JP2011098496A - 液体吐出装置、及び液体吐出方法 - Google Patents

液体吐出装置、及び液体吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配線数を軽減させる。
【解決手段】ノズルに対応して設けられた駆動素子と、ノズルが1画素に液体を吐出する周期ごとに繰り返される駆動信号を生成する駆動信号生成部と、ノズルから液体を吐出するか否かを示すデータ信号を周期ごとに出力するとともに、駆動信号に含まれる駆動パルスを駆動素子に印加する区間を示すタイミング制御信号であって、複数の矩形パルスが含まれるタイミング制御信号を出力する本体側コントローラーと、データ信号とタイミング制御信号を伝送する配線と、周期を示す周期信号を生成する周期信号生成部であって、配線を介して受信したタイミング制御信号が入力されるRC回路と、RC回路の出力と所定電圧とを比較するコンパレーターと、を有し、コンパレーターの出力に基づいて周期信号を生成する周期信号生成部と、データ信号に基づいて、周期に含まれる所定の駆動パルスを駆動素子へ印加するヘッドコントローラーと、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、液体吐出装置、及び液体吐出方法に関する。
液体吐出装置の一例として、インクを吐出するインクジェットプリンターが知られている。プリンターには、複数のノズル及び各ノズルに対応した駆動素子(例えばピエゾ素子)を有するヘッドユニットが備えられており、駆動素子を駆動させることに基づいて、対応するノズルからインクが吐出される。なお、このようなプリンターでは、駆動素子の駆動を制御するための信号(駆動信号、画素データなど)が装置本体側からヘッド側に伝送されている。
特開平10−81013号公報
プリンターでは、複数の駆動素子の駆動を制御するために、装置本体側からヘッド側に複数の信号を送信する必要がある。このため、装置本体側からヘッド側までの配線数が多くなるおそれがあった。
そこで本発明は、装置本体側からヘッド側への配線数を軽減させることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、ノズルに対応して設けられた駆動素子と、前記ノズルが1画素に液体を吐出する周期ごとに繰り返される駆動信号であって、各前記周期において複数の駆動パルスが含まれる駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記ノズルから液体を吐出するか否かを示すデータ信号を前記周期ごとに出力するとともに、前記駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子に印加する区間を示すタイミング制御信号であって、複数の矩形パルスが含まれるタイミング制御信号を出力する本体側コントローラーと、前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号と前記タイミング制御信号を伝送する配線と、前記周期を示す周期信号を生成する周期信号生成部であって、前記配線を介して受信した前記タイミング制御信号が入力されるRC回路と、前記RC回路の出力と所定電圧とを比較するコンパレーターと、を有し、前記コンパレーターの出力に基づいて前記周期信号を生成する周期信号生成部と、前記周期信号に応じて取り込んだ前記データ信号に基づいて、前記周期に含まれる複数の駆動パルスのうちの所定の駆動パルスを前記駆動素子へ印加するヘッドコントローラーと、を有することを特徴とする液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンターの全体構成のブロック図である。 図2Aは、プリンターの斜視図である。図2Bは、プリンターの横断面図である。 ヘッドコントローラーHCの説明図である。 各信号のタイミングの説明図である。 第1実施形態の説明図である。 第1実施形態の各種信号の説明図である。 第2実施形態の各種信号の説明図である。 第3実施形態のヘッドユニットの説明図である。 第3実施形態の信号生成部及びヘッドコントローラーに入力される信号の説明図である。 第3実施形態の制御ロジックの動作の説明図である。 第3実施形態のデコーダーの動作の説明図である。 第3実施形態でピエゾ素子へ印加される印加信号の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
ノズルに対応して設けられた駆動素子と、前記ノズルが1画素に液体を吐出する周期ごとに繰り返される駆動信号であって、各前記周期において複数の駆動パルスが含まれる駆動信号を生成する駆動信号生成部と、前記ノズルから液体を吐出するか否かを示すデータ信号を前記周期ごとに出力するとともに、前記駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子に印加する区間を示すタイミング制御信号であって、複数の矩形パルスが含まれるタイミング制御信号を出力する本体側コントローラーと、前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号と前記タイミング制御信号を伝送する配線と、前記周期を示す周期信号を生成する周期信号生成部であって、前記配線を介して受信した前記タイミング制御信号が入力されるRC回路と、前記RC回路の出力と所定電圧とを比較するコンパレーターと、を有し、前記コンパレーターの出力に基づいて前記周期信号を生成する周期信号生成部と、前記周期信号に応じて取り込んだ前記データ信号に基づいて、前記周期に含まれる複数の駆動パルスのうちの所定の駆動パルスを前記駆動素子へ印加するヘッドコントローラーと、を有することを特徴とする液体吐出装置が明らかとなる。
このような液体吐出装置によれば、装置本体側からヘッド側への配線数を軽減させることができる。
かかる液体吐出装置であって、前記タイミング制御信号には、前記区間の境界に対応する部分と前記周期の境界に対応する部分にそれぞれ前記矩形パルスが含まれ、前記周期の境界に対応する部分の前記矩形パルスの数は、前記区間の境界に対応する部分の前記矩形パルスの数よりも多いことが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、タイミング制御信号から周期信号を確実に生成することができる。
かかる液体吐出装置であって、前記タイミング制御信号の前記周期の境界に対応する部分には、前記周期の境界よりも前から前記矩形パルスが含まれることが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、周期信号のタイミングを正確に設定することができる。
かかる液体吐出装置であって、前記RC回路は、抵抗とコンデンサーが直列接続されたものであり、前記抵抗の一端に前記タイミング制御信号が印加されることが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、矩形パルスの数に応じて周期信号生成部の出力レベルを調整することができる。
また、ノズルが1画素に液体を吐出する周期ごとに繰り返される駆動信号であって、各前記周期において複数の駆動パルスが含まれる駆動信号を生成すること、前記ノズルから液体を吐出するか否かを示すデータ信号を前記周期ごとに出力するとともに、前記駆動信号に含まれる前記駆動パルスを駆動素子に印加する区間を示すタイミング制御信号であって、複数の矩形パルスが含まれるタイミング制御信号を本体側コントローラーから出力すること、前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号と前記タイミング制御信号を伝送すること、受信した前記タイミング制御信号をRC回路に入力し、RC回路の出力と所定電圧とをコンパレーターによって比較することに基づいて前記周期を示す周期信号を生成すること、及び、前記周期信号に応じて取り込んだ前記データ信号に基づいて、前記周期に含まれる複数の駆動パルスのうちの所定の駆動パルスを前記駆動素子へ印加することを有することを特徴とする液体吐出方法が明らかとなる。
