JP2011090172A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント配線基板等を構築するワークに光を照射し、連続的に露光可能な露光装置を提供することを課題とする。
【解決手段】露光装置1は、紫外線透過性の管壁6を有する円筒管形状の露光ジャケット管2と、露光ジャケット管2の内側に設置された光照射部3と、露光ジャケット管2を所定の回転速度で軸回転させる軸回転機構部9と、円柱状のフィルム用ロール10を有し、露光ジャケット管2と同期してフィルム用ロール10を回転させるフィルム変位機構部12と、フィルム用ロール10等に架設された帯環状のマスクフィルム13と、露光対象のワーク4を露光ジャケット管2及びマスクフィルム13に同調して送出するワーク送出機構部15と、光照射部3からワーク4に対して紫外線を照射し、感光剤5を露光させる露光制御部16とを主に具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置に関するものであり、特に、可撓性を有するフレキシブルプリント配線基板等のシート状のワークに対し、紫外線等の特定波長の光を照射することによって、ワーク面上に塗布された感光剤を硬化処理し、マスクパターンに応じた電子回路等を連続的に形成可能な露光装置に関するものである。
従来から、ワークの表面に光反応性(例えば、紫外線硬化型)の感光剤を塗布し、これに光を透過する性質の透過領域及び光を遮蔽する性質の非透過領域によって、所望のマスクパターンが形成されたマスクフィルムを積重し、係る積重状態で特定波長の光(紫外線)を照射することにより、マスクパターンに基づいた電子回路等をワーク面上に形成可能な技術が開発されている。これにより、使用する波長に応じた微細な電子回路が形成可能となり、近年において小型化及び軽量化の求められる各種電子機器に搭載されるプリント配線基板に対し、種々の機能を集約させた状態とすることができる。ここで、プリント配線基板は、一般的に木材等の硬質の板状体からなるものが使用されている。さらに、近年では、高機能化等の要求によって、可撓性を有するシート状のフレキシブルプリント配線基板が使用されることもある。
上記の可撓性を有するワークにマスクフィルムを積重し、露光を行うことにより、所謂「Roll to Roll」方式で連続的にフレキシブルプリント配線基板を製造することが可能となる。例えば、具体的に説明すると、露光装置100の場合、図5(a)に示すように、ワーク101と紫外線UVを透過する透過領域T及び非透過の非透過領域Uによってマスクパターンが形成されたマスクフィルム102とを積重し、さらに係る積重状態(密着状態)をより高めるためにワーク101及びマスクフィルム102の置かれた空間を減圧し、真空状態にすることが行われる。これにより、ワーク101及びマスクフィルム102間に存在する空気(図示しない)が完全に除去され、両者の密着度が著しく高いものとなる。その後、紫外線等の特定波長の光を照射可能な紫外線ランプ103及び反射鏡104を有する紫外線照射部105を利用し、マスクフィルム102の側から紫外線UVを照射する。これにより、ワーク101表面に塗布された感光剤の硬化反応が進行し、マスクフィルム102のマスクパターンに応じて硬化済の領域及び未硬化の領域が精製される。その後、真空状態の空間を大気下に戻し、ワーク101から未硬化の感光剤を除去することにより、ワーク101表面に所望の電子回路を形成することができる。
このとき、光照射部105による感光剤の硬化は、照射する紫外線UVの強度及び照射量に大きく依存し、具体的には光照射部105からワーク101(マスクフィルム102)までの距離に大きく影響されることが知られている。そのため、上記露光処理では、紫外線UVの照射強度(距離)が均一になるようにミラーや反射板等を複数設け、一つの光照射部105(紫外線ランプ103)からの距離が常に一定となる対策を施したり、或いは、図5(b)に示すように、ワーク101及びマスクフィルム102に対し、光照射部105自体を平行移動(図5(b)左右矢印A参照)するような移動機構部を設けた露光装置106を有するものが知られている。これにより、感光剤の硬化が十分に完了していない露光ムラ等の不良の発生を抑えることができる。
なお、上記のようなRoll to Rollの連続露光方式であっても、ワーク101及びマスクフィルム102の収容されたスペースを真空に減圧状態にし、ワーク101及びマスクフィルム102を密着させて露光し、さらに当該減圧状態を開放し、常圧に復帰させるための各工程を所謂「ステップ&リピート」で繰り返して行う必要があり、基本的にはバッチ処理で上記露光処理を行っている。
