JP2011101472A - 直流配電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】給電装置の追加や置き換えに要する費用を抑える。
【解決手段】直流コンセント1の差込口に可搬型給電装置3のプラグ6が差込接続されているときは刃受部10を介して当該可搬型給電装置3から供給される直流電力を給電線Lpに給電する。故に、給電装置2A,2Bの給電能力が不足した場合、可搬型給電装置3のプラグ6を直流コンセント1に接続すれば、当該可搬型給電装置3から直流コンセント1を介して給電線Lpに直流電力を給電できる。従って、給電装置2の追加や置き換えとともに分電盤5を交換する場合と比較して、給電装置(可搬型給電装置3)の追加や置き換えに要する費用を抑えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物内に直流電力を配電する直流配電システムに関するものである。
近年、家庭用の太陽電池や燃料電池が普及してきており、この種の発電装置で発電される直流電力を建物(住宅)内に配電する直流配電システムが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている従来システムは、燃料電池から給電される直流電力又は交流電力系統から供給される交流電力を交流−直流変換した直流電力を、建物内の各所に配設されている直流アウトレット(直流コンセント)に給電線を介して供給し、直流コンセントに接続される負荷機器(直流負荷機器)に直流電力を給電するものである。
特開2003−204682号公報
ところで、建物内で使用される直流負荷機器が増えて直流電力を供給する給電装置の給電能力が不足した場合、新たな給電装置を追加して複数の給電装置から並列給電するか、あるいは大容量の給電装置に置き換える必要がある。しかしながら、給電装置が分電盤のボックスに収納される場合、ボックスの収納スペースに限りがあるために追加あるいは置き換え用の給電装置をボックスに収納できず、分電盤までも交換しなければならない。このように給電装置の追加や置き換えとともに分電盤を交換した場合、相当な費用がかかってしまう。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、給電装置の追加や置き換えに要する費用を抑えることができる直流配電システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、建物内に直流電力を配電する直流配電システムであって、直流電力を供給する給電装置と、給電装置から供給される直流電力を建物内の各所に配電するための給電線と、建物内の各所に設置されて給電線と接続される複数の直流コンセントと、発電又は蓄電された直流電力を直流コンセントに挿抜自在に接続されるプラグを介して給電線に供給する可搬型の給電装置とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、給電装置の給電能力が不足した場合、可搬型の給電装置のプラグを直流コンセントに接続すれば、当該可搬型給電装置から直流コンセントを介して給電線に直流電力を給電することができる。従って、給電装置の追加や置き換えとともに分電盤を交換する場合と比較して、給電装置の追加や置き換えに要する費用を抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、直流コンセントは、給電線に接続されるとともにプラグの刃を受ける刃受部と、給電線を介して刃受部に印加される直流電圧を計測する電圧計測部と、電圧計測部で計測される直流電圧の計測値を表示する表示部とを具備することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、複数の直流コンセントの内で電力消費量が相対的に多い負荷機器が接続されている直流コンセントとの間の配線長が短い直流コンセントでは、表示部に表示される直流電圧の計測値が相対的に低くなるので、かかる直流コンセントに可搬型給電装置を接続して給電すれば、効率的に直流電力を供給することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、可搬型給電装置が蓄電池からなり、直流コンセントは、給電線を介して供給される直流電力で前記蓄電池を充電し且つ当該蓄電池を放電させて給電線に直流電力を供給する充放電部を具備することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、可搬型給電装置である蓄電池を直流コンセントに接続しておけば、給電装置の給電能力が不足したときに蓄電池を放電して給電線に直流電力を供給し、給電装置の給電能力が充足しているときに蓄電