以下の実施形態では、インクジェットプリンター(以下、プリンター1ともいう)を例に挙げて説明する。
===プリンターの構成===
図1は、本実施形態のプリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2Aは、プリンター1の斜視図であり、図2Bは、プリンター1の横断面図である。以下、本実施形態のプリンター1の基本的な構成について説明する。
本実施形態のプリンター1は、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、及びコントローラー60(本体側コントローラーに相当する)、及び、フレキシブルケーブル71を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、紙に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙Sなど)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、給紙ローラー21と、搬送モーター22(PFモーターとも言う)と、搬送ローラー23と、プラテン24と、排紙ローラー25とを有する。給紙ローラー21は、紙挿入口に挿入された紙をプリンター内に給紙するためのローラーである。搬送ローラー23は、給紙ローラー21によって給紙された紙Sを印刷可能な領域まで搬送するローラーであり、搬送モーター22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の紙Sを支持する。排紙ローラー25は、紙Sをプリンターの外部に排出するローラーであり、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられている。
キャリッジユニット30は、ヘッドを所定の方向(以下、移動方向という)に移動(「走査」とも呼ばれる)させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモーター32(CRモーターとも言う)とを有する。キャリッジ31は、移動方向に往復移動可能であり、キャリッジモーター32によって駆動される。また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。
ヘッドユニット40は、紙にインクを吐出するためのものである。ヘッドユニット40は、複数のノズルを有するヘッド41と、ヘッドコントローラーHCとを備える。このヘッド41はキャリッジ31に設けられているため、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が紙に形成される。
なお、ヘッドユニット40の構成については後述する。
検出器群50には、リニア式エンコーダー51、ロータリー式エンコーダー52、紙検出センサー53、および光学センサー54等が含まれる。リニア式エンコーダー51は、キャリッジ31の移動方向の位置を検出する。ロータリー式エンコーダー52は、搬送ローラー23の回転量を検出する。紙検出センサー53は、給紙中の紙の先端の位置を検出する。光学センサー54は、キャリッジ31に取付けられている発光部と受光部により、紙の有無を検出する。そして、光学センサー54は、キャリッジ31によって移動しながら紙の端部の位置を検出し、紙の幅を検出することができる。また、光学センサー54は、状況に応じて、紙の先端(搬送方向下流側の端部であり、上端ともいう)・後端(搬送方向上流側の端部であり、下端ともいう)も検出できる。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニットである。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、駆動信号生成部65とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。駆動信号生成部65は、ピエゾ素子を駆動させるための共通駆動信号COMを生成する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
フレキシブルケーブル71は、可撓性を有する配線であり、コントローラー60とヘッドユニット40との間で各種の信号を伝送する。
なお、本体側(コントローラー60)からフレキシブルケーブル71を介してヘッド側(ヘッドユニット40)に送られる信号は、本実施形態では、共通駆動信号COM、タイミング制御信号TMC、画素データSI、クロック信号CLK、接地ライン(GND)である。後述する比較例では、タイミング制御信号TMCの代わりに、ラッチ信号LATとチェンジ信号CHが、それぞれ別々に、フレキシブルケーブル71を介してヘッドユニット40に送信される。
<印刷手順について>
コントローラー60は、コンピューター110から印刷命令及び印刷データを受信すると、印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニットを用いて、以下の処理を行う。
まず、コントローラー60は、給紙ローラー21を回転させ、印刷すべき用紙Sを搬送ローラー23の所まで送る。次に、コントローラー60は、搬送モーター22を駆動させることによって搬送ローラー23を回転させる。搬送ローラー23が所定の回転量にて回転すると、用紙Sは所定の搬送量にて搬送される。
用紙Sがヘッドユニット40の下部まで搬送されると、コントローラー60は、印刷命令に基づいてキャリッジモーター32を回転させる。このキャリッジモーター32の回転に応じて、キャリッジ31が移動方向に移動する。また、キャリッジ31が移動することによって、キャリッジ31に設けられたヘッドユニット40も同時に移動方向に移動する。そして、コントローラー60は、ヘッドユニット40が移動方向に移動している間にヘッド41から断続的にインク滴を吐出させる。このインク滴が、用紙Sにインク滴が着弾することによって、移動方向に複数のドットが並ぶドット列が形成される。なお、移動するヘッド41からインクを吐出することによるドット形成動作のことをパスという。
また、コントローラー60は、ヘッドユニット40が往復移動する合間に搬送モーター22を駆動させる。搬送モーター22は、コントローラー60からの指令された駆動量に応じて回転方向の駆動力を発生する。そして、搬送モーター22は、この駆動力を用いて搬送ローラー23を回転させる。搬送ローラー23が所定の回転量にて回転すると、用紙Sは所定の搬送量にて搬送される。つまり、用紙Sの搬送量は、搬送ローラー23の回転量に応じて定まることになる。このように、パスと搬送動作を交互に繰り返して行い、用紙Sの各画素にドットを形成していく。こうして用紙Sに画像が印刷される。
そして、最後に、コントローラー60は、搬送ローラー23と同期して回転する排紙ローラー25によって印刷が終了した用紙Sを排紙する。
===ヘッドユニットについて===
<比較例>
図3は、ヘッドコントローラーHCの説明図であり、図4は、各信号のタイミングの説明図である。
図3に示すヘッドコントローラーHCは、第1シフトレジスタ81Aと、第2シフトレジスタ81Bと、第1ラッチ回路82Aと、第2ラッチ回路82Bと、デコーダー83と、制御ロジック84と、スイッチ86を備えている。そして、制御ロジック84を除いた各部(すなわち、第1シフトレジスタ81A、第2シフトレジスタ81B、第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B、デコーダー83、スイッチ86)は、それぞれピエゾ素子417毎に設けられる。なお、ピエゾ素子417は、ノズルからインクを吐出するために駆動される素子(駆動素子)であり、ヘッド41においてノズル毎に設けられている。
