JP2011092974A - ダイカスト鋳造型および鋳抜きピン着脱構造 - Google Patents

ダイカスト鋳造型および鋳抜きピン着脱構造 Download PDF

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Abstract

【課題】鋳抜きピンの交換が迅速かつ効率的に実施することができ、さらに鋳造品の品質が確保されるダイカスト鋳造型および鋳抜きピン着脱構造を提供する。
【解決手段】鋳抜きピン1の雌ねじ部6を造形部4内部まで延長させたので、鋳抜きピン1が基部3と造形部4の境界で折損した場合、入子2(型部材)に残存した鋳抜きピン1の破断面7に雌ねじ部6が露呈し、該露呈した雌ねじ部6に接続した除去用ボルト9を緩め方向へ回転させる。これにより、鋳抜きピン1を固定用ボルト5から乖離して残存した鋳抜きピン1を入子2から除去することができる。そして、鋳抜きピン冷却装置により造形部4の内部空間10に対して冷却水の給排を行い造形部4を冷却するので、造形部4の過熱を防止して鋳造品の品質を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイカスト鋳造型および該ダイカスト鋳造型に使用される鋳抜きピン着脱構造に関する。
ダイカスト鋳造法に使用される鋳抜きピンは、折損、曲がり、かじり等が発生した場合に速やかに交換することを可能とする性能、すなわち着脱性が要求される。概して、鋳抜きピンは、入子(型部材)の内部に収容される基部と、金型のキャビティに露出させる造形部とを有する。例えば、特許文献1には、鋳抜きピンを入子(型部材)のキャビティ側とは反対側の面に形成された鋳抜きピン交換穴に挿入し、該鋳抜きピンのフランジ外周部に形成された雄ねじを、ピン交換穴の底部に該ピン交換穴に対して同軸上に形成された雌ねじに螺合させ、鋳抜きピンを該鋳抜きピンのフランジ端面に形成された六角穴に接続した工具で締め付けることにより、造形部をキャビティ内部に突出させた状態で鋳抜きピンを入子に固定する技術が開示されている。
しかしながら、上記従来技術の鋳抜きピンでは、例えば、鋳抜きピンが基部と造形部との境界部分で折損した場合、工具を接続する部分がキャビティ側に露出していないので、入子を主型から取り外し、該入子のキャビティ側とは反対側の面からアクセスして入子に残存した鋳抜きピンを除去する必要がある。したがって、鋳抜きピンの交換に多くの時間と手間とを要し、生産性の低下を招く。また、従来技術の鋳抜きピンは、中実軸であることから造形部が過熱しやすく、鋳巣等の鋳造欠陥の原因になることがある。さらに、従来、ダイカスト鋳造型は、鋳抜きピンの折損を検出する手段を持たないため、型開き時に鋳抜きピンの状態を目視で確認する必要があり、非効率的で作業者の負担でもあった。
実開平4−83458号公報
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、鋳抜きピンの交換が迅速かつ効率的に実施することができ、さらに鋳造品の品質が確保されるダイカスト鋳造型および鋳抜きピン着脱構造を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明のダイカスト鋳造型は、型部材に鋳抜きピンが着脱可能に装着されるダイカスト鋳造型であって、前記鋳抜きピンは、前記ダイカスト鋳造型のキャビティ内部に露出される造形部と、前記型部材の内部に収容される円筒形状の基部と、一端が前記基部の端面に開口するとともに他端が前記造形部内部まで延びる雌ねじ部と、前記造形部の先端に設けられて前記鋳抜きピンを軸回りに回転させるための工具が接続される工具接続部と、を有し、前記ダイカスト鋳造型は、前記型部材のキャビティ側の面に設けられて前記基部が嵌合される嵌合穴と、該嵌合穴に対して同軸上に設けられて一端が前記型部材のキャビティ側とは反対側の面に開口するとともに他端が前記嵌合穴の底面に開口する通し穴と、前記通し穴の一端から挿入されて先端が前記雌ねじ部に螺合される固定用ボルトと、該固定用ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止め手段と、を有し、前記鋳抜きピンが前記造形部と前記基部との境界で折損した場合、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を、前記型部材に残留した前記鋳抜きピンの破断面に露呈した前記雌ねじ部に螺合させた後、前記ナットを締め付けて前記除去用ボルトを前記残留した前記鋳抜きピンに固定し、該除去用ボルトを工具で回転させて前記鋳抜きピンを前記型部材に対して緩め方向へ回転させることにより、前記残留した前記鋳抜きピンを前記型部材から除去することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の鋳抜きピン着脱構造は、ダイカスト鋳造型を構成する型部材に対して鋳抜きピンを着脱する構造であって、前記ダイカスト鋳造型のキャビティ内部に露出される造形部と前記型部材の内部に収容される円筒形状の基部とからなる前記鋳抜きピンと、一端が前記基部の端面に開口するとともに他端が前記造形部内部まで延びる雌ねじ部と、前記型部材のキャビティ側の面に設けられて前記基部が嵌合される嵌合穴と、該嵌合穴に対して同軸上に設けられて一端が前記型部材のキャビティ側とは反対側の面に開口するとともに他端が前記嵌合穴の底面に開口する通し穴と、前記通し穴の一端から挿入されて先端が前記雌ねじ部に螺合される固定用ボルトと、該固定用ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止め手段と、前記造形部の先端に設けられて前記鋳抜きピンを軸回りに回転させるための工具が接続される工具接続部と、を有し、前記鋳抜きピンが前記造形部と前記基部との境界で折損した場合、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を、前記型部材に残留した前記鋳抜きピンの破断面に露呈した前記雌ねじ部に螺合させた後、前記ナットを締め付けて前記除去用ボルトを前記残留した前記鋳抜きピンに固定し、該除去用ボルトを工具で回転させて前記鋳抜きピンを前記型部材に対して緩め方向へ回転させることにより、前記残留した前記鋳抜きピンを前記型部材から除去することを特徴とする。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、請求可能発明と称する)の態様を例示し、例示された各態様について説明する。ここでは、各態様を、特許請求の範囲と同様に、項に区分すると共に各項に番号を付し、必要に応じて他の項の記載を引用する形式で記載する。これは、請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施形態の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得る。
なお、以下の各項において、(1)−(6)項の各々が、請求項1−6の各々に相当する。
(1)型部材に鋳抜きピンが着脱可能に装着されるダイカスト鋳造型であって、鋳抜きピンは、ダイカスト鋳造型のキャビティ内部に露出される造形部と、型部材の内部に収容される円筒形状の基部と、一端が基部の端面に開口するとともに他端が造形部内部まで延びる雌ねじ部と、造形部の先端に設けられて鋳抜きピンを軸回りに回転させるための工具が接続される工具接続部と、を有し、ダイカスト鋳造型は、型部材のキャビティ側の面に設けられて基部が嵌合される嵌合穴と、該嵌合穴に対して同軸上に設けられて一端が型部材のキャビティ側とは反対側の面に開口するとともに他端が嵌合穴の底面に開口する通し穴と、通し穴の一端から挿入されて先端が雌ねじ部に螺合される固定用ボルトと、ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止め手段と、を有し、鋳抜きピンが造形部と基部との境界で折損した場合、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を、型部材に残留した鋳抜きピンの破断面に露呈した雌ねじ部に螺合させた後、ナットを締め付けて除去用ボルトを残留した鋳抜きピンに固定し、該除去用ボルトを工具で回転させて鋳抜きピンを型部材に対して緩め方向へ回転させることにより、残留した鋳抜きピンを型部材から除去することを特徴とするダイカスト鋳造型。
本項に記載のダイカスト鋳造型によれば、鋳抜きピンの雌ねじ部の他端を造形部内部まで延長させたので、鋳抜きピンが造形部と基部との境界で折損した場合、型部材(例えば、入子)に残存した鋳抜きピンの破断面に雌ねじ部の他端が露呈される。この露呈した雌ねじ部に、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を螺合させた後、スパナ等の工具によりナットを締め付け方向へ回転させて除去用ボルトを残存した鋳抜きピンに固定する。次に、スパナ等の工具により除去用ボルトの頭部を緩め方向へ回転させて型部材に残存した鋳抜きピンを除去用ボルトと一体で回転させる。回り止め手段により固定用ボルトの軸回りの回転が阻止されることから、残存した鋳抜きピンを固定用ボルトから乖離させて型部材に残存した鋳抜きピンを型部材から除去することができる。
