JP2011100823A - 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低電圧での情報書き込みと高密度集積とを両立し得る半導体記憶装置とその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、状態記憶素子31及びトランジスタ32を備える。状態記憶素子31は、第1の導電領域41、第1の絶縁膜43及び第1の電極45が半導体基板1上に順に形成されている。第2の絶縁膜44及び第2の電極46が半導体基板1上に順に形成されている。トランジスタ32は、第1の導電領域41、第2の導電領域42、第2の絶縁膜44、第2の電極46を有する。第2の絶縁膜44及び第2の電極46は、第1の導電領域41と第2の導電領域42との間の半導体基板1上に順に形成されている。また、第1の絶縁膜43の絶縁破壊耐圧は、第2の絶縁膜44の絶縁破壊耐圧よりも小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法に関し、特に単一回数書き込み可能な半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法に関する。
書き込みが可能な半導体記憶装置として、OTP(One Time Programable)メモリが知られている。OTPメモリは、単一回数の書き込みが可能な半導体記憶装置であり、フラッシュ型メモリなどと比較して回路構造が単純である。そのため、情報記録密度の高密度化が容易であり、安価かつ大容量の半導体記憶装置の実現手段として期待されている。
ゲート絶縁膜の絶縁破壊により、単一回数の書き込みを行うメモリセルが特許文献1に提案されている。図11は、特許文献1にかかるメモリセルの構成を示す断面図である。このメモリセルでは、pウェル活性領域101上に、トランジスタ110a及び110bと、ハーフトランジスタ111a及び111bが形成されている。pウェル活性領域101には、n+領域102a〜cと、トレンチを絶縁体などで充填した素子分離103が形成されている。更に、その表面には、ゲート酸化膜104を介して、電極105a、105b、106a及び106bが形成されている。電極105aは端子VR2と接続されている。電極105bは端子VR1と接続されている。電極106a及びbは、端子VC1と接続されている。また、トランジスタ110aとトランジスタ110bとの間のn+領域102bには、端子VS1が接続されている。
このメモリセルでは、例えば、端子VC1をビット線と、端子VR2をワード線と、端子VS1を供給線と接続する。このメモリセルに情報を書き込む場合は、VS1をグランド電位として、VR2とVC1とを選択状態とする。この際、選択状態が十分に高い電圧であれば、電極106aとn+領域102aとの間に存在するゲート酸化膜104に絶縁破壊を生じる。これにより、端子VS1、VR2及びVC1とは、1つのトランジスタとして動作することが可能となる。
情報を読み出す場合は、端子VC1をドレイン、端子VR2をゲート、端子VS1をソースとする。ソースである端子VS1をグランド電位に、ゲートである端子VR2をハイレベル電位に、ドレインである端子VC1をハイレベル電位よりも低い電位とする。そして、ソースからドレインに流れる電流をモニターする。
ここで、ゲート酸化膜104が絶縁破壊されて導通状態となっていれば、電流が流れ、書き込み状態として認識される。一方、ゲート酸化膜104が絶縁破壊されていなければ電流は流れず、非書き込み状態として認識される。これにより、図11に示すメモリセルは、単一回数書き込み可能な半導体記憶装置として機能する。
また、図12は、特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの構成を示す断面図である。このアンチヒューズトランジスタでは、図12に示すように、例えばp型シリコンからなる基板201の一部に、n+型の拡散領域202及び203が形成されている。また、拡散領域202及び203からは、それぞれLDD(Lightly Doped Drain)領域204及び205が延設されている。拡散領域202と拡散領域203との間の基板201上には、可変厚さゲート酸化物206が形成されている。可変厚さゲート酸化物206は、拡散領域203側での厚みが、本来のゲート酸化物の厚さよりも薄く形成されている。可変厚さゲート酸化物206上には、ポリシリコンゲート207が形成されている。また、可変厚さゲート酸化物206及びポリシリコンゲート207の側面には、側壁スペーサ208が形成されている。
このアンチヒューズトランジスタに情報を書き込むには、例えばポリシリコンゲート207と拡散領域203との間に電圧を印加する。すると、可変厚さゲート酸化物206は拡散領域203側において薄く形成されているので、本来のゲート酸化物に対するよりも低い電圧で絶縁破壊させることができる。これにより、書き込み電圧を下げることができるとされている。
