JP2011101179A - 移動端末装置、通信制御方法および制御装置 - Google Patents

移動端末装置、通信制御方法および制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信部(RAT)間のインタフェースを不要とし、無線通信部の変更を容易とする技術を提供すること。
【解決手段】それぞれ異なる通信方式で無線通信を行う複数の無線通信部と、無線通信部が無線通信を実行するために必要な無線リソースと、無線通信実行中の無線通信部から無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、取得された情報に基づいて、無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していない無線通信部に無線リソースの使用を許可し、受信レベルの測定を実行させる許可部とを備える移動端末装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動端末装置、通信制御方法および制御装置に関する。
従来、それぞれ異なる無線通信方式が適用された複数のRAT(Radio Access Technology)を有し、各RATが共用のアンテナを利用する移動端末装置が知られている。このような移動端末装置は、各RATに受信レベルを測定させ、無線通信の品質が良いRATにアンテナを割当てる。そして、アンテナを割当てられたRATは、自装置に適用された無線通信方式を用いて、無線通信を実行する。
また、移動端末装置は、移動端末装置の位置によって各RATの受信レベルが変化するため、各RATに随時受信レベルを測定させる。ここで、無線通信実行中のRATは、無線通信を一時的に停止する場合がある。このため、移動端末装置は、無線通信実行中のRATが一時的に無線通信を停止する時間帯に、他のRATに受信レベルを測定させ、無線通信の品質を比較する。
具体的には、移動端末装置は、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止する時間帯を他のRATに取得させる。そして、移動端末装置は、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止する時間帯に、アンテナを他のRATに割り当てて受信レベルを測定させ、無線通信の品質を比較する。
ここで、図13を用いて、移動端末装置がRATに無線通信を実行させる方法について具体例を説明する。図13は、従来技術を説明するための図(1)である。図13の例では、移動端末装置は、二つのRATと、一つのアンテナと、各RATが無線通信に用いる二つのRF(Radio Frequency)部と、いずれかのRATにアンテナを割当てるRF切替部とを有する。各RATは、アンテナに受信された電波を変調また復調する変復調部と、情報を符号化または復号化する符号復号化部と、各RAT同士の同期を制御する同期制御部と、各RAT同士を接続するインタフェースとを有する。
このような構造のもと、移動端末装置は、RAT#1に適用された無線通信方式を用いて無線通信を実行する場合には、アンテナをRF部#1に割当てる。そしてRAT#1は、自装置に適用された無線通信方式を用いて、基地局と無線通信を実行する。一方、RAT#2は、RF部#2にアンテナを割当てられていないので、無線通信を実行せずに待機する。
次に、図13を用いて、無線通信を停止する時間帯を待機中のRATに取得させる方法として、無線通信実行中のRATが待機中のRATに無線通信を停止する時間帯を通知する方法と無線通信を停止する時間帯を待機中のRATが算出する方法とを説明する。以下の説明では、RAT#1は、無線通信実行中のRATであり、RAT#2は、待機中のRATであるものとする。
まず、無線通信実行中のRATが待機中のRATに無線通信を停止する時間帯を通知する方法について説明する。例えば、無線通信実行中のRAT#1は、インタフェース#1を介して、無線通信を一時的に停止する時間帯を待機中のRAT#2とRF切替部とに通知する。次に、RF切替部は、通知された時間帯に、アンテナをRF部#2に割当てる。その後、RAT#2は、RAT#1から通知された時間帯に、RF部#2を介して、受信レベルを測定する。
次に、無線通信を停止する時間帯を待機中のRATが算出する方法について説明する。例えば、待機中のRAT#2は、無線通信実行中のRAT#1が無線通信を一時的に停止する時間帯を算出するアルゴリズムを保有する。かかるRAT#2は、無線通信実行中のRAT#1が無線通信を一時的に停止する時間帯を算出し、算出された時間帯をRF切替部に通知する。そして、RF切替部は、通知された時間帯に、アンテナをRF部#2に割当てる。その後、RAT#2は、算出された時間帯に、RF部#2を介して、受信レベルを測定する。
特開2006−157546号公報
しかしながら、上述した待機中のRATに無線通信を停止する時間帯を通知する方法では、移動端末装置は、各RATに他のRAT全てと通信を行うためのインタフェースを設置する必要がある結果、各RATの独立性を損なうという問題がある。また、移動端末装置は、RATを追加する場合には、追加されるRATに他のRAT全てとのインタフェースを設置する必要がある結果、拡張性に乏しいという問題があった。
ここで、図14を用いて、待機中のRATに無線通信を停止する時間帯を通知する方法では、RATの独立性が損なわれ、拡張性に乏しいという問題について説明する。図14は、従来技術を説明するための図(2)である。図14に示す例では、移動端末装置は、n個のRATを有する。移動端末装置は、各RAT#1〜#nに他のRAT全てとのインタフェースを設置する必要がある結果、各RATの独立性を損なうという問題があった。つまり、移動端末装置は、各RATの独立性を損なうため、各RATごとに独立した設計開発を行うのが困難であるという問題があった。また、移動端末装置は、新たなRAT#pを追加する場合には、各RAT#1〜#nとのインタフェースを新たなRAT#pに設置する必要がある結果、拡張性に乏しいという問題があった。つまり、移動端末装置は、拡張性に乏しいため、新規RATの追加を困難にするという問題があった。
また、上述した無線通信を停止する時間帯を待機中のRATが算出する方法では、移動端末装置は、他のRATそれぞれの無線通信を停止する時間帯を算出するためのアルゴリズムを保有させる必要がある結果、各RATの独立性を損なうという問題がある。また、移動端末装置は、RATを追加する場合には、追加されるRATに他のRATそれぞれの無線通信を停止する時間帯を算出するアルゴリズムを保有させる必要がある結果、拡張性に乏しいという問題があった。
ここで、図15を用いて、無線通信を停止する時間帯を待機中のRATが算出する方法では、RATの独立性が損なわれ、拡張性に乏しいという問題について説明する。図15は、従来技術を説明するための図(3)である。図15に示す例では、移動端末装置は、n個のRATを有する。移動端末装置は、他のRAT全てが無線通信を停止する時間帯を算出するアルゴリズムを各RAT#1〜#nに保有させ、他のRAT全てが無線通信を停止する時間帯を各RAT#1〜#nに算出させる結果、各RATの独立性を損なうという問題がある。つまり、移動端末装置は、各RATの独立性を損なうため、各RATごとに独立した設計開発を行うのが困難であるという問題があった。また、移動端末装置は、新たなRAT#xを追加する場合には、RAT#xに他のRAT#1〜#n全てが無線通信を停止する時間帯を算出するアルゴリズムを保有させる必要がある結果、拡張性に乏しいという問題があった。つまり、移動端末装置は、拡張性に乏しいため、新規RATの追加を困難にするという問題があった。
開示の技術は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、複数のRATを有する移動端末装置において拡張性を向上できるという効果を奏する。
本願の開示する技術は、一つの態様によれば、それぞれ異なる通信方式で無線通信を行う複数の無線通信部と、無線通信部が無線通信を実行するために必要な無線リソースとを有する移動端末装置である。また、移動端末装置は、無線通信実行中の無線通信部から無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していない無線通信部に無線リソースの使用を許可し、受信レベルの測定を実行させる許可部を有する。
本願の開示する技術は、一つの態様によれば、複数のRATを有する移動端末装置において拡張性を向上できるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る移動端末装置を説明するためのブロック図である。 図2は、実施例2に係る移動端末装置を説明するための図である。 図3は、スケジューラの構成例を説明するための図である。 図4は、実施例2に係る移動端末装置の処理の流れを説明するためのシーケンス図(1)である。 図5は、実施例2に係る移動端末装置の処理の流れを説明するためのシーケンス図(2)である。 図6は、実施例3に係る各RATおよびスケジューラの構成例を説明するための図である。 図7は、実施例3に係る移動端末装置の処理の流れを説明するためのシーケンス図である。 図8は、実施例4に係る各RATおよびスケジューラの構成例を説明するための図である。 図9は、実施例4に係る移動端末装置の処理の流れについて説明するためのシーケンス図である。 図10は、スケジューラの設置例を説明するための図(1)である。 図11は、スケジューラの設置例を説明するための図(2)である。 図12は、割当処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明するための図である。 図13は、従来技術を説明するための図(1)である。 図14は、従来技術を説明するための図(2)である。 図15は、従来技術を説明するための図(3)である。
以下に添付図面を参照して本願に係る移動端末装置、通信制御方法および制御装置について説明する。
以下の実施例1では、移動端末装置の一例を説明する。ここで、移動端末装置は、例えば、携帯端末、携帯無線端末などであり、少なくとも複数の無線通信部を有する移動通信端末である。
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る移動端末装置の一例および処理を説明する。図1は、実施例1に係る移動端末装置を説明するためのブロック図である。
