JP7178425B2 - 上位層ビーム管理 - Google Patents

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Description

本開示は上位層ビーム管理に関する。より詳細には、本発明は上位層ビーム管理、例えばMACエンティティなどの上位層におけるビーム障害検出またはビーム候補検出を可能にする/実現するための対策(方法、装置およびコンピュータプログラム製品を含む)に関する。
本開示は、例えばビーム障害リカバリ要求手順(beam failure recovery request procedure)のトリガにつながるPHY/L1層などの下位層に提供されるビーム障害インスタンスの指標(indications of beam failure instances)に基づいて、例えばMAC層などの上位層のビーム障害イベントを検出することに関する。以降、MACおよびPHY/L1は、本開示を説明するために、適用可能な層またはエンティティ用の説明的な例として使用されるが、それに限定されない。
セルラ通信システムでは、無線リンク管理(RLM)および無線リソース制御(RRC)は、ユーザ機器要素と基地局要素との間で、無線リンクを管理/制御するために、一般的に重要な役割を果たしている。そのような無線リンクは、基地局要素からユーザ機器要素に向けられる1つまたは複数のサービングビームによって実現され、適当な品質で制御チャネルを搬送するサービングビームがない場合(十分に良好でない場合)、無線リンク障害(RLF)が発生する。したがって、ビーム障害は、無線リンク障害、またはあるサービングビームが故障するか、もしくはすべてのサービングビームが故障するイベントの事例と見なすことができる(それによるリンクがない、またはそれによって少なくとも十分に良好なリンク品質が提供することができないという意味において)。
3GPP 5G/NR標準の下では、gNBとUEとの間のビーム管理が対処され、SSB/CSI-RS測定に基づくビーム管理手順をサポートしている。これは、例えばビーム障害検出およびリカバリ手順、ならびに候補ビーム検出手順を包含している。
ビーム障害検出の点から、ビーム障害検出は、関連品質測定として、物理層(PHY)または無線層1(L1)において評価され得る仮定的な(hypothetical)PDCCH BLERに基づいて、すなわち、UEのPHY/L1エンティティによって決定されるべきであることが合意される。仮定的なPDCCH BLERが所定のしきい値を例えば10%上回っている(ビーム障害インスタンス条件)場合、PHY/L1層上で、ビーム障害インスタンスが1つ、カウントされる。仮定的なBLERを導出することは、例えばSSブロック/CSI-RS信号に基づいてもよく、SSブロックはPSS、SSS(プライマリ、セカンダリ同期信号)、PBCH(PBCH DMRSを含む)信号を含む。
さらには、ビーム障害検出は、上位層、具体的には媒体アクセス制御(MAC)層に、すなわちUEのMACエンティティによって実装されるべきであることが合意される。これを目的として、下位層に対して前述のビーム障害インスタンス条件が満足される(すなわち、無線リンク品質が評価されるスロットにおいて、UEが無線リンク品質を評価するために使用するすべての対応するリソース構成についての無線リンク品質が、しきい値よりも低い)時はいつでも、UEのPHY/L1層またはPHY/L1エンティティは、ビーム障害インスタンス指標をUEのMAC層またはMACエンティティに与えるものとする。PHY/L1層上の連続的な検出されたビーム障害インスタンスの数、すなわちMAC層上の連続的なビーム障害インスタンス指標の数がビーム障害インスタンスしきい値(RRCによって設定される)に達する場合、ビーム障害が検出され、MAC層上でビームリカバリが開始される。
0に初期設定された(初期化された)ビーム障害インスタンスカウンタ(BFIカウンタ)が、ビーム障害インスタンス指標がPHY/L1層から受信されるといつでもインクリメントされ、ビーム障害インスタンスカウンタ(BFIカウンタ)がビーム障害インスタンスしきい値(すなわち、ビーム障害インスタンス最大カウント値)に達すると、ビーム障害が検出されるという点において、(UEの)MAC層上でのビーム障害検出/リカバリはこのように実行され得る。次いで、ビーム障害リカバリタイマが開始され、ビーム障害リカバリ要求がサービングgNBに送信され、新しい候補ビームが検出される場合は新しい候補ビームを示す。候補ビーム検出は、例えばRSRP、RSRQ、仮定的なPDCCH BLER、SINRなどの点から信号品質しきい値に基づくことができる。対応するダウンリンクRS(SSブロック/CSI-RS)に対する測定値が品質しきい値を上回る場合(または、仮定的なPDCCH BLERの場合では、特定の値を下回る場合)、ビームは、リカバリ用の候補ビームと考えられ得る。ビーム障害リカバリタイマが満了し、UEが新しい候補ビームについてのgNB応答を受信していない場合、または失敗したリンクがリカバリされていない場合、ビーム障害リカバリ手順は失敗したと考えられ、対応する障害指標が上位層に提供される。ビーム障害リカバリタイマの満了前に、ビーム障害リカバリ要求に応答してPHY/L1層に対するダウンリンクの割り当てまたはアップリンクのグラントが受信される場合(または、代替的に、UEが新しいサービングビームもしくはPDCCH受信用のビームで設定されている場合)、ビーム障害インスタンスカウンタ(BFIカウンタ)はリセットされ、ビーム障害リカバリタイマは停止されてリセットされ、ビーム障害リカバリ手順は成功裏に完了したと考えられる。
簡潔には、下位層によって提供されるビーム障害インスタンス指標は、指標が受信される時はいつでもカウンタを増分させることによってカウントされる。カウンタは、ビーム障害リカバリ要求への応答として関連C-RNTIについて対処されたPDCCHに対するDL割り当てまたはULグラントを受信すると、すなわちビーム障害リカバリを成功裏に実施すると、リセットすることができる。したがって、MAC層上でのビーム障害検出において、PHY/L1層は、ビーム障害インスタンスが宣言される時はいつでも、指標を提供し、そうでなければ何も提供せず、またカウンタはビーム障害リカバリ要求に対応する応答としてDLまたはULスケジューリングをPDCCHを介して受信することによってのみ、すなわちビーム障害リカバリを成功裏に実施する時のみ、リセットされ得、これを使用してPHY/L1層上でビーム障害リカバリ要求が成功したかどうかを判断する。
しかしながら、例えばKビーム障害インスタンス期間に、ビーム障害の下位層指標がなかったとしても、リセットされることなく、すべてのビーム障害インスタンス指標についてカウンタがインクリメントされるという点において、問題がある。さらには、タイマをリセットすることができる、ネットワークからのULおよびDL用のスケジューリング割り当てが何も受信されない場合がある。これは、結果として、カウンタがリセットされないために不必要にMAC層/エンティティがビーム障害を検出してビーム障害イベントを宣言し、時間と共にビーム障害インスタンス指標の数が過度に蓄積することにつながり得る。それにより、UEとgNBとの間で、追加的な、また不必要なシグナリング負荷が引き起こされる。
この問題は、理論的には3GPP 5G/NR標準の下、RLM手順の一般原理によって対処することができる。すなわち、RLM手順では、RRC層/エンティティは、PHY/L1の層/エンティティからの連続的なOOSおよびIS(Out-of-sync、In-sync)指標を品質しきい値に基づいてカウントする。例として、PDCCH受信用に使用されるビームに対応するRLM-RS(SSブロックまたはCSI-RS)に対する測定値に基づいて、仮定的なPDCCH BLERが10%を上回る場合、すなわち、PDCCH DMRSが(例えば空間的に)RLM-RSと疑似コロケートしている場合、OOSが上位層に示される。ネットワーク構成通りの他の信号は、無線リンクモニタリング用に使用することができる。上位層に示されるIS条件として、仮定的なPDCCH BLERは例えば2%を下回っている必要がある。これらの値は、例に過ぎず、UEに設定することができる複数のしきい値対(IS/OOS BLER値)があってもよい。所定の数の連続的なOOS指標がカウントされると、RLFタイマが開始され、タイマがランしている時に所定の数のIS指標がPHY/L1の層/エンティティによって提供されると、タイマが停止される。したがって、要件は、連続的な指標を有すること、すなわち、OOSカウンタが所定の数の連続的なOOS指標に達する前にISが示される場合、カウンタがリセットされることである。
しかしながら、そのような原理はビーム障害検出には適用できない。これは本質的に、PHY/L1の層/エンティティはビームの可用性/リカバリインスタンス(すなわち、IS指標)を示すことなくビーム障害インスタンスのみ(すなわち、OOS指標)を示すため、そのような(または対応する)IS条件が定義されないからである。リンク品質がしきい値を上回ると評価される場合、指標は与えられない。
ビーム障害検出についてIS指標および対応するIS条件が定義されないため、リンク品質が高いか、またはいくらかの時間低リンク品質の指標が受信されなくても、BFIカウンタ(またはOOSカウンタ)はリセットされない。しかしながら、そのようなIS指標および対応するIS条件をビーム障害検出についても定義することは、複雑である。これは、ビーム障害検出後のビーム障害リカバリのコンテキストにおいて新しい候補ビームは、(OOSのような)観測された/仮定的なPDCCH BLERではなくビームRSRPに基づいて検出される可能性があるからである。そのため、これらのメトリクス同士の関係は定義されなければならないか、または実際にPDCCH BLERがIS指標を提供するために観察されるべきであり、これはプロセスにおいてさらなる遅延を招くことがある。