図13A〜Fは、特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの一般的な製造工程を示す断面図である。まず、図13Aに示すように、例えばp型シリコンからなる基板201上に、ゲート酸化物206aを形成する。その後、フォトリソグラフィによりレジスト209を形成する。続いて、図13Bに示すように、RIEなどのドライエッチングにより、ゲート酸化物206aをエッチングする。その後、レジスト209を除去する。続いて、図13Cに示すように、基板201及びゲート酸化物206aを覆うように、ゲート酸化物206bを形成する。
次に、図13Dに示すように、フォトリソグラフィによりレジスト210を形成する。レジスト210は、可変厚さゲート酸化物206をエッチングにより形成するためのエッチングマスクとして使用される。ここで、理想的には、ゲート酸化物206aの端部とレジスト210の端部とが、ずれることなく重ね合わされていることが望ましい。ところが、フォトリソグラフィで使用する露光装置の重ね合わせ精度には限界があるので、重ね合わせのずれを考慮したレイアウト設計を行う必要がある。そのため、可変厚さゲート酸化物206aの幅をL、フォトリソグラフィの重ね合わせ精度を±ΔLとすると、設計上のゲート酸化物206を配置する領域は、L=L+2ΔLとしなければならない。
次に、図13Eに示すように、ウェットエッチングにより、可変厚さゲート酸化物206を形成する。レジスト210を除去した後、基板201及び可変厚さゲート酸化物206を覆うようにポリシリコン層を形成する(不図示)。その後、フォトリソグラフィとエッチングにより、ポリシリコンゲート207形成する。次に、図13Fに示すように、不純物を注入してLLD領域204及び205を形成する。続いて、フォトリソグラフィによりレジストマスク(不図示)を形成する。そのレジストマスクを用いて、イオン注入により、拡散領域202及び203を形成する。最後に、側壁スペーサ208を形成して、図12に示すアンチヒューズトランジスタが作製される。
特表2005−504434号公報 特表2007−536744号公報
図11に示した特許文献1にかかるメモリセルに情報を書き込むには、情報を読み出す場合に比べて、より高い書き込み電圧を印加する必要がある。そのため、書き込み電圧を供給するチャージポンプや電源を別途設ける必要があり、コストが増大する。また、書き込み電圧はメモリ領域以外の周辺回路にも印加されるので、信頼性の点でも不利となる。更に、一般に高電圧を扱うデバイスは半導体装置内で大きな面積を占めるため、実装コスト増大を招来する。
このような問題を解決するために、特許文献2では書き込み電圧を低減するためのアンチヒューズトランジスタが提案されている(図12参照)。しかし、このアンチヒューズトランジスタを作製するには、可変厚さゲート酸化物206の厚さを2段階とする製造工程を経なければならないため、特許文献2にかかる半導体記憶装置は高密度集積が難しいという問題点が生じる。つまり、図13Dで説明したように、特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタでは、ゲート酸化物206aの端部とレジスト210の端部がずれることなく重ね合わされていることが望ましいため、レイアウト設計を行う際に重ね合わせ精度分の冗長性を考慮しなければならない。このことが、セル配置の間隔を狭める上で障害となり、高密度集積化を困難としている。
また、基板などがダメージを受けることによるトランジスタ特性の低下を避けるため、可変厚さゲート酸化物206の形成には、ウェットエッチングを用いなければならない。ところが、ウェットエッチングは等方性エッチングであるので、ゲート酸化物206は深さ方向のみならず、水平方向にもエッチングされる。そのため、水平方向のエッチングによる可変厚さゲート酸化物206の寸法減少についても考慮しなければならない。従って、レイアウト設計における冗長性を更に考慮せねばならず、高密度集積化にとっては益々不利となる。
すなわち、上述のアンチヒューズトランジスタの構成及び製造方法によっては、書き込み電圧の低減化と高密度集積化とを両立することは困難である。
本発明の第1の態様である半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1の導電領域と、少なくとも前記第1の導電領域上に形成された第1の絶縁膜と、前記半導体基板上に形成された第2の絶縁膜と、少なくとも前記第1の絶縁膜上に形成された第1の電極と、を少なくとも備える状態記憶素子と、前記半導体基板上に前記状態記憶素子から延在して形成された前記第1の導電領域と、前記半導体基板上に前記第1の導電領域と離間して形成された第2の導電領域と、前記第1の導電領域と前記第2の導電領域との間の前記半導体基板上に形成され、前記状態記憶素子と共通する第2の絶縁膜と、少なくとも前記第2の絶縁膜上に形成された第2の電極と、を少なくとも備えるトランジスタと、を有し、前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりも絶縁破壊耐圧が小さいものである。
