C12−ハロアルキルスルホニル、C〜Cハロシクロアルキルスルホニル、−NR、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、−P(=O)(OC〜Cアルキル)からなる群から選択される、式(I)の群(1)〜(4)のいずれか1つの化合物。
(10)Rが、1又は2個の置換基で置換されたC〜Cアルキルであり、前記置換基は、OH、ハロゲン、CN、−N、−NO、C〜C12−アルキルスルフィニル、C〜C12−アルキルスルホニル、C〜C12ハロアルキルスルホニル、−NR、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール又はヘテロサイクリルからなる群から選択され、ここで当該アリール及びヘテロサイクリル基は、環が置換され得る場合には、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜Cアルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、Si(C〜C12アルキル)、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシからなる群から選択される1又は2個の置換基により任意に置換されていてもよい、式(I)の群(1)〜(4)のいずれか1つの化合物。
(11)RとRが一緒になって、3〜5員のアルキレン架橋を形成し、ここで1〜2個のCH基は、−C(=O)−、−C(=S)−、O、S又は−NR−によって置換されていてもよく、ここで当該アルキレン又はアルケニレン架橋は、互いに独立して、C〜C−アルキルからなる群から選択された1又は2個の置換基により置換されていてもよい、式(I)の群(1)〜(4)のいずれか1つの化合物。
(12)Rがイソプロピル又はsec−ブチルであり、好適にはイソプロピルとsec−ブチルの混合物が存在する、式(I)の群(1)〜(11)のいずれか1つの化合物。
(13)Rがシクロヘキシルである式(I)の群(1)〜(11)のいずれか1つの化合物。
(14)nが1である式(I)の群(1)〜(12)のいずれか1つの化合物。
(15)nが0である式(I)の群(1)〜(12)のいずれか1つの化合物。
(16)A−Bが−CH−CH−である式(I)の群(1)〜(15)のいずれか1つの化合物。
(17)A−Bが−CH=CH−である式(I)の群(1)〜(17)のいずれか1つの化合物。
(18)ε位におけるR配置を有する式(I)の群(1)〜(17)のいずれか1つの化合物。
(19)ε位におけるS配置を有する式(I)の群(1)〜(17)のいずれか1つの化合物。
(20)但し、nが1であり、RとRが一緒になって、無置換の−CH−CH−CH−CH−を形成する場合、前記化合物はアベルメクチンB1化合物誘導体ではない、式(I)の群(1)〜(19)のいずれか1つの化合物。
特に好適な化合物は表の化合物である。
本発明は更に、(1)で規定した式(I)の化合物、該当する場合には、その互変異性体を調製するための方法に関し、当該方法は、
(A)式:
Figure 2011102303
(式中、R、n及び集団A−Bは、式(I)について群(1)において上に規定したとおりであり、Qは保護基である)
の化合物(これは公知であるか、又は実質的に公知の方法で調製し得る)と、
式:
Figure 2011102303
(式中、R及びRは、式(I)について上に規定したとおりであり、そしてHalはハロゲン原子であり、好適には臭素又はヨウ素である)
の化合物(これは公知であるか、又は実質的に公知の方法で調製し得る)を反応させ、
式:
Figure 2011102303
(式中、Q、R、R及びRは式(II)について規定したとおりである)
の化合物を形成させ;
(B)得られた式(IV)の化合物の保護基Qを除去することを含んで成る。
本発明は更に、群(1)について上に規定した式(I)の化合物であって、Rが−CHである化合物を調製するための方法に関し、当該方法は、
(C)式(II)の化合物と、式:
Figure 2011102303
(式中、Rは式(I)について規定したとおりであり、RはH、C〜C11アルキルもしくはC〜C11ハロゲンアルキルであり;又は、RとRとは一緒になって、3〜6員のアルキレンもしくは4〜6員のアルケニレンを形成し、ここで1つのCH基は、C(=O)、−C=S、O、S、−NR、−OC(=O)O−、−OC(=O)S−、−OC(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=O)NR−、−NRC(=O)S−及び−NRCONR−から選択された基によって任意に置換されていてもよく、アルケニレンは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ及びC〜Cハロゲンアルキルから選択された1又は2個の置換基により任意に置換されていてもよく、当該置換基は互いに独立している)
の化合物を反応させることを含んで成る。
(D)特に、式(I)(RがCHHalであり、Halはハロゲンである)の化合物は、式(IV)(式中、RはCHHalである)の化合物の脱保護によって調製されてもよい。後者は、式:
Figure 2011102303
の化合物のハロアセチル化によって調製されてもよい。
式(VI)の化合物は、式(II)の化合物のビニル化によって調製されてもよい。
式(IV)(式中、RがCHHalである)の化合物は、特に、式(IV)(式中、RがCHであり、ここでRはCN、NR、−NHC(=O)R、NHNH、NHNHR、NRNR、OR又はSRである)の他の化合物を調製するために使用されてもよい。
式(IV)の化合物は、式(I)の化合物を調製するために好適な化合物である。
更に、官能基を遊離又は保護された形態で有する式(I)の化合物は、式(I)の更なる化合物を調製するための出発物質として使用されてもよい。かかる操作については、当業者に公知の方法が施用されてもよい。
例えば、式(I)(式中、Rは、CHCHOC(=O)CHである)の化合物は、式(I)(式中Rは、CHCHOHである)の化合物へと転換されてもよい。更なる標準的な方法は、式(I)(式中Rは、CHCHOCHO−アルキル、CHCHOC(=O)R、CHCHOC(=O)ZR及びCHCHである)の化合物をデリバリーできる。式(I)(式中、Rは、CHCHである)の化合物は、式(I)(式中Rは、CHCHNHである)の化合物へと転換されてもよい。かかる式(I)の化合物をHal−C(=0)R又はHal−C(=O)ZRはで処理することにより、式(I)(式中、Rは、それぞれ、CHCHNHC(=O)R及びCHCHNHC(=O)ZRである)の化合物がもたらされる。
本明細書中、この前後で記載された反応は、実質的に、適切な溶媒もしくは希釈剤もしくはそれらの混合物の不存在下で、又は慣習的に、存在下で行われていてもよく、この反応は、必要に応じ、冷却を伴い、室温で又は加熱を伴い、例えば、およそ−80℃〜反応媒体の沸騰温度の範囲で、好適にはおよそ0℃〜およそ+150℃で、そしてもし必要なら、閉鎖された容器内、加圧下で、不活性ガス雰囲気下でそして/又は無水条件下で行われている。特に、有利な反応条件は例において見いだされる。
反応時間は重要ではないが;反応時間はおよそ0.1〜およそ72時間、特に0.5時間〜およそ24時間であるのが好ましい。
生成物は、慣用の方法によって、例えば、ろ過、結晶化、蒸留又はクロマトグラフィーによってかあるはかかる方法の任意に適切な組み合わせによって単離されている。
本明細書中、この前後で挙げた、式(I)の化合物を、そして適宜それらの互変異性体を調製するために使用された出発物質は、下に示すように、実質的に、公知の方法で調製し得る。
変法(A):
溶媒及び希釈剤としては:芳香族、脂肪族及び脂環式の炭化水素及び水素化された炭化水素の例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン又はテトラクロロエタン;エーテルの例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジメトキシジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサン;カルボン酸のエステルの例えば、酢酸エチル;アミドの例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド又は1−メチル−2−ピロリドン;ニトリルの例えばアセトニトリル;スルホキシドの例えばジメチルスルホキシド;又は例に挙げた溶媒の混合物が挙げられる。アミドの例えば、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミド、特にジメチルアセトアミドが好適である。
式(II)及び(IV)の化合物中の保護基Qとしては:アルキルエーテル基の例えば、メトキシメチル、メチルチオメチル、tert−ブチルチオメチル、ベンジルオキシメチル、p−メトキシベンジル、2−メトキシエトキシメチル、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、1−エトキシエチル、1−(2−クロロエトキシ)エチル、1−メチル−1−メトキシメチル、1−メチル−1−ベンジルオキシエチル、トリクロロエチル、2−トリメチルシリルオキシ、tert−ブチル、アリル、p−メトキシフェニル、2,4−ジニトロフェニル、ベンジル、p−メトキシベンジル、o−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、トリフェニルメチル;トリアルキルシリル基の例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチル−tert−ブチルシリル、ジメチル−イソプロピルシリル、ジメチル−1,1,2−トリメチルプロピルシリル、ジエチル−イソプロピルシリル、ジメチル−tert−ヘキシルシリルのみならずフェニル−tert−アルキルシリル基の例えばジフェニル−tert−ブチルシリル;エステルの例えばギ酸塩、酢酸塩、クロロアセテート、ジクロロアセテート、トリクロロアセテート、トリフルオロアセテート、メトキシアセテート、フェノキシアセテート、ピバロエート、安息香酸塩;アルキルカーボネートの例えばメチル−、9−フルオレニルメチル−、エチル−、2,2,2−トリクロロエチル−、2−(トリメチルシリル)エチル−、ビニル−、アリル−、ベンジル−、p−メトキシベンジル−、o−ニトロベンジル−、p−ニトロベンジル−のみならずp−ニトロフェニルカーボネートが挙げられる。
好適なものはトリアルキルシリル基の例えば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチル−tert−ブチルシリル、ジフェニル−tert−ブチルシリル、エステルの例えばメトキシアセテート及びフェノキシアセテート、及び炭酸塩の例えば9−フルオレニルメチルカーボネート及びアリルカーボネートである。ジメチル−tert−ブチルシリルエーテルが特に好ましい。
前記反応は有利におよそ−70℃〜50℃、好適に−10℃〜25℃の温度で行われている。
例P.1及びP.2は反応条件の更なる詳細を供する。
変法(B):
溶媒及び希釈剤の例は、変法Aで挙げたものと同じである。尚、アルコールの例えばメタノール、エタノール又は2−プロパノール、及び水が適切である。
前記反応は、およそ−70℃〜100℃、好適には−10℃〜25℃の温度範囲で行われている。
保護基の除去に適したルイス酸の例えば、塩化水素酸、メタンスルホン酸、BF OEt、ピリジン中HF、Zn(BF O、p−トルエンスルホン酸、AlCl、HgCl;フッ化アンモニウムの例えば、フッ化テトラブチルアンモニウム;塩基の例えば、アンモニア、トリアルキルアミン又は複素環塩基;触媒との水素添加分解物の例えば、パラジウムオンカーボン;還元剤の例えば、水素化ホウ素ナトリウム又は触媒の例えば、Pd(PPhを伴う水素化トリブチルスズ、又は酢酸を伴う亜鉛がある。
酸の例えば、メタンスルホン酸又はピリジン中HF;Pd(O)を伴う水素化ホウ素ナトリウム;塩基の例えば、アンモニア、トリエチルアミン又はピリジン;特に酸の例えば、ピリジン中HF又はメタンスルホン酸が好適である。
反応のために特に好適な条件は、例P1、P2、P3、P4及びP5に記載されている。
変法(C):
溶媒及び希釈剤の例は、変法Aの下に挙げたものと同じである。
前記反応は、およそ−70℃〜100℃、好適には−10℃〜55℃の温度範囲で行われている。
この反応は好適に酸又はルイス酸の存在下で行われている。典型的な酸及びルイス酸は、特に鉱酸の例えば、硫酸、リン酸又はハロゲン化水素酸、特に塩化水素酸、メタンスルホン酸の例えば、ハロ置換された、C〜Cアルカンカルボン酸の例えば、酢酸、飽和又は非飽和のジカルボン酸の例えば、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸又はフタル酸、ヒドロキシカルボン酸の例えば、アスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸もしくはクエン酸、又は安息香酸、又はBE OEtである。
変法(D):
溶媒及び希釈剤の例は、変法Aの下に挙げたものと同じである。
前記反応は、およそ−70℃〜150℃、好適には−20℃〜120℃の温度範囲で行われている。
ハロアセタール化(haloacetalization)及びビニル化のための好適な条件は、例えば当業者に公知の刊行物中に記載されている。
式(I)の化合物は、考えられる異性体のうちの1つの形態にもしくはそれらの混合物の形態に、純粋な異性体の形態にもしくは異性体混合物の形態に、即ち、ジアステレオマー混合物の形態にあっていてもよく;本発明は、純粋な異性体及びジアステレオマー混合物の両方に関連し、そして本明細書中この前後で、各場合、立体化学的詳細が詳説されていなくともそうであると解される。
前記ジアステレオマー混合物は、公知の方法によって純粋な異性体へと分解されてもよい。その方法とは、例えば、溶媒からの再結晶化により、それは、例えば、アセチルセルロース上での高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)などのクロマトグラフィーによること、適切な微生物によること、特異的な、固定化した酵素による解裂によること、又は複合化している1つの異性体のみを、包接化合物の形成、例えば、クラウンエーテルの使用を介することによる。
異性体の対応する純粋な混合物の分離によることとは別に、純粋なジアステレオマーは、本発明によれば、一般的に公知の立体選択合成、例えば、対応する適切な立体化学を有する出発物質を使用する本発明の方法を行うことによっても獲得することができうる。
各々の場合、生物学的に一層の活性を有する異性体(個々の成分は異なる生物活性を有する)を単離又は合成することが有利である。
式(I)の化合物は、それらの水和物の形態で獲得されていてもよくそして/又は他の溶媒の例えば、固体形態にある化合物を結晶化するために使用されている溶媒を含んでもよい。
本発明は、方法の実施態様であって、それによれば、出発物質又は中間体として当該方法の全ての段階において考えられる化合物を出発物質として使用し、そして残りの段階の全て又はいくつかが行われる実施態様、又は出発物質を誘導体及び/もしくは塩及び/もしくはそのジアステレオマーの形態において使用している、又は特に当該出発物質が前記反応条件の下で形成されている方法のすべての実施態様に関連する。例えば、官能基をその遊離形態又は保護形態で有する式(I)の化合物は、式(I)の更なる化合物を調製するための出発物質として使用されてもよい。このためには、当業者に公知の操作方法が当てはめられてよい。