さらには、候補ビーム検出、またはより具体的には、どのビームが候補と考えることができるかを(対応するダウンリンクRSに対する測定に基づいて)検出すること/決定することに関する課題がある。現在、測定は、SSブロック信号(SSSおよびPBCH DMRSを任意に使用して)、CSI-RS信号、またはその両方の組み合わせに対する測定に基づいて決定される、いわゆるL1-RSRPに基づいている。測定に伴う問題は、フィルタリングの欠如から生ずる。つまり、候補ビーム検出は、複数のL1サンプルから成る可能性がある現在1つのL1測定に基づいているが、品質は長い期間観測されない。
したがって、上位層ビーム管理、例えばMACエンティティなどの上位層におけるビーム障害検出またはビーム候補検出を可能にする/実現することにおいて改善の余地がある。
本発明の様々な例示の実施形態は、上述の課題および/または問題ならびに欠点のうち少なくとも一部に対処することを目的としている。
本発明の例示の実施形態の様々な態様は、添付の特許請求の範囲において示される。
本発明の例示の態様によると、下位層からのビーム管理インスタンス指標が取得されると、ビーム管理タイマを開始することと、ビーム管理を実行することであって、下位層からのビーム管理インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム管理インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム管理タイマの満了前にビーム管理インスタンスカウンタがビーム管理インスタンスしきい値に達するとビーム管理イベントが検出される、実行することと、ビーム管理タイマの満了時、ビーム管理インスタンスカウンタをリセットすることとを含む、方法が提供される。
本発明の例示の態様によると、下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得されると、ビーム障害検出タイマを開始することと、ビーム障害検出を実行することであって、下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム障害インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム障害検出タイマの満了前にビーム障害インスタンスカウンタがビーム障害インスタンスしきい値に達するとビーム障害が検出される、実行することと、ビーム障害検出タイマの満了時、ビーム障害インスタンスカウンタをリセットすることとを含む、方法が提供される。
本発明の例示の態様によると、下位層からのビーム候補インスタンス指標が取得されると、ビーム候補検出タイマを開始することと、ビーム候補検出を実行することであって、下位層からのビーム候補インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム候補インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム候補検出タイマの満了前にビーム候補インスタンスカウンタがビーム候補インスタンスしきい値に達するとビーム候補が検出される、実行することと、ビーム候補検出タイマの満了時、ビーム候補インスタンスカウンタをリセットすることとを含む、方法が提供される。
本発明の例示の態様によると、本発明の上述の方法関連の例示の態様のいずれか1つによる方法を実行するように適合される/構成される装置が提供される。
本発明の例示の態様によると、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置であって、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、装置に少なくとも以下を実施させるように構成される、装置が提供される:下位層からのビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標、ビーム候補インスタンス指標など)が取得されると、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマ、ビーム候補検出タイマなど)を開始することと、ビーム管理(例えばビーム障害検出、ビーム候補検出など)を実行することであって、下位層からのビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標、ビーム候補インスタンス指標など)が取得される時はいつでもビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタ、ビーム候補インスタンスカウンタなど)がインクリメントされ、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマ、ビーム候補検出タイマなど)の満了前にビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタ、ビーム候補インスタンスカウンタなど)がビーム管理インスタンスしきい値(例えばビーム障害インスタンスしきい値、ビーム候補インスタンスしきい値など)に達するとビーム管理イベント(例えばビーム障害、ビーム候補など)が検出される、実行することと、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマ、ビーム候補検出タイマなど)の満了時、ビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタ、ビーム候補インスタンスカウンタなど)をリセットすること。
本発明の例示の態様によると、下位層からのビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標、ビーム候補インスタンス指標など)が取得されると、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマ、ビーム候補検出タイマなど)を開始するための手段と、ビーム管理(例えばビーム障害検出、ビーム候補検出など)を実行するための手段であって、下位層からのビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標、ビーム候補インスタンス指標など)が取得される時はいつでもビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタ、ビーム候補インスタンスカウンタなど)がインクリメントされ、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマ、ビーム候補検出タイマなど)の満了前にビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタ、ビーム候補インスタンスカウンタなど)がビーム管理インスタンスしきい値(例えばビーム障害インスタンスしきい値、ビーム候補インスタンスしきい値など)に達するとビーム管理イベント(例えばビーム障害、ビーム候補など)が検出される、実行するための手段と、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマ、ビーム候補検出タイマなど)の満了時、ビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタ、ビーム候補インスタンスカウンタなど)をリセットするための手段とを備える、装置が提供される。
本発明の例示の態様によると、(コンピュータ実行可能)コンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラム製品であって、プログラムコードが、コンピュータ上で実行される(またはランされる)時、またはプログラムがコンピュータ上でランされる時(例えば本発明の上述の装置関連の例示の態様のいずれか1つによる装置のコンピュータ)、コンピュータに本発明の上述の方法関連の例示の態様のいずれか1つによる方法を実行させるように構成される、コンピュータプログラム製品が提供される。
コンピュータプログラム製品は、コンピュータ実行可能コンピュータプログラムコードが記憶される、および/またはプログラムがコンピュータの内部メモリもしくはそのプロセッサに直接ロード可能な(有形な/非一時的な)コンピュータ可読(記憶)媒体などを含むことができるか、そのような(有形な/非一時的な)コンピュータ可読(記憶)媒体として具体化することができる。
本発明の上述の例示の態様さらなる発展形および/または変形例を以下に示す。
本発明の例示の実施形態として、上位層ビーム管理、例えばMACエンティティなどの上位層におけるビーム障害検出またはビーム候補検出を、改善されたやり方で、可能にする/実現することができる。
以下では、非限定的な例として、添付の図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
本発明の例示の実施形態による、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、ビーム管理の方法の例を図示するフローチャートである。 本発明の例示の実施形態による、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、ビーム障害検出の方法の例を図示するフローチャートである。 本発明の例示の実施形態による、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、ビーム障害検出の方法の別の例を図示するフローチャートである。 本発明の例示の実施形態による、ビーム障害検出タイマの適用の例を図示する概略図である。 本発明の例示の実施形態によると、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、ビーム候補検出の方法の例を図示するフローチャートである。 本発明の例示の実施形態による、装置の構造の例を図示する概略図である。 本発明の例示の実施形態による、装置の機能的な構造の別の例を図示する概略図である。