本発明の第1の態様にかかる半導体記憶装置では、第1の絶縁膜は、トランジスタのゲート絶縁膜である第2の絶縁膜よりも絶縁破壊耐圧が小さい。よって、より小さな書き込み電圧で第1の絶縁膜を絶縁破壊させて、状態記憶素子に情報を記録することができる。
本発明の第2の態様である半導体記憶装置の製造方法は、情報が記録される状態記憶素子と、当該状態記憶素子に記録された情報を読み出すトランジスタと、を半導体基板上に集積する半導体記憶装置の製造方法であって、第2の絶縁膜を、前記トランジスタが配置される領域の前記半導体基板上と、前記状態記憶素子が配置される領域の前記半導体基板上と、に形成し、前記状態記憶素子から前記トランジスタまで延在する第1の導電領域と、前記トランジスタに配置される第2の導電領域と、を前記第2の絶縁膜をマスクとして離間して形成し、前記第2の絶縁膜よりも絶縁破壊耐圧が小さい第1の絶縁膜を、少なくとも前記第1の導電領域上に形成し、第1の電極を、少なくとも前記第1の絶縁膜上に形成し、第2の電極を、少なくとも前記第2の絶縁膜上に形成するものである。
本発明の第2の態様にかかる半導体記憶装置の製造方法では、トランジスタのゲート絶縁膜である第2の絶縁膜よりも絶縁破壊耐圧が小さい第1の絶縁膜を、状態記憶素子に形成することができる。よって、より小さな書き込み電圧で第1の絶縁膜を絶縁破壊させて、状態記憶素子に情報を記録することができる半導体記憶装置を作製することができる。
本発明によれば、低電圧での情報書き込みと高密度集積とを両立し得る半導体記憶装置とその製造方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置を含むメモリセルのレイアウトを示す回路図である。 図3におけるIV−IV線での断面構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置を含むメモリセルのレイアウトを示す回路図である。 図5におけるVI−VI線での断面構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。 特許文献1にかかるメモリセルの構成を示す断面図である。 特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタのメモリ部の構成を示す断面図である。 特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの一般的な製造工程を示す断面図である。 特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの一般的な製造工程を示す断面図である。 特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの一般的な製造工程を示す断面図である。 特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの一般的な製造工程を示す断面図である。 特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの一般的な製造工程を示す断面図である。 特許文献2にかかるアンチヒューズトランジスタの一般的な製造工程を示す断面図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、本実施の形態にかかる半導体記憶装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる半導体記憶装置の構成を示す断面図である。図1に示すように、この半導体記憶装置は、情報が記録される状態記憶素子31と、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型のトランジスタであるトランジスタ32と、により構成される。
この半導体記憶素子では、例えばp型シリコンからなる半導体基板1上に、例えばn型の不純物拡散層からなる、第1の導電領域41及び第2の導電領域42が形成されている。
状態記憶素子31では、第1の導電領域41の少なくとも一部と接するように、例えば酸化シリコンからなる第1の絶縁膜43が形成されている。第1の絶縁膜43の上には、第1の導電層45が形成されている。
また、半導体基板1上に、第2の絶縁膜44が形成されている。第2の絶縁膜44上には、第2の電極46が形成されている。ただし、第2の絶縁膜44及び第2の電極46は、第2の絶縁膜44及び第2の電極46をマスク層として、第1の導電領域41及び第2の導電領域42を形成する都合上残存しているものである。従って、第2の絶縁膜44及び第2の電極46は、半導体記憶装置の製造工程の途中で取り除かれても構わない。
