JP2011088563A - 燃料タンク - Google Patents

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秀明 藤田
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敦 神山
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Abstract

【課題】構造が簡単で、製造が容易であり、燃料タンク中の静電気を確実に排除して帯電を防止できる燃料タンクを提供する。
【解決手段】金属製の燃料タンク1において、ポンプユニット10に燃料ポンプ11のマイナス側に接続され車輌ワイヤハーネスと接続するアースリード部材14を接続するアース接続部13を設ける。サブタンク7の外壁、ポンプユニット10の外壁又はポンプユニットに取付けられた部品を導電性物質で形成し、導電性物質で形成された部分とアース接続部13と電気的に接続するアースリード部材14を設け、導電性物質で形成されたサブタンク7、ポンプユニット10又はポンプユニットに取付けられた部品を燃料タンク1の内面に接触させて燃料タンク1の電荷を、アースリード部材14を経由して車輌ワイヤハーネスに逃す燃料タンクである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用等の燃料タンク内に燃料ポンプを有するポンプユニットを設けた金属製の燃料タンクにおいて、帯電を防止した燃料タンクに関するものである。
図3に示すように、従来、エンジンに燃料を供給するために、燃料タンク1内に燃料ポンプ11を取付けたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
燃料タンク1は上側タンク2と下側タンク3に分割して形成され、燃料タンク1内の下側タンク3にはサブタンク7が形成されている。この燃料ポンプ11は、ポンプユニット10の中に組立てられ、サブタンク7の内側に配置されている。ポンプユニット10はポンプユニット取付蓋20に取付けられて、ポンプユニット取付蓋20を燃料タンク1の開口部2aに取付けて、燃料タンク1内に装着されている。
ポンプユニット10には、燃料ポンプ11の他に、燃料ポンプ11に送られる燃料中の異物を除去するためにポンプフィルタ15が取り付けられ、燃料ポンプ11から移送された燃料は燃料移送管16を経由して圧力調整器23に送られて、所定の圧力に調整され、エンジン移送管18を経由してエンジンに圧送されるとともに、余分な燃料は圧力調整器23から燃料フィルタ24を経由して燃料タンク1内に戻される。
このとき、ポンプフィルタ15や燃料フィルタ24を燃料が通過するときに、ポンプフィルタ15や燃料フィルタ24は合成樹脂で形成されているため、電気絶縁性であり、摩擦により燃料中に静電気が発生し、これ等の樹脂部品を損傷する恐れがあった。
このため、図4に示すように、燃料タンク1に帯電した静電気を、ポンプユニット取付蓋20に取付けられた導電性のガスケット26、ガスケット26と接続する金属製の端子27、金属製の端子27と接続するアース用リード線14を経由して、アース用コネクタ13に接続して、アース用コネクタ13から燃料ポンプのマイナス側と接続する車輌ワイヤハーネスに電気的に導通して逃がしている。
また、圧力調整器23と燃料フィルタ24も金属製の端子27と電気的に接続して、帯電した静電気を逃がしている。
しかしながら、この場合には、ガスケット26は導電性の材料で形成する必要があり、このガスケット26の部分からの燃料透過性を減少させるためには、フッ素ゴム等を使用することとなり、導電性を確保することが難しくなる。
特開2006−200545号公報 特開2005−220764号公報
そのため、本発明は、構造が簡単で、製造が容易であり、燃料タンク中の静電気を確実に排除して帯電を防止できる燃料タンクを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、燃料ポンプを有するポンプユニットを燃料タンクの内部に設けた金属製の燃料タンクにおいて、
ポンプユニットに燃料ポンプのマイナス側に接続され車輌ワイヤハーネスと接続するアースリード部材を接続するアース接続部を設け、
