JP2011094393A - ウッドタイルパネル - Google Patents

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秀彰 小松
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Abstract

【課題】細長い帯板形状の木質片による多数のウッドタイルを、建築物の屋内の壁面に美観に優れた装飾材として効率良く取り付けてゆくことのできるウッドタイルパネルを提供する。
【解決手段】ウッドタイルパネル10は、矩形平面形状の基板12の表面に、帯板形状のウッドタイル11を複数列に多数並べて固着することで形成される。基板12の表面には、平行に延設する固着ガイド溝13が複数設けられており、ウッドタイル11の裏面には、長手方向に延設する固着凸部14が設けられている。隣接するウッドタイル11の端面同士を突き合わせた状態で、各列の固着ガイド溝13に固着凸部14を係止して接着することで、基板12の表面を覆って多数のウッドタイル11が一体として接合される。基板12の表面には、ウッドタイル11が未だ固着されていないガイド溝露出部15a,15b,15cが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウッドタイルパネル及びウッドタイルパネルの取付構造に関し、特に、矩形平面形状を有する基板の表面に、帯板形状を有する木製のウッドタイルを複数列に多数並べて配置して固着することにより形成されるウッドタイルパネル、及び該ウッドタイルパネルの取付構造に関する。
例えば建築物の外壁や、キッチン、トイレ、浴室等の水廻り部分の表面仕上材として、例えば天然石材、タイル材、石膏ボード材、木材、鉄板材、硬質プラスチック材等からなるタイル状部材が用いられる場合がある。タイル状部材は、外壁や水廻り部分の壁面に設けられた下地材に対して、接着剤やモルタル等を介して一枚一枚固着したり、下地材に設置された係合片等を介して一枚一枚係着したりすることで、壁面に一体として取り付けられるのが一般的である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、外壁や水廻り部分の壁面に設けられた下地材に対して、タイル状部材を一枚一枚取り付けて行く作業は多くの手間がかかることから、下地材にタイル状部材を予め取り付けて形成したパネル部材を用いて、このパネル部材を壁面に設置することで、多数のタイル状部材を壁面に一度に取り付ける技術も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、近年、建築物の屋内装飾用のタイル状部材として、間伐材や木製材料の余材を用いた木質片によるものが着目されており、これらの木質片を板状のシートに千鳥状に並べて多数固着した装飾用壁パネルも開発されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2006−299777号公報 特開2003−253851号公報 特開平11−117501号公報 特開2004−285703号公報
一方、例えば間伐材や木製材料の余材から木質片をタイル状部材として採取する場合、これらの木質片を効率良く得るためには、例えば幅が20〜100mm程度、厚さが5〜30mm程度の細長い帯板形状のタイル状部材とすることが好ましい。このようなことから、細長い帯板形状の木質片による多数のタイル状部材を、美観に優れた装飾材として建築物の屋内の壁面に効率良く取り付けることを可能にする新たな技術の開発が望まれている。
本発明は、細長い帯板形状の木質片による多数のタイル状部材(ウッドタイル)を、建築物の屋内の壁面に美観に優れた装飾材として効率良く取り付けてゆくことのできるウッドタイルパネル及び該ウッドタイルパネルの取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、矩形平面形状を有する基板の表面に、帯板形状を有する木製のウッドタイルを複数列に多数並べて配置して固着することにより形成されるウッドタイルパネルであって、前記基板の表面には、一方の一対の対向する辺部と平行に延設する固着ガイド溝が、他方の一対の対向する辺部の間に連続して複数設けられており、前記ウッドタイルの裏面には、当該ウッドタイルの長手方向に延設する固着凸部が設けられており、列方向に隣接する前記ウッドタイルの端面同士を突き合わせた状態で、前記基板の前記固着ガイド溝に前記ウッドタイルの前記固着凸部を係止して接着することで、前記固着ガイド溝に沿った各列に前記ウッドタイルが複数固着されていることにより、基板の表面の略全体を覆って多数の前記ウッドタイルが一体として接合されており、且つ前記基板の表面には、前記ウッドタイルが未だ固着されていないガイド溝露出部が、少なくとも2箇所に設けられているウッドタイルパネルを提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明のウッドタイルパネルは、前記一方の一対の対向する辺部と平行に延設する固着ガイド溝が、等ピッチ(等しい中心間間隔)で複数設けられており、前記ウッドタイルは、隣接する前記固着ガイド溝間のピッチ(中心間間隔)と略等しい幅を有していることが好ましい。