また、型部材に残存した鋳抜きピンを除去した後、新規の鋳抜きピンの基部を型部材の嵌合穴に挿入し、該嵌合穴の中央に突出した固定用ボルトの先端に、当該鋳抜きピンの雌ねじ部を螺合させる。この状態で、例えば、造形部に形成した六角凹形状の工具接続部に六角レンチ等の工具を接続し、該工具で鋳抜きピンを締め付け方向へ回転させることにより、新規の鋳抜きピンを型部材に装着することができる。なお、固定用ボルトは回り止め手段により軸回りの回転が阻止されている。
したがって、本項に記載のダイカスト鋳造型によれば、鋳抜きピンが造形部と基部との境界で折損した場合、型部材を主型から取り外すことなく、型部材に残存した鋳抜きピンを新規の鋳抜きピンに交換することができる。これにより、鋳抜きピンの交換を迅速に行うことが可能となり、鋳抜きピンを交換する間の生産が停止している時間が最小限に止められ、生産性を確保することができる。
本項の態様において、工具接続部は、使用する工具(レンチ等)、要求される鋳抜き穴形状等の条件に対応して、凹形状あるいは凸形状とすることができる。
本項の態様において、回り止め手段は、例えば、固定用ボルトの頭部を直方体に形成するとともに、型部材のキャビティ側とは反対側の面に、固定用ボルトの頭部を収容する四角凹形状の凹部を形成し、該凹部の4つの側面(壁面)で固定用ボルトの頭部の回転を阻止することで構成することができる。
また、本項の態様では、鋳抜きピンに雄ねじを設けていないので、雄ねじに応力が集中することに起因して鋳抜きピンが破断するのを防止することができる。
(2)雌ねじ部の他端を延長することにより形成される造形部の内部空間に対して冷却水の給排を行う鋳抜きピン冷却手段を有する(1)のダイカスト鋳造型。
本項に記載のダイカスト鋳造型によれば、鋳抜きピンの造形部の過熱を防止することができ、鋳造品の品質を確保することができる。また、鋳抜きピン冷却手段は、鋳抜きピンの折損時に除去用ボルトを接続するために他端を延長させた雌ねじ部の内側の空間をウォータジャケットとして利用するので、鋳抜きピンの構造がシンプルであることから、鋳抜きピンの加工のための工数ひいては設備コストが増加することを防ぐことができる。
本項の態様において、鋳抜きピン冷却手段により造形部の内部空間に給排される冷却水は、ダイカスト鋳造装置本体の冷却水配管を分岐させて当該鋳抜きピン冷却手段に引き込むように構成してもよいし、当該鋳抜きピン冷却手段専用に冷却水流通回路を構成することもできる。ここで、鋳抜きピン冷却手段専用に冷却水流通回路を構成する場合、水道水を掛流しにして利用することができるし、閉じた流通経路を構成して冷却水をポンプで循環させるように構成することもできる。
(3)鋳抜きピン冷却手段は、固定用ボルトに設けられて造形部の内部空間へ供給される冷却水が流通する給水路と、該給水路の給水ポートに接続される給水側経路と、固定用ボルトに設けられて造形部の内部空間から排出される冷却水が流通する排水路と、該排水路の排水ポートに接続される排水側経路と、給水側経路から給水路、造形部の内部空間および排水路を経由して排水側経路へ冷却水を流通させる冷却水流通手段と、を有する(2)のダイカスト鋳造型。
本項に記載のダイカスト鋳造型によれば、冷却水は、給水側経路から固定用ボルト内部に形成された給水路を流通して造形部の内部空間へ供給され、造形部の冷却に利用された後、固定用ボルト内部に形成された排水路を流通して排水側経路へ排出される。給水ポート、排水ポートは、それぞれが、例えば固定用ボルトの頭部端面に設けられ、それぞれに、給水側経路を構成する配管、排水側経路を構成する配管が接続される。
(4)給水側経路を流通する冷却水と排水側経路を流通する冷却水との間の流量差または圧力差に基づき鋳抜きピンの折損を検出する折損検出手段を有する(2)、(3)のダイカスト鋳造型。
ダイカスト鋳造法において、鋳抜きピンが折損した場合、当然、排水側の流量(排水側経路を流通する冷却水流量)が著しく低下し、給水側の流量(給水側経路を流通する冷却水流量)と排水側の流量(排水側経路を流通する冷却水流量)との差が、正常時(鋳抜きピンが折損していない時)と比較して拡大する。そこで、本項に記載のダイカスト鋳造型では、折損検出手段が給水側の流量と排水側の流量との差を常時監視し、この流量差が設定値を超えた場合に、鋳抜きピンが折損したと判定するように構成した。