トランジスタ32では、状態記憶素子から延在する第1の導電領域41と、第2の導電領域42との間の半導体基板1をチャネル層として、そのチャネル層上に、例えば第2の絶縁膜44が形成されている。第2の絶縁膜44上には、第2の電極46が形成されている。すなわち、第2の絶縁膜44はトランジスタ32のゲート絶縁膜として、第2の電極46はトランジスタ32のゲート電極として機能する。
ここで、第1の絶縁膜43は、第2の絶縁膜44と同じ絶縁材料からなり、かつ薄く形成されている。そのため、第1の絶縁膜43は、第2の絶縁膜44よりも絶縁破壊電圧が小さい。これにより、第2の絶縁膜44よりも低い電圧で第1の絶縁膜43を絶縁破壊させて、状態記憶素子31に情報を記録することが可能となる。また、第1の絶縁膜43に、例えば第2の絶縁膜44よりも絶縁破壊耐圧の低い絶縁材料を用いることにより、第1の絶縁膜43の絶縁破壊耐圧を小さくしてもよい。
次に、この半導体記憶装置の製造方法について説明する。図2A〜Eは、この半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。まず、図2Aに示すように、例えばp型シリコンからなる半導体基板1上に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、酸化シリコンからなる第2の絶縁膜と44と、ポリシリコンからなる第2の電極46と、を順に堆積させる。次に、図2Bに示すように、例えばフォトリソグラフィとエッチングにより、第2の絶縁膜44及び第2の電極46を部分的に除去する。次に、図2Cに示すように、第2の絶縁膜と44及び第2の電極46をマスクとして、例えばリンをイオン注入することにより、例えばn型の第1の導電領域41と、第2の導電領域42と、を形成する。
次に、例えば図2Dに示すように、例えばCVD法により、酸化シリコンからなる第1の絶縁膜と43と、ポリシリコンからなる第1の電極45と、を堆積させる。ここで、第1の絶縁膜43の絶縁破壊耐圧を、第2の絶縁膜44よりも小さくするため、例えば、第1の絶縁膜43を第2の絶縁膜44よるも薄く堆積させる。続いて、例えばフォトリソグラフィにより、状態記憶素子31に第1のエッチングマスク47を形成する。次に、図2Eに示すように、第1のエッチングマスク47をマスクとして、例えばRIE(Reactive Ion Etching)などのドライエッチングにより、第1の電極45を、状態記憶素子31において残存するように除去する。
最後に、第1の電極45をマスクとして、例えばRIEなどのドライエッチングにより、第1の絶縁膜43を除去して、図1に示す状態記憶素子が作製される。
次に、この半導体記憶装置の動作について説明する。図3は、この半導体記憶装置が配置されたメモリセルのブロック図である。このメモリセルは、図3に示すように、ワード線WL1及び2がトランジスタ32のゲートに接続されている。ビット線BL1及び2は、状態記憶素子31である半トランジスタのゲートに接続されている。供給線SLは、トランジスタ32間に接続されている。
図4は、図3のIV−IV線での断面構成を示す断面図である。図3の構成要素に付された符号については、図1と同様であるので説明を省略する。この半導体記憶装置では、第1の絶縁膜43を絶縁破壊させることで、情報の書き込みを行う。この半導体記憶装置へ情報を書き込むには、供給線SLをグランド電位に、ワード線WL1をハイレベル電位とする。この状態でビット線BL1をハイレベル電位にすると、第1の絶縁膜43に電圧が印加される。すると、第1の絶縁膜43が絶縁破壊されて導通状態となる。
情報を読み出すには、例えば、ビット線BL1をドレイン、供給線SLをソース、ワード線WL1をゲートとして用いる。ソースである供給線SLをグランド電位に、ゲートであるワード線WL1をハイレベル電位に、ビット線BL1をハイレベル電位よりも低い電位とした場合の、ソースからドレインに流れる電流をモニターする。
ここで、第1の絶縁膜43が絶縁破壊されて導通状態となっていれば、電流が流れ、書き込み状態として認識される。一方、第1の絶縁膜43が絶縁破壊されていなければ、電流は流れず、非書き込み状態として認識される。
この半導体記憶装置では、第1の絶縁膜43は第2の絶縁膜44よりも薄く、かつ独立に形成されている。すなわち、第1の絶縁膜43は任意の膜厚とすることができるので、所望の電圧にて絶縁膜43を絶縁破壊させることができる。従って、特許文献1に記載のメモリセルなどのように、トランジスタのゲート絶縁膜を絶縁破壊させなければならない場合と比較して、より低電圧で情報を書き込むことができる。
