JP2011094614A - ターボ機械効率等化システム - Google Patents
ターボ機械効率等化システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011094614A JP2011094614A JP2010236057A JP2010236057A JP2011094614A JP 2011094614 A JP2011094614 A JP 2011094614A JP 2010236057 A JP2010236057 A JP 2010236057A JP 2010236057 A JP2010236057 A JP 2010236057A JP 2011094614 A JP2011094614 A JP 2011094614A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- channel
- root
- blade
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 29
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 2
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000003607 modifier Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D11/00—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
- F01D11/02—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages by non-contact sealings, e.g. of labyrinth type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D11/00—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
- F01D11/08—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D25/00—Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
- F01D25/24—Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
- F01D25/246—Fastening of diaphragms or stator-rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/141—Shape, i.e. outer, aerodynamic form
- F01D5/145—Means for influencing boundary layers or secondary circulations
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/147—Construction, i.e. structural features, e.g. of weight-saving hollow blades
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D9/00—Stators
- F01D9/02—Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
- F01D9/04—Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector
- F01D9/041—Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector using blades
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Architecture (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
【課題】ターボ機械効率等化器システムを提供すること。
【解決手段】タービン(10)の段の根元(R)及び/又は先端領域(T)を通って漏出する蒸気を再配向して、効率が最も高いタービン(10)のピッチ領域(P)で高効率の主蒸気流と混合させる1つ又はそれ以上のチャンネル(110、116)を含む、ターボ機械用システムが提供される。
【選択図】 図2
【解決手段】タービン(10)の段の根元(R)及び/又は先端領域(T)を通って漏出する蒸気を再配向して、効率が最も高いタービン(10)のピッチ領域(P)で高効率の主蒸気流と混合させる1つ又はそれ以上のチャンネル(110、116)を含む、ターボ機械用システムが提供される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、全体的にターボ機械に関する。より詳細には、本発明は、ターボ機械効率等化器システムに関する。
ターボ機械の流路効率は、流体力学及び流体流損失に関連するパラメータを含む、複数の損失パラメータ及びこれらの相互作用の結果である。現在のところ、翼輪郭の改善、壁損失すなわちギャップ損失の低減、並びに半径方向及び円周方向効率変動の最小化によって、これらの損失を認識し低減する取り組みがなされている。しかしながら、これらの提案された改善は、蒸気経路効率を十分には改善していない。