本項の態様において、折損検出手段は、給水側の流量を測定する給水側流量センサと、排水側の流量を測定する排水側流量センサと、マイクロコンピュータにより構成されて給水側流量センサおよび排水側流量センサの測定結果に基づき鋳抜きピンが折損したか否かを判定する演算処理装置と、を含む。
なお、折損検出手段は、給水側経路を流通する冷却水の給水側圧力と排水側経路を流通する冷却水の排水側圧力との差に基づき鋳抜きピンが折損したか否かを判定するように構成することもできる。
(5)ダイカスト鋳造型を構成する型部材に対して鋳抜きピンを着脱する構造であって、ダイカスト鋳造型のキャビティ内部に露出される造形部と型部材の内部に収容される円筒形状の基部とからなる鋳抜きピンと、一端が基部の端面に開口するとともに他端が造形部内部まで延びる雌ねじ部と、型部材のキャビティ側の面に設けられて基部が嵌合される嵌合穴と、該嵌合穴に対して同軸上に設けられて一端が型部材のキャビティ側とは反対側の面に開口するとともに他端が嵌合穴の底面に開口する通し穴と、通し穴の一端から挿入されて先端が雌ねじ部に螺合される固定用ボルトと、該固定用ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止め手段と、造形部の先端に設けられて鋳抜きピンを軸回りに回転させるための工具が接続される工具接続部と、を有し、鋳抜きピンが造形部と基部との境界で折損した場合、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を、型部材に残留した鋳抜きピンの破断面に露呈した雌ねじ部に螺合させた後、ナットを締め付けて除去用ボルトを残留した鋳抜きピンに固定し、該除去用ボルトを工具で回転させて鋳抜きピンを型部材に対して緩め方向へ回転させることにより、残留した鋳抜きピンを型部材から除去することを特徴とする鋳抜きピン着脱構造。
本項に記載の鋳抜きピン着脱構造によれば、鋳抜きピンの雌ねじ部の他端を造形部内部まで延長させたので、鋳抜きピンが造形部と基部との境界で折損した場合、型部材(例えば、入子)に残存した鋳抜きピンの破断面に雌ねじ部の他端が露呈される。この露呈した雌ねじ部に、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を螺合させた後、スパナ等の工具によりナットを締め付け方向へ回転させて除去用ボルトを残存した鋳抜きピンに固定する。次に、スパナ等の工具により除去用ボルトの頭部を緩め方向へ回転させて型部材に残存した鋳抜きピンを除去用ボルトと一体で回転させる。回り止め手段により固定用ボルトの軸回りの回転が阻止されることから、残存した鋳抜きピンを固定用ボルトから乖離させて型部材に残存した鋳抜きピンを型部材から除去することができる。
また、型部材に残存した鋳抜きピンを除去した後、新規の鋳抜きピンの基部を型部材の嵌合穴に挿入し、該嵌合穴の中央に突出した固定用ボルトの先端に、当該鋳抜きピンの雌ねじ部を螺合させる。この状態で、例えば、造形部に形成した六角凹形状の工具接続部に六角レンチ等の工具を接続し、該工具で鋳抜きピンを締め付け方向へ回転させることにより、新規の鋳抜きピンを型部材に装着することができる。なお、固定用ボルトは回り止め手段により軸回りの回転が阻止されている。
したがって、本項に記載の鋳抜きピン着脱構造によれば、鋳抜きピンが造形部と基部との境界で折損した場合、型部材を主型から取り外すことなく、型部材に残存した鋳抜きピンを新規の鋳抜きピンに交換することができる。これにより、鋳抜きピンの交換を迅速に行うことが可能となり、鋳抜きピンを交換する間の生産が停止している時間が最小限に止められ、生産性を確保することができる。
本項の態様において、工具接続部は、使用する工具(レンチ等)、要求される鋳抜き穴形状等の条件に対応して、凹形状あるいは凸形状とすることができる。
本項の態様において、回り止め手段は、例えば、固定用ボルトの頭部を直方体に形成するとともに、型部材のキャビティ側とは反対側の面に、固定用ボルトの頭部を収容する四角凹形状の凹部を形成し、該凹部の4つの側面(壁面)で固定用ボルトの頭部の回転を阻止することで構成することができる。
