JP2011097355A - 連接符号データの復号を繰り返して行う受信装置及び受信方法 - Google Patents

連接符号データの復号を繰り返して行う受信装置及び受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外符号及び内符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、従来の復号処理を修正することなく、簡易な構成により受信品質を向上させる。
【解決手段】RS復号部22は、復号結果及び復号正否情報を生成し、畳み込み符号部35は、エネルギー拡散及びバイトインターリーブされた復号結果に対し、畳み込み符号化を行って畳み込み復号結果を生成し、畳み込み符号部32は、バイトインターリーブされた復号正否情報に対し、畳み込み符号化を行って0から5までの範囲の畳み込み復号正否情報を生成する。軟判定値変更部50は、畳み込み復号正否情報が5のときの畳み込み復号結果を、デマッピング部18から入力した軟判定値に代えて新たな軟判定値に変更する。繰り返し復号部41は、このようにして変更した新たな軟判定値を用いて復号処理を行い、所定回数の復号処理によって誤りの少ない映像音声データを生成し、外部へ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、地上デジタルテレビ放送、地上デジタル音声放送等のデジタルデータを送受信する伝送システムにおいて、外符号及び内符号の連接符号データに対する復号を繰り返して行う受信技術に関する。
従来、地上デジタルテレビ放送及び地上デジタル音声放送の地上波向けデジタル放送(ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial))では、RS(Reed Solomon:リードソロモン)符号等の外符号と畳み込み符号等の内符号とを組み合わせた連接符号を用いることにより、伝搬路上で生じる誤りを訂正している。
まず、地上デジタル放送の伝送システムに用いる送信装置について説明する。図14は、送信装置の構成を示すブロック図である。この送信装置100は、RS符号部71、エネルギー拡散部72、バイトインターリーブ部73、畳み込み符号部74、マッピング部75、時間インターリーブ部76、周波数インターリーブ部77、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)フレーム化部78、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部79及びGI(Guard Interval:ガードインターバル)付加部80を備えている。送信装置100は、地上デジタル放送の映像音声データに対してRS符号化及び畳み込み符号化等の処理を施し、連接符号データのOFDM変調波を送信アンテナから送信する。
地上デジタル放送の映像音声データは、RS符号部71にてRS符号により外符号符号化され、エネルギー拡散部72にてエネルギー拡散処理が行われ、バイトインターリーブ部73にてバイトインターリーブされ、畳み込み符号部74にて畳み込み符号により内符号符号化され、マッピング部75にてI,Q信号(In−phase:同相成分の信号、Quadrature−phase:直交成分の信号)にマッピングされる。
マッピング部75にてマッピングされたI,Q信号は、時間インターリーブ部76にて時間インターリーブされ、周波数インターリーブ部77にて周波数インターリーブされ、OFDMフレーム化部78にてOFDMフレームに構成される。
OFDMフレーム化部78によりOFDMフレームに構成されたI,Q信号は、IFFT部79にて周波数領域の信号から時間領域の信号に逆高速フーリエ変換され、GI付加部80にてGIが付加される。このように処理された地上デジタル放送の映像音声データは、OFDM変調波として送信アンテナから送信される。
次に、地上デジタル放送の伝送システムに用いる従来の受信装置について説明する。図15は、従来の受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置101は、シンボル同期部11、GI除去部12、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部13、伝搬路推定部14、デフレーム化部15、周波数デインターリーブ部16、時間デインターリーブ部17、デマッピング部18、ビタビ復号部(内符号復号部)19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21及びRS復号部(外符号復号部)22を備えている。受信装置101は、送信装置100から送信された連接符号データのOFDM変調波を、受信アンテナを介して受信し、ビタビ復号及びRS復号等の処理を施し、元の地上デジタル放送の映像音声データに復号する。
受信アンテナを介して受信したOFDM変調波の受信信号は、シンボル同期部11にてシンボル同期処理が行われ、GI除去部12にてGIが除去され、FFT部13にて時間領域の信号から周波数領域の信号に高速フーリエ変換される。そして、伝搬路推定部14にて伝搬路が推定され、受信信号は等化後信号に等化される。伝搬路推定部14にて生成された等化後信号は、デフレーム化部15にてデフレーム化され、周波数デインターリーブ部16にて周波数デインターリーブされ、時間デインターリーブ部17にて時間デインターリーブされ、デマッピング部18にてデマッピングされ、軟判定値が算出される。
デマッピング部18にて算出された軟判定値は、ビタビ復号部19にてビタビ復号され、バイトデインターリーブ部20にてバイトデインターリーブされ、エネルギー逆拡散部21にてエネルギー逆拡散処理が行われ、RS復号部22にてRS復号される。このようにして、地上デジタル放送の映像音声データが復号される。
ところで、図14に示した送信装置100及び図15に示した受信装置101により構成される伝送システムにおいて、受信品質を向上させるために、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対する復号を繰り返して行う手法が知られている(例えば、非特許文献1,2を参照)。例えば、非特許文献1の連接符号データに対する繰り返し復号法は、図15に示した受信装置101において、ビタビ復号部19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21及びRS復号部22の処理を繰り返し行うものである。
具体的には、RS復号部22は、リードソロモン符号である外符号に対する復号処理を行い、リードソロモン復号によるシンドローム演算を行ってシンドローム値を算出し、誤り位置多項式を導出して誤り位置及び誤り数値多項式を求め、最後に誤り数値を求めて誤り訂正を行い、復号結果を生成する。そして、RS復号部22は、再度シンドローム演算を行ってシンドローム値を算出し、シンドローム値が0の場合、訂正が成功して復号結果が正しいことを示す復号正否情報を生成し、シンドローム値が0でない場合、訂正が失敗して復号結果が正しくないことを示す復号正否情報を生成する。
ビタビ復号部19は、畳み込み符号である内符号に対する復号処理を行い、ビタビアルゴリズムに従い、トレリス線図を用いて、デマッピング部18から入力したデータに基づき状態変遷のパスを求めて復号を行う。そして、ビタビ復号部19は、繰り返しの復号処理を行う際に、RS復号部22から復号結果及び復号正否情報を入力し、トレリス線図を用いて、これらの情報に基づき状態変遷のパスを求めて復号を行う。
平安名常寛、他2名、"軟判定を用いた畳み込み・消失リードソロモン連接符号の繰り返し復号法による性能向上に関する検討"、信学技報、社団法人電子情報通信学会、2008年11月、IEICE Technical Report RCS2008−149(2008−11) 村田真一、他1名、"ISDB−T受信機の誤り訂正復号器における繰り返し復号法"、通信講演論文集1、2008年電子情報通信学会総合大会、B−5−156、2008年3月18日〜21日
しかしながら、非特許文献1の繰り返し復号法では、受信装置101のビタビ復号部19は、RS復号部22から入力した復号結果及び復号正否情報に基づいて、トレリス線図内でパスを強制的に設定して復号を行うものと考えられる。このため、繰り返し復号を実現するためには、通常のビタビアルゴリズムを繰り返し復号に適用できるよう修正する必要があり、通常のビタビアルゴリズムをそのまま用いることができず、処理が複雑になるという問題があった。
地上デジタル放送のデジタルデータを送受信する伝送システムに限らず、一般の伝送システムにおいても、受信装置は、従来の復号処理を修正することなく、連接符号データに対する復号を繰り返し行い、これによって、受信エリアを拡大し、低C/Nの受信を可能にして、受信品質の向上を実現できることが望ましい。
そこで、本発明は以上の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、地上デジタルテレビ放送、地上デジタル音声放送等のデジタルデータを送受信する伝送システムにおいて、外符号及び内符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、従来の復号処理を修正することなく、簡易な構成により、受信品質を向上させることが可能な受信装置及び受信方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の受信装置は、外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信装置において、受信信号の軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う内符号復号部と、前記内符号復号部により復号処理された信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、前記復号処理により誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する外符号復号部と、前記外符号復号部により生成された復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する正否情報符号部と、前記外符号復号部により生成された復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する復号結果符号部と、前記正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報に基づいて、前記復号結果符号部により生成された内符号復号結果を新たな軟判定値に設定し、前記内符号復号部にて用いる受信信号の軟判定値を変更する軟判定値変更部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の受信装置は、請求項1の受信装置において、前記正否情報符号部が、前記外符号復号部により生成された復号正否情報を遅延させる遅延器と、前記復号正否情報及び前記遅延器により遅延させた復号正否情報を加算する加算器とを備え、前記加算器による加算結果を内符号復号正否情報として生成し、前記軟判定値変更部が、前記正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報が所定値の場合に、前記復号結果符号部により生成された内符号復号結果が1のとき、新たな軟判定値に1を設定し、前記内符号復号結果が0のとき、新たな軟判定値に0を設定し、前記内符号復号部にて用いる受信信号の軟判定値を変更する、ことを特徴とする。