サブタンクの外壁、ポンプユニットの外壁又はポンプユニットに取付けられた部品を導電性物質で形成し、導電性物質で形成された部分とアース接続部と電気的に接続するアースリード部材を設け、導電性物質で形成されたサブタンク、ポンプユニット又はポンプユニットに取付けられた部品を燃料タンクの内面に接触させて燃料タンクの電荷を、アースリード部材を経由して車輌ワイヤハーネスに逃す燃料タンクである。
請求項1の本発明では、ポンプユニットに燃料ポンプのマイナス側に接続され車輌ワイヤハーネスと接続するアースリード部材を接続するアース接続部を設けたため、ポンプユニットのマイナス側とアースリード部材を確実に車輌ワイヤハーネスに接続することができる。
サブタンクの外壁、ポンプユニットの外壁又はポンプユニットに取付けられた部品を導電性物質で形成し、導電性物質で形成された部分とアース接続部と電気的に接続するアースリード部材を設けたため、サブタンクの外壁、ポンプユニットの外壁又はポンプユニットに取付けられた部品をアースリード部材で車輌ワイヤハーネスと確実に電気的に接続することができる。
導電性物質で形成されたサブタンク、ポンプユニット又はポンプユニットに取付けられた部品を燃料タンクの内面に接触させて燃料タンクの静電気を、アースリード部材を経由して車輌ワイヤハーネスに逃すため、サブタンク、ポンプユニット又はポンプユニットを接触させることのみで燃料タンクに溜まった電荷を車輌ワイヤハーネスまで逃がして、燃料タンクの帯電を防止することができる。
請求項2の本発明は、ポンプユニットの燃料ポンプに、燃料ポンプに供給する燃料中の異物を取除くポンプフィルタを取付け、ポンプフィルタを導電性物質で形成し、ポンプフィルタを燃料タンクの下側タンクの内面に接触させ、ポンプフィルタとアース接続部とを電気的に接続するアースリード部材を設けた燃料タンクである。
請求項2の本発明では、ポンプユニットの燃料ポンプに、燃料ポンプに供給する燃料中の異物を取除くポンプフィルタを取付け、ポンプフィルタを導電性物質で形成したため、ポンプフィルタをアースリード部材の一部として使用することができる。
ポンプフィルタを燃料タンクの下側タンクの内面に接触させ、ポンプフィルタとアース接続部とを電気的に接続するアースリード部材を設けたため、ポンプフィルタを燃料タンクに常時接触させてポンプフィルタを経由して燃料タンクの静電気をアースリード部材、アース接続部材を経由して確実に車輌ワイヤハーネスに伝達して、燃料タンクの帯電を防止することができる。
請求項3の本発明は、サブタンクの外壁又はポンプユニットの外壁を構成するポンプユニットの全部又は一部を導電性物質で形成し、導電性物質で形成された部分を燃料タンクの下側タンクの内面に接触させ、導電性物質で形成された部分とアース接続部とを電気的に接続するアースリード部材を設けた燃料タンクである。
請求項3の本発明では、サブタンクの外壁又はポンプユニットの外壁を構成するポンプユニットの全部又は一部を導電性物質で形成し、導電性物質で形成された部分を燃料タンクの下側タンクの内面に接触させたため、サブタンクの外壁、ポンプユニットの外壁の全部又は一部をアースリード部材の一部として使用することができる。
サブタンクの外壁又はポンプユニットの外壁の導電性物質で形成された部分とアース接続部とを電気的に接続するアースリード部材を設けたため、ポンプユニットの外壁を経由して燃料タンクの静電気を確実に車輌ワイヤハーネスに伝達して、燃料タンクの帯電を防止することができる。ポンプユニットの外壁の全部又は一部を導電性物質で形成した場合には、ポンプユニットの帯電を防止できる。
請求項4の本発明は、ポンプフィルタ、サブタンクの外壁又はポンプユニットの外壁の導電性物質は、導電性ゴム又は導電性樹脂である燃料タンクである。
請求項4の本発明では、ポンプフィルタ、サブタンクの外壁又はポンプユニットの外壁の導電性物質は、導電性ゴム又は導電性樹脂であるため、ポンプフィルタ、サブタンク又はポンプユニットの外壁を燃料タンクの形状に合わせて成形することが容易であるとともに、柔軟性があり、確実に燃料タンクの内面にポンプフィルタまたはポンプユニットの外壁を当接させることができる。
請求項5の本発明は、導電性物質は、電気抵抗値が10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂である燃料タンクである。
請求項5の本発明では、導電性物質は、電気抵抗値が10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂であるため、燃料タンクの静電気を確実に車輌ワイヤハーネスに伝達することができるとともに、電気抵抗値が10〜10Ωの範囲であり、導電性ゴム又は導電性樹脂の成形性や柔軟性を損なうことがない。