しかしながら、上述したRoll to Rollの連続露光方式を採用した露光装置は下記に掲げる点で問題を生ずることがあった。すなわち、複数のミラーや反射鏡を光照射部とワーク等の間に介設し、ワークの各位置における光の照射強度を均一化するものは、光照射部及びワーク等の間の距離が必然的に大となり、照射強度が減衰するおそれがあった。そのため、光照射部の光源出力を通常よりも大きく設定する必要があり、光照射部の消費電力が増加したり、光源として使用する紫外線ランプ等から放出される発熱量が過剰となり、冷却機構等の発熱量対策が必要になることがあった。さらに、露光装置自体が大型化する傾向が強かった。これにより、露光装置の製造コストが増加する虞があった。さらに、紫外線ランプ等の光照射部自体をマスクフィルムに対して平行移動させる場合、平行移動に係る設備、及び光照射部及びワーク等の間の距離を常に一定に保持する必要があり、機構が複雑化することがあった。
加えて、ワーク及びマスクフィルムを密着させるため、真空状態にする必要があり、真空状態への減圧工程及び真空状態からの大気圧下への復帰工程に時間を要し、短時間で効率的、かつ連続的に実施することができないこともあった。さらに、真空状態における密着不良が発生し、マスクフィルムとワークとの間に空泡等が残存した場合、係る状態で光を照射しても良好な精度で電気回路を構築することができなかった。すなわち、従来の連続露光方式による露光装置は、上記の点で実用上の問題が多数存在していた。
さらに、紫外線等の光の照射強度を増加させようとした場合、一般に、紫外線ランプ等の光照射部と露光対象とのワーク及びその間に介設されるマスクフィルムとの間を可能な限り狭くすることが試みられる。しかしながら、既存の紫外線ランプ等の場合、紫外線の照射とともに熱が発生し、紫外線ランプの周囲温度が高くなるおそれがある。そのため、マスクフィルム等に不必要な熱が当たらないように冷却装置等の熱対策を施したり、或いはマスクフィルムと紫外線ランプとの間を熱による影響が少ない程度に離間する対策が講じられることがあった。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、フレキシブルプリント配線基板等を構築するために可撓性を有するワークに対して光を照射し、連続露光を可能とする露光装置の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明の露光装置は、「光透過性素材で形成された円筒管形状を呈する露光ジャケット管と、前記露光ジャケット管の管内空間に設置され、前記管内空間から管外に向かって特定波長の光を照射可能な光照射部と、前記露光ジャケット管の円筒管軸を回転軸として所定の回転速度で軸回転させる軸回転機構部と、前記光を透過する透過領域及び非透過領域によって予め規定されたマスクパターンが形成されたマスクフィルムと、前記露光ジャケット管の管表面に前記マスクフィルムの少なくとも一部を当接させた状態で、前記露光ジャケット管の軸回転に同調するように前記管表面に沿って前記マスクフィルムを変位させるフィルム変位機構部と、前記マスクフィルムのフィルム表面に、ワーク表面に特定波長の前記光に対して硬化する感光剤の塗布されたワークの少なくとも一部を当接させた状態で、前記露光ジャケット管の軸回転及び前記マスクフィルムの変位に同調するように前記フィルム表面に沿って前記ワークを送出するワーク送出機構部と、前記露光ジャケット管の軸回転、前記マスクフィルムの変位、及び前記ワークの送出を同調させた状態で、前記露光ジャケット管の前記管内空間に収容された前記光照射部から前記ワークに対して前記光を照射し、前記感光剤を露光させる露光手段と」を具備するものから主に構成されている。
ここで、露光ジャケット管とは、例えば、透明の石英ガラス等の光透過性素材によって主に構成された円筒管形状(換言すれば、パイプ形状)を呈する部材である。そして、露光ジャケット管の内側の管内空間に光照射部が設置されている。ここで、管内空間は、真空状態等の減圧環境に設定されるものではなく、通常の大気圧下に置かれている。そして、係る露光ジャケット管は、長手方向に一致する円筒管軸を回転軸として軸回転することが軸回転機構部によって可能となっている。このとき、軸回転機構部は、回転用モータ及びモータの回転を露光ジャケット管に伝達するためのギア、ベルト等の回転伝達機構等の周知の回転機構から構成することができる。これにより、円筒管軸を中心とした円周上を円運動することが可能となる。
光照射部とは、特定波長の光を照射可能なものであり、例えば、紫外線を照射可能な紫外線ランプを光源とするものが挙げられる。ここで、後述するワークに塗布された感光剤と反応し、感光剤の硬化反応を促進する波長のものであれば特に限定されるものではなく、各波長の紫外線、可視光、および赤外線等のいずれであっても構わない。しかしながら、短時間で硬化を完了することができ、さらに感光剤の種類及び光源となる紫外線ランプの種類が豊富なため、光として紫外線を使用するものが、製作容易性や製造コストの点等から特に好適と思われる。