また、請求項3の受信装置は、外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信装置において、受信信号からパイロット信号を抽出し、所定の振幅及び位相を有するパイロット信号を用いて、前記抽出したパイロット信号の伝搬路を算出し、前記パイロット信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の伝搬路を推定し、前記受信信号の伝搬路を用いて前記受信信号を等化し、等化後信号を生成する伝搬路推定部と、前記伝搬路推定部により生成された等化後信号のI,Q信号をデマッピングし、軟判定値を生成するデマッピング部と、前記デマッピング部により生成された等化後信号の軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う内符号復号部と、前記内符号復号部により復号処理された信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、前記復号処理により誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する外符号復号部と、前記外符号復号部により生成された復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する正否情報符号部と、前記外符号復号部により生成された復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する復号結果符号部と、前記正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報、及び前記復号結果符号部により生成された内符号復号結果をI,Q軸上にマッピングするマッピング部と、を備え、前記伝搬路推定部が、前記マッピング部によりマッピングされた内符号復号正否情報のうちの復号結果が正しいことを示す内符号復号正否情報を特定し、前記マッピング部によりマッピングされた内符号復号結果のうちの、前記特定した内符号復号正否情報に対応した内符号復号結果を含む、I,Q軸上のマッピングポイントの候補を選択し、前記マッピングポイントの候補、及び復号結果が正しいことを示す前記内符号復号正否情報に対応した所定の受信信号に基づいて、前記マッピングポイントの候補のうちの、前記所定の受信信号に最も近いマッピングポイントを選択し、前記選択したマッピングポイント及び前記所定の受信信号から前記所定の受信信号の伝搬路を算出し、前記パイロット信号の伝搬路及び前記所定の受信信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の伝搬路を推定し、前記受信信号の伝搬路を用いて前記受信信号を等化し、前記デマッピング部にて用いる新たな等化後信号を生成する、ことを特徴とする。
また、請求項4の受信装置は、請求項3の受信装置において、前記正否情報符号部が、前記外符号復号部により生成された復号正否情報を遅延させる遅延器と、前記復号正否情報及び前記遅延器により遅延させた復号正否情報を加算する加算器と、を備え、前記加算器による加算結果を内符号復号正否情報として生成し、前記伝搬路推定部が、前記マッピング部によりマッピングされた内符号復号正否情報が、復号結果が正しいことを示す情報であるか否かを検査する内符号復号正否情報検査部と、前記内符号復号正否情報検査部により復号結果が正しいものと検査された内符号復号正否情報について、前記内符号復号正否情報に対応した内符号復号結果を含む、I,Q軸上に配置されたマッピングポイントの候補を選択するマッピングポイント候補選択部と、前記マッピングポイント候補選択部により選択されたマッピングポイントの候補、及び、復号結果が正しいことを示す前記内符号復号正否情報に対応した所定の受信信号に基づいて、前記マッピングポイントの候補のうちの、前記所定の受信信号に最も近いマッピングポイントを選択するマッピングポイント選択部と、前記所定の受信信号を、前記マッピングポイント選択部により選択されたマッピングポイントで複素除算し、前記所定の受信信号の伝搬路を算出する第1の除算部と、前記受信信号からパイロット信号を抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出されたパイロット信号を、所定の振幅及び位相を有するパイロット信号で複素除算し、前記パイロット信号の伝搬路を算出する第2の除算部と、前記第1の除算部により算出された所定の受信信号の伝搬路、及び前記第2の除算部により算出されたパイロット信号の伝搬路を用いた直線補間処理により、受信信号の新たな伝搬路を推定する補間部と、前記受信信号を、前記補間部により推定された受信信号の伝搬路で複素除算し、新たな等化後信号を生成する第3の除算部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5の受信装置は、請求項3の受信装置において、さらに、前記外符号復号部により生成された復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する第2の正否情報符号部と、前記外符号復号部により生成された復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する第2の復号結果符号部と、前記第2の正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報に基づいて、前記第2の復号結果符号部により生成された内符号復号結果を新たな軟判定値に設定し、前記内符号復号部にて用いる軟判定値を変更する軟判定値変更部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項6の受信方法は、外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信方法において、前記受信信号の軟判定値を算出する第1のステップと、前記軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う第2のステップと、前記第2のステップにより復号処理した信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する第3のステップと、前記第3のステップにより生成した復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する第4のステップと、前記第3のステップにより生成した復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する第5のステップと、前記第4のステップにより生成した内符号復号正否情報に基づいて、前記第5のステップにより生成した内符号復号結果を新たな軟判定値に設定し、前記第2のステップにて用いる軟判定値を変更する第6のステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項7の受信方法は、外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信方法において、前記受信信号からパイロット信号を抽出し、所定の振幅及び位相を有するパイロット信号を用いて前記抽出したパイロット信号の伝搬路を算出し、前記パイロット信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の伝搬路を推定し、前記受信信号の伝搬路を用いて前記受信信号を等化し、等化後信号を生成する第1のステップと、前記第1のステップにより生成した等化後信号のI,Q信号をデマッピングし、軟判定値を生成する第2のステップと、前記第2のステップにより生成した軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う第3のステップと、前記第3のステップにより復号処理した信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、前記復号処理により誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する第4のステップと、前記第4のステップにより生成した復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する第5のステップと、前記第4のステップにより生成した復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する第6のステップと、前記第5のステップにより生成した内符号復号正否情報、及び前記第6のステップにより生成した内符号復号結果をI,Q軸上にマッピングする第7のステップと、前記第7のステップによりマッピングした内符号復号正否情報のうちの、復号結果が正しいことを示す内符号復号正否情報を特定する第8のステップと、前記第7のステップによりマッピングした内符号復号結果のうちの、前記第8のステップにより特定した内符号復号正否情報に対応した内符号復号結果を含む、I,Q軸上のマッピングポイントの候補を選択する第9のステップと、前記第9のステップにより選択したマッピングポイントの候補、及び、第8のステップにより特定した内符号復号正否情報に対応した所定の受信信号に基づいて、前記第9のステップにより選択したマッピングポイントの候補のうちの、前記所定の受信信号に最も近いマッピングポイントを選択する第10のステップと、前記第10のステップにより選択したマッピングポイント及び前記所定の受信信号から、前記所定の受信信号の伝搬路を算出する第11のステップと、前記第11のステップにより算出した所定の受信信号の伝搬路、及び前記パイロット信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の新たな伝搬路を推定し、前記第2のステップにて用いる新たな等化後信号を生成する第12のステップと、を有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、外符号及び内符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、復号結果及び復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報に基づいて、軟判定値または/及び伝搬路推定値を変更するようにした。