JP2011091203A - 固体撮像素子及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多画素化が進展した場合でも製造が容易で高速駆動することができる固体撮像素子を提供する。
【解決手段】半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成された複数のフォトダイオード41と、フォトダイオード41で構成されるフォトダイオード列に沿って形成された電荷転送路42と、電荷転送路42を構成するポリシリコン膜でなる転送電極膜51の上方に敷設され転送パルスを転送電極膜51に印加する金属配線53とを備える固体撮像素子であって、フォトダイオードのうちの任意フォトダイオード41aの開口部を転送電極膜51cで覆い該開口部上の該転送電極膜51cに短絡部55を設けて転送電極膜51と金属配線53とを電気的に接続する。
【選択図】図3
【解決手段】半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成された複数のフォトダイオード41と、フォトダイオード41で構成されるフォトダイオード列に沿って形成された電荷転送路42と、電荷転送路42を構成するポリシリコン膜でなる転送電極膜51の上方に敷設され転送パルスを転送電極膜51に印加する金属配線53とを備える固体撮像素子であって、フォトダイオードのうちの任意フォトダイオード41aの開口部を転送電極膜51cで覆い該開口部上の該転送電極膜51cに短絡部55を設けて転送電極膜51と金属配線53とを電気的に接続する。
【選択図】図3
Description
本発明は撮像装置及びこの撮像装置に搭載する固体撮像素子に係り、特に、微細化が図られたCCD型固体撮像素子を高速駆動するのに好適な撮像装置及び固体撮像素子に関する。
CCD型の固体撮像素子は、半導体基板表面部に複数の光電変換素子の受光部(フォトダイオード(PD)の受光部:以下、画素ともいう。)が二次元アレイ状に形成されており、各画素が受光量に応じて蓄積した信号電荷を垂直電荷転送路に読み出し、転送し、出力する構成になっている。
垂直電荷転送路は、半導体基板表面部に画素列に沿って形成された埋め込みチャネルと、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成された多数の転送電極膜とで構成される。夫々の転送電極膜は、例えばポリシリコン膜で形成され、画素列に直交する方向に沿って、固体撮像素子チップの一端部から他端部まで延設される。
この転送電極膜は、フォトダイオード(画素)の受光面を覆わないように画素と画素との間に設けられる関係で、その線幅は非常に細く、その抵抗値は高くなる傾向にある。この転送電極膜に垂直転送パルスを一端側から印加すると、抵抗があるため垂直転送パルスの伝播遅延が発生してしまい、固体撮像素子を高速駆動することが困難になってきている。このため、多画素化が進展した近年の固体撮像素子で、高フレームレートで動画像を撮像するのが困難になってきている。
そこで、例えば下記の特許文献1,2,3記載の従来技術の様に、ポリシリコン膜で形成される垂直転送電極膜とは別に、垂直転送電極膜の上方に転送パルス印加用の金属配線を設け、この金属配線と垂直転送電極線とを短絡(シャント)し、金属配線を通して転送パルスを転送電極膜に印加する構造が採用される様になっている。
上述したように、従来技術では、垂直転送パルス印加用の金属配線とポリシリコン膜による転送電極膜とをシャント部で電気的に接続し、高速パルスを垂直転送電極膜に印加できる構造を採用しており、シャント部を設ける場所として、転送電極膜が幅広となる場所すなわち垂直電荷転送路の埋め込みチャネル上が選ばれている。
しかしながら、近年の固体撮像素子では1千万画素以上を搭載するのが普通になってきており、フォトダイオードの微細化が図られている。この様な固体撮像素子では、なるべくフォトダイオードの受光面積を広くとって受光感度を高める必要があり、垂直電荷転送路の幅を狭くすることで対応している。更に、スミアを低減するために、細くした垂直電荷転送路の側壁部も遮光膜で覆わなければならず、遮光膜側壁とシャント部とが接触しないようにする必要があり、上記のシャント部の製造が困難になってきている。
本発明の目的は、多画素化が進展した場合でも製造が容易で高速駆動することができる固体撮像素子及びこの固体撮像素子を搭載した撮像装置を提供することにある。