比較例(図3)の場合、フレキシブルケーブル71中の伝送線には、共通駆動信号COM、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CH、画素データSI、クロック信号CLK、及び接地ラインGNDの各伝送線がある。そして、ヘッドコントローラーHCには、コントローラー60からフレキシブルケーブル71の各伝送線を介して、共通駆動信号COM、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CH、画素データSI、クロック信号CLKが送信される。以下、これらの信号について説明する。
共通駆動信号COMは、繰り返し周期Tにおける期間T11で生成される第1波形部SS11と、期間T12で生成される第2波形部SS12と、期間T13で生成される第3波形部SS13と、期間T14で生成される第4波形部SS14を有する。ここで、第1波形部SS11は駆動パルスPS1を有している。また、第2波形部SS12は駆動パルスPS2を、第3波形部SS13は駆動パルスPS3、第4波形部SS14は駆動パルスPS4をそれぞれ有している。そして、駆動パルスPS1及び駆動パルスPS3は、後で詳述する大ドットの形成時にピエゾ素子417へ印加されるものであり、互いに同じ波形をしている。また、駆動パルスPS3は、後で詳述する中ドットの形成時にも、ピエゾ素子417へ印加されるものである。また、駆動パルスPS2は、後で詳述する小ドットの形成時に、ピエゾ素子417へ印加されるものである。また、駆動パルスPS4は、ドットを形成しないときに、ピエゾ素子417に印加されるものである。但し、この駆動パルスPS4がピエゾ素子417へ印加されると、ヘッド41からはインク滴は吐出されないが、ヘッド41のインク貯留室(不図示)や圧力室(不図示)内のインクが微振動され、ノズルNz内のインクの目詰まりが防止される。
この共通駆動信号COMは、ピエゾ素子417毎に設けられたスイッチ86にそれぞれ入力されている。スイッチ86は、共通駆動信号COMをピエゾ素子417に印加するか否かのオン/オフ制御を行う。このオン/オフ制御により、共通駆動信号COMの一部分を、選択的にピエゾ素子417へ印加させることができ、これにより、ドットの大きさを変更することができる。このように、各波形部は、ピエゾ素子417へ印加される一単位である。なお、各波形部をピエゾ素子417へ印加させるための制御については、後で詳しく説明する。
ラッチ信号LATは、繰り返し周期T(1画素の区間をヘッド41が移動する期間)を示す信号である。ラッチ信号LATは、リニア式エンコーダー51の信号に基づいて、コントローラー60によって生成され、制御ロジック84とラッチ回路(第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B)に入力される。
チェンジ信号CHは、共通駆動信号COMに含まれる駆動パルスをピエゾ素子417に印加する区間を示す信号である。チェンジ信号CHは、リニア式エンコーダー51の信号に基づいてコントローラー60によって生成され、制御ロジック84に入力される。
画素データSI(データ信号に相当する)は、各画素にドットを形成するか否か(すなわちノズルからインクを吐出するか否か)を示す信号である。この画素データは、1個のノズルに対して2ビットずつで構成されている。例えば、ノズル数が64個の場合、2ビット×64の画素データSIが繰り返し周期T毎にコントローラー60から送られてくることになる。なお、画素データSIは、第1シフトレジスタ81A及び第2シフトレジスタ81Bに入力される。
クロック信号CLKは、コントローラー60から送られる画素データSIやチェンジ信号CHを、制御ロジック84や各シフトレジスタ(第1シフトレジスタ81A、第2シフトレジスタ81B)にセットする際に用いられる信号である。
次に、ヘッドコントローラーHCで生成される信号について説明する。ヘッドコントローラーHCでは、選択信号q0〜q3、スイッチ制御信号SW、印加信号が生成される。
選択信号q0〜q3は、ラッチ信号LATとチェンジ信号CHに基づいて、制御ロジック64で生成される。そして生成された選択信号q0〜q3は、ピエゾ素子417毎に設けられたデコーダー83にそれぞれ入力される。
スイッチ制御信号SWは、各ラッチ回路(第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B)にラッチされた画素データ(2ビット)に基づいて、選択信号q0〜q3の何れかがデコーダー83によって選択されたものである。各デコーダー83で生成されたスイッチ制御信号SWは、対応するスイッチ86にそれぞれ入力される。
印加信号は、共通駆動信号COMとスイッチ制御信号に基づいてスイッチ86から出力される。この印加信号は、各スイッチ86と対応するピエゾ素子417にそれぞれ印加される。
(ヘッドコントローラーHCの動作)
ヘッドコントローラーHCは、コントローラー60からの画素データSIに基づき、インクを吐出させるための制御を行う。すなわち、ヘッドコントローラーHCは、印刷データに基づいてスイッチ86のオン/オフを制御し、共通駆動信号COMの必要な波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加させている。言い換えると、ヘッドコントローラーHCは、各ピエゾ素子417の駆動を制御している。本実施形態では、画素データSIが2ビットで構成されている。そして、転送用クロックCLKに同期して、この画素データSIがヘッド41へ送られてくる。さらに、画素データSIの上位ビット群が各第1シフトレジスタ81Aにセットされ、下位ビット群が各第2シフトレジスタ81Bにセットされる。第1シフトレジスタ81Aには第1ラッチ回路82Aが電気的に接続され、第2シフトレジスタ81Bには第2ラッチ回路82Bが電気的に接続されている。そして、コントローラー60からのラッチ信号LATがHレベルになると、各第1ラッチ回路82Aは対応する画素データSIの上位ビットをラッチし、各第2ラッチ回路82Bは画素データSIの下位ビットをラッチする。第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bでラッチされた画素データSI(上位ビットと下位ビットの組)はそれぞれ、デコーダー83に入力される。デコーダー83は、第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bにラッチされた画素データSIに応じて、制御ロジック84から出力される選択信号q0〜q3のうちの一つの選択信号(例えば選択信号q1)を選択し、選択された選択信号をスイッチ制御信号SWとして出力する。各スイッチ86は、スイッチ制御信号に応じてオン/オフされて、共通駆動信号COMに含まれる波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加する。
(画素データとドットの関係)
まず、ドットの非形成の場合(画素データSIがデータ[00]の場合)について説明する。画素データ[00]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q0が出力される。これにより、期間T14においてスイッチ86がオン状態になり、期間T11〜期間T13においてスイッチ86がオフ状態になる。この結果、この結果、共通駆動信号COMの第4波形部SS14が有する駆動パルスPS4がピエゾ素子417へ印加される。この場合、ノズルNzからはインク滴は吐出されないが、ピエゾ素子417の駆動によってインクが微振動し、ノズル内のインクが攪拌される。