これにより、従来の復号処理を修正することなく、簡易な構成により、受信信号の品質を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態(実施例1)による受信装置の構成を示すブロック図である。 復号結果を畳み込み符号化する畳み込み符号部の構成を示すブロック図である。 復号正否情報を畳み込み符号化する畳み込み符号部の構成を示すブロック図である。 軟判定値変更部の処理を説明する入出力図である。 軟判定値変更部の処理を説明するフローチャートである。 軟判定値変更部の処理を説明する具体例である。 実施例1による静特性のシミュレーション結果を示す図である。 実施例1による動特性のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態(実施例2)による受信装置の構成を示すブロック図である。 伝搬路推定部の構成を示すブロック図である。 伝搬路推定部の処理を説明するフローチャートである。 伝搬路推定部の処理を説明する図である。 本発明の第3の実施形態(実施例3)による受信装置の構成を示すブロック図である。 送信装置の構成を示すブロック図である。 従来の受信装置の構成を示すブロック図である。 従来の伝搬路推定部の構成を示すブロック図である。 従来の伝搬路推定部の処理を説明するフローチャートである。 従来の伝搬路推定部の処理を説明する図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。本発明の第1の実施形態(実施例1)による受信装置は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し軟判定値を用いて繰り返し復号を行う際に、RS復号による復号結果、及びRS復号の復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報に基づいて軟判定値を変更することにより、受信信号の品質を向上させるものである。また、本発明の第2の実施形態(実施例2)による受信装置は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、RS復号による復号結果、及びRS復号の復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報に基づいて伝搬路推定値を変更することにより、受信信号の品質を向上させるものである。また、本発明の第3の実施形態(実施例3)による受信装置は、実施例1及び実施例2を組み合わせて軟判定値及び伝搬路推定値を変更することにより、受信信号の品質を向上させるものである。以下、実施例1〜実施例3について説明する。
まず、実施例1の受信装置について説明する。実施例1は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し軟判定値を用いて繰り返し復号を行う際に、RS復号による復号結果、及びRS復号の復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報に基づいて軟判定値を変更するものである。
図1は、実施例1による受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置1は、シンボル同期部11、GI除去部12、FFT部13、伝搬路推定部14、デフレーム化部15、周波数デインターリーブ部16、時間デインターリーブ部17、デマッピング部18及び繰り返し復号部41を備えている。
受信装置1が、図14に示した送信装置100から、RS符号及び畳み込み符号による連接符号データのOFDM変調波を受信すると、シンボル同期部11は、受信アンテナを介してOFDM変調波の受信信号を入力し、受信信号に対してシンボル同期処理を行い、シンボル毎の受信信号をGI除去部12に出力する。
GI除去部12は、シンボル同期部11からシンボル毎の受信信号を入力し、GI付加部80に対応して受信信号からGIを除去し、FFT部13に出力する。FFT部13は、GI除去部12からGIが除去された受信信号を入力し、IFFT部79に対応して、時間領域の受信信号を周波数領域の受信信号に高速フーリエ変換し、伝搬路推定部14に出力する。
伝搬路推定部14は、FFT部13から周波数領域の受信信号を入力し、受信信号からSP(Scattered Pilot:スキャッタードパイロット)を抽出し、予め設定されたSP(送信装置100により送信されるSP)と抽出したSPとに基づいてSPの伝搬路を算出し、補間処理によって受信信号の伝搬路を推定する。そして、伝搬路推定部14は、推定した受信信号の伝搬路及び受信信号に基づいて等化後信号を算出し、デフレーム化部15に出力する。伝搬路推定部14の詳細については後述する。
デフレーム化部15は、伝搬路推定部14から等化後信号を入力し、OFDMフレーム化部78に対応したデフレーム化を行い、周波数デインターリーブ部16に出力する。周波数デインターリーブ部16は、デフレーム化部15からデフレーム化された等化後信号(受信信号)を入力し、周波数インターリーブ部77に対応した周波数デインターリーブを行い、時間デインターリーブ部17に出力する。時間デインターリーブ部17は、周波数デインターリーブ部16から周波数デインターリーブされた受信信号を入力し、時間インターリーブ部76に対応した時間デインターリーブを行い、デマッピング部18に出力する。
デマッピング部18は、時間デインターリーブ部17から時間デインターリーブされた受信信号を入力し、マッピング部75に対応したデマッピングを行い、軟判定値(0から1までの範囲の値)を算出し、繰り返し復号部41に出力する。具体的には、デマッピング部18は、I,Q軸上における入力した受信信号と予め設定されたマッピングポイントとの間の距離を算出する等して、軟判定処理により軟判定値を算出する。ここで、軟判定値は、0から1までの範囲の値をとり、0に近いほど送信装置100により送信された信号が0である確率が高く、1に近いほど1である確率が高く、0.5に近いほど0または1のどちらであるか不明である確率が高いことを示している。
〔繰り返し復号部〕
繰り返し復号部41は、軟判定値変更部50、ビタビ復号部19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21、RS復号部22、バイトインターリーブ部31,34、畳み込み符号部(正否情報符号部)32、畳み込み符号部(復号結果符号部)35及びエネルギー拡散部33を備えている。繰り返し復号部41は、デマッピング部18から軟判定値を入力し、復号処理により生成した映像音声データの復号結果及び復号正否情報に基づいて軟判定値を変更し、変更した軟判定値を用いて復号処理を行い、このような軟判定値の変更及び復号処理を所定回数繰り返すことにより、誤りの少ない映像音声データを生成する。尚、軟判定値変更部50、ビタビ復号部19及び畳み込み符号部32,35はビット単位の処理を行い、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21、RS復号部22、バイトインターリーブ部31,34及びエネルギー拡散部33はバイト単位の処理を行う。
軟判定値変更部50は、デマッピング部18から軟判定値を入力すると共に、畳み込み符号部32から畳み込み復号正否情報を、畳み込み符号部35から畳み込み復号結果をそれぞれ入力し、畳み込み復号正否情報及び畳み込み復号結果に基づいて軟判定値を変更し、変更した軟判定値をビタビ復号部19に出力する。尚、軟判定値変更部50は、繰り返し復号部41により第1回目の繰り返し復号処理(最初の復号処理)が行われる場合、入力した軟判定値をそのまま出力する。これに対し、軟判定値変更部50は、繰り返し復号部41により第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合、変更した軟判定値を出力する。軟判定値変更部50の詳細については後述する。
ビタビ復号部19は、軟判定値変更部50から軟判定値を入力し、畳み込み符号部74における内符号に対応した復号処理としてビタビ復号を行い、バイトデインターリーブ部20に出力する。バイトデインターリーブ部20は、ビタビ復号部19からビタビ復号されたビタビ復号結果を入力し、バイトインターリーブ部73に対応したバイトデインターリーブを行い、エネルギー逆拡散部21に出力する。エネルギー逆拡散部21は、バイトデインターリーブ部20からバイトデインターリーブされたビタビ復号結果を入力し、エネルギー拡散部72に対応したエネルギー逆拡散処理を行い、RS復号部22に出力する。