移動端末装置6は、無線通信部A1、無線通信部B2、許可部4、無線リソース5を有する。無線通信部A1と無線通信部B2とは、それぞれ異なる通信方式で無線通信を行う。無線リソース5は、各無線通信部1〜2が無線通信を実行するために必要な装置である。許可部4は、無線通信実行中の無線通信部から無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していない無線通信部に無線リソースの使用を許可し、受信レベルの測定を実行させる。
上述したように、実施例1に係る移動端末装置6は、各無線通信部1〜2とは別の許可部4に無線通信中の無線通信部が無線通信を停止する時間帯を取得させる。次に、許可部4は、取得された時間帯に、無線通信を実行していない無線通信部に無線リソース5の使用を許可し、受信レベルの測定を実行させる。このため、移動端末装置6は、各無線通信部1〜2間のインタフェースや、無線通信を停止する時間帯を算出するアルゴリズムを有することなく、無線通信部が無線通信を停止する時間帯に、他の無線通信部に受信レベルを取得させることができる。結果として、移動端末装置6は、複数のRATを有する移動端末装置において拡張性を向上できるという効果を奏する。つまり、例をあげれば、移動端末装置6は、各無線通信部1〜2の独立性を担保するため、各無線通信部1〜2ごとの独立した設計開発を容易とし、また、拡張性を有するので、新規RATの追加を容易とする。
以下、図2を用いて、実施例2に係る移動端末装置の一例について説明する。図2は、実施例2に係る移動端末装置を説明するための図である。
[移動端末装置]
まず、移動端末装置10の各部について図2を用いて説明する。図2に例示するように、移動端末装置10は、RAT(Radio Access Technology)α20(無線通信部A)、RATβ30(無線通信部B)、スケジューラ40(許可部)、RF(Radio Frequency)部50(無線リソース)、アンテナ13を有する。
RF部50は、各RAT20〜30が無線通信を実行するために必要な無線リソースであり、信号の送受信を行う。具体的には、RF部50は、アンテナ13によって受信された信号を変復調部21または変復調部31へ送信する。また、RF部50は、変復調部21または変復調部31から送信された信号を基地局A11または基地局B12へアンテナ13を介して送信する。
アンテナ13は、基地局A11または基地局B12と無線通信の電波を送受信するアンテナである。また、アンテナ13は、各RAT20〜30が無線通信を実行するために必要な無線リソースである。
RATα20は、RATβ30と異なる通信方式で無線通信を行う。例えば、通信方式の例としては、GSM/GPRS(Global System for Mobile Communications/General Packet Radio Service)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)などのいずれかである。
具体的には、RATα20は、自装置に適用された通信方式で基地局A11と無線通信を実行する。また、RATα20は、無線通信を一時的に停止する場合には、無線通信を停止する時間帯の情報をスケジューラ40に対して送信する。なお、無線通信を一時的に停止する場合とは、例えば、W−CDMAのCompressed Modeや、GSMのIdle Frameなどがある。
また、RATα20は、受信レベルの測定を行う場合には、スケジューラ40に対して、RF部50の割当を要求する。また、RATα20は、スケジューラ40から後述する割込信号を取得した場合には、アンテナ13を介して、受信レベルを測定する。また、RATα20は、スケジューラ40から再度の割込信号を取得した場合には、受信レベルの測定を終了する。
ここで、割込信号とは、無線通信を実行するタイミングまたは無線通信を終了するタイミングを示すパルス信号である。また、割込信号は、後述するパルス生成部45によって生成されるパルス信号である。
RATβ30は、RATα20と異なる通信方式で無線通信を行う。具体的には、RATβ30は、自装置に適用された通信方式で基地局B12と無線通信を実行する。また、RATβ30は、無線通信を一時的に停止する場合には、無線通信を停止する時間帯の情報をスケジューラ40に対して送信する。
また、RATβ30は、受信レベルの測定を行う場合には、スケジューラ40に対してRF部50の割当を要求する。また、RATβ30は、スケジューラ40から後述する割込信号を取得した場合には、アンテナ13を介して、受信レベルを測定する。また、RATβ30は、スケジューラ40から再度の割込信号を取得した場合には、受信レベルの測定を終了する。
スケジューラ40は、無線通信実行中のRATから無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していないRATに無線リソースの使用を許可し、受信レベルを測定させる。具体的には、スケジューラ40は、無線リソースを使用して無線通信を実行するRATから無線通信を停止する時間帯の情報を取得する。そして、スケジューラ40は、無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していないRATに無線リソースを割当てる。
また、スケジューラ40は、無線リソースを割当てたRATに割込信号を送信し、受信レベルを測定させる。その後、スケジューラ40は、無線通信を再開させる場合には、受信レベルを測定中のRATに割込信号を送信し、受信レベルの測定を終了させる。
ここで、スケジューラ40が実行する処理についての具体例を説明する。この例では、RATα20は、RF部50を割当てられた無線通信実行中のRATとし、RATβ30は、RF部50を割当てられなかった待機中のRATとする。
スケジューラ40は、RATα20から無線通信を停止する時間帯の情報を取得する。そして、スケジューラ40は、RATα20から無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、RATα20が無線通信を停止する時間帯に、RATα20に割当てられていたRF部50をRATβ30に割当てる。
その後、スケジューラ40は、RATα20が無線通信を停止する時間帯に、RATβ30に対して割込信号を送信し、RATβ30に受信レベルを測定させる。また、スケジューラ40は、RATα20が無線通信を停止する時間が経過した場合には、再度の割込信号を送信する。
次に、各RAT20〜30が有する各部について説明する。RATα20は、変復調部21、符号復号化部22、同期制御部23、カウンタ24、割込処理部25を有する。また、RATβ30も同様に、変復調部31、符号復号化部32、同期制御部33、カウンタ34、割込処理部35を有する。なお、RATα20の各部21〜25とRATβ30の各部31〜35とは、同様の処理を行っており、以下では、RATα20の各部21〜25の処理を説明し、RATβ30の各部31〜35の処理は省略する。
符号復号化部22は、基地局A11へ送信される信号の符号化を行う。また、符号復号化部22は、基地局A11から受信された信号の復号化を行う。変復調部21は、基地局A11へ送信される信号の変調を行う。また、変復調部21は、基地局A11から受信された信号の復調を行う。
カウンタ24は、RATα20のクロックを示す同期信号を発振する。具体的には、カウンタ24は、発振された同期信号をスケジューラ40に対して通知する。
同期制御部23は、RATα20が無線通信を一時的に停止する場合には、RATα20が無線通信を停止する時間帯の情報をスケジューラ40に対して送信する。具体的には、同期制御部23は、無線通信停止の時間帯情報とRATα20に係るRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とをスケジューラ40に対して送信する。また、同期制御部23は、RATα20が受信レベルの測定を行う場合には、RF部50の割当を要求するため、測定用途を示す情報とRF設定情報とをスケジューラ40に対して送信する。
以下、同期制御部23の処理を詳しく説明する。まず、同期制御部23は、RATα20が無線通信を一時的に停止する場合には、無線通信停止の時間帯情報とRATα20に係るRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とを作成する。そして、同期制御部23は、作成された無線通信停止の時間帯情報とRATα20に係るRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とをスケジューラ40に送信する。
ここで、無線通信停止の時間帯情報とは、RATα20が無線通信を一時的に停止する時間帯を示す情報である。また、RF設定情報とは、RATα20がRF部50を用いて無線通信を実行するために、RF50に登録される情報であり、例えば、RATα20に適用された無線通信方式が用いる電波の周波数を示す。また、測定区間使用用途を示す情報とは、他のRATが実行する無線通信の目的を指定する情報である。例えば、同期制御部23は、測定区間使用用途として、W−CDMAが適用されたRATによる受信レベルの測定を示す情報をスケジューラ40に対して送信する。
また、同期制御部23は、RATα20が受信レベルの測定を行う場合には、RF部50の割当を要求するため、測定用途を示す情報とRF設定情報とをスケジューラ40に対して送信する。ここで、測定用途を示す情報とは、無線通信の目的を示す情報であり、一例としては、W−CDMAが適用されたRATによる受信レベルの測定を示す情報である。例えば、同期制御部23は、RATα20が受信レベルの測定を行う場合には、測定用途として受信レベルの測定を示す情報とRATα20に係るRF設定情報とをスケジューラ40に対して送信する。
割込処理部25は、割込信号を取得した場合には、変復調部21を用いて、受信レベルを測定する。具体的には、割込処理部25は、スケジューラ40から割込信号を取得した場合には、変復調部21を用いて、受信レベルを測定する。例えば、割込処理部25は、スケジューラ40から割込信号を取得した場合には、後述する測定区間情報をスケジューラ40から取得する。また、割込処理部25は、変復調部21を用いて、基地局との送受信信号を取得し、取得された送受信信号と取得された測定区間情報とを用いて、受信レベルを測定する。
また、割込処理部25は、再度の割込信号を受信した場合には、受信レベルの測定を終了する。ここで、上述した測定区間情報とは、受信レベル測定のためのパラメータとして用いられる情報であり、スケジューラ40に記憶された無線通信停止の時間帯情報とRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とから作成される情報である。例えば、測定区間情報は、受信レベル測定のためのパラメータとして、平均送受信数等を示す情報が格納される。
