JP2011101751A - 携帯内視鏡の光源駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯内視鏡本体に着脱される光源ユニットにおいて、電池消耗を抑えながらも、必要に応じて通常よりも明るい照明を行うことを簡略な構成で可能にする。
【解決手段】DC−DCコンバータから出力される出力電圧VoutをLED光源L1のアノード端子に印加する。LED光源L1のカソード端子にモニタ抵抗R3、R4を並列に接続する。抵抗R3の経路にスイッチ素子Q3を設け、抵抗R4の経路にスイッチ素子Q4を設ける。モニタ抵抗R3、またはモニタ抵抗R3、R4により発生するモニタ電圧をDC−DCコンバータのスイッチングレギュレータU1へ伝達し、LED光源L1に流れる電流がモニタ電圧に対応した一定の値となるように出力電圧Voutを制御する。スイッチ素子Q3のオン/オフを光源ユニットの着脱に連動する取付検知スイッチSW2に連動させ、スイッチ素子Q4のオン/オフを更に調光スイッチSW3のオン/オフに連動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯内視鏡本体に着脱自在な光源ユニットの光源駆動装置に関する。
携帯内視鏡の光源ユニットは、通常内視鏡本体に対して着脱ができ、電源には電池が用いられる。そのため光源ユニットが取り外された状態で光源が点灯状態にあると、電池が無駄に消費される。内視鏡の照明には高い輝度の光源が用いられるので、光源の点灯による電池の消耗は大きく、また取り外された光源ユニットから照射される強い光が直接目に入る可能性もある。このような問題に対して、光源ユニットの内視鏡本体への着脱を検知するスイッチを設け、光源ユニットが本体から取り外されるとメインスイッチがオン状態であっても光源を消灯する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−149049号公報
例えば臓器内は、複雑な形状を呈し、凹凸も多いので、暗く影になったところを観察する場合には、通常よりも明るい照明が望まれる。しかし、常時高輝度での発光を継続する事は電池の消耗を早めるので、必要なときのみ一時的に行われることが望ましく、特に光源ユニットが取り外された状態で高輝度発光は、電池消耗などの観点から望ましくない。また、高輝度では近距離の被写体が、反射が大きくてハレーション現象を起こし、かえって、見にくくなってしまうと言う問題が生じる。
本発明は、携帯内視鏡本体に着脱される光源ユニットにおいて、電池消耗を抑えながらも、必要に応じて通常よりも明るい照明を行うことを簡略な構成で可能にすることを目的とする。
本発明の光源駆動装置は、携帯内視鏡の本体に着脱自在な光源ユニットの光源駆動装置であって、光源ユニットの内視鏡本体への着脱状態に連動してオン/オフが切替えられる取付検知スイッチと、光源とグラウンドの間に設けられるモニタ抵抗のモニタ電圧に基づき、光源に流れる電流が一定となるように光源に昇圧電圧を印加する昇圧制御手段と、取付検知スイッチにより光源ユニットが内視鏡本体に装着されていると判定されるとき、モニタ抵抗の抵抗値、またはモニタ電圧の昇圧制御手段への伝達の比率を変更することで光源の明るさを変更する調光スイッチとを備えることを特徴としている。
モニタ電圧の昇圧制御手段への伝達の比率は、例えば調光スイッチのオン/オフに連動してモニタ電圧を分圧して昇圧回路に伝達することで変更される。このときモニタ電圧が周辺の回路の影響を極力避けるためには、ボルテージホロワを介したモニタ電圧が分圧されることが好ましい。また、合成抵抗値が、周囲の回路部品の影響を受けたとしても、その割合が比較的小さいと判断できる場合は、ボルテージフォロアーを削除できる場合もある。
また、モニタ抵抗は例えば並列に接続された複数の抵抗を備え、調光スイッチが一部の抵抗の経路のみに設けられ、調光スイッチのオン/オフに連動してモニタ抵抗の合成抵抗値が切替えられる。更に、本発明の光源駆動装置においては、調光スイッチが操作されている間のみ光源が相対的に明るい状態に維持されることが好ましい。