本発明の方法において、特に好適である式(I)の化合物をもたらす出発物質及び中間体を使用することが好適である。
本発明は特に、例に記載の調製方法に特に関連する。
本発明は更に式(IV)の化合物、及び適宜、各々の場合、遊離形態又は塩形態にある、E/Z異性体、E/Z異性体の混合物及び/又は互変異性体に関連する。
害虫抑制の分野において、本発明の式(I)の化合物は、低濃度でさえも、非常に有利な殺生物スペクトル及び広いスペクトルを伴う価値ある予防及び/又は治療活性を示し、しかも温血動物、魚及び植物に十分許容される。それらは、意外にも、植物の害虫及びヒトの、そして一層特に、生産力のある家畜、家畜及びペットにおける外部寄生虫及び内部寄生虫を抑制するために適している。それらは、通常、感受性の動物害虫の全部又は個々の発達段階に対して有効であり、しかも耐性動物害虫、例えば、昆虫及び代表的なダニ目、線虫、多節条虫類及び吸虫綱に対しても有効であり、しかも同時に有用生物を保護する。本発明の活性成分の殺昆虫又は殺ダニ活性は、それ自身直接的に明らかであっていてもよく、即ち、害虫の死亡率において明らかであっていてもよく、活性はすぐに生じる又はあるときは、例えば、脱皮の間の後に生じ、又は間接的に、例えば、産卵及び/又は孵化率の低下、50〜60%以上の死亡率に対応するよい活性、において明らかである。
本発明の目的の範囲内の首尾よい抑制は特に、鱗翅目、甲虫、直翅目、イソプテラ(isoptera)、プゾコプテラ(Psocoptera)、シラミ目、マロファーガ(Mallophaga)、総翅目、異翅目、同翅目属、膜翅目、双翅目、ノミ目、総尾目及びダニ目から選択される害虫、主にダニ目、双翅目、総翅目、鱗翅目及び甲虫において可能である。以下の害虫において非常に優れた抑制が可能である。
アバゴロチス(Abagrotis)spp.、アブラクサス(Abraxas)spp.、アカントレウカニア(Acantholeucania)spp.、アカントプルシア(Acanthoplusia)spp.、アカルス(Acarus)spp.、アカルス・シロ(Acarussiro)spp.、アセリア(Aceria)spp.、アセリア・シェルドニ(Aceriasheldoni)、アクレリス(Acleris)spp.、アコロイタス(Acoloithus)spp.、アコンプシア(Acompsia)spp.、アコサス(Acossus)spp.、アクリア(Acria)spp.、アクロバシス(Acrobasis)spp.、アクロセルコプス(Acrocercops)spp.、アクロレピア(Acrolepia)spp.、アクロレピオプシス(Acrolepiopsis)spp.、アクロニクタ(Acronicta)spp.、アクロポリチス(Acropolitis)spp.、アクテビア(Actebia)spp.、アクルス(Aculus)spp.、アクルス・シェレクテンダリ(Aculusschlechtendali)spp.、アドキソフィエス(Adoxophyes)spp.、アドキソフィエス・レチクラナ(Adoxophyesreticulana)、アエデス(Aedes)spp.、アエジリア(Aegeria)spp.、アエテス(Aethes)spp.、アガペタ(Agapeta)spp.、アゴノプテリクス(Agonopterix)spp.、アグリオピス(Agriopis)spp.、アグリオテス(Agriotes)spp.、アグリフィラ(Agriphila)spp.、アグロコーラ(Agrochola)spp.、アグロペリナ(Agroperina)spp.、アラバマ(Alabama)spp.、アラバマ・アルジラセアエ(Alabamaargillaceae)、アグロチス(Agrotis)spp.、アルブナ(Albuna)spp.、アルカトエ(Alcathoe)spp.、アルシス(Alcis)spp.、アレイマ(Aleimma)spp.、アレチア(Aletia)spp.、アレウロトリサス(Aleurothrixus)spp.、アレウロトリサス・フロコッカス(Aleurothrixusfloccosus)、アレイロデス(Aleyrodes)spp.、アレイロデス・ブラシカエ(Aleyrodesbrassicae)、アロフィエス(Allophyes)spp.、アルソフィラ(Alsophila)spp.、アマタ(Amata)spp.、アマテス(Amathes)spp.、アンブリオマ(Amblyomma)spp.、アンブリプチラ(Amblyptilia)spp.、アモコニカ(Ammoconia)spp.、アモルビア(Amorbia)spp.、アンフィオン(Amphion)spp.、アンフィボエア(Amphipoes)spp.、アンフィピラ(Amphipyra)spp.、アミエロイス(Amyelois)spp.、アナカンポトデス(Anacamptodes)spp.、アナグラファ(Anagrapha)spp.、アナルシア(Anarsia)spp.、アナトリキンチス(Anatrychyntis)spp.、アナビトリネラ(Anavitrinella)spp.、アンシリス(Ancylis)spp.、アンドロポリア(Andropolia)spp.、アンヒメラ(Anhimella)spp.、アンテレアエア(Antheraea)spp.、アンテリゴナ(Antherigona)spp.、アンテリゴナ・ソクカタ(Antherigonasoccata)、アントノマス(Anthonomus)spp.、アントノマス・グランジス(Anthonomusgrandis)、アンチカルシア(Anticarsia)spp.、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsiagemmatalis)、アオニジェラ(Aonidiella)spp.、アパメア(Apamea)spp.、アファニア(Aphania)spp.、アフェリア(Aphelia)spp.、アフィジアエ(Aphididae)、アフィス(Aphis)spp.、アポトミス(Apotomis)spp.、アプロアエレマ(Aproaerema)spp.、アルキプス(Archippus)spp.、アルキプス(Archips)spp.、アクロミルメクス(Acromyrmex)、アルクチア(Arctia)spp.、アルガス(Argas)spp.、アルゴランプロテス(Argolamprotes)spp.、アルギレスチア(Argyresthia)spp.、アルギログラマ(Argyrogramma)spp.、アルギロプロセ(Argyroploce)spp.、アルギロタエニア(Argyrotaenia)spp.、アロトロフォーラ(Arotrophora)spp.、アスコチス(Ascotis)spp.、アスピジオタス(Aspidiotus)spp.、アスピラプテリクス(Aspilapteryx)spp.、アセノプチカ(Asthenoptycha)spp.、アテルピア(Aterpia)spp.、アテチス(Athetis)spp.、アトマリア(Atomaria)spp.、アトマリア・リネアリス(Atomarialinearis)、アッタ(Atta)spp.、アチファ(Atypha)spp.、アウトグラファ(Autographa)spp.、アキシリア(Axylia)spp.、バクトラ(Bactra)spp.、バーバラ(Barbara)spp.、バトラチドラ(Batrachedra)spp.、バタリスチス(Battaristis)spp.、ベンベキア(Bembecia)spp.、ベミシア(Bemisia)spp.、ベミシア・タバキ(Bemisiatabaci)、ビビオ(Bibio)spp.、ビビオ・ホルツラニス(Bibiohortulanis)、ビシグナ(Bisigna)spp.、ブラステスチア(Blastesthia)spp.、ブラッタ(Blatta)spp.、ブラテラ(Blatella)spp.、ブレファロシス(Blepharosis)spp.、ブレプチナ(Bleptina)spp.、ボアルミア(Boarmia)spp.、ボンボキシ(Bombyx)spp.、ボモロカ(Bomolocha)spp.、ブーフィルス(Boophilus)spp.、ブラキミア(Brachmia)spp.、ブラジナ(Bradina)spp.、ブレビパルパス(Brevipalpus)spp.、ブリチス(Brithys)spp.、ブリオビア(Bryobia)spp.、ブリオビア・プラエチオーサ(Bryobiapraetiosa)、ブリオトロファ(Bryotropha)spp.、ブパルス(Bupalus)spp.、ブセオーラ(Busseola)spp.、ブセオーラ・フスカ(Busseolafusca)、カベラ(Cabera)spp.、カコエシモルファ(Cacoecimorpha)spp.、カドラ(Cadra)spp.、カドラ・カウテラ(Cadracautella)、カエヌルジナ(Caenurgina)spp.、カリピトリメルス(Calipitrimerus)spp.、カリエルゲス(Callierges)spp.、カロフォポーラ(Callophpora)spp.、カロフォポーラ・エリトロセファーラ(Callophporaerythrocephala)、カロファシア(Calophasia)spp.、カロプチラ(Caloptilia)spp.、カリビテス(Calybites)spp.、カプノプチカ(Capnoptycha)spp.、カプア(Capua)spp.、カラドリナ(Caradrina)spp.、カリペタ(Caripeta)spp.、カルメンタ(Carmenta)spp.、カルポシナ(Carposina)spp.、カルポシナ・ニッポネシス(Carposinanipponensis)、カタマクタ(Catamacta)spp.、カテラフィリス(Catelaphris)spp.、カトプトリア(Catoptria)spp.、カウストローマ(Caustoloma)spp.、セラエナ(Celaena)spp.、セリファ(Celypha)spp.、セノピス(Cenopis)spp.、セファス(Cephus)spp.、セラミカ(Ceramica)spp.、セラプテリリス(Cerapteryx)spp.、セラチチス(Ceratitis)spp.、セラトフィルス(Ceratophyllus)spp.、セロプラスター(Ceroplaster)spp.、カエトクネマ(Chaetocnema)spp.、カエトクネマ・チビアリス(Chaetocnematibialis)、カマエスフェシア(Chamaesphecia)spp.、カランブカ(Charanvca)spp.、ケイモフィラ(Cheimophila)spp.、ケルソチス(Chersotis)spp.、キアズミア(Chiasmia)spp.、チロ(Chilo)spp.、チオノデス(Chionodes)spp.、コリオプテス(Chorioptes)spp.、コリストネウラ(Choristoneura)spp.、チリサスピジア(Chrysaspidia)spp.、クリソデイキシス(Chrysodeixis)spp.、クリソミア(Chrysomya)spp.、クリソムファラス(Chrysomphalus)spp.、クリソムファラス・ジクチオスペラミ(Chrysomphalusdictyospermi)、クリソムファラス・アオニジム(Chrysomphalusaonidium)、クリソテウキア(Chrysoteuchia)spp.、シリックス(Cilix)spp.、シメックス(Cimex)spp.、クリシア(Clysia)spp.、クリシア・アンビグエラ(Clysiaambiguella)、クレプシス(Clepsis)spp.、クナエミドフォラス(Cnaemidophorus)spp.、クナファロクロシス(Cnaphalocrocis)spp.、クネファシア(Cnephasia)spp.、コッカス(Coccus)spp.、コッカス・ヘスペリダム(Coccushesperidum)、コチリス(Cochylis)spp.、コレフォーラ(Coleophora)spp.、コロトイス(Colotois)spp.、コモフィラ(Commophila)spp.、コニストラ(Conistra)spp.、コノポモルファ(Conopomorpha)spp.、コルシラ(Corcyra)spp.、コルヌチプルシア(Cornutiplusia)spp.、コズミア(Cosmia)spp.、コスモポリテス(Cosmopolites)spp.、コスモプテリクス(Cosmopterix)spp.、コッサス(Cossus)spp.、コスタエオンベクサ(Costaeonvexa)spp.、クランバス(Crambus)spp.、クレアトハース(Creatonotos)spp.、クロシドロミア(Crocidolomia)spp.、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomiabinotalis)、クロエシア(Croesia)spp.、クリモデス(Crymodes)spp.、クリプタスパスマ(Cryptaspasma)spp.、クリプトブラベス(Cryptoblabes)spp.、クリプトカーラ(Cryptocala)spp.、クリプトフレビア(Cryptophlebia)spp.、クリプトフレビア・レウコトレタ(Cryptophlebialeucotreta)、クリプトプチラ(Cryptoptila)spp.、クテノプセウスチス(Ctenopseustis)spp.、ククリア(Cucullia)spp.、クルクリオ(Curculio)spp.、クレックス(Culex)spp.、クテレブラ(Cuterebra)spp.、シジア(Cydia)spp.、シジア・