また、本項の態様では、鋳抜きピンに雄ねじを設けていないので、雄ねじに応力が集中することに起因して鋳抜きピンが破断するのを防止することができる。
(6)固定用ボルトが型部材から脱落することを防止する脱落防止手段を有する(5)の鋳抜きピン着脱構造。
本項に記載の鋳抜きピン着脱構造によれば、固定用ボルトが型部材から脱落することを防止することができる。
本項の態様において、落下防止機構は、ボルト等で型部材(入子)に固定された落下防止板を固定用ボルトの頭部に当接させることで構成することができる。
本発明によれば、鋳抜きピンの交換が迅速かつ効率的に実施することができ、さらに鋳造品の品質が確保されるダイカスト鋳造型および鋳抜きピン着脱構造を提供することができる。
本実施形態の概略構成を示す説明図である。 鋳抜きピンが折損することで入子に残存した鋳抜きピンの破断面に露呈した雌ねじ部に除去用ボルトが螺合された状態を示す図である。 図2の状態から、除去用ボルトの軸部に螺合されたナットを締め付けることで該ナットを残存した鋳抜きピンの破断面に締結させた状態を示す図である。
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。なお、本実施形態のダイカスト鋳造型は、固定型、可動型、可動中子を含む基本構造が従来技術のダイカスト鋳造型と同一であるので、ここでは、ダイカスト鋳造型の基本構造の説明を省略する。また、本実施形態のダイカスト鋳造型では、鋳抜きピン1は、主型に組み込まれる入子2(型部材)に装着される。
図1に示されるように、鋳抜きピン1は、固定用ボルト5を接続させるために、従来、基部3にのみ設けられていた雌ねじ部6を、造形部4内部まで延長させた。これにより、鋳抜きピン1が基部3と造形部4との境界で折損した場合(図2参照)、鋳抜きピン1の破断面7に雌ねじ部6が露呈する。そして、露呈した雌ねじ部6に、ナット8が螺合された除去用ボルト9を接続し、ナット8を締め付け方向へ回転させることにより、除去用ボルト9を入子2に残留した鋳抜きピン1(以下、残存した鋳抜きピン1という)に固定する。この状態で、除去用ボルト9を緩め方向へ回転させて残存した鋳抜きピン1を一体で回転させることにより、残存した鋳抜きピン1を入子2から除去することができる。
図1に示されるように、鋳抜きピン1は、基部3と造形部4とを有する。基部3は、円筒形に形成されて入子2(型部材)のキャビティ側の面2aに設けられた嵌合穴11に所定の嵌め合いで嵌合される。また、造形部4は、当該ダイカスト鋳造型のキャビティ側の面2aに突出して鋳造品に穴形状を造形する部分であり、その先端部端面には、当該鋳抜きピン1の装着時に六角レンチを接続するための六角穴12(工具接続部)が設けられている。そして、鋳抜きピン1は、当該鋳抜きピン1に対して同軸上に設けられ、一端が基部3の端面に開口するとともに他端が造形部4内部、より詳細には六角穴12近傍まで延長させた雌ねじ部6を有する。なお、鋳抜きピン1は、基部3の外周面と造形部4の外周面とが平滑に連続し、基部3と造形部4との境界には、鋳造時に応力が集中する段差等の形状が形成されていない。
鋳抜きピン1は、固定用ボルト5により入子2に固定される。該固定用ボルト5は、頭部13と雄ねじが形成された軸部14とを有する。軸部14は、入子2のキャビティ側とは反対側の面2bから、嵌合穴11に対して同軸上に設けられた通し孔15に挿入される。これにより、軸部14の先端が嵌合穴11の底部中央に突出し、該軸部14の先端(雄ねじ)に鋳抜きピン1の雌ねじ部6を螺合させる。また、頭部13は、直方体に形成され、入子2のキャビティ側とは反対側の面2bに設けられて開口および底面が四角形に形成された凹部16に収容される。そして、固定用ボルト5は、凹部16の4つの側面(壁面)で頭部13の軸回りの回転を阻止する回り止め機構により、軸回りの回転が阻止される。また、固定用ボルト5は、ボルト17により入子2のキャビティ側とは反対側の面2bに固定された落下防止板18を固定用ボルト5の頭部13に当接させる落下防止機構により抜け落ちることが防止される。