また、上述の製造方法によれば、状態記憶素子31とトランジスタ32との距離は、デバイスパターンの重ね合わせ精度には依存せず、フォトマスクの寸法精度で一意に決まる。よって、レイアウト設計を行う際に、重ね合わせ精度を補償するための冗長性を考慮する必要が無く、状態記憶素子31とトランジスタ32とを最小の間隔で配置することが可能となる。従って、本構成及び製造方法によれば、半導体記憶装置の記録密度を向上させることがきる。
なお、この半導体記憶装置においては、例えば、図3及び4における供給線とビット線とを入れ替えることも可能である。図5は、図3における供給線とビット線とを入れ替えた場合のメモリセルのレイアウトを示すブロック図である。図6は、図5のVI−VI線での断面構成を示す断面図である。図6における半導体記憶装置でも、図4における場合と同様に、情報の書き込み、読み出しを行うことができる。
実施の形態2
以下では、実施の形態2にかかる半導体記憶装置について説明する。図7は、本実施の形態にかかる半導体記憶装置の構成を示す断面図である。図7に示すように、この半導体記憶装置は、例えばp型シリコンからなる半導体基板1上に、情報が記録される状態記憶素子31と、MOS型のトランジスタであるトランジスタ32とが形成されている。半導体基板1上には、拡散層2と、例えばシリサイドからなる電極3が順に形成されている。また、拡散層2及び電極3と接して、活性層エクステンション4が形成されている。また、この半導体記憶装置は層間絶縁膜5で覆われている。状態記憶素子31に挟まれた電極3上の層間絶縁膜5には開口が設けられ、電極3はビア20により引き上げられている。
トランジスタ32においては、活性層エクステンション4に挟まれた半導体基板1上に、例えば酸化シリコンからなるゲート絶縁膜6が形成されている。ゲート絶縁膜6上には、例えばポリシリコンからなる導電層7が形成されている。導電層7上には、例えばシリサイドからなる電極8が形成されている。そして、ゲート絶縁膜6、導電層7及び電極8の側面を覆う、例えば酸化シリコンからなる絶縁層9が形成されている。電極8上の層間絶縁膜5には開口が設けられ、電極8はビア21により引き上げられている。
状態記憶素子31においては、活性層エクステンション4を分断する素子分離領域10が形成されている。ここでは、素子分離領域10はSTI(Shallow Trench Isolation)としている。素子分離領域10上には、例えば酸化シリコンからなるゲート絶縁膜6が形成されている。ゲート絶縁膜6上には、例えばポリシリコンからなる導電層7が形成されている。
そして、活性層エクステンション4及び素子分離領域10の上面と、ゲート絶縁膜6及び導電層7の側面とを覆う、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜11が形成されている。なお、この絶縁膜11は、ゲート絶縁膜6に比べて絶縁破壊耐圧が小さくなるように形成されている。例えば、ゲート絶縁膜6と絶縁膜11に用いる絶縁材料の組み合わせや、絶縁膜11をゲート絶縁膜6よりも薄く形成するなどにより、絶縁膜11の絶縁破壊耐圧を小さくすることができる。絶縁膜11上には、例えばポリシリコンからなる導電層12が形成されている。
そして、導電層7、絶縁膜11及び導電層12を覆う、例えばシリサイドからなる電極13が形成されている。電極13上の層間絶縁膜5には開口が設けられ、電極13はビア22により引き上げられている。また、絶縁膜11、導電層12及び電極13の側面を覆う、例えば酸化シリコンからなる絶縁層9が形成されている。
本実施の形態にかかる半導体記憶装置では、状態記憶素子31とトランジスタ32との間に形成されている活性層エクステンション4が図1の第1の導電領域41に対応する。また、トランジスタ32において、ビア20側に形成されている活性層エクステンション4が図1の第2の導電領域42に対応する。なお、活性層エクステンション4には拡散層2が重畳して形成されているが、活性層エクステンション4と拡散層2とは、併せて図1の第1の導電領域41及び第2の導電領域42として機能することができる。
絶縁膜11は図1の第1の絶縁膜43に対応し、ゲート絶縁膜6は図1の第2の絶縁膜44に対応する。また、電極13が図1の第1の電極45に、電極8が図1の第2の電極46に対応する。そして、絶縁膜11と電極13との間に導電層12が、ゲート絶縁膜6と電極8との間に導電層7が追加された構成となっている。
なお、第1及び第2の導電領域は、拡散層2と活性層エクステンション4の2つの拡散層を有しているが、これらを単一の拡散層に置き換えてもよい。
次に、この半導体記憶装置の製造方法について説明する。図8A〜Pは、この半導体記憶装置の製造工程を示す拡大断面図である。図8Aに示すように、例えば、p型シリコンからなる半導体基板1上に、STIからなる素子分離領域10を形成する。続いて、半導体基板1及び素子分離領域10上に、例えばCVD法により、酸化シリコンからなるゲート絶縁膜6と、ポリシリコンからなる導電層7を順に形成する。
