JP2017082784A - スプリッタを搭載した圧縮機 - Google Patents

スプリッタを搭載した圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017082784A
JP2017082784A JP2016204001A JP2016204001A JP2017082784A JP 2017082784 A JP2017082784 A JP 2017082784A JP 2016204001 A JP2016204001 A JP 2016204001A JP 2016204001 A JP2016204001 A JP 2016204001A JP 2017082784 A JP2017082784 A JP 2017082784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
splitter
airfoil
stator
dimension
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016204001A
Other languages
English (en)
Inventor
アンソニー・ルイス・ディピエトロ,ジュニア
Louis Dipietro Anthony Jr
グレゴリー・ジョン・カイファス
John Kajfasz Gregory
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2017082784A publication Critical patent/JP2017082784A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/52Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/54Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/541Specially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/542Bladed diffusers
    • F04D29/544Blade shapes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/26Rotors specially for elastic fluids
    • F04D29/32Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
    • F04D29/321Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps for axial flow compressors
    • F04D29/324Blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/141Shape, i.e. outer, aerodynamic form
    • F01D5/146Shape, i.e. outer, aerodynamic form of blades with tandem configuration, split blades or slotted blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/02Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
    • F01D9/04Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector
    • F01D9/041Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector using blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/141Shape, i.e. outer, aerodynamic form
    • F01D5/142Shape, i.e. outer, aerodynamic form of the blades of successive rotor or stator blade-rows
    • F01D5/143Contour of the outer or inner working fluid flow path wall, i.e. shroud or hub contour

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】十分な失速範囲および空力性能と構造性能との許容可能なバランスを伴って動作可能な圧縮機を提供する。【解決手段】圧縮機装置は、内側流路面450と、外側流路面と、内側流路面と外側流路面の間に延びるステータ翼形452の配列と、内側流路面および外側流路面のうちの少なくとも一方から延びる翼形形状スプリッタベーン652の配列であって、スプリッタベーン652が、ステータ翼形452と交互する、翼形形状スプリッタベーンの配列とを含み、スプリッタベーン652の根元でのスプリッタベーンのコード寸法およびスプリッタベーン652のスパン寸法のうちの少なくとも一方は、ステータ翼形452の対応する寸法よりも小さい。【選択図】図13

Description

この発明は、概してターボ機械の圧縮機に関し、特に、そのような圧縮機のロータ翼形およびステータ翼形に関する。
ガスタービンエンジンは、流体連通連続状態で、圧縮機、燃焼機、およびタービンを含む。タービンは、圧縮機に機械的に結合され、3つのコンポーネントは、ターボ機械のコアを規定する。コアは、エンジンを動作させるとともに、推進力または機械的仕事を提供するなどの有用な仕事を実施するために、高温加圧燃焼ガス流を発生させるように既知の方法で動作可能である。一般的なタイプの圧縮機は、ロータブレードと称される軸流翼形の列を伴う回転するディスクをそれぞれ含む複数の段を伴う軸流圧縮機である。典型的に、このタイプの圧縮機は、ロータ翼形と交互する、ステータベーンと称される静止翼形も含む。ステータベーンは、典型的に、それらの内側端および外側端で、弧状の端壁構造(例えば、ハブまたはケース)により境界を定められる。
熱力学サイクルの効率の故に、最大限可能な圧力比(すなわち、出口圧力に対する入口圧力の比)を有する圧縮機を搭載することが一般的に望ましい。最小数の圧縮機段を含むことも望ましい。しかし、所与の圧縮機段により可能な最大圧力比と質量流に関連する周知の空力制限がある。
所与のロータ列またはステータ列に使用される圧縮機翼形の総数を最小化することにより、重量を低減し、ロータ性能を向上させ、製造を簡略化することが知られている。しかし、翼形の点数が低減すると、付随して低下する端壁弦節比は、翼形の端壁領域の空気流を翼形面から不必要に剥離させる傾向がある。
このため、十分な失速範囲および空力性能と構造性能との許容可能なバランスを伴って動作可能な圧縮機に対するニーズが依然としてある。
米国特許第8529210号明細書
このニーズは、ステータベーン翼形およびスプリッタ翼形を含むステータベーン列を有する軸流圧縮機により応えられる。