RS復号部22は、エネルギー逆拡散部21からエネルギー逆拡散処理されたビタビ復号結果を入力し、RS符号部71における外符号に対応した復号処理としてRS復号を行い、映像音声データの復号結果をエネルギー拡散部33に出力し、復号正否情報をバイトインターリーブ部31に出力する。尚、RS復号部22は、繰り返し復号部41により所定回数の繰り返し復号処理が完了した場合、RS復号した復号結果を映像音声データとして外部へ出力する。これに対し、RS復号部22は、繰り返し復号部41により所定回数の繰り返し復号処理が完了していない場合、RS復号した映像音声データの復号結果をエネルギー拡散部33に、復号正否情報をバイトインターリーブ部31にそれぞれ出力する。
具体的には、RS復号部22は、入力したバイトデインターリーブ後のビタビ復号結果に対し、RS復号によるシンドローム演算を行ってシンドローム値を算出し、誤り位置多項式を導出して誤り位置及び誤り数値多項式を求め、最後に誤り数値を求めて誤り訂正を行い、映像音声データの復号結果を生成する。RS復号部22は、所定回数の繰り返し復号処理が完了していない場合、映像音声データの復号結果をエネルギー拡散部33に出力し、所定回数の繰り返し復号処理が完了した場合、映像音声データを外部へ出力する。また、RS復号部22は、所定回数の繰り返し復号処理が完了していない場合、再度シンドローム演算を行ってシンドローム値を算出し、シンドローム値が0の場合、訂正が成功して復号結果が正しいことを示す復号正否情報“1”を生成し、シンドローム値が0でない場合、訂正が失敗して復号結果が正しくないことを示す復号正否情報“0”を生成し、生成した復号正否情報(0,1)をバイトインターリーブ部31に出力する。
エネルギー拡散部33は、RS復号部22から映像音声データの復号結果を入力し、エネルギー拡散部72と同じエネルギー拡散処理を行い、バイトインターリーブ部34に出力する。バイトインターリーブ部34は、エネルギー拡散部33からエネルギー拡散処理された復号結果を入力し、バイトインターリーブ部73と同じバイトインターリーブを行い、畳み込み符号部35に出力する。
畳み込み符号部35は、バイトインターリーブ部34からバイトインターリーブされた復号結果を入力し、畳み込み符号部74と同じ畳み込み符号である内符号による符号処理を行い、畳み込み復号結果(0,1)を軟判定値変更部50に出力する。
図2は、図1に示した畳み込み符号部35の構成を示すブロック図である。この畳み込み符号部35は、拘束長7の符号器を用いるものであり、6個の遅延器(D)及び2個のXOR器を備え、図14に示した送信装置100の畳み込み符号部74と同じ構成をしている。6個の遅延器は、入力した復号結果(0,1)をそれぞれ1ビットずつ遅延させる。第1のXOR器は、バイトインターリーブ部34からの復号結果、及び第1,2,3,6の遅延器によりそれぞれ出力される復号結果を入力し、排他的論理和の演算を行い、畳み込み復号結果X(0,1)を軟判定値変更部50に出力する。また、第2のXOR器は、バイトインターリーブ部34からの復号結果、及び第2,3,5,6の遅延器によりそれぞれ出力される復号結果を入力し、排他的論理和の演算を行い、畳み込み復号結果Y(0,1)を軟判定値変更部50に出力する。
図1に戻って、バイトインターリーブ部31は、RS復号部22から復号正否情報(0,1)を入力し、バイトインターリーブ部34における復号結果に対するバイトインターリーブに伴って、入力した復号正否情報(0,1)に対し、それと同じバイトインターリーブを行い、畳み込み符号部32に出力する。
畳み込み符号部32は、バイトインターリーブ部31からバイトインターリーブされた復号正否情報(0,1)を入力し、畳み込み符号部35における復号結果に対する畳み込み符号化に伴って、入力した復号正否情報(0,1)に対し、畳み込み符号である内符号による符号処理を行って、畳み込み復号正否情報(0〜5)を軟判定値変更部50に出力する。
図3は、図1に示した畳み込み符号部32の構成を示すブロック図である。この畳み込み符号部32は、6個の遅延器(D)及び2個の加算器を備えている。図14に示した送信装置100の畳み込み符号部74及び図2に示した畳み込み符号部35とこの畳み込み符号部32とを比較すると、両者は、拘束長7の符号器を用いる点で同一であるが、畳み込み符号部32は、畳み込み符号部35,74におけるXOR器の代わりに加算器を備えている点で相違する。6個の遅延器は、入力した復号正否情報(0,1)をそれぞれ1ビットずつ遅延させる。第1の加算器は、バイトインターリーブ部31からの復号正否情報、及び第1,2,3,6の遅延器によりそれぞれ出力される復号正否情報を入力し、加算演算を行い、畳み込み復号正否情報X(0〜5)を軟判定値変更部50に出力する。ここで、畳み込み復号正否情報Xは、入力する復号正否情報の値に応じて、0,1,2,3,4,5のいずれかの値となる。また、第2の加算器は、バイトインターリーブ部31からの復号正否情報、及び第2,3,5,6の遅延器によりそれぞれ出力される復号正否情報を入力し、加算演算を行い、畳み込み復号正否情報Y(0〜5)を軟判定値変更部50に出力する。畳み込み復号正否情報Yは、畳み込み復号正否情報Xと同様に、0,1,2,3,4,5のいずれかの値となる。
図1に戻って、軟判定値変更部50は、前述のとおり、第1回目の繰り返し復号処理(最初の復号処理)が行われる場合、デマッピング部18から入力した軟判定値をそのままビタビ復号部19に出力する。また、軟判定値変更部50は、前述のとおり、第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合、畳み込み符号部35から入力した畳み込み復号結果X,Y(0,1)、及び畳み込み符号部32から入力した畳み込み復号正否情報X,Y(0〜5)に基づいて、入力した軟判定値を新たな軟判定値に変更し、新たな軟判定値をビタビ復号部19に出力する。以下、畳み込み符号部74に対応した符号化率でパンクチャ化した結果である畳み込み復号結果X,Yを単に畳み込み復号結果といい、畳み込み符号部74に対応した符号化率でパンクチャ化した結果である畳み込み復号正否情報X,Yを単に畳み込み復号正否情報という。軟判定値変更部50は、畳み込み復号正否情報が5の場合、それに対応する畳み込み復号結果が0のときに新たな軟判定値を0に設定し、畳み込み復号結果が1のときに新たな軟判定値を1に設定して出力し、畳み込み復号正否情報が5でない場合、入力した軟判定値を変更することなくそのまま出力する。
第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合における軟判定値変更部50の処理について詳細に説明する。図4は、軟判定値変更部50の処理を説明する入出力図であり、図5は、軟判定値変更部50の処理を説明するフローチャートであり、図6は、軟判定値変更部50の処理を説明する具体例である。
図4を参照して、軟判定値変更部50は、デマッピング部18から軟判定値aを、畳み込み符号部32から畳み込み復号正否情報bを、畳み込み符号部35から畳み込み復号結果cをそれぞれ入力する。そして、軟判定値変更部50は、図4の軟判定値変更部50の箇所に示すプログラムを実行することにより、図5に示すフローチャートの処理を行って、軟判定値aを軟判定値dに変更し、軟判定値dをビタビ復号部19に出力する。
図5を参照して、軟判定値変更部50は、畳み込み復号正否情報bが5であるか否かを判定する(ステップS501)。畳み込み復号正否情報bが5であると判定した場合(ステップS501:Y)、ステップS502へ移行し、畳み込み復号正否情報bが5でないと判定した場合(ステップS501:N)、デマッピング部18から入力した軟判定値aをそのまま軟判定値dに設定し(ステップS503)、ステップS506へ移行する。
尚、第3回目以降の繰り返し復号処理が行われる場合、軟判定値aは、それ以前の復号処理において、ステップS503の軟判定値d(デマッピング部18から入力した軟判定値a)または後述するステップS504若しくはステップS506にて変更された軟判定値dが用いられる。
軟判定値変更部50は、ステップS501から移行して、畳み込み復号結果cが1であるか、または0であるかを判定する(ステップS502)。畳み込み復号結果cが1であると判定した場合(ステップS502:=1)、軟判定値aにかかわらず、畳み込み復号結果cである1を軟判定値dに代入して軟判定値を変更し(ステップS504)、ステップS506へ移行する。一方、畳み込み復号結果cが0であると判定した場合(ステップS502:=0)、軟判定値aにかかわらず、畳み込み復号結果cである0を軟判定値dに代入して軟判定値を変更し(ステップS505)、ステップS506へ移行する。
軟判定値変更部50は、ステップS503〜ステップS505から移行して、軟判定値dをビタビ復号部19に出力する(ステップS506)。
図6を参照して、例えば、畳み込み復号正否情報bが0,2,3,4の場合、軟判定値変更部50は、軟判定値の変更処理を行わないものと判定し(変更処理判定×)、畳み込み復号結果cの値にかかわらず、入力した軟判定値aを軟判定値dに設定して出力する。一方、畳み込み復号正否情報bが5の場合、軟判定値変更部50は、軟判定値の変更処理を行うものと判定し(変更処理判定○)、軟判定値aにかかわらず、畳み込み復号結果cの値を軟判定値dに代入して軟判定値を変更し、軟判定値dを出力する。
〔シミュレーション結果〕
次に、図1に示した実施例1の受信装置1によるシミュレーション結果について説明する。図7は、実施例1による静特性(ガウスノイズ特性)のシミュレーション結果を示す図であり、図8は、実施例1による動特性(6波レイリーモデル、最大ドップラー周波数10Hzの場合の特性)のシミュレーション結果を示す図である。図7及び図8のシミュレーション結果は、キャリア変調が64QAM、符号化率がR=3/4、時間インターリーブI=2、繰り返し復号回数ite=0,1,5の場合を示している。図7及び図8において、横軸はC/N(Carrier Noise Ratio)を示し、縦軸はBER(Bit Error Rate)を示している。
図7の実施例1による静特性のシミュレーション結果によれば、BER=2.0e−4の場合、繰り返し復号回数ite=1,5のときのC/Nは、繰り返し復号回数ite=0(繰り返し復号処理を行わない1回のみの復号処理)に比べて、約1.3dB改善していることがわかる。
図8の実施例1による動特性のシミュレーション結果によれば、BER=2.0e−4の場合、繰り返し復号回数ite=1のときのC/Nは、繰り返し復号回数ite=0に比べて、約4.4dB改善していることがわかる。また、繰り返し復号回数ite=5のときのC/Nは、繰り返し復号回数ite=0に比べて、約4.7dB改善していることがわかる。