次に、例えばフォトリソグラフィにより、レジストマスクを形成する(不図示)。続いて、図8Bに示すように、例えばRIEなどのドライエッチングにより、ゲート絶縁膜6及び導電層7を部分的に除去する。続いて、レジストマスク除去後に、図8Cに示すように、例えばリンをイオン注入することにより、半導体基板1の表層にn型の活性層エクステンション4を形成する。
次に、図8Dに示すように、状態記憶素子31及びトランジスタ32を覆う、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜11と、例えばポリシリコンからなる導電層12とを形成する。この際、例えば、絶縁膜11を、絶縁膜11同じ絶縁材料からなるゲート絶縁膜6よりも薄くすることにより、絶縁膜11の絶縁破壊耐圧をゲート絶縁膜6よりも小さくすることができる。また、絶縁膜11に用いる絶縁材料を、ゲート絶縁膜6よりも絶縁破壊耐圧が小さい絶縁材料としてもよい。
次に、図8Eに示すように、例えばフォトリソグラフィにより、レジスト23を形成する。なお、レジスト23は、図2Dの第1のエッチングマスク47に対応する。
続いて、図8Fに示すように、レジスト23をエッチングマスクとして、例えばRIEなどのドライエッチングにより、導電層12を部分的に除去する。その後、レジスト23を除去する。
次に、図8Gに示すように、例えばCVD法により、酸化シリコンからなる酸化膜14を、状態記憶素子31及びトランジスタ32を覆うように形成する。続いて、例えばフォトリソグラフィにより、レジストマスクを形成する(不図示)。続いて、図8Hに示すように、例えばRIEなどのドライエッチングにより、酸化膜14を部分的に除去する。その後、レジストマスクを除去する。
次に、図8Iに示すように、例えば硫酸を含む溶液を用いたウェットエッチングにより、トランジスタ32の導電層12を選択的に除去する。続いて、例えば緩衝弗酸を用いたウェットエッチングにより、絶縁膜11、酸化膜14を選択的に除去する。この際、状態記憶素子31の絶縁膜11を残存させるようにウェットエッチングを行う。なお、ポリシリコンからなる導電層12のウェットエッチングに用いるエッチャントは、硫酸を含む溶液に限られず、ポリシリコンをエッチングできる他のエッチャントを用いることが可能である。また、絶縁膜11及び14のウェットエッチングに用いるエッチャントは緩衝弗酸に限られず、例えば弗酸やフッ化アンモニウム水溶液などの、酸化膜をエッチングできる他のエッチャントを用いることが可能である。
次に、図8Jに示すように、状態記憶素子31及びトランジスタ32を覆う、例えばCVD法により、酸化シリコンからなる絶縁層9を形成する。続いて、図8Kに示すように、例えばフォトリソグラフィにより、第2のエッチングマスクであるレジスト24を形成する。続いて、図8Lに示すように、レジスト24をエッチングマスクとして、例えばRIEなどのドライエッチングにより、絶縁層9を部分的に除去する。その後、レジスト24を除去する。
次に、図8Mに示すように、例えばリンをイオン注入することにより、n型の拡散層2を形成する。続いて、図8Nに示すように、例えばコバルトからなる金属層15を、状態記憶素子31及びトランジスタ32を覆うように形成する。そして、熱処理により、拡散層2及び導電層7の表層をシリサイド化する。その後、図8Oに示すように、例えばウェットエッチングにより、残存している金属層15を除去して、電極3、8及び13を形成する。
最後に、図8Pに示すように、例えばポリイミドからなる層間絶縁膜5を形成する。その後、この層間絶縁膜5の一部に開口を設け、電極3、8及び13を、それぞれビア20、21及び22で引き上げる。ビア20、21及び22は、例えば銅などの導電性材料を開口に充填することにより形成される。以上の図8A〜Pに示す工程を経ることにより、図1に示す半導体記憶装置を作製することができる。
この半導体記憶装置では、絶縁膜11はゲート絶縁膜6よりも薄く、かつ独立に形成されている。すなわち、実施の形態1と同様に、低電圧で情報を書き込むことができる。
また、上述の製造方法によれば、状態記憶素子31とトランジスタ32との距離は、デバイスパターンの重ね合わせ精度には依存せず、第2のエッチングマスクであるレジスト24の寸法精度で決まる。よって、実施の形態1と同様に、半導体記憶装置の記録密度を向上させることがきる。
また、素子分離領域10のコーナー部では特に電界が集中する。つまり、絶縁膜11と素子分離領域10のコーナー部とが接している部分では、容易に絶縁破壊を生じさせることができる。従って、絶縁膜11の絶縁破壊を生じさせる部分に接するように、素子分離領域10のコーナー部を設けることは、低電圧書き込みを実現する上で有効である。
実施の形態3
実施の形態2にかかる半導体記憶装置は、実施の形態2と比較して、状態記憶素子31及びトランジスタ32の側面部の構成が異なる。これにより、実施の形態2に比べ少ない工数で半導体記憶装置を作製することができ、コスト削減の点で有利である。