また本発明の携帯内視鏡は、上記光源駆動装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、携帯内視鏡本体に着脱される光源ユニットにおいて、無駄な電池消耗を抑えながらも、使用部品点数も少なくできて、必要に応じて通常よりも明るい照明を行うことを簡略な構成で可能にすることができる。
本実施形態内視鏡のシステム概観図である。 光源ユニット12の構成を示す模式図である。 第1実施形態の光源駆動回路の構成を示す回路図である。 第1実施形態の第1変形例の一部を示す回路図である。 第1実施形態の第2変形例の一部を示す回路図である。 第2実施形態の光源駆動回路の構成を示す回路図である。 第2実施形態の第1変形例の回路図である。 第2実施形態の第2変形例の回路図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の光源駆動装置を適用した携帯内視鏡装置の概観図である。
携帯内視鏡10は、内視鏡本体11と光源ユニット12とからなり、光源ユニット12は内視鏡本体11の本体保持部13に着脱自在である。従来周知のように内視鏡本体11内には、照明光を内視鏡挿入部先端14まで伝送するライトガイド(図示せず)と、内視鏡挿入部先端14の映像を観察するためのイメージガイド(図示せず)が配設される。ライトガイドには、本体保持部13に装着された光源ユニット12から照明光が供給され、内視鏡挿入部先端14から照射される。観察対象物の光学像は、挿入部先端14からイメージガイドに入射され、本体保持部13に設けられた接眼部15を通して観察される。
光源ユニット12は、本体保持部13に設けられた光源ユニット取付部16に装着される。その取付は、例えば光源ユニット12に設けられた回転リング17の雌ネジを光源ユニット取付部16に設けられた雄ネジに螺合することにより行われる。
図2は、光源ユニット12の構成を示す模式図である。図1、図2に示されるように、光源ユニット12には、メインスイッチ18の他に調光スイッチ19(SW3)が設けられ、また図2に示されるように、取付検出スイッチ20が設けられる。メインスイッチ18は、基板21に実装され照明用の光源L1(例えばLED)の駆動を制御する光源駆動回路22(図3参照)をバッテリ23に接続するスイッチ(例えばプッシュスイッチやロータリスイッチなど)であり、一度操作され、オン/オフ状態が切替えられるとその状態が次に操作されるまで維持される(オルタネート動作)。
一方、調光スイッチ19(SW3)は、操作されている間だけオン/オフの何れかの状態が維持されるスイッチ(例えばプッシュスイッチなど)であり、例えば調光スイッチ19(SW3)が押し下げられている間はオン状態が維持されて光源L1は明るくなり、押圧を止めると調光スイッチ19(SW3)はオフ状態となり光源L1は元の明るさに戻る(モーメンタリー動作)。なお、メインスイッチ18と調光スイッチ(SW3)19は、例えばゴム製表皮によって水密的に密閉されている。
取付検出スイッチ20は回転リング17の内側に配置され、光源L1が光源ユニット取付部16に挿入され、回転リング17が光源ユニット取付部16に確りと螺合されると、オン/オフの何れかの状態が維持されるスイッチである。本実施形態において取付検出スイッチ20は、例えば操作ピン24を備えるプッシュスイッチであり、光源ユニット12が内視鏡本体11に取り付けられると操作ピン24が押し込まれ取付検出スイッチ20がオン状態に維持され、取り外されると操作ピン24は、バネの付勢力などにより元の位置まで戻され、取付検出スイッチ20はオフ状態になる。
また、本実施形態の光源ユニット12は、図1に示されるように、パイロット用の緑色の光源L2と警告用の黄色の光源L3を備え、バッテリ23の電圧が十分なときには、パイロットランプL2が点灯しているが、電圧が所定レベル以下となると警告ランプL3に点灯が切替えられる。なお、調光スイッチ19や、パイロット用光源L2、警告用光源L3は基板21に実装されることが好ましく、光源ユニット12の筐体内において中心より外側、筐体壁面に隣接して配置されることが望ましい。
次に図3の回路図を参照して、第1実施形態における光源駆動回路22の構成について説明する。光源駆動回路22には、メインスイッチ(SW1)18を介してバッテリ(BATT)23から電力が供給される。光源駆動回路22ではスイッチングレギュレータU1が昇圧型のDC/DCコンバータ(昇圧制御手段)として用いられ、バッテリ23からの電圧が所定電圧まで昇圧されて光源L1に供給される。