池を充電することができる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、直流コンセントは、給電線に接続されるとともにプラグの刃を受ける刃受部と、給電線を介して刃受部に印加される直流電圧を計測する電圧計測部と、給電線を通信媒体として通信する通信部と、電圧計測部で計測される直流電圧の計測値を通信部より送信させる制御部とを具備し、複数の直流コンセントとの間で給電線を通信媒体として通信し、それぞれの直流コンセントから送信される直流電圧の計測値を受信して当該計測値を表示する表示装置を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、複数の直流コンセントの内で電力消費量が相対的に多い負荷機器が接続されている直流コンセントとの間の配線長が短い直流コンセントでは、表示装置に表示される直流電圧の計測値が相対的に低くなるので、かかる直流コンセントに可搬型給電装置を接続して給電すれば、効率的に直流電力を供給することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、直流コンセントは、プラグから刃受部を介して給電線に供給される直流電流が所定の上限値を超えないように制限する制限部を具備することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、給電線に流すことのできる電流には上限値があり、給電装置又は可搬型給電装置から直流コンセントを介して給電線に供給される直流電流が上限値を超えないように制限部で制限するので、直流コンセントを安全に使用することができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、給電装置は、給電線を通信媒体として通信する通信部と、給電電流の最大値を通信部を介して定期的に各直流コンセント宛てに送信させる制御部とを具備し、直流コンセントは、給電線を通信媒体として通信する通信部と、通信部で受信する給電装置の前記給電電流最大値の合計値を算出し、当該合計値と給電線に許容されている最大許容電流値との差分を求め、当該差分を前記上限値に設定するとともに設定した上限値を通信部より他の直流コンセントに送信させる制御部とを具備し、直流コンセントの制御部は、他の直流コンセントから上限値を受信した場合に自己の制限部の上限値をゼロに設定することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、何れかの直流コンセントで上限値(ゼロよりも大きい値)が設定されると、その他の直流コンセントの上限値がゼロに設定され、前者の直流コンセントにのみ可搬型給電装置を接続して給電線に直流電力を供給することができる。
請求項7の発明は、請求項5の発明において、給電装置は、給電線を通信媒体として通信する通信部と、給電電流の最大値を通信部を介して定期的に各直流コンセント宛てに送信させる制御部とを具備し、直流コンセントは、給電線を通信媒体として通信する通信部と、給電線に接続されている直流コンセントの総数を記憶する記憶部と、通信部で受信する給電装置の前記給電電流最大値の合計値を算出し、当該合計値と給電線に許容されている最大許容電流値との差分を求め、当該差分を直流コンセントの総数で除した値を前記上限値に設定する制御部とを具備することを特徴とする。
請求項7の発明によれば、全ての直流コンセントに共通の上限値を設定することができて各直流コンセント間の直流電流のばらつきを抑えることができる。
本発明によれば、給電装置の追加や置き換えに要する費用を抑えることができるという効果がある。
本発明の実施形態1を示し、(a)はシステム構成図、(b)は直流コンセントのブロック図である。 本発明の実施形態2における直流コンセントのブロック図である。 本発明の実施形態3における直流コンセント並びに表示装置のブロック図である。 本発明の実施形態4における直流コンセントのブロック図である。 本発明の実施形態5を示し、(a)は直流コンセントのブロック図、(b)はシステム構成図である。
以下、戸建て住宅に設置される直流配電システムに本発明の技術思想を適用した実施形態について詳細に説明する。但し、本発明の技術思想が適用可能な直流配電システムは戸建て住宅用に限定されるものではなく、集合住宅や事務所などに設置される直流配電システムにも適用可能である。
(実施形態1)
本実施形態の直流配電システムは、図1(a)に示すように直流電力を供給する給電装置2A,2Bと、給電装置2A,2Bから供給される直流電力を住宅内の各所に配電するための給電線Lpと、住宅内の各所に設置されて給電線Lpと接続される複数(図示例では3個)の直流コンセント1と、発電又は蓄電された直流電力を直流コンセント1に挿抜自在に接続されるプラグ6(図1(b)参照)を介して給電線Lpに供給する可搬型給電装置3とを備えている。
