JP2011091686A - 利得可変増幅回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利得可変増幅回路は、第1の差動トランジスタQ1,Q2からなる第1の増幅回路と、第2の差動トランジスタQ3,Q4からなり、第1の増幅回路と異なる利得を有する第2の増幅回路と、第1のトランジスタ対Q5,Q6からなり、第1の増幅回路の電流量を制御する第1の利得制御回路と、第2のトランジスタ対Q7,Q8からなり、第2の増幅回路の電流量を制御する第2の利得制御回路と、第1、第2の増幅回路および第1、第2の利得制御回路のうち逆相出力用の回路に一定の電流を供給する第1の電流源トランジスタQ9と、第1、第2の増幅回路および第1、第2の利得制御回路のうち正相出力用の回路に第1の電流源と同量の電流を供給する第2の電流源トランジスタQ10とを有する。
【選択図】 図1
Description
増幅用トランジスタQ20,Q21とエミッタ抵抗R22,R23とは、第1の増幅回路を構成し、増幅用トランジスタQ22,Q23とエミッタ抵抗R24,R25とは、第2の増幅回路を構成している。
この利得の異なる2つの増幅回路は、その下部に接続された利得制御用トランジスタQ24,Q25から構成される下部差動対により連続的に切り替えられる。この結果、図4に示した利得可変増幅回路の利得は、利得制御信号DLT,DLCに応じて、異なる2つの利得の間の値を連続的にとることになる。
図4に示すように、増幅用トランジスタQ20,Q21に流れる電流をそれぞれIHN,IHP、増幅用トランジスタQ22,Q23に流れる電流をそれぞれILN,ILP、利得制御用トランジスタQ24,Q25に流れる電流をそれぞれIH,IL、電流源トランジスタQ26に流れる電流をIOとし、コレクタ抵抗R20,R21の抵抗値をそれぞれRL1,RL2とすると、正相出力信号OUTPの直流電位VOUTP、逆相出力信号OUTNの直流電位VOUTNは次式のようになる。
VOUTP=VCC−RL2×(IHP+ILP) ・・・(1)
VOUTN=VCC−RL1×(IHN+ILN) ・・・(2)
IO=IH+IL ・・・(3)
しかしながら、利得を変化させた場合、次式が常には成立しない。
IHP+ILP=IHN+ILN ・・・(4)
したがって、図4に示した利得可変増幅回路では利得を変化させた場合、直流電位VOUTPとVOUTNが常には一致しないので、差動出力オフセットが発生する。
また、本発明の利得可変増幅回路の1構成例は、前記第1、第2の利得制御回路を構成する第1、第2のトランジスタ対を、FETで構成することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅回路の1構成例において、前記第1の増幅回路は、前記第1の差動トランジスタのエミッタ間に接続された第1のエミッタ帰還抵抗を有し、前記第2の増幅回路は、前記第2の差動トランジスタのエミッタ間に接続された第2のエミッタ帰還抵抗を有し、前記第1、第2の増幅回路の利得設定を前記第1、第2のエミッタ帰還抵抗により行うことを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅回路の1構成例は、差動形式の前記利得制御信号のうち一方の利得制御信号GCIPが前記第1の利得制御回路に入力され、他方の利得制御信号GCINが前記第2の利得制御回路に入力され、前記第1、第2の利得制御回路は、前記利得制御信号GCIPとGCINの電圧差に応じた比率で、前記第1、第2の増幅回路の電流量を制御することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅回路の1構成例は、さらに、一端に電源電圧が供給され、他端が前記第1、第2の増幅回路の差動出力端子に接続された1対のコレクタ抵抗を有し、この1対のコレクタ抵抗の抵抗値が同一であることを特徴とするものである。
本実施の形態の利得可変増幅回路は、ベースに正相入力信号INP、逆相入力信号INNが入力される増幅用トランジスタQ1,Q2と、ベースに正相入力信号INP、逆相入力信号INNが入力される増幅用トランジスタQ3,Q4と、ゲートに利得制御信号GCIPが入力され、ドレインが増幅用トランジスタQ1,Q2のエミッタに接続された第1のトランジスタ対を構成する利得制御用トランジスタQ5,Q6と、ゲートに利得制御信号GCINが入力され、ドレインが増幅用トランジスタQ3,Q4のエミッタに接続された第2のトランジスタ対を構成する利得制御用トランジスタQ7,Q8と、ベースにバイアス電圧VCSが供給され、コレクタが利得制御用トランジスタQ5,Q7のソースに接続された第1の電流源トランジスタQ9と、ベースにバイアス電圧VCSが供給され、コレクタが利得制御用トランジスタQ6,Q8のソースに接続された第2の電流源トランジスタQ10と、一端に電源電圧VCCが供給され、他端が増幅用トランジスタQ1,Q3のコレクタに接続されたコレクタ抵抗R1と、一端に電源電圧VCCが供給され、他端が増幅用トランジスタQ2,Q4のコレクタに接続されたコレクタ抵抗R2と、一端が増幅用トランジスタQ1のエミッタおよび利得制御用トランジスタQ5のドレインに接続され、他端が増幅用トランジスタQ2のエミッタおよび利得制御用トランジスタQ6のドレインに接続された第1のエミッタ帰還抵抗R3と、一端が増幅用トランジスタQ3のエミッタおよび利得制御用トランジスタQ7のドレインに接続され、他端が増幅用トランジスタQ4のエミッタおよび利得制御用トランジスタQ8のドレインに接続された第2のエミッタ帰還抵抗R4と、一端が第1の電流源トランジスタQ9のエミッタに接続され、他端に電源電圧VEEが供給される抵抗R5と、一端が第2の電流源トランジスタQ10のエミッタに接続され、他端に電源電圧VEEが供給される抵抗R6とから構成される。
