JP2011093844A - 椿油入り入浴剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入浴剤の成分である炭酸水素ナトリウムにこれまでにない多量の椿油を含ませ、椿油を多量に含んだ入浴剤をお風呂のお湯の中にいれても、その成分の椿油がお湯の表面に分離して浮かぶことのない椿油入り入浴剤を提供することにある。
【解決手段】 炭酸水素ナトリウムと、クエン酸と、椿油とを主成分として含み、その配合割合が重量比で、炭酸水素ナトリウム1kgに対して、クエン酸15g〜60g、椿油3g〜60g、である。
【選択図】 なし

Description

この発明は、お風呂に入るときに入浴効果を高めるために混入される入浴剤に係り、特に、椿油を多く含んだ椿油入り入浴剤に関するものである。
椿油は食用油以外にも、髪の毛や皮膚の美容、健康維持のために広く使用されている。椿油は保水効果があり、乾燥する冬場に皮膚に塗ると、保温効果があり、叉潤いのある肌に保ってくれるなどの効能が知られている。椿油のこのような効能を利用して、これを入浴剤に含んだものが知られている。
特開平06−157286
ところで、出願人の実験によれば、入浴剤の成分である炭酸水素ナトリウムに椿油を混ぜたとき、少量であればお湯の表面に椿油が分離して浮くことがない。しかしながら、炭酸水素ナトリウム1kgに対して、0.6g以上の椿油を混ぜた入浴剤を造り、これをお湯に入れると、椿油が分離してお湯の表面に浮き、浴槽から出たとき、体の表面の一部に表面に浮いている椿油が付着するという不都合があり、椿油を含んだ入浴剤を造る場合、入浴剤の成分である炭酸水素ナトリウム1kgに対して0.6g以上の椿油を混ぜることができなかった。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、入浴剤の成分である炭酸水素ナトリウムにこれまでにない多量の椿油を含ませ、椿油を多量に含んだ入浴剤をお風呂のお湯の中にいれても、その成分の椿油がお湯の表面に分離して浮かぶことのない椿油入り入浴剤を提供することにある。
以上の課題を達成するために、この発明は、炭酸水素ナトリウムと、クエン酸と、椿油とを主成分として含み、その配合割合が重量比で、炭酸水素ナトリウム1kgに対して、クエン酸15g〜60g、椿油3g〜60g、であることよりなるものである。
課題を解決するための手段よりなるこの発明に係る椿油入り入浴剤によれば、これまで、入浴剤の成分である炭酸水素ナトリウム1kgに対して、0.6g以上の椿油を混ぜることができなかったのを、クエン酸を加えることにより、10倍〜20倍程の椿油を混ぜることができ、これにより、多量の椿油を含んだ入浴剤を得ることができる。
そして、この椿油を多量に含んだ例えば30gの入浴剤をお風呂のお湯に入れると、細かい泡が浴槽いっぱいに広がり、にごり湯みたいになり、この細かい泡が椿油を浴槽のお湯全体に拡散して表面に椿油の一部が浮くのを防ぐ。
しかも、この泡は浴槽の隅々まで広がり浴槽の浄化掃除をし、浴槽に湯あかが着きにくくする。椿油が大量に入る事によりお湯が滑らかになり椿油のオレイン酸が効果を高め潤いのある肌、艶艶した肌、カビやダニ、アトピー、アレルギーに負けない肌をつくることが可能になり、天然の紫外線防止剤、シミ、ソバカスの防止、皮膚の新陳代謝を高め毛穴に詰まったコレステロールを溶かすのでニキビ、フケ、かゆみを押さえ予防する。椿油は保湿力が高い為体温を逃がさず湯冷めを防ぎ、特に冬場の体の冷えに対しては最高である等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
以下、この発明をより具体的に説明する。
この発明の椿油入り入浴剤の成分は、次のとおりである。
(イ)炭酸水素ナトリウム。
(ロ)クエン酸。
(ハ)椿油。
これらの(イ)〜(ハ)を主成分として含有している。主成分とは、これを必須の成分として含んでいることである。
炭酸水素ナトリウムは、別名重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダ、重曹などと呼ばれている。常温で白色の粉末状である。化学式はNaHCOである。加熱によって炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水に分解する。粉末は270℃で分解する。水溶液は65℃以上で急速に分解する。炭酸水素ナトリウムは、洗浄、脱臭機能を有しており、また食品添加剤としても使用され、人体に対して安全であり、多くの入浴剤に配合されている。
クエン酸は、柑橘類などに含まれる弱酸性の有機化合物のひとつで、酸味を有し食品添加剤として多用されている。その化学式はCである。常温で無色または白色の固体である。無水物と一水和物との結晶がある。一水和物は加熱すると100℃で融解し、130℃に保つと融点153℃の無水物となる。沸点は175℃である。クエン酸は食品添加剤として使用され、人体に対して安全であり、入浴剤の成分の一部として使用しても問題ない。