ポモネラ(Cydiapomonella)、シンバラフォーラ(Cymbalophora)spp.、ダクチレトーラ(Dactylethra)spp.、ダクス(Dacus)spp.、ダヂカ(Dadica)spp.、ダマリネア(Damalinea)spp.、ダシキラ(Dasychira)spp.、デカダルキス(Decadarchia)spp.、デコデス(Decodes)spp.、デイレフィラ(Deilephila)spp.、デルトデス(Deltodes)spp.、デンドロリマス(Dendrolimus)spp.、デプレサリア(Depressaria)spp.、デルメステス(Dermestes)spp.、デルマニサス(Dermanyssus)spp.、デルマニサス・ガリナエ(Dermanyssusgallinae)、ジアブロチカ(Diabrotica)spp.、ジアクリシア(Diachrysia)spp.、ジアファニア(Diaphania)spp.、ジアルシア(Diarsia)spp.、ジアセミア(Diasemia)spp.、ジアトレアエア(Diatraea)spp.、ジクレラトウラ(Diceratura)spp.、ジクロメリス(Dichomeris)spp.、ジクロクロシス(Dichrocrocis)spp.、ジクロランファ(Dichrorampha)spp.、ジシクラ(Dicycla)spp.、ジオリクトリア(Dioryctria)spp.、ジパロプシス(Diparopsis)spp.、ジパロプシス・カスタネア(Diparopsiscastanea)、ジプレウリナ(Dipleurina)spp.、ジプリオン(Diprion)spp.、ジプリオニダエ(Diprionidae)、ジスセストリア(Discestra)spp.、ジスタンチエラ(Distantiella)spp.、ジスタンチエラ・テオブロマ(Distantiellatheobroma)、ジツラ(Ditula)spp.、ジウルネア(Diurnea)spp.、ドラトプテリクス(Doratopteryx)spp.、ドレパナ(Drepana)spp.、ドロスフィラ(Drosphila)spp.、ドロスフィラ・メラノガスター(Drosphilamelanogaster)、ジサウセス(Dysauxes)spp.、ジスデルカス(Dysdercus)spp.、ジストローマ(Dysstroma)spp.、エナ(Eana)spp.、エアリアス(Earias)spp.、エクリチカ(Ecclitica)spp.、エクジトローファ(Ecdytolopha)spp.、エクピルロルロエ(Ecpyrrhorrhoe)spp.、エクトミエロイス(Ectomyelois)spp.、イエトロピス(Eetropis)spp.、エジラ(Egira)spp.、エマスモパルパス(Elasmopalpus)spp.、エメリア(Emmelia)spp.、ムポアスカ(mpoasca)spp.、エンピレウマ(Empyreuma)spp.、エナルジア(Enargia)spp.、エナルモニア(Enarmonia)spp.、エンドピザ(Endopiza)spp.、エンドテニア(Endothenia)spp.、エンドトリキア(Endotricha)spp.、エオレウマ(Eoreuma)spp.、エオテトラニクス(Eotetranychus)spp.、エオテトラニクス・カルピニ(Eotetranychuscarpini)、エパゴゲ(Epagoge)spp.、エペリス(Epelis)spp.、エフェスチア(Ephestia)spp.、エフェスチオデス(Ephestiodes)spp.、エピブレマ(Epiblema)spp.、エピエホリストデス(Epiehoristodes)spp.、エピノチア(Epinotia)spp.、エピフィラス(Epiphyas)spp.、エピプレマ(Epiplema)spp.、エピプセスチス(Epipsestis)spp.、エピルロエ(Epirrhoe)spp.、エピシマス(Episimus)spp.、エピチムビア(Epitymbia)spp.、エプラキナ(Epllachna)spp.、エラニス(Erannis)spp.、エラストリア(Erastria)spp.、エレムナス(Eremnus)spp.、エレウネチス(Ereunetis)spp.、エリオフィエス(Eriophyes)spp.、エリオソーマ(Eriosoma)spp.、エリオソーマ・ラニゲラム(Eriosomalanigerum)、エリトロネウラ(Erythroneura)spp.、エスチグメン(Estigmene)spp.、エトミア(Ethmia)spp.、エチエラ(Etiella)spp.、エウアグロチス(Euagrotis)spp.、エウコスマ(Eucosma)spp.、エウヘラエナ(Euehlaena)spp.、エウエリジア(Euelidia)spp.、エウエノソーマ
(Eueosma)spp.、エウキスタス(Euchistus)spp.、エウコスモモルファ(Eucosmomorpha)spp.、エウドニア(Eudonia)spp.、エウフィドニア(Eufidonia)spp.、エウフィポノメウトイデス(Euhyponomeutoides)spp.、エウレピトデス(Eulepitodes)spp.、エウリア(Eulia)spp.、エウリチス(Eulithis)spp.、エウピテシア(Eupithecia)spp.、エウプレシア(Euplexia)spp.、エウポエシリア(Eupoecilia)spp.、エウポエシリア・アンビグエア(Eupoeciliaambiguella)、エウプロクチス(Euproctis)spp.、エウプシリア(Eupsilia)spp.、エルホドープ(Eurhodope)spp.、エウロイス(Eurois)spp.、エウリガスター(Eurygaster)spp.、エウリトミア(Eurythmia)spp.、エウストロチア(Eustrotia)spp.、エウキソア(Euxoa)spp.、エウゾフィーラ(Euzophera)spp.、エベルゲスチス(Evergestis)spp.、エビペ(Evippe)spp.、エクサルテマ(Exartema)spp.、ファニア(Fannia)spp.、ファロンタ(Faronta)spp.、フェルチア(Feltia)spp.、フィラチマ(Filatima)spp.、フィシア(Fishia)spp.、フランクリニエラ(Frankliniella)spp.、フミボチス(Fumibotys)spp.、ガエサ(Gaesa)spp.、ガスガルシア(Gasgardia)spp.、ガストロフィルス(Gastrophilus)spp.、ゲレチア(Gelechia)spp.、ギルピニア(Gilpinia)spp.、ギルピニア・ポリトーマ(Gilpiniapolytoma)、グロシナ(Glossina)spp.、グリフィプテリクス(Glyphipterix)spp.、グリフォデス(Glyphodes)spp.、グノリモスケミニ(Gnorimoschemini)spp.、ゴノドンタ(Gonodonta)spp.、ゴルチナ(Gortyna)spp.、グラシラリア(Gracillaria)spp.、グラファニア(Graphania)spp.、グラフォリタ(Grapholita)spp.、グラフォリザ(Grapholitha)spp.、グラビタルメタ(Gravitarmata)spp.、グレトケナ(Gretchena)spp.、グリセルダ(Griselda)spp.、グリロタルパ(Gryllotalpa)spp.、ジナエフォーラ(Gynaephora)spp.、グリプソノーマ(Gypsonoma)spp.、ハダ(Hada)spp.、ハエマトビヌス(Haematopinus)spp.、ハリシドータ(Halisidota)spp.、ハルピプテリクス(Harpipteryx)spp.、ハリシナ(Harrisina)spp.、ヘヂア(Hedya)spp.、ヘリコベルパ(Helicoverpa)spp.、ヘリフォバス(Heliophobus)spp.、ヘリオチス(Heliothis)spp.、ヘルラ(Hellula)spp.、ヘロトロパ(Helotropa)spp.、ヘマリス(Hemaris)spp.、ヘルシノトリプス(Hercinothrips)spp.、ヘルクリア(Herculia)spp.、ヘルモナッサ(Hermonassa)spp.、ヘテロゲネア(Heterogenea)spp.、ホロメリナ(Holomelina)spp.、ホマダウラ(Homadaula)spp.、ホモエオソーマ(Homoeosoma)spp.、ホモグラエア(Homoglaea)spp.、ホモハデナ(Homohadena)spp.、ホモナ(Homona)spp.、ホモノプシス(Homonopsis)spp.、ホプロカンンパ(Hoplocampa)spp.、ホプロドリナ(Hoplodrina)spp.、ホシノア(Hoshinoa)spp.、ヒクサローマ(Hxalomma)spp.、ヒドラエシア(Hydraecia)spp.、ヒドリオメナ(Hydriomena)spp.、ヒレス(Hyles)spp.、ヒロイカス(Hyloicus)spp.、ピパジルチス(Hypagyrtis)spp.、ヒパチマ(Hypatima)spp.、ヒパントリア(Hyphantria)spp.、ヒパントリア・クネア(Hyphantriacunea)、ヒポカーラ(Hypocala)spp.、ヒポコエナ(Hypocoena)spp.、ヒポデマ(Hypodema)spp.、ヒポボスカ(Hyppobosca)spp.、ヒプシピラ(Hypsipyla)spp.、ヒシア(Hyssia)spp.、ヒステロシア(Hysterosia)spp.、イダエア(Idaea)spp.、イヂア(Idia)spp.、イピモルファ(Ipimorpha)spp.、イシア(Isia)spp.、イソコリスタ(Isochorista)spp.、イソフリクチス(Isophrictis)spp.、イソポリア(Isopolia)spp.、イソトリアス(Isotrias)spp.、イクソデス(Ixodes)spp.、イタメ(Itame)spp.、ジョジア(Jodia)spp.、ジョジス(Jodis)spp.、カワベア(Kawabea)spp.、ケイフェリア(Keiferia)spp.、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferialycopersicella)、ラブジア(Labdia)spp.、ラシニポリア(Lacinipolia)spp.、ランブジナ(Lambdina)spp.、ランプロトリトパ(Lamprothritpa)spp.、ラオデルファクス(Laodelphax)spp.、ラシウス(Lasius)spp.、ラスペイレシア(Laspeyresia)spp.、レプチノタルサ(Leptinotarsa)spp.、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsadecemlineata)、レプトコリサ(Leptocorisa)spp.、レプトスタレス(Leptostales)spp.、レカニウム(Lecanium)spp.、レカニウム・コミ(Lecaniumcomi)、レピドサフェス(Lepidosaphes)spp.、レピスマ(Lepisma)spp.、レピスマ・サッカリナ(Lepismasaccharina)、レスモン(Lesmone)spp.、ルーカニア(Leucania)spp.、ルーシノデス(Leucinodes)spp.、ルーコファエア(Leucophaea)spp.、ルーコファエア・マデラエ(Leucophaeamaderae)、ルーコプテラ(Leucoptera)spp.、ルーコプテラ・シテラ(Leucopterascitella)、リノグナタス(Linognathus)spp.、リポセリス(Liposcelis)spp.、リソルホプトラス(Lissorhoptrus)spp.、リタコジア(Lithacodia)spp.、リトコレチス(Lithocolletis)spp.、リトモイア(Lithomoia)spp.、リトファン(Lithophane)spp.、リキソデッサ(Lixodessa)spp.、ロベシア(Lobesia)spp.、ロベシア・ボトラナ(Lobesiabotrana)、ロボフォーラ(Lobophora)spp.、ロクスタ(Locusta)spp.、ロマナルテス(Lomanaltes)spp.、ロモグラファ(Lomographa)spp.、ロクサグロチス(Loxagrotis)spp.、ロクソステージ(Loxostege)spp.、ルシリア(Lucilia)spp.、リマントリア(Lymantria)spp.、リムナエシア(Lymnaecia)spp.、リオネチア(Lyonetia)spp.、リリオミザ(Lyriomyza)spp.、マクドンノウジア(Macdonnoughia)spp.、マクラウゼータ(Macrauzata)spp.、マクロノクタ(Macronoctua)spp.、マクロシファス(Macrosiphus)spp.、マラコスマ(Malacosoma)spp.、マリアルファ(Maliarpha)spp.、マメストラ(Mamestra)spp.、マメストラ・ブラシアエ(Mamestrabrassicae)、マンドウカ(Manduca)spp.、マンドウカ・セクスタ(Manducasexta)、マラズミア(Marasmia)spp.、マルガリチア(Margaritia)spp.、マトラチネア(Matratinea)spp.、マツマラエセス(Matsumuraeses)spp.、メラナグロミザ(Melanagromyza)spp.、メリポテス(Melipotes)spp.、メリソプス(Melissopus)spp.、メリチア(Melittia)spp.、メロロンタ(Melolontha)spp.、メリスチス(Meristis)spp.、メリタスチス(Meritastis)spp.、メロフィアス(Merophyas)spp.、メサパメア(Mesapamea)spp.、メソゴナ(Mesogona)spp.、メソレウカ(Mesoleuca)spp.、メタネマ(Metanema)spp.、メテンドテニア(Metendothenia)spp.、メトズネリア(Metzneria)spp.、メカルジア(Micardia)spp.、ミクロコルセス(Microcorses)spp.、ミクロレオン(Microleon)spp.、ムネシクテナ(Mnesictena)spp.、モシス(Mocis)spp.、モニマ(Monima)spp.、モノクロア(Monochroa)spp.、モノモリウム(Monomorium)spp.、モノモリウム・ファラノイス(Monomoriumpharaonis)、モノプシス(Monopsis)spp.、モリソニア(Morrisonia)spp.、ムスカ(Musca)spp.、ムトゥウライア(Mutuuraia)spp.、ミエロイス(Myelois)spp.、ミチムナ(Mythimna)spp.、ミザス(Myzus)spp.、ナランガ(Naranga)spp.、ネドラ(Nedra)spp.、ネマポゴン(Nemapogon)spp.、ネオジプリオン(Neodiprion)spp.、ネオスファレロプテラ(Neosphaleroptera)spp.、ネフェロデス(Nephelodes)spp.、ネフォテチクス(Nephotettix)spp.、ネザラ(Nezara)spp.、ニラパルバータ(Nilaparvata)spp.、ニフォニンファ(Niphonympha)spp.、ニッポプチリア(Nippoptilia)spp.、ノクツア(Noctua)spp.、ノーラ(Nola)spp.、ノトセリア(Notocelia)spp.、ノトドンタ(Notodonta)spp.、ノダウレリア(Nudaurelia)spp.、オクロプレウラ(Ochropleura)spp.、オクネロストーマ(Ocnerostoma)spp.、オエストルス(Oestrus)spp.、オレトレウテス(Olethreutes)spp.、オリジア(Oligia)spp.、オリニジア(Olindia)spp.、オリゴニクス(Olygonychus)spp.、オリゴニクス・ガリナエ(Olygonychusgallinae)、オンコクネミス(Oncocnemis)spp.、オペロプテラ(Operophtera)spp.、オフィズマ(Ophisma)spp.、オポゴナ(Opogona)spp.、オラエシア(Oraesia)spp.、オルニオドロス(Orniodoros)spp.、オルジア(Orgyia)spp.、オリア(Oria)spp.、オルセオリア(Orseolia)spp.、オルトデス(Or