また、本実施形態のダイカスト鋳造型は、鋳抜きピン1の雌ねじ部6が造形部4内部まで延長されたことにより該造形部4の内部空間10に対して冷却水の給排を行う鋳抜きピン冷却装置(鋳抜きピン冷却手段)を有する。該鋳抜きピン冷却装置は、固定用ボルト5に設けられて造形部4の内部空間10へ供給される冷却水が流通される給水路19と、固定用ボルト5の頭部13に設けられた給水ポート20に接続されて給水路19に連通される給水側経路21と、固定用ボルト5に設けられて造形部4の内部空間10から排出される冷却水が流通される排水路22と、固定用ボルト5の頭部13に設けられた排水ポート23に接続されて排水路22に連通される排水側経路24と、冷却水を給水側経路21から給水路19、造形部4の内部空間10および排水路22を経由して排水側経路24へ流通させるポンプ25(冷却水流通手段)と、を有する。なお、給水側経路21および排水側経路24は、耐熱性チューブにより構成される。
さらに、本実施形態のダイカスト鋳造型は、給水側経路21を流通する冷却水の流量と排水側経路24を流通する冷却水の流量との差に基づき鋳抜きピン1の折損を検出する折損検出装置(折損検出手段)を有する。該折損検出装置は、給水側経路21を流通する冷却水の流量を測定する給水側流量センサ26と、排水側経路24を流通する冷却水の流量を測定する排水側流量センサ27と、マイクロコンピュータにより構成されて給水側流量センサ26の検出結果(以下、給水側流量という)と排水側流量センサの測定結果(以下、排水側流量という)とに基づき鋳抜きピンが折損したか否かを判定する演算処理装置28とを有する。該演算処理装置28は、給水側流量と排水側流量との差(以下、流量差という)を算出するとともに該算出結果と記憶部(メモリ)に記憶されている設定値とを比較する。そして、鋳抜きピン1が折損した場合、給水側流量と排水側流量との差が正常時と比較して著しく拡大することから、演算処理装置28は、上記流量差が上記設定値を超えた時点で鋳抜きピン1が折損したと判定する。このようにして、折損検出装置は鋳抜きピン1の折損を検出することができる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
ポンプ25により圧送される冷却水は、給水側経路21、給水路19を経由して鋳抜きピン1の造形部4の内部空間10へ供給され、造形部4の冷却に利用された後、排水路22を流通して排水側経路24へ排出される。なお、給水側流量および排水側流量は、折損検出装置(折損検出手段)の給水側流量センサ26および排水側流量センサ27により監視される。また、造形部4の冷却に利用された冷却水を、排水側経路24を流通する過程でラジエータ等により冷却するように構成することができる。
ダイカスト鋳造中、折損検出装置(演算処理装置28)は、給水側流量センサ26の測定結果と排水側流量センサ27の測定結果とから給水側流量と排水側流量との流量差を算出する。そして、該算出結果(流量差)と予め決められた設定値とを比較し、演算処理装置28により流量差が設定値を超えたと判定された時点で、鋳抜きピン1が折損したことを検出する。折損検出装置は、鋳抜きピン1の折損を検出するとアラーム信号を出力し、ダイカスト鋳造装置の主制御装置は、該折損検出装置からの出力(アラーム信号)を受信することで、パトライトを作動させる等によりオペレータに鋳抜きピン1が折損したことを喚起すると同時に、ポンプ25を停止して冷却水の流通を停止させる。
一方、鋳抜きピン1が基部3と造形部4との境界で折損した場合、鋳抜きピン1の雌ねじ部6の他端を造形部4内部まで延長したことから、該雌ねじ部6が鋳抜きピン1の破断面7に露呈する。図2に示されるように、破断面7に露呈した雌ねじ部6に除去用ボルト9を螺合させ、該除去用ボルト9の軸部に螺合されたナット8をスパナ等の工具により締め付け方向(図2におけるA方向の視線で時計回り方向)へ回転させ、図3に示されるように、該ナット8を締め付けることにより、除去用ボルト9を入子2(型部材)に残存した鋳抜きピン1(基部)に固定する。
次に、スパナ等の工具により除去用ボルト9の頭部を緩め方向(図3におけるA方向の視線で反時計回り方向)へ回転させることにより、入子2に残存した鋳抜きピン1を除去用ボルト9と一体で回転させ、残存した鋳抜きピン1を固定用ボルト5と乖離させる。ここで、固定用ボルト5は、回り止め機構、すなわち、頭部13が入子2に形成された凹部16に収容されているため、軸回りの回転が阻止される。残存した鋳抜きピン1と固定用ボルト5の軸部14とを乖離させた後、除去用ボルト9をキャビティ側(図3における上方向)へ移動させて、残存した鋳抜きピン1を入子2から引き抜いて除去する。