スイッチングレギュレータU1には、例えば、旭化成東光(トウコウ)パワーデバイス株式会社製「TK11840L」のデーターシートに記載されている通り、以下に示す8つの端子1〜8が設けられている。
端子1(EaIn):エラーアンプの入力端子。この電圧に基づいてスイッチングレギュレータ内においてパルス幅変調(PWM)制御電圧が出力される。
端子2(SCP):起動時のソフトスタート、短絡回路のタイマーを設定する。
端子3(Vcc):電源端子。低電圧入力時(例えばVcc<1.3V)には、システムの誤動作防止のため出力端子をLに固定する。
端子4(BR/CTL):Out端子(端子5)の入出力電流の調整、およびOn/Off(スタンバイ)用の端子である。端子4をオープンまたはVccに接続することにより、スタンバイモード(例えば電源電流1μA以下)となる。
端子5(Out):トーテムポール形式の出力端子。外付けのパワートランジスタQ1が接続される。
端子6(GND):グラウンド端子。
端子7(OSC):キャパシタC5と抵抗R1を並列に接続し、PWM周波数を決定する。
端子8(FB):位相補償用のキャパシタC3が接続されるエラーアンプの出力端子。
昇圧型DC/DCコンバータは、スイッチングレギュレータU1、パワートランジスタQ1、コイルCL、コンデンサC1、C2、ショットキーダイオードD1、スイッチ素子Q2などから構成され、バッテリBATTのプラス極はメインスイッチSW1を介してDC/DCコンバータに接続される。メインスイッチSW1がオン状態とされると、スイッチングレギュレータU1の電源端子3に電流が供給され、スイッチングレギュレータU1はオン状態とされる。
スイッチングレギュレータU1の出力端子5にはパワートランジスタQ1が接続され、出力端子5からベース電流が供給される。出力端子5の出力はEaIn端子1の入力電圧により制御され、EaIn端子1の入力電圧が低いほど、出力端子5の出力オンデューティー比が大きく設定される。すなわち、EaIn端子1の入力電圧が低いほど1周期においてパワートランジスタQ1のベース電圧がハイとされる期間(パワートランジスタQ1がオン状態とされる期間)が長く設定される。
DC/DCコンバータの出力端は照明用の光源(LED)L1のアノード端子に接続され、出力電圧Voutが光源L1のアノード端子に印加される。光源L1のカソード端子は、抵抗R3およびスイッチ素子Q3を介してグラウンドに接続されるとともに、これと並列に抵抗R4およびスイッチ素子Q4を介してグラウンドに接続される。また、光源L1のカソード端子は、抵抗R8を介してスイッチングレギュレータU1のEaIn端子1に接続される。すなわち、光源L1のカソード端子の電圧がEaIn端子1によりモニタされ、パワートランジスタQ1は、光源L1のカソード端子の電圧が低くなると高いオンデューティー比で駆動される。なお、スイッチ素子Q3、Q4は、例えばNチャンネルMOS電界効果トランジスタで構成される抵抗内蔵トランジスタである。
したがって、バッテリBATTの電圧は、ステップアップコンバータの原理に従ってDC/DCコンバータにより昇圧され、スイッチングレギュレータU1は照明用の光源L1に流れる電流がモニタ用の抵抗(R3かつ/またはR4)の値に応じた所定の値となるようDC/DCコンバータの出力電圧Voutを制御する。なお、抵抗R8、ツェナーダイオードD2はLED負荷オープン時の過電圧保護回路を構成するもので、光源(LED)L1による帰還ループが外れた場合に、ツェナーダイオードD2を通した帰還ループを作動させ、コイルCL、スイッチングレギュレータU1の破壊を防止する。
すなわち、抵抗R8、ツェナーダイオードD2は、製造工程におけるミスや、断線など何らかの原因で光源L1が開放された状態において、電源が投入され、検出スイッチSW2がONされた場合の回路保護を目的とした素子である。LED負荷オープン時、電流は、A点(光源L1のアノード側)⇒D2(ツェナーダイオード)⇒R8⇒R3(及びR4)⇒Q3(及びQ4)⇒GNDの経路で流れるが、R8>>R3(およびR4)であるため、ツェナーダイオードD2に流れる電流は少なくなり、本来の動作をして、回路の安全を保持する。ツェナーダイオードD2のツェナー電圧は、通常は光源LEDの順方向電圧にやや余裕を見た値に設定される。光源LEDが白色LEDならば、順方向電圧が約4ボルトなので、ツェナー電圧には10ボルト位が設定される。本実施形態では、これにより昇圧回路が異常に高電圧を生じて、コイルCLや周辺素子を破壊することを防止している。