椿油は、収穫された椿の種を天日干しなどで乾燥させ、これを種ごと潰して粉砕し、搾って油が取り出され、これを精製することにより得られる。椿油は食用油以外にも、髪の毛や皮膚の美容、健康維持のために広く使用されている。椿油には80%以上のオレイン酸が含まれている。多量のオレイン酸が含まれる椿油は保水効果があり、乾燥する冬場に皮膚に塗ると、保温効果があり、叉潤いのある肌に保ってくれる。
この発明における椿油入り入浴剤において、その配合割合が重量比で、
(イ)炭酸水素ナトリウムが1kgの割合に対して、
(ロ)クエン酸が15g〜60gである。このうち、好ましい割合としては、クエン酸が25g〜45gである。クエン酸の量が多くなると、入浴剤を浴槽の湯に入れたとき、肌を刺すような感じがあり、刺激が強すぎるきらいがある。
(ハ)椿油が3g〜60gである。このうち、好ましい割合としては、椿油が15g〜45gである。
このような配合割合とすることで、椿油を多く含んだ椿油入り入浴剤を確実にしかも安定して得ることが可能になる。
この発明の椿油入り入浴剤の成分には、前記成分以外にも許容される範囲での着色剤、芳香剤が必要に応じて適宜配合される。炭酸水素ナトリウムが1kgの割合に対して、例えば、着色剤が0.5g〜3g、芳香剤が5g〜10gである。
椿油入り入浴剤は、炭酸水素ナトリウム及びクエン酸により、一般的に白色になるが、着色剤を入れることにより、種々の色をした椿油入り入浴剤を得ることができる。また、芳香剤を入れることにより、種々の香りをした椿油入り入浴剤を得ることができる。
次に、上記発明を実施するための形態の構成に基づく椿油入り入浴剤の製造方法について以下説明する。
炭酸水素ナトリウム1kgに、クエン酸を例えば20g混ぜ、これに椿油を例えば20gを加えて混ぜる。
次に、再び、クエン酸を例えば10gを混ぜ、これに椿油を例えば10gを加えて混ぜる。
さらに、再度、クエン酸を例えば10gを混ぜ、これに椿油を例えば10gを加えて混ぜる。
このように、クエン酸及び椿油を数回に分けて、炭酸水素ナトリウムに加えて混ぜることによって、椿油を多量に含んだ入浴剤を得ることができる。
このとき、炭酸水素ナトリウムにクエン酸と椿油を混ぜることで、入浴剤の粒が多数できる。このとき入浴剤の粒は例えば数mm〜5mm程の大きいものとなるが、粒が大きくならないように、つまり出来上がる入浴剤の粒が小さくなるように混ぜる。できた入浴剤の粒の大きさは例えば1mm以下が好ましい。
このようにして得られた入浴剤に、例えば、種々の色の着色剤を例えば0.5g〜3g、種々の香りの芳香剤を例えば5g〜10gを入れて混ぜることによって、種々の色と香りとを備えた椿油入りの入浴剤が造られる。
このようにして、造られた椿油入りの入浴剤30gをお湯の入った浴槽に入れると、細かい泡が浴槽いっぱいに広がり、にごり湯みたいになり、この細かい泡が椿油を浴槽のお湯全体に拡散する。つまり、入浴剤に混ぜた多量の椿油は、小さな入浴剤の粒にそれぞれ付着、しみ込んだ状態で浴槽いっぱいに広がり、各椿油は非常に小さな状態で浴槽全体に広がってお湯に溶けるため、椿油が集まってお湯の表面に浮かぶのが防がれると考えられる。このため、入浴剤の粒はできるだけ小さい方がよい。入浴剤の粒が小さい場合は、浴槽のお湯全体に拡散したそれぞれの入浴剤の粒に含まれる椿油の量も少なくなるため、お湯に溶けやすくなり、一部がお湯に溶けずに椿油が湯面に浮くのを防ぐことができる。
なお、この発明は上記発明を実施するための形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。

Claims (4)

  1. 炭酸水素ナトリウムと、クエン酸と、椿油とを主成分として含み、その配合割合が重量比で、炭酸水素ナトリウム1kgに対して、クエン酸15g〜60g、椿油3g〜60g、であることを特徴とする椿油入り入浴剤。
  2. 炭酸水素ナトリウムと、クエン酸と、椿油とを主成分として含み、その配合割合が重量比で、炭酸水素ナトリウム1kgに対して、クエン酸15g〜60g、椿油3g〜60g、であると共に、炭酸水素ナトリウムにクエン酸と椿油を混ぜることでできる多数の入浴剤の粒が小さいことを特徴とする椿油入り入浴剤。
  3. 入浴剤の粒の大きさは1mm以下である請求項2記載の椿油入り入浴剤。
  4. 炭酸水素ナトリウムが1kgの割合に対して、着色剤が0.5g〜3g、芳香剤が5g〜10gである請求項1記載又は請求項2記載の椿油入り入浴剤。
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