一方、マスクフィルムとは、光透過領域及び非透過領域によってマスクパターンが形成されたものであり、従来の露光装置に使用するものを利用することができる。ここで、マスクフィルムは、一般にPET樹脂やPP樹脂等の周知の合成樹脂フィルムから主に構成され、そのため、露光ジャケット管の管表面の曲面形状に合わせて容易に変形することができる。そのため、露光ジャケット管の管表面に応じて変形させ、かつ露光ジャケット管の円周長さに一致するように環状に形成することにより、露光ジャケット管にマスクフィルムをそのまま装着することができる。さらに、装着したマスクフィルムの一部を露光ジャケット管の管表面に固定することにより、露光ジャケット管の軸回転に同調し、マスクフィルムが変位することとなり、フィルム変位機構部としての機能を併せて有することとなる。
さらに、ワークとはワーク表面に光の照射によって硬化する感光剤の塗布されたものであり、応力に対して変形可能な可撓性を備えた、例えば、フレキシブルプリント配線基板等が揚げられる。ここでフレキシブルプリント配線基板の具体例を示すと、銅箔とポリイミドフィルムからなる銅貼り積層板(Copper Clad Laminate:CCL)等のように複数層が積層した構造を呈していることが多い。さらに、このワークを所定方向に送出するワーク送出手段は、既存のRoll to Rollの連続露光方式に使用するものを流用することができる。ここで、可撓性を有するために、ワークを露光ジャケット管の管表面に沿わせるようにして180度屈曲させることもできる。これにより、露光ジャケット管に密着したマスクフィルムとの接触面積を最大とすることができる。その結果、管内空間に設置された光照射部による光照射の時間を長くすることができ、感光剤の硬化反応を完了するまでに十分な時間を付与することができる。また、ワークには、フレキシブル太陽電池、メンブレンスイッチ、タッチパネル等を構成する際の材料が含まれている。
したがって、本発明の露光装置は、露光ジャケット管の管表面に少なくとも一部が当接したマスクフィルムが、当該露光ジャケット管の軸回転に同調するように変位する。そして、係る軸回転及び変位にさらに同調するように感光剤の塗布されたワークがフィルム表面に当接する。この状態で光照射部から光(紫外線等)を照射することにより、光透過性素材で形成された露光ジャケット管の管壁を透過して管表面に到達する。そして、管表面に密着したマスクフィルムの光透過領域を通してワークの感光剤に照射され、硬化反応を生じさせる。一方、非光透過領域のマスクパターンの箇所では、ワークへの光照射が阻害される。ここで、露光ジャケット管等は回転しているため、上記照射の際には、ワーク及びマスクフィルム等は常に動いている。しかしながら、マスクフィルム及びワーク(ワーク)は密着し、相対的な位置関係は変化していない。そのため、マスクパターンに沿った精度の高い露光を行うことができる。
さらに、本発明の露光装置は、上記構成に加え、「前記露光ジャケット管は、前記円筒管軸から管壁方向に放射状に設けられ、前記管内空間を複数の領域空間に区画する区画壁部と、区画されたそれぞれの領域空間に設けられ、前記光を反射する反射鏡とをさらに具備し、前記光照射部は、それぞれの前記領域空間毎に設けられる」ものであっても構わない。
したがって、本発明の露光装置によれば、露光ジャケット管の管内空間が区画壁部によって複数に区画され、区画された領域空間のそれぞれに対し、光照射部が設けられている。これにより、軸回転する露光ジャケット管から照射される光の照射強度を安定させることができる。なお、光照射部の後方(円筒管軸の近傍)に反射鏡を設け、光照射部から照射された光の大部分をマスクフィルム側に向けることを可能としても構わない。
さらに、本発明の露光装置は、上記構成に加え、「前記ワーク送出機構部は、前記ワークの前記ワーク表面と接するローラ面を有し、回転可能に軸支された複数の送出ローラをさらに有し、複数の前記送出ローラの少なくとも一つが、前記ワーク送出機構部によって送出される前記ワークに対し、自重を利用して張力を付与するテンションローラとして形成されている」ものであっても構わない。
したがって、本発明の露光装置によれば、ワークに対し、自重によって張力を付与する送出ローラを少なくと一つ有している。すなわち、ワークを送出する流れにおいて、ワークを上方から下方に向かって垂下させ、垂下位置で送出ローラのローラ面と当接させ、さらに下方から上方に向かって垂設するようにな部位を形成する。これにより、ワークは、当該送出ローラによって送出方向を180°変化させたものとなる。このとき、ワークが180°屈曲する部分に送出ローラ(テンションローラ)の自重を付与する。これにより、ワークが下方に引っ張られることになる。これにより、ワークに対して張力が付与される。なお、係るテンションローラを露光ジャケット管の送出前後にそれぞれ設けることにより、露光ジャケット管及びマスクフィルムと、ワークとの間の密着性がより良好なものとなる。
