JP2010208219A - 流体噴射装置、ヘッドユニット、及び流体噴射方法 - Google Patents

流体噴射装置、ヘッドユニット、及び流体噴射方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置本体側からヘッド側への信号線の数を軽減させる。
【解決手段】ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号と、ノズルに対応して設けられた駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号とを出力する本体側コントローラーと、本体側コントローラーから出力されたデータ信号を伝送するためのデータ信号線と、N個の第1制御信号を伝送するためのN本の制御信号線とを有する配線と、N本の制御信号線を介して伝送されたN個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換する変換部と、データ信号線を介して伝送されたデータ信号と、変換部で変換された第2制御信号とに基づいて、駆動素子の駆動を制御するヘッドコントローラーと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体噴射装置、ヘッドユニット、及び流体噴射方法に関する。
流体噴射装置の一例として、インクを噴射するインクジェットプリンターが知られている。プリンターには、複数のノズル及び各ノズルに対応した駆動素子(例えばピエゾ素子)を有するヘッドユニットが備えられており、駆動素子を駆動させることに基づいて、対応するノズルからインクが噴射される。
特開平10−81013号公報
このようなプリンターでは、複数の駆動素子の駆動をそれぞれ制御するために各種の信号(駆動信号、画素データなど)が装置本体側からヘッド側に伝送されている。このため、装置本体側からヘッド側まで各信号を伝送する信号線が多く必要になるという問題があった。
そこで本発明は、装置本体側からヘッド側への信号線の数を軽減させることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号と、ノズルに対応して設けられた駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号とを出力する本体側コントローラーと、前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号を伝送するためのデータ信号線と、前記N個の第1制御信号を伝送するためのN本の制御信号線とを有する配線と、前記N本の制御信号線を介して伝送された前記N個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換する変換部と、前記データ信号線を介して伝送された前記データ信号と、前記変換部で変換された前記第2制御信号とに基づいて、前記駆動素子の駆動を制御するヘッドコントローラーと、を備えることを特徴とする流体噴射装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンターの全体構成のブロック図である。 図2Aは、プリンターの斜視図である。図2Bは、プリンターの横断面図である。 デコーダーとヘッドコントローラーHCの説明図である。 デコーダーの動作の説明図である。 ヘッドコントローラーHCに入力される信号の説明図である。 制御ロジックの動作の説明図である。 信号選択部の動作の説明図である。 ピエゾ素子へ印加される印加信号の説明図である。 第2実施形態のデコーダーとヘッドコントローラーの説明図である。 第2実施形態のデコーダーの動作の説明図である。 第2実施形態のヘッドコントローラーに入力される信号の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号と、ノズルに対応して設けられた駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号とを出力する本体側コントローラーと、前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号を伝送するためのデータ信号線と、前記N個の第1制御信号を伝送するためのN本の制御信号線とを有する配線と、前記N本の制御信号線を介して伝送された前記N個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換する変換部と、前記データ信号線を介して伝送された前記データ信号と、前記変換部で変換された前記第2制御信号とに基づいて、前記駆動素子の駆動を制御するヘッドコントローラーと、を備えることを特徴とする流体噴射装置が明らかとなる。
このような流体噴射装置によれば、装置本体側からヘッド側への信号線の数を軽減させることができる。
かかる流体噴射装置であって、前記ヘッドコントローラーは、第1駆動信号又は第2駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子に印加することを制御するものであり、前記第1駆動信号及び前記第2駆動信号には、それぞれ、1画素にドットを形成する期間に複数の前記駆動パルスが含まれており、前記第2制御信号には、前記期間を示す信号と、前記第1駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子へ印加する区間を示す信号と、前記第2駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子へ印加する区間を示す信号と、が含まれていてもよい。
このような流体噴射装置によれば、駆動素子を複数の駆動信号を用いて駆動させる際に、信号線の数を軽減させることができる。
かかる流体噴射装置であって、前記第2制御信号には、更に、前記期間ごとに前記駆動素子に所定電圧を印加する区間を示す信号が含まれていてもよい。