また、本実施形態では、スイッチングレギュレータU1のBR/CTL端子(ブレークコントロール端子)4にスイッチ素子Q2が接続される。スイッチ素子Q2は、例えば半導体素子で、バイポーラトランジスタやMOSトランジスタで構成される抵抗内蔵トランジスタである。BR/CTL端子4は、抵抗R2を介してスイッチ素子Q2のコレクタ端子に接続され、スイッチ素子Q2のエミッタ端子はグラウンドに接続される。また、スイッチ素子Q2のオン/オフを制御するベース端子は、内蔵抵抗および光源ユニット12の内視鏡本体11の着脱に連動する取付検知スイッチSW2(20)を介して電源ラインへと接続される。
すなわち、メインスイッチSW1(18)がオン状態のとき、取付検知スイッチSW2(20)がオン状態とされると(光源ユニット12が内視鏡本体11に装着されると)、スイッチ素子Q2がオン状態とされ、スイッチングレギュレータU1のBR/CTL端子4は抵抗R2を介してグラウンドに接続される。一方、メインスイッチSW1がオン状態であっても、取付検知スイッチSW2がオフ状態になると(光源ユニット12が内視鏡本体11から取り外されると)、スイッチ素子Q2がオフ状態とされ、BR/CTL端子4はオープンとなりスイッチングレギュレータU1は、スタンバイモードとなる。
したがって、メインスイッチSW1を切り忘れた状態で光源ユニット12が内視鏡本体11から取り外されたとしても、取付検知スイッチSW2がオフ状態とされるため、スイッチングレギュレータU1はスタンバイモードとされ、光源L1が点灯され続けることが防止される。また、本実施形態では、取付検知スイッチSW2に流れる電流が少なくて済むので、スイッチSW2の部材を簡易なものとすることができ、小型化においても有利である。
更に、光源ユニット12の内視鏡本体11への取り付け取り外しの際には、取付検知スイッチSW2(20)のオン/オフが繰り返され、チャッタリングが発生することが考えられるが、本実施形態では、スイッチSW2は電源ラインにおいてコイルCLと直列に接続されないので、チャッタリングにおける異常な高電圧の発生を防止でき、回路の安全性が確保される。
また、本実施形態の光源駆動回路22では、パイロットランプ(緑のLED)L2のアノード端子がDC/DCコンバータの出力端子(Vout)に接続され、カソード端子が抵抗R5およびスイッチ素子Q5を介してグラウンドに接続される。なお、スイッチ素子Q5は例えばNチャンネルMOS電界効果トランジスタで構成される抵抗内蔵トランジスタである。また、警告ランプ(黄のLED)L3のアノード端子が抵抗R6を介してDC/DCコンバータの出力端子に接続され、カソード端子がスイッチ素子Q6を介して電圧検出回路素子U2に接続される。
電圧検出回路素子U2は、バッテリBATTの出力電圧をモニタするとともに、出力電圧が所定値以下になったときに警告ランプL3のカソード側をグラウンドに接続するスイッチ回路である。これにより、バッテリBATTの残量が少なくなり、バッテリ電圧が下がると警告ランプL3が点灯される。
なお、スイッチ素子Q6は、取付検知スイッチSW2がオフ状態(DC/DCコンバータがオフ状態)であれば、メインスイッチSW1がオン状態であっても警告ランプL3の点灯を防止するためのスイッチ素子である。また、スイッチ素子Q5は、警告ランプL3が点灯されたときに、パイロットランプL2を消灯するためのスイッチ素子であり、パイロットランプL2から警告ランプL3へと点灯を切替える。
すなわち、バッテリ電圧が基準電圧以下となると、電圧検出回路素子U2のOUT端子がLoになってスイッチ素子Q6のエミッタ端子がグラウンドに接続される。このときスイッチ素子Q5のゲート端子がLoになるためスイッチ素子Q5はオフ状態となる。これにより、パイロットランプL2が消灯されるとともに警告ランプL3のカソード端子がグラウンドに接続され、警告ランプL3が点灯される。