本発明は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することにより最も良く理解され得る。
圧縮機装置を搭載するガスタービンエンジンの概略断面図である。 圧縮機装置のロータの一部分の斜視図である。 圧縮機装置のロータの一部分の上面図である。 圧縮機装置のロータの一部分の後部立面図である。 図4の5−5線沿いの側面図である。 図4の6−6線沿いの側面図である。 代替的な圧縮機装置のロータの一部分の斜視図である。 代替的な圧縮機装置のロータの一部分の上面図である。 代替的な圧縮機装置のロータの一部分の後部立面図である。 図9の10−10線沿いの側面図である。 図9の11−11線沿いの側面図である。 圧縮機装置のステータの一部分の斜視図である。 図12のステータの別の斜視図である。 図12に示すステータベーンの側面図である。 図12に示すスプリッタベーンの側面図である。
各種の図を通じて同一の参照数字が同じ要素を示す図面を参照すると、図1は、概ね10で指定されるガスタービンエンジンの一部分を例示する。エンジン10は、長手方向中心軸線11を有し、軸流の向きに、ファン12、低圧圧縮機もしくは「昇圧機」14、および高圧圧縮機(「HPC」)16を含む。
ファン12および昇圧機14が内側シャフト18を介して、図1に例示していない低圧タービン(「LPT」)により駆動されることが理解されるであろう。回転するファン12は、加圧ファン空気流を発生させるように動作し、その一部は、昇圧機14およびHPC16に入り、その一部は、バイパスダクト20を通じて排出される。回転する昇圧機14は、流れをHPC16に過給する。
HPC16が外側シャフト22を介して、図1に例示していない高圧タービン(「HPT」)により駆動されることがさらに理解されるであろう。回転するHPCは、エンジン10のコアを通過するコア流を発生させるように動作する。
例示する例が高バイパスターボファンエンジンであるが、本発明の原理は、低バイパスターボファン、ターボジェット、およびターボシャフトなどの他のタイプのエンジンに等しく適用可能である。
本明細書で使用するとき、「軸方向」と「長手方向」の両方の用語は、中心軸線11と平行な方向を意味する一方、「径方向」は、軸方向と垂直な方向を意味し、「接線方向」または「周方向」は、軸線方向および径方向と互いに垂直な方向を意味することが留意される。本明細書で使用するとき、「前部」または「前」との用語は、コンポーネントを通過するかコンポーネントの周りを通る空気流における相対的に上流の位置を意味し、「後」または「後部」との用語は、コンポーネントを通過するかコンポーネントの周りを通る空気流における相対的に下流の位置を意味する。この流れの方向は、図1に矢印「F」により示される。これらの方向に関する用語は、説明の便宜上使用されるにすぎず、それらにより記述する具体的な向きを構造に要求するものではない。
HPC16は、軸方向流体流、すなわち、中心軸線11と略平行な流体流のために構成される。このことは、遠心圧縮機または斜流圧縮機とは対照的である。HPC16は、多数の段を含み、それぞれの段は、回転するディスクに取り付けられた翼形列またはブレード列を備えるロータと、静止翼形列またはベーン列とを含む。ベーンは、上流のブレード列から出る空気流の方向を、空気流が下流のブレード列に入る前に転換する役割を果たす。
図2−図6は、本発明の例示的な第1の実施形態により構成され、HPC16に搭載するのに適したロータ38の一部分を例示する。例として、ロータ38は、HPC16の後半部の段の1つ以上に、特に最終段または最後段に搭載され得る。
ロータ38は、ウェブ42およびリム44を伴うディスク40を含む。完全なディスク40は、中心軸線11を中心として回転するように取り付けられた環状構造であることが理解されるであろう。リム44は、前端46および後端48を有する。環状流路面50が、前端46と後端48の間に延びる。
圧縮機ブレード52の配列が流路面50から延びる。各圧縮機ブレードは、流路面50にある根元54から先端56まで延び、前縁62および後縁64で凸状負圧面60に接合された凹状正圧面58を含む。図5に最も良く見られるように、各圧縮機ブレード52は、根元54から先端56までの径方向距離として定義されるスパン(またはスパン寸法)「S1」と、前縁62と後縁64を結ぶ仮想直線の長さとして定義されるコード(またはコード寸法)「C1」とを有する。圧縮機ブレード52の具体的な設計に応じて、そのコードC1は、スパンS1に沿う異なる位置で異なってもよい。本発明のために、当該測定値は、根元54でのコードC1である。
図4に見られるように、流路面50は回転体ではない。むしろ、流路面50は非軸対称面プロファイルを有する。非軸対称面プロファイルの例として、それは、隣り合う圧縮機ブレード52の各対の間で凹状曲線または「スカラップ」66により縁取られてもよい。比較のために、図4の破線は、圧縮機ブレード52の根元54を通る半径を伴う仮想円筒面を例示する。流路面の湾曲は、その最大半径(または、スカラップ66の最小径方向切込み)を圧縮機ブレードの根元54に有し、その最小半径(または、スカラップ66の最大径方向切込み「d」)を隣り合う圧縮機ブレード52の間のほぼ中程の位置に有することが見て取れる。
定常状態または過渡的動作時に、このスカラップ構成は、流路面50に沿うリム44の翼形ハブ交差部での機械的または熱的な円周応力の集中度合を低減させるのに有効である。このことは、ディスク40の許容可能な長期のコンポーネント寿命を実現するという目的に寄与する。流路面50をスカラップ形成することの空力的な負の副作用は、隣り合う圧縮機ブレード52の間のロータ通過流エリアを増加させることである。ロータ通過流エリアのこの増加は、空力負荷レベルを増加させ、その結果として圧縮機ブレード52の負圧面60において、根元54の近くの基端側部分で、および例えば前縁62からコード距離C1の約75%の後位置で望ましくない流れ剥離を生じさせる傾向がある。
スプリッタブレード152の配列が流路面50から延びる。1つのスプリッタブレード152が、圧縮機ブレード52の各対の間に配される。周方向では、スプリッタブレード152は、隣り合う2つの圧縮機ブレード52の間で中間に位置してもよく周方向に偏って位置してもよく、周方向でスカラップ66の最深部dと整列してもよい。つまり、圧縮機ブレード52およびスプリッタブレード152は、流路面50の周縁に沿って交互する。各スプリッタブレード152は、流路面50にある根元154から先端156に延び、前縁162および後縁164で凸状負圧面160に接合された凹状正圧面158を含む。図6に最も良く見られるように、各スプリッタブレード152は、根元154から先端156までの径方向距離として定義されるスパン(またはスパン寸法)「S2」と、前縁162と後縁164を結ぶ仮想直線の長さとして定義されるコード(またはコード寸法)「C2」とを有する。スプリッタブレード152の具体的な設計に応じて、そのコードC2は、スパンS2に沿う異なる位置で異なってもよい。本発明のために、当該測定値は、根元154でのコードC2である。