この場合にも信号線の数を軽減させることができる。
また、流体を噴射するノズルと、前記ノズルに対応して設けられた駆動素子と、前記駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号を本体側コントローラーからN本の制御信号線を介して受信し、前記N個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換し、前記第2制御信号を出力する変換部と、前記ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号を本体側コントローラーからデータ信号線を介して受信し、前記データ信号と前記第2制御信号とに基づいて前記駆動素子の駆動を制御するヘッドコントローラーと、を有するヘッドユニットが明らかとなる。
また、ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号と、ノズルに対応して設けられた駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号とを出力すること、出力された前記データ信号をデータ信号線を介して伝送すると共に、前記N個の第1制御信号をN本の制御信号線を介して伝送すること、前記N本の制御信号線を介して伝送された前記N個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換すること、及び、前記データ信号線を介して伝送された前記データ信号と、前記変換部で変換された前記第2制御信号とに基づいて、前記駆動素子の駆動を制御することを有する流体噴射方法が明らかとなる。
以下の実施形態では、インクジェットプリンター(以下、プリンター1ともいう)を例に挙げて説明する。
===第1実施形態===
<プリンターの構成>
図1は、本実施形態のプリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2Aは、プリンター1の斜視図であり、図2Bは、プリンター1の横断面図である。以下、本実施形態のプリンター1の基本的な構成について説明する。
本実施形態のプリンター1は、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、及びコントローラー60(本体側コントローラーに相当する)を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、紙に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙Sなど)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、給紙ローラー21と、搬送モーター22(PFモーターとも言う)と、搬送ローラー23と、プラテン24と、排紙ローラー25とを有する。給紙ローラー21は、紙挿入口に挿入された紙をプリンター内に給紙するためのローラーである。搬送ローラー23は、給紙ローラー21によって給紙された紙Sを印刷可能な領域まで搬送するローラーであり、搬送モーター22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の紙Sを支持する。排紙ローラー25は、紙Sをプリンターの外部に排出するローラーであり、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられている。
キャリッジユニット30は、ヘッドを所定の方向(以下、移動方向という)に移動(「走査」とも呼ばれる)させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモーター32(CRモーターとも言う)とを有する。キャリッジ31は、移動方向に往復移動可能であり、キャリッジモーター32によって駆動される。また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。
ヘッドユニット40は、紙にインクを噴射するためのものである。ヘッドユニット40は、複数のノズルを有するヘッド41と、デコーダー42と、ヘッドコントローラーHCとを備える。ヘッド41はキャリッジ31に設けられているため、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に噴射することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が紙に形成される。
なお、ヘッドユニットの構成の詳細については後述する。
検出器群50には、リニア式エンコーダー51、ロータリー式エンコーダー52、紙検出センサー53、および光学センサー54等が含まれる。リニア式エンコーダー51は、キャリッジ31の移動方向の位置を検出する。ロータリー式エンコーダー52は、搬送ローラー23の回転量を検出する。紙検出センサー53は、給紙中の紙の先端の位置を検出する。光学センサー54は、キャリッジ31に取付けられている発光部と受光部により、紙の有無を検出する。そして、光学センサー54は、キャリッジ31によって移動しながら紙の端部の位置を検出し、紙の幅を検出することができる。また、光学センサー54は、状況に応じて、紙の先端(搬送方向下流側の端部であり、上端ともいう)・後端(搬送方向上流側の端部であり、下端ともいう)も検出できる。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニットである。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、駆動信号生成回路65とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。駆動信号生成回路65は、第1駆動信号COM1及び第2駆動信号COM2の2種類の駆動信号を生成する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