本発明の固体撮像素子は、半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成された複数のフォトダイオードと、該フォトダイオードで構成されるフォトダイオード列に沿って形成された電荷転送路と、該電荷転送路を構成するポリシリコン膜でなる転送電極膜の上方に敷設され転送パルスを該転送電極膜に印加する金属配線とを備える固体撮像素子であって、前記フォトダイオードのうちの任意フォトダイオード(以下、コンタクト用画素という。)の開口部を前記転送電極膜で覆い該開口部上の該転送電極膜に短絡部を設けて該転送電極膜と前記金属配線とを電気的に接続することを特徴とする。
本発明の撮像装置は、上記の固体撮像素子と、該固体撮像素子の前記コンタクト用画素を欠陥画素として扱い該コンタクト用画素の撮像画像信号を周りの同色画素が検出した撮像画像信号から補間して求める信号処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、シャント部(短絡部)の形成が容易となり、多画素化が進展した固体撮像素子の高速駆動,高感度化を図ることが容易となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置(この例ではデジタルスチルカメラ)20の機能構成図である。この撮像装置20は、撮像部21と、撮像部21から出力されるアナログの画像データを自動利得調整(AGC)や相関二重サンプリング処理等のアナログ処理するアナログ信号処理部22と、アナログ信号処理部22から出力されるアナログ画像データをデジタル画像データに変換するアナログデジタル変換部(A/D)23と、後述のシステム制御部(CPU)29からの指示によってA/D23,アナログ信号処理部22,撮像部21の駆動制御を行う駆動部(タイミングジェネレータTGを含む)24と、CPU29からの指示によって発光するフラッシュライト25とを備える。
撮像部21は、被写界からの光を集光する光学レンズ系21aと、該光学レンズ系21aを通った光を絞る絞りやメカニカルシャッタ21bと、光学レンズ系21aによって集光され絞りによって絞られた光を受光し撮像画像データ(アナログ画像データ)を出力するCCD型固体撮像素子35とを備える。
本実施形態の撮像装置20は更に、A/D23から出力されるデジタル画像データを取り込み補間処理やホワイトバランス補正,RGB/YC変換処理等を行うデジタル信号処理部26と、画像データをJPEG形式などの画像データに圧縮したり逆に伸長したりする圧縮/伸長処理部27と、カメラ背面等に設けられメニュー画面やスルー画像,撮像画像を表示する液晶表示部28と、撮像装置全体を統括制御するシステム制御部(CPU)29と、フレームメモリ等の内部メモリ30と、JPEG画像データ等を格納する記録メディア32との間のインタフェース処理を行うメディアインタフェース(I/F)部31と、これらを相互に接続するバス34とを備え、また、システム制御部29には、ユーザからの指示入力を行う操作部33が接続されている。
上記のデジタル信号処理部26は、後述するコンタクト用画素を欠陥画素として処理し、該コンタクト用画素の撮像画像信号を、周囲の同色画素が検出した撮像画像信号から補間処理して求め、被写体画像を生成する。
図2は、固体撮像素子35の表面模式図である。半導体基板の表面には、複数の画素(フォトダイオードPD:図3参照)41が二次元アレイ状に配列形成され、各画素列に沿って垂直電荷転送路(VCCD:図3参照)42が設けられている。
各垂直電荷転送路42の転送方向端部に沿って水平電荷転送路(HCCD)43が設けられ、水平電荷転送路43の転送方向端部に出力アンプ44が設けられている。
画素が形成された領域には、一端側から他端側に水平に延びる長さhの金属配線(図3の符号53)V1,V2,V3,…が、各垂直転送電極膜毎に形成されている。
図3は、図2の点線円III内の拡大模式図である。半導体基板の表面部には、二次元アレイ状に、図示する例では正方格子状に複数の画素(PD)41が配列形成されており、各画素列に沿って、垂直電荷転送路42が形成されている。
垂直電荷転送路42は、半導体基板表面部に形成された垂直方向に延びる埋め込みチャネルと、その上にゲート絶縁膜を介して形成された単層膜構造の垂直転送電極膜51とで構成される。
垂直転送電極膜51は、水平方向に延びる様に形成され、垂直方向に隣接する画素間に設けられる細線部51aと、埋め込みチャネル上の幅広部51bとで構成される。
本実施形態では、垂直転送電極膜51の細線部51aに沿うように、水平方向に延びる金属配線53が垂直転送電極膜51毎に設けられ、この金属配線53に、垂直転送パルスV1,V2,…が印加される。
固体撮像素子35では、画素(PD)41の開口部に入射光が入射し、その他には入射しないように、画素(PD)41開口部以外は、遮光膜によって覆われており、金属配線53は、遮光膜の下側に敷設される。