入子2に残存した鋳抜きピン1を除去した後、新規の鋳抜きピン1の基部3を入子2の嵌合穴11に挿入し、該嵌合穴11の中央に突出した固定用ボルト5の軸部14(雄ねじ)に、新規の鋳抜きピン1の雌ねじ部6を接続(螺合)させる。この状態で、造形部4の六角穴12(工具接続部)に六角レンチ(工具)を接続し、該六角レンチで鋳抜きピン1を締め付け方向へ回転させることにより、新規の鋳抜きピン1を入れ子2に装着する。この場合、入子2に残存した鋳抜きピン1を除去する場合のように、固定用ボルト5は回り止め機構により軸回りの回転が阻止されている。
この実施形態では以下の効果を奏する。
本実施形態によれば、鋳抜きピン1の雌ねじ部6の他端を造形部4内部まで延長させたので、鋳抜きピン1が基部3と造形部4の境界で折損した場合、入子2(型部材)に残存した鋳抜きピン1の破断面7には雌ねじ部6が露呈される。この露呈した雌ねじ部6に、ナット8が螺合された除去用ボルト9を螺合させた後、ナット8を締め付け方向へ回転させて、除去用ボルト9と残存した鋳抜きピン1とを固定する。次に、除去用ボルト9を緩め方向へ回転させて入子2に残存した鋳抜きピン1を除去用ボルト9と一体で回転させる。これにより、固定用ボルト5が回り止め手段により軸回りの回転が阻止されていることから、残存した鋳抜きピン1を固定用ボルト5から乖離させて残存した鋳抜きピン1を入子2から除去することができる。そして、入子2に残存した鋳抜きピン1を除去した後、新規の鋳抜きピン1の基部3を入子2の嵌合穴11に嵌合させ、該嵌合穴11の中央に突出した固定用ボルト5に、当該鋳抜きピン1の雌ねじ部6を螺合させる。この状態で、新規の鋳抜きピン1先端の六角穴12(工具接続部)に、六角レンチを接続し、該六角レンチで鋳抜きピン1を締め付け方向へ回転させる。これにより、回り止め手段により固定用ボルト5の軸回りの回転が阻止されていることから、新規の鋳抜きピン1を入子2に装着することができる。
したがって、本実施形態では、鋳抜きピン1が基部3と造形部4との境界で折損した場合、入子2(型部材)を主型から取り外すことなく、残存した鋳抜きピン1を新規の鋳抜きピン1に交換することができる。これにより、鋳抜きピン1の交換を迅速に行うことが可能となり、鋳抜きピン1を交換する間の生産が停止している時間を最小限に止めることで生産性を確保することができる。
また、本実施形態は、雌ねじ部6の他端を延長して形成した造形部4の内部空間10に対して冷却水の給排を行う鋳抜きピン冷却装置(鋳抜きピン冷却手段)により、造形部4の過熱を防止したので、鋳造欠陥を防止して鋳造品の品質を確保することができる。また、従来、基部3にのみ形成されていた雌ねじ部6を延長するだけで造形部4に内部空間10が形成されるので、鋳抜きピン1の加工が簡単に済むことから、鋳抜きピン1の製造コストの増加を抑制することができる。
また、本実施形態は、折損検出装置(折損検出手段)により、鋳抜きピン冷却装置(鋳抜きピン冷却手段)の給水側流量と排水側流量との流量差に基づき鋳抜きピン1の折損を検出することができるので、鋳抜きピン1が折損したままの状態で鋳造を行うことによる鋳造不良の発生を抑止することができる。さらに、折損により破断面7に露呈した雌ねじ部6に溶湯が流入して凝固することで、入子2(型部材)に残存した鋳抜きピン1を除去することが困難になる事態を防ぐことができる。
なお、実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
鋳抜きピン冷却装置(鋳抜きピン冷却手段)は、ダイカスト鋳造装置本体の冷却水配管を分岐させて冷却水を得るように構成してもよいし、水道水を掛流しにすることで冷却水を得てもよい。
折損検出装置(折損検出手段)は、給水側経路21を流通する冷却水の給水側圧力と排水側経路24を流通する冷却水の排水側圧力との差に基づき鋳抜きピン1の折損を検出するように構成することもできる。この場合、給水側経路21の圧力を給水側圧力センサにより測定するとともに排水側経路24の圧力を排水側圧力センサにより測定し、さらに給水側圧力センサの測定結果と排水側圧力センサの測定結果から給水側圧力と排水側圧力との圧力差を算出する。そして、該算出結果(圧力差)と予め決められた設定値とを比較し、圧力差が設定値を超えた時点で、鋳抜きピン1が折損したことを検出する。
鋳抜きピン1の造形部4に形成される六角穴12は、工具として六角レンチを使用することに対応させたものであり、使用される工具に応じて、例えば、四角穴等であってもよい。これは回り止め機構においても同様であり、固定用ボルト5の頭部13が六角形である場合、これに対応させて凹部16も六角形に形成する。
