JP2011097803A - Evチャージ・ソーラープラグインステーション - Google Patents

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Abstract

【課題】規格が統一されていない電気自動車の急速充電器の充電容量にも十分対応できる出力容量と、設置場所において最大の発電度効率を提供できるように太陽高度に合わせて太陽電池モジュールの仰角や方位が調整可能な設置台を有し、太陽光発電装置をモジュール化して設置/解体を容易にすることで設置コストを軽減し、且つ機動性を備えた電気自動車充電用のEVチャージ・ソーラープラグインステーションを提供することを目的とする。
【解決手段】太陽電池モジュールと太陽電池設置手段と充電制御手段とバッテリーモジュールと電気自動車充電用の充電手段とから構成されるEVチャージ・ソーラープラグインステーションであって、前記太陽電池設置手段が複数の水平なアームを有し、前記太陽電池モジュールを載置して前記アーム上に設置する載置台座を具備することを特徴とするEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
【選択図】図1

Description

太陽光発電装置を利用し、機動性を備えた電気自動車充電用のEVチャージ・ソーラープラグインステーションに関する。
米国の金融危機に端を発する米国自動車産業衰退等の打開策として米国のオバマ政権では、地球温暖化防止策を推進するエコロジー政策の柱として電気自動車の開発に24億ドルの助成金を支出する政策を打ち出した。その結果、電気自動車の普及のためガソリンスタンドに代わる電気自動車の充電用スタンドの設置等のインフラの整備にも目が向けられている。そのためカリフォルニア州では2年間で30万箇所の充電ステーションの設置を予定し、計画された充電ステーションの内、約10%が自然エネルギーを利用した太陽光発電による充電用スタンドの設置を決めている。
わが国においても電気自動車の普及に不可欠な充電ステーションについて、自然エネルギーを利用した充電ステーションを設置する機運が高まっている。例えば、特許文献1に示す太陽光発電を利用した充電装置が開示されている。
また、例えば非特許文献1には、家庭の屋根や工場等に設置される太陽電池モジュールの設置方法の違いによる太陽光発電量の影響について紹介されている。
図7は東京において、従来の太陽電池モジュールの設置方法の違いによる太陽光発電量の影響について発電量の変化を示すグラフである。図7(a)は単結晶シリコン太陽電池を南向き、仰角30°に設置した際の1日の発生電力量の変化、図7(b)は東、南、西の方向に向いた屋根に太陽電池モジュールを設置、及び屋根の傾斜を想定して傾斜角が30°、45°の場合における太陽電池モジュールの年間の発生電力量を示している。図7(c)は、3kwの単結晶シリコン太陽電池モジュールの1日に換算した太陽光発電量を示している。
特開平6−86406号公報
日本建築学会大会学術講演梗概集.D、環境工学、1993年−4030
しかし、常設の太陽光発電装置の場合、電気自動車の充電用途を意図した製品は販売されておらず、家庭や工場等に年間を通して一定電力を供給する装置を前提とした構成であり、そのため傾斜屋根や屋上に設置される太陽電池モジュールを固定する設置台は、突風や台風等の自然現象にも対応する強度が求められる。その結果、太陽光発電装置を設置するための設置工事は、太陽電池モジュールを支える設置台の基礎工事と取り付け工事等で多くの時間と経費が必要である。
また、自然エネルギーである太陽光を利用する太陽電池の性能は、設置方向や日照量に大きく影響されることが知られており、図7(b)に示すように設置方法よっては発電効率が低下する恐れがあり、屋根の向きによっては必ずしも太陽電池モジュールを南向きに設置できないため、常設の太陽光発電装置では一日に必要な電力を安定的に供給する必要性から、太陽電池パネルの設置枚数の増設と、蓄電装置のバッテリーモジュールの容量の増加等の大型化することで高コストな製品になっている。そして、一般家庭用の太陽光発電装置は、電気自動車の充電に用いることを想定した設計には成っていない。
また、各電気自動車メーカより発表されている電気自動車の急速充電装置は、充電容量や充電コネクター等の互換性が無く、まだ統一規格が整備されていない状況であるが、唯一家庭用コンセントから充電できるプラグインシステムが共通の充電方法である。
本発明は、上記課題に着目して成されたもので、現在、規格が統一されていない電気自動車の急速充電器の充電容量にも十分対応できる柔軟に仕様変更が可能な出力容量と、設置される場所において太陽電池モジュールを常に南方向に向けることで最大の発電効率を提供することを目的とする。また、太陽光発電装置をモジュール化することで設置/解体工事を簡略化して設置コストを軽減し、且つ自然災害に非常用電源装置として対応できる機動性を備えた電気自動車充電用のEVチャージ・ソーラープラグインステーションを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するため、以下(1)〜(5)の構成を備えるものである。