この金属配線53と、ポリシリコン膜製の垂直転送電極膜51とをシャント部55によって短絡するのであるが、本実施形態の固体撮像素子35では、垂直電荷転送路42の埋め込みチャネル幅が狭い。そこで、シャント部55を設ける位置の画素(PD)41aの半分を覆うように、垂直転送電極膜51の幅広部が水平方向に長い幅長部51cを形成し、この幅長部51cにシャント部55を設けている。そして、このシャント部55と金属配線53とを、金属配線53から延ばした連絡部53aで電気的に接続する様にしている。
画素41aを垂直方向に挟む2本の垂直転送電極膜51は、同じ画素位置で幅長部51cを形成し、2枚の幅長部51cが1つの画素41aを覆うように形成される。2枚の隣接する幅長部51cに設ける夫々のシャント部55は、距離が離間する位置に設けられ、一方のシャント部55から印加される転送パルスの影響が他方のシャント部55に及ばない様にするのが良い。この画素41aは、遮光膜で覆ってしまい、撮像画像信号を信号処理するとき、この画素41aを欠陥画素として取り扱う。
図4は、図3と比較する図であり、画素41aを欠陥画素として取り扱わずに普通の画素としたときのシャント部55を設ける場合を示している。フォトダイオードの受光面積を増大させて高感度化を図るために、垂直電荷転送路42の幅狭化を図っているため、シャント部55を設けるのが困難になっている。
これに対し、図3に示す実施形態では、1行に1個の画素41aを欠陥画素として扱うだけで、シャント部55の形成を容易としている。
図5は、図3のV―V線位置の断面模式図である。半導体基板40の表面部にはpウェル層45が形成され、このpウェル層45内に、フォトダイオード41,41aを構成するn領域56が形成され、n領域56間に、垂直電荷転送路42を構成する埋め込みチャネル(n領域)57が形成される。
この半導体基板40の最表面にはゲート酸化膜58が形成され、その上の埋め込みチャネル57上には、ポリシリコン膜でなる垂直転送電極膜51b,51cが形成される。
幅広の部分が水平方向に長い垂直転送電極膜51c上に、図5では図示しない金属配線53と短絡するシャント部55が設けられ、その上に絶縁層54を介して遮光膜59が設けられ、その上に、平坦化膜60を介してカラーフィルタ層61が設けられ、その上に、マイクロレンズ62が設けられる。遮光膜59は、垂直転送電極膜51の側壁も覆うようにして遮光膜開口が設けられ、スミア低減が図られている。
垂直転送電極膜51のうち幅広の部分を水平方向に長くして覆ってしまった画素41aは、遮光膜59に覆われているため、入射光は入射しない。このため、画素41aは欠陥画素と同じであり、この画素41a位置の撮像画像信号は、周りの同色画素の撮像画像信号を補間演算して求めることになる。
図6は、図5に代わる実施形態の断面模式図である。図5では、画素41aのn領域56を設けているが、フォトダイオードは暗電流の発生源でもあるため、図6の実施形態では、金属配線と垂直転送電極膜とをコンタクトするためにシャント部55を設け欠陥画素として扱う画素(以下、コンタクト用画素という。)41aの位置に、n領域56を設けない構成としている。
図7は、コンタクト用画素を設ける位置を例示する図であり、図中のR(赤),G1(緑),G2(緑),B(青)は、カラーフィルタの色(G1,G2は同色であるが、設ける行が違うためG1,G2と区別して記載している。)を示しており、画素(フォトダイオード)対応となっている。図中の○印を付した画素を、本実施形態では、コンタクト用画素としている。
本実施形態では、カラーフィルタ配列はベイヤ配列となっており、画素を設けた領域の水平方向の幅hに対し、両側の電源供給部(図1の駆動部24からの指令を受けて転送電極膜に転送パルスを供給する転送パルス供給源)65から略等距離となるh/2となる位置の画素に対し、1行に1個のコンタクト用画素を設けている。
コンタクト用画素を設ける画素列は中央の4列としている。ベイヤ配列では、Rフィルタを搭載した画素やBフィルタを搭載した画素に比較してGフィルタを搭載した画素が2倍存在するため、図示する例では、Gフィルタを搭載した画素をコンタクト用画素としている。
コンタクト用画素は欠陥画素として扱い、周りの同色画素の撮像画像信号を補間演算してコンタクト用画素位置の撮像画像信号を求めるため、二次元的に最も近い位置の同色画素同士がコンタクト用画素とならないようにするのが良い。図示する例では、Gフィルタを搭載した画素をコンタクト用画素としているが、垂直方向に1画素分ずらしたRフィルタ搭載画素,Bフィルタ搭載画素をコンタクト用画素としても良い。