[スケジューラ]
次に、スケジューラ40が有する各部について図3を用いて説明する。図3は、スケジューラの構成例を説明するための図である。図3に示す例では、スケジューラ40は、セレクタA41、セレクタB42、セレクタC43、カウンタ44、パルス生成部45、レジスタA46、レジスタB47、制御部48、RF切替部49を有する。
セレクタA41は、RATα20のカウンタ24、RATβ30のカウンタ34、カウンタ44、制御部48と接続される。セレクタB42は、RATα20の割込処理部25、RATβ30の割込処理部35、パルス生成部45、制御部48と接続される。セレクタC43は、RATα20の同期制御部23、RATβ30の同期制御部33、レジスタA46、レジスタB47、制御部48と接続される。また、制御部48は、カウンタ44、パルス生成部45、レジスタA46、レジスタB47、RF切替部49、RF部50と接続される。
セレクタA41は、無線通信を行うRATのカウンタから送信される同期信号を受信し、受信された同期信号をカウンタ44へ伝達する。具体的には、セレクタA41は、RATα20のカウンタ24とRATβ30のカウンタ34とから送信される同期信号を受信する。また、セレクタA41は、制御部48によって選択されたRATを示す通知を制御部48から受信する。そして、セレクタA41は、制御部48によって選択されたRATから送信される同期信号をスケジューラ40のカウンタ44へ伝達する。
例えば、セレクタA41は、制御部48によってRATα20が選択された場合には、制御部48からRATα20を示す通知を取得する。セレクタA41は、RATα20を示す通知を取得した場合には、RATα20のカウンタ24から送信される同期信号をスケジューラ40のカウンタ44へ伝達する。
セレクタB42は、スケジューラ40のパルス生成部45から発振される割込信号を待機中のRATの割込処理部へ伝達する。具体的には、セレクタB42は、パルス生成部45から発振される割込信号を受信する。また、セレクタB42は、制御部48によって選択されたRATを示す通知を制御部48から受信する。そして、セレクタB42は、制御部48によって選択されたRATの割込処理部へ割込信号を伝達する。
例えば、セレクタB42は、制御部48によってRATβ30が選択された場合には、RATβ30を示す通知を受信する。セレクタB42は、RATβ30を示す通知を受信した場合には、パルス生成部45から受信された割込信号をRATβ30の割込処理部35へ伝達する。
セレクタC43は、無線通信を実行するのRATの同期制御部から送信された情報を受信し、受信された情報をスケジューラ40のレジスタA46へ伝達する。また、セレクタC43は、待機中のRATの同期制御部から送信された情報を受信し、受信された情報をスケジューラ40のレジスタB47へ伝達する。
具体的には、セレクタC43は、無線通信を実行するRATと待機中のRATとを示す通知を制御部48から受信する。また、セレクタC43は、無線通信を実行するRATの同期制御部から送信された無線通信停止の時間帯情報とRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とを受信し、受信された各情報をスケジューラ40のレジスタA46へ伝達する。また、セレクタC43は、待機中のRATの同期制御部から送信された測定用途を示す情報とRF設定情報とを受信し、受信された各情報をスケジューラ40のレジスタB47へ伝達する。
例えば、セレクタC43は、制御部48が無線通信を行うRATとしてRATα20を選択した場合には、無線通信を行うRATがRATα20であることを示す通知を制御部48から受信する。また、セレクタC43は、無線通信を行うRATがRATα20であることを示す通知を受信した場合には、RATα20の同期制御部23から送信された無線通信停止の時間帯情報とRATα20のRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とを受信する。そして、セレクタC43は、受信された各情報をスケジューラ40のレジスタA46へ伝達する。
また、セレクタC43は、制御部48が待機中のRATとしてRATβ30を選択した場合には、待機中のRATがRATβ30であることを示す通知を制御部48から受信する。セレクタC43は、待機中のRATがRATβ30であることを示す通知を受信した場合には、RATβ30の同期制御部33から送信された測定用途を示す情報とRATβ30のRF設定情報とを受信する。そして、セレクタC43は、受信された各情報をスケジューラ40のレジスタB47へ伝達する。
カウンタ44は、セレクタA41によって伝達される同期信号を受信し、受信された同期信号を用いて、同期信号を送信したカウンタと同期する。また、カウンタ44は、制御部48からタイマ設定され、設定された時刻になった場合には、制御部48に対して通知を行う。
ここで、カウンタ44の処理を具体的に説明する。まず、カウンタ44は、セレクタA41によって伝達された同期信号を受信し、受信された同期信号を用いて、同期信号を送信したRATのカウンタと同期する。具体的には、カウンタ44は、アンテナ13が割当てられたRATのカウンタから送信される同期信号をセレクタA41を介して受信する。そして、カウンタ44は、受信された同期信号を用いて、アンテナ13が割当てられたRATのカウンタと同期する。
例えば、カウンタ44は、アンテナ13が割当てられたRATがRATα20である場合には、RATα20のカウンタ24から送信された同期信号をセレクタA41を介して、受信する。そして、カウンタ44は、受信された同期信号を用いて、RATα20のカウンタ24と同期する。
また、カウンタ44は、制御部48からタイマ設定され、設定された時刻になった場合には、制御部48に対して通知を行う。例えば、カウンタ44は、制御部48から5秒のタイマ設定をされた場合には、すぐに残り時間の減算を開始し、タイマ設定されてから5秒後に、制御部48に対してタイマアウトの通知を行う。
パルス生成部45は、割込信号の発振処理を制御部48に指示された場合には、割込信号を生成し、生成された割込信号をセレクタB42へ送信する。具体的には、パルス生成部45は、制御部48によって割込信号の発振処理を指示された場合には、割込信号としてパルス信号を生成し、生成されたパルス信号をセレクタB42へ送信する。
レジスタA46は、無線通信を実行するRATの同期制御部から送信される情報を記憶する。具体的には、レジスタA46は、セレクタC43を介して、無線通信を実行するRATの同期制御部から送信される情報を受信し、受信された情報を記憶する。例えば、レジスタA46は、RATα20が無線通信を実行する場合には、セレクタC43を介して、RATα20の同期制御部23から送信される無線通信停止の時間帯情報とRATα20のRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とを記憶する。
レジスタB47は、待機中のRATの同期制御部から送信される情報を記憶する。具体的には、レジスタB47は、セレクタC43を介して、待機中のRATが有する同期制御部から送信される情報を受信し、受信された情報を記憶する。例えば、レジスタB47は、RATβ30が待機中である場合には、セレクタC43を介して、RATβ30の同期制御部33から送信される測定区間情報とRF設定情報とを記憶する。
また、レジスタB47は、レジスタA46に記憶された情報に基づいて、制御部48によって作成された測定区間情報を記憶する。例えば、レジスタB47は、RATα20から送信された無線通信停止の時間帯情報とRATα20のRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とから作成された測定区間情報を記憶する。
RF切替部49は、制御部48によって選択されたRATに対して、RF部50を割当てる。具体的には、RF切替部49は、無線通信を実行するRATを制御部48から通知される。そして、RF切替部49は、制御部48によって通知されたRATから送信された信号をRF部50へ伝達し、RF部50から送信された信号を制御部48によって通知されたRATへ伝達する。
例えば、RF切替部49は、制御部48によってRATα20が選択された場合には、制御部48からRATα20を示す通知を受信する。そして、RF切替部49は、RATα20を示す通知を受信した場合には、RATα20から送信された信号をRF部50へ伝達し、RF部50から送信された信号をRATα20へ伝達する。
制御部48は、スケジューラ40が有する各部41〜47および49を制御する。具体的には、制御部48は、無線通信を行うRATを選択し、選択されたRATをセレクタA41に通知する。また、制御部48は、待機中のRATを選択し、選択されたRATをセレクタB42に通知する。また、制御部48は、無線通信を行うRATと待機中のRATとをセレクタC43に通知する。また、制御部48は、無線通信を実行するRATを選択し、選択されたRATをRF切替部49に通知する。
また、制御部48は、無線通信を停止する時間帯の情報がレジスタA46に記憶された場合には、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止すると判断する。そして、制御部48は、レジスタA46に記憶された情報を取得する。また、制御部48は、待機中のRATから送信された測定用途を示す情報とRF設定情報とがレジスタB47に格納された場合には、待機中のRATがRF部50の割当を要求したと判別する。
また、制御部48は、レジスタA46から取得された無線通信停止の時間帯情報に応じて、カウンタ44に対し、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止し始めるまでの時間をタイマ設定する。また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、無線通信停止の時間帯情報に応じて、無線通信を停止したRATが無線通信を再開するまでの時間をタイマ設定する。
また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、受信レベルを計測させるRATを選択し、選択されたRATをRF切替部49へ通知する。また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、レジスタB47に記憶されたRF設定情報を用いて、RF部50の設定を行う。