まず、本実施の形態にかかる半導体記憶装置の構成について説明する。図9は、本実施の形態にかかる半導体記憶装置の構成を示す断面図である。ここでは、説明を簡略化するため、図7との相違点について説明する。トランジスタ32では、図7における絶縁層9が、図9では絶縁膜11及び導電層12に置き換わっている。状態記憶素子31では、絶縁層9が除去されている。その他の構成は図7と同様であるので、説明を省略する。
次に、この半導体記憶装置の製造方法について説明する。図8A〜Fに示す製造工程については、実施の形態1にかかる製造方法と同様であるので、説明を省略する。図10A〜Eは、図8F以降の本実施の形態にかかる半導体記憶装置の製造方法を示す拡大断面図である。図8Fに示す工程を終えた後に、図10Aに示すように、導電層12をマスクとして、例えばRIEなどのドライエッチングにより、絶縁膜11を部分的に除去する。次に、図10Bに示すように、例えばリンなどをイオン注入することにより、n型の拡散層2を形成する。その後、状態記憶素子31及びトランジスタ32を覆う、例えばコバルトからなる金属層15を形成する(不図示)。
次に、例えばフォトリソグラフィによりレジストマスクを形成する(不図示)。続いて、図10Cに示すように、例えばドライエッチングにより、金属層15を部分的に除去する。続いて、図10Dに示すように、熱処理によりシリサイド化を行い、電極3、8及び13を形成する。なお、絶縁膜11は十分に薄く形成されているので、状態記憶素子31の導電層7と導電層12とは、電極13を介して電気的に接続される。
最後に、図10Eに示すように、例えばポリイミドからなる層間絶縁膜5を形成する。その後、この層間絶縁膜5の一部に開口を設け、電極3、8及び13を、それぞれビア20、21及び22で引き上げる。ビア20、21及び22は、例えば銅などの導電性材料を開口に充填することにより形成される。以上の工程を経ることにより、図9に示す半導体記憶装置を作製することができる。
この半導体記憶装置では、トランジスタ32の側面部は、図7に示す絶縁層9から、絶縁膜11及び導電層12に置き換わっている。しかし、導電層7と導電層12との間の電気伝導は、絶縁膜11により阻止される。また、状態記憶素子31の側面部は、図7に示す絶縁層9が存在しない。しかし、絶縁層9は状態記憶素子31における情報の書き込みにはかかわらない。よって、本構成にかかる半導体記憶装置は、図7に示す半導体記憶装置と同様の動作を行うことができる。すなわち、低電圧の書き込みが可能であり、かつ記録密度を向上させることができる。
更に、本構成及び製造方法によれば、図7に示す絶縁層9を形成する工程が存在しないので、実施の形態2に比べて、製造工程を短縮することができる。そのため、製造コスト削減の点で有利である。
また、実施の形態1におけるように、供給線とビット線を適宜入れ替えて用いることも可能である。
他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、半導体の導電型を入れ替えても、同様の機能を有する半導体記憶装置が実現できることは言うまでもない。
また、基板に用いる半導体はシリコンに限られず、例えば、ヒ化ガリウム、窒化ガリウム、炭化シリコンなどの他の化合物半導体材料などを用いることができる。
絶縁膜及び絶縁層についても、酸化シリコンに限られるものではなく、例えば、酸窒化シリコンなどの他の絶縁材料を用いることが可能である。
イオン注入により注入する不純物は、リンに限られず、例えばヒ素などの他のn型不純物を用いることが可能である。
1 半導体基板
2 拡散層
3 電極
4 活性層エクステンション
5 層間絶縁膜
6 ゲート絶縁膜
7 導電層
8 電極
9 絶縁層
10 素子分離領域
11 絶縁膜
12 導電層
13 電極
14 酸化膜
15 金属層
20、21、22 ビア
23、24 レジスト
31 状態記憶素子
32 トランジスタ
41 第1の導電領域
42 第2の導電領域
43 第1の絶縁膜
44 第2の絶縁膜
45 第1の電極
46 第2の電極
47 第1のエッチングマスク
101 pウェル活性領域
102a〜c n+領域
103 素子分離領域
104 ゲート酸化膜
105a、b 電極
106a、b 電極
110a、b トランジスタ
111a、b ハーフトランジスタ
201 基板
202、203 n+拡散領域
204、205 LDD領域
206 可変厚みゲート酸化物
206a、b ゲート酸化物
207 ポリシリコンゲート
208 側壁スペーサ
209、210 レジスト
BL、BL1、BL2 ビット線
SL、SL1、SL2 供給線
WL、WL1、WL2 ワード線

Claims (12)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1の導電領域と、
    少なくとも前記第1の導電領域上に形成された第1の絶縁膜と、
    前記半導体基板上に形成された第2の絶縁膜と、