さらに、本発明の露光装置は、上記構成に加え、「前記フィルム変位機構部は、前記露光ジャケット管に並設されたフィルム用ロールと、前記フィルム用ロールをロール軸に従って、前記露光ジャケット管の軸回転に同調して回転させるフィルム変位機構部とをさらに具備し、前記マスクフィルムは、帯環状を呈して構成され、前記露光ジャケット管の前記管表面及び前記フィルム用ロールのロール表面に当接するように架設されている」ものであっても構わない。
したがって、本発明の露光装置によれば、フィルム用ロール及び露光ジャケット管の間に帯環状のマスクフィルムが架設されている。これにより、フィルム変位機構部によってフィルム用ロールを回転させることにより、マスクフィルムがベルトのようにフィルム用ロール及び露光ジャケット管の二軸の間を回転することになる。これにより、マスクフィルムに形成可能なマスクパターンの作成面積を広くすることができ、連続露光によってワークに形成する電子回路等のパターンをまとめて作成することができる。
さらに、本発明の露光装置は、上記構成に加え、「前記露光ジャケット管の軸回転、前記マスクフィルムの変位、及び前記ワークの送出を同調させる位置同調手段を」具備するものであっても構わない。
したがって、本発明の露光装置によれば、露光ジャケット管、マスクフィルム、及びワークのそれぞれの回転及び変位等を同調させることができる。ここで、位置同調手段としては、例えば、露光ジャケット管(及びフィルム駆動ロール)の両端の筒壁表面上に一定の間隔で突起部を設け、一方、マスクフィルム及びワークの相対する位置にそれぞれ当該突起部と嵌合可能なパンチ穴を突起部の間隔に合わせて穿設するものが上げられる。これにより、突起部及びパンチ穴の嵌合及び解除が露光ジャケット管の回転によって繰り返され、ワークが正確な位置に重ね合わせられ、積重されることとなる。
さらに、本発明の露光装置は、上記構成に加え、「前記光照射部は、光源としてLEDランプが利用される」ものであっても構わない。
したがって、本発明の露光装置によれば、光を照射する光源としてLEDランプが使用される。係る使用によって光照射部の発熱を低く抑えることができ、筒管内空間を冷却するための設備等が不要となる。
さらに、本発明の露光装置は、上記構成に加え、「前記マスクフィルムの前記フィルム表面に当接し、前記フィルム表面に付着する埃や塵を含む夾雑物を除去するフィルムクリーナ部を」具備するものであっても構わない。
したがって、本発明の露光装置によれば、変位(回転)するマスクフィルムの一面にクリーナ部を設けることにより、ワークに対する露光と同時にフィルム表面の夾雑物の除去を行うことができる。これにより、安定した露光処理を長時間に亘って連続的に行うことが可能となる。
本発明の効果として、ワークを露光ジャケット管と同調して変位するマスクフィルムに合わせて送出することができ、マスクフィルムに密着した状態で動きながら感光剤の露光を行うことができる。これにより、真空に減圧する必要がなく、当該設備を省略することができるため、設備コスト及び露光装置の小型化を図ることができる。さらに、LEDランプの紫外線ランプを用いることにより、紫外線照射時の熱量の発生を抑え、露光対象のワーク等が熱による影響を抑え、露光対象のワークと光照射部(紫外線ランプ等)との間の距離を比較的狭くすることが可能となり、光照射部の照射強度をそれほど高くしなくても、感光剤を硬化させるための十分な照射量を付与することができる。
本実施形態の露光装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 露光装置の構成を示す正面概略図である。 露光装置の露光ジャケット管及び光照射部の構成を示す正面図である。 露光装置の露光ジャケット管及び光照射部の構成を示す側面図である。 (a)従来の露光装置、及び(b)平行移動機能を有する光照射部を備える露光装置の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態である露光装置1について、図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は本実施形態の露光装置1の概略構成を模式的に示す説明図であり、図2は露光装置1の構成を示す正面概略図であり、図3は露光装置1の露光ジャケット管2及び光照射部3の構成を示す正面図であり、図4は露光装置1の露光ジャケット管2及び光照射部3の構成を示す側面図である。本実施形態の露光装置1は、ワーク4として一部に銅箔を積重してなる所謂CCLを用い、当該ワーク4のワーク表面4aに紫外線硬化性を有する感光剤5が均一に塗布されたものに対し、光照射部3によって所定強度の紫外線UVを照射し、これにより感光剤5を硬化させることにより、ワーク表面4aの上に所望のマスクパターンに応じた電子回路を連続的に形成することが可能となっている。