1 鋳抜きピン、2 入子(型部材)、3 基部、4 造形部、5 固定用ボルト、6 雌ねじ部、7 破断面、8 ナット、9 除去用ボルト、10 内部空間、11 嵌合穴、19 給水路、20 給水ポート、21 給水側経路、22 排水路、23 排水ポート、24 排水側経路

Claims (6)

  1. 型部材に鋳抜きピンが着脱可能に装着されるダイカスト鋳造型であって、
    前記鋳抜きピンは、前記ダイカスト鋳造型のキャビティ内部に露出される造形部と、前記型部材の内部に収容される円筒形状の基部と、一端が前記基部の端面に開口するとともに他端が前記造形部内部まで延びる雌ねじ部と、前記造形部の先端に設けられて前記鋳抜きピンを軸回りに回転させるための工具が接続される工具接続部と、を有し、
    前記ダイカスト鋳造型は、前記型部材のキャビティ側の面に設けられて前記基部が嵌合される嵌合穴と、該嵌合穴に対して同軸上に設けられて一端が前記型部材のキャビティ側とは反対側の面に開口するとともに他端が前記嵌合穴の底面に開口する通し穴と、前記通し穴の一端から挿入されて先端が前記雌ねじ部に螺合される固定用ボルトと、該固定用ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止め手段と、を有し、
    前記鋳抜きピンが前記造形部と前記基部との境界で折損した場合、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を、前記型部材に残留した前記鋳抜きピンの破断面に露呈した前記雌ねじ部に螺合させた後、前記ナットを締め付けて前記除去用ボルトを前記残留した前記鋳抜きピンに固定し、該除去用ボルトを工具で回転させて前記鋳抜きピンを前記型部材に対して緩め方向へ回転させることにより、前記残留した前記鋳抜きピンを前記型部材から除去することを特徴とするダイカスト鋳造型。
  2. 前記雌ねじ部の他端を延長することにより形成される前記造形部の内部空間に対して冷却水の給排を行う鋳抜きピン冷却手段を有することを特徴とする請求項1に記載のダイカスト鋳造型。
  3. 前記鋳抜きピン冷却手段は、前記固定用ボルトに設けられて前記造形部の内部空間へ供給される冷却水が流通する給水路と、該給水路の給水ポートに接続される給水側経路と、前記固定用ボルトに設けられて前記造形部の内部空間から排出される冷却水が流通する排水路と、該排水路の排水ポートに接続される排水側経路と、前記給水側経路から前記給水路、前記造形部の内部空間および前記排水路を経由して前記排水側経路へ冷却水を流通させる冷却水流通手段と、を有することを特徴とする請求項2に記載のダイカスト鋳造型。
  4. 前記給水側経路を流通する冷却水と前記排水側経路を流通する冷却水との間の流量差または圧力差に基づき前記鋳抜きピンの折損を検出する折損検出手段を有することを特徴とする請求項2または3に記載のダイカスト鋳造型。
  5. ダイカスト鋳造型を構成する型部材に対して鋳抜きピンを着脱する構造であって、
    前記ダイカスト鋳造型のキャビティ内部に露出される造形部と前記型部材の内部に収容される円筒形状の基部とからなる前記鋳抜きピンと、一端が前記基部の端面に開口するとともに他端が前記造形部内部まで延びる雌ねじ部と、前記型部材のキャビティ側の面に設けられて前記基部が嵌合される嵌合穴と、該嵌合穴に対して同軸上に設けられて一端が前記型部材のキャビティ側とは反対側の面に開口するとともに他端が前記嵌合穴の底面に開口する通し穴と、前記通し穴の一端から挿入されて先端が前記雌ねじ部に螺合される固定用ボルトと、前記造形部の先端に設けられて前記鋳抜きピンを軸回りに回転させるための工具が接続される工具接続部と、該固定用ボルトの軸回りの回転を阻止する回り止め手段と、を有し、
    前記鋳抜きピンが前記造形部と前記基部との境界で折損した場合、ナットが螺合された除去用ボルトの先端を、前記型部材に残留した前記鋳抜きピンの破断面に露呈した前記雌ねじ部に螺合させた後、前記ナットを締め付けて前記除去用ボルトを前記残留した前記鋳抜きピンに固定し、該除去用ボルトを工具で回転させて前記鋳抜きピンを前記型部材に対して緩め方向へ回転させることにより、前記残留した前記鋳抜きピンを前記型部材から除去することを特徴とする鋳抜きピン着脱構造。
  6. 前記固定用ボルトが前記型部材から脱落することを防止する脱落防止手段を有することを特徴とする請求項5に記載の鋳抜きピン着脱構造。
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