スプリッタブレード152は、ロータ38のハブ弦節比を局所的に増加させるように機能することにより、圧縮機ブレード52からの上述した流れ剥離を防ぐ。スプリッタブレード152の数を単純に増加させ、したがってブレードとブレードの間隔を低減させることによって、同様の効果を得ることができる。しかし、このことは、空力効率の低下として顕在化するであろう空力表面エリアの摩擦損失の増加およびロータ重量の増加という望ましくない副作用を有する。したがって、スプリッタブレード152の寸法およびそれらの位置は、それらの表面エリアを最小化しながら流れ剥離を防ぐように選択され得る。スプリッタブレード152は、それらの後縁164が圧縮機ブレード52の後縁とほぼ同じ軸方向位置になるように、リム44に対して配置される。このことは、図3に見て取れる。スプリッタブレード152のスパンS2および/またはコードC2は、圧縮機ブレード52の対応するスパンS1およびコードC1のまとまりよりも小さな部分であってもよい。これらは、「部分スパン」スプリッタブレードおよび/または「部分コード」スプリッタブレードと称され得る。例えば、スパンS2はスパンS1以下である。摩擦損失を低減させるために好ましくは、スパンS2は、スパンS1の50%以下である。最小の摩擦損失のためにより好ましくは、スパンS2は、スパンS1の30%以下である。別の例として、コードC2は、コードC1以下でもよい。最小の摩擦損失のために好ましくは、コードC2は、コードC1の50%以下である。
ディスク40、圧縮機ブレード52、およびスプリッタブレード152は、動作中に予想される応力および環境状態に耐えることができる任意の材料により構成され得る。既知の適した合金の非限定的な例は、鉄合金、ニッケル合金、およびチタン合金を含む。図2−図6では、ディスク40、圧縮機ブレード52、およびスプリッタブレード152は、一体、単体または一体構造の総体として描写される。このタイプの構造は、「ブレード付きディスク」または「ブリスク」と称され得る。本発明の原理は、別個のコンポーネント(示していない)により構築されたロータに等しく適用可能である。
図7−図11は、本発明の例示的な第2の実施形態により構成され、HPC16に搭載するのに適したロータ238の一部分を例示する。例として、ロータ238は、HPC16の後半部の段の1つ以上に、特に最終段または最後段に搭載され得る。
ロータ238は、ウェブ242およびリム244を伴うディスク240を含む。完全なディスク240は、中心軸線11を中心として回転するように取り付けられた環状構造であることが理解されるであろう。リム244は、前端246および後端248を有する。環状流路面250が、前端246と後端248の間に延びる。
圧縮機ブレード252の配列が流路面250から延びる。各圧縮機ブレード252は、流路面250にある根元254から先端256に延び、前縁262および後縁264で凸状負圧面260に接合された凹状正圧面258を含む。図10に最も良く見られるように、各圧縮機ブレード252は、根元254から先端256までの径方向距離として定義されるスパン(またはスパン寸法)「S3」と、前縁262と後縁264を結ぶ仮想直線の長さとして定義されるコード(またはコード寸法)「C3」とを有する。圧縮機ブレード252の具体的な設計に応じて、そのコードC3は、スパンS3に沿う異なる位置で異なってもよい。本発明のために、当該測定値は、根元254でのコードC3である。
圧縮機ブレード252は、流路面250の周縁に沿って一様に離間する。隣り合う圧縮機ブレード252の間の周方向平均間隔「s」(図9を参照)が、s=2πr/Zとして定義され、ここで、「r」が、圧縮機ブレード252の(例えば、根元254での)指定半径であり、「Z」が、圧縮機ブレード252の数である。「弦節比」と呼ばれる無次元パラメータが、c/sとして定義され、ここで、「c」が、上述したようなブレードコードに等しい。例示する例では、圧縮機ブレード252は、先行技術で想定されるであろう間隔よりも著しく大きな間隔を有してもよく、先行技術で想定されるであろうよりも著しく小さなブレード弦節比を生じさせる。
図9に見られるように、流路面250は、回転体(すなわち軸対称)として描写される。随意に、流路面250は、流路面50について上述したような非軸対称面プロファイルを有してもよい。
ブレード弦節比の低下は、所与のロータ段で使用される圧縮機翼形の総数を最小化することにより、重量の低減、ロータ性能の向上、および製造の簡略化という効果を有することになる。ブレード弦節比の低下の空力的な負の副作用は、隣り合う圧縮機ブレード252の間のロータ通過流エリアを増加させることである。ロータ通過流エリアのこの増加は、空力負荷レベルを増加させ、その結果として圧縮機ブレード252の負圧面260において、根元254の近くの基端側部分で、および例えば前縁262からコード距離C3の約75%の後位置で、「ハブ流剥離」とも称される望ましくない流れ剥離を生じさせる傾向がある。任意の所与のロータ設計のために、圧縮機ブレード間隔は、想定される動作状態でハブ流剥離を生じさせるのに十分小さな弦節比を作り出すように意図的に選択され得る。
スプリッタブレード352の配列が流路面250から延びる。1つのスプリッタブレード352が、圧縮機ブレード252の各対の間に配される。周方向では、スプリッタブレード352は、隣り合う2つの圧縮機ブレード252の間で中間に位置してもよく周方向に偏って位置してもよい。つまり、圧縮機ブレード252およびスプリッタブレード352は、流路面250の周縁に沿って交互する。各スプリッタブレード352は、流路面250にある根元354から先端356に延び、前縁362および後縁364で凸状負圧面360に接合された凹状正圧面358を含む。図11に最も良く見られるように、各スプリッタブレード352は、根元354から先端356までの径方向距離として定義されるスパン(またはスパン寸法)「S4」と、前縁362と後縁364を結ぶ仮想直線の長さとして定義されるコード(またはコード寸法)「C4」とを有する。スプリッタブレード352の具体的な設計に応じて、そのコードC4は、スパンS4に沿う異なる位置で異なってもよい。本発明のために、当該測定値は、根元354でのコードC4である。
スプリッタブレード352は、ロータ238のハブ弦節比を局所的に増加させるように機能することにより、圧縮機ブレード252からの上述した流れ剥離を防ぐ。圧縮機ブレード252の数を単純に増加させ、したがってブレードとブレードの間隔を低減させることによって、同様の効果を得ることができる。しかし、このことは、空力効率の低下として顕在化するであろう空力表面エリアの摩擦損失の増加およびロータ重量の増加という望ましくない副作用を有する。したがって、スプリッタブレード352の寸法およびそれらの位置は、それらの表面エリアを最小化しながら流れ剥離を防ぐように選択され得る。スプリッタブレード352は、それらの後縁364が圧縮機ブレード252の後縁264とほぼ同じ軸方向位置になるように、リム244に対して配置される。このことは、図8に見て取れる。スプリッタブレード352のスパンS4および/またはコードC4は、圧縮機ブレード252の対応するスパンS3およびコードC3のまとまりよりも小さな部分であってもよい。これらは、「部分スパン」スプリッタブレードおよび/または「部分コード」スプリッタブレードと称され得る。例えば、スパンS4は、スパンS3以下でもよい。摩擦損失を低減させるために好ましくは、スパンS4は、スパンS3の50%以下である。最小の摩擦損失のためにより好ましくは、スパンS4は、スパンS3の30%以下である。別の例として、コードC4は、コードC3以下でもよい。最小の摩擦損失のために好ましくは、コードC4は、コードC3の50%以下である。