本開示を、本明細書において特定の非限定的な例、および現在想像可能な本発明の実施形態と考えられるものを参照して説明する。当業者であれば、本発明がこれらの例および実施形態に決して限定されず、広範に適用することができることを了解されよう。
本発明およびその実施形態の以下の説明は、特定の例示のネットワーク構成およびシステムデプロイメントについての非限定的な例として使用される仕様を、主に参照することに留意されたい。すなわち、本発明およびその実施形態は、非限定的な例として使用される3GPP仕様に関連して、特に5G/NR標準(例えば、リリース-15)を参照して、主に説明される。そのようなものとして、本明細書において与えられる例示の実施形態の説明は、それに直接関連する用語を特に参照する。そのような用語は、提示される非限定的な例および実施形態のコンテキストにおいてのみ使用され、当然ながら決して本発明を限定しない。むしろ、あらゆる他のシステム構成またはデプロイメントは、本明細書において説明されることに準拠する限り、および/または本明細書において説明される例示の実施形態がそれに適用可能である限り、等しく利用することができる。
以降、本発明およびその態様の様々な例示の実施形態および実装形態はいくつかの変形および/または代替を使用して説明される。一般的には、一定の必要性および制約にしたがって、説明される変形および/または代替のすべては、単独で、またはあらゆる想像可能な組み合わせで提供され得ることに留意されたい(様々な変形および/または代替の個々の特徴の組み合わせも含む)。本説明では、語句「を含む(comprising)」および「を含む(including)」は、説明される例示の実施形態および実装形態を、言及された特徴のみから成ると限定するものとして理解されるべきではなく、そのような例示の実施形態および実装形態は、具体的に言及されていない特徴、構造、ユニット、モジュールなども含むことができる。
図面では、個々のブロックまたはエンティティ用を相互接続する線/矢印は、全体的にそれらの間における動作可能な連結を図示するよう意図されており、物理的および/または論理的な連結であり得、一方では実装形態とは無関係(例えばワイヤードまたはワイヤレス)であるが、他方では図示されていない任意の数の中間の機能的なブロックまたはエンティティを含むことができることに留意されたい。
本発明の例示の実施形態によると、全体的に、上位層ビーム管理、例えばMACエンティティなどの上位層におけるビーム障害検出またはビーム候補検出を可能にする/実現するための対策(方法、装置およびコンピュータプログラム製品を含む)が提供される。
本発明およびその実施形態は、本明細書においてPHY/L1とMACとの間の相互作用として例示されるが、特定の層における特定の機能を実装することに限定されない。例として、本明細書において説明されるメカニズムは、L1に、MACに、またはL1およびMACの両方に、実装することができる。
図1は、本発明の例示の実施形態による、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、ビーム管理の方法の例を図示するフローチャートを示している。図1の方法は、3GPP(例えば、リリース-15)仕様にしたがって5G/NR無線アクセスネットワーク内で、UEもしくはgNBにおいて、またはUEもしくはgNBによって動作可能である(によって実行することができる)。より具体的には、図1の方法は、MAC層上で、または-他の言葉で述べると-そのようなUEもしくはgNBのMACエンティティによって動作可能である(実行することができる)。
図1に示されるように、本発明の例示の実施形態による方法は、下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティからビーム管理インスタンス指標が取得/受信されると、ビーム管理タイマを開始する動作(S1)と、ビーム管理を実行する動作(S2)であって、下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティからのビーム管理インスタンス指標が取得/受信される時はいつでもビーム管理インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム管理タイマの満了前にビーム管理インスタンスカウンタがビーム管理インスタンスしきい値に達するとビーム管理が検出される、実行する動作(S2)と、ビーム管理タイマの満了時、ビーム管理インスタンスカウンタをリセットする動作(S3)とを含む。この点に関し、リセットする手段は、ビーム管理インスタンスカウンタを、その初期設定された、または初期化された値、例えばゼロにセットする。
本開示のそのような基本的な原理は、ビーム管理のコンテキストにおいて広く適用することができる。非限定的な例として、ビーム障害検出および候補ビーム検出についての、その適用例を以下でより詳細に説明する。本明細書において説明される一般的な概念は、すべてのそのような適用例に応じて等しく適用可能であることに留意されたい。
以下では、本開示の基本的な原理を採用するビーム障害検出をより詳細に説明する。
ビーム障害検出について、ビーム管理タイマはビーム障害検出タイマである/を含む、ビーム管理インスタンス指標はビーム障害インスタンス指標である/を含む、ビーム管理インスタンスカウンタはビーム障害インスタンスカウンタである/を含む、ビーム管理インスタンスしきい値はビーム障害インスタンスしきい値である/を含む、また、ビーム障害はビーム管理イベントとして検出される、ということができる。
図2は本発明の例示の実施形態による、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、ビーム障害検出の方法の例を図示するフローチャートを示している。図2の方法は、3GPP(例えば、リリース-15)仕様にしたがって5G/NR無線アクセスネットワーク内で、UEもしくはgNBにおいて、またはUEもしくはgNBによって動作可能である(によって実行することができる)。より具体的には、図2の方法は、MAC層上で、または-他の言葉で述べると-そのようなUEもしくはgNBのMACエンティティによって動作可能である(実行することができる)。
図2に示されるように、本発明の例示の実施形態による方法は、下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティからビーム障害インスタンス指標が取得/受信されると、ビーム障害検出タイマTBFIを開始する動作(S110)と、ビーム障害検出を実行する動作(S120)であって、下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティからのビーム障害インスタンス指標が取得/受信される時はいつでもビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERがインクリメントされ、ビーム障害検出タイマTBFIの満了前にビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERがビーム障害インスタンスしきい値に達するとビーム障害が検出される、実行する動作(S120)と、ビーム障害検出タイマTBFIの満了時、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERをリセットする動作(S130)とを含む。この点に関し、リセットする手段は、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERを、その初期設定された、または初期化された値、つまりゼロにセットする。
図2に示されるように、本発明の例示の実施形態による方法は、ビーム障害検出においてビーム障害が検出される場合、ビーム障害リカバリを実行する動作(S120)を含むことができ、ビーム障害リカバリタイマが開始され、ビーム障害リカバリタイマの満了前にビーム障害リカバリ要求に応答して下位層、例えばPDCCHに対するDL割り当てまたはULグラント、つまり(ポジティブな)gNB応答が受信されると、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERがリセットされる。
ビーム障害リカバリでは、ビーム障害リカバリタイマが開始されると、ビーム障害検出タイマTBFIを様々な方法で扱うことができる。
一方で、ビーム障害検出タイマTBFIを停止することができる。これは、ビーム障害を検出し、それによりビーム障害リカバリタイマを開始する時、MACの観点からビーム障害リカバリタイマがリカバリ手順を監視しているため、いかなるさらなるビーム障害インスタンス指標をカウントすることもMACの観点から役に立たない可能性があるからであると、想像できる。ビーム障害リカバリ(および、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERをリセットすること)が成功裏に完了すると、下部に示すように、ビーム障害検出TBFIタイマを再開することができる。
他方では、ビーム障害検出タイマTBFIは、ビーム障害リカバリタイマとは無関係に動作させることができる。すなわち、ビーム障害検出タイマTBFIは、ビームリカバリ手順の間、つまりビーム障害リカバリタイマが開始されランしている時でも、ランすることができる、すなわち、ランし続けることができる。