また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、測定区間情報を作成し、作成された測定区間情報をレジスタB47に記憶させる。また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、パルス生成部45に対して、割込信号の発振処理を指示する。
また、制御部48は、無線通信を停止したRATが無線通信を再開する時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、パルス生成部45に割込信号の発振処理を指示する。また、制御部48は、無線通信再開までの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、レジスタA46に記憶されたRF部設定情報を用いて、RF部50の設定を行う。そして、制御部48は、無線通信再開までの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、無線通信を再開するRATを選択し、選択されたRATをRF部50へ通知する。
以下、制御部48が各部41〜47および49を制御する処理を具体的に説明する。以下の例では、RATα20は、RF部50を割当てられた無線通信実行中のRATとし、RATβ30は、RF部50を割当てられなかった待機中のRATとする。また、以下の例では、RATα20は、無線通信を停止する時間帯の情報を送信してから5秒後に無線通信を一時的に停止し、同15秒後に無線通信を再開するものとする。
まず、制御部48は、無線通信を行うRATを選択し、選択されたRATをセレクタA41に通知する。例えば、制御部48は、無線通信を実行するRATα20を選択し、RATα20が選択されたことをセレクタA41に通知する。
また、制御部48は、待機中のRATを選択し、選択されたRATをセレクタB42に通知する。例えば、制御部48は、待機中のRATβ30を選択し、RATβ30が選択されたことをセレクタB42に通知する。
そして、制御部48は、無線通信を行うRATと待機中のRATとをセレクタC43に通知する。例えば、制御部48は、無線通信を行うRATとしてRATα20が選択されたことをセレクタC43に通知し、待機中のRATとしてRATβ30が選択されたことをセレクタC43に通知する。
続いて、制御部48は、無線通信を実行するRATを選択し、選択されたRATをRF切替部49に通知する。例えば、制御部48は、無線通信を行うRATとしてRATα20が選択されたことをRF切替部49に通知する。
また、制御部48は、無線通信を停止する時間帯の情報がレジスタA46に記憶された場合には、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止すると判断し、レジスタA46に記憶された情報を取得する。例えば、制御部48は、無線通信を停止する時間帯の情報がRATα20の同期制御部23から送信され、レジスタA46に記憶された場合には、RATα20が無線通信を一時的に停止すると判断する。そして、制御部48は、レジスタA46に記憶された無線通信停止の時間帯情報とRATα20のRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とを取得する。
また、制御部48は、待機中のRATから送信された測定用途を示す情報とRF設定情報とがレジスタB47に格納された場合には、待機中のRATがRF部50の割当を要求したと判別する。例えば、制御部48は、RATβ30の同期制御部33から送信された測定用途を示す情報とRF設定情報とがレジスタB47に格納された場合には、RAT30がRF部50の割当を要求したと判別する。また、制御部48は、RATβ30の同期制御部33から送信された測定用途を示す情報が受信レベルの測定を示す場合には、RATβ30が受信レベルの測定を要求したと判別する。
そして、制御部48は、レジスタA46から取得された無線通信停止の時間帯情報を用いて、カウンタ44に対し、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止し始めるまでの時間をタイマ設定する。例えば、制御部48は、レジスタA46から取得された無線通信停止の時間帯情報から、RATα20が無線通信を一時的に停止し始めるまでの時間として5秒を識別する。そして、制御部48は、カウンタ44に対して、5秒のタイマ設定を行う。ここで、カウンタ44は、タイマ設定されるとすぐに減算を開始する。
続いて、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、無線通信停止の時間帯情報に応じて、無線通信を停止したRATが無線通信を再開するまでの時間をタイマ設定する。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を一時的に停止し始める時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、カウンタ44に対して、RATα20が無線通信を再開するまでの時間である10秒のタイマ設定を行う。
また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、受信レベルを計測させるRATを選択し、選択されたRATをRF切替部49へ通知する。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を一時的に停止し始めるまでの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、受信レベルを計測させるRATβ30を選択し、RATβ30が選択されたことをRF切替部49へ通知する。
そして、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、レジスタB47に記憶されたRF設定情報を用いて、RF部50の設定を行う。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を一時的に停止し始めるまで時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、レジスタB47に記憶されたRATβ30のRF設定情報を取得する。そして、制御部48は、取得されたRATβ30のRF設定情報に基づいて、RF部50の設定を行う。
また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、測定区間情報を作成し、作成された測定区間情報をレジスタB47に記憶させる。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を一時的に停止し始めるまでの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、レジスタA46に記憶されたRATα20の各情報から測定区間情報を作成する。そして、制御部48は、作成された測定区間情報をレジスタB47に記憶させる。
また、制御部48は、カウンタ44から無線通信停止までの時間のタイマアウトが通知された場合には、パルス生成部45に対して、割込信号の発振処理を指示する。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を一時的に停止し始めるまでの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、パルス生成部45に対して、割込信号の発振処理を指示する。
その後、制御部48は、無線通信再開までの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、パルス生成部45に割込信号の発振処理を指示する。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を再開するまでの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、パルス生成部45に対して、割込信号の発振処理を指示する。このため、割込信号は、RATβ30の割込処理部35へ伝達される。そして、RATβ30の割込処理部35は、受信レベルの測定を終了する。
続いて、制御部48は、無線通信再開までの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、レジスタA46に記憶されたRF部設定情報を用いて、RF部50の設定を行う。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を再開するまでの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、レジスタA46に格納されたRATα20のRF設定情報を用いて、RF部50の設定を行う。
また、制御部48は、無線通信再開までの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、無線通信を再開するRATを選択し、選択されたRATをRF部50へ通知する。例えば、制御部48は、RATα20が無線通信を再開するまでの時間のタイマアウトをカウンタ44から通知された場合には、RATα20を選択し、RATα20が選択されたことをRF切替部49へ通知する。このため、RATα20は、無線通信を再開することができる。
例えば、RF部50、変復調部21、変復調部31、符号復号化部22、符号復号化部32、同期制御部23、同期制御部33、カウンタ24、カウンタ34、割込処理部25、割込処理部35は、電子回路である。また、例えば、カウンタ44、パルス生成部45、RF切替部49は、電子回路である。ここで、電子回路の例として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA (Field Programmable Gate Array)などの集積回路、またはCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などを適用する。
また、セレクタA41、セレクタB42、セレクタC43は、電子回路であり、例えば、パストランジスタの開閉能力を利用して信号の送信先を選択する。また、レジスタA46とレジスタB47とは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ (flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
[移動端末装置の処理]