フレキシブルケーブル71は、コントローラー60とヘッドユニット40との間に設けられた可撓性を有する配線である。フレキシブルケーブル71は、コントローラー60からヘッドユニット40に各種の信号を伝送する伝送線を有している。例えば、コントローラー60のユニット制御回路64から、フレキシブルケーブル71の伝送線を介してヘッドユニット40へ、制御信号が送信される。なお、制御信号とは、各ノズルに対応して設けられた駆動素子(本実施形態ではピエゾ素子)の駆動を制御するための信号であり、本実施形態では、ラッチ信号(LAT)、第1チェンジ信号(CH1)、第2チェンジ信号(CH2)が用いられる。ラッチ信号LATとは、後述する繰り返し周期T(1画素の区間をヘッド41が移動する期間)を示す信号である。また、第1チェンジ信号CH1とは、繰り返し周期Tにおいて、第1駆動信号COM1に含まれる駆動パルスをピエゾ素子へ印加する区間を示す信号である。また、第2チェンジ信号CH2とは、繰り返し周期Tにおいて、第2駆動信号COM2に含まれる駆動パルスをピエゾ素子へ印加する区間を示す信号である。
本実施形態では、コントローラー60は、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2の3個の制御信号を送信する際に、この3個の信号をエンコードして2ビットデータの2個の制御信号(第1制御信号に相当する)を生成する。そして、コントローラー60は、フレキシブルケーブル71の2本の伝送線で、2ビットデータの制御信号をヘッドユニット40に送信する。
ヘッドユニット40のデコーダー42は、2ビットデータの制御信号をデコードして、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2の3ビットデータの制御信号(第2制御信号に相当する)を生成する。
なお、デコーダー42の詳細については後述する。
<印刷手順について>
コントローラー60は、コンピューター110から印刷命令及び印刷データを受信すると、印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニットを用いて、以下の処理を行う。
まず、コントローラー60は、給紙ローラー21を回転させ、印刷すべき用紙Sを搬送ローラー23の所まで送る。次に、コントローラー60は、搬送モーター22を駆動させることによって搬送ローラー23を回転させる。搬送ローラー23が所定の回転量にて回転すると、用紙Sは所定の搬送量にて搬送される。
用紙Sがヘッドユニット40の下部まで搬送されると、コントローラー60は、印刷命令に基づいてキャリッジモーター32を回転させる。このキャリッジモーター32の回転に応じて、キャリッジ31が移動方向に移動する。また、キャリッジ31が移動することによって、キャリッジ31に設けられたヘッドユニット40も同時に移動方向に移動する。そして、コントローラー60は、ヘッドユニット40が移動方向に移動している間にヘッド41から断続的にインク滴を噴射させる。このインク滴が、用紙Sにインク滴が着弾することによって、移動方向に複数のドットが並ぶドット列が形成される。なお、移動するヘッド41からインクを噴射することによるドット形成動作のことをパスという。
また、コントローラー60は、ヘッドユニット40が往復移動する合間に搬送モーター22を駆動させる。搬送モーター22は、コントローラー60からの指令された駆動量に応じて回転方向の駆動力を発生する。そして、搬送モーター22は、この駆動力を用いて搬送ローラー23を回転させる。搬送ローラー23が所定の回転量にて回転すると、用紙Sは所定の搬送量にて搬送される。つまり、用紙Sの搬送量は、搬送ローラー23の回転量に応じて定まることになる。このように、パスと搬送動作を交互に繰り返して行い、用紙Sの各画素にドットを形成していく。こうして用紙Sに画像が印刷される。
そして、最後に、コントローラー60は、搬送ローラー23と同期して回転する排紙ローラー25によって印刷が終了した用紙Sを排紙する。
<ヘッドユニット40について>
図3は、ヘッドユニット40のデコーダー42とヘッドコントローラーHCの説明図である。前述したように本実施形態のヘッドユニット40は、デコーダー42とヘッドコントローラーHCを有している。
図3に示すフレキシブルケーブル71は、クロック信号CLK、画素データSI(データ信号に相当する)、2ビットデータの制御信号、第1駆動信号COM1、及び第2駆動信号COM2、接地ライン(GND)の各信号を、コントローラー60からヘッドユニット40に伝送する伝送線をそれぞれ有している。なお、画素データSIとは、各画素にドットを形成するか否か(すなわちノズルからインクを噴射するか否か)を示す信号であり、画素データSIを伝送する伝送線はデータ信号線に相当する。また、2ビットデータの制御信号を送信する2本の伝送線は制御信号線に相当する。
なお、ヘッドユニット40において、制御信号はデコーダー42に入力され、クロック信号CLK、画素データSI、第1駆動信号COM1、第2駆動信号COM2は、ヘッドコントローラーHCに入力される。
(デコーダー42)
デコーダー42(変換部に相当する)は、コントローラー60からフレキシブルケーブル71の2本の伝送線を介して2ビットデータの制御信号を受信する。そして、デコーダー42は、2ビットデータの制御信号をデコードして、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2を生成する。つまり、デコーダー42は、コントローラー60から2本の伝送線を介して伝送された2ビットデータから3ビットデータを生成する。
図4は、デコーダー42の動作の説明図である。