thodes)spp.、オルトゴニア(Orthogonia)spp.、オルトシア(Orthosia)spp.、オリザエフィルス(Oryzaephilus)spp.、オスシネラ(Oscinella)spp.、オスシネラ・フリト(Oscinellafrit)、オスミナ(Osminia)spp.、オストリナ(Ostrinia)spp.、オストリナ・ヌビラリス(Ostrinianubilalis)、オチオリンカス(Otiorhynchus)spp.、オウラプテリクス(Ourapteryx)spp.、パケトラ(Pachetra)spp.、パキスフィニクス(Pachysphinx)spp.、パジダ(Pagyda)spp.、パレアクリタ(Paleacrita)spp.、パリガ(Paliga)spp.、パルチス(Palthis)spp.、パメンセ(Pammene)spp.、パンデミス(Pandemis)spp.、パネメリア(Panemeria)spp.、パノリス(Panolis)spp.、パメリス・フラメア(Panolisflammea)、パノニカス(Panonychus)spp.、パラルジレスチア(Parargyresthia)spp.、パラジアルシア(Paradiarsia)spp.、パラロベシア(Paralobesia)spp.、パラントレン(Paranthrene)spp.、パラパンデミス(Parapandemis)spp.、パラペジアシア(Parapediasia)spp.、パラスチクチス(Parastichtis)spp.、パラシンデミス(Parasyndemis)spp.、パラトリア(Paratoria)spp.、パレロメメ(Pareromeme)spp.、ペクチノフォーラ(Pectinophora)spp.、ペクチノフォーラ・ゴッシピエラ(Pectinophoragossypiella)、ペジクルス(Pediculus)spp.、ペゴミア(Pegomyia)spp.、ペゴミア・ヒオシアミ(Pegomyiahyoscyami)、ペロクリスタ(Pelochrista)spp.、ペニセチア(Pennisetia)spp.、ペンステモニア(Penstemonia)spp.、ペンフィガス(Pemphigus)spp.、ペリバトデス(Peribatodes)spp.、ペリドロマ(Peridroma)spp.、ペリルウコプテラ(Perileucoptera)spp.、ペリプラネタ(Periplaneta)spp.、ペリゾーマ(Perizoma)spp.、ペトローバ(Petrova)spp.、ペキシコピア(Pexicopia)spp.、ファロニア(Phalonia)spp.、ファロニジア(Phalonidia)spp.、ファネタ(Phaneta)spp.、フリクタエニア(Phlyctaenia)spp.、フリクチヌス(Phlyctinus)spp.、フォルビア(Phorbia)spp.、ファラグマトビア(Phragmatobia)spp.、フィリカンテス(Phricanthes)spp.、フトリマエア(Phthorimaea)spp.、フトリマエア・オペルクレラ(Phthorimaeaoperculella)、フィロクニスチス(Phyllocnistis)spp.、フィロコプトルタ(Phyllocoptruta)spp.、フィロコプトルタ・オレイボーラ(Phyllocoptrutaoleivora)、フィロノリクテル(Phyllonorycter)spp.、フィロフィラ(Phyllophila)spp.、フィロキセラ(Phylloxera)spp.、ピエリス(Pieris)spp.、ピエリス・ラパエ(Pierisrapae)、ピエスマ(Piesma)spp.、プラノコッカス(Planococus)spp.、プラノトルトリクス(Planotortrix)spp.、プラチエドラ(Platyedra)spp.、プラチノータ(Platynota)spp.、プラチプチラ(Platyptilia)spp.、プラチセンタ(Platysenta)spp.、プロジア(Plodia)spp.、プルシア(Plusia)spp.、プルテラ(Plutella)spp.、プルテラ・キシロステラ(Plutellaxylostella)、ポドセシア(Podosesia)spp.、ポリア(Polia)spp.、ポピリア(Popillia)spp.、ポリミクシス(Polymixis)spp.、ポリファゴタルソネムス(Polyphagotarsonemus)spp.、ポリファゴタルソネムス・ラタス(Polyphagotarsonemuslatus)、プレイス(Prays)spp.、プリオノキシスタス(Prionoxystus)spp.、プロボール(Probole)spp.、プロセラス(Proceras)spp.、プロケロデス(Prochoerodes)spp.、プロエウリア(Proeulia)spp.、プロスキスチス(Proschistis)spp.、プロセレナ(Proselena)spp.、プロセルピヌ
ス(Proserpinus)spp.、プロタグロチス(Protagrotis)spp.、プロテオテラス(Proteoteras)spp.、プロトバスラ(Protobathra)spp.、プロトスキニア(Protoschinia)spp.、セロノフォラス(Pselnophorus)spp.、スーダレチア(Pseudaletia)spp.、スーダントモノムス(Pseudanthonomus)spp.、スーダンテルニア(Pseudaternelia)spp.、スーダウルアカスピス(Pseudaulacaspis)spp.、スーデクスセンテラ(Pseudexentera)spp.、スードコッカス(Pseudococus)spp.、スードヘルメニアス(Pseudohermenias)spp.、スードプルシア(Pseudoplusia)spp.、プソロプテス(Psoroptes)spp.、プシラ(Psylla)spp.、プシリオデス(Psylliodes)spp.、プテロフォロス(Pterophorus)spp.、プチコローマ(Ptycholoma)spp.、プルビナリア(Pulvinaria)spp.、プルビナリア・アエチオピカ(Pulvinariaaethiopica)、ピラリス(Pyralis)spp.、ピラウスタ(Pyrausta)spp.、ピルゴチス(Pyrgotis)spp.、ピルレフェラ(Pyrreferra)spp.、ピルハルクチア(Pyrrharctia)spp.、クアドラスピジオタス(Quadraspidiotus)spp.、ランコーラ(Rancora)spp.、ラピア(Raphia)spp.、レチクルテルメス(Reticultermes)spp.、レチニア(Retinia)spp.、ラゴレチス(Rhagoletis)spp.、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletispomonella)、リピセファルス(Rhipicephalus)spp.、リゾグリフス(Rhizoglyphus)spp.、リゾペルタ(Rhizopertha)spp.、ロドニウス(Rhodnius)spp.、ロファロシフム(Rhophalosiphum)spp.、ロポボータ(Rhopobota)spp.、リアシア(Rhyacia)spp.、リアシオニア(Rhyacionia)spp.、リンコパチヤ(Rhynchopacha)spp.、リゾステネス(Rhyzosthenes)spp.、リブラ(Rivula)spp.、ロンドチア(Rondotia)spp.、ルシドリナ(Rusidrina)spp.、リンカグラエア(Rynchaglaea)spp.、サブロデス(Sabulodes)spp.、サヒルベルゲラ(Sahlbergella)spp.、サヒルベルゲラ・シングラリス(Sahlbergellasingularis)、サイセッチア(Saissetia)spp.、サミア(Samia)spp.、サンニマ(Sannina)spp.、サンニノイデア(Sanninoidea)spp.、サフォイデウス(Saphoideus)spp.、サルコプテス(Sarcoptes)spp.、サトロブロタ(Sathrobrota)spp.、スカラベイダエ(Scarabeidae)、セリオデス(Sceliodes)spp.、シヒニア(Schinia)spp.、シストセルカ(Schistocerca)spp.、シザフィス(Schizaphis)spp.、シズラ(Schizura)spp.、シェレケンステニア(Schreckensteinia)spp.、シアラ(Sciara)spp.、シロポファーガ(Scirpophaga)spp.、シルトリプス・アウランチ(Scirthripsauranti)、スコパリア(Scoparia)spp.、スコプーラ(Scopula)spp.、スコチア(Scotia)spp.、スコチノファーラ(Scotinophara)spp.、スコトグランマ(Scotogramma)spp.、スクロビパルパ(Scrobipalpa)spp.、スクロビパルポプシス(Scrobipalpopsis)spp.、セミオチサ(Semiothisa)spp.、セレダ(Sereda)spp.、セサミア(Sesamia)spp.、セシア(Sesia)spp.、シクヤ(Sicya)spp.、シデリジス(Sideridis)spp.、シミラ(Simyra)spp.、シネウグラフェ(Sineugraphe)spp.、シトコーラ(Sitochroa)spp.、シトビオン(Sitobion)spp.、シトフィルス(Sitophilus)spp.、シトトロガ(Sitotroga)spp.、ソレノプシス(Solenopsis)spp.、スメリンザス(Smerinthus)spp.、ソフロニア(Sophronia)spp.、スパエロチス(Spaelotis)spp.、スパルガローマ(Spargaloma)spp.、スパルガノチス(Sparganothis)spp.、スパタリスチス(Spatalistis)spp.、スペルキア(Sperchia)spp.、スペシア(Sphecia)spp.、スフィンクス(Sphinx)spp.、スピロノタ(Spilonota)spp.、スポドプテラ(Spodoptera)spp.、スポドプテラ・リットラリス(Spodopteralittoralis)、スタグマトフォーラ(Stagmatophora)spp.、スタフィリノコロウス(Staphylinochrous)spp.、スタトモポダ(Stathmopoda)spp.、ステノデス(Stenodes)spp.、ステルハ(Sterrha)spp.、ストモキシス(Stomoxys)spp.、ストロフェドラ(Strophedra)spp.、スニラ(Sunira)spp.、スチナ(Sutyna)spp.、スワメルダミア(Swammerdamia)spp.、シロマチア(Syllomatia)spp.、シンピスチス(Sympistis)spp.、シナンテドン(Synanthedon)spp.、シナクシス(Synaxis)spp.、シンコパクマ(Syncopacma)spp.、シンデミス(Syndemis)spp.、シングラファ(Syngrapha)spp.、シントメイダ(Synthomeida)spp.、タバヌス(Tabanus)spp.、タエニアルキス(Taeniarchis)spp.、タエニオトリプス(Taeniothrips)spp.、タニア(Tannia)spp.、タルソネムス(Tarsonemus)spp.、テグリフェラ(Tegulifera)spp.、テハマ(Tehama)spp.、テレイオデス(Teleiodes)spp.、テロルタ(Telorta)spp.、テネブリオ(Tenebrio)spp.、テフリナ(Tephrina)spp.、テラトグラエア(Teratoglaea)spp.、テリクーラ(Terricula)spp.、テチア(Tethea)spp.、テトラニクス(Tetranychus)spp.、タルフォフィラ(Thalpopila)spp.、タウメトポエア(Thaumetopoea)spp.、チオジア(Thiodia)spp.、トリプス(Thrips)spp.、トリプス・パルミ(Thripspalmi)、トリプス・タバキ(Thripstabaci)、チリドプテリクス(Thyridopteryx)spp.、チリス(Thyris)spp.、チネオラ(Tineola)spp.、チプラ(Tipula)spp.、トルトリシジア(Tortricidia)spp.、トルトリクス(Tortrix)spp.、トラキエア(Trachea)spp.、トリアレウロデス(Trialeurodes)spp.、トリアロウロデス・バポラリオラム(Trialeurodesvaporariorum)、トリアトーマ(Triatoma)spp.、トリアキソメラ(Triaxomera)spp.、トリボリウム(Tribolium)spp.、トリコデクテス(Tricodectes)spp.、トリコプルシア(Trichoplusia)spp.、トリコプルシア・ニ(Trichoplusiani)、トリコプチルス(Trichoptilus)spp.、トリオザ(Trioza)spp.、トリオザ・エリトレアエ(Triozaerytreae)、トリファエニア(Triphaenia)spp.、トリフォサ(Triphosa)spp.、トロゴデルマ(Trogoderma)spp.、チリア(Tyria)spp.、ウデア(Udea)spp.、ウナスピス(Unaspis)spp.、ウナスピス・シトリ(Unaspiscitri)、ウテテシア(Utetheisa)spp.、バレリオデス(Valeriodes)spp.、ベスパ(Vespa)spp.、ベスパミナ(Vespamima)spp.、ビタセア(Vitacea)spp.、ビツラ(Vitula)spp.、ウィトレシア(Witlesia)spp.、キサンチア(Xanthia)spp.、キサントロエ(Xanthorhoe)spp.、キサントタイプ(Xanthotype)spp.、キセノミクタ(Xenomicta)spp.、キセノフシラ(Xenopsylla)spp.、キセノフシラ・ケオプシス(Xenopsyllacheopsis)、キセスチア(Xestia)spp.、キシレナ(Xylena)spp.、キシロマイゲス(Xylomyges)spp.、キシロサリス(Xyrosaris)spp.、イポノメウタ(Yponomeuta)spp.、イプソロファ(Ypsolopha)spp.、ザレ(Zale)spp.、ザンクログナタス(Zanclognathus)spp.、ゼイラフェラ(Zeiraphera)spp.、ゼノドキサス(Zenodoxus)spp.、ゼウゼラ(Zeuzera)spp.、ジガエナ(Zygaena)spp.。
本発明の化合物を使用することで線形動物門の階級の害虫を抑制することも可能である。かかる害虫としては、例えば、根瘤線形動物、シスト形成線形動物、そしてまた茎及び葉線形動物が挙げられ、それは特に;ヘテロデラ(Heterodera)spp.の例えばヘテロデラ・シャクチィ(Heteroderaschachtii)、ヘテロドラ・アベナエ(Heterodoraavenae)及びヘテロドラ・トリフォリィ(Heterodoratrifolii)、グロボデラ(Globodera)spp.の例えばグロボデラ・ロストキエンシス(Globoderarostochiensis);メロイドジン(Meloidogyne)spp.及びの例えばメロイドジン・インコグニタ(Meloidogyneincognita)及びメロイドジン・ジバニカ(Meloidogynejavanica);ラドフォルス(Radopholus)spp.の例えばラドフォルス・シミリス(Radopholussimilis);プラチレンカス(Pratylenchus)の例えばプラチレンカス・ネグレクタンス(Pratylenchusneglectans)及びプラチレンカス・ペネトランス(Pratylenchuspenetrans);チレンカルス(Tylenchulus)の例えばチレンカルス・セミペネトランス(Tylenchulussemipenetrans);ロンジドルス(Longidorus)、トリコドレス(Trichodorus)、キシフィネマ(Xiphinema)、ジチレンカス(Ditylenchus)、アフィーンコイデス(Apheenchoides)及びアングニア(Anguina);特にメロイドジン(Meloidogyne)の例えばメロイドジン・インコグニタ(Meloidogyneincognita)、及びヘテロデラ(Heterodera)の例えばヘテロデラ・グリシンス(Heteroderaglycines)である。