また、第1実施形態では、照明用光源(LED)L1のカソード端子に抵抗R3、スイッチ素子Q3からなる直列回路と、抵抗R4、スイッチ素子Q4からなる直列回路が並列に接続され、スイッチ素子Q3のドレイン端子は抵抗R3に、ゲート端子は取付検知スイッチSW2に、ソース端子はグラウンドに接続され、スイッチ素子Q4のドレイン端子は抵抗R4に、ゲート端子は調光スイッチ19(SW3)を介して取付検知スイッチSW2に、ソース端子はグラウンドに接続される。
すなわち、スイッチ素子Q3は、メインスイッチSW1および取付検知スイッチSW2がオン状態のときにオン状態とされ、メインスイッチSW1、取付検知スイッチSW2の何れかがオフ状態のときにオフ状態とされる。また、スイッチ素子Q4は、メインスイッチSW1、取付検知スイッチSW2、調光スイッチ19(SW3)が全てオン状態のときにオン状態とされ、メインスイッチSW1、取付検知スイッチSW2、調光スイッチ19(SW3)の何れかがオフ状態のときにオフ状態とされる。
したがって、スイッチ素子Q3は、内視鏡本体11に光源ユニット12が取り付けられ、メインスイッチSW1がオン状態とされているときには、常にオン状態であり、このとき照明用光源L1のカソード端子は、抵抗R3を介してグラウンドに接続される。一方、調光スイッチ19(SW3)は、スイッチが押し下げられている間のみオン状態を維持するので、スイッチ素子Q4は調光スイッチ19(SW3)が押されているときのみオン状態とされる。
すなわち、照明用光源L1は、通常は抵抗R3のみを介してグラウンドに接続されるが、調光スイッチ19(SW3)がオンされると抵抗R3に加えて並列に接続された抵抗R4を介してグラウンドに接続され、照明用光源L1の電流モニタ抵抗の両端の電圧値が下がる。これにより調光スイッチ19(SW3)がオンされている間、スイッチングレギュレータU1の出力オンデューティー比が大きく設定され、コイルCLにチャージされたエネルギーが多くなり、つまりは光源(LED)L1のアノード側の電位が上昇し、照明用光源L1を流れる電流が増大され、光源L1は明るくなる(U1の1番ピンであるEaIn端子の電圧が一定になるように動作する)。
なお、検出スイッチSW2と連動してスイッチ素子Q2は、光源ユニット12が内視鏡本体11から取り外された時に、DC/DCコンバータをオフ状態(スイッチSW2がオフ状態)にするスイッチ素子である。また、スイッチ素子Q3は、検出スイッチSW2と連動してONになる素子であるが、検出スイッチSW2がオフ状態でスイッチングレギュレータU1が作動しなくても、接続上から、光源(LED)L1が点灯することを防止する素子である(BATT⇒CL⇒D1⇒L1⇒R4⇒GNDの経路をカットする)。
以上のように、第1実施形態では、電流モニタ抵抗の値を調光スイッチ19(SW3)のオン/オフに連動させて切替えることで照明用の光源の明るさを調整している。また、電流モニタ抵抗の値の切替えは、光源に複数の電流モニタ抵抗を並列に接続し、それらの一部の系列を調光スイッチ19(SW3)のオン/オフに連動させてオン/オフすることで行われるので、極めて簡略な構成で調光を行うことができる。
また、並列に接続された電流モニタ抵抗は何れも取付検知スイッチ20のオン/オフに連動して導通可能となるので、光源ユニットが取り外されているときの無駄な発光を防止することができる。更に、本実施形態では、照明用の光源は、調光スイッチ19(SW3)を押している間だけ明るく点灯するので、通常の点灯に戻すための操作を敢えて行うことなく必要なときだけ照明を明るくすることができる。
次に、図4を参照して、第1実施形態の第1変形例について説明する。第1変形例は、並列に接続される電流モニタ抵抗の接続が第1実施形態と異なるのみで、その他の構成は第1実施形態と同一である。図4は、図3の破線で囲まれた部分に対応し、並列に接続された電流モニタ抵抗R3、R4の周辺の回路図のみを示す。なお、図4において、端点A〜Dは、図3の回路図の点A〜Dにそれぞれ対応する。図4に示されるように、第1実施形態ではグラウンドに接続されていたスイッチ素子Q4のソース端子が、第1変形例ではスイッチ素子Q3のドレイン端子に接続される。したがって、スイッチ素子Q4のオン/オフは、スイッチ素子Q3がオン状態のときのみ有効となり、第1変形例においても第1実施形態と同様の作用・効果を得られる。なお、スイッチ素子Q4のバイアス抵抗の値は大きくとることができるので、照明系の回路動作に与える影響は無視できる。