以上のように、図1に示した実施例1の受信装置1によれば、繰り返し復号部41は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し軟判定値を用いて繰り返し復号を行う際に、RS復号による復号結果、及びRS復号の復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報に基づいて軟判定値を変更するようにした。具体的には、RS復号部22は、復号結果及び復号正否情報を生成し、畳み込み符号部35は、エネルギー拡散及びバイトインターリーブされた復号結果に対し、畳み込み符号による内符号処理を行い、畳み込み復号結果を生成し、畳み込み符号部32は、バイトインターリーブされた復号正否情報に対し、畳み込み符号による内符号処理を行い、0から5までの範囲の畳み込み復号正否情報を生成するようにした。そして、軟判定値変更部50は、畳み込み復号正否情報が5に対応する畳み込み復号結果を、デマッピング部18から入力した軟判定値に代えて新たな軟判定値に変更するようにした。繰り返し復号部41は、このようにして変更した新たな軟判定値を用いて復号処理を行い、所定回数の復号処理によって映像音声データを生成し外部へ出力する。
ここで、畳み込み符号部32によって、1つの復号正否情報から、時間軸上の前後に影響を及ぼす範囲において畳み込み復号正否情報が生成される。時間軸上の前後に影響を及ぼす範囲において、所定の復号正否情報が1のときに、畳み込み復号正否情報として5の値が生成される。つまり、畳み込み復号正否情報が5の値の場合には、それに対応する復号結果は、時間軸上の前後に渡って他の復号結果の影響を受けることなく正しい結果になっており、不正な結果を含んでいないことを示している。このような復号結果に基づいて新たな軟判定値が生成され、新たな軟判定値を用いて復号処理が行われるから、繰り返し復号部41は、誤りの少ない映像音声データを生成することができる。
また、繰り返し復号部41は、従来の復号処理部を構成するビタビ復号部19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21及びRS復号部22をそのまま備え、新たに軟判定値変更部50等を備えるようにした。これにより、従来のビタビアルゴリズム等の復号処理を修正することなく、繰り返し復号を行うことができる。したがって、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、従来の復号処理を修正することなく、簡易な構成により、受信信号の品質を向上させることが可能となる。つまり、受信エリアを拡大でき、低C/Nの受信が可能となる。
次に、実施例2の受信装置について説明する。実施例2は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、RS復号による復号結果、及びRS復号の復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報に基づいて伝搬路推定値を変更するものである。
図9は、実施例2による受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置2は、シンボル同期部11、GI除去部12、FFT部13及び繰り返し復号部42を備えている。図1に示した実施例1の受信装置1と図9に示す実施例2の受信装置2とを比較すると、受信装置1,2共に、シンボル同期部11、GI除去部12及びFFT部13を備えている点で同一であるが、受信装置1は、軟判定値を変更して繰り返し復号を行う繰り返し復号部41を備えているのに対し、受信装置2は、伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を用いて繰り返し復号を行う繰り返し復号部42を備えている点で相違する。図9を参照して、シンボル同期部11、GI除去部12及びFFT部13は、図1に示したものと同じであるから、ここでは説明を省略する。
〔繰り返し復号部〕
繰り返し復号部42は、伝搬路推定部60、デフレーム化部15、周波数デインターリーブ部16、時間デインターリーブ部17、デマッピング部18、ビタビ復号部19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21、RS復号部22、バイトインターリーブ部31,34、畳み込み符号部32,35、エネルギー拡散部33、再マッピング部36、時間インターリーブ部37、周波数インターリーブ部38及びOFDMフレーム化部39を備えている。繰り返し復号部42は、FFT部13から受信信号を入力し、復号処理により生成した映像音声データの復号結果及び復号正否情報に基づいて伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を算出し、新たな等化後信号を用いて復号処理を行い、このような伝搬路の再推定、新たな等化後信号の算出及び復号処理を所定回数繰り返すことにより、誤りの少ない映像音声データを生成する。尚、伝搬路推定部60、デフレーム化部15、周波数デインターリーブ部16、時間デインターリーブ部17、デマッピング部18、ビタビ復号部19、畳み込み符号部32,35、再マッピング部36、時間インターリーブ部37、周波数インターリーブ部38及びOFDMフレーム化部39はビット単位の処理を行い、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21、RS復号部22、バイトインターリーブ部31,34及びエネルギー拡散部33はバイト単位の処理を行う。
伝搬路推定部60は、FFT部13から受信信号を入力すると共に、OFDMフレーム化部39から再マッピング信号である畳み込み復号結果及び畳み込み復号正否情報を入力し、受信信号、畳み込み復号結果及び畳み込み復号正否情報に基づいて伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を算出してデフレーム化部15に出力する。尚、伝搬路推定部60は、繰り返し復号部42により第1回目の繰り返し復号処理(最初の復号処理)が行われる場合、入力した受信信号から伝搬路を推定し、等化後信号を算出して出力する。これに対し、伝搬路推定部60は、繰り返し復号部42により第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合、伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を算出し、新たな等化後信号を出力する。伝搬路推定部60の詳細については後述する。
デフレーム化部15、周波数デインターリーブ部16、時間デインターリーブ部17、デマッピング部18、ビタビ復号部19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21、RS復号部22、バイトインターリーブ部31,34、畳み込み符号部32,35及びエネルギー拡散部33は、図1に示したものと同じであるから、ここでは説明を省略する。
再マッピング部36は、畳み込み符号部32から畳み込み復号正否情報(0〜5)を入力すると共に、畳み込み符号部35から畳み込み復号結果(0,1)を入力し、畳み込み復号結果(0,1)に対し、マッピング部75と同じマッピングを行い(後述する図12において、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)のマッピング例を参照)、時間インターリーブ部37に出力する。図14に示した送信装置100のマッピング部75がマッピングを行い、受信装置2のデマッピング部18がデマッピングを行っている点で、再マッピング部36による処理は、再マッピングということになる。また、再マッピング部36は、畳み込み復号結果(0,1)に対するマッピングに伴って、入力した畳み込み復号正否情報(0〜5)に対し、畳み込み復号結果のマッピングポイントと対応付けを行い、時間インターリーブ部37に出力する。
時間インターリーブ部37は、再マッピング部36から再マッピングされた畳み込み復号結果(0,1)及び畳み込み復号正否情報(0〜5)を入力し、畳み込み復号結果(0,1)に対し、時間インターリーブ部76と同じ時間インターリーブを行い、周波数インターリーブ部38に出力する。また、時間インターリーブ部37は、畳み込み復号結果に対する時間インターリーブに伴って、入力した畳み込み復号正否情報(0〜5)に対し、それと同じ時間インターリーブを行い、周波数インターリーブ部38に出力する。
周波数インターリーブ部38は、時間インターリーブ部37から時間インターリーブされた畳み込み復号結果(0,1)及び畳み込み復号正否情報(0〜5)を入力し、畳み込み復号結果(0,1)に対し、周波数インターリーブ部77と同じ周波数インターリーブを行い、OFDMフレーム化部39に出力する。また、周波数インターリーブ部38は、畳み込み復号結果(0,1)に対する周波数インターリーブに伴って、入力した畳み込み復号正否情報(0〜5)に対し、それと同じ周波数インターリーブを行い、OFDMフレーム化部39に出力する。
OFDMフレーム化部39は、周波数インターリーブ部38から周波数インターリーブされた畳み込み復号結果(0,1)及び畳み込み復号正否情報(0〜5)を入力し、畳み込み復号結果(0,1)に対し、OFDMフレーム化部78と同じOFDMフレーム化を行い、伝搬路推定部60に出力する。また、OFDMフレーム化部39は、畳み込み復号結果(0,1)に対するOFDMフレーム化に伴って、入力した畳み込み復号正否情報(0〜5)に対し、それと同じOFDMフレーム化を行い、伝搬路推定部60に出力する。