デコーダー42は、コントローラー60から2本の伝送線により伝送された2ビットデータの制御信号をデコードして、図4のようにラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2の3つの信号を生成する。例えば、コントローラー60から受信した2ビットデータが[01]の場合、デコーダー42によって生成される信号は、ラッチ信号LATがハイレベル(以下、Hレベル)、第1チェンジ信号CH1がローレベル(以下、Lレベル)、第2チェンジ信号CH2がLレベルとなる。また、例えば、2ビットデータが[11]の場合、デコーダー42で生成される制御信号は、ラッチ信号LATがLレベル、第1チェンジ信号CH1がLレベル、第2チェンジ信号CH2がHレベルとなる。
このように、デコーダー42は、コントローラー60から受信した2個の制御信号をデコードすることにより、2個よりも多い数の3個の制御信号に変換する。
そして、デコーダー42は、生成したラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2をヘッドコントローラーHCに出力する。
(ヘッドコントローラーHC)
ヘッドコントローラーHCは、第1シフトレジスタ81Aと、第2シフトレジスタ81Bと、第1ラッチ回路82Aと、第2ラッチ回路82Bと、信号選択部83と、制御ロジック84と、第1スイッチ861と、第2スイッチ862を備えている。そして、制御ロジック84を除いた各部(すなわち、第1シフトレジスタ81A、第2シフトレジスタ81B、第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B、信号選択部83、第1スイッチ861、及び第2スイッチ862)は、それぞれピエゾ素子417毎に設けられる。
ヘッドコントローラーHCは、コントローラー60からの画素データSIに基づき、インクを噴射させるための制御を行う。すなわち、ヘッドコントローラーHCは、印刷データに基づいて第1スイッチ861と第2スイッチ862を制御し、第1駆動信号COM1と第2駆動信号COM2の必要な波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加させている。ここでは、画素データSIが2ビットで構成されている。そして、クロック信号CLKに同期して、この画素データSIがヘッドコントローラーHCへ送られてくる。さらに、画素データSIの上位ビット群が各第1シフトレジスタ81Aにセットされ、下位ビット群が各第2シフトレジスタ81Bにセットされる。第1シフトレジスタ81Aには第1ラッチ回路82Aが電気的に接続され、第2シフトレジスタ81Bには第2ラッチ回路82Bが電気的に接続されている。そして、デコーダー42からのラッチ信号LATがHレベルになると、各第1ラッチ回路82Aは対応する画素データSIの上位ビットをラッチし、各第2ラッチ回路82Bは画素データSIの下位ビットをラッチする。第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bでラッチされた画素データSI(上位ビットと下位ビットの組)はそれぞれ、信号選択部83に入力される。信号選択部83は、第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bにラッチされた画素データSIに応じて、制御ロジック84から出力される第1選択信号q0〜q3と第2選択信号q4〜q7のうちの一組の選択信号(例えば第1選択信号q0及び第2選択信号q4)を選択し、選択された一組の選択信号を第1スイッチ制御信号SW1及び第2スイッチ制御信号SW2として出力する。第1スイッチ861には第1駆動信号COM1が入力されており、第2スイッチ862には第2駆動信号COM2が入力されている。各スイッチは、スイッチ制御信号に応じてオン/オフされて、駆動信号COMに含まれる波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加する。
図5は、ヘッドコントローラーHCに入力される信号の説明図である。また図6は、制御ロジック84の動作の説明図である。
図5に示すようにヘッドコントローラーHCには、2種類の駆動信号COM(第1駆動信号COM1、第2駆動信号COM2)及び、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2が入力される。
ラッチ信号LATとは、繰り返し周期T(1画素にドットを形成する期間)を示す信号である。
第1チェンジ信号CH1は、繰り返し周期Tにおいて、第1駆動信号COM1に含まれる駆動パルスをピエゾ素子へ印加する区間を示す信号である。
第2チェンジ信号CH2は、繰り返し周期Tにおいて、第2駆動信号COM2に含まれる駆動パルスをピエゾ素子へ印加する区間を示す信号である。
第1駆動信号COM1は、繰り返し周期Tにおける期間T11で生成される第1波形部SS11と、期間T12で生成される第2波形部SS12と、期間T13で生成される第3波形部SS13とを有する。ここで、第1波形部SS11は駆動パルスPS1を有している。また、第2波形部SS12は駆動パルスPS2を、第3波形部SS13は駆動パルスPS3をそれぞれ有している。そして、駆動パルスPS1、駆動パルスPS2及び駆動パルスPS3は、大ドットの形成時にピエゾ素子417へ印加されるものであり、互いに同じ波形をしている。なお、駆動パルスPS2は、中ドットの形成時においても、ピエゾ素子417へ印加されるものである。
第2駆動信号COM2は、期間T21で生成される第1波形部SS21と、期間T22で生成される第2波形部SS22とを有する。この第2駆動信号COM2では、第1波形部SS21は駆動パルスPS4を、第2波形部SS22は駆動パルスPS5をそれぞれ有している。ここで、駆動パルスPS4は、小ドットの形成時にピエゾ素子417へ印加される。また、駆動パルスPS5は、ドットを形成しない時にピエゾ素子417へ印加されるものである。但し、この駆動パルスPS5がピエゾ素子417へ印加されると、ヘッド41からはインク滴は噴射されないが、ヘッド41のインク貯留室(不図示)や圧力室(不図示)内のインクが微振動され、ノズルNz内のインクの目詰まりが防止される。