この点に関し、0に初期設定された(初期化された)ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERが、ビーム障害インスタンス指標がPHY/L1層から受信されるといつでもインクリメントされ、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERがビーム障害インスタンスしきい値(RRCによって設定される)に達すると、ビーム障害が検出されるという点において、UEにおいてMAC層上のビーム障害検出/リカバリはこのように実行され得る。次いで、ビーム障害リカバリタイマが開始され、ビーム障害リカバリ要求がサービングgNBに送信され、それによりビーム障害リカバリ要求手順を開始する。ビーム障害リカバリ手順は、サービングSSB/CSI-RS上でビーム障害が宣言された場合、サービングgNBに対して、新しいSSBまたはCSI-RSを示すために使用される。ビーム障害リカバリタイマが満了した場合、ビーム障害リカバリ手順は失敗した/不成功と考えられ、対応する障害指標が上位層に提供される。ビーム障害リカバリタイマの満了前に、ビーム障害リカバリ要求に応答してPHY/L1層に対するDL割り当てまたはULグラントが受信される場合、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERはリセットされ(すなわち、ビーム障害インスタンスカウンティングを再初期化/初期化するように、0にセットされる)、ビーム障害リカバリタイマは停止されてリセットされ、ビーム障害リカバリ手順は成功裏に完了したと考えられる。
図2の例示的な方法では、下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得/受信されるとビーム障害検出タイマTBFIが開始される。このビーム障害インスタンス指標は、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERが初期化された時/後、またはリセットされた時/後、第1のビーム障害インスタンス指標であり得る。
図3は、本発明の例示の実施形態による、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、方法の別の例を図示するフローチャートを示している。図3の方法は、3GPP(例えば、リリース-15)仕様にしたがって5G/NR無線アクセスネットワーク内で、UEもしくはgNBにおいて、またはUEもしくはgNBによって動作可能である(によって実行することができる)。より具体的には、図3の方法は、MAC層上で、または-他の言葉で述べると-そのようなUEもしくはgNBのMACエンティティによって動作可能である(実行することができる)。
図3に示すように、本発明の例示の実施形態による方法は、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERを、その初期設定された、または初期化された値、つまり0に初期化する動作(S210)を含む。下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティからビーム障害インスタンス指標を取得/受信する動作(S220)が起こると、ビーム障害検出タイマTBFIを開始する動作(S230)が実施される。その後、上述のような図2の方法と同様に、ビーム障害検出/リカバリを実行する動作(S240)が実施される。その場合、(ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERがビーム障害インスタンスしきい値に達したために)ビーム障害が検出されると、ビーム障害リカバリタイマが開始され、ビーム障害検出タイマTBFIは停止される。ビーム障害リカバリが成功裏に完了すると、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERはリセットされ、ビーム障害検出タイマTBFIが再開される(後続のビーム障害インスタンス指標が取得/受信された場合)。ビーム障害検出/リカバリの実行中、またはその後、ビーム障害検出タイマTBFIが満了したかどうかを判断する動作(S250)、および(さらに)ビーム障害インスタンス指標が、下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティから取得/受信されるかどうかを判断する動作(S260)がある。
ビーム障害検出タイマTBFIが満了したと判断されると(S250で「はい」)、方法はビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERをリセットする動作(S270)に進み、そしてS220に戻り、後続のビーム障害インスタンス指標を下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティから取得/受信する。そうではなく、ビーム障害検出タイマTBFIが満了していないと判断された場合(S250で「いいえ」)、方法はS260に進む。
(さらに)ビーム障害インスタンス指標が下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティから取得/受信されないと判断された場合(S260で「いいえ」)、方法はS250に戻り、ビーム障害検出タイマTBFIの満了をチェックする。そうではなく、(さらに)ビーム障害インスタンス指標が下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティから取得/受信されたと判断された場合(S260で「はい」)、方法はS230に戻り、ビーム障害検出タイマTBFIを再開する。
図3の例示的な方法では、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERが初期化された時/後、またはリセットされた時/後、下位層からの第1のビーム障害インスタンス指標が取得/受信されるとビーム障害検出タイマTBFIが開始される。さらには、下位層からさらなる/後続のビーム障害インスタンス指標が取得/受信されるといつでもビーム障害検出タイマTBFIが再開される。
図4は、本発明の例示の実施形態によるビーム障害検出タイマの適用の例を図示する概略図を示している。つまり、図4の図は、図3の方法にしたがっているビーム障害検出タイマの適用例、すなわち下位層からさらなる/後続のビーム障害インスタンス指標が取得/受信されるといつでもビーム障害検出タイマが再開される場合を図示している。
図4では、PHYによって示される下位レベルは、本発明の例示の実施形態による、下位層の例または下位層エンティティとして、PHY/L1の層/エンティティを表しており、MAYによって示される上位レベルは、本発明の例示の実施形態による、上位層の例または上位層エンティティとして、MAC層/エンティティを表している。左から右への矢印は、時間(の経過)を表している。
PHY/L1の層/エンティティは周期的に、ビーム障害インスタンス条件、例えば所定のしきい値に関する仮定的なPDCCH BLERを評価する。ビーム障害インスタンスが専用の周期的なタイミングで観測される場合、例えば仮定的なPDCCH BLERが所定のしきい値を超える場合、これはMAC層/エンティティにビーム障害インスタンス指標(縦方向に長い黒く塗りつぶされたブロック矢印で表される)として示される。ビーム障害インスタンスが専用の周期的なタイミングで観測されない場合、例えば仮定的なPDCCH BLERが所定のしきい値を超えない場合、これはMAC層/エンティティに(縦方向に短い破線のブロック矢印で表される)示されない。PHY/L1の層/エンティティからビーム障害インスタンス指標を受信すると、MAC層/エンティティはビーム障害検出タイマTBFIを再開/開始する。つまり、タイマは、ビーム障害検出タイマTBFIがランしていない場合にビーム障害インスタンス指標が受信されると開始され、一方でタイマは、ビーム障害検出タイマTBFIがランしている場合にビーム障害インスタンス指標が受信されると再開(リセット)される。
図4に示されていないが、ビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERは、MAC層/エンティティがビーム障害の指標を受信するといつでもインクリメントされる。PHY/L1の層/エンティティからビーム障害インスタンス指標を受信することなくビーム障害検出タイマTBFIが満了した(すなわち、その指定された期間が経過した)場合、すなわちMAC層/エンティティがタイマの持続時間の間にどの下位層指標も受信していない場合、MAC層/エンティティはビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERをリセットする、すなわちビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERをその初期設定された、または初期化された値、つまり0にセットする。次いで、MAC層/エンティティはPHY/L1の層/エンティティによって示されるビーム障害インスタンスをモニタリングし続け、ビーム障害インスタンスカウンティングは再初期化/初期化される。
本発明の例示の実施形態によると、ビーム障害検出タイマTBFIは、PHY/L1からのビーム障害インスタンス指標ごとにタイマがリセット/再開されないようにし、BFI_COUNTERはビーム障害検出タイマTBFIがランしている時のみ増分されるよう実装することができる。ビーム障害検出タイマTBFIがランしている時、BFI_COUNTERがビーム障害インスタンスしきい値に達すると、ビーム障害が検出/宣言される。いくつかの例では、タイマが満了すると、BFI_COUNTERはその初期値にリセットされるか、または1つ分(またはあらゆる他の数の分)デクリメントされる。
以下では、本開示の基本的な原理を採用する候補ビーム検出をより詳細に説明する。
候補ビーム検出について、ビーム管理タイマはビーム候補検出タイマである/を含む、ビーム管理インスタンス指標はビーム候補インスタンス指標である/を含む、ビーム管理インスタンスカウンタはビーム候補インスタンスカウンタである/を含む、ビーム管理インスタンスしきい値はビーム候補インスタンスしきい値である/を含む、また、候補ビームはビーム管理イベントとして検出される、ということができる。