(1)太陽電池モジュールと太陽電池設置手段と充電制御手段とバッテリーモジュールと電気自動車充電用の充電手段とから構成されるEVチャージ・ソーラープラグインステーションであって、前記太陽電池設置手段が複数の水平なアームを有し、前記太陽電池モジュールを載置して前記アーム上に設置する載置台座を具備することを特徴とするEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
(2)前記太陽電池モジュールを載置する前記載置台座が、太陽電池モジュールの向く方位を変更できる円形トラス台を具備することを特徴とする前記(1)記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
(3)前記太陽電池モジュールを載置する前記載置台座が、太陽電池モジュールの仰角を変更できる仰角調整手段を具備することを特徴とする前記(1)または(2)記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
(4)前記太陽電池モジュールを載置する前記載置台座が、前記太陽電池モジュールのサイズに応じて位置を変更できる取付け手段を具備することを特徴とする前記(1)乃至(3)いずれか1項に記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
(5)前記太陽電池設置手段の複数の前記アームが、振動を吸収する緩衝手段を備えていることを特徴とする前記(1)乃至(4)いずれか1項に記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
本発明のEVチャージ・ソーラープラグインステーションによれば、太陽電池モジュールと高出力容量のリチウムイオンバッテリーの出力容量を、ユーザの仕様に合わせて自由に変更が可能である。また、オプション装備として安価な鉛蓄電池や風力発電機も装着することも可能で、更に将来リチウイオンバッテリーよりエネルギー密度の高いリチウム・空気電池を装備することも可能である。
現在、規格統一されていない電気自動車の急速充電器に必要な充電容量に対しても、上述した出力容量を自由に変更できる機能により、ユーザ仕様に十分対応できる柔軟な給電仕様を提供することができる。
また、設置される場所において最大の発電度効率を提供できるように、太陽の方向と高度に合わせて太陽電池モジュールの傾斜角や方位を自由に調整可能な円形トラス台を具備した設置台と、太陽光発電装置を軽量モジュール化することで、設置/解体が一日で容易に行える機動性とを備えた低コストで設置可能な電気自動車充電用のEVチャージ・ソーラープラグインステーションを提供することができる。
また、自然災害による電力供給が遮断された地域に、本発明のEVチャージ・ソーラープラグインステーションを設置することで、家庭用コンセントと同じ規格のコネクターを装備した非常用電源装置として提供することができる。
本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの構成図 本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの設置台の構成図、(a)設置台モジュールの構成図、(b)円形トラス台の斜視図 本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの載置台座の機能図、(a)円形トラス台の機能図、(b)台座の機能図、(c)仰角調整金具の構造図 本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの設置状況と定格表 本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの設置台モジュールの別構成図 本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの太陽電池パネルの配置図と、載置台座の側面図 太陽電池モジュールの発電量の変化、(a)1日の発電電力量の変化グラフ、(b)設置方位と傾斜角別年間発電量
以下に、本発明を実施するための形態を、実施例により詳しく説明する。
本発明のEVチャージ・ソーラープラグインステーションを図面に基づいて説明する。尚、本実施例の設置台モジュールの構成は、円形トラス台を支持するサイドパネルとアームの構成は2組となっているが、設置する太陽電池モジュールの数や重量により支持するサイドパネルとアームの構成を変更することが可能であり本発明を制限するものではない。