ディスク240、圧縮機ブレード252、およびスプリッタブレード352は、上述したディスク40、圧縮機ブレード52、およびスプリッタブレード152と同じ材料および同じ構造構成(例えば一体構造または分離可能な)を使用する。
図1に示すエンジン10の幾つかの部分は、本明細書で静止空気流方向転換要素として定義されるステータ構造を搭載する。例えば、バイパスダクト20は、基端側端および翼端側端でコアカウル402およびファンカウル404によりそれぞれ境界を定められた空気流形状のファン出口ガイドベーン(「OGV」)400の配列を含む。昇圧機14は、基端側端および翼端側端で内側バンド408およびケーシング410によりそれぞれ境界を定められた空気流形状の昇圧機ガイドベーン406の幾つかの列を含む。最後に、HPC16は、内側バンド444およびケーシング470によりそれぞれ境界を定められた空気流形状の圧縮機ステータベーン452の幾つかの列を含む。この文献のために、OGV400、昇圧機ガイドベーン406、および圧縮機ステータベーン452は、全て「ステータ翼形」とみなされ得る。
図12および図13は、1列の圧縮機ステータベーン452の一部分を例示する。例示するステータベーン452は、HPC16の段の1つ以上に搭載され得る。さらに、ステータベーン452は、任意のステータ構造を概念的に表す「ステータ翼形」を構成し、本明細書に記述する原理は、随意に、出口ガイドベーン400および/または昇圧機ガイドベーン406に実装されることができる。
内側バンド444は、前端446と後端448の間に延びる環状内側流路面450を規定する。ケーシング470は、前端474と後端476の間に延びる環状外側流路面472を規定する。
ステータベーン452は、内側流路面450と外側流路面472の間に延びる。各ステータベーン452は、内側流路面450にある根元454から外側流路面472にある先端456に延び、前縁462および後縁464で凸状負圧面460に接合された凹状正圧面458を含む。図14に最も良く見られるように、各ステータベーン452は、根元454から先端456までの径方向距離として定義されるスパン(またはスパン寸法)「S5」と、前縁462と後縁464を結ぶ仮想直線の長さとして定義されるコード(またはコード寸法)「C5」とを有する。ステータベーン452の具体的な設計に応じて、そのコードC5は、スパンS5に沿う異なる位置で異なってもよい。本発明のために、当該測定値は、根元454または先端456でのコードC5であるであろう。
ステータベーン452は、内側流路面450の周縁に沿って一様に離間する。ステータベーン452は、上述したように定義される周方向平均間隔「s」を有する(図13を参照)。「弦節比」と呼ばれる無次元パラメータが、c/sとして定義され、ここで、「c」が、上述したようなベーンコードに等しい。例示する例では、ステータベーン452は、先行技術で想定されるであろう間隔よりも著しく大きな間隔を有してもよく、先行技術で想定されるであろうよりも著しく小さなベーン弦節比を生じさせる。
図12および図13に見られるように、内側流路面450および外側流路面472は、回転体(すなわち軸対称構造)として描写される。随意に、内側流路面450または外側流路面472の一方または両方は、流路面50について上述したような非軸対称面プロファイルを有してもよい。
ベーン弦節比の低下は、所与のステータ段で使用される翼形の総数を最小化することにより、重量の低減、ステータ性能の向上、および製造の簡略化という効果を有することになる。ステータ弦節比の低下の空力的な負の副作用は、隣り合うステータベーン452の間のロータ通過流エリアを増加させることである。ステータ通過流エリアのこの増加は、空力負荷レベルを増加させ、その結果としてステータベーン452の負圧面460において、根元454の近くの基端側部分で、および例えば前縁462からコード距離C5の約75%の後位置で、「ハブ流剥離」とも称される望ましくない流れ剥離を生じさせる傾向がある。ステータベーン452の負圧面460において、先端456に近い翼端側部分で、および例えば前縁462からコード距離C5の約75%の後位置で、「ケース流剥離」とも称される望ましくない流れ剥離を生じさせる傾向もある。一般的に、これらの状態の両方は「端壁剥離」と称され得る。任意の所与のステータ設計のために、ステータベーン間隔は、想定される動作状態で端壁剥離を生じさせるのに十分小さな弦節比を作り出すように意図的に選択され得る。
この負の副作用に対処するために、内側流路面450および外側流路面472の一方または両方に、スプリッタベーンの配列が設けられてもよい。図12に示す例では、スプリッタベーン552の配列が外側流路面472から径方向内向きに延びる。1つのスプリッタベーン552が、ステータベーン452の各対の間に配される。周方向では、スプリッタベーン552は、隣り合う2つのステータベーン452の間で中間に位置してもよく周方向に偏って位置してもよい。つまり、ステータベーン452およびスプリッタベーン552は、外側流路面472の周縁に沿って交互する。各スプリッタベーン552は、外側流路面472にある根元554から先端556に延び、前縁562および後縁564で凸状負圧面560に接合された凹状正圧面558を含む。図15に最も良く見られるように、各スプリッタベーン552は、根元554から先端556までの径方向距離として定義されるスパン(またはスパン寸法)「S6」と、前縁562と後縁564を結ぶ仮想直線の長さとして定義されるコード(またはコード寸法)「C6」とを有する。スプリッタベーン552の具体的な設計に応じて、そのコードC6は、スパンS6に沿う異なる位置で異なってもよい。本発明のために、当該測定値は、根元554でのコードC6である。
スプリッタベーン552は、ステータのハブ弦節比を局所的に増加させるように機能することにより、ステータベーン452からの上述した流れ剥離を防ぐ。ステータベーン452の数を単純に増加させ、したがってベーンとベーンの間隔を低減させることによって、同様の効果を得ることができる。しかし、このことは、空力効率の低下として顕在化するであろう空力表面エリアの摩擦損失の増加およびステータ重量の増加という望ましくない副作用を有する。したがって、スプリッタベーン552の寸法およびそれらの位置は、それらの表面エリアを最小化しながら流れ剥離を防ぐように選択され得る。スプリッタベーン552は、それらの後縁564がステータベーン452の後縁464とほぼ同じ軸方向位置になるように、外側流路面472に対して配置される。このことは、図15に見て取れる。スプリッタベーン552のスパンS6および/またはコードC6は、ステータベーン452の対応するスパンS5およびコードC5のまとまりよりも小さな部分であってもよい。これらは、「部分スパン」スプリッタベーンおよび/または「部分コード」スプリッタベーンと称され得る。例えば、スパンS6は、スパンS5以下でもよい。摩擦損失を低減させるために好ましくは、スパンS6は、スパンS5の50%以下である。最小の摩擦損失のためにより好ましくは、スパンS6は、スパンS5の30%以下である。別の例として、コードC6は、コードC5以下でもよい。最小の摩擦損失のために好ましくは、コードC6は、コードC5の50%以下である。