本願発明は、ポンプフィルタ、サブタンクの外壁、ポンプユニットの外壁又はポンプユニットに取付けられた部品を導電性物質で形成し、導電性物質で形成された部分とアース接続部と電気的に接続するアースリード部材を設けたため、導電性物質で形成された部品と車輌ワイヤハーネスとを電気的に接続することができる。導電性物質で形成されたサブタンク、ポンプユニット又はポンプユニットに取付けられた部品を燃料タンクの内面に接触させて燃料タンクの静電気を、アースリード部材を経由して車輌ワイヤハーネスに逃すため、燃料タンクに溜まった静電気を車輌ワイヤハーネスまで逃がして、燃料タンクの帯電を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態のポンプユニットの側面図である。 本発明の第2の実施の形態のポンプユニットの側面図である。 本発明の第1の実施の形態の燃料タンクの断面図である。 従来のポンプユニットの側面図である。
本発明の実施の形態であるポンプユニット10を燃料タンク1の内部に設けた金属製の燃料タンク1について、図1〜図3に基づき説明する。
まず第1図と第3図に基づき本願発明の第1の実施の形態について説明し、第2の実施の形態については後述する。
本発明の第1の実施の形態では、図3に示すように、燃料タンク1は、内部にポンプユニット10が取付けられている。
燃料タンク1は鉄、ステンレススチール等の金属で形成され、上側タンク2と下側タンク3に分割して形成される。上側タンク2と下側タンク3は、それぞれのフランジ部2b、3aをシーム溶接にて接合されている。
燃料タンク1内の下側タンク3にはサブタンク7がスポット溶接により取付けられている。サブタンク7内には後述するポンプユニット10が配置されている。サブタンク7には燃料タンク1と連通するサブタンク開口部8が形成され、燃料ポンプ11で燃料が汲みあげられると、燃料タンク1からサブタンク開口部8を通り燃料がサブタンク7内に流入する。
上側タンク2には、燃料タンク1に燃料を注入する燃料注入口6が取付けられ、燃料注入口6には蛇腹状の接続ホース5の一方が取付けられ、接続ホース5の他方には、車体に設けられた給油口(図示せず)と連結するインレットパイプ4が取付けられて、給油口から燃料が燃料タンク1内に注入される。
図1に示すように、ポンプユニット10は、ポンプユニット取付蓋20に取付けられて、上側タンク2に形成された開口部2aから燃料タンク1内に挿入され取付けられる。
ポンプユニット取付蓋20は円盤状に形成され、上側タンク2に形成された開口部2aを塞いでいる。開口部2aの下面にはリング状のガスケット26が取付けられ、開口部2aとポンプユニット取付蓋20との間をシールして、燃料タンク1内の燃料の液体も気体も外部に流出することを防止している。ガスケット26をフッ素ゴム等で形成すると、燃料の透過も確実に防止することができる。ポンプユニット取付蓋20の外周は、断面がL字形で全体がリング状に形成された押え板22で、開口部2aに圧着されている。押え板22は、カムロック機構やネジ等で上側タンク2に固定されている。
ポンプユニット取付蓋20の下面には、ポンプユニット10が取付けられている。ポンプユニット10は、サブタンク7内の燃料をエンジン(図示せず)に送付する燃料ポンプ11を有している。燃料ポンプ11は周囲をポンプケース12で覆われている。ポンプケース12は耐燃料油性の合成樹脂で形成されている。
ポンプユニット10の下端には、燃料ポンプ11の吸入口と連通して、燃料ポンプ11に送られる燃料中の異物を除去するためにポンプフィルタ15が取り付けられている。ポンプフィルタ15は、下側タンク3内のサブタンク7の内面にその一部が当接している。このため、サブタンク7内の燃料を確実に汲み上げることができる。
ポンプフィルタ15は、導電性物質である10Ω以下の導電性樹脂で形成することが好ましい。10Ω以下の導電性樹脂としては、10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂が好ましい。10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂としては、ポリアミド、ポリアセタールやポリエチレン等の合成樹脂にフィラーとしてカーボンブラック、カーボンファイバーや銅・アルミニウムなどの金属粉末や極細金属繊維を混入して使用することができる。