図1は、本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの構成図である。EVチャージ・ソーラープラグインステーションのモジュール構成を示している。
図2は本実施利に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの設置台についての構成図である。太陽電池モジュールの傾斜角や方位を自由に調整可能な台座と円形トラス台を具備した設置台モジュールの構成を示している。
図中において、1はEVチャージ・ソーラープラグインステーションの本体である。2はウイング状の軽量太陽電池モジュールである。3は床置き型太陽電池モジュールである。4は小型の風力発電機である。床置型太陽電池モジュール3と風力発電機4はオプション装備である。
5は充電制御手段である充電制御モジュールである。充電制御モジュール5には、太陽電池で発電した電力をバッテリーモジュール6に充電/放電させるための充電コントローラ5a、バッテリーモジュール6のDC電力をAC電力に変換するインバータ5b、EVチャージ・ソーラープラグインステーション1の機能、作動及び盗難等を遠隔監視する通信機能を備えたPC(パーソナルコンピュータ)から成るマネージメント5cから構成される。またマネージメント5cは、複数のEVチャージ・ソーラープラグインステーション1を一箇所で集中管理できる機能を備えた装置でオプション装備である。
6はリチウムイオンバッテリーからなるバッテリーモジュールである。7は電気自動車充電用の充電スタンドである。充電スタンド7は、電気自動車メーカより提供される。基本仕様は家庭用コンセントと同一規格のコンセントを有している。8は充電制御モジュール5、バッテリーモジュール6、重石8aを格納するための制御機器収納ボックスである。
9は太陽電池設置手段である設置台である。設置台9は、緩衝手段である左右の2本の油圧ダンパーで構成されるブレース9a、9bと、ブレース9a、9bで支持する水平アームである左右のビーム9c、9dと、左右のブレース9a、9b、及びビーム9c、9dの一端を固定して両側の支柱となるサイドパネル9e、9fとビーム9c、9d間に渡してビーム幅を固定するオーバーフレーム9gとバックフレーム9hから構成されている。ステンレス板材とH型鋼を溶接した金属フレームから成る基礎部9j、9kの上に支柱となるサイドパネル9e、9fがボルト留めされている。
10は電気自動車の駐車スペースであるグランドエプロンである。11は電気自動車メーカから提供される充電スタンド7を設置するステージである。床置型太陽電池モジュール3とグランドエプロン10とステージ11は、ステンレス板材とH型鋼等を組み合わせて加工しEVチャージ・ソーラープラグインステーション1の設置仕様に応じて設置枚数を柔軟に変更できる着脱式のパネル構造となっている。
12は複数のパイプ材をトラス構造状に溶接した円盤状の円形トラス台である。13は軽量太陽電池モジュール2を載置する台座である。14は軽量太陽電池モジュール2の仰角が0〜60度の範囲で調整できる仰角調整金具である。円形トラス台12、台座13、仰角調整金具14の3組で載置台座を構成し、左右のビーム9c、9dの上面に設置され、軽量太陽電池モジュール2の方位を自由に設定し、且つ軽量太陽電池モジュール2の仰角を自由に変更できる構成となっている。
EVチャージ・ソーラープラグインステーション1を設置する場合、必ずしも設置方位が南向きに設置できないことが多い。しかし、発電効率を最大にするためには軽量太陽電池モジュール2の方位を太陽が頂点となる南方向(方位180度)に向ける必要がある。また、従来の製品では軽量太陽電池モジュール2を載せた台座13が設置台9の左右のビーム9c、9dから成るアーム上に直接固定されていたため、南方向が正面或いは背面方向に来るように設置方位が制限され、EVチャージ・ソーラープラグインステーション1の設置方向は南北方向のみで設置条件に制限があった。
その改善策として本実施例では、図3に示すように設置台9と軽量太陽電池モジュール2を取付けた台座13と、仰角を調整できる仰角調整金具14と、円盤状の円形トラス台12から構成される載置台座を設けることで、図3(a)に示すように台座13を360度、何れの方向にも自由に方位を設定できる。その結果、EVチャージ・ソーラープラグインステーション1の設置条件に影響されることなく軽量太陽電池モジュール2の向きを常に南方向(方位180度)に向けて設置台9に固定することができる構成となっている。
軽量太陽電池モジュール2は、重量軽減と風圧の軽減のためウイング状に成形されたパンチングメタルボード、或いはポリカーボネート等の強化プラスチックボード等の軽量板材に貼り付けた太陽電池パネル2aを使用している。また、図7(b)に示した発電電力量の傾斜角の影響を考慮して、図3(b)に示す円形トラス台12には、設置する地域の太陽の高度に合わせて最大電力を発生させるために、図3(c)に示す緯度の違いによる軽量太陽電池モジュール2の仰角を0〜60度の範囲で調整できる仰角変更機構を有する仰角調整金具14が台座13に取り付けられている。