上述の本来的な流路損失は、ターボ機械段の根元及び先端にて最も高く、これは、作動流体がこれらの区域を通じて漏出する傾向があるためである。従って、最大効率は、段の中間部に存在し、最も低い効率は、段の根元及び先端に近接して存在する。
タービンの段の根元及び/又は先端領域を通って漏出する蒸気を再配向して、効率が最も高いタービンのピッチ領域で高効率の主蒸気流と混合させる1つ又はそれ以上のチャンネルを含む、ターボ機械用システムが提供される。この蒸気の再配向は、より高い平均効率を生じさせる効率プロファイルを一様にし、タービンの有意な性能改善をもたらすことになる。
本発明の第1の態様は、ターボ機械用システムを提供し、該システムは、外側ケーシング及び内側ケーシング間に位置付けられ、根元領域と、先端領域と、該先端領域及び根元領域間にあるピッチ領域とを各々が有する動翼及び静翼と、動翼からのターボ機械の作動流体の先端流出を取り込むように位置付けられた静翼の先端領域に近接する第1の端部と、先端流出を先端領域付近からピッチ領域に半径方向内向きに再配向するための、静翼のピッチ領域に近接する第2の端部とを有する第1のチャンネルと、動翼からのターボ機械の作動流体の根元漏出を取り込むように位置付けられた静翼の根元領域に近接する第1の端部と、根元漏出を根元領域付近からピッチ領域に半径方向外向きに再配向するための、静翼のピッチ領域に近接する第2の端部とを有する第2のチャンネルと、を備える。
本発明の第2の態様は、ターボ機械における静翼及び翼支持部を提供し、該静翼が、根元領域と、先端領域と、該先端領域及び根元領域間にあるピッチ領域とを有し、翼支持部が、先端支持部122及び根元支持部124を有し、且つ静翼を軸方向で支持し、静翼及び翼支持部が、動翼からのターボ機械の作動流体の先端流出を取り込むように位置付けられた先端領域に近接する第1の端部と、先端流出を先端領域付近からピッチ領域に半径方向内向きに再配向するための、ピッチ領域に近接する第2の端部とを有する第1のチャンネルと、動翼からのターボ機械の作動流体の根元漏出を取り込むように位置付けられた根元領域に近接する第1の端部と、根元漏出を根元領域付近からピッチ領域に半径方向外向きに再配向するため、ピッチ領域に近接する第2の端部とを有する第2のチャンネルと、を含む。
本発明の第3の態様は、ターボ機械用システムを提供し、該システムは、外側ケーシング及び内側ケーシング間に位置付けられ、根元領域と、先端領域と、該先端領域及び根元領域間にあるピッチ領域とを各々が有する動翼及び静翼と、第1のチャンネル及び第2のチャンネルの少なくとも1つと、を備え、第1のチャンネルが、動翼からのターボ機械の作動流体の先端流出を取り込むように位置付けられた静翼の先端領域に近接する第1の端部と、先端流出を先端領域付近からピッチ領域に半径方向内向きに再配向するための、静翼のピッチ領域に近接する第2の端部とを有し、第2のチャンネルが、動翼からのターボ機械の作動流体の根元漏出を取り込むように位置付けられた静翼の根元領域に近接する第1の端部と、根元漏出を根元領域付近からピッチ領域に半径方向外向きに再配向するための、静翼のピッチ領域に近接する第2の端部とを有する。
蒸気タービンエンジンに関連したその用途及び作動に関して、本発明の少なくとも1つの実施形態について以下に説明する。しかしながら、本発明は、タービン及び/又はエンジンなどのあらゆる好適なターボ機械にも適用可能であることは、当該技術分野に精通し且つ本明細書で教示により導かれる当業者には明らかなはずである。本発明の実施形態は、効率を改善するためのターボ機械用システムを提供する。
図面を参照すると、図1は、蒸気タービン10の部分切り欠き斜視図を示している。蒸気タービン10は、回転シャフト14を含むロータ12と、複数の軸方向に離間したロータホイール18とを含む。複数の動翼20(ブレード20とも呼ばれる)は、各ロータホイール18に機械的に結合される。より具体的には、動翼20は、各ロータホイール18の周りに円周方向に延びる列状に配置される。複数の静翼22は、シャフト14の周りを円周方向に延び、静翼22は、動翼20の隣接する列間に軸方向に位置付けられる。静翼22は、動翼20と協働し、1つの段を形成し、更にタービン10を通る蒸気流路の一部を定める。
作動時には、蒸気などの作動流体24がタービン26の入口26に流入し、静翼22を通じて送られる。静翼22は、動翼20に対して下流側に作動流体24を配向する。作動流体24は、残りの段を通過し、動翼20に力を作用して、シャフト14を回転させるようにする。タービン10の少なくとも1つの端部は、ロータ12から離れて軸方向に延びることができ、限定ではないが、発電機及び/又は別のタービンなどの負荷又は機械(機械)に取り付けることができる。
図1に示すように、タービン10は、少なくとも1つの段(図1には、5つの段が図示されている)を含む。5つの段は、L0、L1、L2、L3、及びL4と呼ばれる。段L4は、第1の段で、5つの段の最小段(半径方向で)であり、段L3は、第2の段で、軸方向で次の段であり、段L2は、第3の段で、5つの段の中間に示され、段L1は、第4の段で、最後から2番目の段であり、段L0は、最終段で、最大の段(半径方向で)である。作動流体が種々の段を通って移動すると、圧力が低下し、すなわち、作動流体は、段L0よりも段L4で高圧力である。5つの段は、単に1つの例示として示されており、各タービンは5つの段よりも多い又は少ない段を有することができる点は理解されたい。