ここで、本実施形態の露光装置1は、図1乃至図4に示すように、紫外線透過性状を有する透明の石英ガラスによって所定の厚さで構築された管壁6を有し、当該管壁6によって円筒管形状を呈して構成された露光ジャケット管2と、露光ジャケット管2の内部の管内空間7に設けられた紫外線ランプ8を有し、管内空間7から管壁6の外側(管外)に向かって特定波長の紫外線UVを照射する光照射部3と、露光ジャケット管2の長手方向に一致する円筒管軸C1を回転軸として規定された回転速度で当該露光ジャケット管2を定速軸回転させる軸回転機構部9と、露光ジャケット管2に並設された円柱状のフィルム用ロール10を有し、フィルム用ロール10のロール軸C2を回転軸として、露光ジャケット管2の軸回転に同調するように、当該フィルム用ロール10を回転させるフィルム変位機構部12を有するマスクと、帯環状(またはベルト状)に形成され、露光ジャケット管2の管表面2a及びフィルム用ロール10のロール表面10aにそれぞれ少なくとも一部が当接するように架設され、紫外線UVを透過する透過領域及び非透過の非透過領域によってマスクパターンが予めフィルム表面13aに形成されたマスクフィルム13と、露光ジャケット管2の軸回転及びこれに同調するフィルム変位機構部12によって、露光ジャケット管2の管表面2aに沿って変位方向が180°変化するマスクフィルム13に沿って当接するワーク表面4aに、特定波長の紫外線UVに対して硬化する感光剤5が一面に塗布されたワーク4を、露光ジャケット管2の軸回転及びマスクフィルム13の変位速度に同調するように送出する、複数の送出ローラ14を有するワーク送出機構部15と、露光ジャケット管2及びマスクフィルム13に同調して送出されたワーク4に対し、光照射部3を制御して予め規定された強度の紫外線UVを規定時間だけ照射し、感光剤5を露光させる露光制御部16(露光手段に相当)とを具備して主に構成されている。なお、軸回転機構部9、フィルム変位機構部12、ワーク送出機構部15、及び露光制御部16は、装置制御部11に統合され、露光装置1全体の各種制御等を行うことを可能としている。
ここで、本実施形態の露光装置1は、図1に主として示されるように、装置中心に露光ジャケット管2及びフィルム用ローラ10が上下に配され、係る二つの回転可能な軸C1,C2に対して帯環状のマスクフィルム13が架設されている。さらに、露光ジャケット管2等の左右(ワーク4の送出方向の上流または下流に相当)には、軸回転可能な複数の送出ローラ14を有するワーク送出機構部15が設置され、送出ローラ14のローラ面14aにワーク4の一方の面を当接するようにセットされている。
これにより、ワーク4を所定方向(図1における紙面左方向から右方向に相当)に規定された速度で順次送出することができる。ここで、ワーク4の送出機構は、周知技術を利用することができ、例えば、ロール状に巻装されたワーク4を繰出し可能な繰出ローラ(図示しない)及び露光ジャケット管2と相対する位置に設けられ、送出され、露光済みのワーク4をロール状に巻取る巻取ローラ(図示しない)を有するワーク送出機構部15を構築することができる。これにより、繰出ローラ及び巻取ローラを一定速度で回転させることにより、ワーク4の送出が容易に行えるようになる。ここで、それぞれの送出ローラ14を自回転可能にすることにより、ワーク4の送出をより安定的に行うものであっても構わない。
加えて、ワーク送出機構部15の複数の送出ローラ14の中の一部は、ワーク4に対し、自重によってテンション(張力)を付与するテンションローラ17が設けられている。具体的に示すと、図1に図示するように、露光ジャケット管2を挟んで左右一対が設けられ、ワーク4をそれぞれ下方に向けるように力を与え、一対のテンションロール17の間でテンションを高めることが可能となっている。すなわち、ワーク4の送出上流側(図1における紙面左方向)から水平に下流側(紙面右方向)に送出されたワーク4は、露光ジャケット管2の近傍に設けられた送出ローラ14によって鉛直下方向に90°曲折され、上述のテンションローラ17まで導出される。そして、テンションローラ17に到達したワーク4は、テンションローラ表面17aに沿って180°曲折され、送出方向を垂直上方に変化させる。このとき、テンションローラ17の自重に相当する荷重がワーク4に加わっている。