図5は、本発明の例示の実施形態によると、セルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素において動作可能である、ビーム候補検出の方法の例を図示するフローチャートを示している。図5の方法は、3GPP(例えば、リリース-15)仕様にしたがって5G/NR無線アクセスネットワーク内で、UEもしくはgNBにおいて、またはUEもしくはgNBによって動作可能である(によって実行することができる)。より具体的には、図5の方法は、MAC層上で、または-他の言葉で述べると-そのようなUEもしくはgNBのMACエンティティによって動作可能である(実行することができる)。
図5に示されるように、本発明の例示の実施形態による方法は、下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティからビーム候補インスタンス指標が取得/受信されると、ビーム候補検出タイマTCANDIDATEを開始する動作(S510)と、ビーム候補検出を実行する動作(S520)であって、下位層、例えばPHY/L1層またはPHY/L1エンティティからのビーム候補インスタンス指標が取得/受信される時はいつでもビーム候補インスタンスカウンタCANDIDATE_COUNTERがインクリメントされ、ビーム候補検出タイマTCANDIDATEの満了前にビーム候補インスタンスカウンタCANDIDATE_COUNTERがビーム候補インスタンスしきい値に達すると候補ビームが検出される、実行する動作(S520)と、ビーム候補検出タイマTCANDIDATEの満了時、ビーム候補インスタンスカウンタCANDIDATE_COUNTERをリセットする動作(S530)とを含む。この点に関し、リセットする手段は、ビーム候補インスタンスカウンタCANDIDATE_COUNTERを、その初期設定された、または初期化された値、つまり0にセットする。
一般的に、このような図示される方法、すなわちこのように適用されるタイマおよびその関連動作は、潜在的な候補ビームごとに適用可能である。したがって、ビーム候補検出において、基本的には、問題の対象ビームが適切な候補ビームかどうか、検出/判断される。もちろん、これは複数の潜在的な候補ビームについて実装することができ、複数の対象ビームに対するビーム候補検出を(少なくとも一部)、並行して、または順次実施することができる。
PHY/L1の層/エンティティは潜在的な候補ビームについてビーム候補インスタンス条件を場合により周期的に評価する。ビーム候補インスタンスが専用の周期的なタイミングで観測される場合、これはビーム候補インスタンス指標としてMAC層/エンティティに示される。下位層に対するビーム候補インスタンス条件は、潜在的な候補ビームについて信号品質測定値が所定の品質しきい値を上回る場合、または物理ダウンリンク制御チャネル上のブロック誤り率が所定の誤りしきい値を下回る場合、満足され得る。ビーム候補インスタンスが専用の周期的なタイミングで観測されない場合、これはMAC層/エンティティに示されない。PHY/L1の層/エンティティからビーム候補インスタンス指標を受信すると、MAC層/エンティティはビーム候補検出タイマTCANDIDATEを再開/開始する。つまり、タイマは、ビーム候補検出タイマTCANDIDATEがランしていない場合にビーム候補インスタンス指標が受信されると開始され、一方でタイマは、ビーム候補検出タイマTCANDIDATEがランしている場合にビーム候補インスタンス指標が受信されると再開(リセット)される。
ビーム候補インスタンス条件に関して、これは、対応するダウンリンクRSに対応する測定に基づいており、SSブロック信号(SSSおよびPBCH DMRSを任意に使用して)、CSI-RS信号、またはその両方の組み合わせに対する測定に基づいて決定される、いわゆるL1-RSRPに基づいていることに留意されたい。ビーム候補インスタンス条件は、測定値(L1-RSRP)が設定されたしきい値を上回る場合に満足することができる。例えば、UEが、上記設定された品質しきい値(RSRP/RSRQ)を上回るダウンリンクRS、SSブロック/CSI-RSなどの潜在的な候補ビーム(の信号品質測定)を測定する場合、または設定された誤りしきい値(例えば2%)を下回る観測される/仮定的なBLERなどの潜在的な候補ビーム(の誤り品質測定の)を測定する場合、少なくとも現在の測定のインスタンス/タイミングにおいての対象ビームを潜在的なビームとして考えることができる。
したがって、候補ビーム検出について、タイマTCANDIDATEはカウンタCANDIDATE_COUNTERと併せて機能し、設定されたしきい値に関して適切な測定値(L1-RSRP)を計算する。UEが、例えば設定された品質しきい値を上回る、または設定された誤りしきい値を下回る潜在的な候補ビームを測定する時、タイマT_CANDIDATEが開始される。UEが、再度設定された品質しきい値を上回る、または設定された誤りしきい値を下回る候補ビーム信号品質を測定する時、タイマT_CANDIDATEが再開され、カウンタCANDIDATE_COUNTERが1つ分インクリメントされる。測定値が設定された品質しきい値を下回るか、または設定された誤りしきい値を上回る場合、タイマT_CANDIDATEはランし続ける。タイマT_CANDIDATEが満了すると、カウンタCANDIDATE_COUNTERは、0(ゼロ)にセットされる。カウンタCANDIDATE_COUNTERが設定された最大値に達すると、そのビームはビーム障害が検出される際UEがリカバリを試みることができる候補ビームと見なされる。したがって、本発明の例示の実施形態によるビーム候補検出手順は、本発明の例示の実施形態による(例えばビーム障害検出のコンテキストにおいて上述したように)ビーム障害リカバリ手順に関連して、またはビーム障害リカバリ手順内で実施することができる。
したがって、ビーム障害検出について上述したような原理および動作は、同じ測定におけるビーム候補検出について全体的に適用することが明白である。例えば、図示していないが、ビーム障害検出について図3および図4に図示されるような動作上の流れおよび概要は、ビーム候補検出について同じように適用可能である。
上で示したように、タイマTCANDIDATEは検出された/潜在的な候補ビーム(SSブロック/CSI-RS)ごとにランされる。
本発明の例示の実施形態によると、ビーム候補検出タイマTCANDIDATEは、PHY/L1からのビーム候補インスタンス指標ごとにタイマがリセット/再開されないようにし、CANDIDATE_COUNTERはビーム候補検出タイマTCANDIDATEがランしている時のみ増分されるよう実装することもできる。ビーム候補検出タイマTCANDIDATEがランしている時、CANDIDATE_COUNTERがビーム候補インスタンスしきい値に達すると、ビーム候補が検出/決定される。いくつかの例では、タイマが満了すると、CANDIDATE_COUNTERはその初期値にリセットされるか、または1つ分(またはあらゆる他の数の分)デクリメントされる。
一般的に、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマTBFIまたはビーム候補検出タイマTCANDIDATE)は、PHY/L1層またはPHY/L1エンティティから受信されたビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標またはビーム候補インスタンス指標)に基づいてMAC層に対してまたはMACエンティティにおいてビーム管理(例えばビーム障害検出またはビーム候補検出)を監視するために、指定された期間をカウントするように設定することができる。そのような指定された期間は、(RRCのような)上位層のシグナリングを介してネットワーク要素(gNBなど)によって設定することができ、技術仕様(3GPP仕様など)において定義されるか、もしくは技術仕様により定められ、またはビーム管理インスタンスしきい値(例えばビーム障害インスタンスしきい値またはビーム候補インスタンスしきい値)に基づいて決定される。ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマTBFIまたはビーム候補検出タイマTCANDIDATE)またはその指定された期間/長さ/持続時間は、時間の単位(例えば、ミリ秒)で、またはPHY/L1層上のスロット/シンボルの単位(その場合、PHY/L1層で使用される数え方に依存することになる)で定義することができる。いくつかの例では、PHY/L1からの可能性のあるビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標またはビーム候補インスタンス指標)の間隔は、技術仕様において定義され、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマTBFIまたはビーム候補検出タイマTCANDIDATE)はそのような間隔の数をカウントするように構成することができる。
一般的に、下位層からのビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標またはビーム候補インスタンス指標)は、下位層に対するビーム障害インスタンス条件が満足されたことを示すことができる。下位層に対するビーム障害インスタンス条件は、物理ダウンリンク制御チャネル上のブロック誤り率が所定のしきい値を超える場合、例えば仮定的なPDCCH BLERが所定のしきい値を上回る場合に満足され得る。下位層に対するビーム候補インスタンス条件は、信号品質測定値が所定の品質しきい値を上回る場合、例えばRS、SSブロック/CSI-RSなどの測定値が設定された品質しきい値(RSRP/RSRQ)を上回る場合、または物理ダウンリンク制御チャネル上のブロック誤り率が所定の誤りしきい値を下回る場合、例えば仮定的なPDCCH BLERが所定のしきい値を下回る場合に、満足され得る。