本発明の実施形態による蒸気タービン10用のシステムを含む例示的な段が図2に示されている。図2は、外側ケーシング106及び内側ケーシング108間に両方が位置付けられる動翼102、及び静翼104を含む。外側ケーシング106は先端支持部122を含み、内側ケーシング108は根元支持部124を含む。支持部122、124は、全体として、静翼104を軸方向で支持する。基準ラインR、T、及びPにより示されるように、動翼102及び静翼104は各々、根元領域R、先端領域T、及び先端領域Tと根元領域Rとの間にあるピッチ領域又は中間半径方向領域Pを有する。典型的な蒸気タービンでは、蒸気は、運転中に先端領域T及び根元領域Rを通じて漏出する可能性がある。
先端領域Tを通じて漏出した高エネルギー蒸気を再配向するために、少なくとも1つの第1のチャンネル110が設けられる。第1のチャンネル110は、作動流体が先端領域T付近からピッチ領域P付近に動翼102に向けて移動できるようになるあらゆる構成を含むことができる。例えば、図2に示す1つの実施形態において、第1のチャンネル110は、第1の端部112、中間部分113、及び第2の端部114を含むことができる。図2に示すように、第1の端部112は、軸方向に延びて、先端領域Tに近接して開いた第1の端部112aと、中間部分113と連通する1つの端部112bとを有することができる。中間部分113は、半径方向に延びて、第1の端部112と連通する1つの端部113aと、第2の端部114と連通する1つの端部113bとを有することができる。第2の端部114は、軸方向に延びて、中間部分113と連通する1つの端部114aと、ピッチ領域Pに近接して開いた1つの端部114bとを有することができる。蒸気の所望の再配向を達成するために、湾曲チャンネル、直線チャンネル、直線と湾曲の組み合わせ、その他など、あらゆる代替の形状又は構成の第1のチャンネル110を実施可能である点は理解される。
第1のチャンネル110はまた、要求に応じてタービン10段内に配向することができる。例えば、図2に示す1つの実施形態において、第1のチャンネル110の一部は、外側ケーシング106内に配置することができ、具体的には、第1の端部112、及び中間部分113の一部は、外側ケーシング106の支持先端部112内に配置される。図3に示す別の実施形態では、第1の端部112、中間部分113、及び第2の端部114を含む、第1のチャンネル110は全体として、静翼104内に配置することができる。また、第1のチャンネル110の代替の位置も実施可能であり、例えば、第1のチャンネル110は静翼104の完全に外部にあることができ、或いは、第1の端部112及び第2の端部114の少なくとも一部は、蒸気の所望の再配向を達成するために、外側ケーシング106内ではなく、静翼104の外部に存在することができる点は理解される。
第1のチャンネル110の形状又は構成とは関係なく、第1のチャンネル110は、ターボ機械の作動流体の先端漏出(例えば、蒸気タービンの静翼104の先端領域Tを通過する高エネルギー蒸気漏出)が、先端領域T付近から第1のチャンネル110を通って移動し、ピッチ領域P付近から出て動翼102に向かって移動できるようになる。従って、ターボ機械の作動流体の先端漏出は、先端領域T付近の高圧区域から半径方向内向きに第1のチャンネル110を通り、ピッチ領域P付近の低圧区域に再配向される。
作動流体の先端漏出をできる限り再配向するために、複数の第1のチャンネル110を含めることができ、例えば、図4に示すように、4つの第1のチャンネル110をタービンの中心軸線の周りに互いから約90°に位置付けることができる。4つのチャンネル110が図4に示されているが、本発明の実施形態に従って、タービンの中心軸線の周りに要求に応じて位置付けられるあらゆる数のチャンネル110を含めることができることは理解される。
根元領域Rを通じて漏出された高エネルギー蒸気を再配向するために、少なくとも1つの第2のチャンネル116が設けられる。第2のチャンネル116は、作動流体が根元領域R付近からピッチ領域P付近まで動翼102に向かって移動できるようになるあらゆる構成を含むことができる。例えば、図2に示す1つの実施形態において、第2のチャンネル116は、第1の端部118、中間部分119、及び第2の端部120を含むことができる。図2に示すように、第1の端部118は、軸方向に延びて、根元領域Rに近接して開いた1つの端部118aと、中間部分119と連通した1つの端部118bとを有することができる。中間部分119は、半径方向に延びて、第1の端部118と連通した1つの端部119aと、第2の端部120と連通した1つの端部119bとを有することができる。第2の端部120は、軸方向に延びて、中間部分119と連通した1つの端部120aと、ピッチ領域Pに近接して開いた1つの端部120bとを有することができる。蒸気の所望の再配向を達成するために、湾曲チャンネル、直線チャンネル、直線と湾曲の組み合わせ、その他など、あらゆる代替の形状又は構成の第2のチャンネル116を実施可能である点は理解される。
第2のチャンネル116はまた、要求に応じてタービン10の段内に向けることができる。例えば、図2に示す1つの実施形態において、第2のチャンネル116の一部は、内側ケーシング108、具体的には第1の端部118内に配置することができ、中間部分119の一部は、内側ケーシング108の根元支持部124内に配置することができる。図3に示す別の実施形態では、第1の端部118、中間部分119、及び第2の端部120を含む第2のチャンネル116は全体として、静翼104内に配置することができる。また、第2のチャンネル116の代替の位置も実施可能であり、例えば、第2のチャンネル116は静翼104の完全に外部にあることができ、或いは、第1の端部118及び第2の端部120の少なくとも一部は、蒸気の所望の再配向を達成するために、内側ケーシング108内ではなく、静翼104の外部に存在することができる点は理解される。