さらに、高分子樹脂自体が導電性を有する導電性高分子を使用することもできる。また、合成樹脂製の網目状のものに金属メッキをすることもでき、合成樹脂製の網目状のものに金属板や金属箔を取付けてもよい。これらの導電性ゴム又は導電性樹脂を使用する場合には、ポンプフィルタ15が柔軟性を有して、下側タンク3に確実に当接することができる。
導電性物質は、電気抵抗値が10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂であることが好ましい。この場合には、燃料タンク1の静電気を確実に車輌ワイヤハーネスに伝達することができるとともに、電気抵抗値が10〜10Ωの範囲であり、導電性フィラー等を混入しても、ゴムや樹脂の特性を維持して、導電性ゴム又は導電性樹脂の成形性や柔軟性を損なうことがない。
また、ポンプフィルタ15は、金属製の網等で形成することもできる。
ポンプフィルタ15ポンポケース12との接続部位付近には、アースリード部材であるアース用リード線14の一方の端が接続され、アース用リード線14の他方の端がアース接続部であるアースコネクタ13に接続されている。アースコネクタ13は、燃料ポンプ11のマイナス側に接続されるとともに車輌ワイヤハーネス(図示せず)と電気的に接続している。
このため、燃料タンク1に生じた静電気は、ポンプフィルタ15、アース用リード線14とアースコネクタ13を経由して確実に車輌ワイヤハーネスへ流れて、燃料タンク1に帯電した電荷を車輌ワイヤハーネスまで逃がして、燃料タンク1の帯電を防止することができる。なお、燃料ポンプ11には、燃料ポンプ11を駆動するポンプ駆動用リード線(図示せず)が接続されている。
ポンプユニット取付蓋20の下に取付けられたポンプユニット10には、燃料ポンプ11やポンプフィルタ15の他に、吐出した燃料の圧力を調節する圧力調整部材である圧力調整器23と燃料フィルタ24が取付けられている。圧力調整器23と燃料フィルタ24は、ポンプユニット取付蓋20の下部に取付けられた取付部材25に取付けられて、取付部材25は、ポンプユニット取付蓋20にネジ25aにより取付けられている。圧力調整器23と燃料フィルタ24は、取付部材25により取付けられて、取付部材25とアースコネクタ13とはアース用リード線14で電気的に接続する。これにより、圧力調整器23と燃料フィルタ24に帯電した静電気は、車輌ワイヤーハーネスへ逃がすことができる。
サブタンク7から燃料ポンプ11により汲み上げられて圧送された燃料は、燃料移送管16を経由して圧力調整器23に送られて、所定の圧力に調整され、エンジン移送管18を経由してエンジンに圧送される。そして、余分な燃料は圧力調整器23から燃料フィルタ24に送られて、燃料タンク1のサブタンク7内に戻される。
このとき、ポンプフィルタ15や燃料フィルタ24を燃料が通過するときに、ポンプフィルタ15や燃料フィルタ24は合成樹脂で形成されているため、電気絶縁性であり、摩擦により燃料中に静電気が発生し、燃料が流れているときも静電気が発生するが、この静電気が燃料タンク1に帯電する。しかし、この帯電した静電気は、上述のとおり、ポンプフィルタ15、アース用リード線14とアースコネクタ13を経由して確実に車輌ワイヤハーネスへ流れることができる。
なお、ポンプケース12を導電性物質で形成した場合には、アース用リード線14は、ポンプケース12に接続することができる。この場合には、ポンプケース12を下側タンク3に当接させて、燃料タンク1の静電気を車輌ワイヤハーネスへ流すことができる。
次に、図2に基づき本願発明の第2の実施の形態について説明する。
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、サブタンク7内にポンプユニット10が取付けられている。
燃料タンク1は、鉄、ステンレススチール等の金属で形成され、上側タンク2と下側タンク3に分割して形成される。上側タンク2と下側タンク3は、それぞれのフランジ2b、3aをシーム溶接にて接合されている。
燃料タンク1内の下側タンク3には筒状のサブタンク7がスポット溶接により取付けられている。サブタンク7は上面にサブタンク蓋7aが取付けられ、サブタンク蓋7aにポンプユニット10が取付けられている。サブタンク7の下端と底面は、下側タンク3の内面に当接している。底面を省略して、下端のみを当接させることもできる。