給電装置2AはAC/DCコンバータからなり、交流電力系統ACから供給される交流電力を直流電力に変換して給電線Lpに供給するものである。また給電装置2BはDC/DCコンバータからなり、太陽電池SBで発電した直流電力を所望の電圧レベルの直流電力に変換して給電線Lpに供給するものである。尚、これら2種類の給電装置2A,2Bは、住宅内に設置された分電盤5のボックス内に収納される。また、給電装置2はこれらに限定されるものではなく、例えば、燃料電池、あるいはリチウムイオン電池のような二次電池も含まれる。
可搬型給電装置3は、例えば、ポータブル式の太陽光発電装置や、カセット式のガスボンベを使用するポータブルガス発電機、蓄電池、あるいは電気自動車(プラグイン・ハイブリッド自動車を含む。)などであって、電源ケーブルの先端に付設されているプラグ6が直流コンセント1に挿抜自在に接続され、プラグ6から直流コンセント1を介して給電線Lpに直流電力を供給するものである。但し、上記太陽光発電装置やポータブルガス発電機、電気自動車などは従来周知であるから詳細な説明を省略する。
直流コンセント1は、図1(b)に示すように給電線Lpに接続されるとともにプラグ6の刃60,60を受ける刃受部10と、給電線Lpを介して刃受部10に印加される直流電圧を計測する電圧計測部11と、少なくとも電圧計測部11の計測値(数値)が表示可能な表示デバイスからなる表示部13と、電圧計測部11で計測される直流電圧の計測値を表示部13に表示させる制御部12と、前面にプラグが差込接続される差込口(図示せず)を有して各部10〜13を内部に収納するとともに壁面に設けられた埋込孔に埋込配設されるハウジングとを具備している。
図1(a)に示すように直流コンセント1の差込口には負荷機器4のプラグ(図示せず)若しくは可搬型給電装置3のプラグ6が差込接続され、負荷機器4のプラグが接続されているときは給電線Lpを介して供給される直流電力を刃受部10を介して当該負荷機器4に給電し、可搬型給電装置3のプラグ6が差込接続されているときは刃受部10を介して当該可搬型給電装置3から供給される直流電力を給電線Lpに給電する。
而して、給電装置2A,2Bの給電能力が不足した場合、可搬型給電装置3のプラグ6を直流コンセント1に接続すれば、当該可搬型給電装置3から直流コンセント1を介して給電線Lpに直流電力を給電することができる。従って、給電装置2の追加や置き換えとともに分電盤5を交換する場合と比較して、給電装置(可搬型給電装置3)の追加や置き換えに要する費用を抑えることができる。
ここで、複数の直流コンセント1の内で電力消費量が相対的に多い負荷機器4が接続されている直流コンセント1との間の配線長が短い直流コンセント1や給電層2A,2Bからの配線長が長い直流コンセント1では、給電線Lpを介して刃受部10に印加される直流電圧が相対的に低くなる。そこで本実施形態では、給電線Lpを介して刃受部10に印加される直流電圧を電圧計測部11で計測し、当該計測値を制御部12によって表示部13に表示させ、複数の直流コンセント1のうちで表示部13に表示されている計測値が相対的に低い直流コンセント1に可搬型給電装置3を接続することにより、効率的に直流電力を供給できるようにしている。尚、制御部12において、計測値が所定のしきい値以下であるときに可搬型給電装置3の接続を促すメッセージや記号などを表示部13に表示させるようにしても構わない。
(実施形態2)
本実施形態は、蓄電池からなる可搬型給電装置3を備え、図2に示すように給電線Lpを介して供給される直流電力で蓄電池(可搬型給電装置3)を充電し且つ当該蓄電池を放電させて給電線Lpに直流電力を供給する充放電部14を直流コンセント1に具備する点に特徴がある。尚、直流コンセント1を含む他の構成は実施形態1と共通であるから、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
充放電部14は、制御部12によって充電動作と放電動作が切り換えられるものである。制御部12は、刃受部10にプラグ6を介して蓄電池(可搬型給電装置3)が接続されている場合、充放電部14を介して当該蓄電池の電池電圧を監視し、電圧計測部11の計測値が蓄電池の電池電圧を下回ったときに充放電部14に放電動作を行わせ、電圧計測部11の計測値が蓄電池の電池電圧を上回ったときに充放電部14に充電動作を行わせる。例えば、動作時と待機時とで消費電力(消費電流)が大きく異なる負荷機器4が直流コンセント1に接続されている場合、当該負荷機器4の待機時に蓄電池(可搬型給電装置3)を充電し、当該負荷機器4の動作時に蓄電池(可搬型給電装置3)を放電すればよい。