本発明の例示の実施形態の簡略な(非限定的な)概要として、新しいタイマ(例えばビーム障害検出タイマTBFIまたはビーム候補検出タイマTCANDIDATE)が、以下の方法にしたがってPHY/L1の層/エンティティから受信されるビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標またはビーム候補インスタンス指標)に基づいてビーム管理(例えばビーム障害検出またはビーム候補検出)を監視するためにMAC層/エンティティに導入される:
PHY/L1の層/エンティティから(第1の)ビーム管理インスタンス指標を受信すると、タイマが開始される。
タイマが満了する前に、PHY/L1の層/エンティティから設定された数のビーム管理インスタンス指標(ビーム管理インスタンスしきい値に対応する)が受信された場合、ビーム管理インスタンスカウンタに基づいてビーム管理が実施される。
PHY/L1の層/エンティティからすべてのビーム管理インスタンス指標に際し、タイマを再開することができる。
タイマの満了時、ビーム管理インスタンスカウンタがリセット、すなわち0にセットされる。
本発明の例示の実施形態によると、上述のように、ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマTBFIまたはビーム候補検出タイマTCANDIDATE)は、PHY/L1層またはPHY/L1エンティティから受信されたビーム管理インスタンス指標(例えばビーム障害インスタンス指標またはビーム候補インスタンス指標)に基づいてMAC層に対してまたはMACエンティティにおいてビーム管理(例えばビーム障害検出またはビーム候補検出)を監視するために、適用される。ビーム管理タイマ(例えばビーム障害検出タイマTBFIまたはビーム候補検出タイマTCANDIDATE)のそのような適用により、ビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERまたはビーム候補インスタンスカウンタCANDIDATE_COUNTER)が定期的にリセットされることを確実にすることができる。したがって、ビーム管理インスタンスカウンタ(例えばビーム障害インスタンスカウンタBFI_COUNTERまたはビーム候補インスタンスカウンタCANDIDATE_COUNTER)が増分すること、すなわちビーム管理インスタンス指標(例えば、ビーム障害インスタンス指標またはビーム候補インスタンス指標)の数が不適切に過剰に累積することが妨げられるために、不適切な、または不正確なビーム管理(例えばビーム障害検出またはビーム候補検出)がなされないことを確実にすることができる。
それにより、カウンタがリセットされずにビーム障害/候補インスタンス指標の数が過剰に累積するためにMAC層/エンティティがビーム障害/候補検出を実施し、ビーム障害/候補(検出)イベントを不必要に宣言することを回避することができ、ひいてはUEとgNBとの間で追加的かつ不必要なシグナリング負荷が引き起こされること(ビーム障害検出の観点で)、または品質もしくは誤り測定に起因して不適切な決定がなされること(ビーム候補検出の観点で)を回避することができる。これらの有利な効果は、3GPP 5G/NR標準下でRLM手順におけるようなIS指標および対応するIS条件などのあらゆる「in sync」スキームを定義することを要求することなく達成することさえ可能である。
前述の技法は、無線リンクがビーム管理の対象となる1つまたは複数のビームに基づいている、ユーザ機器要素と基地局要素との間、例えば3GPP 5G/NR(例えばリリース-15)システムにおけるUEとgNBとの間の無線リンクについての無線リンク管理および無線リソース制御に関するあらゆるデプロイメントにおいて有利である。
上述の方法、手順、および機能は、以下で説明するように、個々の機能的な要素、エンティティ、モジュール、ユニット、プロセッサなどにより実装することができる。
前述では本発明の例示の実施形態を、主に方法、手順、および機能を参照して説明したが、本発明の対応する例示の実施形態は、個々の装置、エンティティ、モジュール、ユニット、ネットワークノード、ならびに/または、そのソフトウェアおよび/もしくはハードウェア両方を含むシステムも包含する。
本発明の個々の例示の実施形態を、図6および図7を参照して以下で説明するが、簡略のため、図1~図5にしたがっている個々の対応する設定/セットアップ、スキーム、方法および機能性、原理および動作の詳細な説明を参照する。
図6および図7では、ブロックは基本的に、上述の個々の方法、手順および/または機能を実施するように構成される。ブロックの全体は基本的に、上述の方法、手順および/または機能をそれぞれ実施するように構成される。図6、および図7に関しては、個々のブロックは、個々の機能、プロセス、または手順を実装している個々の機能的なブロックをそれぞれ図示するよう意図されていることに留意されたい。そのような機能的なブロックは、実装形態に無関係であり、すなわちあらゆる種類のハードウェアまたはソフトウェア、またはその組み合わせによって、それぞれ実装することができる。
さらには、図6および図7では、上述の方法、手順および/または機能のいずれか1つに関連する機能的なブロックのみが図示されている。当業者であれば、例えば電源、中央処理装置、個々のメモリなどの個々の構造上の配置構成の動作に必要とされるあらゆる他の従来的な機能的なブロックの存在を認知するであろう。とりわけ、例示の実施形態に関連して本明細書において説明されるような機能するように、個々の機能的なエンティティまたはそのあらゆる組み合わせを、制御するため、または可能にするための、プログラムまたはプログラム命令を記憶するために、1つまたは複数のメモリが設けられる。
図6は、本発明の例示の実施形態による装置の構造の例を図示する概略図を示している。
図6で示されるように、本発明の例示の実施形態によると、装置600は、少なくとも1つのプロセッサ610、および少なくとも1つのメモリ620(そして、場合により少なくとも1つのインターフェース630も)を備えることができ、それらは例えばバス640などによってそれぞれ動作可能に接続または連結され得る。
装置600のプロセッサ610および/またはインターフェース630は、(ハードワイヤまたはワイヤレス)リンク上での通信を促進するために、さらにモデムなどをそれぞれ含む場合がある。装置600のインターフェース630は、1つもしくは複数の、アンテナ、アンテナアレイもしくは通信設備などのアンテナユニット、またはリンクされた、連結もしくは接続されたデバイスとの通信手段(ハードワイヤまたはワイヤレス)に、接続または連結される適切な送信機、受信機、または送受信機を、それぞれ含むことができる。装置600のインターフェース630は、一般的に少なくとも1つの他の装置、デバイス、ノード、またはエンティティ(特にそのインターフェース)と通信するように構成される。
装置600のメモリ620は、(非一時的な/有形の)記憶媒体を表し、個々のソフトウェア、プログラム、プログラム製品、マクロ、アプレットなど、またはそれらの一部を記憶することができ、これらは、個々のプロセッサによって実行されると、個々の電子的なデバイスまたは装置が本発明の例示の実施形態にしたがって機能できるようにする、プログラム命令またはコンピュータプログラムコードを含むと仮定され得る。さらには、装置600のメモリ620は、装置の動作中に使用されるあらゆるデータ、情報などを記憶する(またはするためのデータベースを備える)ことができる。
一般的には、個々の装置(および/またはその一部)は、個々の動作を実施するための手段および/もしくは個々の機能性を示すための手段を表すことができ、ならびに/または個々のデバイス(および/またはその一部)は、個々の動作を実施するための機能および/もしくは個々の機能性を示すための機能を有することができる。
上記を鑑みて、本明細書において説明されるように、このように図示される装置600は、本発明の例示の実施形態の1つまたは複数を実践することにおいて、使用に適切である。
以下の説明では、プロセッサ(または、何らかの他の手段)が何らかの機能を実施するように構成される、と述べられる場合、これは、可能性としては個々の装置のメモリに記憶されるコンピュータプログラムコードまたはそれ以外の利用可能なものと連携して(メモリは、やはり外部メモリであってもよく、またはクラウドサービスなどによって提供/実現されてもよいことを了解されたい)、(すなわち少なくとも1つの)プロセッサまたは相当する回路は、少なくともそのように言及された機能を装置に実施させるよう構成されると述べる説明と等価であると解釈されるべきである。
本発明の例示の実施形態によると、このように図示される装置600はセルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素(の一部)を表現または実現/具体化することができる。具体的に、このように図示される装置600は、3GPP仕様による5G/NR無線アクセスネットワーク内のUEまたはgNB(の一部)であり得る。より具体的には、このように図示される装置600は、そのようなUEまたはgNBのMAC層またはMACエンティティを表すことができる。ひいては、このように図示される装置600は、図1~図3のいずれか1つにおいて説明されるような手順を実施する、および/または機能性を示す、および/またはメカニズムを実装するように構成される。
したがって、下位層からのビーム管理インスタンス指標が取得されると、ビーム管理タイマを開始することと、ビーム管理を実行することであって、下位層からのビーム管理インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム管理インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム管理タイマの満了前にビーム管理インスタンスカウンタがビーム管理インスタンスしきい値に達するとビーム管理イベントが検出される、実行することと、ビーム管理タイマの満了時、ビーム管理インスタンスカウンタをリセットすることとを、装置600に行わせることができるか、または装置600もしくはその少なくとも1つのプロセッサ610(可能性としてはその少なくとも1つのメモリ620に記憶されるコンピュータプログラムコードと共に)が、その最も基本的な形態において、それらを行うように構成することができる。