また、本発明のウッドタイルパネルは、少なくとも2箇所の前記ガイド溝露出部が、同じ列の両端部に配置される前記ウッドタイルを固着しないことで設けられていることが好ましい。
さらに、本発明のウッドタイルパネルは、前記並べて配置される多数のウッドタイルが、長さ及び/又は厚さが異なる複数種類のウッドタイルによって構成されていることが好ましい。
さらにまた、本発明のウッドタイルパネルは、前記ウッドタイルが、木製材料の余材を用いて形成さたものであることが好ましい。
また、本発明は、上記ウッドタイルパネルを用いたウッドタイルパネルの取付構造であって、前記ウッドタイルパネルの裏面を下地面に押し付けた状態で、前記ガイド溝露出部に打込み固定部材を前記下地面に向けて打ち込むことで、前記ウッドタイルパネルが前記下地面を覆って取り付けられており、且つ取り付けられた前記ウッドタイルパネルの前記ガイド溝露出部に、当該ガイド溝露出部の形状に合致する形状の前記ウッドタイルが固着されているウッドタイルパネルの取付構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明のウッドタイルパネルの取付構造は、前記ウッドタイルパネルにおける前記ウッドタイルの列方向の端部に前記ガイド溝露出部が設けられており、隣接する前記ウッドタイルパネルの前記ガイド溝露出部が同じ列で連続するように前記ウッドタイルパネルが前記下地面を覆って複数取り付けられており、同じ列で連続する前記ガイド溝露出部に跨って、これらの連続する前記ガイド溝露出部が一体となった形状に合致する形状の前記ウッドタイルが固着されていることが好ましい。
本発明のウッドタイルパネル又はウッドタイルパネルの取付構造によれば、細長い帯板形状の木質片による多数のタイル状部材(ウッドタイル)を、建築物の屋内の壁面に美観に優れた装飾材として効率良く取り付けてゆくことができる。
本発明の好ましい一実施形態に係るウッドタイルパネルを用いて内壁面が装飾されたダイニングキッチンの略示斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るウッドタイルパネルの正面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るウッドタイルパネルを壁面に取り付けた状態を示す部分破断断面図である。 (a),(b)は、隣接するウッドタイルパネルを壁面に取り付ける状況を説明する、周囲のウッドタイルパネルを省略して示す正面図である。 ウッドタイルパネルによる壁面にコンセントを取り付ける状況を説明する(a)、(c)は斜視図、(b)、(d)は正面図である。
本発明の好ましい一実施形態に係るウッドタイルパネル10は、図1に示すように、例えば住宅建築部に設けられたダイニングキッチンの内壁面を覆う装飾用の壁パネルとして用いられるものであり、屋内の居住空間であるダイニングキッチンの内壁面に取り付けられて、例えばウッドタイル11の木目による木質感や、照明による陰影のコントラストによって、趣のある美観に優れた意匠性が得られるようにするものである。また、本実施形態のウッドタイルパネル10は、細長い帯板形状の多数のウッドタイル11を、簡易な作業によって、縦横に並べて配置した状態でダイニングキッチンの内壁面を覆って効率良く取り付けてゆくことを可能にする構成を備えている。
すなわち、本実施形態のウッドタイルパネル10は、図2及び図3に示すように、矩形平面形状を有する基板12の表面に、帯板形状を有する木製のウッドタイル11を複数列に多数並べて配置して固着することにより形成される装飾用の壁パネルであって、基板12の表面には、一方の一対の対向する辺部12aと平行に延設する固着ガイド溝13が、他方の一対の対向する辺部12bの間に連続して複数設けられており、ウッドタイル11の裏面には、当該ウッドタイル11の長手方向に延設する固着凸部14(図3参照)が設けられており、列方向に隣接するウッドタイル11の端面同士を突き合わせた状態で、基板12の固着ガイド溝13にウッドタイル11の固着凸部14を係止して接着することで、固着ガイド溝13に沿った各列にウッドタイル11が複数固着されていることにより、基板12の表面の略全体を覆って多数のウッドタイル11が一体として接合されており、且つ基板12の表面には、ウッドタイル11が未だ固着されていないガイド溝露出部15a,15b,15cが、少なくとも2箇所(本実施形態では16箇所)に設けられている。