本実施形態によれば、1行に1つのコンタクト用画素を設けている。例えば1200万画素が搭載された固体撮像素子では、横4000画素×縦3000画素の画素数となり、コンタクト用画素は3000個となる。しかし、1千万画素程度を搭載した固体撮像素子では、通常、数千個の欠陥画素が存在するため、コンタクト用画素を更に3000個追加しても、影響は少ない。それよりも、転送電極を細線化した場合における高速駆動化,垂直電荷転送路を幅狭とすることでフォトダイオードの面積増大を図って高感度化を図る利点の方が大きい。
図8は、本発明の別実施形態に係る固体撮像素子の表面模式図であり、図7に代わる図である。図7では、各画素が正方格子配列されカラーフィルタがベイヤ配列された例であるが、本実施形態では、奇数行の画素行に対して偶数行の画素行が1/2画素ピッチずらして形成された所謂ハニカム画素配列の固体撮像素子を示している。
図7と同様に、本実施形態でも同様に、画素を設けた領域の幅hに対して略h/2となる位置の画素(○印を付した画素)をコンタクト用画素としている。図示する例の固体撮像素子では、RフィルタとBフィルタが交互に配列された画素列と、Gフィルタが配列された画素列とが水平方向に交互に設けられており、中央のGフィルタ搭載画素列2列に対し、コンタクト用画素と非コンタクト用画素とを交互に設け、最隣接するコンタクト用画素が同色にならないようにしている。コンタクト用画素を、斜め方向に1画素分ずらして、Rフィルタ搭載画素,Bフィルタ搭載画素としても良い。
図9は、図8のハニカム画素配列において、シャント部を設ける部分を説明する図である。半導体基板には各画素(PD)41がハニカム配列で設けられており、垂直電荷転送路42が画素列に沿って蛇行して設けられている。垂直電荷転送路42の垂直転送電極膜51も、水平方向に蛇行して設けられているが、コンタクト画素41a(n領域は設けられてない。)の位置において、垂直方向に隣接する2本の垂直転送電極膜51に幅広部51cが形成されて2つの幅広部51cがコンタクト画素41aを1/2づつ覆うようになっている。そして、この幅広部51cに、シャント部55が設けられ、水平方向に蛇行して敷設されている金属配線53がシャント部55を介して垂直転送電極膜51に電気的に接続されている。
図10は、図9と比較する図であり、コンタクト画素41aを欠陥画素として取り扱わずに普通の画素としたときのシャント部55を設ける場合を示している。フォトダイオードの受光面積を増大させて高感度化を図るために、垂直電荷転送路42の幅狭化を図っているため、シャント部55を設けるのが困難になっている。
これに対し、図9に示す実施形態では、1行に1個のコンタクト画素41aを欠陥画素として扱うだけで、シャント部55の形成を容易とし、高感度化,高速駆動化を可能としている。
図11は、ハニカム画素配列の固体撮像素子において、図8と異なるカラーフィルタ配列とした例を示す図である。この固体撮像素子では、奇数行の画素行と偶数行の画素行とが1/2画素ピッチずらして構成され、奇数行の画素に対してカラーフィルタをベイヤ配列し、偶数行の画素に対してもカラーフィルタをベイヤ配列している。
R,rは同一色フィルタ、B,bも同一色フィルタ、G1,G2,g1,g2も同一色フィルタであり、上記の奇数行の画素の搭載フィルタを大文字、偶数行の画素の搭載フィルタを小文字で表している。また、「1」「2」の区別は、図7と同じである。
この実施形態では、コンタクト用画素となる画素(○印を付けてある。)の搭載カラーフィルタの色が図8と異なり、また、1列で2個のコンタクト用画素と2個の非コンタクト用画素とが交互に設けられる様にしている。この場合も、最隣接する2つのコンタクト用画素が同色にならないようにしている。
上述した各実施形態では、h/2の位置に集中してコンタクト用画素を設けたが、少し広げて、略h/2位置における例えば10画素列,20画素列の範囲でコンタクト用画素をランダムに設ける構成としても良い。
また、h/2の位置にだけシャント部55を設けるのではなく、例えば、h/4,2h/4,3h/4の様に、周期的,均等的な複数箇所にシャント部55を設け、受光面全面での高速駆動を図る構成としても良い。
また、上述した実施形態では、転送パルス印加用の金属配線を水平方向に敷設した例を示したが、金属配線を垂直電荷転送路に沿って垂直方向に設ける構成としても良い。