図13は、内側流路面450から径方向外向きに延びるスプリッタベーン652の配列を例示する。1つのスプリッタベーン652が、ステータベーン452の各対の間に配される。内側流路面450から延びることを除いて、スプリッタベーン652は、それらの形状、ステータベーン452に対する周方向位置、およびそれらのスパン寸法およびコード寸法に関して、上述したスプリッタベーン552と同一であり得る。上記したように、スプリッタベーンが、随意に、内側流路面450または外側流路面472または両方に搭載されてもよい。
スプリッタブレードおよび/またはスプリッタベーンを伴って本明細書に記述する圧縮機装置は、端壁弦節比レベルを局所的に増加させ、端壁空力負荷レベルを局所的に低減させ、非軸対称輪郭の端壁流路面が存在する場合に、端壁に隣接する翼形部分が剥離し易い傾向を抑制し、または軸対称流路上の翼形点数を低減させる。部分スパンおよび/または部分コードのスプリッタブレードまたはスプリッタベーンの使用は、翼形の中央部分および上部分の弦節比レベルを公称値から変えずに保ち、したがって、中央部翼形部および上部翼形部の性能を維持するのに有効である。
圧縮機装置について前述してきた。この明細書(添付の任意の請求項、要約および図面を含む)に開示する特徴の全て、および/またはそのように開示する任意の方法もしくはプロセスのステップの全ては、そのような特徴および/またはステップの少なくとも一部が相互排他的である組合せを除いて、任意の組合せで組み合わされてもよい。
この明細書(添付の任意の請求項、要約および図面を含む)に開示する各特徴は、明示的に特に断らない限り、同じ目的、等価な目的または同様の目的を果たす代替的な特徴により置き換えられてもよい。よって、明示的に特に断らない限り、開示する各特徴は、包括的な一連の等価な特徴または同様の特徴のうちの一例にすぎない。
本発明は、前述の1つ以上の実施形態の詳細に制限されない。本発明は、この明細書(添付の任意の請求項、要約および図面を含む)に開示する特徴のうちの任意の新規な1つ、もしくは任意の新規な組合せ、または、そのように開示する任意の方法もしくはプロセスのステップの任意の新規な1つ、もしくは任意の新規な組合せに及ぶ。
[実施態様1]
内側流路面(450)を規定する弧状の内側壁(444)と、
外側流路面(472)を規定する弧状の外側壁(474)と、
前記内側流路面(450)と前記外側流路面(472)の間に延びる軸流ステータ翼形(452)の配列であって、前記ステータ翼形(452)は、根元(454)、先端(456)、前縁(462)、および後縁(464)をそれぞれ有し、前記ステータ翼形(452)は、コード寸法(C5)を有し、周方向間隔(s)で離間し、前記周方向間隔(s)に対する前記コード寸法(C5)の比(C5/s)が、ステータ翼形弦節比パラメータを規定する、軸流ステータ翼形(452)の配列と、
前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)のうちの少なくとも一方から延びる翼形形状スプリッタベーン(552、652)の配列であって、前記スプリッタベーン(552、652)が、前記ステータ翼形(452)と交互し、前記スプリッタベーン(552、652)は、根元(554)、先端(556)、前縁(562)、および後縁(564)をそれぞれ有する、翼形形状スプリッタベーン(552、652)の配列と
を備え、
前記スプリッタベーン(552、652)の前記根元(554)での前記スプリッタベーン(552、652)のコード寸法(C6)および前記スプリッタベーン(552、652)のスパン寸法(S6)のうちの少なくとも一方は、前記ステータ翼形(452)の前記対応する寸法(C5、S5)よりも小さい、圧縮機装置(16)。
[実施態様2]
前記スプリッタベーン(552、652)は、前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)の両方から延びる、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様3]
前記ステータ翼形弦節比パラメータは、通常動作状態で流れ剥離を生じさせるように選択される、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様4]
前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)のうちの少なくとも一方は、回転体ではない、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様5]
前記スプリッタベーン(552、652)のそれぞれは、隣り合う2つのステータ翼形(452)の間のほぼ中程に位置する、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様6]
前記スプリッタベーン(552、652)は、それらの後縁(564)が前記ステータ翼形(452)の前記後縁(464)とほぼ同じ軸方向位置になるように、前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)に対して配置される、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様7]
前記スプリッタベーン(552、652)の前記スパン寸法(S6)は、前記ステータ翼形(452)の前記スパン寸法(S5)の50%以下である、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様8]
前記スプリッタベーン(552、652)の前記スパン寸法(S6)は、前記ステータ翼形(452)の前記スパン寸法(S5)の30%以下である、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様9]
前記スプリッタベーン(552、652)の前記根元(554)での前記スプリッタベーン(552、652)の前記コード寸法(C6)は、前記ステータ翼形(452)の前記根元(454)での前記ステータ翼形(452)の前記コード寸法(C5)の50%以下である、実施態様8に記載の装置(16)。
[実施態様10]
前記スプリッタベーン(552、652)の前記根元(554)での前記スプリッタベーン(552、652)の前記コード寸法(C6)は、前記ステータ翼形(452)の前記根元(454)での前記ステータ翼形(452)の前記コード寸法(C5)の50%以下である、実施態様1に記載の装置(16)。
[実施態様11]
ロータ(38、238)であって、
中心軸線(11)を中心として回転するように取り付けられたディスク(40、240)であって、前記ディスク(40、240)の外側周縁がロータ流路面(50、250)を規定する、ディスク(40、240)と、
前記ロータ流路面(50、250)から径方向外向きに延びる翼形形状軸流圧縮機ブレード(52、252)の配列であって、前記圧縮機ブレード(52、252)は、根元(54、254)、先端(56、256)、前縁(62、262)、および後縁(64、264)をそれぞれ有し、前記圧縮機ブレード(52、252)は、コード寸法(C1、C3)を有し、周方向間隔(s)で離間し、前記周方向間隔(s)に対する前記コード寸法(C1、C3)の比(C1/s、C3/s)が、ブレード弦節比パラメータを規定する、翼形形状軸流圧縮機ブレード(52、252)の配列と、