図5に示すようなラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1及び第2チェンジ信号CH2が制御ロジック84に入力されると、制御ロジック84は図6に示すように第1選択信号q0〜q3及び第2選択信号q4〜q7を出力する。
例えば、第1選択信号q2に着目すると、最初のラッチ信号LATのパルスが入力されてから、第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されるまでの間の期間T11の間、Lレベルの信号が出力される。そして、最初の第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されてから、2回目の第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されるまでの間の期間T12の間、Hレベルの信号が出力される。そして、2回目の第1チェンジ信号CH1のパルスが入力されてから、次のラッチ信号LATのパルスが入力されるまでの間の期間13の間、Lレベルの信号が出力される。この結果、選択信号q2は、期間Tの中で0(Lレベル)→1(Hレベル)→0(Lレベル)と変化する信号になる。
また、第2選択信号q4に着目すると、最初のラッチ信号LATのパルスが入力されてから、第2チェンジ信号CH2のパルスが入力されるまでの間の期間T21の間、Lレベルの信号が出力される。そして、第2チェンジ信号CH2のパルスが入力されてから、次のラッチ信号LATのパルスが入力されるまでの間の期間T22の間、Hレベルの信号が出力される。この結果、選択信号q4は、期間Tの中で0(Lレベル)→1(Hレベル)と変化する信号になる。
図7は、信号選択部83の動作の説明図である。
信号選択部83は、第1選択信号q0〜q3及び第2選択信号q4〜q7の中から、ラッチされた画素データSIに対応する組み合わせを選択し、スイッチ制御信号SWとして出力する。
例えば、ラッチされた2ビットデータ(画素データSI)が[00]の場合、信号選択部83は、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q0を出力し、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q4を出力する。
図8は、ピエゾ素子417へ印加される印加信号の説明図である。
まず、大ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[11]の場合)について説明する。画素データ[11]がラッチされている場合、図7より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q3が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q7が出力される。これにより、期間T11、期間T12及び期間T13において第1スイッチ861はオン状態になり、期間Tにおいて第2スイッチ862はオフ状態になる。この結果、第1駆動信号COM1の第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1と、第1駆動信号COM1の第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2と、第1駆動信号COM1の第3波形部SS13が有する駆動パルスPS3とがピエゾ素子417へ順に印加され、ノズルNzからは大ドットに対応する量のインク滴(大インク滴)が噴射される。
次に、中ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[10]の場合)について説明する。画素データ[10]がラッチされている場合、図7より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q2が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q6が出力される。これにより、期間T12において第1スイッチ861がオン状態になり、他の期間では第1スイッチ861がオフ状態になる。また、期間Tにおいて第2スイッチ862はオフ状態になる。この結果、第1駆動信号COM1の第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2がピエゾ素子417へ印加され、ノズルNzからは中ドットに対応する量のインク滴(中インク滴)が噴射される。
次に、小ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[01]の場合)について説明する。画素データ[01]がラッチされている場合、図7より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q1が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q5が出力される。これにより、期間Tにおいて第1スイッチ861がオフ状態になる。また、期間T21において第2スイッチ862がオン状態になり、期間T22において第2スイッチ862はオフ状態になる。この結果、第2駆動信号COM2の第1波形部SS21が有する駆動パルスPS4がピエゾ素子417へ印加され、ノズルNzからは小ドットに対応する量のインク滴(中インク滴)が噴射される。