次に、図4および図5を用いて、移動端末装置10の処理の流れについて説明する。まず、図4を用いて、移動端末装置10が実行する初期設定処理、カウンタ同期処理と待機中のRATからの測定要求を受ける処理とについて説明する。図4は、実施例2に係る移動端末装置の処理の流れを説明するためのシーケンス図(1)である。
なお、図4に示す例では、RATα20は、RF部50を割当てられて無線通信を実行するRATとし、RATβ30は、RF部50を割当てられなかった待機中のRATとする。また、図4および図5のシーケンス上右のHW(Hardware)資源とは、RF部50およびアンテナ13を示す。
まず、RATα20が無線通信を行うための初期設定の処理の流れについて説明する。スケジューラ40の制御部48は、無線通信を実行するRATα20を選択し、RATα20が選択されたことをセレクタA41に通知する(ステップS101)。次に、スケジューラ40の制御部48は、待機中のRATβ30を選択し、RATβ30が選択されたことをセレクタB42に通知する(ステップS102)。
次に、スケジューラ40の制御部48は、無線通信を行うRATとしてRATα20が選択されたことをセレクタC43に通知する(ステップS103)。また、スケジューラ40の制御部48は、待機中のRATとしてRATβ30が選択されたことをセレクタC43に通知する(ステップS104)。
また、スケジューラ40の制御部48は、無線通信を行うRATとしてRATα20が選択されたことをRF切替部49に通知する(ステップS105)。そして、RATα20の変復調部21は、RF部50と送受信信号をやりとりし、無線通信を実行する(ステップS106)。
次に、RATα20のカウンタ24とスケジューラ40のカウンタ44とを同期させるカウンタ同期処理の流れについて説明する。スケジューラ40のセレクタA41は、ステップS101での処理により、制御部48からRATα20が選択されるため、RATα20のカウンタ24から送信された同期信号をスケジューラ40のカウンタ44へ伝達する(ステップS107)。
そして、スケジューラ40のカウンタ44は、同期信号を用いて、RATα20のカウンタ24と同期する(ステップS108)。ここで、カウンタ44は、一定周期ごとにRATα20のカウンタ24と同期する。
次に、RATβ30が受信レベル測定のためにRF部50の割当てを要求する処理の流れについて説明する。まず、RATβ30の同期制御部33は、測定用途として受信レベルの測定を示す情報とRATβ30のRF設定情報をスケジューラ40のセレクタC43を介して、レジスタB47に送信し、記憶させる(ステップS109)。そして、スケジューラ40の制御部48は、レジスタB47に記憶された各情報を用いて、RATβ30が受信レベルの測定を要求したと判別する(ステップS110)。
次に、図5を用いて、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止する時間帯に、待機中のRATにRF部50を割当てて、受信レベルを測定させる処理である送受信停止区間の制御処理について説明する。図5は、実施例2に係る移動端末装置の処理の流れを説明するシーケンス図(2)である。図5に示す例では、無線通信実行中のRATα20が無線通信を一時的に停止する間、RF部50をRATβ30に割当てるものとする。
まず、RATα20の同期制御部23は、無線通信停止の時間帯情報とRF設定情報と測定区間使用用途を示す情報とをスケジューラ40のレジスタA46に送信し、送信された情報を記憶させる(ステップS111)。スケジューラ40の制御部48は、レジスタA46に記憶された各情報から、RATα20が無線通信を一時的に停止すると判断し、レジスタA46に記憶された各情報を取得する(ステップS112)。
スケジューラ40の制御部48は、レジスタA46に記憶された無線通信停止の時間帯情報を用いて、カウンタ44に対し、RATα20が無線通信を一時的に停止し始めるまでの時間をタイマ設定する(ステップS113)。スケジューラ40のカウンタ44は、タイマ設定された時刻になった場合には、制御部48に対してタイマアウトを通知する(ステップS114)。
スケジューラ40の制御部48は、カウンタ44からタイマアウトを通知された場合には、無線通信を停止したRATα20が無線通信を再開するまでの時間をタイマ設定する(ステップS115)。また、スケジューラ40の制御部48は、カウンタ44からタイマアウトを通知された場合には、レジスタB47に記憶されたRATβ30のRF設定情報を用いて、RF部50の設定を行う(ステップS116)。
次に、スケジューラ40の制御部48は、RF切替部49に対して、RATβ30が選択されたことをRF切替部49に通知する(ステップS117)。次に、スケジューラ40のRF切替部49は、通知されたRATβ30にRF部50を割当てる(ステップS118)。そして、RATβ30の変復調部31は、RF50を介して、送受信信号を取得する(ステップS119)。
次に、スケジューラ40の制御部48は、測定区間情報を作成し、作成された測定区間情報をレジスタB47に記憶させる(ステップS120)。また、スケジューラ40の制御部48は、パルス生成部45に割込信号を発振させる(ステップS121)。そして、RATβ30の割込処理部35は、スケジューラ40のセレクタB42を介して、割込信号を受信する(ステップS122)。
次に、RATβ30の割込処理部35は、割込信号を受信した場合には、同期制御部33を介して、スケジューラ40のレジスタB47に記憶された測定区間情報を取得する(ステップS123)。次に、RATβ30の割込処理部35は、取得された測定区間情報と、ステップS119で取得された送受信信号を用いて、受信レベルを測定する(ステップS124)。
一方、スケジューラ40のカウンタ44は、ステップS112で設定されたタイマがタイマアウトした場合には、タイマアウトを制御部48へ通知する(ステップS125)。すなわち、スケジューラ40のカウンタ44は、RATα20が無線通信を再開する時刻になった場合には、タイマアウトを制御部48へ通知する。
スケジューラ40の制御部48は、タイマアウトを通知された場合には、パルス生成部45に割込信号を発振させる(ステップS126)。RATβ30の割込処理部35は、再度の割込信号を受信した場合には、受信レベルの測定を終了する(ステップS127)。
また、スケジューラ40の制御部48は、タイマアウトを通知された場合には、ステップS112で取得されたRATα20のRF設定情報を用いて、RF部50の設定を行う(ステップS128)。次に、スケジューラ40の制御部48は、RF切替部49にRATα20が選択されたことを通知する(ステップS129)。次に、RF切替部49は、RATα20を通知された場合には、RF部50を割当てる(ステップS130)。そして、RATα20は、変復調部21を用いて、無線通信を再開する(ステップS131)。
[実施例2の効果]
上述したように、実施例2に係る移動端末装置10は、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止する時間帯に、待機中のRATに対してRF部50を割当て、待機中のRATに受信レベルを測定させるスケジューラ40を有する。このため、移動端末装置10は、無線通信実行中のRATから待機中のRATに、無線通信を停止する時間帯を通知させずとも、無線通信実行中のRATが無線通信を停止する時間帯に、待機中のRATに受信レベルを取得させることができる。
したがって、移動端末装置10は、各RAT20〜30間のインタフェースや、無線通信を停止する時間帯を算出するアルゴリズムを有することなく、無線通信実行中のRATが無線通信を停止する時間帯に、他のRATに受信レベルを取得させることができる。結果として、移動端末装置10は、拡張性を向上できるという効果を奏する。つまり、例をあげれば、移動端末装置10は、各RAT20〜30の独立性を担保するため、各RAT20〜30ごとに独立した設計開発を容易とし、また、拡張性を有するので、新規RATの追加を容易とする。
また、移動端末装置10は、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止した後に、待機中のRATへ割込信号を送信し、受信レベルを測定させる。このため、移動端末装置10は、他のRATそれぞれの無線通信を停止する時間帯を算出するためのアルゴリズムを各RAT20〜30に保有させずとも、無線通信実行中のRATが無線通信を停止する時間帯に、受信レベルを測定させることができる。結果として、移動端末装置10は、他のRATそれぞれの無線通信を停止する時間帯を算出するためのアルゴリズムを不要とするため、拡張性を向上できるという効果を奏する。
また、移動端末装置10は、無線通信実行中のRATが有するカウンタとスケジューラ40のカウンタ44とを同期させ、カウンタ44が示すタイミングで、待機中のRATに受信レベルを測定させる。このため、移動端末装置10は、各RATのカウンタ同士を同期させる機構を不要とするため、RATの拡張を容易とする結果、拡張性を向上できるという効果を奏する。
実施例3では、キャンセル処理を実行する移動端末装置10aについて説明する。まず、図6を用いて、キャンセル処理を実行する移動端末装置10aの構成について説明する。図6は、実施例3に係る各RAT(Radio Access Technology)およびスケジューラの構成例を説明するための図である。ここで、実施例3に係る移動端末装置10aは、実施例2に係る移動端末装置10と同様の移動端末装置であるものとする。なお、実施例2と同一の処理については、説明を省略する。
[移動端末装置]
実施例3に係る移動端末装置10aは、図6に示すように、RATα20aとRATβ30aとスケジューラ40aとRF(Radio Frequency)部50とアンテナ13とを有する。図6に示す各部20a〜50は、実施例2に係る各部20〜50と同様の機能を有する。また、実施例3に係るRATα20aは、キャンセル制御部26をさらに有する。また、RATβ30aは、キャンセル制御部36をさらに有する。
実施例3に係るRATα20aは、無線通信を一時的に停止する時間帯に、無線通信の一時的な停止よりも優先して実行される送受信処理が発生した場合には、無線通信の一時的な停止をキャンセルする。具体的には、RATα20aは、無線通信を一時的に停止する時間帯に、優先して実行される送受信処理が発生した場合には、無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報をスケジューラ40aへ通知する。