図5は第1実施形態の第2変形例の部分的な回路図である。図4と同様に図5は、図3の破線で囲まれた部分に対応し、並列に接続された電流モニタ抵抗R3、R4の周辺の回路図のみを示すもので、端点A〜Dは、図3の回路図の点A〜Dにそれぞれ対応する。第2変形例は、第1変形例におけるスイッチ素子Q4を調光スイッチ19(SW3)で直接置き換えたものである。すなわち抵抗R3、R4は照明用光源L1のカソード端子とスイッチ素子Q3のドレイン端子との間に並列に接続され、抵抗R4の経路に調光スイッチSW3(19)が設けられる。なお、第2形例は、調光スイッチ19(SW3)のリード線を短く構成でき、ノイズの影響を小さく抑えられるときに有効であり、第1変形例に比べコスト面で有利である。しかし、ノイズの影響を考慮する場合には、ゲート電圧の閾値までノイズをキャンセルできるMOSFETを用いた第1変形例の方が有利である。
次に図6の回路図を参照して、第2実施形態における光源駆動回路25の構成について説明する。
第1実施形態では、調光スイッチ19(SW3)のオン/オフに連動して電流モニタ用の抵抗値を切替え可能にすることで照明用光源の明るさの切替えを行ったが、第2実施形態では、照明用光源の電流モニタにおけるスイッチングレギュレータU1(端子1(EaIn))へのモニタ電圧の伝達の比率を可変にすることで、照明用光源の明るさを切替える。なおその他の構成は第1実施形態と同様なので、同一の構成については同一参照符号を用い、その説明を省略する。
第2実施形態では、電流モニタ抵抗には抵抗R3のみが用いられ、抵抗R3は、取付検知スイッチSW2(20)のオン/オフに連動するスイッチ素子Q3を介してグラウンドに接続される。また、電流モニタ抵抗R3によりモニタされる電圧は、バッファ(ボルテージホロワ)BF、抵抗R8を介してスイッチングレギュレータU1の端子1(EaIn)に接続される。
スイッチングレギュレータU1の端子1(EaIn)は、更に抵抗R9およびスイッチ素子Q7を介してグラウンドに接続される。スイッチ素子Q7は例えばNチャンネルMOS電界効果トランジスタで構成される抵抗内蔵トランジスタであり、抵抗R9はドレイン端子に接続され、ソース端子はグラウンドに接続される。また、ゲート端子は調光スイッチSW3(19)を介して取付検知スイッチSW2(20)に接続される。
したがって、取付検知スイッチSW2がオン状態のときに調光スイッチ19(SW3)がオン状態にされると、スイッチ素子Q7がオンされ、スイッチングレギュレータU1の端子1(EaIn)に入力される電圧は、バッファBFから出力される電圧(モニタ電圧)を抵抗R8と抵抗R9により分圧した値となる。これにより、スイッチングレギュレータU1を用いた昇圧型DC/DCコンバータは、照明用光源L1へ供給される電流を増大し、光源L1はより明るく点灯する。なお、バッファBFの電源は図6の点Eまたは点Fから取られるが、取付検知スイッチSW2(20)がオフ状態でも電圧が印加される点Eがより好ましい。
以上のように、第2実施形態においても、第1実施形態と略同様の効果を得られる。
次に図7の回路図を参照して第2実施形態の第1変形例について説明する。第2実施形態の第1変形例では、スイッチ素子Q7を用いず、抵抗R9とグラウンドの間に調光SW3(19)を直接配置する。このとき、調光スイッチ19(SW3)は、電圧降下を小さくするため、なるべくグラウンドに近い位置に配置される。なおその他の構成は第2実施形態と同様である。
また図8は、第2実施形態の第2変形例の回路図であり、第2変形例は、バッファBFを用いない例であり、このとき抵抗R8、R9の値は、電流モニタ抵抗R3の10倍以上の値に設定される。よって、厳密な値を求める場合以外は、R3<<(R8+R9)の関係が成り立つので、回路動作へは、R3のみが影響すると考えて良いと考えられる。特に、明るさに対する人間の感覚は、順応性があり、少々の変化は、感覚が吸収してしまうので、厳密な光量を必要としない場合が多い。なお、その他の構成は第2実施形態と同様である。