太陽電池モジュールには、設置台9に載せる軽量太陽電池モジュール2の他に、オプション装備の床置型太陽電池モジュール3から構成されている。床置型太陽電池モジュール3は、重量と堅牢性を備えたガラス基板に形成されたシリコン系、或いはアモルファス系の高効率で低価格の従来型の太陽電池パネル2aが、溝部に配線ケーブルを格納したグランドエプロン10を構成する角型の金属フレームに取付けられている。また、グランドエプロン10には、設置仕様に合わせて床置型太陽電池モジュール3と駐車部10aの設置枚数を自由に変更できる着脱式のパネル構造となっている。
一般的に太陽電池の発電量は、図7(b)の年間発電量のグラフが示すように、設置方位と傾斜角の発電量への影響が大きいことが知られており、太陽を追尾する方式と比較すると、固定式の発電量は一日を通した総発電量では5〜15%程の低下することも知られている。そのため、住宅の屋根に設置されている一般的な太陽光発電装置では、一日に必要な電力を安定的に供給する必要性から、太陽電池パネル2aの設置枚数の増設と、蓄電装置のバッテリーモジュール6の容量増により、装置が大型化して高コストな製品になっている。
しかし、本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーション1の太陽電池モジュールに求められる機能は、常時一定の電力を供給し続ける用途の装置では無く、電気自動車を充電した後の出力容量が低下したEVチャージ用バッテリーモジュール6を素早く充電する機能が優先されている。また、図7(b)に示す3方位(東、南、西)の年間発電量の差異から、高価で重量が増加する太陽追尾機構を組み込んで設置して得られる効果と経費との費用対効果を総合的に判断して太陽追尾機構の必要性は低いと判断できる、しかし将来、軽量且つ低価格の太陽追尾機構を入手できれば載置台座の円形トラス台12に組み込むことも可能である。
太陽電池モジュールの表面に小さな集光プリズムを設けた集光装置を取り付けることで発電効率の向上を図り、短時間でEVチャージ用バッテリーモジュール6を充電するための発電量を確保する方法がより有効である。
また、本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーション1では発電効率を維持するため、設置場所の環境に応じて太陽光発電モジュールの表面に光触媒(二酸化チタン)をクリアコーティングすることで汚れ等による発電効率の低下を防止し、太陽電池の紫外線による劣化も防ぎ整備経費を削減する効果がある。
図4は本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーションの実際の設置状況と基本的な定格仕様図である。太陽電池モジュールを設置する場合の一般的な設置方法は、地面に設置する場合、固定用の基礎部にコンクリートを打ち、太陽電池モジュールを配置し固定するための鉄骨フレームを組み立て、基礎部にボルトで鉄骨フレームを固定する工事が必要となる。
しかし、図4(a)に示すように本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーション1は平坦な場所であれば基礎工事や固定用の杭打ち等の必要が無く、設置台9を地面に置いて、その上に軽量太陽電池モジュール2を取付けた台座13と円盤状の円形トラス台12で構成される載置台座を、軽量太陽電池モジュール2の方位を南に向くように配置して設置台9の水平アームである左右のビーム9c、9d上に固定される。オプション装備として床置型太陽電池モジュール3と風力発電機4が取付けられている。
設置台9の固定方法はバッテリーモジュール6と充電コントローラ5a、インバータ5b、マネージメント5c(オプション装備)から構成された充電制御モジュール5を設置台9の支柱の間に設置された制御機器収納ボックス8に格納することで、その制御機器収納ボックス8の重量によりEVチャージ・ソーラープラグインステーション1の設置台モジュールを固定する方法を採っている。但し長期間設置する場合は、必要に応じて簡易アンカーを地面に打ち込んでより安定した固定方法を併用することもできる。
充電制御モジュール5が格納された制御機器収納ボックス8には、バッテリーモジュール6の重量の他に重石8aとしてコンクリートブロック、土嚢等を収納する構造を有し、その重量によりEVチャージ・ソーラープラグインステーション1を固定するものである。コンクリートブロックや土嚢等の重石8aの替わりにバッテリーモジュール6の充電用リチウムバッテリーの積載数を増やすことで定格出力容量の増加と、バッテリーモジュール6の重量により設置台9を固定する一定重量を確保する重石8aとしての機能を兼ねることで、設置基礎工事を必要としない、設置/解体が1日で容易に行える機動性を持たせることが可能な構造となっている。