また、RATα20aは、無線通信の一時的な停止のキャンセルをスケジューラ40aへ通知した後、スケジューラ40aから再度RF部50を割当てられた場合には、無線通信を再開する。具体的には、RATα20aは、無線通信の一時的な停止のキャンセルをスケジューラ40aへ通知した後、再度割当てられたRF部50を介して、無線通信を再開する。
また、RATα20aは、受信レベルを測定中に、スケジューラ40aからアンテナ13の使用許可をキャンセルされた場合には、受信レベルの測定を中止する。具体的には、RATα20aは、受信レベルを測定中に、スケジューラ40aから割込信号を受信した場合には、受信レベルの測定を中止する。
例えば、受信レベル測定中のRATα20aは、RATβ30aが無線通信の一時的な停止をキャンセルした場合には、スケジューラ40aから割込信号を受信する。受信レベル測定中のRATα20は、スケジューラ40aから割込信号を受信した場合には、受信レベルの測定を中止する。
そして、RATα20aは、受信レベルの測定を中止した場合には、スケジューラ40aへ再度の受信レベル測定を要求する。具体的には、RATα20aは、受信レベルの測定を中止した場合には、受信レベル測定を要求するために、RF設定情報と測定用途を示す情報とをスケジューラ40aへ送信する。
実施例3に係るRATβ30aは、無線通信を一時的に停止する時間帯に、無線通信の一時的な停止よりも優先して実行される送受信処理が発生した場合には、無線通信の一時的な停止をキャンセルする。具体的には、RATβ30aは、無線通信を一時的に停止する時間帯に、優先して実行される送受信処理が発生した場合には、無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報をスケジューラ40aへ通知する。
また、RATβ30aは、無線通信の一時的な停止のキャンセルをスケジューラ40aへ通知した後、スケジューラ40aから再度RF部50を割当てられた場合には、無線通信を再開する。具体的には、RATβ30aは、無線通信の一時的な停止のキャンセルをスケジューラ40aへ通知した後、再度割当てられたRF部50を介して、無線通信を再開する。
また、RATβ30aは、受信レベルを測定中に、スケジューラ40aからアンテナの使用許可をキャンセルされた場合には、受信レベルの測定を中止する。具体的には、RATβ30aは、受信レベルを測定中に、スケジューラ40aから割込信号を受信した場合には、受信レベルの測定を中止する。
例えば、受信レベル測定中のRATβ30aは、RATα20aが無線通信の一時的な停止をキャンセルした場合には、スケジューラ40aから割込信号を受信する。受信レベル測定中のRATβ30aは、スケジューラ40aから割込信号を受信した場合には、受信レベルの測定を中止する。
そして、RATβ30aは、受信レベルの測定を中止した場合には、スケジューラ40aへ再度の受信レベル測定を要求する。具体的には、RATβ30aは、受信レベルの測定を中止した場合には、受信レベル測定を要求するために、RF設定情報と測定用途を示す情報とをスケジューラ40aへ送信する。
スケジューラ40aは、受信レベルの測定が実行中に、無線通信を停止したRATにアンテナを使用させる場合には、アンテナの使用許可をキャンセルする。具体的には、スケジューラ40aは、無線通信を一時的に停止したRATから無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報を取得した場合には、受信レベルを測定中のRATに受信レベルの測定を中断させる。また、スケジューラ40aは、受信レベルの測定を中断したRATに割当てられていたRF部50を無線通信の一時的な停止をキャンセルしたRATに割当てる。
ここで、スケジューラ40aが実行する処理を具体的に説明する。以下の例では、RATα20aは、無線通信を一時的に停止した後に無線通信の一時的な停止をキャンセルし、RATβ30aは、受信レベルを測定中であるとする。
例えば、スケジューラ40aは、RATα20aが無線通信を一時停止する場合には、RATβ30aにアンテナを割当てて、受信レベルを測定させる。また、スケジューラ40aは、RATα20aから無線通信の一時的な停止を示す通知を取得した場合には、RATβ30aに対して、割込信号を送信し、受信レベルの取得を中断させる。そして、スケジューラ40aは、RATβ30aに割当てられたRF部50をRATα20aへ割当てる。
次に、実施例3に係るRATα20aが有する各部21〜25とスケジューラ40aが有する各部41〜49とについて説明する。なお、実施例3に係るRATα20aが有する各部21〜25とRATβ30aが有する各部31〜35とは、実施例2に係る各部21〜35と同様の処理を行っているため、詳しい説明を省略する。
実施例3に係るRATα20aのキャンセル制御部26は、無線通信を一時停止する処理よりも優先される送受信処理が発生した場合には、無線通信の一時的な停止をキャンセルする情報をスケジューラ40aに通知する。具体的には、キャンセル制御部26は、同期制御部23とスケジューラ40aのセレクタC43とを介して、無線通信の一時的な停止をキャンセルすることを示す情報をレジスタA46aへ送信し、記憶させる。
実施例3に係るRATβ30aのキャンセル制御部36は、無線通信を一時停止する処理よりも優先される送受信処理が発生した場合には、無線通信の一時的な停止をキャンセルする情報をスケジューラ40aに通知する。具体的には、キャンセル制御部36は、同期制御部33とスケジューラ40aのセレクタC43とを介して、無線通信の一時的な停止をキャンセルすることを示す情報をレジスタA46aへ送信し、記憶させる。
実施例3に係るレジスタA46aは、無線通信を一時的に停止するRATのキャンセル制御部から無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報を取得した場合には、取得された情報を記憶する。例えば、レジスタA46aは、RATα20aのキャンセル制御部26から無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報を取得した場合には、取得された情報を記憶する。
実施例3に係るスケジューラ40aの制御部48aは、レジスタA46aに無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報が記憶された場合には、RATが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別する。また、制御部48aは、RATが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別した場合には、カウンタ44に設定したタイマを停止させる。
また、制御部48aは、RATが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別した場合には、パルス生成部45に割込信号を発振させる。そして、制御部48aは、RF切替部49に対して、無線通信の一時的な停止をキャンセルしたRATを通知する。
以下、制御部48aの処理を具体的に説明する。この例では、RATα20aは、無線通信を一時的に停止した後に、無線通信の一時的な停止をキャンセルし、RATβ30aは受信レベルを測定中であるとする。
まず、制御部48aは、レジスタA46aに無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報が記憶された場合には、RATが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別する。例えば、制御部48aは、レジスタA46aに無線通信の一時的な停止のキャンセルを示す情報が記憶された場合には、RATα20aが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別する。
また、制御部48aは、RATが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別した場合には、カウンタ44に設定したタイマを停止させる。例えば、制御部48aは、RATα20aが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別した場合には、カウンタ44に設定したタイマを停止させる。
また、制御部48aは、RATが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別した場合には、パルス生成部45に割込信号を発振させる。例えば、制御部48aは、RATα20aが無線通信の一時的な停止をキャンセルしたと判別した場合には、パルス生成部45に割込信号を発振させる。割込信号は、セレクタB47を介して、RATβ30aの同期制御部33へ伝達される。このため、スケジューラ40aの制御部48aは、RATβ30aに受信レベルの測定を中断させることができる。
また、制御部48aは、RF切替部49に対して、無線通信の一時的な停止をキャンセルしたRATを通知する。例えば、制御部48aは、RF切替部49に無線通信の一時的な停止をキャンセルしたRATであるRATα20aを通知する。
例えば、キャンセル制御部26とキャンセル制御部36とは、電子回路である。ここで、電子回路の例として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA (Field Programmable Gate Array)などの集積回路、またはCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などを適用する。
[移動端末装置の処理]
次に、図7を用いて、実施例3に係るRATα20aが無線通信の一時停止をキャンセルした場合の処理の流れについて説明する。図7は、実施例3に係る移動端末装置の処理の流れを説明するためのシーケンス図である。図7に示す例では、RATα20aは、無線通信を一時的に停止した後に、無線通信の一時的な停止をキャンセルし、RATβ30aは受信レベルを測定中であるとする。
ここで、RATα20aが無線通信を行うための初期設定の処理の流れとRATα20aのカウンタ24およびスケジューラ40aのカウンタ44を同期させる処理の流れとについては、図4に示した処理と同一であるため、説明を省略する。また、RATβ30aが受信レベル測定のためにRF部50の割当てを要求する処理の流れについては、図4に示した処理と同一であるため、説明を省略する。また、図7に示した処理のうち、ステップS211〜ステップS224は、図5に示したステップS111〜ステップS124と同一の処理であるため、詳細な説明を省略する。