第2のチャンネル116の形状又は構成とは関係なく、第2のチャンネル116は、ターボ機械の作動流体の根元漏出(例えば、蒸気タービンの静翼104の根元領域Rを通過する高エネルギー蒸気漏出)が、根元領域R付近から第2のチャンネル116を通って移動し、ピッチ領域P付近から出て動翼102に向かって移動できるようになる。従って、ターボ機械の作動流体の根元漏出は、根元領域R付近の高圧区域から半径方向内向きに第2のチャンネル116を通り、ピッチ領域P付近の低圧区域に再配向される。
作動流体の根元漏出をできる限り再配向するために、複数の第2のチャンネル116を含めることができ、例えば、図4に示すように、4つの第2のチャンネル116をタービンの中心軸線の周りに互いから約90°に位置付けることができる。4つのチャンネル116が図4に示されているが、本発明の実施形態に従って、タービンの中心軸線の周りに要求に応じて位置付けられるあらゆる数のチャンネル116を含めることができることは理解される。
上記で検討したように、従来の蒸気タービンにおいて、先端領域T及び根元領域Rを通る漏出は、これらの領域付近の効率を低下させることになるが、ピッチ領域Pは高効率を維持している。本発明の実施形態によれば、チャンネル110、116は各々、高エネルギー蒸気流(すなわち、作動流体の漏出流)を配向し、高エネルギー蒸気は、効率が最も高いピッチ領域Pで高効率の主蒸気流と混合するようにする。チャンネル110、116は共に、静翼104付近のピッチ領域Pで終端するので、この高エネルギー蒸気は、動翼102がエネルギーのほとんどを取り込んで、段効率を高めることができるように最適に再配向される。これは、より高い平均効率を生じさせる効率プロファイルを一様にし、タービンの有意な性能改善をもたらすことになる。
蒸気タービンの単一段に関して本発明の実施形態を検討してきたが、チャンネル110、116は、複数の段にも設けることができる点は理解される。また、何れかの段は、第1及び第2のチャンネル110、116の両方、或いは第1のチャンネル110だけ又は第2のチャンネル116だけを含むことができる点は理解される。また、本発明の実施形態は、蒸気タービンに関連して検討してきたが、本発明の実施形態はまた、あらゆる好適なターボ機械でも利用できる点は理解される。
本明細書における用語「第1の」、「第2の」などは、どのような順序、数量、又は重要度を意味するものではなく、むしろ、1つの要素を別の要素と区別するために用いており、本明細書において数詞のない表現は、数量の限定を意味するものではなく、むしろ参照する要素の少なくとも1つが存在することを意味する。数量に関して使用する「約」という修飾語は、記載の数値を包含しており、前後関係によって決まる意味を有する(例えば、特定の数量の測定値に付随するある程度の誤差を含む)。本明細書で使用する場合における「1つ又は複数の」という前置表現は、この表現が前置する用語のものの単数及び複数の両方を含み、従ってその用語のものの1つ又はそれ以上を含む(例えば、1つ又は複数の金属という表現は、1つ又はそれ以上の金属を含む)ことを意図している。本明細書に開示した範囲は、包括的でありかつ独立して組み合わせ可能である(例えば、「最大約25重量%までの又はより具体的には約5重量%〜約20重量%」の範囲というのは、「約5重量%〜約25重量%」の範囲の端点及び全ての中間値などを含む)。
本発明の種々の実施形態について説明してきたが、要素の種々の組み合わせ、変型形態、又は改善形態を実施することができ、更にこれらが本発明の範囲内にあることは、本明細書から理解されるであろう。加えて、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況又は物的事項を本発明の教示に適合するように多くの修正を行うことができる。従って、本発明は、本発明を実施するために企図される最良の形態として開示した特定の実施形態に限定されるものではなく、また本発明は、提出した請求項の技術的範囲内に属する全ての実施形態を包含することになるものとする。
10 蒸気タービン
12 ロータ
14 回転シャフト
18 ロータホイール
20 動翼
22 静翼
24 作動流体
26 入口
102 動翼
104 静翼
106 外側ケーシング
108 内側ケーシング
110 第1のチャンネル
112,112a,112b112c 第1のチャンネルの第1の端部
118,118a,118b,118c 第2のチャンネルの第1の端部
113,113a,113b,113c 第1のチャンネルの中間部分
119,119a,119b,119c 第2のチャンネルの中間部分
113,113a,113b,113c 第1のチャンネルの第2の端部
120,120a,120b,120c 第2のチャンネルの第2の端部
122 先端支持部
124 根元支持部
L0,L1,L2,L3,L4 5つの段
L4 第1の段
L0 最終段
L3 第2の段
L2 第3の段
L1 第4の段
R 根元領域
T 先端領域
P ピッチ領域、中間、中間半径方向領域
12 ロータ
14 回転シャフト
18 ロータホイール
20 動翼
22 静翼
24 作動流体
26 入口
102 動翼
104 静翼
106 外側ケーシング
108 内側ケーシング
110 第1のチャンネル
112,112a,112b112c 第1のチャンネルの第1の端部
118,118a,118b,118c 第2のチャンネルの第1の端部
113,113a,113b,113c 第1のチャンネルの中間部分
119,119a,119b,119c 第2のチャンネルの中間部分
113,113a,113b,113c 第1のチャンネルの第2の端部
120,120a,120b,120c 第2のチャンネルの第2の端部