次に、ドットの非形成の場合(画素データSIがデータ[00]の場合)について説明する。画素データ[00]がラッチされている場合、図7より、第1スイッチ制御信号SW1として第1選択信号q0が出力され、第2スイッチ制御信号SW2として第2選択信号q4が出力される。これにより、期間Tにおいて第1スイッチ861がオフ状態になる。また、期間T21において第2スイッチ862がオフ状態になり、期間T22において第2スイッチ862がオン状態になる。この結果、第2駆動信号COM2の第2波形部SS22が有する駆動パルスPS5がピエゾ素子417へ印加される。この場合、ノズルNzからはインク滴は噴射されないが、ピエゾ素子417の駆動によってインクが微振動し、ノズル内のインクが攪拌される。
このように、ドットの非形成の場合、制御ロジック84から出力される選択信号q0〜q7のうち、第1選択信号q0及び第2選択信号q4の組がスイッチ制御信号として選択される。同様に、小ドットの形成の場合は第1選択信号q1及び第2選択信号q5の組が、中ドットの形成の場合は第1選択信号q2及び第2選択信号q6の組が、大ドットの形成の場合は第1選択信号q3及び第2選択信号q7の組が、スイッチ制御信号として選択される。
なお、ドットの形成の際に、期間Tにおいて、第1スイッチ861及び第2スイッチ862のうちの一方のスイッチがオフ状態になるので、各ピエゾ素子417には、第1駆動信号COM1及び第2駆動信号COM2のうちの一方の駆動信号しか選択されない。このため、ドット形成の際に、第1駆動信号COM1に含まれる波形部と、第2駆動信号COM2に含まれる波形部とが、期間Tにおいて同じピエゾ素子417に印加されることはない。また、第1スイッチ861及び第2スイッチ862が同時にオン状態になることはない。
(第1実施形態のまとめ)
第1実施形態では、コントローラー60は、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2をエンコードして2ビットデータの制御信号を生成し、フレキシブルケーブル71の2本の伝送線を介して、2ビットデータの制御信号をヘッドユニット40に送信している。そして、ヘッドユニット40のデコーダー42は、受信した2ビットデータの制御信号をデコードして、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2を生成している。これにより、3つの制御信号(3ビットデータ)を本体側からヘッド側に伝送する場合と比べて、フレキシブルケーブル71の線数を軽減(制御信号の伝送線を3本から2本に軽減)することができる。
===第2実施形態===
プリンター1ではピエゾ素子417を駆動させてインクを噴射させている。ところで、ピエゾ素子417は容量性の負荷であるので、自然放電によりピエゾ素子417の高圧側端子の電位が中間電位から下がることがある。例えば、第1実施形態において、第1スイッチ861と第2スイッチ862が両方オフになる期間が長くなると、ピエゾ素子417の高圧側端子の電位が中間電位から大きく低下する。
その後、第1スイッチ861又は第2スイッチ862がオンになり、第1駆動信号COM1又は第2駆動信号COM2の中間電位がピエゾ素子417に印加されると、ピエゾ素子417が急に充電されて急変形し、ノズルからインク滴が噴射されたり、ノズル開口のインクメニスカスが乱れたりするおそれがある。
そこで、第2実施形態では、強制充電信号NCHGによって、周期Tごとにピエゾ素子417を強制的に中間電位に充電する。
なお、以下の説明において、第1実施形態と同一部分については同一符号を付し説明を省略する。
図9は、第2実施形態のデコーダーとヘッドコントローラーの説明図である。
なお、第2実施形態では制御信号として、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2に加えて強制充電信号NCHGを用いる。強制充電信号NCHGとは、周期Tごとにピエゾ素子417に駆動信号COMの中間電位を印加する区間を示す信号である。
第2実施形態では、コントローラー60は、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2、強制充電信号NCHGの4個の制御信号を送信する際に、この4個の信号をエンコードして3ビットデータ(3個)の制御信号(第1制御信号に相当する)を生成する。そして、コントローラー60は、フレキシブルケーブル71の3本の伝送線で、3ビットデータの制御信号をヘッドユニット40に送信する。
第2実施形態のヘッドユニット40は、デコーダー42´とヘッドコントローラーHC´を有している。
デコーダー42´は、コントローラー60からフレキシブルケーブル71の3本の伝送線を介して3ビットデータの制御信号を受信する。そして、デコーダー42´は、3ビットデータの制御信号をデコードして、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2、強制充電信号NCHGの4個の制御信号(第2制御信号に相当する)を生成する。つまり、デコーダー42´は、コントローラー60から3本の伝送線を介して伝送された3ビットデータから4ビットデータを生成する。言い換えると、デコーダー42´は、3個の制御信号を、3個よりも多い数の4個の制御信号に変換する。そして、デコーダー42´は、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2、強制充電信号NCHGをヘッドコントローラーHC´に出力する。
図10は、第2実施形態のデコーダー42´の動作の説明図である。
デコーダー42´は、コントローラー60から伝送される3ビットデータに応じて、図4のようにラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2、強制充電信号NCHGの4つの信号に変換し、ヘッドコントローラーHC´に出力する。
例えば、図より、コントローラー60から伝送された3ビットデータが[011]の場合、デコーダー42´で生成される信号は、ラッチ信号LATがLレベル、第1チェンジ信号CH1がHレベル、第2チェンジ信号CH2がLレベル、強制充電信号NCHGがHレベルとなる。
