JP2011098398A - ボルト締付装置 - Google Patents

ボルト締付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011098398A
JP2011098398A JP2009252831A JP2009252831A JP2011098398A JP 2011098398 A JP2011098398 A JP 2011098398A JP 2009252831 A JP2009252831 A JP 2009252831A JP 2009252831 A JP2009252831 A JP 2009252831A JP 2011098398 A JP2011098398 A JP 2011098398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin tail
inner socket
socket
bolt
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009252831A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Hiwaki
就三 樋脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009252831A priority Critical patent/JP2011098398A/ja
Publication of JP2011098398A publication Critical patent/JP2011098398A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】破断したピンテールの落下を防止する仕組みを備えたボルト締付装置を提供する。
【解決手段】先端部に破断用のピンテール19を備えたトルシアボルト16に対してナット17を締め付けるボルト締付機11において、ナット17に係合するアウターソケット12と、ピンテール19に係合するインナーソケット13とを少なくとも備え、破断して存置されたピンテール19をインナーソケット13から押し出すための押出しロッド22と、該押出しロッド22の基部に連設される押込みレバー23とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般にシャーレンチと称されるボルト締付装置に関するものであり、更に詳しくは、トルシアボルトにナットを締め付けた後の、破断したピンテールの落下を防止する仕組みを備えたボルト締付装置に関するものである。
従来のボルト締付装置としては、図9に示すような構成のものが知られている。このボルト締付装置1は、トルシアボルト2のピンテール3をインナーソケット4の係合部5に係合すると共に、ナット6を係合したアウターソケット7を駆動装置により回動してトルシアボルト2に対してナット6を締め付けるように構成されている(特許文献1及び2参照)。
所定のトルクでナット6が締め付けられた時に、アウターソケット7によるナット6の締付け反力をインナーソケット4のピンテール3に受けさせることで、このピンテール3が破断して、インナーソケット4の係合部5に存置される。
その後、解除レバー8を操作して係止部材9と突出しロッド10との係合を解除すると、バネ10aの付勢力によって突出しロッド10が瞬間的に突出し、インナーソケット4に存置されたピンテール3が外部に飛び出すこととなる。
特開平11−58255号公報 実開平6−66963号公報
この従来例のボルト締付装置1においては、外部に飛び出したピンテール8が作業員の手からこぼれて落下し、通行人等に怪我を負わせてしまう事故が危惧される。特に、作業現場が高層階である場合には、落下したピンテール8が風に流されて数百メートル離れた場所に着地した事例が報告されており、ピンテール8の落下は非常に危険である。
従って、従来例におけるボルト締付装置1においては、ピンテール8が確実に作業員の手の中に収まるようにして、落下を防止することに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本発明の要旨は、先端部に破断用のピンテールを備えたトルシアボルトに対してナットを締め付けるボルト締付機において、前記ナットに係合するアウターソケットと、前記ピンテールに係合するインナーソケットとを少なくとも備え、破断して存置された前記ピンテールを前記インナーソケットから押し出すための押出しロッドと、該押出しロッドの基部に連設される押込みレバーとを有することである。
また、前記押込みレバーを押し込んだ時に、前記押出しロッドの先端部が前記インナーソケットの先端部よりも内側に位置する構成としたものであり、そして、前記インナーソケットの先端部には、破断したピンテールの落下を防止するためのリング部材が設けられている構成としたものである。
本発明に係るボルト締付装置によれば、作業員が押込みレバーを押し込んで押出しロッドを前進させ、ピンテールをインナーソケットの先端部に押し出す。そして、作業員が手でピンテールを取り外すので、当該ピンテールが確実に作業員の手の中に収まることとなる。
従って、従来例のようにピンテールが外に飛び出さないことと相俟って、当該ピンテールの落下が確実に防止できるという優れた効果を奏する。
また、押込みレバーを押し込んだ時に、前記押出しロッドの先端部が前記インナーソケットの先端部よりも内側に位置することによって、押し出されたピンテールが常にインナーソケットの先端部の近傍に引っ掛かった状態で位置することとなる。そして、作業員が手でピンテールを取り外すので、当該ピンテールが確実に作業員の手の中に収まるという優れた効果を奏する。
そして、インナーソケットの先端部には、破断したピンテールの落下を防止するためのリング部材が設けられていることによって、押し出されたピンテールがリング部材に引っ掛かった状態に位置するので、上述の押出しロッドの先端部をインナーソケットの先端部よりも内側に位置させることと相俟って、当該ピンテールが確実に作業員の手の中に収まるという優れた効果を奏する。