また、電気自動車の充電中は、車体が設置台9の床置型太陽電池モジュール3を跨ぐように駐車部10aのグランドエプロン10の金属パネル上に駐車するため、車体も設置台9を固定する重石の役割を担うことになっている。
更に、EVチャージ・ソーラープラグインステーション1の設置/解体が1日で容易に行える機動性を持たせるため、基礎部9j、9kのステンレス板材やアルミ材の角型パイプ及びH型鋼を溶接した金属フレーム上に支柱であるサイドパネル9e、9fを着脱自在に取付けた設置台9にすることで軽量化を図り、軽量太陽電池モジュール2の取付けた台座13、及び円盤状のアダプターで円形トラス台12の接合部はボルトで固定する。
図3(b)に示す風圧の影響を受ける軽量太陽電池モジュール2を取付ける台座13と円形トラス台12から成る載置台座を載せる水平なビーム9c、9dを支えるための油圧ダンパーのブレース9a、9bを取付けることで、軽量太陽電池モジュール2を取付けた台座13の風圧による振動を吸収して設置台9に振動が伝わらない構造と成っている。また、油圧ダンパーのブレース9a、9bは、設置台9が斜面に設置された場合でも、長さの調整が可能であり載置台座を載せるビーム9c、9dを常に水平に保つことができる。
EVチャージ・ソーラープラグインステーション1の正面には、床置型太陽電池モジュール3を固定及び配線ケーブルを格納する角型の金属フレームと電気自動車の駐車部の金属床のグランドエプロン10が設置され、両側には、EVチャージ用の充電スタンド7を取り付けるためのステージ11が設けられている。これらは設置台9の基礎部9j、9kにボルト等で簡単に取付け、取外しができる機構を持っている。
EVチャージ・ソーラープラグインステーション1のステージ11に取付けられる充電スタンド7は、各電気自動車メーカの急速充電器の仕様規格の統一が成されていないため、図4(b)の定格表に示すようにインバータ5bの基本的仕様は、単相110V/120VAC定格出力で、唯一の共通仕様のプラグインシステムである一般家庭用コンセントと同一規格のコネクターを装備する簡易充電装置である。インバータ5bの単相110V/120VAC定格出力は、日本国内で使用されている100VACと、米国で使用されている115VACの一般家庭用の電気機器の規格を満たすように出力切替え機能を具備し日本、米国での利用が可能となっている。
また、EVチャージ・ソーラープラグインステーション1のバッテリーモジュール6の出力仕様は、急速充電器の200〜550VAC、20〜50Ahの出力仕様にも対応できるリチウムイオンバッテリー(定格出力1000Ah、24kw)を装備することで、各電気自動車メーカで異なる急速充電スタンドの入力定格に対応した、単相或いは3相の220V/240VAC定格出力もインバータ5bには具備されている。EVチャージ・ソーラープラグインステーション1のバッテリーモジュール6の出力仕様の増減は、積み込まれるリチウムイオンバッテリーの数で調整してコストを抑えることができる。
また、自然災害による電力供給が遮断された地域において、復興支援のため機動性のある本実施例に係るEVチャージ・ソーラープラグインステーション1を迅速に設置して、100V/115VAC出力の一般家庭用コンセントと同一規格のコネクターを装備した簡易電源装置として被災現場に開設された避難所等の無線機、携帯電話、パソコン、照明等の電気機器に電力を提供する非常用電源装置として提供することができる。
図5に示す設置台9の太陽電池モジュール載置台座の構成は、多種多様な太陽電池パネルを搭載できるように台座13を簡素化して、2本の台座フレーム13a、13b上に載置する太陽電池パネルを数量の増減やサイズに対応して設置数と設置位置を調整できるガター13cを配置した構成を有する台座13と円盤状の円形トラス台12から成る載置台座を示した構成図である。
図5に示す載置台座は、円盤状の円形トラス台12上に、実施例1で示した格子状の台座13をより簡略にして、2本のL型アングル材を平行に配置した台座フレーム13a、13b、が片側の端部を円形トラス台12に固定されている角型アングル材12a、12b、の一端に蝶番構造で取り付けられる。台座フレーム13a、13bのもう一方の端部は太陽電池パネルの仰角を調整する仰角調整金具14を装着して円形トラス台12の角型アングル材12a、12bに取付けられている。
台座フレーム13a、13bと直角に配置された太陽電池パネル2aを取付けるためのL型アングル材からなる配線ケーブルを溝部に収納できるガター13cが、台座フレーム13a、13bにL金具で固定されている。ガター13cの取り付ける数は、載置される太陽電池パネル2aの数やサイズによって自由に変更することができる。
図6は軽量太陽電池モジュール2の構成を、より安価で入手しやすい太陽電池パネル2aを用いた構成図である。