122 先端支持部
124 根元支持部
L0,L1,L2,L3,L4 5つの段
L4 第1の段
L0 最終段
L3 第2の段
L2 第3の段
L1 第4の段
R 根元領域
T 先端領域
P ピッチ領域、中間、中間半径方向領域
Claims (10)
- ターボ機械用システムであって、
外側ケーシング(106)及び内側ケーシング(108)間に位置付けられ、根元領域(R)と、先端領域(T)と、該先端領域(T)及び根元領域(R)間にあるピッチ領域(P)とを各々が有する動翼(102)及び静翼(104)と、
前記動翼(102)からの前記ターボ機械の作動流体の先端流出を取り込むように位置付けられた前記静翼(104)の先端領域(T)に近接する第1の端部(112)と、前記先端流出を前記先端領域(T)付近から前記ピッチ領域(P)に半径方向内向きに再配向するための、前記静翼(104)のピッチ領域(P)に近接する第2の端部(114)とを有する第1のチャンネル(110)と、
前記動翼(102)からの前記ターボ機械の作動流体の根元漏出を取り込むように位置付けられた前記静翼(104)の根元領域(R)に近接する第1の端部(118)と、前記根元漏出を前記根元領域(R)付近から前記ピッチ領域(P)に半径方向外向きに再配向するための、前記静翼(104)のピッチ領域(P)に近接する第2の端部(120)とを有する第2のチャンネル(116)と
を備えるシステム。 - 前記第1のチャンネル(110)が、前記ターボ機械の中心軸線の周りに互いから約90°に位置付けられた4つのチャンネルを含み、前記第2のチャンネル(116)が、前記ターボ機械の中心軸線の周りに互いから約90°に位置付けられた4つのチャンネルを含む、請求項1に記載のシステム。
- 前記第1のチャンネル(110)の第1の端部(112)が前記外側ケーシング(106)内に配置され、前記第1のチャンネル(110)の第2の端部(114)が前記静翼(104)内に配置される、請求項1に記載のシステム。
- 前記第2のチャンネル(116)の第1の端部(118)が前記内側ケーシング(108)内に配置され、前記第2のチャンネル(116)の第2の端部(120)が前記静翼(104)内に配置される、請求項1に記載のシステム。
- 前記第1のチャンネル(110)及び前記第2のチャンネル(116)の少なくとも1つが前記静翼(104)内に配置される、請求項1に記載のシステム。
- ターボ機械における静翼(104)及び翼支持部であって、該静翼(104)が、根元領域(R)と、先端領域(T)と、該先端領域(T)及び根元領域(R)間にあるピッチ領域(P)とを有し、前記翼支持部が、先端支持部(122)及び根元支持部(124)を有し、且つ前記静翼(104)を軸方向で支持し、
前記静翼(104)及び翼支持部が、
前記動翼(102)からの前記ターボ機械の作動流体の先端流出を取り込むように位置付けられた前記先端領域(T)に近接する第1の端部(112)と、先端流出を前記先端領域(T)付近から前記ピッチ領域(P)に半径方向内向きに再配向するための、前記ピッチ領域(P)に近接する第2の端部(114)とを有する第1のチャンネル(110)と、
前記動翼(102)からの前記ターボ機械の作動流体の根元漏出を取り込むように位置付けられた前記根元領域(R)に近接する第1の端部(118)と、前記根元漏出を前記根元領域(R)付近から前記ピッチ領域(P)に半径方向外向きに再配向するため、前記ピッチ領域(P)に近接する第2の端部(120)とを有する第2のチャンネル(116)と
を含む静翼(104)及び翼支持部。 - ターボ機械用システムであって、
外側ケーシング(106)及び内側ケーシング(108)間に位置付けられ、根元領域(R)と、先端領域(T)と、該先端領域(T)及び根元領域(R)間にあるピッチ領域(P)とを各々が有する動翼(102)及び静翼(104)と、
第1のチャンネル(110)及び第2のチャンネル(116)の少なくとも1つと、
を備え、
前記第1のチャンネル(110)が、前記動翼(102)からの前記ターボ機械の作動流体の先端流出を取り込むように位置付けられた前記静翼(104)の先端領域(T)に近接する第1の端部(112)と、前記先端流出を前記先端領域(T)付近から前記ピッチ領域(P)に半径方向内向きに再配向するための、前記静翼(104)のピッチ領域(P)に近接する第2の端部(114)とを有し、
前記第2のチャンネル(116)が、前記動翼(102)からの前記ターボ機械の作動流体の根元漏出を取り込むように位置付けられた前記静翼(104)の根元領域(R)に近接する第1の端部(118)と、前記根元漏出を前記根元領域(R)付近から前記ピッチ領域(P)に半径方向外向きに再配向するための、前記静翼(104)のピッチ領域(P)に近接する第2の端部(120)とを有する、
システム。 - 前記各チャンネル(110、116)が、前記ターボ機械の中心軸線の周りに互いから約90°に位置付けられた4つのチャンネルを含む、請求項7に記載のシステム。
- 前記少なくとも1つのチャンネルが前記静翼(104)内に配置される、請求項7に記載のシステム。
- 前記各チャンネル(110、116)が前記外側ケーシング(106)又は内側ケーシング(108)のそれぞれに少なくとも部分的に位置付けられ、更に前記静翼(104)内に少なくとも部分的に位置付けられる、請求項7に記載のシステム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US12/606,530 US8545170B2 (en) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | Turbo machine efficiency equalizer system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011094614A true JP2011094614A (ja) | 2011-05-12 |