その後、上方に送出方向が変化したワーク4は、露光ジャケット管2に到達し、管表面2a及びこれに当接したマスクフィルム13のフィルム表面13の形状に沿って再び180°送出方向が変化させられ、下方向に送出される。さらに、露光ジャケット管2の下流側に設けられた他方のテンションローラ17のテンションローラ表面17aに沿って再々度180°曲折させられる。その後、送出ローラ14によって90°曲折された状態で、再び水平方向に戻る。これにより、一対のテンションローラ17によるワーク4を下方に押下げる力によって、露光ジャケット管2及びマスクフィルム13のフィルム面13への密着度が高められ、より安定した紫外線UVの照射が可能となる。
さらに、露光ジャケット管2は、円筒管軸C1から管壁6の方向に向かって放射状に延設された三つの区画壁部18によって、管内空間7が三つの領域空間19に区画して形成されている。そして、それぞれの領域空間19毎に紫外線UVを照射可能な紫外線ランプ8が設置されている。さらに、円筒管軸C1及び各紫外線ランプ8の間には、反射鏡20がそれぞれ設けられている。これにより、紫外線ランプ8から管壁6方向と逆方向に照射された紫外線UVは、当該反射鏡20に到達し、照射方向を管壁6の方向に変化させられる。これにより、紫外線UVの照射強度を一定にすることができる。ここで、本実施形態の露光装置1において、紫外線ランプ8としてLEDランプが使用されている。これにより、従来形の紫外線ランプに比して熱量の発生を低く抑えることができる。そのため、紫外線ランプ8と露光対象のワーク4及びその間のマスクフィルム13との距離を近接した場合であっても、樹脂によって主に製造されているワーク4やマスクフィルム13の熱変形或いは熱による伸縮作用を防止することができる。その結果、当初設計上の精度を保持して露光処理を行うことが可能となる。
さらに、三つの各領域空間19にそれぞれ紫外線ランプ8を設けることにより、露光ジャケット管2を回転させながら可能性ワーク4に塗布された感光剤5を露光する際に、紫外線ランプ8とワーク4のワーク表面4aとの間の距離を近接させることができ、安定した紫外線UVの照射が可能となっている。ここで、露光ジャケット管2及びフィルム用ローラ10の間には遮光板21が設けられ、回転する露光ジャケット管2の管内空間7から照射される紫外線UVがマスクフィルム13のマスクパターンによって規定された領域以外の箇所が露光しないような対策が取られている。すなわち、マスクフィルム13のフィルム表面13aとワーク4のワーク表面4aが十分に密接していない露光ジャケット管2の前後の領域に照射された紫外線UVが漏出しないように、非透過性素材で形成された遮光板21によって、紫外線UVの照射範囲を限定している。
さらに、本実施形態の露光装置1は、軸回転する露光ジャケット管2の両管端22にそれぞれ所定の間隔(ピッチ)を保持して管表面2aから突設された複数の略直方体形状の突起部23が設けられている。これに対し、露光ジャケット管2に架設されるマスクフィルム13のフィルム端13b及びワーク4のワーク端4bには、突起部23と嵌合可能に形成された複数の嵌合孔24が露光ジャケット管2の突起部23と同じピッチで穿設されている。これにより、露光ジャケット管2が軸回転する際に、マスクフィルム13が同調して変異することが安定して行われ、さらにワーク4がマスクフィルム13のフィルム面13aに当接しながら露光ジャケット管2の管表面2aに沿って変形しながら送出される際に、マスクフィルム13及びワーク4の間の相対的な位置関係がずれることがない。これにより、光照射部3による紫外線UVの照射時に、マスクフィルム13に形成されたマスクパターンに基づく正確な露光処理が可能となる。ここで、突起部23、マスクフィルム13、及びワーク4のそれぞれの嵌合孔24が本発明における位置同調手段に相当する。
さらに、本実施形態の露光装置1は、マスクフィルム13のフィルム表面13に付着した埃や塵等の夾雑物を除去するフィルムクリーナー部25の一部がフィルム表面13に当接するように設けられている。
次に、本実施形態の露光装置1を使用したワーク4の連続露光処理の一例について説明する。まず、図1等に示すように、露光装置1の複数の送出ローラ14及び一対のテンションローラ17の間を架渡すようにして、一定の応力に対して変形可能な可撓性を有するワーク4を露光装置1にセットする。一方、露光装置1の露光ジャケット管2には、離間して並設されたフィルム用ロール10との間を架渡すようにして帯環状のマスクフィルム13が架設されている。これにより、軸回転する露光ジャケット管2及びフィルム用ロール10に応じてマスクフィルム13はそれぞれのマスクパターンの位置を変化させることができる。