以上述べた様に、本実施形態による固体撮像素子は、半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成された複数のフォトダイオードと、該フォトダイオードで構成されるフォトダイオード列に沿って形成された電荷転送路と、該電荷転送路を構成するポリシリコン膜でなる転送電極膜の上方に敷設され転送パルスを該転送電極膜に印加する金属配線とを備える固体撮像素子であって、前記フォトダイオードのうちの任意フォトダイオード(以下、コンタクト用画素という。)の開口部を前記転送電極膜で覆い該開口部上の該転送電極膜に短絡部を設けて該転送電極膜と前記金属配線とを電気的に接続することを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記コンタクト用画素が撮像素子受光面の水平方向中央部に設けられることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記コンタクト用画素が撮像素子受光面の水平方向の周期的な複数箇所に設けられることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記コンタクト用画素を設ける位置の前記フォトダイオードが非形成であることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記フォトダイオードの各々にはカラーフィルタが搭載され、前記コンタクト用画素のカラーフィルタの色と、該コンタクト用画素に最隣接するコンタクト用画素のカラーフィルタの色とが異なる色となるようにコンタクト用画素の位置を決めたことを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記フォトダイオードが正方格子配列され、各フォトダイオードに対してカラーフィルタがベイヤ配列されることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、奇数行のフォトダイオード行に対して偶数行のフォトダイオード行が1/2ピッチずつずらして形成されることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記奇数行のフォトダイオードにカラーフィルタがベイヤ配列され、前記偶数行のフォトダイオードにもカラーフィルタがベイヤ配列されることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、1列置きのフォトダイオード列に緑色フィルタが搭載され、残りの1列置きのフォトダイオードに赤色と青色のカラーフィルタが交互に搭載されることを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置は、上記のいずれかに記載の固体撮像素子と、該固体撮像素子の前記コンタクト用画素を欠陥画素として扱い該コンタクト用画素の撮像画像信号を周りの同色画素が検出した撮像画像信号から補間して求める信号処理手段とを備えることを特徴とする。
以上述べた実施形態によれば、コンタクト用画素を利用して幅広となる転送電極膜に転送パルス印加用のシャント部を設けたため、多画素化を図った固体撮像素子でも高速駆動が可能となり、垂直電荷転送路の狭幅化を図って各画素の開口面積増大を図り固体撮像素子を高感度化することも可能となる。
本発明に係る固体撮像素子は、多画素化を図ったCCD型の固体撮像素子において、高速駆動が可能となり、高感度化も可能となり、スミア低減も図ることができるため、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ付携帯電話機、PDAやノートパソコン等のカメラ付電子装置、内視鏡等の撮像装置一般に適用すると有用である。
20 撮像装置
24 撮像素子駆動部を含む駆動部
35 固体撮像素子
41 画素(フォトダイオード)
41a コンタクト用画素
42 垂直電荷転送路(VCCD)
43 水平電荷転送路(HCCD)
44 出力アンプ
51 垂直転送電極膜
51a 細線部
51b 幅広部
51c 幅長部(コンタクト用画素を覆う転送電極部)
53 金属配線
53a 連絡部
55 シャント部
56 フォトダイオードを構成するn領域
57 VCCDの埋め込みチャネルを構成するn領域
59 遮光膜
24 撮像素子駆動部を含む駆動部
35 固体撮像素子
41 画素(フォトダイオード)
41a コンタクト用画素
42 垂直電荷転送路(VCCD)
43 水平電荷転送路(HCCD)
44 出力アンプ
51 垂直転送電極膜
51a 細線部
51b 幅広部
51c 幅長部(コンタクト用画素を覆う転送電極部)
53 金属配線
53a 連絡部
55 シャント部
56 フォトダイオードを構成するn領域
57 VCCDの埋め込みチャネルを構成するn領域
59 遮光膜
Claims (10)