次に、小ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[01]の場合)について説明する。画素データ[01]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q1が出力される。これにより、期間T12においてスイッチ86がオン状態になり、期間T11、期間T13及び期間T14においてスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2がピエゾ素子417へ印加され、ノズルからは小ドットに対応する量のインク滴(小インク滴)が吐出される。
次に、中ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[10]の場合)について説明する。画素データ[10]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q2が出力される。これにより、期間T13においてスイッチ86がオン状態になり、期間T11、期間T12、及び期間T14においてスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第3波形部SS13が有する駆動パルスPS3がピエゾ素子417へ印加され、ノズルからは中ドットに対応する量のインク滴(中インク滴)が吐出される。
次に、大ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[11]の場合)について説明する。画素データ[11]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q3が出力される。これにより、期間T11及び期間T13においてスイッチ86がオン状態になり、期間T12期間T14においてスイッチ86がオフ状態となる。この結果、共通駆動信号COMの第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1と共通駆動信号COMの第3波形部SS13が有する駆動パルスPS3がピエゾ素子417へ印加され、ノズルからは大ドットに対応する量のインク滴(大インク滴)が吐出される。
このように、ヘッドコントローラーHCは、ラッチ信号LATに応じて取り込んだ画像データSIに基づいて、共通駆動信号COMの、繰り返し周期Tに含まれる所定の駆動パルスをピエゾ素子417に印加する。
<第1実施形態>
比較例では、ラッチ信号LATを伝送するための伝送線と、チェンジ信号CHを伝送するための伝送線を、それぞれ別々にフレキシブルケーブル71に用意する必要がある。これに対し、本実施形態では、ラッチ信号LATとチェンジ信号CHを伝送する代わりにタイミング制御信号TMCを伝送し、このタイミング制御信号TMCを受信したヘッドユニット側でラッチ信号LATを生成する。これにより、ケーブル71の信号線(伝送線)の数を減らすことができる。
図5は、第1実施形態の説明図である。また、図6は第1実施形態の各種信号の説明図である。
本実施形態では、コントローラー60からヘッドユニット40にクロック信号CLK、画素データSI、タイミング制御信号TMC、共通駆動信号COM、接地ラインGNDの各信号が伝送される。
図6に示すようにタイミング制御信号TMCには、矩形パルスが含まれている。なお、タイミング制御信号TMCの矩形パルスのタイミングは、比較例のラッチ信号LAT及びチェンジ信号CHのパルスのタイミングと等しい。ただし、ラッチ信号LATのタイミングに相当する部分(繰り返し周期Tの境界に対応する部分)では、矩形パルスが連続している。また、この連続した複数の矩形パルス(以下、連続パルスともいう)は、繰り返し周期Tの開始(ラッチ信号LATの立ち上がり)よりも前からタイミング制御信号TMCに含まれている。これに対し、チェンジ信号CHのタイミングに相当する部分(共通駆動信号COMの各区間の境界に対応する部分)のパルスは単独の矩形パルス(以下、単独パルスともいう)となっている。つまり、ラッチ信号LATのタイミングに相当する部分の方が、チェンジ信号CHのタイミングに相当する部分よりも矩形パルスの数が多い。
フレキシブルケーブル71は、前述したように、コントローラー60とヘッドユニット40との間に設けられた可撓性を有する配線である。本実施形態のフレキシブルケーブル71は、クロック信号CLK、画素データSI、タミング制御信号TMC、共通駆動信号COM、接地ラインGNDの各信号を伝送する伝送線を有している。比較例(図3)と比べると、比較例ではフレキシブルケーブル71の信号線の数が6本であったのに対し、本実施形態では信号線の数が5本である。つまり、比較例よりも本実施形態の方が、信号線の数が1つ少ない。
次に本実施形態のヘッドユニット40の構成について説明する。
本実施形態のヘッドユニット40は、図5に示すようにヘッドコントローラーHCと、信号生成部43を備えている。
信号生成部43(周期信号生成部に相当する)は、タイミング制御信号TMCに応じてラッチ信号LATを生成する。そして、生成したラッチ信号LATをヘッドコントローラーHCに出力する。図に示すように、信号生成部43は、RC回路44と、コンパレーター45とを備えている。
RC回路44は、直列接続された抵抗RとコンデンサーCとを有している。抵抗Rの一端にはタイミング制御信号TMCが印加され、他端はコンデンサーCの一方の電極に接続されている。また、コンデンサーCの他方の電極は接地されている。そして、抵抗RとコンデンサーCとの接続点の電圧がRC回路44の出力となっている。
コンパレーター45の+端子(非反転入力端子)にはRC回路44の出力電圧が印加され、コンパレーター45の−端子(反転入力端子)には基準電圧Vrefが印加されている。コンパレーター45は、+端子と−端子の電圧を比較し、+端子の電圧が−端子の電圧よりも高ければハイレベル(Hレベル)を出力し、+端子の印加が−端子の電圧よりも低ければローレベル(Lレベル)を出力する。なお、このコンパレーター45の出力は、ラッチ信号LATとしてヘッドコントローラーHCの制御ロジック84に入力される。
次に、信号生成部43の動作について説明する。図6に示すように、まず、繰り返し周期Tよりも前に、タイミング制御信号TMCの連続パルスがRC回路44に入力される。これによりRC回路44の出力が上昇する。そして、繰り返し周期Tの開始の際に、RC回路44の出力が基準電圧Vrefよりも大きくなる。コンパレーター45は、RC回路44の出力が基準電圧Vrefよりも大きくなることによりHレベルを出力する。その後、タイミング制御信号TMCの連続パルスが終了することにより、RC回路44の出力が低くなる。コンパレーター45は、RC回路44の出力が基準電圧Vrefよりも小さくなるとLレベルを出力する。
なお、本実施形態のタイミング制御信号TMCには、比較例のチェンジ信号CHのタイミングと同じタイミング(すなわち、期間T11と期間T12の間、期間T12と期間T13の間、及び期間T13と期間T14の間)に矩形パルスがあるが、これは連続パルスではなく、単独パルスである。本実施形態では、単独パルスでは、RC回路44の出力が基準電圧Vrefよりも大きくならないように設定されている。言い換えると、タイミング制御信号TMCの単独パルスがRC回路44に入力されても、コンパレーター45の出力はHレベルにならなない。よって、コンパレーター45の出力(すなわち信号生成部43の出力)は、比較例のラッチ信号LATと同じになる。
なお、本実施形態の制御ロジック84には、信号生成部43によって生成されたラッチ信号LATとタイミング制御信号TMCが入力される。前述したように、タイミング制御信号TMCには比較例のチェンジ信号CHと同じタイミングにパルスが含まれているので、制御ロジック84においてタイミング制御信号TMCは比較例のチェンジ信号CHと同様に用いられる。例えば、ラッチ信号LATのパルスの後、タイミング制御信号TMCのパルスが入力されると、1回目のCH信号のパルスとして用いられる。