第2実施形態の第1、第2変形例においても、第2実施形態と略同様の作用・効果が得られ、更にその構成を簡略にすることができる。
また、第2実施形態およびその変形例では、LED負荷オープン時の過電圧保護回路を構成する抵抗R8が、モニタ電圧の伝達比率を切替えるための電圧分割にも利用され、これにより電圧分割のための新たな抵抗素子が不要になり、部品点数を削減することができる。
なお、図6において、LED光源L1が開放されているときにスイッチ素子Q3がオン状態にあると、抵抗R3、スイッチ素子Q3を通してバッファBFの反転端子入力(−)はGNDになり、GNDの電圧がそのまま抵抗R8に出力される。これにより、LED負荷オープン時には、図3を参照した説明と同じ経路で電流が流れ、抵抗RとツェナーダイオードD2は過電圧保護回路として動作し、回路の安全が保たれる。なお、バッファBFの出力電圧のオフセットは、無視できる電圧である。
また、本実施形態の説明では、増光する場合を例として説明を行ったが、本発明は減光する場合にも適用可能である。この場合、本実施形態において説明された構成を、動作が反転するように構成すればよい。減光は特に、狭い気管の中を観察する場合など、周囲の壁による反射が大きく、標準の明るさではかえって見にくい場合に有効である。
また、本実施形態では、取付検出スイッチ(SW2)が有ることで、光源の強い光を人が直接目視する事がない。よって、更に光量を増加しても問題が発生することはない。すなわち、機構的および回路的に許される限り、光量の増加は任意であり、設定の自由度と、製品の性能の範囲が広く取れる。取付スイッチ(SW3)が無い場合には、光量の設定は一定の値以下に制限され、更に光量をアップすることはできないが、本実施形態ではこのような制約がない。
なお、各実施形態および各変形例における個別の構成は、各々の構成が矛盾を来たさない範囲において適宜組み合わせて利用することができる。
10 携帯内視鏡
11 内視鏡本体
12 光源ユニット
16 光源ユニット取付部
17 回転リング
18(SW1) メインスイッチ
19(SW3) 調光スイッチ
20(SW2) 取付検知スイッチ
21 基板
22 光源駆動回路
23 バッテリ
24 操作ピン
L1 照明用光源
L2 パイロットランプ
L3 警告ランプ
Q2〜Q7 スイッチ素子
U1 スイッチングレギュレータ

Claims (6)

  1. 携帯内視鏡の本体に着脱自在な光源ユニットの光源駆動装置であって、
    前記光源ユニットの前記内視鏡本体への着脱状態に連動してオン/オフが切替えられる取付検知スイッチと、
    光源とグラウンドの間に設けられるモニタ抵抗のモニタ電圧に基づき、前記光源に流れる電流が一定となるように前記光源に昇圧電圧を印加する昇圧制御手段と、
    前記取付検知スイッチにより前記光源ユニットが前記内視鏡本体に装着されていると判定されるとき、前記モニタ抵抗の抵抗値、または前記モニタ電圧の前記昇圧制御手段への伝達の比率を変更することで前記光源の明るさを変更する調光スイッチと
    を備えることを特徴とする携帯内視鏡の光源駆動装置。
  2. 前記調光スイッチのオン/オフに連動して前記モニタ電圧を分圧することで前記伝達の比率を変更することを特徴とする請求項1に記載の携帯内視鏡の光源駆動装置。
  3. ボルテージホロワを介した前記モニタ電圧を分圧することを特徴とする請求項2に記載の携帯内視鏡の光源駆動装置。
  4. 前記モニタ抵抗が並列に接続された複数の抵抗を備え、前記調光スイッチが一部の抵抗の経路のみに設けられ、前記調光スイッチのオン/オフに連動して前記モニタ抵抗の抵抗値が切替えられることを特徴とする請求項1に記載の携帯内視鏡の光源駆動装置。
  5. 前記調光スイッチが操作されている間のみ前記光源が相対的に明るい状態に維持されることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の携帯内視鏡の光源駆動装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の光源駆動装置を備えた携帯内視鏡。
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