本発明の特に重要な観点は、寄生摂食害虫(parasiticfeedingpests)に対して植物を保護することにおける本発明の式(I)の化合物の使用である。
本発明の化合物及びそれらを含んで成る組成物の動物害虫に対する作用は、他の殺昆虫剤、ダニ駆除剤又は線形動物駆除剤の添加によって有意に拡大されそして与えられた環境に対して施用されてもよい。適切な添加剤としては、例えば、以下のクラスの活性成分が代表的であり:それは有機リン化合物、ニトロフェノール及び誘導体、ホルムアミジン、尿素、カルバメート、ピレトロイド、塩素化された炭化水素、ネオニコチノイド及びバチルス・チュリンゲンシス(Bacillusthuringensis)製剤である。
特に適切な混合相手としては:アザメチフォス;クロルフェンビンフォス;シペルメトリン、シペルメトリンハイ−cis;シロマジン;ジアフェンチウロン;ジアジノン;ジクロルボス;ジクロトフォス;ジシクラニル;フェノキシカルブ;フルアズロン;フラチオカルブ;イサゾフォス;イドフェンフォス;キノプレン;ルフェヌロン;メタクリフォス;メチダチオン;モノクロトフォス;フォスファミドン;プロフェノフォス;ジオフェノラン;バチルス・チュリンゲンス(Bacillusthuringiensis)系統GC91又は系統NCTC11821から獲得可能な化合物;ピメトロジン;ブロモプロピレート;メトプレン;ジスルフォトン;キナルフォス;タウフルバリネート;チオシクラム;チオメトン;アルジカルブ;アジンフォス−メチル;ベンフラカルブ;ビフェントリン;ブプロフェジン;カルボフラン;ジブチルアミノチオ;カルタップ;クロルフルアズロン;クロルピリフォス;クロチアニジン;シフルトリン;λ−シハロトリン;α−シペルメトリン;ζ−シペルメトリン;デルタメトリン;ジフルベンズロン;エンドスルファン;エチオフェンカルブ;フェニトロチオン;フェノブカルブ;フェンバレレート;ホルモチオン;メチオカルブ;ペプテノフォス;イミダクロプリド;イソプロカルブ;メタミドフォス;メトミル;メビンフォス;パラチオン;パラチオン−メチル;フォサロン;ピリミカルブ;プロポクサー;テフルベンズロン;テルブフォス;トリアザメート;フェノブカルブ;テブフェノジド;フィプロニル;β−シフルトリン;シラフルオフェン;フェンピロキシメート;ピリダベン;ピリダリル;フェナザキン;ピリプロキシフェン;ピリミジフェン;ニテンピラム;アセトアミプリド;エマメクチン;エマメクチン−ベンゾエート;スピノサド;昆虫に対して活性がある植物抽出物;線形動物を含んで成り且つ昆虫に対して活性である調製物;バチルス・サブチリスから獲得可能な調製物;真菌を含んで成り且つ昆虫に対して活性である調製物;ウィルスを含んで成り且つ昆虫に対して活性である調製物;アバメクチン;クロルフェナピル;アセフェート;アクリナトリン;アラニカルブ;アルファメトリン;アミトラズ;」AZ60541;アジンフォスA;アジンフォスM;アゾシクロチン;ベンヂオカルブ;ベンスルタップ;β−シフルトリン;BPMC;ブロフェンプロクス;ブロモフォスA;ブフェンカルブ;ブトカルボキシン;ブチルピリダベン;カドウサフォス;カルバリル;カルボフェノチオン;クロエトカルブ;クロレトキシフォス;クロルメフォス;シス−レスメトリン;クロシトリン;クロフェンテジン;シアノフォス;シクロプロトリン;シヘキサチン;デメトンM;デメトンS;デメトン−S−メチル;ジクロフェンチオン;ジクリフォス;ジエチオン;ジメトエート;ジメチルビンフォス;ジオキサチオン;エジフェンフォス;エスフェンバレレート;エチオン;エトフェンプロクス;エトプロフォス;エトリンフォス;フェナミフォス;フェンブタチンオキシド;フェノチオカルブ;フェンプロパトリン;フェンピラド;フェンチオン;フルアジナム;フルシクロクスウロン;フルシトリネート;フルフェノキシウロン;フルフェンプロクス;フォノフォス;フォスチアゾエート;フブフェンブロクス;HCH;ヘキサフルムロン;ヘキシチアゾクス;IKI−220;イプロベンフォス;イソフェンフォス;イソキサチオン;イベルメクチン;マラチオン;メカルバム;メスルフェンフォス;メタルデハイド;メトカルブ;ミベルメクチン;モキシデクチン;ナレド;NC184;ニチアジン;オメトエート;オキサミル;オキシデメトンM;オキシデプロフォス;ペルメトリン;フェントエート;フォレート;フォスメト;フォキシム;ピリミフォスM;ピリミフォスE;プロメカルブ;プロパフォス;プロチオフォス;プロトエート;ピラクロフォス;ピラダフェンチオン;ピレスメトリン;ピレトラム;テブフェノジド;サリチオン;セブフォス;スルフォテプ;スルプロフォス;テブフェンピラド;テブピリンフォス;テフルトリン;テメフォス;テルバム;テトラクロルビンフォス;チアクロプリド;チアフェノクス;チアメトキサム;チオジカルブ;チオファノクス;チオナジン;チュリンジエンシン;トラロメトリン;トリアラテン;トリアゾフォス;トリアズロン;トリクロルフォン;トリフルムロン;トリメタカルブ;バミドチオン;キシリルカルブ;YI5301/5302;ゼータメトリン;DPX−MP062−インドオキサカルブ;メトキシフェノジド;ビフェナゼート;XMC(3,5−キシリルメチルカルバメート);又は真菌病原体メタルヒジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)である。
本発明の化合物は、植物(特に農業、園芸及び林業分野の有用植物及び観葉植物)に、又はかかる植物の部分(例えば果、花、葉、茎、塊茎又は根)に生じる、前述の種類の害虫を抑制(即ち、阻害又は駆除)するために使用することができる。場合により、後に成長する植物の部分が、これらの害虫から保護される。
標的植物としては、特に穀類、例えばオオムギ、コムギ、ライムギ、オートムギ、ダイズ及びモロコシ;ビート、例えばシュガービート及び飼料用ビート;果実、例えばナシ状果及び石果、例えばリンゴ、西洋ナシ、西洋スモモ、モモ、アーモンド、サクランボ、並びに液果、例えばイチゴ、ラズベリー及びブラックベリー;マメ科植物、例えばマメ、レンズマメ、さやマメ及びダイズ;油植物、例えばナタネ、マスタード、ポピー、オリーブ、ヒマワリ、ココナッツ、カスター油、ココア及びラッカセイ;ウリ類、例えばマロー、キュウリ及びメロン;繊維植物、例えば綿花、亜麻、大麻及びジュート;柑橘植物、例えばオレンジ、レモン、グレープフルーツ及びマンダリン;野菜、例えばホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ及びパプリカ;クスノキ科、例えば、アボガド、シナモン及びカンファー;並びにタバコ、ナッツ、コーヒー、ナス、サトウキビ、茶、コショウ、ワイン、ホップ、バナナ、天然ゴム及び観葉植物等が挙げられる。
本発明の化合物の更なる使用分野としては、上記例示の害虫に対する、保存物及び貯蔵室の保護及び原材料の保護、また、衛生分野において、特に飼育動物及び繁殖性家畜の保護、より具体的には飼育動物、特にネコ及びイヌの、ノミ、ダニ及び線形動物からの保護が挙げられる。
従って、本発明は、本発明の化合物を1以上含んでなる農薬組成物に関する。例としては、乳化可能濃縮物、懸濁濃縮物、直接噴霧可能又は希釈可能溶液、スプレー可能ペースト、希エマルション、可湿粉末(wettable powder)、可溶性粉末、分散可能粉末、可湿粉末、粉塵、顆粒及び封入体のポリマー物質が挙げられる。これらの製剤は、所望の目的及び周辺環境に応じて選択される。
活性成分は、それらの組成物中で純粋な形態で、例えば、特異的な粒子サイズにおける固体活性成分、又は好適に調剤技術における通常の1以上のアジュバントと、例えば賦形剤、もしくは固体状担体、又は表層活性化合質(界面活性剤)と一緒に使用されている。ヒト、家畜動物、生産性のある家畜及びペットにおける寄生虫抑制の分野において、それは、生理学的に許容される添加剤のみが使用されることで自明のことである。
溶媒は、例えば:水素化されていない又は部分的に水素化された芳香族炭化水素、好適には、C〜C12のアルキルベンゼンの画分の例えば、キシレン混合物、アルキル化されたナフタレン又はテトラヒドロナフタレン、脂肪族炭化水素もしくは脂肪族環式炭化水素の例えば、パラフィンもしくはシクロヘキサン、アルコールの例えば、エタノール、プロパノール又はブタノール、それらのグリコール及びエーテル及びエステルの例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールエーテル、エチレングリコール又はエチレングリコールモノメチル又はエチルエーテル、ケトンの例えば、シクロヘキサンノン、イソフォロン又はジアセトンアルコール、強度極性溶媒の例えば、N−メチルピロリド−2−オン、ジメチルスルホキシド又はN,N−ジメチルホルムアミド、水、エポキシ化された又はエポキシ化されていない植物油の例えば、エポキシ化された又はエポキシ化されていないナタネ油、カスター油、ココナッツ油又ダイズ油、及びシリコーン油である。
固体担体であって、粉塵及び分散可能粉末のために使用される固体担体は、原則として、標準的な天然の岩石粉末の例えば、方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイト又はアタパルガイトである。非常に分散性の高いケイ酸又は非常に分散性の高い吸着性ポリマーも、物理特性を向上させるために加えられてよい。粒状吸着性顆粒担体は多孔質型であり、例えば、軽石、破壊されたレンガ、海泡石又はベントナイトであり、そして非吸着性担体物質は、軽石又は砂である。天然の多くの無機又は有機粒状物質、特に白雲石又は粉砕された植物残さを更に使用してもよい。
表層活性物質は、処方される活性化合物の性質に依存して、優れた乳化、分散及び可湿特性を伴う、非イオン性、陽イオン性及び/もしくは陰イオン性界面活性剤もしくは界面活性剤混合物である。下に列挙した界面活性剤は例示のみと解され;調剤技術において通常使用されている多くの他の界面活性剤及び本発明に適したものが関連刊行物中に記載されている。
非イオン性界面活性物質は、具体的に、脂肪族又は環式脂肪族アルコール、飽和又は不飽和脂肪酸及びアルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体であり、それは3〜30個のグリコールエーテル基及び8〜20の炭素原子を(脂肪族)炭化水素基中に、そして6〜18個の炭素原子をアルキルフェノールのアルキル基中に含むことができる。更に適した物質は、水溶性酸化ポリエチレン添加物であり、20〜250個のエチレングリコールエーテル基及び10〜100個のプロピレングリコールエーテル基を含み、プロピレングリコール上、エリレンジアミノポリプロピレングリコール及びアルキルポリプロピレングリコールはアルキル鎖中に1〜10個の炭素原子を有する。通常例示される化合物は、プロピレングリコール1単位あたり1〜5エチレングリコール単位を含む。例は、ノニルフェノール−ポリエトキシエタノール、カスター油ポリグリコールエーテル、酸化ポリプロピレン−ポリエチレン添加物、トリブチルフェノキシポリ−エトキシエタノール、ポリエチレングリコール及びオクチルフェノキシポリエトキシエタノールである。他の物質は、ポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステルの例えば、ポリオキシエチレンソルビタントリオレアートである。
陽イオン性界面活性剤は、具体的に、第四アンモニウム塩であり、それは置換基として、8〜22個のC原子を有するアルキル基を1個以上含み、そして更なる置換基として、低級の、ハロゲン化されていないかあるいはハロゲン化されているアルキル、ベンジル又は低級ヒドロキシアルキルを含む。この塩は好適にハロゲン化物、メチル硫酸塩又はエチル硫酸塩の形態にある。例は、ステアリル−トリメチル−アンモニウムクロリド及びベンジル−ジ−(2−クロロエチル)−エチル−アンモニウムブロミドである。
適切な陰イオン性界面活性剤は、水溶性の石鹸及び水溶性の合成界面活性化合物の両方であってよい。適切な石鹸は、高級脂肪酸(C10〜C22)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及び置換された又は置換されていないアンモニウム塩の例えば、オレイン酸もしくはステアリン酸のナトリウムもしくはカリウム塩、又は天然に生じる脂肪酸混合物のナトリウムもしくはカリウム塩であり、それは、例えばココナッツ油又はトール油から獲得されていてもよく;そして更に脂肪酸メチルタウリン塩も挙げられる。しかしながら、合成界面活性剤は、一層頻繁に使用されており、具体的には、脂肪スルホン酸塩、脂肪硫酸塩、スルホン化されたベンゾイミダゾール誘導体又はアルカリスルホン酸塩である。脂肪スルホン酸塩及び脂肪硫酸塩は、原則としてアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩もしくは置換された又は置換されていないアンモニウム塩の形態にあり、そして一般に、8〜22個のC原子のアルキル基を有し、アルキルとしてはアシル基のアルキル成分も挙げられ;例は、リグニン硫酸の、ドデシル硫酸エステルの、又は天然に生じる脂肪酸から調製した脂肪アルコール硫酸塩混合物のナトリウム又はカルシウム塩である。これらには、硫酸エステルの塩及び脂肪アルコールエチレン酸化物添加物のスルホン酸の塩も含まれる。スルホン化されたベンゾイミダゾール誘導体は好適に2個のスルホン酸基及び約8〜22個のC原子を有する脂肪酸基を含む。アルキルアリールスルホン酸塩は、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸の、ジブチルナフタレンスルホン酸の又はナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド濃縮産物のナトリウム、もしくはカルシウムもしくはトリエタノールアンモニウム塩である。対応するリン酸塩、例えば、p−ノニルフェノール−(4〜14)−エチレンオキシド添加物又はリン脂質のリン酸エステルの塩なども更に使用されてもよい。
組成物は原則として、0.1〜99%の、具体的には0.1〜95%の活性化合物をそして1〜99.9%の、具体的には、少なくとも、5〜99.9%の固体状又は液体状補助物質を含んで成り、原則的に組成物の0〜25%、具体的には0.1〜20%が界面活性剤であることが可能である(%は各場合、重量%である)。濃縮組成物は市販の製品として一層好適であり、エンドユーザーは原則的に、活性化合物を非常に低濃度で含んで成る組成物を使用する。好適な組成物は、具体的に以下のものからなる(%=重量%)。
Figure 2011102303
本発明の化合物は、更なる固体状又は液体状のアジュバントを含んでなっても良く、それは例えば、安定化剤の例えば、植物油又はエポキシ化植物油(例えば、エポキシ化されたココナッツ油、ナタネ油又はダイズ油)、消泡剤の例えば、シリコーン油、防腐剤、粘度調節剤、結合剤及び/もしくは増粘剤並びに肥料もしくは他の活性成分を特別な効果の例えば、ノミ駆除、殺細菌、殺真菌、殺線形動物、殺軟体動物又は選定の殺生物効果を獲得するために含んで成りうる。
本発明の作物保護製品は、アジュバントの不在下で、例えば粉砕、篩い分け及び/又は所定の粒子サイズにするために固体状活性成分をもしくは活性成分の混合物を圧縮することによってそして1以上のアジュバントの存在下で、例えば、活性成分をもしくは活性成分の混合物を1もしくは複数のアジュバントと密接に混合及び/もしくは粉砕することにより、公知の方法において調製されている。本発明は、本発明の組成物を調製するための方法及びそれら組成物の調製における式(I)の化合物の使用にも関連する。