第2実施形態のヘッドコントローラーHC´は、図9に示すように、OR回路85を有している。OR回路85はピエゾ素子417毎に設けられており、OR回路85には、強制充電信号NCHGの反転と、第1スイッチ信号SW1が入力される。そして、OR回路85の出力によって、第1スイッチ861のオン/オフが制御される。
図11は、第2実施形態のヘッドコントローラーHC´に入力される信号の説明図である。
強制充電信号NCHGは、周期Tの開始から時間T_NCHGだけ経過するまでの間はLレベルであり、その他の間ではHレベルである。なお、強制充電信号NCHGがLレベルの時間(T_NCHG)は、ラッチ信号LATのHレベルの時間(T_LAT)よりも長い。
また、周期Tの開始から時間T_NCHGが経過するまでの間、第1駆動信号COM1も第2駆動信号COM2も共に中間電位である。
図11に示すように、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2及び強制充電信号NCHGの4個の信号の状態は、以下の5通りである。
(状態1)
ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、及び第2チェンジ信号CH2がLレベルで、強制充電信号NCHGがHレベル(例えば、周期T開始直前や周期T開始から時間T_NCHG経過直後)。なお、これはコントローラー60からの3ビットデータが[000]の場合の状態である。
(状態2)
ラッチ信号LATがHレベルで、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2及び強制充電信号NCHGがLレベル(例えば、周期T開始直後)。なお、これはコントローラー60からの3ビットデータが[001]の場合の状態である。
(状態3)
ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2、及び強制充電信号NCHGが全てLレベル(例えば、周期T開始してから時間T_LAT経過後、時間T_NCHG経過前)。なお、これはコントローラー60からの3ビットデータが[010]の場合の状態である。
(状態4)
ラッチ信号LATがLレベル、第1チェンジ信号CH1がHレベル、第2チェンジ信号CH2がLレベル、強制充電信号NCHGがHレベル(例えば、周期T開始してから時間T11経過直後)。なお、これはコントローラー60からの3ビットデータが[011]の場合の状態である。
(状態5)
ラッチ信号LATがLレベル、第1チェンジ信号CH1がLレベル、第2チェンジ信号CH2がHレベル、強制充電信号NCHGがHレベル(例えば、周期T開始してから時間T21経過直後)。なお、これはコントローラー60からの3ビットデータが[100]の場合の状態である。
本実施形態では、ヘッドコントローラーHC´のOR回路85には、強制充電信号NCHGの反転信号と第1スイッチ信号SW1とが入力される。
強制充電信号NCHGがLレベルの場合(状態2及び状態3の場合)、第1スイッチ制御信号SW1に関わらず、OR回路85からHレベルが出力される。よって、強制充電信号NCHGがLレベルの時には、第1スイッチ861がオンし、第1駆動信号COM1がピエゾ素子417に印加される。これによりピエゾ素子417は第1駆動信号COM1(このとき中間電位)により充電される。
一方、強制充電信号NCHGがHレベルの場合(状態1、状態4、状態5の場合)、第1スイッチ制御信号SW1がHレベルのときは、強制充電信号NCHGに関わらず、OR回路85からHレベルが出力される。また、第1スイッチ制御信号SW1がLレベルのときは、OR回路85からLレベルが出力される。よって、この場合、第1スイッチ制御信号SW1に応じて第1スイッチ861がオン/オフする。
このように、強制充電信号NCHGがLレベルの期間にピエゾ素子417が中間電位に充電されるので、ノズルからのインク滴の誤噴射や、ノズル開口のインクメニスカスの乱れを防止できる。
(第2実施形態のまとめ)
第2実施形態では、本実施形態では、コントローラー60は、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2、強制充電信号NCHGをエンコードして3ビットデータの制御信号を生成し、フレキシブルケーブル71の3本の伝送線を介して、3ビットデータの制御信号をヘッドユニット40に送信している。そして、ヘッドユニット40のデコーダー42´は、受信した3ビットデータの制御信号をデコードして、ラッチ信号LAT、第1チェンジ信号CH1、第2チェンジ信号CH2、強制充電信号NCHGの4個の制御信号を生成している。これにより、4個の制御信号(4ビットデータ)をそのまま本体側からヘッドユニット側に伝送する場合と比べて、フレキシブルケーブル71の線数を軽減(制御信号を伝送するための伝送線を4本から3本に軽減)することができる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<液体噴射装置について>
前述の実施形態では、液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンターが説明されている。但し、液体噴射装置はインクジェットプリンターに限られるものではなく、インク以外の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような液状体も含む)や液体以外の流体(流体として噴射できる固体、例えば粉体)を噴射する流体噴射装置にも適用可能である。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる液状の色剤や電極材などを噴射する噴射装置や、バイオチップ製造に用いられる液状の生体有機物を噴射する噴射装置に、前述の実施形態を適用しても良い。
<インクについて>
前述の実施形態は、プリンターの実施形態だったので、インクをノズルから噴射しているが、このインクは水性でも良いし、油性でも良い。また、ノズルから噴射する流体は、インクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから噴射しても良い。