上述のように本実施形態では、可搬型給電装置3である蓄電池を直流コンセント1に接続しておけば、給電装置2A,2Bの給電能力が不足したときに蓄電池を放電して給電線Lpに直流電力を供給し、給電装置2A,2Bの給電能力が充足しているときに蓄電池を充電することができる。
(実施形態3)
本実施形態は、図3に示すように給電線Lpを通信媒体として通信する通信部15を直流コンセント1に具備する点と、複数の直流コンセント1との間で給電線Lpを通信媒体として通信し、それぞれの直流コンセント1から送信される直流電圧の計測値を受信して当該計測値を表示する表示装置7を備えた点に特徴がある。
直流コンセント1の通信部15は、高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を給電線Lpに印加される直流電圧に重畳することにより通信するものである。この技術は、交流電力を供給する電力線において交流電圧に通信信号を重畳させる電力線搬送技術と類似した技術である。
表示装置7は、直流コンセント1の通信部15と同様に高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を給電線Lpに印加される直流電圧に重畳することにより通信する通信部70と、液晶ディスプレイなどの表示デバイスと当該表示デバイスのドライブ回路などを有する表示部72と、マイクロコンピュータを主構成要素とする制御部71とを具備している。尚、複数の直流コンセント1並びに表示装置7にはそれぞれ固有のアドレスが割り当てられており、当該アドレスを指定することで複数の直流コンセント1並びに表示装置7が互いに相手を特定して一対一で通信(ユニキャスト)したり、複数の直流コンセント1に共通に割り当てられる特殊なアドレス(マルチキャストアドレス)を指定することで表示装置7から複数の直流コンセント1に一斉同報(マルチキャスト)することができる。
而して、表示装置7の制御部71は、全ての直流コンセント1に対して直流電圧の計測値の報告を指示するコマンドを含んだ通信信号を通信部70より定期的にマルチキャストさせる。一方、各直流コンセント1では、表示装置7から送信された通信信号を通信部15で受信し、当該通信信号に含まれる前記コマンドを制御部12が受け取ると、電圧計測部11で計測した直流電圧の計測値を含む通信信号を通信部15から表示装置7に宛ててユニキャストする。このとき、複数の直流コンセント1が同時に通信信号を送信すると衝突が生じるので、各直流コンセント1の通信部15では通信信号の送信前にキャリアセンスを実行し、キャリアが検出されたときは所定の待機時間が経過した後に再度キャリアセンスを実行するとともにキャリアが検出されなければ通信信号を送信する処理(CSMA/CA)を行っている。但し、CSMA/CAに代えてポーリング/セレクティング方式で通信を行っても構わない。
表示装置7では、直流コンセント1から送信された通信信号を通信部70で受信し、当該通信信号に含まれる計測値を制御部71が受け取ると、制御部71は、直流コンセント1の識別符号と当該直流コンセント1から報告された計測値とを対応付けて表示部72に表示させる。従って、複数の直流コンセント1のうちで表示装置7の表示部72に表示されている計測値が相対的に低い直流コンセント1に可搬型給電装置3を接続することにより、効率的に直流電力を供給することができる。尚、制御部71において、複数の直流コンセント1の計測値のうちで最も数値の低い直流コンセント1への可搬型給電装置3の接続を促すメッセージや記号などを表示部72に表示させるようにしても構わない。
(実施形態4)
本実施形態は、可搬型給電装置3から刃受部10を介して給電線Lpに供給される直流電流が所定の上限値を超えないように制限する制限部16と、前記上限値を設定するための設定部17とを直流コンセント1に具備する点に特徴がある。但し、直流コンセント1を含む他の構成は実施形態1と共通であるから、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
ここで、いわゆる屋内配線規定では導体の太さ(直径)や材質、絶縁物の種類等によって給電線Lpに流すことのできる許容電流値が定められている。従って、直流コンセント1に接続した可搬型給電装置3から給電線Lpに直流電力を供給する場合において、全ての給電装置(給電装置2A,2B,可搬型給電装置3)から給電線Lpを介して供給される直流電流の合計値が前記許容電流値を超えないようにしなければならない。