本発明に係るボルト締付装置11の正面図である。 (イ)アウターソケット12とインナーソケット13を分離した状態の斜視図である。(ロ)アウターソケット12にインナーソケット13をセットした状態の斜視図である。 インナーソケット13の縦断面図である。 インナーソケット13の側面図である。 押出しロッド22及び押込みレバー23の正面図である。 押出しロッド22及び押込みレバー23の平面図である。 押出しロッド22及び押込みレバー23の側面図である。 トルシアボルト16の正面図である。 従来例に係るボルト締付装置1の要部を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2において、符号11はボルト締付装置を示し、このボルト締付装置11は、アウターソット12の内側にインナーソケット13を連設した締付部14を備えており、この締付部14をケーシング21の取付部21aに連設している。ケーシング21の下部には、ハンドル26と原動機27とが設けられている。
アウターソケット12は、図2(イ)に示すように、略筒状を呈し、先端部12aと後端部とが貫通状態に形成されると共に、先端部12aに係合部15が形成され、この係合部15にトルシアボルト16(図8参照)のナット17が係合される。
インナーソケット13は、図2(イ)に示すように、略筒状を呈し、先端部13aと後端部とが貫通状態に形成されると共に、先端部13aに係合部18が形成され、この係合部にトルシアボルト16(図8参照)のピンテール19が係合される。
そして、図2(ロ)に示すように、アウターソケット12の内側にインナーソケット13を囲繞した状態にセットして締付部14が構成される。
また、インナーソケット13の先端部13aには、図2(イ)、図3及び図4に示すように、落下防止用のリング部材20が設けられており、このリング部材20は、インナーソケット13の先端部13aにピンテール19の外周部と当接すべく組み付けられている。リング部材20の材質は、ウレタン等の合成樹脂材で成形される。
このリング部材20の存在によって、押し出されたピンテールがインナーソケット13の先端部13aの近傍、即ち、リング部材20に引っ掛かった状態に位置して落下が防止されることとなる(図3参照)。
更に、アウターソケット12及びインナーソケット13の略中央部には、図1及び図3に示すように、押出しロッド22が設けられており、この押出しロッド22は、基部22b側がケーシング21の外部に延設されている。
押出しロッド22の基部22bには、図1及び図5、図6に示すように、押込みレバー23が垂下した状態で連設されており、この押込みレバー23を押込み又は引出しすることで、押出しロッド22を前進又は後退させることができる。
このように手動式の仕組みにすることによって、作業員が手で押込みレバー23を押し込んで、押出しロッド22を前進させ、係合部18に存置したピンテール19を押し出して、インナーソケット13の先端部13aの近傍に位置させることとなる(図3参照)。
そして、作業員は手でピンテール19を取り外すので、当該ピンテール19が確実に作業員の手の中に収まる。従って、従来例のようにピンテールが外に飛び出さないことと相俟って、当該ピンテール19の落下が確実に防止できる。
なお、図1及び図5、図6中の符号24は、ケーシング21の後部に設けられ且つ押込みレバー23の両側に位置するガイド板を示す。
押出しロッド22の先端部22aは、図3及び図5に示すように、押込みレバー23を最大限に押し込んだ時に、インナーソケット13の先端部13aよりも内側に位置するように長さ調整されている。
このように押込みレバー23の長さ調整がなされることによって、押し出されたピンテール19が常にインナーソケット13の先端部13aの近傍に引っ掛かった状態に位置することとなる(図3参照)。即ち、前述の落下防止用のリング部材20の存在と相俟って、図3の仮想線で示す如く、ピンテール19がインナーソケット13の先端部22aの近傍に位置するのである。そして、作業員が手でピンテール19を取り外すので、当該ピンテール19が確実に作業員の手の中に収まる。
このような構成のボルト締付装置11は、アウターソケット12及びインナーソケット13を相反方向に回転させてナット17を締め付けると共に、ピンテール19に対してナット17を相対回転させる遊星歯車機構(図示せず)を備えている。
ボルト締付装置11の使用方法は、まず、アウターソケット12とインナーソケット13とからなる締付部14を(図2(ロ)参照)、ケーシング21の取付部21aに取り付ける。
次に、予め所定の場所に装着されているトルシアボルト16に対して、ナット17をアウターソケット12に係合すると共に、ピンテール19をインナーソケット13に係合する。この時、ピンテール19に押された押出しロッド22が後退すると共に、押込みレバー23も同様に後退する。
続いて、スイッチレバー25を押し込めば、アウターソケット12とインナーソケット13とは、互いに相反方向に回転してナット17を締め付けると共に、ピンテール19に対してナット17を相対回転させて図示しない破断溝が破断するまで行われ、これにより所定の締付力を確保している。
破断したピンテール19は、インナーソケット13の係合部18に存置されており、この存置したピンテール19を、前述したように、作業員が押込みレバー23を押し込んで、押出しロッド22を前進させてピンテール19を押し出す。
ピンテール19は、リング部材20の存在と相俟って、インナーソケット13の先端部13aの近傍に位置するので、作業員は手でピンテールを取り外す。つまり、当該ピンテール19が確実に作業員の手の中に収まるのである。
1 ボルト締付装置
2 トルシアボルト
3 ピンテール
4 インナーソケット
5 係合部
6 ナット
7 アウターソケット
8 解除レバー
9 係止部材
10 突出しロッド
10aバネ
11 ボルト締付装置
12 アウターソケット
12a先端部
13 インナーソケット
13a先端部
14 締付部
15 係合部
16 トルシアボルト
17 ナット
18 係合部
19 ピンテール
20 リング部材
21 ケーシング
21a取付部
22 押出しロッド
22a先端部
22b基部
23 押込みレバー
24 ガイド板
25 スイッチレバー
26 ハンドル
27 原動機