ヘッドコントローラーHCの構成及び動作は、比較例と同じである。よって、説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態のプリンター1は、ノズルに対応して設けられたピエゾ素子417と、繰り返し周期Tごとに繰り返される共通駆動信号COMであって、各繰り返し周期Tにおいて複数の駆動パルスが含まれる共通駆動信号COMを生成する駆動信号生成部65と、ノズルからインクを吐出するか否かを示す画素データSIを、繰り返し周期Tごとに出力するとともに、共通駆動信号COMに含まれる駆動パルスをピエゾ素子417に印加する区間を示すタイミング制御信号TMCであって、複数の矩形パルスが含まれるタイミング制御信号TMCを出力する装置本体側のコントローラー60と、コントローラー60から出力された画素データSIとタイミング制御信号TMCをヘッドユニット側に伝送するフレキシブルケーブル71と、フレキシブルケーブル71を介して受信したタイミング制御信号TMCから繰り返し周期Tを示すラッチ信号LATを生成する信号生成部43と、ラッチ信号LATに応じて取り込んだ画素データSIに基づいて、繰り返し周期Tに共通駆動信号COMに含まれる複数の駆動パルスのうちの所定の駆動パルスをピエゾ素子417へ印加するヘッドコントローラーHCと、を有している。
また、信号生成部43は、タイミング制御信号TMCが入力されるRC回路44と、RC回路44の出力と、基準電圧Vrefとの比較を行うコンパレーター45を有しており、コンパレーター45の出力に基づいてラッチ信号LATを生成している。
比較例では、繰り返し周期Tに共通駆動信号COMに含まれる複数の駆動パルスを選択的にピエゾ素子417に印加するために、装置本体側(コントローラー60)からヘッド側(ヘッドユニット40)にラッチ信号LAT以外にチェンジ信号CHを伝送する必要があったが、本実施形態では、タイミング制御信号TMCを伝送するだけでよく、ヘッドユニット40の信号生成部43で、タイミング制御信号TMCからラッチ信号LATが生成される。また、タイミング制御信号TMCはチェンジ信号CHと同様に用いられる。これにより、比較例の場合と比べて、フレキシブルケーブル71の線数を軽減することができる。
<第2実施形態>
図7は、第2実施形態の各種信号の説明図である。なお、第2実施形態のヘッドユニット側の構成については第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
第2実施形態では、装置本体側からヘッドユニット40に送信される共通駆動信号COMの中の駆動パルスは図7に示すように3個である。
第2実施形態の共通駆動信号COMは、繰り返し周期Tにおける期間T11で生成される第1波形部SS11と、期間T12で生成される第2波形部SS12と、期間T13で生成される第3波形部SS13とを有する。第1波形部SS11は駆動パルスPS1を有している。また、第2波形部SS12は駆動パルスPS2を、第3波形部SS13は駆動パルスPS3をそれぞれ有している。そして、駆動パルスPS1、駆動パルスPS2及び駆動パルスPS3は、大ドットの形成時にピエゾ素子417へ印加されるものであり、互いに同じ波形をしている。また、駆動パルスPS1と駆動パルスPS2は、中ドットの形成時にも、ピエゾ素子417へ印加されるものである。また、駆動パルスPS1は、小ドットの形成時にも、ピエゾ素子417へ印加されるものである。なお、駆動パルスがピエゾ素子417に印加されない場合は、インクが吐出されない(ドットが形成されない)。
第2実施形態のコントローラー60は、第1実施形態と同様に共通駆動信号COMに対するタイミング制御信号TMCを生成する。つまり、繰り返し周期Tの切り替わり時には連続パルスを含み、各期間(期間T11、期間T12、期間T13)の切り替わり時には単独パルスを含むタイミング制御信号TMCを生成する。このタイミング制御信号TMCは、フレキシブルケーブル71を介してヘッドコントローラーHCの信号生成部43に送信される。
信号生成部43は、RC回路44とコンパレーター45によって、図7のような、ラッチ信号LATを生成する。なお、ラッチ信号LATの生成の処理については、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
第2実施形態の制御ロジック84は、ラッチ信号LAT、タイミング制御信号TMCに基づいて図7に示すような選択信号q0〜q3を生成する。そして生成された選択信号q0〜q3は、ピエゾ素子417毎に設けられたデコーダー83にそれぞれ入力される。
次に第2実施形態の画素データとドットの関係について説明する。
まず、ドットの非形成の場合(画素データSIがデータ[00]の場合)について説明する。画素データ[00]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q0が出力される。これにより、期間Tにおいてスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの駆動パルスはピエゾ素子417へ印加されない。この場合、ノズルからはインク滴は吐出されない。
次に、小ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[01]の場合)について説明する。画素データ[01]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q1が出力される。これにより、期間T11においてスイッチ86がオン状態になり、期間T12及び期間T13においてスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1がピエゾ素子417へ印加され、ノズルからは小ドットに対応する量のインク滴が吐出される。
次に、中ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[10]の場合)について説明する。画素データ[10]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q2が出力される。これにより、期間T11及び期間T12においてスイッチ86がオン状態になり、期間T13ではスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1と、共通駆動信号COMの第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2がピエゾ素子417へ印加され、ノズルからは中ドットに対応する量のインク滴(中インク滴)が吐出される
次に、大ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[11]の場合)について説明する。画素データ[11]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q3が出力される。これにより、期間T11、期間T12及び期間T13においてスイッチ86はオン状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1と、共通駆動信号COMの第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2と、共通駆動信号COMの第3波形部SS13が有する駆動パルスPS3とがピエゾ素子417へ順に印加され、ノズルからは大ドットに対応する量のインク滴(大インク滴)が吐出される。
このように、第2実施形態では、駆動信号COMの駆動パルスの数が第1実施形態と異なっているが、第1実施形態と同様にタイミング制御信号TMCからラッチ信号LATを生成している。このように、RC回路44とコンパレーター45を用いることにより、駆動信号COMの駆動パルスの数にかかわらずに、容易にラッチ信号LATを生成することができる。