本発明は、作物保護製品の施用の方法、即ち、例に挙げた種類の害虫を抑制するための方法の例えば、スプレー、噴霧化、粉塵化、被覆、ドレッシング、散布又は注ぎに関連し、それは意図された目的及び主流の状況に従って選択され、そして例に挙げた種類の害虫を抑制するための組成物の使用にも関連する。濃度の典型的な割合は、0.1〜1000ppm、好適には0.1〜500ppmの活性成分である。haあたりの施用の割合は、一般に、1〜2000gの活性成分/ha、特に10〜1000g/ha、好適には20〜600g/haであり;一層特に20〜100g/haである。
作物保護の分野における好適な施用の方法は、植物の葉群に対する施用であり(葉群施用)、施用の頻度と割合は、件の害虫による感染症のリスクに依存する。しかし、活性成分は、植物のある場所に液体製剤が浸透した場合又は活性成分が植物のある場所へと固体形態において組み込まれる場合、例えば、土壌中に、例えば顆粒形態において組み込まれた場合(固体施用)、根を通じて植物に浸透させることができる(全身施用)。田んぼの稲作物の場合、かかる粒子は計量された量で洪水した田において施用されてもよい。
本発明の作物保護製品は、植物繁殖物質、例えば、種子の例えば、果実、塊茎又は小粒、切り枝を、動物害虫に対して保護するためにも適している。繁殖物質は植える前に前記組成物で処理されていてもよく:例えば、種子が播かれる前に下準備されてもよい。本発明の活性成分は、小粒に対して、種子を液体製剤に浸すかあるいはそれらを固体製剤でコーティングすることによって施用されてもよい(コーティング)。前記組成物は、例えば、繁殖物質が植えられている場合、植える部位、例えば播種の間に種の畝に対して施用されてもよい。本発明は、かかる繁殖物質を処理する方法に、そして植物繁殖物質をそのように処理する方法に関連する。
以下の実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。温度は℃であり;溶媒の混合比は体積部である。スペクトルに関連するデータ中、DMSOはジメチルスルホキシドを示し、sは一重項を示し、tは三重項を示し、dは二重項を示し、qは四重項を示し、そしてmは多重項を示す。
調製例
以下の例では、アベルメクチンB1誘導体(アベルメクチンB1a及びB1b誘導体の混合物)の調製を記す。混合物に対するB1b誘導体の比率は、通常は僅か5〜10重量%程度である。このため、NMRスペクトルでは通常、B1a誘導体の結合のみが検出される。
本発明の化合物は殆どの場合、アベルメクチンB1a及びB1b誘導体の混合物の形態であるため、融点や屈折率等の典型的な物理データによる特性決定は殆ど無意味である。従って、本発明の化合物の特性決定は、クロマトグラフィーによる精製後にNMRスペクトル分析により行うか、或いは、HPLC(高分解液体クロマトグラフィー)による分析において特定された保持時間を参照して行う。調製例の物理データにおいて、「B1a」は主成分(Rはsec−ブチルである)を指し、「B1b」は第二の成分(ここでRはイソプロピルである)を指す。B1a誘導体の保持時間のみを示す化合物の場合、B1b誘導体の割合が少なく、B1b成分に関する保持時間の特定は不可能である。B1a成分及びB1b成分の正確な構造の割り当ては、マススペクトロメトリーによって行う。
以下の方法をHPLC分析のために使用した。
Figure 2011102303
化合物のクロマトグラフィーに使用したYMC−PackODS−AQカラムは、YMC、Alte Raesfelderstrasse 6, 46514 Schermbeck, Germanyにより製造された。
物理データの情報中で使用した略記は以下の意味を有する。
s:一重項、MHz:メガヘルツ、brs:ブロード一重項;t:三重項;m:多重項;d:二重項;J:総合定数;bd:ブロード二重項;LCMS:液体クロマトグラフィーマススペクトロメトリー;tRT:保持時間(min);M+H:質量ピーク+H;M+Na:質量ピーク+Naである。TBDMSは例中で基−Si(CH(tert−ブチル)を示す。溶媒の混合比を体積部で与えている。「エーテル」とはジエチルエーテルと解される。
実施例P.1:4”−O−ベンジルオキシメチル−アベルメクチンB
Figure 2011102303
段階A:10mlのジクロロメタン中0.5gの5−OTBDMS−アベルメクチンB及び0.26gのN,N−ジイソプロピルエチルアミンの0℃の溶液に対して、276mgの塩化ベンジルオキシメチチルを加えた。この混合物を35℃で12時間に渡り撹拌した。この反応混合物を室温に冷却し、水中へと注いで、酢酸エチルで抽出し、NaSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮し、粗製の5−OTBDMS−4”−O−ベンジルオキシメチル−アベルメクチンB(次のように直接使用した)を提供した。
段階B:10mlのテトラヒドロフラン中5−OTBDMS−4”−O−ベンジルオキシメチル−アベルメクチンB(段階Aで獲得した)溶液に対して、2.2mlのHF−ピリジン溶液(25gの70%HF−ピリジン、27.5mlのテトラヒドロフラン及び12.5mlのピリジンからなる)を加え、そしてこの混合物を室温で12時間に渡り撹拌して、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し;有機相を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。残留物を調製用HPLC(preparativeHPLC)によって精製し、4”−O−ベンジルオキシメチル−アベルメクチンB(LCMS:B1a:tRT:12.16min,1015(M+Na))を提供した。
実施例P.2:4”−エピ−O−(2−メトキシエトキシメチル)−アベルメクチンB
Figure 2011102303
段階A:5mlのジクロロメタン中0.3gの5−OTBDMS−4”−エピ−アベルメクチンB及び0.31gのN,N−ジイソプロピルエチルアミンの0℃の溶液に対して、0.21mlの2−メトキシ−エトキシメチルクロリドを加えた。この混合物を還流温度で6時間に渡り撹拌した。この反応混合物を室温に冷却し、水中へと注いで、酢酸エチルで抽出し、NaSO上で乾燥させ、そしてin vacuoで濃縮し、粗製の5−OTBDMS−4”−エピ−O−(2−メトキシエトキシメチル)−アベルメクチンB(次のように直接使用した)を提供した。
段階B:10mlのテトラヒドロフラン中5−OTBDMS−4”−エピ−O−(2−メトキシエトキシメチル)−アベルメクチンBの溶液に対して、3.5mlのHF−ピリジン溶液(25gの70%HF−ピリジン、27.5mlのテトラヒドロフラン及び12.5mlのピリジンからなる)を加え、そしてこの混合物を50℃で2.5時間に渡り撹拌して、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し;有機相を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲルヘキサン/酢酸エチル1/1)によって精製し、4”−エピ−O−(2−メトキシエトキシメチル)−アベルメクチンB(LCMS:B1a:tRT:9.37min,983.5(M+Na),961.6(M+H);B1a:tRT:8.65min,969.5(M+Na))を提供した。
実施例P.3:4’−O−ブトキシメチル−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:ジクロロメタン(5ml)中5−OTBDMS−4’アベルメクチンB単糖(420mg)及びN,N−ジイソプロピルアミン(0.4ml)の室温での溶液に対して、クロロメチルn−ブチルエーテル(220mg)を加えた。この混合物を35℃で24時間に渡り撹拌して、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し;MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル4/1)により精製し、5−OTBDMS−4’−O−(1−アセトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルによって特性決定している)を提供した。
段階B:メタノール(5ml)中5−OTBDMS−4’−O−ブトキシメチル−アベルメクチンB単糖(200mg)の0℃の溶液に対して、メタンスルホン酸(0.02ml)を加えた。この反応混合物を1時間に渡り撹拌して、飽和重炭酸ナトリウムへとに注ぎ、酢酸エチルで抽出し;MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル3/0)により、4’−O−ブトキシメチル−アベルメクチンB単糖を提供した。
4’−O−ブトキシメチル−アベルメクチンB単糖:B1a467012,MW:814.5.LCMS:tRT,:11.4min,837.3(M+Na);1HNMR(300MHz,CDCl)選択データ、δH(ppm):3.15(t,J=8.5Hz,1H,CH−4’),3.28(m,1H,CH−2),3.44(s,3H,OCH).B1b456812,MW:800.5.LCMS:tRT,:10.6823.5(M+Na);
実施例P.4:4’−O−(1−アセトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:ジクロロメタン(5ml)中5−OTBDMS−アベルメクチンB単糖(422mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.9ml)の溶液に対して、室温で1−アセトキシ−2−クロロメトキシエタン(610mg)を加えた。この混合物を45℃で32時間に渡り撹拌した。この混合物を塩水へと注いで、酢酸エチルで抽出し、MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲルヘキサン/酢酸エチル4/1)によって粗製して、5−OTBDMS−4’−O−(1−アセトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
段階B:テトラヒドロフラン(5ml)中5−OTBDMS−4’−O−(1−アセトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(384ml)の溶液に対して、ピリジン(0.2ml)及び70%HF−ピリジン溶液(0.2ml)を加えた。この混合物を18時間に渡り室温で撹拌して、水性NaHCO(50%)に注ぎ、酢酸エチルで抽出し;MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル1/1)により、4’−O−(1−アセトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
4’−O−(1−アセトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖:B1a466814,MW:844.5.LCMS:tRT,:8.49min,867.5(M+Na);B1b456612,MW:830.5.LCMS:tRT,:7.82min,853.5(M+Na).
実施例P.5:4’−O−(1−ヒドロキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:0℃に冷却した中5−OTBDMS−4’−O−(1−アセトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(410mg)のメタノール溶液(10ml)に対して、水酸化アンモニウム(2ml,HO中25%)を加えた。この混合物を室温で4時間に渡り撹拌し、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲルヘキサン/酢酸エチル1/1)によって、4’−O−(1−ヒドロキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
段階B:テトラヒドロフラン(2ml)中5−OTBDMS−4’−O−(1−ヒドロキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(140mg)の溶液に対して、ピリジン(80μl)及び70%HF−ピリジン溶液(80μl)を加えた。この混合物を5日に渡り室温で撹拌して、水性NaHCO(50%)に注ぎ、酢酸エチルで抽出し;MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル3/7)により、4’−O−(1−ヒドロキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
4’−O−(1−ヒドロキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖:B1a446613,MW:802.5.LCMS:tRT,:6.99min,825.4(M+Na);B1b436413,MW:788.4.LCMS:tRT,:6.35min,811.4(M+Na).
実施例P.6:4’−O−(1−メトキシメトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:ジクロロメタン(5ml)中5−OTBDMS−4’−O−(1−ヒドロキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(138mg)及びN,N−ジイソプロピルエチルエミン(90μl)の室温の溶液に対して、クロロメチルエーテル(29μl)を加えた。この混合物を35℃で20時間に渡り撹拌した。この混合物を水に注いで、ジクロロメタンで抽出し、MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル7/3)によって精製して、5−OTBDMS−4’−O−(1−メトキシメトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
段階B:テトラヒドロフラン(1.5ml)中5−OTBDMS−4’−O−(1−メトキシメトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(100mg)の溶液に対して、ピリジン(50μl)及び70%HF−ピリジン溶液(50μl)を加えた。この混合物を48時間に渡り室温で撹拌して、水性NaHCOに注ぎ、酢酸エチルで抽出し、MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン/酢酸エチル1/1)により、4’−O−(1−メトキシメトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
4’−O−(1−メトキシメトキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖:B1a467014,MW:846.5.LCMS:tRT,:8.73min,869.4(M+Na);B1b456814,MW:832.5.LCMS:tRT,:7.89min,855.4(M+Na).