前記圧縮機ブレード(52、252)と交互する翼形形状スプリッタブレード(152、352)の配列であって、前記スプリッタブレード(152、352)は、根元(154、354)、先端(156、356)、前縁(162、362)、および後縁(164、364)をそれぞれ有する、翼形形状スプリッタブレード(152、352)の配列と
を備え、
前記スプリッタブレード(152、352)の前記根元(154、354)での前記スプリッタブレード(152、352)のコード寸法(C2、C4)および前記スプリッタブレード(152、352)のスパン寸法(S2、S4)のうちの少なくとも一方は、前記圧縮機ブレード(52、252)の前記対応する寸法(C1、S1、C3、S3)よりも小さい、ロータ(38、238)と、
ステータであって、
内側流路面(450)を規定する弧状の内側壁(444)と、
外側流路面(472)を規定する弧状の外側壁(474)と、
前記内側流路面(450)と前記外側流路面(470)の間に延びる軸流ステータ翼形(452)の配列であって、前記ステータ翼形(452)は、根元(454)、先端(456)、前縁(462)、および後縁(464)をそれぞれ有し、前記ステータ翼形(452)は、コード寸法(C5)を有し、周方向間隔(s)で離間し、前記周方向間隔(s)に対する前記コード寸法(C5)の比(C5/s)が、ステータ翼形弦節比パラメータを規定する、軸流ステータ翼形(452)の配列と、
前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)のうちの少なくとも一方から延びる翼形形状スプリッタベーン(552、652)の配列であって、前記スプリッタベーン(552、652)が、前記ステータ翼形(452)と交互し、前記スプリッタベーン(552、652)は、根元(554)、先端(556)、前縁(562)、および後縁(564)をそれぞれ有する、翼形形状スプリッタベーン(552、652)の配列と
を備え、
前記スプリッタベーン(552、652)の前記根元(554)での前記スプリッタベーン(552、652)のコード寸法(C6)および前記スプリッタベーン(552、652)のスパン寸法(S6)のうちの少なくとも一方は、前記ステータ翼形(452)の前記対応する寸法(C5、S5)よりも小さい、ステータと
を備える、圧縮機装置(16)。
[実施態様12]
前記ブレード弦節比パラメータは、通常動作状態でハブ流剥離を生じさせるように選択される、実施態様11に記載の装置(16)。
[実施態様13]
前記ロータ流路面(50)は、回転体ではない、実施態様11に記載の装置(16)。
[実施態様14]
前記ロータ流路面(50)は、隣り合う圧縮機ブレード(52)の間の凹状スカラップ(66)を含む、実施態様11に記載の装置(16)。
[実施態様15]
前記スカラップ(66)は、前記圧縮機ブレード(52)の前記根元(54)に隣接して最小径方向切込みを有し、隣り合う圧縮機ブレード(52)の間のほぼ中程の位置に最大径方向切込みを有する、実施態様14に記載の装置(16)。
[実施態様16]
各スプリッタブレード(152、352)は、隣り合う2つの圧縮機ブレード(52、252)の間のほぼ中程に位置する、実施態様11に記載の装置(16)。
[実施態様17]
前記スプリッタブレード(152、352)は、それらの後縁(164、364)が前記圧縮機ブレード(52、252)の前記後縁(64、264)とほぼ同じ軸方向位置になるように、前記ディスク(40、240)に対して配置される、実施態様11に記載の装置(16)。
[実施態様18]
前記スプリッタブレード(152、352)の前記スパン寸法(S2、S4)は、前記圧縮機ブレード(52、252)の前記スパン寸法(S1、S3)の50%以下である、実施態様11に記載の装置(16)。
[実施態様19]
前記スプリッタブレード(152、352)の前記スパン寸法(S2、S4)は、前記圧縮機ブレード(52、252)の前記スパン寸法(S1、S3)の30%以下である、実施態様11に記載の装置(16)。
[実施態様20]
前記スプリッタブレード(152、352)の前記根元(154、354)での前記スプリッタブレード(152、352)の前記コード寸法(C2、C4)は、前記圧縮機ブレード(52、252)の前記根元(54、254)での前記圧縮機ブレード(52、252)の前記コード寸法(C1、C3)の50%以下である、実施態様19に記載の装置(16)。
[実施態様21]
前記スプリッタブレード(152、352)の前記根元(154、354)での前記スプリッタブレード(152、352)の前記コード寸法(C2、C4)は、前記圧縮機ブレード(52、252)の前記根元(54、254)での前記圧縮機ブレード(52、252)の前記コード寸法(C1、C3)の50%以下である、実施態様11に記載の装置(16)。
10 タービンエンジン
11 長手方向中心軸線
12 ファン
14 低圧圧縮機
16 高圧圧縮機
18 内側シャフト
20 バイパスダクト
22 外側シャフト
38 ロータ
40 ディスク
42 ウェブ
44 リム
46 前端
48 後端
50 流路面
52 圧縮機ブレード
54 根元
56 先端
58 正圧面
60 負圧面
62 前縁
64 後縁
66 スカラップ
152 スプリッタブレード
154 根元
156 先端
158 正圧面
160 負圧面
162 前縁
164 後縁
238 ロータ
240 ディスク
242 ウェブ
244 リム
246 前端
248 後端
250 流路面
252 圧縮機ブレード
254 根元
256 先端
258 正圧面
260 負圧面
262 前縁
264 後縁
352 スプリッタブレード
354 根元
356 先端
358 正圧面
360 負圧面
362 前縁
364 後縁
400 ファン出口ガイドベーン
402 コアカウル
404 ファンカウル
406 昇圧機ガイドベーン
408 内側バンド
410 ケーシング
444 内側バンド
446 前端
448 後端
450 内側流路面
452 ステータベーン
454 根元
458 正圧面
460 負圧面
462 前縁
464 後縁
470 ケーシング
472 外側流路面
474 前端
476 後端
552 スプリッタベーン
554 根元
556 先端
558 正圧面
560 負圧面
562 前縁
564 後縁
652 スプリッタベーン

Claims (10)

  1. 内側流路面(450)を規定する弧状の内側壁(444)と、
    外側流路面(472)を規定する弧状の外側壁(474)と、
    前記内側流路面(450)と前記外側流路面(472)の間に延びる軸流ステータ翼形(452)の配列であって、前記ステータ翼形(452)は、根元(454)、先端(456)、前縁(462)、および後縁(464)をそれぞれ有し、前記ステータ翼形(452)は、コード寸法(C5)を有し、周方向間隔(s)で離間し、前記周方向間隔(s)に対する前記コード寸法(C5)の比(C5/s)が、ステータ翼形弦節比パラメータを規定する、軸流ステータ翼形(452)の配列と、
    前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)のうちの少なくとも一方から延びる翼形形状スプリッタベーン(552、652)の配列であって、前記スプリッタベーン(552、652)が、前記ステータ翼形(452)と交互し、前記スプリッタベーン(552、652)は、根元(554)、先端(556)、前縁(562)、および後縁(564)をそれぞれ有する、翼形形状スプリッタベーン(552、652)の配列と