ビーム障害検出の観点からの例示の使用事例では、下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得されると、ビーム障害検出タイマを開始することと、ビーム障害検出を実行することであって、下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム障害インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム障害検出タイマの満了前にビーム障害インスタンスカウンタがビーム障害インスタンスしきい値に達するとビーム障害が検出される、実行することと、ビーム障害検出タイマの満了時、ビーム障害インスタンスカウンタをリセットすることとを、装置600に行わせることができるか、または装置600もしくはその少なくとも1つのプロセッサ610が、それらを行うように構成することができる。
ビーム候補検出の観点からの例示の使用事例では、下位層からのビーム候補インスタンス指標が取得されると、ビーム候補検出タイマを開始することと、ビーム候補検出を実行することであって、下位層からのビーム候補インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム候補インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム候補検出タイマの満了前にビーム候補インスタンスカウンタがビーム候補インスタンスしきい値に達するとビーム候補が検出される、実行することと、ビーム候補検出タイマの満了時、ビーム候補インスタンスカウンタをリセットすることとを、装置600に行わせることができるか、または装置600もしくはその少なくとも1つのプロセッサ610が、それらを行うように構成することができる。
上述のように、本発明の例示の実施形態による装置は、個々のユニットまたは相当する動作、手順および/または機能を実施するための手段を備えることにより構造化することができる。例えば、そのようなユニットまたは手段は、図6で例示されるような、すなわち1つもしくは複数のプロセッサ610、1つもしくは複数のメモリ620、1つもしくは複数のインターフェース630またはそのあらゆる組み合わせによる、装置の構造に基づいて実装/実現することができる。
図7は、本発明の例示の実施形態による、装置の機能的な構造の別の例を図示する概略図を示している。
図7に示すように、本発明の例示の実施形態による装置700は、3GPP仕様による5G/NR無線アクセスネットワークにおけるUEもしくはgNB、またはそのようなUEもしくはgNBのMAC層もしくはMACエンティティ、などのセルラ無線アクセスネットワークのネットワーク要素(の一部)を表すことができる。そのような装置は、(少なくとも)下位層からのビーム管理インスタンス指標が取得されると、ビーム管理タイマを開始するユニットまたは手段(ビーム管理タイマ開始ユニット/手段710として示される)と、下位層からのビーム管理インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム管理インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム管理タイマの満了前にビーム管理インスタンスカウンタがビーム管理インスタンスしきい値に達するとビーム管理イベントが検出されるように構成される、ビーム管理を実行するためのユニットまたは手段(ビーム管理実行ユニット/手段720として示される)と、ビーム管理タイマの満了時、ビーム管理インスタンスカウンタをリセットするためのユニットまたは手段(ビーム管理インスタンスカウンタリセットユニット/手段730として示される)とを備えることができる。
上記から明白であるが、ビーム管理タイマ開始ユニット/手段710、ビーム管理実行ユニット/手段720、およびビーム管理インスタンスカウンタリセットユニット/手段730のいずれか1つは、それぞれ上述のビーム障害検出、およびビーム候補検出の点から例示の使用事例の観点で構成することができる。
本発明の例示の実施形態による個々の装置(または、そのユニット/手段)の動作性/機能性に関するさらなる詳細について、図1~図5のいずれか1つに関する上記説明をそれぞれ参照する。
本発明の例示の実施形態により、(少なくとも1つの)プロセッサ、(少なくとも1つの)メモリ、および(少なくとも1つの)インターフェースのいずれか1つ、ならびに図示されるユニット/手段のいずれか1つは、個々のモジュール、チップ、チップセット、回路などとして実装することができるか、または、それらの1つもしくは複数は、共通のモジュール、チップ、チップセット、回路などとしてそれぞれ実装することができる。
本発明の例示の実施形態によると、システムは、上述のように連携するよう構成されるあらゆる図示または説明される装置、およびその他のネットワーク要素または機能的なエンティティのあらゆる想像可能な組み合わせを備えることができる。
一般に、上述の態様による個々の機能的なブロックまたは要素は、個々の部分の説明される機能を実施するように構成されるだけである場合、あらゆる既知の手段によって、ハードウェアおよび/またはソフトウェアのいずれかにそれぞれ実装することができることに留意されたい。言及される方法ステップは、個々の機能的なブロックにおいて、または個々のデバイスによって実現することができるか、あるいは方法ステップの1つもしくは複数は、単一の機能的なブロックにおいて、または単一のデバイスによって実現することができる。
一般的に、あらゆる方法ステップは、本発明の理念の変更することなくソフトウェアとして、またはハードウェアによって実装されるように適切である。そのようなソフトウェアは、方法ステップによって定義される機能性が維持される限り、ソフトウェアコード独立的であることができ、また、Java、C++、C、およびアセンブラなどのあらゆる既知のプログラミング言語または将来的に開発されるプログラミング言語を使用して規定することができる。そのようなハードウェアは、例えばASIC(特定用途IC(集積回路))コンポーネント、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)コンポーネント、CPLD(コンプレックスプログラマブルロジックデバイス)コンポーネント、またはDSP(デジタル信号プロセッサ)コンポーネントを使用して、ハードウェアタイプ独立的であることができ、MOS(金属酸化膜半導体)、CMOS(相補型MOS)、BiMOS(バイポーラMOS)、BiCMOS(バイポーラCMOS)、ECL(エミッタ結合論理)、TTL(トランジスタ-トランジスタロジック)などのあらゆる既知のハードウェア技術または将来的に開発されるハードウェア技術またはこれらのあらゆるハイブリッド型を使用して実装することができる。デバイス/装置は、半導体チップ、チップセット、またはそのようなチップ、もしくはチップセットを備える(ハードウェア)モジュールによって表すことができるが、これはデバイス/装置またはモジュールの機能性が、ハードウェアに実装されるのではなく、プロセッサ上で実行/ランするためのコンピュータプログラムまたは実行可能ソフトウェアコード部分を含むコンピュータプログラム製品などの(ソフトウェア)モジュールにソフトウェアとして実装される可能性を排除するものではない。デバイスは、互いに機能的に連携しているか、または例えば同一のデバイス筐体にあるが互いに機能的に独立的かどうかに関わらず、1つのデバイス/装置として、または複数のデバイス/装置の組立物として見なすことができる。
装置、および/またはユニット/手段もしくはその部分は、個々のデバイスとして実装することができるが、これはデバイスの機能性が維持される限り、それらがシステム内で分散した様式で実装され得ることを排除するものではない。そのような原理、および類似の原理は当業者には既知であると考えられる。
本説明の意味でのソフトウェアには、個々の機能を実施するための、コード手段もしくは部分を含むソフトウェアコード自体、またはコンピュータプログラム、またはコンピュータプログラム製品、ならびに個々のデータ構造またはコード手段/部分を記憶して有するコンピュータ可読(記憶)媒体などの有形媒体上に具体化される、または可能性としてはその処理中に信号もしくはチップに具体化される、ソフトウェア(または、コンピュータプログラムもしくはコンピュータプログラム製品)が含まれる。
本発明はまた、方法および構造上の配置構成の上述の概念が適用可能である限り、上述の方法ステップおよび動作のあらゆる想像可能な組み合わせ、ならびに上述のノード、装置、モジュールまたは要素あらゆる想像可能な組み合わせもカバーしている。
上記を鑑みて、上位層ビーム管理、例えばMACエンティティなどの上位層におけるビーム障害検出またはビーム候補検出を可能にする/実現するための対策が提供される。そのような対策は、例示的に、下位層からの(第1の)ビーム管理インスタンス指標が取得されると、ビーム管理タイマが開始されることと、ビーム管理が実行されることであって、下位層からのビーム管理インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム管理インスタンスカウンタがインクリメントされ、ビーム管理タイマの満了前にビーム管理インスタンスカウンタがビーム管理インスタンスしきい値に達するとビーム管理イベントが検出される、実行されることと、ビーム管理タイマの満了時、ビーム管理インスタンスカウンタがリセットされることとを含む。
本発明は、添付の図面による例を参照して上述の通り説明されるが、本発明はそれに限定されないことを理解されたい。むしろ、本発明は、本明細書において開示される発明的な理念の範囲を逸脱することなく多様な方法で修正できることが、当業者には明らかである。