そのために本実施形態では、各直流コンセント1に制限部16と設定部17を具備し、可搬型給電装置3から刃受部10を介して給電線Lpに供給される直流電流が、設定部17で設定される上限値を超えないように制限部16で制限している。設定部17は手動で抵抗値が変更可能な可変抵抗器や、手動で操作可能なディップスイッチなどで構成され、可変抵抗器の抵抗値やディップスイッチの設定値などが直流電流の上限値として制御部12に読み取られる。制御部12は設定部17から読み取った上限値を制限部16に与える。制限部16は、従来周知の電流制限回路と、電流制限回路の制限電流値を制御部12から与えられる上限値に調整する調整回路とで構成される。但し、このような電流制限回路並びに調整回路については従来周知であるから詳細な回路構成についての図示並びに説明は省略する。
例えば、給電線Lpの許容電流値が3アンペアであり、給電装置2A,2Bから供給可能な最大電流がそれぞれ1アンペアであるとき、可搬型給電装置3が接続される直流コンセント1においては、可搬型給電装置3の供給可能な最大電流が2アンペアであったとしても、設定部17で直流電流の上限値が1アンペアに設定される。従って、可搬型給電装置3から直流コンセント1を介して給電線Lpに供給される直流電流が制限部16によって1アンペアに制限されるので、給電線Lpに許容電流値(3アンペア)を超える電流が流れることを防止できる。
(実施形態5)
本実施形態は、図5に示すように給電線Lpを通信媒体として通信する通信部と、給電電流の最大値を通信部を介して定期的に各直流コンセント1宛てに送信させる制御部とを各給電装置2A,2Bに具備するとともに、実施形態3で説明した通信部15と、実施形態4で説明した制限部16とを直流コンセント1に具備する点に特徴がある。但し、直流コンセント1を含む他の構成は実施形態3,4と共通であるから、実施形態3,4と共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
給電装置2A,2Bが具備する通信部(図示せず)は、直流コンセント1の通信部15と同様に高周波の搬送波を用いてデータを伝送する通信信号を給電線Lpに印加される直流電圧に重畳することにより通信するものである。また、給電装置2A,2Bが具備する制御部(図示せず)はマイクロコンピュータを主構成要素とし、給電線Lpに供給可能な給電電流の最大値(定格電流値)のデータを含む通信信号を定期的に通信部15から全ての直流コンセント1宛てにマルチキャストする。
直流コンセント1では、給電装置2A,2Bから定期的に送信される通信信号を通信部15で受信し、当該通信信号に含まれる給電装置2A,2Bの供給電流最大値のデータを制御部12で取得する。さらに、負荷機器4が接続されていない直流コンセント1の制御部12は、給電装置2A,2Bの給電電流最大値の合計値を算出し、当該合計値と給電線Lpに許容されている最大許容電流値との差分を求め、当該差分を制限部16における上限値に設定するとともに設定した上限値を含む通信信号を通信部15より他の直流コンセント1(負荷機器4が接続されている直流コンセント1)宛てに送信(ユニキャスト)させる。
一方、負荷機器4が接続されている直流コンセント1では、負荷機器4が接続されていない直流コンセント1から送信される通信信号を通信部15で受信し、当該通信信号に含まれる上限値を制御部12が取得すると、当該制御部12は制限部16の上限値を0アンペアに設定することで負荷機器4の代わりに可搬型給電装置3が接続されても当該可搬型給電装置3から給電線Lpへの給電を不能とする。
例えば、給電線Lpの許容電流値が3アンペア、給電装置2A,2Bの給電電流最大値(定格電流値)が各々1アンペアである場合、負荷機器4が接続されていない直流コンセント1の制御部12では、自己の上限値(1アンペア=3アンペア−(1アンペア+1アンペア))を算出して制限部16に設定するとともに、この上限値を負荷機器4が接続されている他の直流コンセント1に通知する。
一方、負荷機器4が接続されている他の直流コンセント1の制御部12では、負荷機器4が接続されていない直流コンセント1における上限値が1アンペアに設定され、その結果、給電装置2A,2Bと可搬型給電装置3の給電電流最大値の合計値(=3アンペア)が給電線Lpの許容電流値と等しくなったので、自己の上限値を0アンペアに設定する。そして、当該直流コンセント1の制御部1は、仮に負荷機器4に代えて可搬型給電装置3が接続されても制限部16の上限値が0アンペアに設定されていることから給電線Lpへの給電を行わない。尚、直流コンセント1に接続されていた可搬型給電装置3が取り外されて可搬型給電装置3からの給電が停止されれば、上述した手順に従い、負荷機器4が接続されていない直流コンセント1の制御部12が自己の上限値を算出して制限部16に設定する処理を実行する。
(実施形態6)
本実施形態における直流コンセント1は、給電線Lpに接続されている直流コンセント1の個数(総数)を記憶する記憶部を具備している点を除いて実施形態5と共通の構成を有している。したがって、実施形態5と共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