ここで、第1のエミッタ帰還抵抗R3の抵抗値をRLow、第2のエミッタ帰還抵抗R4の抵抗値をRHighとすると、RHigh>RLowとなる。このため、第1の増幅回路と第2の増幅回路では利得が異なり、第2の増幅回路よりも第1の増幅回路の方が利得が大きいことになる。
次に、本実施の形態により、図4に示した従来の利得可変増幅回路に比べて差動出力オフセットが小さくなる理由について説明する。
VOUTP=VCC−RL2×(IHP+ILP) ・・・(5)
VOUTN=VCC−RL1×(IHN+ILN) ・・・(6)
IO/2=IHP+ILP=IHN+ILN ・・・(7)
したがって、本実施の形態の利得可変増幅回路では、コレクタ抵抗R1,R2の抵抗値RL1,RL2を同一の値にし、第1、第2の電流源トランジスタQ9,Q10に流れる電流を同一の値にすれば、直流電位VOUTPとVOUTNが一致するので、差動出力オフセットが発生しないことが分かる。すなわち、本実施の形態の構成ではパケット毎に利得が変わっても常に差動出力信号OUTP,OUTNの直流電位VOUTP,VOUTNは一致し差動出力オフセットが発生しない。
RL1×IN=RL2×IP ・・・(8)
Claims (5)
- 差動入力信号を入力とする第1の差動トランジスタからなる第1の増幅回路と、
前記差動入力信号を入力とする第2の差動トランジスタからなり、差動出力端子が前記第1の増幅回路の差動出力端子と共通に接続され、前記第1の増幅回路と異なる利得を有する第2の増幅回路と、
前記第1の差動トランジスタとカスコード接続された第1のトランジスタ対からなり、利得制御信号に応じて前記第1の増幅回路の電流量を制御する第1の利得制御回路と、
前記第2の差動トランジスタとカスコード接続された第2のトランジスタ対からなり、前記利得制御信号に応じて前記第2の増幅回路の電流量を制御する第2の利得制御回路と、
前記第1、第2の増幅回路および前記第1、第2の利得制御回路のうち逆相出力用の回路に一定の電流を供給する第1の電流源と、
前記第1、第2の増幅回路および前記第1、第2の利得制御回路のうち正相出力用の回路に前記第1の電流源と同量の電流を供給する第2の電流源とを有し、
前記第1、第2のトランジスタ対のうち、前記第1、第2の増幅回路の逆相出力用の回路に流れる電流を制御するトランジスタは、前記第1の電流源に共通に接続され、前記第1、第2の増幅回路の正相出力用の回路に流れる電流を制御するトランジスタは、前記第2の電流源に共通に接続されることを特徴とする利得可変増幅回路。 - 請求項1記載の利得可変増幅回路において、
前記第1、第2の利得制御回路を構成する第1、第2のトランジスタ対を、FETで構成することを特徴とする利得可変増幅回路。 - 請求項1または2記載の利得可変増幅回路において、
さらに、前記第1の増幅回路は、前記第1の差動トランジスタのエミッタ間に接続された第1のエミッタ帰還抵抗を有し、
前記第2の増幅回路は、前記第2の差動トランジスタのエミッタ間に接続された第2のエミッタ帰還抵抗を有し、
前記第1、第2の増幅回路の利得設定を前記第1、第2のエミッタ帰還抵抗により行うことを特徴とする利得可変増幅回路。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の利得可変増幅回路において、
差動形式の前記利得制御信号のうち一方の利得制御信号GCIPが前記第1の利得制御回路に入力され、他方の利得制御信号GCINが前記第2の利得制御回路に入力され、
前記第1、第2の利得制御回路は、前記利得制御信号GCIPとGCINの電圧差に応じた比率で、前記第1、第2の増幅回路の電流量を制御することを特徴とする利得可変増幅回路。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の利得可変増幅回路において、
さらに、一端に電源電圧が供給され、他端が前記第1、第2の増幅回路の差動出力端子に接続された1対のコレクタ抵抗を有し、
この1対のコレクタ抵抗の抵抗値が同一であることを特徴とする利得可変増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009244539A JP2011091686A (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 利得可変増幅回路 |
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JP2009244539A JP2011091686A (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 利得可変増幅回路 |
Publications (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1084260A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Nec Corp | 比較回路 |
JPH11195940A (ja) * | 1998-01-06 | 1999-07-21 | Mitsubishi Electric Corp | 可変利得増幅器 |
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2009
- 2009-10-23 JP JP2009244539A patent/JP2011091686A/ja active Pending
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JPH1084260A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Nec Corp | 比較回路 |
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