伝搬路推定部60は、前述のとおり、第1回目の繰り返し復号処理(最初の復号処理)が行われる場合、FFT部13から入力した受信信号から伝搬路を推定し、等化後信号を算出してデフレーム化部15に出力する。また、伝搬路推定部60は、第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合、FFT部13から入力した受信信号、OFDMフレーム化部39から入力した畳み込み復号結果(0,1)及び畳み込み復号正否情報(0〜5)に基づいて伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を算出してデフレーム化部15に出力する。具体的には、伝搬路推定部60は、畳み込み復号正否情報が5の場合、そのときの畳み込み復号結果(0,1)のマッピングポイントと受信信号のマッピングポイントとを用いて、その受信信号における伝搬路を算出する。そして、伝搬路推定部60は、その受信信号における伝搬路及びSPにより算出した伝搬路を用いた補間処理を行って受信信号の伝搬路を推定し、新たな等化後信号を算出する。以下、伝搬路推定部60について詳細に説明する。
(従来の伝搬路推定処理)
第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合における伝搬路推定部60の処理について説明する前に、まず、従来の伝搬路推定処理について説明する。図16は、従来の伝搬路推定処理を行う伝搬路推定部14の構成を示すブロック図であり、図17は、伝搬路推定部14の処理を説明するフローチャートであり、図18は、伝搬路推定部14の処理を説明する図である。尚、実施例2における伝搬路推定部60は、第1回目の繰り返し復号処理(最初の復号処理)が行われる場合に、伝搬路推定部14と同様の処理を行う。
図16を参照して、従来の伝搬路推定部14は、SP生成部141、SP抽出部142、除算部143,145及び補間部144を備えている。図16〜図18を参照して、SP生成部141は、送信装置100により送信される既知のSPキャリア(所定の振幅及び位相を有するSPキャリア)を生成し、生成SPとして除算部143に出力する(ステップS1701)。SP抽出部142は、入力した受信信号からSPキャリアのみを抽出し、抽出した受信SPを除算部143に出力する(ステップS1702)。除算部143は、SP生成部141から生成SPを、SP抽出部142から受信SPを入力し、受信SPを生成SPで複素除算し、除算後SPを補間部144に出力する(ステップS1703)。このようにして、SPの伝搬路の値が除算後SPとして算出される。SPキャリアは、1シンボル内に12キャリアの間隔で配置されている。このため、受信信号の伝搬路推定値は、SPの伝搬路の値に基づいて推定される。
補間部144は、除算部143から除算後SP(SPの伝搬路の値)を入力し、直線補間による補間手法、ローパスフィルタによる補間手法等を用いて受信信号の伝搬路を推定する(ステップS1704)。除算部145は、補間部144から受信信号の伝搬路推定値を入力し、FFT部13から入力した受信信号を伝搬路推定値で複素除算し、等化後信号をデフレーム化部15に出力する(ステップS1705)。
このように、従来の伝搬路推定部14は、SPキャリアの伝搬路の値を算出し、SPキャリアの伝搬路の値を用いて補間することにより、受信信号の伝搬路を推定し、受信信号の伝搬路推定値を用いて受信信号を等化し、等化後信号を出力する。尚、SPキャリア以外の他のパイロット信号を用いて伝搬路の値を算出し、パイロット信号の伝搬路の値を用いて補間することにより、受信信号の伝搬路を推定するようにしてもよい。
(実施例2の伝搬路推定処理)
次に、第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合における伝搬路推定部60の処理について詳細に説明する。図10は、伝搬路推定部60の構成を示すブロック図であり、図11は、伝搬路推定部60の処理を説明するフローチャートであり、図12は、伝搬路推定部60の処理を説明する図である。
図10を参照して、この伝搬路推定部60は、SP生成部141、SP抽出部142、除算部143,164,167、畳み込み復号正否情報検査部(内符号復号正否情報検査部)161、マッピングポイント候補選択部162、最終ポイント選択部(マッピングポイント選択部)163、合成部165及び補間部166を備えている。SP生成部141、SP抽出部142及び除算部143は、図16〜図18に示した従来の伝搬路推定部14による処理と同様であるから、ここでは説明を省略する。
図10〜図12を参照して、畳み込み復号正否情報検査部161は、OFDMフレーム化部39から入力した畳み込み復号正否情報が5であるか否かを判定する(ステップS1101)。畳み込み復号正否情報が5であると判定した場合(ステップS1101:Y)、畳み込み復号正否情報が5である旨の検査結果をマッピングポイント候補選択部162に出力し、ステップ1102へ移行する。一方、畳み込み復号正否情報が5でないと判定した場合(ステップS1101:N)、処理を終了し、次の復号結果についての畳み込み復号正否情報の処理をステップS1101から行う。
マッピングポイント候補選択部162は、ステップS1101から移行して、畳み込み復号正否情報検査部161から畳み込み復号正否情報が5である旨の検査結果を入力すると、OFDMフレーム化部39からその畳み込み復号正否情報に対応して入力した畳み込み復号結果を含む所定長ビットのマッピングポイントの候補(候補ポイント)を選択する(ステップS1102)。そして、マッピングポイント候補選択部162は、選択した複数の候補ポイントを最終ポイント選択部163に出力する。
図12に示すように、QPSKの場合、I,Q軸上に2ビット長のマッピングポイントが4個配置される。マッピングポイント候補選択部162は、例えば、畳み込み復号正否情報が5の場合のaにおいて、畳み込み復号結果が1のときに、4個のマッピングポイントの中から、「11」「01」の2個の候補ポイントを選択する。同様に、畳み込み復号正否情報が5の場合のbにおいて、畳み込み復号結果が0のときに、4個のマッピングポイントの中から、「00」「01」の2個の候補ポイントを選択する。尚、64QAMの場合は、I,Q軸上に6ビット長のマッピングポイントが64個配置される。この場合、マッピングポイント候補選択部162は、6ビットの畳み込み復号結果の中で、畳み込み復号正否情報が5となる畳み込み復号結果が2個以上存在するときも、同様の処理により、64個のマッピングポイントの中から、同じ畳み込み復号結果の値のビットを有する候補ポイントを選択する。
最終ポイント選択部163は、マッピングポイント候補選択部162から候補ポイントを入力し、FFT部13から受信信号を入力し、候補ポイントと、所定の受信信号(ステップS1102における畳み込み復号結果に対応するシンボル及びキャリア位置の受信信号)のマッピングポイントとをそれぞれ比較し、候補ポイントのうち、候補ポイントと所定の受信信号のマッピングポイントとの間の距離が最も短いポイント(受信信号に最も近い候補ポイント)を最終ポイントとして選択する(ステップS1103)。そして、最終ポイント選択部163は、最終ポイントを除算部164に出力する。
図12に示すように、最終ポイント選択部163は、マッピングポイント候補選択部162によって「11」「01」の2個の候補ポイントが選択されたaの処理において、これら2個の候補ポイントと、aの畳み込み復号結果に対応する受信信号のマッピングポイント(図12ではα)とをそれぞれ比較し、最も距離の近い「01」の候補ポイントを最終ポイントとして選択する。同様に、マッピングポイント候補選択部162によって「00」「01」の2個の候補ポイントが選択されたbの処理において、これら2個の候補ポイントと、bの畳み込み復号結果に対応する受信信号のマッピングポイント(図12ではβ)とをそれぞれ比較し、最も距離の近い「00」の候補ポイントを最終ポイントとして選択する。
除算部164は、最終ポイント選択部163から最終ポイントを入力し、FFT部13から入力した所定の受信信号(ステップS1102,S1103における受信信号)を最終ポイントの既知信号で複素除算し、除算後データγを合成部165に出力する(ステップS1104)。このようにして、所定の受信信号における伝搬路の値が除算後データとして算出される。
合成部165は、除算部164から除算後データγ(所定の受信信号における伝搬路の値)を、除算部143から除算後SP(SPの伝搬路の値)をそれぞれ入力し、除算後データγ及び除算後SPを組み合わせて合成する(ステップS1105)。そして、合成部165は、所定の受信信号及びSPにおける伝搬路の値を補間部166に出力する。所定の受信信号のデータキャリアは、1シンボル内に畳み込み復号結果の位置に応じて配置され、SPキャリアは、1シンボル内に12キャリアの間隔で配置されている。このため、受信信号の伝搬路推定値は、所定の受信信号及びSPにおける伝搬路の値に基づいて推定される。
補間部166は、合成部165から除算後データγ及び除算後SP(所定の受信信号及びSPにおける伝搬路の値)を入力し、例えば直線補間によって、受信信号の伝搬路を推定する(ステップS1106)。除算部167は、補間部166から受信信号の伝搬路推定値を入力し、FFT部13から入力した受信信号を伝搬路推定値で複素除算し、等化後信号を求めてデフレーム化部15に出力する(ステップS1107)。
このように、伝搬路推定部60は、第1回目の繰り返し復号処理(最初の復号処理)が行われる場合、図16〜図18に示した従来の伝搬路推定部14による処理を行い、第2回目から所定回数目までの繰り返し復号処理が行われる場合、畳み込み復号正否情報が5のときの畳み込み復号結果(0,1)を含むマッピングポイントの候補(候補ポイント)から、受信信号のマッピングポイントに最も近い候補(最終ポイント)を選択し、その受信信号のデータキャリアにおける伝搬路の値を算出し、その受信信号のデータキャリアにおける伝搬路の値及びSPキャリアにおける伝搬路の値を用いて補間することにより、受信信号の伝搬路を推定し、受信信号の伝搬路推定値を用いて受信信号を等化し、等化後信号を出力する。