    少なくとも前記第1の絶縁膜上に形成された第1の電極と、を少なくとも備える状態記憶素子と、
    前記半導体基板上に前記状態記憶素子から延在して形成された前記第1の導電領域と、
    前記半導体基板上に前記第1の導電領域と離間して形成された第2の導電領域と、
    前記第1の導電領域と前記第2の導電領域との間の前記半導体基板上に形成され、前記状態記憶素子と共通する第2の絶縁膜と、
    少なくとも前記第2の絶縁膜上に形成された第2の電極と、を少なくとも備えるトランジスタと、を有し、
    前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりも絶縁破壊耐圧が小さい、半導体記憶装置。
  2. 前記状態記憶素子は、
    前記第1の絶縁膜と前記第1の電極との間に形成された導電層をさらに備える、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1の絶縁膜は、
    前記第2の絶縁膜と同じ絶縁材料からなり、かつ前記第2の絶縁膜よりも薄い、
    請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の絶縁膜は、
    前記第2の絶縁膜よりも絶縁破壊耐圧が小さい絶縁材料からなる、
    請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記導電層はポリシリコンからなる、
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記状態記憶素子は、
    前記半導体基板上に、前記第1の絶縁膜及び前記第1の導電領域と接して形成された素子分離領域を更に備える、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記素子分離領域は、
    前記半導体基板に形成されたトレンチに充填された絶縁体からなる、
    請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1の電極にはビット線が接続され、
    前記第2の電極にはワード線が接続され、
    前記第2の導電領域には供給線が接続されている、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1の電極には供給線が接続され、
    前記第2の電極にはワード線が接続され、
    前記第2の導電領域にはビット線が接続されている、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  10. 情報が記録される状態記憶素子と、当該状態記憶素子に記録された情報を読み出すトランジスタと、を半導体基板上に集積する半導体記憶装置の製造方法であって、
    第2の絶縁膜を、前記トランジスタが配置される領域の前記半導体基板上と、前記状態記憶素子が配置される領域の前記半導体基板上と、に形成し、
    前記状態記憶素子から前記トランジスタまで延在する第1の導電領域と、前記トランジスタに配置される第2の導電領域と、を前記第2の絶縁膜をマスクとして離間して形成し、
    前記第2の絶縁膜よりも絶縁破壊耐圧が小さい第1の絶縁膜を、少なくとも前記第1の導電領域上に形成し、
    第1の電極を、少なくとも前記第1の絶縁膜上に形成し、
    第2の電極を、少なくとも前記第2の絶縁膜上に形成する、半導体記憶装置の製造方法。
  11. 第1の絶縁膜を、前記状態記憶素子と前記トランジスタとを覆って堆積し、
    導電層を前記第1の絶縁膜上に堆積し、
    少なくとも前記第1の導電領域上に開口部が設けられた第1のエッチングマスクを、前記導電層上に形成し、
    前記第1のエッチングマスクを用いて前記導電層を部分的に除去し、
    残存している前記導電層をマスクとして前記第1の絶縁膜を部分的に除去することで前記第1の絶縁膜を前記第1の導電領域上に形成し、
    前記第1の電極を前記導電層上に形成することで、前記第1の電極を前記第1の絶縁膜上に形成する、
    請求項10に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  12. 前記第1の絶縁膜を前記第1の導電領域上に形成する際に、
    絶縁層を、前記状態記憶素子と前記トランジスタとを覆って堆積し、
    少なくとも前記第1の導電層上に開口部が設けられた第2エッチングマスクを、前記絶縁層上に形成し、
    前記絶縁層を、前記第2のエッチングマスクを用いて部分的に除去する、
    請求項11に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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