上記状態で露光制御部16を制御し、露光ジャケット管2の内部の管内空間7にそれぞれ独立して配された紫外線ランプ8を有する光照射部3から紫外線UVの照射を開始し、反射鏡20等を利用して管壁6の方向に照射方向を一致させる。さらに、同時に、係る状態で露光ジャケット管2を軸回転させる軸回転機構部9及びフィルム用ロール10を露光ジャケット管2と同調して回転させるフィルム軸回転機構部11を稼働し、各軸C1,C2に従った軸回転運動を開始する。その結果、マスクフィルム13は係る動きに協働し、露光ジャケット管2及びフィルム用ロール10の間を周期的に変位することとなる。
一方、ワーク送出機構部15を作動させ、ワーク4を露光ジャケット管2の軸回転及びマスクフィルム13の変位速度に同調するように送出させる。これにより、露光ジャケット管2の近傍でマスクフィルム13のフィルム面13aとワーク表面4aを当接させたワーク4は、露光ジャケット管2の曲面状の管表面2aに沿って変形しながら変位する。このとき、マスクフィルム13及びワーク4の相対的な位置関係は変化しない。特に、前述した位置同調手段として機能する所定ピッチで設けられた突起部23及び嵌合孔24によって相対的な位置が変化しないような規制がなされているため、マスクフィルム13及びワーク4は密着した状態を保ちながら、露光ジャケット管2の管表面2aに沿って変位することになる。さらに、露光ジャケット管2の左右に一対設けられたテンションローラ17によって係る密着状態がより安定したものとなる。
このとき、光照射部3の紫外線ランプ8からは露光制御部16によって制御された紫外線UVが照射されている。そして、紫外線透過性材料の石英ガラスで作成された管壁6を透過し、管表面2aのマスクフィルム13に到達する。そして、マスクフィルム13に形成されたマスクパターンに応じ透過領域に該当する箇所のみがマスクフィルム13を透過し、ワーク4の感光剤5に照射される。その結果、紫外線UVの照射された箇所の硬化反応が促進され、硬化処理が進行する。一方、マスクフィルム13の非透過領域に達した紫外線UVはそれ以上進むことができず、ワーク4まで到達することがない。そのため、感光剤5の硬化反応が進行することがない。
ここで、光照射部3の三つの紫外線ランプ8は、管内空間7を区画壁部18によって三つに区画したそれぞれの領域空間19に設けられている。そのため、マスクフィルム13及びワーク4と紫外線ランプ8の間の距離が小さくなり、紫外線強度を高めることができる。さらに、露光ジャケット管2の回転時に、常に同じ紫外線ランプ8からの紫外線UVの照射を受けることになる。これにより、安定した露光を行うことができる。
その後、露光ジャケット管2の回転と同期して管表面2aに沿って送出されたワーク4は、テンションを付与された状態で再びテンションローラ17を通過し、巻取部(図示しない)でロール状に巻取られる。これにより、露光処理が完了する。なお、巻取部による巻取りの前に未露光部分を除去する現像処理を行うものであっても構わない。これにより、露光処理及び現像処理を一つのラインで行うことが可能となり、処理時間を短縮することができる。
以上、説明したように、本実施形態の露光装置1によれば、露光ジャケット管2に沿って変位するマスクフィルム13及びマスクフィルム13等の変位に同調して送出されるワーク4によって、ワーク4に対する露光処理を連続して行うことができる。これにより、従来のようなマスクフィルムと露光対象のワークとを密着させ、真空状態にした後に露光を行う必要がなく、常温常圧環境下で紫外線ランプ8によって露光を完了することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の露光装置1において、マスクフィルム13を露光ジャケット管2に同調して変位させるための単独のフィルム変位機構部12を有するものを示したが、これに限定されるものではなく、例えば、露光ジャケット管の管表面を被覆するようにマスクフィルムを巻付けたものであっても構わない。すなわち、マスクフィルムのフィルム面の面積は上記に比べて小さくなるものの、露光ジャケット管の軸回転機構部にフィルム変位機構部の機能を併せ持たせることができる。これにより、露光装置をコンパクトに形成することができる。
さらに、位置同調手段として、複数の突起部23及び嵌合孔24をそれぞれ形成するものを示したが、これに限定されるものではなく、マスクフィルム13及びワーク4の密着性が良好で相対的な位置変化がないものであれば、係る突起部23等の構成を省略するものであっても構わない。
加えて、本実施形態の露光装置1において、ワーク4として所謂CCLを用い、感光剤5を硬化させることにより、マスクパターンに応じた電子回路を形成するものを示したが、これに限定されるものではなく、本発明の露光装置を種々の用途に利用することが可能である。例えば、近年注目されている太陽電池の構成を既存のガラス板及びアルミフレームから可撓性のあるフィルム状の素材(非シリコン系材料(CIGS薄膜)にしたものが開発されている。係るフィルム状の太陽電池のパターニングや電極構造の設計に本発明を利用することができる。また、これらの応用として色素増感型のフレキシブル太陽電池に利用することが可能となり、電極等の回路形成の他に、太陽電池の表面自体にデザイン性を付与することもできる。さらに、太陽電池材料以外にも、各種電気材料への応用をすることができ、例えば、メンブレンスイッチやタッチパネル等の可撓性の有する電気材料への利用が可能となる。