以上のように、図9に示した実施例2の受信装置2によれば、繰り返し復号部42は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、RS復号による復号結果、及びRS復号の復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報に基づいて伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を算出するようにした。具体的には、RS復号部22は、復号結果及び復号正否情報を生成し、OFDMフレーム化部39は、エネルギー拡散、バイトインターリーブ、畳み込み符号化、再マッピング、時間インターリーブ、周波数インターリーブされた畳み込み復号結果に対し、OFDMフレーム化を行い、バイトインターリーブ、畳み込み符号化、再マッピング、時間インターリーブ、周波数インターリーブされた畳み込み復号正否情報に対し、OFDMフレーム化を行い、再マッピング信号としての畳み込み復号結果及び畳み込み復号正否情報を生成するようにした。そして、伝搬路推定部60は、畳み込み復号正否情報が5のときの受信信号及び畳み込み復号結果を用いて、その畳み込み復号結果を含むマッピングポイントの候補から、その受信信号のマッピングポイントに最も近い候補を選択し、その受信信号における伝搬路の値を算出し、その受信信号における伝搬路の値及びSPの伝搬路の値から新たな伝搬路推定値を求め、新たな等化後信号を求めるようにした。繰り返し復号部42は、このようにして求めた新たな伝搬路推定値及び新たな等化後信号を用いて復号処理を行い、所定回数の復号処理によって映像音声データを生成し外部へ出力する。
これにより、受信装置2は、誤りの少ない映像音声データを生成することができる。また、繰り返し復号部42は、従来のデフレーム化部15、周波数デインターリーブ部16、時間デインターリーブ部17、デマッピング部18、ビタビ復号部19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21及びRS復号部22をそのまま備え、繰り返し復号部42の伝搬路推定部60は、従来の伝搬路推定部14におけるSP生成部141、SP抽出部142及び除算部143をそのまま備え、伝搬路推定部60は、畳み込み復号正否情報検査部161等を新たに備えるようにした。これにより、従来のビタビアルゴリズム等の復号処理を修正することなく、繰り返し復号を行うことができる。したがって、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、従来の復号処理を修正することなく、簡易な構成により、受信信号の品質を向上させることが可能となる。つまり、受信エリアを拡大でき、低C/Nの受信が可能となる。
次に、実施例3の受信装置について説明する。実施例3は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、実施例1と実施例2を組み合わせて軟判定値及び伝搬路推定値を変更するものである。
図13は、実施例3による受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置3は、シンボル同期部11、GI除去部12、FFT部13及び繰り返し復号部43を備えている。シンボル同期部11、GI除去部12及びFFT部13は、図1及び図9に示したものと同じであるから、ここでは説明を省略する。
〔繰り返し復号部〕
繰り返し復号部43は、図1に示した繰り返し復号部41と図9に示した繰り返し復号部42とを組み合わせた構成をしており、伝搬路推定部14、デフレーム化部15、周波数デインターリーブ部16、時間デインターリーブ部17、デマッピング部18、繰り返し復号部41、バイトインターリーブ部31−2,34−2、畳み込み符号部32−2,35−2、エネルギー拡散部33−2、再マッピング部36、時間インターリーブ部37、周波数インターリーブ部38及びOFDMフレーム化部39を備えている。繰り返し復号部41は、図1に示した繰り返し復号部41と同じ構成をしており、軟判定値変更部50、ビタビ復号部19、バイトデインターリーブ部20、エネルギー逆拡散部21、RS復号部22、バイトインターリーブ部31−1,34−1、畳み込み符号部32−1,35−1及びエネルギー拡散部33−1を備えている。繰り返し復号部43に備えた各構成部は、図1及び図9に示したものと同じであるから、ここでは説明を省略する。
繰り返し復号部43は、FFT部13から受信信号を入力し、伝搬路推定部14において受信信号の伝搬路を推定して等化後信号を算出し、デマッピング部18において軟判定値を算出し、繰り返し復号部41において、軟判定値を用いた復号処理により生成した映像音声データの復号結果及び復号正否情報に基づいて軟判定値を変更し、変更した軟判定値を用いて復号処理を行い、このような軟判定値の変更及び復号処理を所定回数繰り返すことにより、映像音声データを生成する。さらに、繰り返し復号部43は、繰り返し復号部41により生成された映像音声データの復号結果及び復号正否情報をフィードバックし、伝搬路推定部14において受信信号の伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を算出し、デマッピング部18において新たな等化後信号を用いて軟判定値を算出し、繰り返し復号部41において前述の処理を行い、映像音声データを生成する。繰り返し復号部43は、このような伝搬路の再推定、新たな等化後信号の算出、軟判定値の算出及び繰り返し復号部41における復号処理を所定回数繰り返すことにより、誤りの少ない映像音声データを生成する。
以上のように、図13に示した実施例3の受信装置3によれば、繰り返し復号部43は、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、RS復号による復号結果及び復号正否情報に基づいて軟判定値を変更して復号処理を繰り返し、さらに、軟判定値の変更による復号処理の繰り返しにより得た復号結果及び復号正否情報に基づいて伝搬路を再度推定し、新たな等化後信号を算出し、軟判定値を算出して前述の復号処理を繰り返すようにした。つまり、繰り返し復号部43は、実施例1及び実施例2を組み合わせた復号処理を行い、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し、軟判定値を変更して復号処理を繰り返す処理と、伝搬路を再度推定して復号処理を繰り返す処理を行うようにした。これにより、実施例1及び実施例2と同様に、受信装置3は、誤りの少ない映像音声データを生成することができる。また、従来のビタビアルゴリズム等の復号処理を修正することなく、繰り返し復号を行うことができる。したがって、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し繰り返し復号を行う際に、従来の復号処理を修正することなく、簡易な構成により、受信信号の品質を向上させることが可能となる。つまり、受信エリアを拡大でき、低C/Nの受信が可能となる。
以上、実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。前記実施例1〜3では、ビタビ復号部19において軟判定値に対しビタビ復号を行うようにしたが、本発明は、復号方式をビタビ復号に限定するものではない。例えば、Map復号等の他の復号方式を用いるようにしてもよい。要するに、軟判定値に対し復号を行う復号方式であればよい。また、前記実施例1〜3では、受信装置1〜3において、RS符号及び畳み込み符号の連接符号データに対し復号処理を行うようにしたが、本発明は、このような連接符号データに限定するものではない。例えば、RS符号及びターボ符号の連接符号データにも適用があり、RS符号及びLDPC符号(Low Density Parity−check Code)の連接符号データにも適用がある。
1〜4,101 受信装置
11 シンボル同期部
12 GI除去部
13 FFT部
14 伝搬路推定部
15 デフレーム化部
16 周波数デインターリーブ部
17 時間デインターリーブ部
18 デマッピング部
19 ビタビ復号部
20 バイトデインターリーブ部
21 エネルギー逆拡散部
22 RS復号部
31,34,73 バイトインターリーブ部
32,35,74 畳み込み符号部
33,72 エネルギー拡散部
36 再マッピング部
37,76 時間インターリーブ部
38,77 周波数インターリーブ部
39,78 OFDMフレーム化部
41,42,43 繰り返し復号部
50 軟判定値変更部
60 伝搬路推定部
71 RS符号部
75 マッピング部
79 IFFT部
80 GI付加部
100 送信装置
141 SP生成部
142 SP抽出部
143,145,164,167 除算部
144,166 補間部
161 畳み込み復号正否情報検査部
162 マッピングポイント候補選択部
163 最終ポイント選択部
165 合成部

Claims (7)

  1. 外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信装置において、
    受信信号の軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う内符号復号部と、
    前記内符号復号部により復号処理された信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、前記復号処理により誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する外符号復号部と、
    前記外符号復号部により生成された復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する正否情報符号部と、
    前記外符号復号部により生成された復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する復号結果符号部と、
    前記正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報に基づいて、前記復号結果符号部により生成された内符号復号結果を新たな軟判定値に設定し、前記内符号復号部にて用いる受信信号の軟判定値を変更する軟判定値変更部と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記正否情報符号部は、
    前記外符号復号部により生成された復号正否情報を遅延させる遅延器と、前記復号正否情報及び前記遅延器により遅延させた復号正否情報を加算する加算器とを備え、前記加算器による加算結果を内符号復号正否情報として生成し、
    前記軟判定値変更部は、
    前記正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報が所定値の場合に、前記復号結果符号部により生成された内符号復号結果が1のとき、新たな軟判定値に1を設定し、前記内符号復号結果が0のとき、新たな軟判定値に0を設定し、前記内符号復号部にて用いる受信信号の軟判定値を変更する、ことを特徴とする受信装置。