直流コンセント1の制御部12は、通信部15による他の直流コンセント1との通信により、給電線Lpに接続されている直流コンセント1の個数(総数)を取得して記憶部(図示せず)に記憶する。そして、各直流コンセント1では、給電装置2A,2Bから定期的に送信される通信信号を通信部15で受信し、当該通信信号に含まれる給電装置2A,2Bの供給電流最大値のデータを制御部12で取得するとともに、給電装置2A,2Bの給電電流最大値の合計値を算出し、当該合計値と給電線Lpに許容されている最大許容電流値との差分を求め、当該差分を直流コンセント1の総数で除した値を制限部16における上限値に設定する。
例えば、給電線Lpの許容電流値が3アンペア、給電装置2A,2Bの給電電流最大値(定格電流値)が各々1アンペア、直流コンセント1の総数が3つである場合、直流コンセント1の制御部12では、自己の上限値(0.3アンペア≒{3アンペア−(1アンペア+1アンペア)}÷3)を算出して制限部16に設定する。
このように本実施形態では、全ての直流コンセント1に共通の上限値を設定することができて各直流コンセント1間の直流電流のばらつきを抑えることができるという利点がある。
1 直流コンセント
2A,2B 給電装置
3 可搬型給電装置
Lp 給電線

Claims (7)

  1. 建物内に直流電力を配電する直流配電システムであって、
    直流電力を供給する給電装置と、給電装置から供給される直流電力を建物内の各所に配電するための給電線と、建物内の各所に設置されて給電線と接続される複数の直流コンセントと、発電又は蓄電された直流電力を直流コンセントに挿抜自在に接続されるプラグを介して給電線に供給する可搬型の給電装置とを備えたことを特徴とする直流配電システム。
  2. 直流コンセントは、給電線に接続されるとともにプラグの刃を受ける刃受部と、給電線を介して刃受部に印加される直流電圧を計測する電圧計測部と、電圧計測部で計測される直流電圧の計測値を表示する表示部とを具備することを特徴とする請求項1記載の直流配電システム。
  3. 可搬型給電装置が蓄電池からなり、直流コンセントは、給電線を介して供給される直流電力で前記蓄電池を充電し且つ当該蓄電池を放電させて給電線に直流電力を供給する充放電部を具備することを特徴とする請求項2記載の直流配電システム。
  4. 直流コンセントは、給電線に接続されるとともにプラグの刃を受ける刃受部と、給電線を介して刃受部に印加される直流電圧を計測する電圧計測部と、給電線を通信媒体として通信する通信部と、電圧計測部で計測される直流電圧の計測値を通信部より送信させる制御部とを具備し、
    複数の直流コンセントとの間で給電線を通信媒体として通信し、それぞれの直流コンセントから送信される直流電圧の計測値を受信して当該計測値を表示する表示装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の直流配電システム。
  5. 直流コンセントは、プラグから刃受部を介して給電線に供給される直流電流が所定の上限値を超えないように制限する制限部を具備することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の直流配電システム。
  6. 給電装置は、給電線を通信媒体として通信する通信部と、給電電流の最大値を通信部を介して定期的に各直流コンセント宛てに送信させる制御部とを具備し、
    直流コンセントは、給電線を通信媒体として通信する通信部と、通信部で受信する給電装置の前記給電電流最大値の合計値を算出し、当該合計値と給電線に許容されている最大許容電流値との差分を求め、当該差分を前記上限値に設定するとともに設定した上限値を通信部より他の直流コンセントに送信させる制御部とを具備し、
    直流コンセントの制御部は、他の直流コンセントから上限値を受信した場合に自己の制限部の上限値をゼロに設定することを特徴とする請求項5記載の直流配電システム。
  7. 給電装置は、給電線を通信媒体として通信する通信部と、給電電流の最大値を通信部を介して定期的に各直流コンセント宛てに送信させる制御部とを具備し、
    直流コンセントは、給電線を通信媒体として通信する通信部と、給電線に接続されている直流コンセントの総数を記憶する記憶部と、通信部で受信する給電装置の前記給電電流最大値の合計値を算出し、当該合計値と給電線に許容されている最大許容電流値との差分を求め、当該差分を直流コンセントの総数で除した値を前記上限値に設定する制御部とを具備することを特徴とする請求項5記載の直流配電システム。
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