また、本実施形態では、基板12の表面に形成された一方の一対の対向する辺部12aと平行に延設する固着ガイド溝13が、等ピッチa(図3参照)で複数設けられており、ウッドタイル11は、隣接する固着ガイド溝間13のピッチaと略等しい幅bを有している。
さらに、本実施形態では、基板12の表面に並べて配置される多数のウッドタイル11は、長さl及び/又は厚さtが異なる複数種類(本実施形態では9種類)のウッドタイル11によって構成されている。
本実施形態では、ウッドタイルパネル10を構成する基板12は、例えば厚さTが5.2mmの合板からなり、例えば縦幅Hが348mm、横幅Bが1092mmの横長矩形の正面形状を有している。また、本実施形態では、基盤12の上下の縁部に沿って横方向に延設する辺部が、一方の一対の対向する辺部12aとなっており、基盤12の左右の縁部に沿って縦方向に延設する辺部が、他方の一対の対向する辺部12bとなっている。そして、本実施形態では、基盤12の表面には、例えば基盤12の上側の縁部から15mm離れた位置から開始して、29mmの等ピッチa(等しい中心間間隔)で下方に順次配置された、例えば溝幅6mm、溝深さ3mm程度の矩形断面形状を有する12列の固着ガイド溝13が、上下の一対の対向する辺部12aと平行に延設すると共に、左右の一対の対向する辺部12bの間に連続して延設した状態で形成されている。これらの固着ガイド溝13による各列に沿って、多数のウッドタイル11が、裏面の固着凸部14を固着ガイド溝13に係着することによって取り付けられている。
基板12と共にウッドタイルパネル10を構成する多数のウッドタイル11は、本実施形態では、例えばチーク材の余材から帯板形状に加工して形成されたものであり、これによって、従来は廃棄処分されていた高級な木材であるチーク材の余材を、ウッドタイル11として有効に利用することが可能になる。また、余材から帯板形状に形成されたチーク材には、適宜オイル仕上やウレタン塗装等を施して、ウッドタイル11とすることもできる。
そして、本実施形態では、ウッドタイル11は、基盤12の表面に設けられた隣接する固着ガイド溝13間の29mmのピッチaと略等しい、例えば28mmの幅bの帯板形状に形成されると共に、長さl及び/又は厚さtが異なる9種類のウッドタイル11として形成されている。すなわち、多数のウッドタイル11は、例えば長さlが273mm、厚さtが6mmの第1ウッドタイルと、長さlが273mm、厚さtが12mmの第2ウッドタイルと、長さlが273mm、厚さtが18mmの第3ウッドタイルと、長さlが182mm、厚さtが6mmの第4ウッドタイルと、長さlが182mm、厚さtが12mmの第5ウッドタイルと、長さlが182mm、厚さtが18mmの第6ウッドタイルと、長さlが91mm、厚さtが6mmの第7ウッドタイルと、長さlが91mm、厚さtが12mmの第8ウッドタイルと、長さlが91mm、厚さtが18mmの第9ウッドタイルの9種類のウッドタイル11によって構成されている。
また、本実施形態では、各ウッドタイル11には、これらの裏面から突出して、当該ウッドタイル11の幅方向中央部を長手方向に縦断して延設する、固着凸部14が各々設けられている。本実施形態では、固着凸部14は、基盤12の表面に設けられた固着ガイド溝13に嵌め込むことが可能な、例えば突出幅6mm、突出高さ2.5mm程度の矩形断面形状を有する凸条部であり、各ウッドタイル11の長手方向の両端部間に連続して設けられている。
基板12の表面に多数のウッドタイル11を複数列に多数並べて配置して固着することで、これらが一体となったウッドタイルパネル10を形成するには、例えば各ウッドタイル11の裏面に設けられた固着凸部14の周面に固着用の接着剤を塗着した状態で、基板12の表面に形成された固着ガイド溝13をガイドとして、当該固着ガイド溝13に沿って固着凸部14を嵌め込むようにしながら、多数のウッドタイル11を基板12の表面に順次取り付けてゆく。
ここで、ウッドタイル11の取り付け作業は、長さl及び/又は厚さtが異なる9種類のウッドタイル11を、これらが壁面の全体に分散して配置されるように、予め定められた一定の規則や順番に従って、各列の固着ガイド溝13に沿って多数のウッドタイル11を取り付けて行くことが好ましい。これによって、長さl及び/又は厚さtが異なる9種類のウッドタイル11による深みのある木質感や、照明による陰影のコントラストをさらに効果的に発揮させることが可能になる。