<第3実施形態>
前述の実施形態では、駆動信号COMが一つであったが、第3実施形態では、駆動信号COMが2つである。
図8は、第3実施形態のヘッドユニットの説明図である。図9は、第3実施形態の信号生成部及びヘッドコントローラーに入力される信号の説明図である。
なお、第3実施形態では、コントローラー60は2種類の駆動信号(第1駆動信号COM1、第2駆動信号COM2)を生成する駆動信号生成部65´を有している。そして、コントローラー60の駆動信号生成部65´によって生成された第1駆動信号COM1、第2駆動信号COM2が、フレキシブルケーブル71の2本の伝送線を介してヘッドユニット40に伝送される。
第3実施形態のヘッドユニット40は、信号生成部43´とヘッドコントローラーHC´を有している。
(信号生成部43´について)
信号生成部43´は、タイミング制御信号TMC´に応じてラッチ信号LAT又は第1チェンジ信号CH1又は第2チェンジ信号CH2を生成する。そして、生成したラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2をヘッドコントローラーHC´に出力する。
本実施形態の信号生成部43´は、RC回路44と、コンパレーター45と、判定部46とを有する。RC回路44とコンパレーター45については、前述の実施形態と同様であるので説明を省略する。なお、第3実施形態のRC回路44には、タイミング制御信号TMC´が入力される。
判定部46には、コンパレーター45の出力(ラッチ信号LAT)とタイミング制御信号TMC´が入力される。判定部46は、例えば不図示のカウンタを有しており、タイミング制御信号TMC´のパルスのタイミングに基づいて、第1チェンジ信号CH1のパルス又は第2チェンジ信号のパルスを発生する。例えば、図12に示すように、ラッチ信号LATのパルスの後、最初(1回目)のタイミング制御信号TMC´のパルス(単独パルス)を受信すると、判定部46は、第1チェンジ信号CH1の1回目のパルスを発生する。また、その次(2回目)のタイミング制御信号TMC´のパルスを受信すると、判定部46は、第2チェンジ信号CH2のパルスを発生する。また、その次(3回目)のタイミング制御信号TMC´のパルスを受信すると、判定部46は、第1チェンジ信号CH1の2回目のパルスを発生する。そして、ラッチ信号LATが入力されるとカウンタがリセットされる。以後、ラッチ信号LATとタイミング制御信号TMC´に基づいて同様の動作を行う。
(ヘッドコントローラーHC´について)
ヘッドコントローラーHC´は、第1シフトレジスタ81Aと、第2シフトレジスタ81Bと、第1ラッチ回路82Aと、第2ラッチ回路82Bと、デコーダー83´と、制御ロジック84´と、第1スイッチ861と、第2スイッチ862を備えている。そして、制御ロジック84´を除いた各部(すなわち、第1シフトレジスタ81A、第2シフトレジスタ81B、第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B、デコーダー83´、第1スイッチ861、及び第2スイッチ862)は、それぞれピエゾ素子417毎に設けられる。
ヘッドコントローラーHC´は、コントローラー60からの画素データSIに基づき、インクを吐出させるための制御を行う。すなわち、ヘッドコントローラーHC´は、印刷データに基づいて第1スイッチ861と第2スイッチ862を制御し、第1駆動信号COM1と第2駆動信号COM2の必要な波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加させている。ここでは、画素データSIが2ビットで構成されている。そして、クロック信号CLKに同期して、この画素データSIがヘッドコントローラーHC´へ送られてくる。さらに、画素データSIの上位ビット群が各第1シフトレジスタ81Aにセットされ、下位ビット群が各第2シフトレジスタ81Bにセットされる。第1シフトレジスタ81Aには第1ラッチ回路82Aが電気的に接続され、第2シフトレジスタ81Bには第2ラッチ回路82Bが電気的に接続されている。そして、信号生成部43´からのラッチ信号LATがHレベルになると、各第1ラッチ回路82Aは対応する画素データSIの上位ビットをラッチし、各第2ラッチ回路82Bは画素データSIの下位ビットをラッチする。第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bでラッチされた画素データSI(上位ビットと下位ビットの組)はそれぞれ、デコーダー83´に入力される。デコーダー83´は、第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bにラッチされた画素データSIに応じて、制御ロジック84´から出力される第1選択信号q0〜q3と第2選択信号q4〜q7のうちの一組の選択信号(例えば第1選択信号q0及び第2選択信号q4)を選択し、選択された一組の選択信号を第1スイッチ制御信号SW1及び第2スイッチ制御信号SW2として出力する。第1スイッチ861には第1駆動信号COM1が入力されており、第2スイッチ862には第2駆動信号COM2が入力されている。各スイッチは、スイッチ制御信号に応じてオン/オフされて、各駆動信号COMに含まれる波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加する。
図8に示すようにヘッドコントローラーHC´には、2種類の駆動信号COM(第1駆動信号COM1、第2駆動信号COM2)及び、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2が入力される。
ラッチ信号LATとは、繰り返し周期T(1画素にドットを形成する期間)を示す信号である。なお、本実施形態では、信号生成部43のRC回路44の出力が基準電圧Vrefを超えることによって、ラッチ信号LATのパルスが発生する。
第1チェンジ信号CH1は、繰り返し周期Tにおいて、第1駆動信号COM1に含まれる駆動パルスをピエゾ素子へ印加する区間を示す信号である。なお、本実施形態では、ラッチ信号LATのパルスが発生した後に、タイミング制御信号TMC´のパルスが信号生成部43に入力されることによって、第1チェンジ信号CH1の1回目のパルスが発生する。また、ラッチ信号LATのパルスが発生した後に、タイミング制御信号TMC´の3回目のパルスが信号生成部43に入力されることによって、第1チェンジ信号CH1の2回目のパルスが発生する。
第2チェンジ信号CH2は、繰り返し周期Tにおいて、第2駆動信号COM2に含まれる駆動パルスをピエゾ素子へ印加する区間を示す信号である。なお、本実施形態では、ラッチ信号LATのパルスが発生した後に、タイミング制御信号TMC´の2回目のパルスが信号生成部43に入力されることによって、第2チェンジ信号CH2のパルスが発生する。
第1駆動信号COM1は、繰り返し周期Tにおける期間T11で生成される第1波形部SS11と、期間T12で生成される第2波形部SS12と、期間T13で生成される第3波形部SS13とを有する。ここで、第1波形部SS11は駆動パルスPS1を有している。また、第2波形部SS12は駆動パルスPS2を、第3波形部SS13は駆動パルスPS3をそれぞれ有している。そして、駆動パルスPS1、駆動パルスPS2及び駆動パルスPS3は、大ドットの形成時にピエゾ素子417へ印加されるものであり、互いに同じ波形をしている。なお、駆動パルスPS2は、中ドットの形成時においても、ピエゾ素子417へ印加されるものである。