実施例P.7:4’−O−(1−アジド−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:0℃に冷却したN,N−ジメチルアセトアミド(7ml)中5−OTBDMS−4’−O−(1−ヒドロキシ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(642mg)の室温の溶液に対して、トリフェニルフォスフィン(551mg)及びテトラブロモエタン(696mg)を加えた。この混合物を0.5時間に渡り撹拌し、その後アジ化ナトリウム(228mg)を加えた。この反応混合物を40℃で1時間に渡り撹拌し、そして水に注いで、酢酸エチルで抽出し、MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル5/1)によって精製して、5−OTBDMS−4’−O−(1−アジド−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
段階B:テトラヒドロフラン(2.0ml)中5−OTBDMS−4’−O−(1−アジド−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(98mg)の溶液に対して、ピリジン(50μl)及び70%HF−ピリジン溶液(50μl)を加えた。この混合物を48時間に渡り室温で撹拌して、水性NaHCOに注ぎ、酢酸エチルで抽出し;MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル1/1)により、4’−O−(1−アジド−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
4’−O−(1−アジド−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖:B1a446512,MW:827.5.LCMS:tRT,:9.76min,850.5(M+Na);B1b436312,MW:813.4.LCMS:tRT,:9.01min,836.4(M+Na).
実施例P.8:4’−O−(1−アミノ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:4’−O−(1−アジド−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖の溶液に対してトリメチルフォスフィン(150μl,テトラヒドロフラン中1.0M)及び水(30μl)を加えた。この混合物を室温で48時間に渡り撹拌し、水に注いで、酢酸エチルで抽出し、MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル5/1)によって精製して、4’−O−(1−アミノ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
実施例P.9:4’−O−(1−アミノ−エトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖:B1a4467NO12,MW:801.5.LCMS:tRT,:4.11min,802.5(M+Na).
Figure 2011102303
段階A:5−OTBDMS−ベルメクチンB単糖(1.0g)、酢酸水銀(190mg)及びエチルビニルエーテル(10ml)の混合物を8時間に渡り還流させた。この混合物を水性NaCOに注いで、そして酢酸エチルで抽出した。NaSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮して、5−OTBDMS−4’−O−ビニル−アベルメクチンB単糖(マスクトル及NMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
段階B:メタノール中5−OTBDMS−4’−O−ビニル−アベルメクチンB単糖(200mg)の溶液に対してN−ブロモスクシンイミド(46mg)を加えた。室温で24時間に渡り撹拌した後、溶媒をinvacuoで除去し、立体異性体の混合物として5−OTBDMS−4’−O−(1−ブロモメチル−1−メトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マスクトル及NMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
5−OTBDMS−4’−O−(1−ブロモメチル−1−メトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖:B1a5079BrO12Si,MW:978.5.LCMS:異性体1:tRT,:14.94min,979.5(M+H);異性体2:tRT,14.64min.,1001.4(M+Na).
段階C:THF(2.0ml)中5−OTBDMS−4’−O−(1−ブロモメチル−1−メトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(200mg)の溶液に対して、ピリジン(50μl)及び70%HF−ピリジン溶液(100μl)を加えた。この混合物を48時間に渡り室温で撹拌して、飽和水性NaHCOに注ぎ、酢酸エチルで抽出し;MgSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル1/1)により、4’−O−(1−ブロモメチル−1−メトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定している)を提供した。
4’−O−(1−ブロモメチル−1−メトキシ)メチル−アベルメクチンB単糖:B1a4465BrO12,MW:864.4.LCMS:異性体1:tRT,:10.56min,865.4(M+H);異性体2:tRT,10.35min.,865.4(M+Na).
実施例P.10:4’−エピ−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:4mlのCHCl中5−OTBDMS−4’−エピ−アベルメクチンB単糖(500mg)、3,4−ジヒドロ−2−H−ピラン(80.7μl)及びピリジニウム−(トルエン−4−スルホネート)(14.9mg)の混合物を室温で6時間に渡り撹拌した。この反応混合物を20mlのジエチルエーテルで希釈し、そして水性NaClで洗浄した。NaSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮し、5−OTBDMS−4’−エピ−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB単糖の考えられる2つの異性体(フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル4:1)によって分離できうる)(マススペクトル及びNMRスペクトルによって特性決定した)を提供した。
段階B’:THF(2.5ml)中5−OTBDMS−4’−エピ−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB単糖(148mg)の第一の異性体の溶液に対してピリジン(244μl)及び70%HF−ピリジン溶液(83μl)を加えた。この混合物を72時間に渡り室温で撹拌し、飽和水性NaHCO中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、NaSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。調製用HPLCにより4’−エピ−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルによって特性決定した)の第一の異性体を提供する。
4’−epi−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB1a単糖:C466812,MW:812.5.LCMS:異性体1tRT,10.26min,813.5(M+H);835.5(M+Na).
段階B”:THF(1ml)中5−OTBDMS−4’−エピ−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB単糖(46mg)の第二の異性体溶液に対してピリジン(76μl)及び70%HF−ピリジン溶液(26μl)を加えた。この混合物を72時間に渡り室温で撹拌し、飽和水性NaHCO中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、NaSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。調製用HPLCにより4’−エピ−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルによって特性決定した)の第二の異性体を提供する。
4’−epi−O−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−アベルメクチンB1a単糖:C466812,MW:812.5.LCMS:異性体2tRT,11.03min,813.5(M+H);835.5(M+Na).
実施例P.11:4’−O−([1,4]ジオキサン−2−イル)−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:8mlのCHCl中の5−OTBDMS−4−アベルメクチンB単糖(500mg)、2−フェニル−スルファニル−[1,4]ジオキサン(163mg)及び分子篩(3Å)の混合物を2時間に渡り室温で撹拌した。この反応混合物を−30℃に冷却し、そしてN−ロドスクシンイミド(267mg)及びトリフルオロメタンスルホン酸(5.1μl)を加えた。室温で75分に渡る撹拌後、この反応を、30mlのCHClで希釈したエチルジイソプロピルアミン(8.1μl)で止め、そして水性Na、水性NaHCO及び水性NaClで洗浄した。NaSO上で乾燥させ、invacuoで濃縮し、5−OTBDMS−4’−O−([1,4]ジオキサン−2−イル)−アベルメクチンB単糖(フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル3:1)によって単離できうる)(マススペクトル及びNMRスペクトルによって特性決定した)を提供した。
段階B:THF(0.7ml)中の5−OTBDMS−4’−O−([1,4]ジオキサン−2−イル)−アベルメクチンB単糖(29mg)の溶液に対してHF−ピリジン溶液(175μl)を加えた。この混合物を室温で18時間に渡り撹拌し、飽和水性NaHCO中に注いで、酢酸エチルで抽出し、NaSO上で乾燥させ、invacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル1:1)により4’−O−([1,4]ジオキサン−2−イル)−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルによって特性決定した)を提供した。
4’−O−([1,4]ジオキサン−2−イル)−アベルメクチンB1a単糖:C456613,MW:814.5.LCMS:tRT,10.07min,815.5(M+H);837.4(M+Na);832.5(M+NH4).
実施例P.12:4’−O−(ジヒドロ−ピラン−3−オン)−アベルメクチンB単糖
Figure 2011102303
段階A:40mlのメチルピロリジンオン中5−OTBDMS−4−アベルメクチンB単糖(7100mg)、カルボン酸アリルエステル6−フェニルスルファニル−テトラヒドロ−ピラン−3−イルエステル(10240mg)及び2,6−ジ−tert−ブチルピリジン(1890μl)の室温での溶液をN−ヨードスクシンイミド(7560mg)で40分処理した。この反応を水性NaSO、水性KCO及び水の混合物で止めた。水性相をジエチルエーテルで(3回)抽出し、そして有機相を水及び水性NaClで連続して洗浄した。NaSO上で乾燥させ、invacuoで濃縮し、そして4’−O−(3−アリルオキシカルボニル−ジヒドロ−ピラン)−アベルメクチンB単糖(フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−ジエチルエーテル1:0〜0:1)により単離できる)(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定した)の3種のエピマーの混合物を提供する。代わりに、それらを次の段階の混合物として維持している。
段階B:50mlのテトラヒドロフラン中4’−O−(3−アリルオキシカルボニル−ジヒドロ−ピラン)−アベルメクチンB単糖(54300mg)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)−パラジウム(2870mg)、トリフェニルフォスフィン(2580mg)、ブチルアミン(7460μL)及びギ酸の混合物を室温で4時間に渡り撹拌した。この反応混合物を水性NaHCO及び酢酸エチルの混合物に注いだ。水相を酢酸エチルで抽出し、NaSO上で乾燥させ、invacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル3:2)により、4’−O−(ジヒドロ−ピラン−3−オル)−アベルメクチンB単糖(フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−ジエチルエーテル1:0〜0:1)により単離できる)(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定した)を提供する。
段階C:−75℃で撹拌した30mlの塩化メチレン中、塩化オキサリルを含有する溶液(1010μL)に対して、10mLの塩化メチレン中に溶かしたDMSO(1390μl)を10分間加えた。次いで、20mLの塩化メチレン中に溶かした4’−O−(ジヒドロ−ピラン−3−オル)−アベルメクチンB単糖(7550mg)を15分の時間に渡り−75℃で加えた。この混合物をこの温度で30分に渡り撹拌し、そしてとりエチルエミン(3560μL)を加えた。この混合物を更なる10分に渡り−75℃で撹拌し、次いでこの反応混合物を0℃にした。この反応を水性NaHCOで止め、そして水相をジエチルエーテル(×3)で抽出した。有機相をNaSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル1:3)により4’−O−(ジヒドロ−ピラン−3−オン)−アベルメクチンB単糖(マススペクトル及びNMRスペクトルで単離して特性決定した)を提供した。
段階D:THF(2.5ml)中4’−O−(ジヒドロ−ピラン−3−オン)−アベルメクチンB単糖(90mg)の溶液に対してHF−ピリジン溶液(500μl)を加えた。この混合物を18時間に渡り室温で撹拌し、飽和水性NaHCO中へと注いで、酢酸エチルで抽出し、有機相をNaSO上で乾燥させ、そしてinvacuoで濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン−ジエチルエーテル1:2〜0:1)により4’−O−(ジヒドロ−ピラン−3−オン)−アベルメクチンB単糖(単離できる)(マススペクトル及びNMRスペクトルで特性決定した)を提供した。
4’−O−(ジヒドロ−ピラン−3−オン)−アベルメクチンB単糖:
第一のエピマー:B1a466613,MW:826.5.LCMS:tRT,11.69min,827.5(M+H);849.3(M+Na).
第二のエピマー:B1a466613,MW:826.5.LCMS:tRT,10.94min,849.4(M+Na);844.5(M+NH4).