また、本実施形態では、固着ガイド溝13をガイドとして、列方向に隣接するウッドタイル11の端面同士を突き合わせながら、固着ガイド溝13に固着凸部14を係止して接着することで、各列にウッドタイル11を容易に位置決めしながら固着してゆくことができるので、高度な熟練を要することなく、例えば隣接する列のウッドタイル11の間に1mm程度の隙間を保持した正確な位置に、多数のウッドタイル11を整然と取り付けてゆくことが可能になる。
さらに、本実施形態では、ガイド溝露出部15a,15b,15cが設けられる箇所については、例えば固着凸部14の周面に固着用の接着剤を塗着することなく、ガイド溝露出部15a,15b,15cに相当する形状のウッドタイル11を仮固定して、他のウッドタイル11と共に基板12の表面に取り付ける。しかる後に、仮固定したウッドタイル11を取り外すことで、ウッドタイルパネル10の所望の位置に、ガイド溝露出部15a,15b,15cを容易に設けることができる。これによって、本実施形態では、同じ列における一方の端部に設けられた、最も長いウッドタイル11の2/3の長さの第1ガイド溝露出部15aと、他方の端部に設けられた、最も長いウッドタイル11の1/3の長さの第2ガイド溝露出部15bとが、各々6箇所の列に配設されることになる。またウッドタイルパネル10の中間部分には、第1ガイド溝露出部15aや第2ガイド溝露出部15bが設けられた列以外の列に、最も長いウッドタイル11と同様の長さの第3ガイド溝露出部15bが配設されることになる。
そして、上述の構成を備える本実施形態のウッドタイルパネル10は、以下のような取付構造によって屋内の壁面に沿って容易に取り付けることができる。すなわち、本実施形態によれば、床面16に設置したタイル床見切材17(図3参照)や、先行して設置した下段のウッドタイルパネル10の基板12の上端面に支持させて、これらの上端面に設置すべきウッドタイルパネル10の基板12の下端面を密着載置すると共に、ウッドタイルパネル10の裏面を例えば石膏ボードや合板による下地面18に押し付ける。この状態で、ガイド溝露出部15a,15b,15cに、好ましくは固着ガイド溝13の部分において、例えば固定ビスや固定釘等の打込み固定部材(図示せず)を下地面18に向けて打ち込むことにより、ウッドタイルパネル10は、下地面18を覆って安定した状態で壁面に取り付けられることになる。しかる後に、取り付けられたウッドタイルパネル10のガイド溝露出部15a,15b,15cに、これらの形状と合致する形状のウッドタイル11を、固着ガイド溝13に固着凸部14を係止しつつ接着剤を介して固着することで、取り付け作業を行う。
また、本実施形態では、図2に示すように、ウッドタイルパネル10におけるウッドタイル11の列方向の端部に第1ガイド溝露出部15aや第2ガイド溝露出部15bが設けられており、図4(a)に示すように、横方向(列方向)に隣接して設置されるウッドタイルパネル10のガイド溝露出部15a,15bが同じ列で連続するように、ウッドタイルパネル10が下地面18を覆って複数取り付けられている。そして、図4(b)に示すように、同じ列で連続するガイド溝露出部15a,15bに跨って、これらの連続するガイド溝露出部15a,15bが一体となった形状に合致する形状のウッドタイル11が固着されるようになっている。これによって、横方向(列方向)に隣接するウッドタイルパネル10を、一体として連続するように壁面に取り付けることが可能になる。
これらによって、本実施形態のウッドタイルパネル10及びウッドタイルパネル10の取付構造によれば、細長い帯板形状の木質片による多数のウッドタイル11を、簡易な構成及び簡単な作業によって、建築物の屋内の壁面に美観に優れた装飾材として効率良く取り付けてゆくことが可能になる。
図5(a)〜(d)は、本実施形態のウッドタイルパネル10によって覆われた壁面に、コンセントプレート19を取り付ける際の施工例を説明するものである。図5(a)〜(d)に示す施工例では、例えばコンセントプレート19を取り付けるべき所定の箇所に、ウッドタイルパネル10を切り欠いて矩形形状の取付け開口20を形成した後に、これの周囲の部分が面一になるように、最も厚い18mmの厚さtのウッドタイル11の面に合わせて、12mm、又は6mmの厚さtを有する各ウッドタイル11の表面に、厚さ調整用のコマ状部材21を接着剤等を用いて取り付ける。ここで、コマ状部材21は、所定の形状に裁断した3mmの厚さの板辺21aを複数枚重ね合わせて接合することで、所望の厚さ及び形状となるよう容易に形成されたものである。