第2駆動信号COM2は、期間T21で生成される第1波形部SS21と、期間T22で生成される第2波形部SS22とを有する。この第2駆動信号COM2では、第1波形部SS21は駆動パルスPS4を、第2波形部SS22は駆動パルスPS5をそれぞれ有している。ここで、駆動パルスPS4は、小ドットの形成時にピエゾ素子417へ印加される。また、駆動パルスPS5は、ドットを形成しない時にピエゾ素子417へ印加されるものである。但し、この駆動パルスPS5がピエゾ素子417へ印加されると、ヘッド41からはインク滴は吐出されないが、ヘッド41のインク貯留室(不図示)や圧力室(不図示)内のインクが微振動され、ノズルNz内のインクの目詰まりが防止される。
図9に示すようなラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1及び第2チェンジ信号CH2が制御ロジック84に入力されると、制御ロジック84は図10に示すように第1選択信号q0〜q3及び第2選択信号q4〜q7を出力する。図10は、第3実施形態の制御ロジック84´の動作の説明図である。
例えば、第1選択信号q2に着目すると、最初のラッチ信号LATのパルスが入力されてから、第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されるまでの間の期間T11の間、Lレベルの信号が出力される。そして、最初の第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されてから、2回目の第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されるまでの間の期間T12の間、Hレベルの信号が出力される。そして、2回目の第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されてから、次のラッチ信号LATのパルスが入力されるまでの間の期間13の間、Lレベルの信号が出力される。この結果、選択信号q2は、期間Tの中で0(Lレベル)→1(Hレベル)→0(Lレベル)と変化する信号になる。
また、第2選択信号q4に着目すると、最初のラッチ信号LATのパルスが入力されてから、第2チェンジ信号CH2のパルスが入力されるまでの間の期間T21の間、Lレベルの信号が出力される。そして、第2チェンジ信号CH2のパルスが入力されてから、次のラッチ信号LATのパルスが入力されるまでの間の期間T22の間、Hレベルの信号が出力される。この結果、選択信号q4は、期間Tの中で0(Lレベル)→1(Hレベル)と変化する信号になる。
図11は、第3実施形態のデコーダー83´の動作の説明図である。
デコーダー83´は、第1選択信号q0〜q3及び第2選択信号q4〜q7の中から、ラッチされた画素データSIに対応する組み合わせを選択し、スイッチ制御信号SWとして出力する。
例えば、ラッチされた2ビットデータ(画素データSI)が[00]の場合、デコーダー83´は、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q0を出力し、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q4を出力する。
図12は、第3実施形態でピエゾ素子417へ印加される印加信号の説明図である。
まず、大ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[11]の場合)について説明する。画素データ[11]がラッチされている場合、図11より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q3が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q7が出力される。これにより、期間T11、期間T12及び期間T13において第1スイッチ861はオン状態になり、期間Tにおいて第2スイッチ862はオフ状態になる。この結果、第1駆動信号COM1の第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1と、第1駆動信号COM1の第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2と、第1駆動信号COM1の第3波形部SS13が有する駆動パルスPS3とがピエゾ素子417へ順に印加され、ノズルNzからは大ドットに対応する量のインク滴(大インク滴)が吐出される。
次に、中ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[10]の場合)について説明する。画素データ[10]がラッチされている場合、図11より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q2が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q6が出力される。これにより、期間T12において第1スイッチ861がオン状態になり、他の期間では第1スイッチ861がオフ状態になる。また、期間Tにおいて第2スイッチ862はオフ状態になる。この結果、第1駆動信号COM1の第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2がピエゾ素子417へ印加され、ノズルNzからは中ドットに対応する量のインク滴(中インク滴)が吐出される。
次に、小ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[01]の場合)について説明する。画素データ[01]がラッチされている場合、図11より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q1が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q5が出力される。これにより、期間Tにおいて第1スイッチ861がオフ状態になる。また、期間T21において第2スイッチ862がオン状態になり、期間T22において第2スイッチ862はオフ状態になる。この結果、第2駆動信号COM2の第1波形部SS21が有する駆動パルスPS4がピエゾ素子417へ印加され、ノズルNzからは小ドットに対応する量のインク滴(中インク滴)が吐出される。
次に、ドットの非形成の場合(画素データSIがデータ[00]の場合)について説明する。画素データ[00]がラッチされている場合、図11より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q0が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q4が出力される。これにより、期間Tにおいて第1スイッチ861がオフ状態になる。また、期間T21において第2スイッチ862がオフ状態になり、期間T22において第2スイッチ862がオン状態になる。この結果、第2駆動信号COM2の第2波形部SS22が有する駆動パルスPS5がピエゾ素子417へ印加される。この場合、ノズルNzからはインク滴は吐出されないが、ピエゾ素子417の駆動によってインクが微振動し、ノズル内のインクが攪拌される。
このように、ドットの非形成の場合、制御ロジック84から出力される選択信号q0〜q7のうち、第1選択信号q0及び第2選択信号q4の組がスイッチ制御信号として選択される。同様に、小ドットの形成の場合は第1選択信号q1及び第2選択信号q5の組が、中ドットの形成の場合は第1選択信号q2及び第2選択信号q6の組が、大ドットの形成の場合は第1選択信号q3及び第2選択信号q7の組が、スイッチ制御信号として選択される。
なお、ドットの形成の際に、期間Tにおいて、第1スイッチ861及び第2スイッチ862のうちの一方のスイッチがオフ状態になるので、各ピエゾ素子417には、第1駆動信号COM1及び第2駆動信号COM2のうちの一方の駆動信号しか選択されない。このため、ドット形成の際に、第1駆動信号COM1に含まれる波形部と、第2駆動信号COM2に含まれる波形部とが、期間Tにおいて同じピエゾ素子417に印加されることはない。また、第1スイッチ861及び第2スイッチ862が同時にオン状態になることはない。