    を備え、
    前記スプリッタベーン(552、652)の前記根元(554)での前記スプリッタベーン(552、652)のコード寸法(C6)および前記スプリッタベーン(552、652)のスパン寸法(S6)のうちの少なくとも一方は、前記ステータ翼形(452)の前記対応する寸法(C5、S5)よりも小さい、圧縮機装置(16)。
  2. 前記スプリッタベーン(552、652)は、前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)の両方から延びる、請求項1に記載の装置(16)。
  3. 前記ステータ翼形弦節比パラメータは、通常動作状態で流れ剥離を生じさせるように選択される、請求項1に記載の装置(16)。
  4. 前記スプリッタベーン(552、652)のそれぞれは、隣り合う2つのステータ翼形(452)の間のほぼ中程に位置する、請求項1に記載の装置(16)。
  5. 前記スプリッタベーン(552、652)は、それらの後縁(564)が前記ステータ翼形(452)の前記後縁(464)とほぼ同じ軸方向位置になるように、前記内側流路面(450)および前記外側流路面(472)に対して配置される、請求項1に記載の装置(16)。
  6. 前記スプリッタベーン(552、652)の前記スパン寸法(S6)は、前記ステータ翼形(452)の前記スパン寸法(S5)の50%以下である、請求項1に記載の装置(16)。
  7. 前記スプリッタベーン(552、652)の前記スパン寸法(S6)は、前記ステータ翼形(452)の前記スパン寸法(S5)の30%以下である、請求項1に記載の装置(16)。
  8. 前記スプリッタベーン(552、652)の前記根元(554)での前記スプリッタベーン(552、652)の前記コード寸法(C6)は、前記ステータ翼形(452)の前記根元(454)での前記ステータ翼形(452)の前記コード寸法(C5)の50%以下である、請求項8に記載の装置(16)。
  9. 前記スプリッタベーン(552、652)の前記根元(554)での前記スプリッタベーン(552、652)の前記コード寸法(C6)は、前記ステータ翼形(452)の前記根元(454)での前記ステータ翼形(452)の前記コード寸法(C5)の50%以下である、請求項1に記載の装置(16)。
  10. ロータ(38、238)であって、
    中心軸線(11)を中心として回転するように取り付けられたディスク(40、240)であって、前記ディスク(40、240)の外側周縁がロータ流路面(50、250)を規定する、ディスク(40、240)と、
    前記ロータ流路面(50、250)から径方向外向きに延びる翼形形状軸流圧縮機ブレード(52、252)の配列であって、前記圧縮機ブレード(52、252)は、根元(54、254)、先端(56、256)、前縁(62、262)、および後縁(64、264)をそれぞれ有し、前記圧縮機ブレード(52、252)は、コード寸法(C1、C3)を有し、周方向間隔(s)で離間し、前記周方向間隔(s)に対する前記コード寸法(C1、C3)の比(C1/s、C3/s)が、ブレード弦節比パラメータを規定する、翼形形状軸流圧縮機ブレード(52、252)の配列と、
    前記圧縮機ブレード(52、252)と交互する翼形形状スプリッタブレード(152、352)の配列であって、前記スプリッタブレード(152、352)は、根元(154、354)、先端(156、356)、前縁(162、362)、および後縁(164、364)をそれぞれ有する、翼形形状スプリッタブレード(152、352)の配列と
    を備え、
    前記スプリッタブレード(152、352)の前記根元(154、354)での前記スプリッタブレード(152、352)のコード寸法(C2、C4)および前記スプリッタブレード(152、352)のスパン寸法(S2、S4)のうちの少なくとも一方は、前記圧縮機ブレード(52、252)の前記対応する寸法(C1、S1、C3、S3)よりも小さい、ロータ(38、238)
    をさらに備える、請求項1に記載の圧縮機装置(16)。
JP2016204001A 2015-10-26 2016-10-18 スプリッタを搭載した圧縮機 Pending JP2017082784A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/923,005 US20170114796A1 (en) 2015-10-26 2015-10-26 Compressor incorporating splitters
US14/923,005 2015-10-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017082784A true JP2017082784A (ja) 2017-05-18

Family

ID=57189906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016204001A Pending JP2017082784A (ja) 2015-10-26 2016-10-18 スプリッタを搭載した圧縮機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20170114796A1 (ja)
EP (1) EP3163028A1 (ja)
JP (1) JP2017082784A (ja)
CN (1) CN107035435B (ja)
BR (1) BR102016024900A2 (ja)
CA (1) CA2945103A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10473118B2 (en) * 2014-08-29 2019-11-12 Siemens Aktiengesellschaft Controlled convergence compressor flowpath for a gas turbine engine
KR101885460B1 (ko) * 2017-02-07 2018-08-03 두산중공업 주식회사 가스터빈용 프리 스월러 장치
US20190010956A1 (en) * 2017-07-06 2019-01-10 United Technologies Corporation Tandem blade rotor disk
CN107687447A (zh) * 2017-09-29 2018-02-13 广东威灵电机制造有限公司 扩压器
TWI678471B (zh) * 2018-08-02 2019-12-01 宏碁股份有限公司 散熱風扇
EP3608505B1 (en) * 2018-08-08 2021-06-23 General Electric Company Turbine incorporating endwall fences
DE102019213932B4 (de) 2019-09-12 2022-05-19 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Verdichterstufe mit variabler Statorschaufelneigung