Claims (3)

  1. 先端部に破断用のピンテールを備えたトルシアボルトに対してナットを締め付けるボルト締付機において、
    前記ナットに係合するアウターソケットと、前記ピンテールに係合するインナーソケットとを少なくとも備え、
    破断して存置された前記ピンテールを前記インナーソケットから押し出すための押出しロッドと、該押出しロッドの基部に連設される押込みレバーとを有すること
    を特徴とするボルト締付装置。
  2. 前記押込みレバーを押し込んだ時に、前記押出しロッドの先端部が前記インナーソケットの先端部よりも内側に位置すること
    を特徴とする請求項1に記載のボルト締付装置。
  3. 前記インナーソケットの先端部には、破断したピンテールの落下を防止するためのリング部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のボルト締付装置。
JP2009252831A 2009-11-04 2009-11-04 ボルト締付装置 Pending JP2011098398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009252831A JP2011098398A (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ボルト締付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009252831A JP2011098398A (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ボルト締付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011098398A true JP2011098398A (ja) 2011-05-19

Family

ID=44190009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009252831A Pending JP2011098398A (ja) 2009-11-04 2009-11-04 ボルト締付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011098398A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214319Y2 (ja) * 1971-12-09 1977-03-31
JPS57149971U (ja) * 1981-03-13 1982-09-20
JPS6121795B2 (ja) * 1981-10-20 1986-05-28 Shibaura Eng Works Ltd
JPS6156069B2 (ja) * 1982-09-22 1986-12-01 Maeda Metal Ind
JPH0236707Y2 (ja) * 1984-09-17 1990-10-04
JPH0338075B2 (ja) * 1982-09-13 1991-06-07 Sakamura Machine
JP2009039858A (ja) * 2007-03-14 2009-02-26 Topy Ind Ltd 端面加工装置
JP2010247268A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Jiroo Kk ボルト締結装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214319Y2 (ja) * 1971-12-09 1977-03-31
JPS57149971U (ja) * 1981-03-13 1982-09-20
JPS6121795B2 (ja) * 1981-10-20 1986-05-28 Shibaura Eng Works Ltd
JPH0338075B2 (ja) * 1982-09-13 1991-06-07 Sakamura Machine
JPS6156069B2 (ja) * 1982-09-22 1986-12-01 Maeda Metal Ind
JPH0236707Y2 (ja) * 1984-09-17 1990-10-04
JP2009039858A (ja) * 2007-03-14 2009-02-26 Topy Ind Ltd 端面加工装置
JP2010247268A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Jiroo Kk ボルト締結装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2106888A2 (en) Toolless apparatus for guide bar for chain saw
CN108430808B (zh) 轮胎拆装机
JPWO2017183614A1 (ja) 遠隔操作用掛止具
JP2019177418A (ja) ブラインドファスナー用の取付工具及びファスナーの取付手順
EA023669B1 (ru) Устройство для затягивания/ослабления резьбовой крепёжной детали
US20150148176A1 (en) Torque-limiting assembly for a surgical powertool
JP6158441B2 (ja) ハンドブレーキ
JP2018527524A (ja) フリーホイールを備えた省スペースラチェットユニット
JP5002676B2 (ja) 締結工具
WO2013184105A1 (en) Feedback system for bar clamping
JP2010052101A (ja) 回転打撃工具
WO2007100315A3 (en) Cargo restraint gripping system
JPH0243665Y2 (ja)
JP2011098398A (ja) ボルト締付装置
JP3184850U (ja) ボルト・ナット締め補助工具
US20180193988A1 (en) Rotational driver
CN108568772B (zh) 包括使反抗转矩转向的支撑支架和动力螺纹驱动器的组件
WO2017031511A3 (en) Actuator for a reactionless rock bolt tensioner
US9192995B2 (en) Direct action powered soil pipe cutter
CN103317561A (zh) 一种链锯上的免工具拆卸导板及快速张紧链条装置
JP2008012780A (ja) チェンソーのチェン張り機構
US6629804B1 (en) Nut cutter
KR20180046176A (ko) 조임장치
KR20050123031A (ko) 두 요소의 안전체결장치
JP2001193032A (ja) 除雪機の過負荷伝達防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304