まず、RATα20aが無線通信を一時的に停止し、スケジューラ40aがRATα20aから送信された情報に応じて、RF部50を待機中のRATβ30に割当てて、受信レベルを測定させる(ステップS211〜224)。その後、RATα20aのキャンセル制御部26は、RATα20aが無線通信の一時停止をキャンセルする場合には、無線通信の一時停止のキャンセルを示す情報をスケジューラ40aのレジスタA46aに送信する(ステップS225)。スケジューラ40aの制御部48aは、無線通信の一時停止のキャンセルを示す情報がレジスタA46aに記憶された場合には、RATα20aが無線通信の一時的な停止をキャンセルすると判別する(ステップS226)。
スケジューラ40aの制御部48aは、RATα20aが無線通信の一時停止をキャンセルしたと判別した場合には、ステップS215において設定されたカウンタ44のタイマを停止させる(ステップS227)。次に、スケジューラ40aの制御部48aは、パルス生成部45に割込信号を発振させる(ステップS228)。RATβ30aの割込処理部35は、割込信号を受信した場合には(ステップS229)、受信レベルの測定を終了する(ステップS230)。
また、スケジューラ40aの制御部48aは、RATα20aの設定情報を用いて、RF部50の設定を行う(ステップS231)。次に、スケジューラ40aの制御部48aは、RF切替部49にRATα20aが選択されたことを通知する(ステップS232)。そして、RATα20aの変復調部21は、RF部50を介して、無線通信を再開する(ステップS233)。
[実施例3の効果]
上述したように、実施例3に係る移動端末装置10aは、RATが無線通信の一時的な停止をキャンセルした場合には、受信レベルの測定中のRATに受信レベルの測定を中断させる。そして、移動端末装置10aは、無線通信の一時的な停止をキャンセルしたRATにRF部50を割当てて、無線通信を再開させることができる。このため、移動端末装置10aは、各RATで発生した優先の通信を実行させることができる。結果として、移動端末装置10aは、拡張性を向上できるという効果だけではなく、RF部50の割当をより効率的に行うことができる。
実施例4では、受信レベルを測定させる優先度を各RAT(Radio Access Technology)に付与し、付与された優先度に応じて、受信レベルを測定させる移動端末装置10bについて説明する。まず、図8を用いて、受信レベルを測定させる優先度を各RAT(Radio Access Technology)に付与し、付与された優先度に応じて、受信レベルを測定させる移動端末装置10bの構成例を説明する。図8は、実施例4に係る各RATおよびスケジューラの構成例を説明するための図である。ここで、実施例4に係る移動端末装置10bについて、実施例2および実施例3に係る移動端末装置と同様の処理については、説明を省略する。
移動端末装置10bは、複数のRAT20〜100、一つのRF(Radio Frequency)部50、一つのスケジューラ40b、一つのアンテナ13を有する。また、各RAT20〜100は、実施例2に係るRATα20または実施例3に係るRATα20aと同様の機能を有する。また、RATn100の各部103〜106は、各部23〜26と同様の機能を発揮する。
実施例4に係るスケジューラ40bは、実施例2および実施例3に係るスケジューラと同様に、各部41〜49を有している。また、スケジューラ40bは、制御部48b、優先度記憶部51を有している。スケジューラ40bの各部41〜49は、実施例2および実施例3に係る各部41〜49と同様の機能を有する。
スケジューラ40bは、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止する場合には、各RAT20〜100に設定された優先度に基づいて、RF部50の使用を許可する。具体的には、スケジューラ40bは、各RAT20〜100それぞれに優先度を設定し、各RAT20〜100に設定された優先度を記憶する。また、スケジューラ40bは、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数の累積値を記憶する。
そして、スケジューラ40bは、RF部50を待機中のRATに割当てる場合には、RF部50の割当を要求した各RATが受信レベルを測定した回数の累積値と各RATに設定された優先度とを比較する。そして、スケジューラ40bは、各RATが受信レベルを測定した回数の累積値と各RATに設定された優先度とが同じ比率になるようにRF部50を割当てる。
ここで、スケジューラ40bが実行する処理の一例を説明する。また、RATα20は、無線通信を一時的に停止するものとし、各RAT30〜100は、それぞれ1回づつ受信レベルを測定し、各RAT20〜100は、同一の優先度「1」が設定されたものとする。スケジューラ40bは、各RAT30〜100からRF部50の割当を要求された場合には、RF部50をRAT100に割当てて、受信レベルを測定させる。また、例えば、スケジューラ40bは、RF部50の割当を要求したRATがRAT100のみの場合には、RAT100にRF部50の割当を行う。
実施例4に係るスケジューラ40bの優先度記憶部51は、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数の累積値を記憶する。また、優先度記憶部51は、各RAT20〜100に設定された優先度を記憶する。
実施例4に係るスケジューラ40bの制御部48bは、各RAT20〜100が受信レベルを取得した回数の累積値と、各RAT20〜100に設定された優先度とを優先度記憶部51から取得する。次に、制御部48bは、RF部50の割当を要求した各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数の累積値と各RAT20〜100に設定された優先度とを比較する。そして、制御部48bは、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数の累積値と各RAT20〜100に設定された優先度とが同じ比率になるように、RF部50を割当てるRATを選択する。また、制御部48bは、優先度記憶部51に記憶された各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数の累積値を更新する。
ここで、制御部48bの一連の処理について詳しく説明する。以下の例では、制御部48bは、RATα20が無線通信を一時的に停止する時間帯に、待機中のRAT30〜100からRF部50の割当てを要求されたものとする。また、RATβ30には優先度「2」が設定されており、他のRATには優先度「1」が設定されるとする。また、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数は、全て同一であるとする。
制御部48bは、RF部50が割当てられたRATα20が無線通信を一時的に停止する場合には、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数と各RAT20〜100に設定された優先度とを優先度記憶部51から取得する。そして、制御部48bは、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数と各RAT20〜100に設定された優先度とを比較する。ここで、RATβ30に設定された優先度は「2」であり、他のRATに設定された優先度「1」よりも大きい。一方、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数は、全て同一である。
このため、制御部48bは、RF部50が割当てられたRATα20が無線通信を一時的に停止する時間帯の間、RF部50を割当てるRATとしてRATβ30を選択する。そして、制御部48bは、RATβ30が選択されたことをRF切替部49に通知し、RF部50をRATβ30に割当てる。その後、制御部48bは、優先度記憶部51に記憶されたRATβ30が受信レベルを測定した回数の累積値を更新する。
例えば、優先度記憶部51は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ (flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
次に、図9を用いて、実施例4に係る移動端末装置10bの処理の流れについて説明する。図9は、実施例4に係る移動端末装置の処理の流れについて説明するためのシーケンス図である。図9に示す例では、RATα20が無線通信を一時的に停止する時間帯の間、待機中のRAT30に対してRF部50が割当てられるものとする。
ここで、RATα20が無線通信を行うための初期設定の処理の流れと、各RAT20〜100のカウンタと、スケジューラ40bのカウンタ44とを同期させる処理とについての詳細な説明は省略する。また、各RAT30〜100が受信レベル測定のためにRF部50の割当てを要求する処理の流れについての詳細な説明は省略する。
まず、スケジューラ40bは、優先度記憶部51に記憶された各RATが受信レベルを測定した累積値を初期化する(ステップS301)。次に、スケジューラ40bは、優先度記憶部51に記憶させる各RAT20〜100の優先度を設定する(ステップS302)。
次に、スケジューラ40bは、無線通信を実行するRATα20にRF部50を割当てて、無線通信を実行させる。また、各RAT30〜100は、受信レベル測定のために、RF部50の割当をスケジューラ40bに要求する。RATα20は、無線通信を一時的に停止する場合には、無線通信を停止する時間帯の情報をスケジューラ40bへ送信する。スケジューラ40bは、受信された無線通信を停止する時間帯の情報に基づいて、RATα20が無線通信を一時的に停止することを識別する。
次に、スケジューラ40bは、RATα20から無線通信を停止の時間帯情報を取得した場合には、RF部50の割当を要求した各RATの優先度と各RATが受信レベルを測定した累積値を優先度記憶部51から取得する(ステップS303)。そして、スケジューラ40bは、各RATの受信レベルを測定した回数の比率が優先度と同じ配分になるRATを選択し、選択されたRATを示す情報をRF切替部49に通知し、RF部50を割当てる(ステップS304)。また、スケジューラ40bは、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数の累積値を更新する(ステップS305)。
[実施例4の効果]