<ピエゾ素子について>
前述の実施形態では、ピエゾ素子を用いてインクを噴射していた。しかし、液体を噴射する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
<印刷方式について>
前述の実施形態では、媒体を搬送方向に搬送する搬送動作と、ヘッドを移動方向に移動させながらノズルからインクを噴射することによって媒体にドットを形成するドット形成動作を繰り返し行なうプリンター(いわゆるシリアルプリンター)であったが、シリアルプリンターに限られない。例えば、媒体幅方向に媒体幅以上の長さのノズル列を備え、媒体を搬送方向に搬送させながらノズル列の各ノズルからインクを噴射させることで媒体に画像を印刷するラインプリンターでも良い。
<フレキシブルケーブルについて>
前述の実施形態では、フレキシブルケーブルを介してデータの送受信を行なっていたが、フレキシブルケーブルに限られず、基板上の配線でも良い。この場合にも配線数を軽減することができる。
1 プリンター、20 搬送ユニット、21 給紙ローラー、
22 搬送モーター(PFモーター)、23 搬送ローラー、
24 プラテン、25 排紙ローラー、30 キャリッジユニット、
31 キャリッジ、32 キャリッジモーター(CRモーター)、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、42 デコーダー、50 検出器群、
51 リニア式エンコーダー、52 ロータリー式エンコーダー、
53 紙検出センサー、54 光学センサー、60 コントローラー、
61 インターフェイス部、62 CPU、63 メモリー、
64 ユニット制御回路、65 駆動信号生成回路、
71 フレキシブルケーブル、
81A 第1シフトレジスタ、81B 第2シフトレジスタ、
82A 第1ラッチ回路、82B 第2ラッチ回路、
83 信号選択部、84 制御ロジック、85 OR回路
861 第1スイッチ、862 第2スイッチ、
110 コンピューター、417 ピエゾ素子、
HC ヘッドコントローラー、

Claims (5)

  1. ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号と、ノズルに対応して設けられた駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号とを出力する本体側コントローラーと、
    前記本体側コントローラーから出力された前記データ信号を伝送するためのデータ信号線と、前記N個の第1制御信号を伝送するためのN本の制御信号線とを有する配線と、
    前記N本の制御信号線を介して伝送された前記N個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換する変換部と、
    前記データ信号線を介して伝送された前記データ信号と、前記変換部で変換された前記第2制御信号とに基づいて、前記駆動素子の駆動を制御するヘッドコントローラーと、
    を備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の流体噴射装置であって、
    前記ヘッドコントローラーは、第1駆動信号又は第2駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子に印加することを制御するものであり、
    前記第1駆動信号及び前記第2駆動信号には、それぞれ、1画素にドットを形成する期間に複数の前記駆動パルスが含まれており、
    前記第2制御信号には、
    前記期間を示す信号と、
    前記第1駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子へ印加する区間を示す信号と、
    前記第2駆動信号に含まれる前記駆動パルスを前記駆動素子へ印加する区間を示す信号と、
    が含まれることを特徴とする流体噴射装置。
  3. 請求項2に記載の流体噴射装置であって、
    前記第2制御信号には、更に、前記期間ごとに前記駆動素子に所定電圧を印加する区間を示す信号が含まれる、ことを特徴とする流体噴射装置。
  4. 流体を噴射するノズルと、
    前記ノズルに対応して設けられた駆動素子と、
    前記駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号を本体側コントローラーからN本の制御信号線を介して受信し、前記N個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換し、前記第2制御信号を出力する変換部と、
    前記ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号を本体側コントローラーからデータ信号線を介して受信し、前記データ信号と前記第2制御信号とに基づいて前記駆動素子の駆動を制御するヘッドコントローラーと、
    を有するヘッドユニット。
  5. ノズルから流体を噴射するか否かを示すデータ信号と、ノズルに対応して設けられた駆動素子の駆動を制御するためのN個の第1制御信号とを出力すること、
    出力された前記データ信号をデータ信号線を介して伝送すると共に、前記N個の第1制御信号をN本の制御信号線を介して伝送すること、
    前記N本の制御信号線を介して伝送された前記N個の第1制御信号をN個よりも多い数の第2制御信号に変換すること、及び、
    前記データ信号線を介して伝送された前記データ信号と、前記変換部で変換された前記第2制御信号とに基づいて、前記駆動素子の駆動を制御すること
    を有する流体噴射方法。
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