  3. 外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信装置において、
    受信信号からパイロット信号を抽出し、所定の振幅及び位相を有するパイロット信号を用いて、前記抽出したパイロット信号の伝搬路を算出し、前記パイロット信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の伝搬路を推定し、前記受信信号の伝搬路を用いて前記受信信号を等化し、等化後信号を生成する伝搬路推定部と、
    前記伝搬路推定部により生成された等化後信号のI,Q信号をデマッピングし、軟判定値を生成するデマッピング部と、
    前記デマッピング部により生成された等化後信号の軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う内符号復号部と、
    前記内符号復号部により復号処理された信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、前記復号処理により誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する外符号復号部と、
    前記外符号復号部により生成された復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する正否情報符号部と、
    前記外符号復号部により生成された復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する復号結果符号部と、
    前記正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報、及び前記復号結果符号部により生成された内符号復号結果をI,Q軸上にマッピングするマッピング部と、
    を備え、
    前記伝搬路推定部は、
    前記マッピング部によりマッピングされた内符号復号正否情報のうちの復号結果が正しいことを示す内符号復号正否情報を特定し、前記マッピング部によりマッピングされた内符号復号結果のうちの、前記特定した内符号復号正否情報に対応した内符号復号結果を含む、I,Q軸上のマッピングポイントの候補を選択し、前記マッピングポイントの候補、及び復号結果が正しいことを示す前記内符号復号正否情報に対応した所定の受信信号に基づいて、前記マッピングポイントの候補のうちの、前記所定の受信信号に最も近いマッピングポイントを選択し、前記選択したマッピングポイント及び前記所定の受信信号から前記所定の受信信号の伝搬路を算出し、前記パイロット信号の伝搬路及び前記所定の受信信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の伝搬路を推定し、前記受信信号の伝搬路を用いて前記受信信号を等化し、前記デマッピング部にて用いる新たな等化後信号を生成する、ことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項3に記載の受信装置において、
    前記正否情報符号部は、
    前記外符号復号部により生成された復号正否情報を遅延させる遅延器と、前記復号正否情報及び前記遅延器により遅延させた復号正否情報を加算する加算器と、を備え、前記加算器による加算結果を内符号復号正否情報として生成し、
    前記伝搬路推定部は、
    前記マッピング部によりマッピングされた内符号復号正否情報が、復号結果が正しいことを示す情報であるか否かを検査する内符号復号正否情報検査部と、
    前記内符号復号正否情報検査部により復号結果が正しいものと検査された内符号復号正否情報について、前記内符号復号正否情報に対応した内符号復号結果を含む、I,Q軸上に配置されたマッピングポイントの候補を選択するマッピングポイント候補選択部と、
    前記マッピングポイント候補選択部により選択されたマッピングポイントの候補、及び、復号結果が正しいことを示す前記内符号復号正否情報に対応した所定の受信信号に基づいて、前記マッピングポイントの候補のうちの、前記所定の受信信号に最も近いマッピングポイントを選択するマッピングポイント選択部と、
    前記所定の受信信号を、前記マッピングポイント選択部により選択されたマッピングポイントで複素除算し、前記所定の受信信号の伝搬路を算出する第1の除算部と、
    前記受信信号からパイロット信号を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出されたパイロット信号を、所定の振幅及び位相を有するパイロット信号で複素除算し、前記パイロット信号の伝搬路を算出する第2の除算部と、
    前記第1の除算部により算出された所定の受信信号の伝搬路、及び前記第2の除算部により算出されたパイロット信号の伝搬路を用いた直線補間処理により、受信信号の新たな伝搬路を推定する補間部と、
    前記受信信号を、前記補間部により推定された受信信号の伝搬路で複素除算し、新たな等化後信号を生成する第3の除算部と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  5. 請求項3に記載の受信装置において、
    さらに、前記外符号復号部により生成された復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する第2の正否情報符号部と、
    前記外符号復号部により生成された復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する第2の復号結果符号部と、
    前記第2の正否情報符号部により生成された内符号復号正否情報に基づいて、前記第2の復号結果符号部により生成された内符号復号結果を新たな軟判定値に設定し、前記内符号復号部にて用いる軟判定値を変更する軟判定値変更部と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  6. 外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信方法において、
    前記受信信号の軟判定値を算出する第1のステップと、
    前記軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う第2のステップと、
    前記第2のステップにより復号処理した信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する第3のステップと、
    前記第3のステップにより生成した復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する第4のステップと、
    前記第3のステップにより生成した復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する第5のステップと、
    前記第4のステップにより生成した内符号復号正否情報に基づいて、前記第5のステップにより生成した内符号復号結果を新たな軟判定値に設定し、前記第2のステップにて用いる軟判定値を変更する第6のステップと、
    を有することを特徴とする受信方法。
  7. 外符号及び内符号を含む連接符号データの受信信号に対し、復号処理を繰り返して行う受信方法において、
    前記受信信号からパイロット信号を抽出し、所定の振幅及び位相を有するパイロット信号を用いて前記抽出したパイロット信号の伝搬路を算出し、前記パイロット信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の伝搬路を推定し、前記受信信号の伝搬路を用いて前記受信信号を等化し、等化後信号を生成する第1のステップと、
    前記第1のステップにより生成した等化後信号のI,Q信号をデマッピングし、軟判定値を生成する第2のステップと、
    前記第2のステップにより生成した軟判定値を用いて、前記内符号に対する復号処理を行う第3のステップと、
    前記第3のステップにより復号処理した信号に、前記外符号に対する復号処理を行い、前記復号処理により誤り訂正した復号結果、及び前記復号結果が正しいか否かを示す復号正否情報を生成する第4のステップと、
    前記第4のステップにより生成した復号正否情報に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号正否情報を生成する第5のステップと、
    前記第4のステップにより生成した復号結果に、前記内符号による符号処理を行い、内符号復号結果を生成する第6のステップと、
    前記第5のステップにより生成した内符号復号正否情報、及び前記第6のステップにより生成した内符号復号結果をI,Q軸上にマッピングする第7のステップと、
    前記第7のステップによりマッピングした内符号復号正否情報のうちの、復号結果が正しいことを示す内符号復号正否情報を特定する第8のステップと、
    前記第7のステップによりマッピングした内符号復号結果のうちの、前記第8のステップにより特定した内符号復号正否情報に対応した内符号復号結果を含む、I,Q軸上のマッピングポイントの候補を選択する第9のステップと、
    前記第9のステップにより選択したマッピングポイントの候補、及び、第8のステップにより特定した内符号復号正否情報に対応した所定の受信信号に基づいて、前記第9のステップにより選択したマッピングポイントの候補のうちの、前記所定の受信信号に最も近いマッピングポイントを選択する第10のステップと、
    前記第10のステップにより選択したマッピングポイント及び前記所定の受信信号から、前記所定の受信信号の伝搬路を算出する第11のステップと、
    前記第11のステップにより算出した所定の受信信号の伝搬路、及び前記パイロット信号の伝搬路を用いた補間処理により受信信号の新たな伝搬路を推定し、前記第2のステップにて用いる新たな等化後信号を生成する第12のステップと、
    を有することを特徴とする受信方法。
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