US11401824B2 (en) * 2019-10-15 2022-08-02 General Electric Company Gas turbine engine outlet guide vane assembly
US11242770B2 (en) 2020-04-02 2022-02-08 General Electric Company Turbine center frame and method
IT202100002240A1 (it) 2021-02-02 2022-08-02 Gen Electric Motore a turbine con palette a flusso trasversale ridotto
US11480063B1 (en) * 2021-09-27 2022-10-25 General Electric Company Gas turbine engine with inlet pre-swirl features

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3039736A (en) * 1954-08-30 1962-06-19 Pon Lemuel Secondary flow control in fluid deflecting passages
JP2001027103A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ターボ機械の静翼構造

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US910266A (en) * 1906-12-17 1909-01-19 Giuseppe Belluzzo Elastic-fluid turbine.
DE611328C (de) * 1933-03-24 1935-03-26 Paul Kaehler Leitvorrichtung
US2839239A (en) * 1954-06-02 1958-06-17 Edward A Stalker Supersonic axial flow compressors
US2953295A (en) * 1954-10-22 1960-09-20 Edward A Stalker Supersonic compressor with axially transverse discharge
US5152661A (en) * 1988-05-27 1992-10-06 Sheets Herman E Method and apparatus for producing fluid pressure and controlling boundary layer
US6478545B2 (en) * 2001-03-07 2002-11-12 General Electric Company Fluted blisk
US7455498B2 (en) * 2006-06-19 2008-11-25 United Technologies Corporation Slotted bleed deflector for a gas turbine engine
DE102006057063B3 (de) * 2006-11-28 2008-07-31 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Stator-Stufe eines Axialverdichters einer Strömungsmaschine mit Querlamellen zur Wirkungsgradsteigerung
FR2939852B1 (fr) * 2008-12-15 2014-10-31 Snecma Etage d'aubes statoriques dans un compresseur
EP2746534B1 (de) * 2012-12-19 2019-07-31 MTU Aero Engines AG Stator- und/oder Rotorstufe einer Strömungsmaschine, sowie zugehörige Gasturbine
EP2799721B8 (fr) * 2013-05-03 2016-12-07 Safran Aero Booster S.A. Redresseur de turbomachine axiale avec aubes auxiliaires en pieds d'aubes

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3039736A (en) * 1954-08-30 1962-06-19 Pon Lemuel Secondary flow control in fluid deflecting passages
JP2001027103A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ターボ機械の静翼構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN107035435B (zh) 2019-05-31
BR102016024900A2 (pt) 2017-07-18
US20170114796A1 (en) 2017-04-27
CN107035435A (zh) 2017-08-11
CA2945103A1 (en) 2017-04-26
EP3163028A1 (en) 2017-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017082784A (ja) スプリッタを搭載した圧縮機
JP2016138549A (ja) スプリッタブレードを組み込んだ軸流圧縮機ロータ
JP5138138B2 (ja) ブリスク
US8807951B2 (en) Gas turbine engine airfoil
CN105736460B (zh) 结合非轴对称毂流路和分流叶片的轴向压缩机转子
CN109416050B (zh) 具有分流器叶片的轴流式压缩机
EP2518326A2 (en) Centrifugal compressor assembly with stator vane row
US7874794B2 (en) Blade row for a rotary machine and method of fabricating same
US9546555B2 (en) Tapered part-span shroud
CN112983885B (zh) 用于燃气涡轮发动机的风扇的分流器和转子翼型件的围带
US20180313364A1 (en) Compressor apparatus with bleed slot including turning vanes
US20210372288A1 (en) Compressor stator with leading edge fillet
CN109477391B (zh) 涡扇发动机及对应的操作方法
JP2004263602A (ja) 軸流タービンのノズル翼、動翼およびタービン段落
JP7273363B2 (ja) 軸流圧縮機
US20240044253A1 (en) Fan for a turbine engine

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180703