そして、ウッドタイルパネル10に形成された取付け開口20の周囲の面一になった表面部分に、コンセントプレート19の外周フランジ部19aの裏面を密着させて固定することで、ウッドタイルパネル10によって覆われた壁面に、コンセントプレート19を、美観を損うことなく容易に取り付けることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、基板の一対の対向する辺部と平行に延設する固着ガイド溝は、等ピッチで設けられている必要は必ずしもなく、また固着ガイド溝は一列のウッドタイルに対して複数列設けられていても良い。また、ウッドタイルの裏面に設けられる固着凸部は、ウッドタイルの中央を縦断して設けられていなくても良い。さらに、ガイド溝露出部は、ウッドタイルパネルを下地面に安定した状態で取り付けることが可能な所定の位置に、少なくとも2箇所に設けられていれば良く、また同じ列の両端部に配置される必要は必ずしもない。さらにまた、多数のウッドタイルとして、長さ及び/又は厚さが異なる複数種類のウッドタイルを用いる必要は必ずしもなく、ウッドタイルは、木製材料の余材を用いて形成さたものである必要は必ずしもない。
また、本発明のウッドタイルパネルは、ダイニングキッチン等の屋内の居住空間の内壁面の他、天井面やその他の部位に取り付けて用いることもできる。
10 ウッドタイルパネル
11 ウッドタイル
12 基板
12a 一方の一対の対向する辺部
12b 他方の一対の対向する辺部
13 固着ガイド溝
14 固着凸部
15a,15b,15c ガイド溝露出部
18 下地面

Claims (7)

  1. 矩形平面形状を有する基板の表面に、帯板形状を有する木製のウッドタイルを複数列に多数並べて配置して固着することにより形成されるウッドタイルパネルであって、
    前記基板の表面には、一方の一対の対向する辺部と平行に延設する固着ガイド溝が、他方の一対の対向する辺部の間に連続して複数設けられており、前記ウッドタイルの裏面には、当該ウッドタイルの長手方向に延設する固着凸部が設けられており、
    列方向に隣接する前記ウッドタイルの端面同士を突き合わせた状態で、前記基板の前記固着ガイド溝に前記ウッドタイルの前記固着凸部を係止して接着することで、前記固着ガイド溝に沿った各列に前記ウッドタイルが複数固着されていることにより、基板の表面の略全体を覆って多数の前記ウッドタイルが一体として接合されており、
    且つ前記基板の表面には、前記ウッドタイルが未だ固着されていないガイド溝露出部が、少なくとも2箇所に設けられているウッドタイルパネル。
  2. 前記一方の一対の対向する辺部と平行に延設する固着ガイド溝が、等ピッチで複数設けられており、前記ウッドタイルは、隣接する前記固着ガイド溝間のピッチと略等しい幅を有している請求項1記載のウッドタイルパネル。
  3. 少なくとも2箇所の前記ガイド溝露出部は、同じ列の両端部に配置される前記ウッドタイルを固着しないことで設けられている請求項1又は2記載のウッドタイルパネル。
  4. 前記並べて配置される多数のウッドタイルは、長さ及び/又は厚さが異なる複数種類のウッドタイルによって構成されている請求項1〜3のいずれかに記載のウッドタイルパネル。
  5. 前記ウッドタイルは、木製材料の余材を用いて形成さたものである請求項1〜4のいずれかに記載のウッドタイルパネル。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のウッドタイルパネルを用いたウッドタイルパネルの取付構造であって、
    前記ウッドタイルパネルの裏面を下地面に押し付けた状態で、前記ガイド溝露出部に打込み固定部材を前記下地面に向けて打ち込むことで、前記ウッドタイルパネルが前記下地面を覆って取り付けられており、且つ取り付けられた前記ウッドタイルパネルの前記ガイド溝露出部に、当該ガイド溝露出部の形状に合致する形状の前記ウッドタイルが固着されているウッドタイルパネルの取付構造。
  7. 前記ウッドタイルパネルにおける前記ウッドタイルの列方向の端部に前記ガイド溝露出部が設けられており、隣接する前記ウッドタイルパネルの前記ガイド溝露出部が同じ列で連続するように前記ウッドタイルパネルが前記下地面を覆って複数取り付けられており、同じ列で連続する前記ガイド溝露出部に跨って、これらの連続する前記ガイド溝露出部が一体となった形状に合致する形状の前記ウッドタイルが固着されている請求項6記載のウッドタイルパネルの取付構造。
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