上述したように、実施例4に係る移動端末装置10bは、各RAT20〜100が受信レベルを測定した回数と各RAT20〜100に設定された優先度とに応じて、各RAT20〜100にRF部50を割当てて、受信レベルを測定させる。このため、移動端末装置10bは、各RAT20〜100に対して効果的にRF部50を割当てることができる。結果として、移動端末装置10bは、拡張性を向上できるという効果を有しつつ、適切な時分割でRF部50を各RATに割当てることができる。
例えば、移動端末装置10bは、RATβ30に適用された無線通信方式が他の無線通信方式よりも頻繁に受信レベルを測定する必要がある場合には、RATβ30に他のRATよりも高い優先度を設定する。すると、移動端末装置10bは、RATβ30に対して、他のRATよりも高い頻度で受信レベルを測定させることができる。結果として、移動端末装置10bは、拡張性を向上できるという効果を有しつつ、適切な時分割でRF部50を各RATに割当てることができる。
また、例えば、移動端末装置10bは、RATが無線通信を一時的に停止する場合には、受信レベルの測定のためにRF部50の割当を要求したRATに対してのみ、優先度に基づいてRF部50を割当てる。このため、移動端末装置10bは、より適切にRF部50の割当を行う事ができる。
これまで本願の実施例について説明したが実施例は、上述した実施例以外にも様々な異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、他の実施例を説明する。
(1)移動端末装置について
上述した実施例1〜3では、1つのアンテナと1つのRF部とを有する移動端末装置について説明した。また、上述した実施例1〜4の移動端末装置では、無線リソースであるアンテナおよびRF部を1つずつ有していた。しかし、実施例はこれに限定されず、移動端末装置は、複数のアンテナ、複数のRF(Radio Frequency)部および複数のRAT(Radio Access Technology)を有し、複数のアンテナおよび複数のRF部をRATに割当てるスケジューラを有していればよい。以下、図10および図11を用いて、移動端末装置の一例を説明する。なお、図10は、スケジューラの設置例を説明するための図(1)である。また、図11は、スケジューラの設置例を説明するための図(2)である。
図10に示す例では、移動端末装置は、一つのアンテナ、スケジューラ、二つのRATおよび各RAT専用のRF部を有する。スケジューラは、RAT1が無線通信を一時的に停止する時間帯の間、RAT2と接続されたRF部に対してアンテナを割当てる。
図11に示す例では、移動端末装置は、m個のRF部、m個のアンテナ、スケジューラ及びn個のRATを有する。なお、n>mであるものとする。各RF部は、それぞれ専用のアンテナを有する。スケジューラは、各RATに対して、RF部およびアンテナを一組づつ割当てる。また、スケジューラは、RAT1が無線通信を一時的に停止する時間帯の間、受信レベルを測定するRATnにRF部2およびRF部2に接続されたアンテナを割当てる。
上述したように、移動端末装置は、無線リソースであるアンテナ、RF部およびRATの数によらず、無線通信を停止する時間帯の通知を取得した場合には、無線リソースを他のRATに割当てるスケジューラを有してもよい。
(2)測定区間使用用途について
実施例の移動端末装置では、無線通信実行中のRATは、測定区間使用用途をスケジューラに送信し、待機中のRATが行う無線通信の目的を指定していた。例えば、スケジューラは、測定区間使用用途が受信レベルの測定を指定する場合には、受信レベルの測定を理由に無線リソースの割当を要求するRATに対してのみ無線リソースを割当てていた。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、測定区間使用用途を使用せずに、待機中のRATが行う無線通信の目的を限定しない移動端末装置であってもよい。少なくとも移動端末装置のスケジューラは、無線通信実行中のRATが無線通信を一時的に停止する時間帯を取得すればよい。
(3)無線通信方式について
実施例1〜4では、各RATにそれぞれ異なる無線通信方式が適用されていた。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、重複する無線通信方式が適用されたRATを有していてもよい。また、複数個のRATと同等の機能を有する電子回路を有していてもよい。ここで、電子回路とは、例えば、ASIC、FPGAなどの集積回路、またはCPUやMPUなどが適用される。
なお、各実施例で移動端末装置が実行した各処理は、必ずしも説明された順番で行われる必要はなく、複数の処理を同時に行っても良い。例えば、図4に例示したステップS101〜S104は、同時に行われる処理であってもよく、また、図5に例示したステップS115〜S118、ステップS126〜S130は同時に行われる処理であってもよい。
(4)プログラム
ところで、実施例2〜4に係る移動端末装置は、ハードウェアを利用して各種の処理を実現する場合を説明した。しかし、実施例はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムを移動端末装置が有するコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図12を用いて、実施例1に示した移動端末装置と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図12は、割当処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明するための図である。
図12に例示されたコンピュータ200は、RAM(Random Access Memory)120、ROM(Read Only Memory)130、がバス170で接続される。また、図12に例示されたコンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)140がバス170で接続される。さらにバス170には、RATと、無線リソースであるRF部やアンテナと接続するための接続端子部分I/O160が接続される。
ROM130には、許可プログラム134があらかじめ保持される。CPU140が許可プログラム134をROM130から読み出して実行することによって、図12に示す例では、許可プログラム134は、許可プロセス144として機能するようになる。なお、許可プロセス144は、図1に示した許可部4と同様の機能を発揮する。また、許可プロセス144は、実施例2に係るスケジューラ40や実施例3および実施例4に係るスケジューラと同等の機能を発揮するようにすることも可能である。
なお、本実施例で説明した許可プログラムは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optical Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読取可能な記録媒体に記録される。また、このプログラムは、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
1 無線通信部A
20 RATα
2 無線通信部B
30 RATβ
4 許可部
40 スケジューラ
5 無線リソース
50 RF部
10 移動端末装置
13 アンテナ

Claims (9)

  1. それぞれ異なる通信方式で無線通信を行う複数の無線通信部と、
    前記無線通信部が無線通信を実行するために必要な無線リソースと、
    無線通信実行中の無線通信部から無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、当該無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していない無線通信部に前記無線リソースの使用を許可し、受信レベルの測定を実行させる許可部と、
    を備えることを特徴とする移動端末装置。
  2. 前記受信レベルの測定が実行される間に、前記無線通信を停止した無線通信部に前記無線リソースを使用させる場合には、前記許可部は、前記無線リソースの使用許可をキャンセルすることを特徴とする請求項1に記載の移動端末装置。
  3. 前記複数の無線通信部には優先度が設定されており、前記許可部は、前記優先度に基づいて、前記無線リソースの使用を許可することを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末装置。
  4. それぞれ異なる通信方式で無線通信を行う複数の無線通信部と、
    前記無線通信部が無線通信を実行するために必要な無線リソースと、
    を有する移動端末装置で実行される通信制御方法であって、
    無線通信実行中の無線通信部から無線通信を停止する時間帯の情報を取得した場合には、当該無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していない無線通信部に前記無線リソースの使用を許可し、受信レベルの測定を実行させる許可ステップを含んだことを特徴とする通信制御方法。
  5. 前記許可ステップは、前記受信レベルの測定が実行される間に、前記無線通信を停止した無線通信部に前記無線リソースを使用させる場合には、前記無線リソースの使用許可をキャンセルすることを特徴とする請求項4に記載の通信制御方法。
  6. 前記複数の無線通信部には優先度が設定されており、前記許可ステップは、前記優先度に基づいて、前記無線リソースの使用を許可することを特徴とする請求項4または5に記載の通信制御方法。
  7. 無線リソースを使用して無線通信を実行中の無線通信部から無線通信を停止する時間帯の情報を受信した場合には、当該無線通信を停止する時間帯に、無線通信を実行していない無線通信部に前記無線リソースの使用を許可し、受信レベルの測定を実行させる許可部を備えることを特徴とする制御装置。
  8. 前記受信レベルの測定が実行される間に、前記無線通信を停止した無線通信部に前記無線リソースを使用させる場合には、前記許可部は、前記無線リソースの使用許可をキャンセルすることを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記複数の無線通信部には優先度が設定されており、前記許可部は、前記優先度に基づいて、前記無線リソースの使用を許可することを特徴とする請求項7または8に記載の制御装置。
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