実施例P.13:表に列挙した化合物は上記の調製例に類似してかあるいは当業者に周知の他の方法で調製し得る。
表1:式:
Figure 2011102303
(式中、Rはsec−ブチル(B1a)又はイソプロピル(B1b)であり、A−Bは−CH=CH−でありそしてQは水素である)
の化合物。
Figure 2011102303
Figure 2011102303
Figure 2011102303
表2:式:
Figure 2011102303
(式中、Rはsec−ブチル(B1a)又はイソプロピル(B1b)であり、A−Bは−CH=CH−でありそしてQは水素である)
の化合物。
Figure 2011102303
Figure 2011102303
表3:式:
Figure 2011102303
(式中、Rはsec−ブチル(B1a)又はイソプロピル(B1b)であり、A−Bは−CH=CH−でありそしてQは水素である)
の化合物。
Figure 2011102303
Figure 2011102303
Figure 2011102303
表4:
Figure 2011102303
(式中、Rはsec−ブチル(B1a)又はイソプロピル(B1b)であり、A−Bは−CH=CH−でありそしてQは水素である)
の化合物。
Figure 2011102303
Figure 2011102303
Figure 2011102303
表A:式(I)の化合物
Figure 2011102303
Figure 2011102303
Figure 2011102303
Figure 2011102303
表5:式(Ia)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表6:式(Ia)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表7:式(Ia)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表8:式(Ia)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
がsec−ブチルである誘導体に関するHPLC分析の保持時間:13.83min
がイソプロピルである誘導体に関するHPLC分析の保持時間:13.40min
表9:式(Ia)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表10:式(Ia)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表11:式(Ia)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
HPLC分析の保持時間:12.43min
表12:式(Ia)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表13:式(Ia)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表14:式(Ia)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表15:式(Ia)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
HPLC分析の保持時間:13.37min
表16:式(Ia)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表17:式(Ia)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表18:式(Ia)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表19:式(Ia)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表20:式(Ia)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表21:式(Ia)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表22:式(Ia)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表23:式(Ia)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表24:式(Ia)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表25:式(Ia)(式中、Rはi−プロピルあり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表26:式(Ia)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表27:式(Ia)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表28:式(Ia)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表29:式(Ib)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表30:式(Ia)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表31:式(Ib)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表32:式(Ia)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表33:式(Ib)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表34:式(Ia)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表35:式(Ib)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
HPLC分析における保持時間:11.36min
表36:式(Ib)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表37:式(Ib)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表38:式(Ib)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表39:式(Ib)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
HPLC分析における保持時間:12.59min
表40:式(Ib)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表41:式(Ib)(式中、Rはエチルであり、A−BはQはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表42:式(Ib)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表43:式(Ib)(式中、Rは1エチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表44:式(Ib)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表45:式(Ib)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表46:式(Ib)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表47:式(Ib)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表48:式(Ib)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表49:式(Ib)(式中、Rはプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表50:式(Ib)(式中、Rはプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表51:式(Ib)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表52:式(Ib)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表53:式(Ic)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表54:式(Ic)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表55:式(Ic)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表56:式(Ib)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
表57:式(Ic)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
表58:式(Ic)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表59:式(Ic)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
表60:式(Ic)(式中、Rはシクロへキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表61:式(Ic)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
表62:式(Ic)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表63:式(Ic)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
Figure 2011102303
表64:式(Ic)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表65:式(Ic)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表66:式(Ic)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表67:式(Ic)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表68:式(Ic)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表69:式(Ic)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表70:式(Ic)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表71:式(Ic)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表72:式(Ic)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表73:式(Ic)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表74:式(Ic)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表75:式(Ic)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表76:式(Ic)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表77:式(Id)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表78:式(Id)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表79:式(Id)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表80:式(Id)(式中、Rはsec−ブチル又はイソプロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表81:式(Id)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表82:式(Id)(式中、Rはシクロヘキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表83:式(Id)(式中、Rはシクロへキシルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表84:式(Id)(式中、Rはシクロへキシルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表85:(Id)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表86:式(Id)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表87:式(Id)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表88:式(Id)(式中、Rは1−メチル−ブチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表89:式(Id)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表90:式(Id)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表91:式(Id)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表92:式(Id)(式中、Rはエチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表93:式(Id)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表94:式(Id)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表95:式(Id)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表96:式(Id)(式中、Rはメチルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表97:式(Id)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表98:式(Id)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはTBDMSであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表99:式(Id)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH=CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
表100:式(Id)(式中、Rはi−プロピルであり、A−Bは−CH−CH−であり、QはHであり、そして各化合物に関する置換基R及びRの組み合わせは表Aの行A.1〜A.79に対応する)の化合物。
穀物の収穫において使用するための製剤の例(%=重量%)
例F1:乳化可能濃縮物
Figure 2011102303
例F2:溶液
Figure 2011102303
例F3:顆粒
Figure 2011102303
例F4:可湿粉末
Figure 2011102303
例F5:乳化可能濃縮物
Figure 2011102303
例F6:押し出し顆粒
Figure 2011102303
例F7:コーティングした顆粒
Figure 2011102303
例F8:懸濁濃縮物
Figure 2011102303
生物学的例:
例B1:スポドプテラ・リットラリスに対する活性
若いダイズ植物に、12.5ppmの試験化合物を含んで成る水性エマルションスプレー混合物をスプレーし、その後、当該スプレーコーティングが乾いた後、当該植物にスポドプテラ・リットラリスのイモムシを10匹、第一段階において住まわせ、そしてプラスチック容器に置いた。3日後、集団の%減少及び摂食傷害の減少(%活性)を、処理した植物と処理しなかった植物上での死んだイモムシの数と摂食傷害を比較することによって決定した。
前記表の化合物はこの試験において優れた活性を示した。特に化合物1.5、1.6、2.6、3.2、3.5、3.6、3.8、3.19、4.8及び4.18は、この試験において80%を超える活性を示した。
実施例B2:スポドプテラ・リットラリスに対する活性(全身性)
ダイズ苗を試験溶液に配置した。6日後、葉を切除し、ペトリ皿中の湿ったろ紙上に配置し、そして12〜15匹のスポドプテラ・リットラリスの幼虫をL段階において感染させた。4日後、集団の%減少及び摂食傷害の減少(%活性)を、処理した植物と処理しなかった植物上での死んだイモムシの数と摂食傷害を比較することによって決定した。
前記表の化合物がこの試験において優れた活性を示した。特に化合物2.6、3.6、3.19、4.8及び4.18がこの試験において80%を超える活性を示した。
実施例B3:ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)に対する活性
30〜35個のヘリオチス・ビレセンスの卵(0〜24時間齢)をペトリ皿中人工栄養の層上のろ紙上に配置した。次いで0.8mlの試験溶液をこのろ紙上にピペットで滴下した。6日後に評価を行った。集団の%減少(%活性)を、処理した植物と処理しなかった植物上での死んだ卵と幼虫の数を比較することによって決定した。特に化合物1.5、1.6及び4.8がこの試験において80%を超える活性を示した。
前記表の化合物は、この試験において良好な活性を示した。
実施例B4:プルテラ・キシロステラ(Plutella Xylostella)イモムシに対する活性
若いキャベツ植物に、12.5ppmの試験化合物及びを含んで成る水性スプレー混合物をスプレーした。当該スプレーコーティングスプレーが乾いた後、当該キャベツ植物にプルテラ・キシロステラのイモムシを10匹、第一段階において住まわせ、そしてプラスチック容器に置いた。3日後に評価をした。集団の%減少及び摂食傷害の減少(%活性)を、処理した植物と処理しなかった植物上での死んだイモムシの数と摂食傷害を比較することによって決定した。
前記表の化合物は、この試験において良好な活性を示した。特に、化合物2.5、2.8、4.5、4.6及び4.8は、この試験において80%を超える活性を示した。
実施例B5:ジアブロチカ・バルテアータ(Diabrotica balteata)に対する活性
ダイズ苗に、12.5ppmの試験化合物を含んで成る水性エマルションスプレー混合物をスプレーし、その後、当該スプレーコーティングスプレーが乾いた後、当該ダイスにジアブロチカ・バルテアータの幼虫を10匹、第二段階において住まわせ、そしてプラスチック容器に置いた。6日後、集団の%減少(%活性)を、処理した植物と処理しなかった植物上での死んだイモムシの数と摂食傷害を比較した。
前記表の化合物は、この試験において良好な活性を示した。特に、化合物1.5、1.6、2.6及び4.8は、この試験において80%を超えて有効であった。
実施例B6:テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)に対する活性
若いマメ植物に、テトラニクス・ウルチカエの混合集団を住まわせ、そして1日後、12.5ppmの試験化合物を含んで成る水性エマルションスプレー混合物をスプレーした。この植物を25℃で6日に渡りインキュベートし、その後評価した。集団の減少(%活性)を処理した植物と処理しなかった植物上での死んだ卵、幼虫及び成獣の数を比較することによって決定した。
前記表の化合物はこの試験において優れた活性を示した。特に化合物1.5、1.6、2.6、3.2、3.5、3.6、3.8、3.19、4.8及び4.18は、この試験において80%を超える活性を示した。

Claims (7)

  1. 式(I)
    Figure 2011102303
    (式中、
    nは、0又は1であり;
    A−Bは、−CH=CH−又は−CH−CH−であり;
    は、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル又はC〜C12−アルケニルであり;
    は、C〜C12−アルキル、C〜C12−アルケニルもしくはC〜C12−アルキニル、又は、1〜5個の置換基により置換されたC〜C12−アルキル、C〜C12−アルケニルもしくはC〜C12−アルキニルであり、前記の置換基は、OH、ハロゲン、CN、−N、−NO、任意に1〜3個のC〜C−アルキル基で置換されていてもよいC〜C−シクロアルキル、任意に1〜3個のC〜C−アルキル基で置換されていてもよいC〜C−シクロアルケニル、ノルボルニレニル(norbornylenyl)、C〜C−ハロシクロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルコキシ、C〜C−シクロアルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C−シクロアルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C12−アルキルスルフィニル、C〜C−シクロアルキルスルフィニル、C〜C12−ハロアルキルスルフィニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルフィニル、C〜C12−アルキルスルホニル、C〜C−シクロアルキルスルホニル、C〜C12−ハロアルキルスルホニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルホニル、−NR、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、−P(=O)(OC〜C−アルキル)、アリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシからなる群から選択され、前記のアリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシ基は、環が置換され得る場合には、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、Si(C〜C12−アルキル)、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシから選択される1〜5個の置換基により任意に置換されてもよく;又は
    は、アリール、ヘテロシクリルC〜C−シクロアルキルもしくはC〜C−シクロアルケニル、又は、1〜5個の置換基により置換されたアリール、ヘテロシクリルC〜C−シクロアルキルもしくはC〜C−シクロアルケニルであり、前記の置換基は、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、ジメチルアミノ−C〜C−アルコキシ、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、メチレンジオキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシから選択され;
    は、H、C〜C12−アルキル、又は、1〜5個の置換基で置換されたC〜C12−アルキルであり、前記置換基は、OH、ハロゲン、CN、−N、−NO、1〜3個のC〜C−アルキル基で任意に置換されていてもよいC〜C−シクロアルキル、ノルボルニレニル−、1〜3個のメチル基で任意に置換されていてもよいC〜C−シクロアルケニル;C〜C−ハロシクロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルコキシ、C〜C−シクロアルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C−シクロアルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C12−アルキルスルフィニル、C〜C−シクロアルキルスルフィニル、C〜C12−ハロアルキルスルフィニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルフィニル、C〜C12−アルキルスルホニル、C〜C−シクロアルキルスルホニル、C〜C12−ハロアルキルスルホニル、C〜C−ハロシクロアルキルスルホニル、−NR、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、−P(=O)(OC〜C−アルキル)、アリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシからなる群より選択され、前記のアリール、ヘテロシクリル、アリールオキシ、アリールチオ及びヘテロシクリルオキシ基は、環が置換され得る場合には、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、Si(C〜C12−アルキル)、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシからなる群から選択された1〜5個の置換基により任意に置換されていてもよく;又は
    とRとが一緒になって、3〜7員のアルキレン架橋、又は、4〜7員のアルケニレン架橋を形成し、ここで1又は2個のCH−基が互いに独立に、基−C(=O)−、−C(=S)−、O、S、−NR−、−OC(=O)−O、−OC(=O)S−、−OC(=O)N(R)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=O)N(R)−、−N(R)C(=O)S−、−N(R)C(=O)N(R)−によって置換されていてもよく、前記のアルキレン又はアルケニレン架橋は互いに独立に、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ及びC〜Cハロゲンアルキルからなる群から選択された1又は2個の置換基で置換されていてもよく;
    Xは、O、NR又は単結合であり;
    Yは、O又はSであり;
    Zは、O、S又はNRであり;
    は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜C−アルコキシ及びCNからなる群から選択された1〜5個の置換基で置換されていてもよいC〜C12−アルキル;C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル、ヘテロシクリル−C〜C12−アルキル;又は、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル又はヘテロシクリル−C〜C12−アルキルであり、前記のアリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル又はヘテロシクリル−C〜C12−アルキルは、環が置換され得る場合には、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルキル及びC〜C−ハロアルコキシからなる群より選択された1〜5個の置換基で置換されており;
    は、H、C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、ベンジル又は−C(=O)−C〜C12−アルキルであり;
    は、H、任意にハロゲンで置換されていてもよいC〜C12−アルキル、C〜C−アルコキシ、CN、C〜C−アルケニル、C〜C−ハロアルケニル、C〜C−アルキニル、C〜C12−ハロアルケニル、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、−SO−R、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル、ヘテロシクリル−C〜C12−アルキル;又は、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル又はヘテロシクリル−C〜C12−アルキルであり、それらは、環が置換され得る場合には、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルキルもしくはC〜C−ハロアルコキシから選択された1〜5個の置換基で任意に置換されていてもよく;又は
    とRとが一緒になって、3〜5員のアルキレン架橋を形成し、ここでメチレン基の1つが、O、S又はSOによって置換されていてもよく;
    は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、C〜C−アルコキシ及びCNからなる群から選択された1〜5個の置換基によって置換されていてもよいC〜C12−アルキル;C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキル、ヘテロシクリル−C〜C12−アルキル;又はアリール、ヘテロシクリル、アリール−C〜C12−アルキルもしくはヘテロシクリル−C〜C12−アルキルであり、それらは、環が置換され得る場合には、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、C〜C−ハロアルキル及びC〜C−ハロアルコキシからなる群から選択された1〜5個の置換基で任意に置換されていてもよい)
    の化合物、及び、該当する場合には、E/Z異性体、E/Z異性体及び/又は互変異性体の混合物の、遊離形態又は塩形態であって;
    但し、nが1であり、RがHであり、Rが−CH−CH−OCH又は−CH−CH−O−フェニルである場合、当該化合物はアベルメクチンB1誘導体ではなく;nが2であり、RがHであり、Rが−CH−CH−O−フェニルである場合、当該化合物はB1a又はB1b誘導体ではなく;nが1であり、RとRが一緒になって無置換の−CH−CH−CH−を形成する場合、当該化合物はB1a又はB1b誘導体ではなく;nが1であり、RがHであり、Rが−CH−CH−OCHである場合、当該化合物はB2a又はB2b誘導体ではない、化合物。
  2. 遊離形態である請求項1に記載の式(I)の化合物。
  3. がメチルである請求項1又は2に記載の式(I)の化合物。
  4. がC〜C−アルキルである請求項1又は2に記載の式(I)の化合物。
  5. が、1〜5個の置換基で置換されたC〜C−アルキルであり、前記置換基が、OH、ハロゲン、CN、−N、−NO;任意に1〜3個のC〜C−アルキル基で置換されていてもよいC〜C−シクロアルキル;ノルボルニレニル−;任意に1〜3個のメチル基で置換されていてもよいC〜C−シクロアルケニル;C〜C−ハロシクロアルキル、C〜C−シクロアルコキシ;C〜C12−ハロアルコキシ;C〜C12−アルキルチオ;アリール;ヘテロシクリル;アリールチオ又はヘテロシクリルオキシからなる群より選択され;当該アリール、ヘテロシクリル、アリールチオ及びヘテロサイクリルオキシ基は、環が置換され得る場合には、OH、ハロゲン、CN、NO、C〜C12−アルキル、C〜C−シクロアルキル、C〜C12−ハロアルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C12−ハロアルコキシ、C〜C12−アルキルチオ、C〜C12−ハロアルキルチオ、C〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、C〜C−アルキニル、Si(C〜C12−アルキル)、−X−C(=Y)−R、−X−C(=Y)−Z−R、アリール、アリールオキシ、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルオキシからなる群から選択された1〜5個の置換基で任意に置換されていてもよい、請求項1又は2に記載の式(I)の化合物。
  6. 請求項1に記載の式(I)の化合物を1種類以上、活性化合物として含有すると共に、1種類以上の助剤を含有する農薬。
  7. 請求項6に記載の組成物を害虫又はその生息部位に施用する、害虫を抑制する方法。
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