図6(a)に示す本実施例における軽量太陽電池モジュール2の構成は、例として1枚が長方形(例えば330×450mm)パネルからなる太陽電池パネル2aを155枚使用して、配線ケーブルが取付けられたガター13c上に円形に太陽電池パネルを配置した構成となっている。軽量太陽電池モジュール2をより安価で入手しやすい太陽電池パネル2aで構成することで、軽量太陽電池モジュール2に掛かるコストを軽減し、且つ製作が容易となる。
図6(b)は載置台座の側面図で、台座フレーム13a、13bにL金具で固定されているガター13cの取り付ける数は、載置される太陽電池パネル2aの数やサイズによって自由に変更することができる。また、軽量太陽電池モジュール2の仰角を0〜60度の範囲で調整可能な仰角調整金具14が、円形トラス台12の角型アングル材12a、12bに取付けられている。
尚、仰角の調整を行う仰角調整金具14は、実施例1で示した構成と異なる構成となっているが、夫々仰角調整金具14の一例を示したものであって、軽量太陽電池モジュール2の積載枚数により重量が変化するため重量に対応した仰角調整金具14の構成は種々あり、仰角調整機能を説明するための最適な構造であって本発明を制限するものではない。
また、円形トラス台12に取付けられる角型アングル材12a、12b、及び台座フレーム13a、13bの数量も、軽量太陽電池モジュール2の種類や積載枚数により重量が変化するため重量に対応した数を設置するため、本実施例で示した2本に限定されるものではない。
EVチャージ・ソーラープラグインステーション1を構成するその他のモジュールと設置台9の構成は、実施例1と同一であるため説明は省略する。
以上、設置された場所において最大の発電度効率を提供できるように太陽の方向と高度に合わせて太陽電池モジュールの傾斜や方位を自由に調整可能な台座と円形トラス台から成る載置台座を具備した設置台と、太陽光発電装置を軽量モジュール化することで設置/解体が一日で容易に行える機動性とを備えた低コストで設置可能な電気自動車充電用のEVチャージ・ソーラープラグインステーションを提供することができる。
1 EVチャージ・ソーラープラグインステーション
2 軽量太陽電池モジュール
2a 太陽電池パネル
3 床置型太陽電池モジュール
4 風力発電機
5 充電制御モジュール(充電制御手段に対応)
5a 充電コントローラ
5b インバータ
5c マネージメント
6 バッテリーモジュール
7 充電スタンド
8 制御機器収納ボックス(収納箱に対応)
8a 重石
9 設置台
9a ブレース(緩衝手段に対応)
9b ブレース(緩衝手段に対応)
9c ビーム(アームに対応)
9d ビーム(アームに対応)
9e サイドパネル
9f サイドパネル
9g オーバーフレーム
9h バックフレーム
9j 基礎部
9k 基礎部
10 グランドエプロン
11 ステージ
12 円形トラス台(載置台座に対応)
12a 角型アングル材
13 台座(載置台座に対応)
13a 台座フレーム
13b 台座フレーム
13c ガター(取付け手段に対応)
14 仰角調整金具(仰角調整手段に対応)

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュールと太陽電池設置手段と充電制御手段とバッテリーモジュールと電気自動車充電用の充電手段とから構成されるEVチャージ・ソーラープラグインステーションであって、
    前記太陽電池設置手段が複数の水平なアームを有し、前記太陽電池モジュールを載置して前記アーム上に設置する載置台座を具備することを特徴とするEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
  2. 前記太陽電池モジュールを載置する前記載置台座が、太陽電池モジュールの向く方位を変更できる円形トラス台を具備することを特徴とする請求項1記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
  3. 前記太陽電池モジュールを載置する前記載置台座が、太陽電池モジュールの仰角を変更できる仰角調整手段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
  4. 前記太陽電池モジュールを載置する前記載置台座が、前記太陽電池モジュールのサイズに応じて位置を変更できる取付け手段を具備することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
  5. 前記太陽電池設置手段の複数の前記アームが、振動を吸収する緩衝手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のEVチャージ・ソーラープラグインステーション。
JP2009251909A 2009-11-02 2009-11-02 Evチャージ・ソーラープラグインステーション Pending JP2011097803A (ja)

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