1,100,106 露光装置
2 露光ジャケット管
2a 管表面
3,105 光照射部
4 ワーク
4a ワーク表面
5 感光剤
6 管壁
7 管内空間
8,103 紫外線ランプ
9 軸回転機構部
10 フィルム用ロール
12 フィルム変位機構部
13,102 マスクフィルム
13a フィルム表面
14 送出ローラ
15 ワーク送出機構部
16 露光制御部
17 テンションローラ
18 区画壁部
19 領域空間
20 反射鏡
23 突起部(位置同調手段)
24 嵌合孔(位置同調手段)
25 フィルムクリーナー部
C1 円筒管軸
C2 ロール軸
UV 紫外線

Claims (7)

  1. 光透過性素材で形成された円筒管形状を呈する露光ジャケット管と、
    前記露光ジャケット管の管内空間に設置され、前記管内空間から管外に向かって特定波長の光を照射可能な光照射部と、
    前記露光ジャケット管の円筒管軸を回転軸として所定の回転速度で軸回転させる軸回転機構部と、
    前記光を透過する透過領域及び非透過領域によって予め規定されたマスクパターンが形成されたマスクフィルムと、
    前記露光ジャケット管の管表面に前記マスクフィルムの少なくとも一部を当接させた状態で、前記露光ジャケット管の軸回転に同調するように前記管表面に沿って前記マスクフィルムを変位させるフィルム変位機構部と、
    前記マスクフィルムのフィルム表面に、ワーク表面に特定波長の前記光に対して硬化する感光剤の塗布されたワークの少なくとも一部を当接させた状態で、前記露光ジャケット管の軸回転及び前記マスクフィルムの変位に同調するように前記フィルム表面に沿って前記ワークを送出するワーク送出機構部と、
    前記露光ジャケット管の軸回転、前記マスクフィルムの変位、及び前記ワークの送出を同調させた状態で、前記露光ジャケット管の前記管内空間に収容された前記光照射部から前記ワークに対して前記光を照射し、前記感光剤を露光させる露光手段と
    を具備することを特徴とする露光装置。
  2. 前記露光ジャケット管は、
    前記円筒管軸から管壁方向に放射状に設けられ、前記管内空間を複数の領域空間に区画する区画壁部と、
    区画されたそれぞれの領域空間に設けられ、前記光を反射する反射鏡と
    をさらに具備し、
    前記光照射部は、
    それぞれの前記領域空間毎に設けられることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記ワーク送出機構部は、
    前記ワークの前記ワーク表面と接するローラ面を有し、回転可能に軸支された複数の送出ローラをさらに有し、
    複数の前記送出ローラの少なくとも一つが、前記ワーク送出機構部によって送出される前記ワークに対し、自重を利用して張力を付与するテンションローラとして形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記フィルム変位機構部は、
    前記露光ジャケット管に並設されたフィルム用ロールと、
    前記フィルム用ロールをロール軸に従って、前記露光ジャケット管の軸回転に同調して回転させるフィルム変位機構部と
    をさらに具備し、
    前記マスクフィルムは、
    帯環状を呈して構成され、前記露光ジャケット管の前記管表面及び前記フィルム用ロールのロール表面に当接するように架設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の露光装置。
  5. 前記露光ジャケット管の軸回転、前記マスクフィルムの変位、及び前記ワークの送出を同調させる位置同調手段をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の露光装置。
  6. 前記光照射部は、
    光源としてLEDランプが利用されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の露光装置。
  7. 前記マスクフィルムの前記フィルム表面に当接し、前記フィルム表面に付着する埃や塵を含む夾雑物を除去するフィルムクリーナ部をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の露光装置。
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