- 半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成された複数のフォトダイオードと、該フォトダイオードで構成されるフォトダイオード列に沿って形成された電荷転送路と、該電荷転送路を構成するポリシリコン膜でなる転送電極膜の上方に敷設され転送パルスを該転送電極膜に印加する金属配線とを備える固体撮像素子であって、前記フォトダイオードのうちの任意フォトダイオード(以下、コンタクト用画素という。)の開口部を前記転送電極膜で覆い該開口部上の該転送電極膜に短絡部を設けて該転送電極膜と前記金属配線とを電気的に接続する固体撮像素子。
- 請求項1に記載の固体撮像素子であって、前記コンタクト用画素が撮像素子受光面の水平方向中央部に設けられる固体撮像素子。
- 請求項1に記載の固体撮像素子であって、前記コンタクト用画素が撮像素子受光面の水平方向の周期的な複数箇所に設けられる固体撮像素子。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の固体撮像素子であって、前記コンタクト用画素を設ける位置の前記フォトダイオードが非形成である固体撮像素子。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の固体撮像素子であって、前記フォトダイオードの各々にはカラーフィルタが搭載され、前記コンタクト用画素のカラーフィルタの色と、該コンタクト用画素に最隣接するコンタクト用画素のカラーフィルタの色とが異なる色となるようにコンタクト用画素の位置を決めた固体撮像素子。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の固体撮像素子であって、前記フォトダイオードが正方格子配列され、各フォトダイオードに対してカラーフィルタがベイヤ配列される固体撮像素子。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の固体撮像素子であって、奇数行のフォトダイオード行に対して偶数行のフォトダイオード行が1/2ピッチずつずらして形成される固体撮像素子。
- 請求項7に記載の固体撮像素子であって、前記奇数行のフォトダイオードにカラーフィルタがベイヤ配列され、前記偶数行のフォトダイオードにもカラーフィルタがベイヤ配列される固体撮像素子。
- 請求項7に記載の固体撮像素子であって、1列置きのフォトダイオード列に緑色フィルタが搭載され、残りの1列置きのフォトダイオードに赤色と青色のカラーフィルタが交互に搭載される固体撮像素子。
- 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の固体撮像素子と、該固体撮像素子の前記コンタクト用画素を欠陥画素として扱い該コンタクト用画素の撮像画像信号を周りの同色画素が検出した撮像画像信号から補間して求める信号処理手段とを備える撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009243422A JP2011091203A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 固体撮像素子及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009243422A JP2011091203A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 固体撮像素子及び撮像装置 |
Publications (1)
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JP2011091203A true JP2011091203A (ja) | 2011-05-06 |
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ID=44109197
Family Applications (1)
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JP2009243422A Pending JP2011091203A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 固体撮像素子及び撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
2009
- 2009-10-22 JP JP2009243422A patent/JP2011091203A/ja active Pending
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