頭字語および略語の一覧
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
BFI ビーム障害インスタンス
BLER ブロック誤り率
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別情報
CSI-RS チャネル状態情報参照信号
DL ダウンリンク
DMRS 復調用参照信号
gNB 次世代ノードB(すなわち、5G/NR基地局)
IS In-Sync(指標)
L1 層1/無線層
MAC 媒体アクセス制御
NR New Radio
OOS Out-of-sync(指標)
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PHY 物理層
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PSS プライマリ同期信号
RLF 無線リンク障害
RLM 無線リンクモニタリング
RLM-RS 無線リンクモニタリング参照信号
RRC 無線リソース制御
RS 参照信号
RSRP 参照信号受信電力
RSRQ 参照信号受信品質
SINR 信号対干渉ノイズ比
SS 同期信号
SSB 同期信号ブロック
SSS セカンダリ同期信号
UE ユーザ機器
UL アップリンク

Claims (23)

  1. 下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得されると、ビーム障害検出タイマを開始することと、
    ビーム障害検出を実行することであって、前記下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム障害インスタンスカウンタがインクリメントされ、前記ビーム障害検出タイマの満了前に前記ビーム障害インスタンスカウンタがビーム障害インスタンスしきい値に達するとビーム障害が検出され、前記ビーム障害検出タイマは、ネットワーク要素によって設定され、技術仕様において定義されるか、もしくは技術仕様により定められ、または前記ビーム障害インスタンスしきい値に基づいて決定される、ビーム障害インスタンス指標のための1つ以上の間隔を含む、指定された期間をカウントするように構成されるものである、前記実行することと、
    前記ビーム障害検出タイマの満了時、前記ビーム障害インスタンスカウンタをリセットすることと
    を含、方法。
  2. 前記ビーム障害インスタンスカウンタが初期化またはリセットされた時、前記下位層からの第1のビーム障害インスタンス指標が取得されると前記ビーム障害検出タイマが開始される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記下位層からのビーム障害検出インスタンス指標が取得される時、および/またはビーム障害リカバリ手順が成功裏に完了する時はいつでも前記ビーム障害検出タイマが再開される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 下位層からのビーム障害インスタンス指標が、前記下位層に対するビーム障害インスタンス条件が満足されることを示す、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 記下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得される時はいつでも前記ビーム障害インスタンスカウンタがインクリメントされ、前記ビーム障害検出タイマの満了前に前記ビーム障害インスタンスカウンタが前記ビーム障害インスタンスしきい値に達するとビーム障害が検出される、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 物理ダウンリンク制御チャネル上のブロック誤り率が所定のしきい値を超える場合、前記下位層に対するビーム障害インスタンス条件が満足される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ビーム障害検出においてビーム障害が検出される場合、前記方法は、
    ビーム障害リカバリを実行することであって、ビーム障害リカバリタイマが開始され、前記ビーム障害リカバリタイマの満了前にビーム障害リカバリ要求に応答して前記下位層に対するダウンリンク割り当てまたはアップリンクグラントが受信されると、前記ビーム障害インスタンスカウンタがリセットされる、実行すること
    をさらに含む、請求項5または6に記載の方法。
  8. ビーム障害リカバリにおいて、前記ビーム障害リカバリタイマが開始されると前記ビーム障害検出タイマが停止される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記開始すること、実行すること、およびリセットすることが、媒体アクセス制御層上で実装される、および/または媒体アクセス制御エンティティによって実装される、請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記下位層が、物理層または無線層であり、および/または、あらゆるビーム障害インスタンス指標が物理層または無線層のエンティティによって提供される、請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記方法が、ユーザ機器要素もしくは基地局要素において動作可能であるか、またはユーザ機器要素もしくは基地局要素によって動作可能である、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと
    を備える装置であって、前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記装置に少なくとも
    下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得されると、ビーム障害検出タイマを開始することと、
    ビーム障害検出を実行することであって、前記下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得される時はいつでもビーム障害インスタンスカウンタがインクリメントされ、前記ビーム障害検出タイマの満了前に前記ビーム障害インスタンスカウンタがビーム障害インスタンスしきい値に達するとビーム障害が検出され、前記ビーム障害検出タイマは、ネットワーク要素によって設定され、技術仕様において定義されるか、もしくは技術仕様により定められ、または前記ビーム障害インスタンスしきい値に基づいて決定される、ビーム障害インスタンス指標のための1つ以上の間隔を含む、指定された期間をカウントするように構成されるものである、前記実行することと、
    前記ビーム障害検出タイマの満了時、前記ビーム障害インスタンスカウンタをリセットすることと
    を実施させ、装置。
  13. 前記ビーム障害インスタンスカウンタが初期化またはリセットされた時、前記下位層からの第1のビーム障害インスタンス指標が取得されると前記ビーム障害検出タイマが開始される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得される時、および/またはビーム障害リカバリ手順が成功裏に完了する時はいつでも前記ビーム障害検出タイマが再開される、請求項12または13に記載の装置。
  15. 下位層からのビーム障害インスタンス指標が、前記下位層に対するビーム障害インスタンス条件が満足されることを示す、請求項1214のいずれか1項に記載の装置。
  16. 記下位層からのビーム障害インスタンス指標が取得される時はいつでも前記ビーム障害インスタンスカウンタがインクリメントされ、前記ビーム障害検出タイマの満了前に前記ビーム障害インスタンスカウンタが前記ビーム障害インスタンスしきい値に達するとビーム障害が検出される、請求項1215のいずれか1項に記載の装置。
  17. 物理ダウンリンク制御チャネル上のブロック誤り率が所定のしきい値を超える場合、前記下位層に対するビーム障害インスタンス条件が満足される、請求項16に記載の装置。
  18. 前記ビーム障害検出においてビーム障害が検出される場合、前記装置は、
    ビーム障害リカバリを実行することであって、ビーム障害リカバリタイマが開始され、前記ビーム障害リカバリタイマの満了前にビーム障害リカバリ要求に応答して前記下位層に対するダウンリンク割り当てまたはアップリンクグラントが受信されると、前記ビーム障害インスタンスカウンタがリセットされる、実行すること
    を実施するようにさらに構成される、請求項16または17に記載の装置。
  19. ビーム障害リカバリにおいて、前記ビーム障害リカバリタイマが開始されると前記ビーム障害検出タイマが停止される、請求項18に記載の装置。
  20. 前記開始すること、実行すること、およびリセットすることが、媒体アクセス制御層上で実装される、および/または媒体アクセス制御エンティティによって実装される、請求項1219のいずれか1項に記載の装置。
  21. 前記下位層が、物理層または無線層であり、および/または、あらゆるビーム障害インスタンス指標が物理層または無線層のエンティティによって提供される、請求項1220のいずれか1項に記載の装置。
  22. 前記装置が、ユーザ機器要素もしくは基地局要素において動作可能であるか、またはユーザ機器要素もしくは基地局要素として動作可能である、請求項1221のいずれか1項に記載の装置。
  23. コンピュータ上で実行されると前記コンピュータに請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行させるように構成されるコンピュータプログラムコードを含む、コンピュータプログラム。
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