Family
ID=43796946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010236057A Withdrawn JP2011094614A (ja) | 2009-10-27 | 2010-10-21 | ターボ機械効率等化システム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8545170B2 (ja) |
JP (1) | JP2011094614A (ja) |
CN (1) | CN102052097A (ja) |
CH (1) | CH702098A2 (ja) |
DE (1) | DE102010038135A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9057275B2 (en) | 2012-06-04 | 2015-06-16 | Geneal Electric Company | Nozzle diaphragm inducer |
DE102012106156B4 (de) * | 2012-07-09 | 2019-09-12 | Acsys Lasertechnik Gmbh | Verfahren zur Steuerung eines Werkzeuges |
US9394797B2 (en) * | 2012-12-04 | 2016-07-19 | General Electric Company | Turbomachine nozzle having fluid conduit and related turbomachine |
US9032733B2 (en) | 2013-04-04 | 2015-05-19 | General Electric Company | Turbomachine system with direct header steam injection, related control system and program product |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB855058A (en) * | 1957-02-22 | 1960-11-30 | Rolls Royce | Improvements in or relating to bladed rotor or stator constructions for axial-flow fluid machines for example for compressors or turbines of gas-turbine engines |
JPS501646B1 (ja) * | 1970-07-11 | 1975-01-20 | ||
FR2661944B1 (fr) * | 1990-05-14 | 1994-06-10 | Alsthom Gec | Etage de turbomachine avec pertes secondaires reduites. |
US5634766A (en) * | 1994-08-23 | 1997-06-03 | General Electric Co. | Turbine stator vane segments having combined air and steam cooling circuits |
JP3316405B2 (ja) * | 1997-02-04 | 2002-08-19 | 三菱重工業株式会社 | ガスタービン冷却静翼 |
DE19709607A1 (de) * | 1997-03-08 | 1998-09-10 | Abb Research Ltd | Leitschaufel für Dampfturbinen |
CN1100195C (zh) | 1997-09-08 | 2003-01-29 | 西门子公司 | 用于叶片机械的叶片和汽轮机 |
DE19880989C2 (de) * | 1998-01-20 | 2002-01-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Stationäre Schaufel einer Gasturbine |
US6585479B2 (en) * | 2001-08-14 | 2003-07-01 | United Technologies Corporation | Casing treatment for compressors |
DE10331635B4 (de) * | 2003-07-12 | 2014-02-13 | Alstom Technology Ltd. | Gekühlte Schaufel für eine Gasturbine |
JP4433869B2 (ja) | 2004-05-06 | 2010-03-17 | 東京電力株式会社 | 蒸気タービン圧力算出方法、蒸気タービン効率算出方法、蒸気タービン圧力算出プログラム及び蒸気タービン効率算出プログラム |
DE102004055439A1 (de) * | 2004-11-17 | 2006-05-24 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Strömungsarbeitsmaschine mit dynamischer Strömungsbeeinflussung |