このように、第3実施形態では、装置本体側からヘッドユニット側にタイミング制御信号TMC´を送信し、ヘッドユニット側の信号生成部43´で、タイミング制御信号TMC´からラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2を生成している。よって、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2を、それぞれ別々に送信する場合と比較して、フレキシブルケーブル71の中の伝送線を2本軽減することができる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<液体吐出装置について>
前述の実施形態では、液体吐出装置の一例としてインクジェットプリンターが説明されている。但し、液体吐出装置はインクジェットプリンターに限られるものではなく、インク以外の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような液状体も含む)や液体以外の液体(液体として吐出できる固体、例えば粉体)を吐出する液体吐出装置にも適用可能である。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる液状の色剤や電極材などを吐出する吐出装置や、バイオチップ製造に用いられる液状の生体有機物を吐出する吐出装置に、前述の実施形態を適用しても良い。
<インクについて>
前述の実施形態は、プリンターの実施形態だったので、インクをノズルから吐出しているが、このインクは水性でも良いし、油性でも良い。また、ノズルから吐出する液体は、インクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出しても良い。
<ピエゾ素子について>
前述の実施形態では、ピエゾ素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
<印刷方式について>
前述の実施形態では、媒体を搬送方向に搬送する搬送動作と、ヘッドを移動方向に移動させながらノズルからインクを吐出することによって媒体にドットを形成するドット形成動作を繰り返し行なうプリンター(いわゆるシリアルプリンター)であったが、シリアルプリンターに限られない。例えば、媒体幅方向に媒体幅以上の長さのノズル列を備え、媒体を搬送方向に搬送させながらノズル列の各ノズルからインクを吐出させることで媒体に画像を印刷するラインプリンターでも良い。
<フレキシブルケーブルについて>
前述の実施形態では、フレキシブルケーブルを介してデータの送受信を行なっていたが、フレキシブルケーブルに限られず、基板上の配線でも良い。この場合にも配線数を軽減することができる。
1 プリンター
20 搬送ユニット、21 給紙ローラー、22 搬送モーター(PFモーター)、
23 搬送ローラー、24 プラテン、25 排紙ローラー、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
32 キャリッジモーター(CRモーター)、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
43 信号生成部、44 RC回路、45 コンパレーター、46 判定部、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダー、52 ロータリー式エンコーダー、
53 紙検出センサー、54 光学センサー、
60 コントローラー、61 インターフェイス部、62 CPU、
63 メモリー、64 ユニット制御回路、65 駆動信号生成部、
71 フレキシブルケーブル、
81A 第1シフトレジスタ、81B 第2シフトレジスタ、
82A 第1ラッチ回路、82B 第2ラッチ回路、
83 デコーダー、84 制御ロジック、86 スイッチ、
110 コンピューター、417 ピエゾ素子

Claims (5)

  1. ノズルに対応して設けられた駆動素子と、
    前記ノズルが1画素に液体を吐出する周期ごとに繰り返される駆動信号であって、各前記周期において複数の駆動パルスが含まれる駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記ノズルから液体を吐出するか否かを示すデータ信号を前記周期ごとに出力するとともに、前記駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子に印加する区間を示すタイミング制御信号であって、複数の矩形パルスが含まれるタイミング制御信号を出力する本体側コントローラーと、
    前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号と前記タイミング制御信号を伝送する配線と、
    前記周期を示す周期信号を生成する周期信号生成部であって、
    前記配線を介して受信した前記タイミング制御信号が入力されるRC回路と、
    前記RC回路の出力と所定電圧とを比較するコンパレーターと、
    を有し、前記コンパレーターの出力に基づいて前記周期信号を生成する周期信号生成部と、
    前記周期信号に応じて取り込んだ前記データ信号に基づいて、前記周期に含まれる複数の駆動パルスのうちの所定の駆動パルスを前記駆動素子へ印加するヘッドコントローラーと、
    を有することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記タイミング制御信号には、前記区間の境界に対応する部分と前記周期の境界に対応する部分にそれぞれ前記矩形パルスが含まれ、
    前記周期の境界に対応する部分の前記矩形パルスの数は、前記区間の境界に対応する部分の前記矩形パルスの数よりも多い
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記タイミング制御信号の前記周期の境界に対応する部分には、前記周期の境界よりも前から前記矩形パルスが含まれる
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置であって、
    前記RC回路は、抵抗とコンデンサーが直列接続されたものであり、前記抵抗の一端に前記タイミング制御信号が印加される
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  5. ノズルが1画素に液体を吐出する周期ごとに繰り返される駆動信号であって、各前記周期において複数の駆動パルスが含まれる駆動信号を生成すること、
    前記ノズルから液体を吐出するか否かを示すデータ信号を前記周期ごとに出力するとともに、前記駆動信号に含まれる前記駆動パルスを駆動素子に印加する区間を示すタイミング制御信号であって、複数の矩形パルスが含まれるタイミング制御信号を本体側コントローラーから出力すること、
    前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号と前記タイミング制御信号を伝送すること、
    受信した前記タイミング制御信号をRC回路に入力し、前記RC回路の出力と所定電圧とをコンパレーターによって比較することに基づいて前記周期を示す周期信号を生成すること、及び、
    前記周期信号に応じて取り込んだ前記データ信号に基づいて、前記周期に含まれる複数の駆動パルスのうちの所定の駆動パルスを前記駆動素子へ印加すること
    を有することを特徴とする液体吐出方法。
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