US8070427B2 (en) * | 2007-10-31 | 2011-12-06 | General Electric Company | Gas turbines having flexible chordal hinge seals |
DE102008017844A1 (de) * | 2008-04-08 | 2009-10-15 | Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg | Strömungsmaschine mit Fluid-Injektorbaugruppe |
-
2009
- 2009-10-27 US US12/606,530 patent/US8545170B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-10-12 DE DE102010038135A patent/DE102010038135A1/de not_active Withdrawn
- 2010-10-21 JP JP2010236057A patent/JP2011094614A/ja not_active Withdrawn
- 2010-10-25 CH CH01760/10A patent/CH702098A2/de not_active Application Discontinuation
- 2010-10-27 CN CN2010105395273A patent/CN102052097A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20110097198A1 (en) | 2011-04-28 |
CN102052097A (zh) | 2011-05-11 |
US8545170B2 (en) | 2013-10-01 |
DE102010038135A1 (de) | 2011-04-28 |
CH702098A2 (de) | 2011-04-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107435561B (zh) | 用于冷却涡轮叶片的尖端叶冠的密封导轨的系统 | |
RU2598970C2 (ru) | Облопаченный элемент для турбомашины и турбомашина | |
JP2016138549A (ja) | スプリッタブレードを組み込んだ軸流圧縮機ロータ | |
JP6109961B2 (ja) | ガスタービンエンジンの内側シュラウドに溝を含むシール組立体 | |
US8308429B2 (en) | Axial compressor | |
JP2017082784A (ja) | スプリッタを搭載した圧縮機 | |
US8807927B2 (en) | Clearance flow control assembly having rail member | |
JP2012233475A (ja) | ステータベーン列を備えた遠心圧縮機組立体 | |
JP2016125481A (ja) | 非軸対称ハブ流路及びスプリッタブレードを組み込んだ軸流圧縮機ロータ | |
JP6557478B2 (ja) | タービンバケット及びタービンバケットの先端シュラウドをバランスさせるための方法 | |
EP2354465A2 (en) | Adverse pressure gradient seal mechanism | |
KR20140114757A (ko) | 불균일하게 분배된 에어포일과 균일한 스로트 면적을 가진 노즐 링 | |
EP3722555B1 (en) | Turbine section having non-axisymmetric endwall contouring with forward mid-passage peak | |
JP2011094614A (ja) | ターボ機械効率等化システム | |
JP2012082826A (ja) | タービンバケットシュラウドテール | |
US8047767B2 (en) | High pressure first stage turbine and seal assembly | |
US8322972B2 (en) | Steampath flow separation reduction system | |
US8870532B2 (en) | Exhaust hood diffuser | |
US20090206554A1 (en) | Steam turbine engine and method of assembling same | |
JP2020505555A (ja) | タービンの先端バランススリット | |
EP1978212A2 (en) | Stator assembly for gas turbine engine | |
US10247013B2 (en) | Interior cooling configurations in turbine rotor blades | |
KR102496125B1 (ko) | 터빈을 위한 제어식 유동 러너 | |
US20180156050A1 (en) | Steam turbine | |
WO2016024458A1 (ja) | 軸流式ターボ機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131015 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20131209 |