上側タンク2には、第1の実施の形態と同様に、燃料タンク1に燃料を注入する燃料注入口6が取付けられ、燃料注入口6には蛇腹状の接続ホース5の一方が取付けられ、接続ホース5の他方には、車体に設けられた給油口(図示せず)と連結するインレットパイプ4が取付けられている。
ポンプユニット10は、サブタンク蓋7aに取付けられ、サブタンク蓋7aは、ポンプユニット取付蓋20に取付けられて、上側タンク2に形成された開口部2aから燃料タンク1内に挿入され取付けられる。
ポンプユニット取付蓋20は円盤状に形成され、上側タンク2の開口部2aを塞いでいる。ポンプユニット取付蓋20の下面にはリング状のガスケット26が取付けられ、開口部2aとポンプユニット取付蓋20との間をシールして、燃料タンク1内の燃料の液体も気体も外部に流出することを防止している。第1の実施の形態と同様に、ガスケット26をフッ素ゴム等で形成すると、燃料の流出を確実に防止することができる。ポンプユニット取付蓋20の外周は、断面がL字形で全体がリング状に形成された押え板22で、開口部2aに固着されている。
ポンプユニット取付蓋20の下面には、ポンプユニット保持支柱28が複数本設けられ、サブタンク蓋7aを貫通してサブタンク7内に延設されている。ポンプユニット保持支柱28によりサブタンク蓋7aは保持されている。
ポンプユニット取付蓋20の上面には、燃料ポンプ11から吐出された燃料をエンジン(図示せず)に圧送するエンジン移送管18と、エンジン側から余剰燃料を燃料タンク1に送る燃料戻し管17と、端子27が取付けられている。端子27には、燃料ポンプ11を駆動するポンプ駆動用リード線19と車輌ワイヤハーネスと接続するアース用リード線14が取付けられている。
ポンプユニット取付蓋20の下面には、エンジン移送管18と、燃料戻し管17と、ポンプ駆動用リード線19と、アース用リード線14がそれぞれポンプユニット取付蓋20の上面と連続して延設され、サブタンク蓋7aの上面に接続している。
サブタンク蓋7aは、サブタンク7の上面を塞ぐように固着されている。ポンプユニット保持支柱28の外周にはコイルバネ28aが嵌挿されて、サブタンク蓋7aをサブタンク7の上面に押圧している。サブタンク蓋7aは、係合部材7cにより、サブタンク7の上端と係合されている。
サブタンク蓋7aの下面には円筒状の支柱保持筒28bがポンプユニット保持支柱28の位置にあわせて形成され、支柱保持筒28bの中にポンプユニット保持支柱28が嵌挿されて、サブタンク蓋7aを保持している。
サブタンク蓋7aの内面には、サブタンク7内の燃料をエンジン(図示せず)に送付するポンプケース12が取付けられ、ポンプケース12の内部には燃料ポンプ11が取付けられている。ポンプケース12は耐燃料油性の合成樹脂で形成されている。ポンプケース12には、アースコネクタ13とポンプ駆動用リード線19を接続するコネクタが設けられている。第2の実施の形態では、アースコネクタ13とポンプ駆動用リード線19のコネクタは一体として形成されている。燃料ポンプ11には、ポンプ駆動用リード線19と、アース用リード線14が接続されている。
ポンプケース12の下部にはポンプフィルタ15が取付けられ、燃料ポンプ11に送られる燃料中の異物を除去する。
サブタンク7は、全部又は下側タンク3と接触する部分である下端又は底部は、導電性物質で形成されている。導電性物質で形成された部分と、燃料ポンプ11のアース用リード線14が接続されている部分とはアース用リード線14で接続されている。このため、燃料タンク1に帯電した静電気は、サブタンク7の導電性物質で形成された部分、アース用リード線14とアースコネクタ13を経由して、確実に車輌ワイヤハーネスへ流れて、燃料タンク1に溜まった電荷を、車輌ワイヤハーネスまで逃がして、燃料タンク1の帯電を防止することができる。
第1の実施の形態と同様に、導電性物質は、10Ω以下の導電性樹脂で形成することが好ましい。10Ω以下の導電性樹脂としては、10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂が好ましい。10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂としては、ポリアミド、ポリアセタールやポリエチレン等の合成樹脂にフィラーとしてカーボンブラック、カーボンファイバーや銅・アルミニウムなどの金属粉末や極細金属繊維を使用することができる。
導電性ゴムでサブタンク7の下端又は底部が形成された場合には、柔軟性があり下側タンク3の形状に合わせて、当接することができる。
サブタンク蓋7aの下に取付けられたポンプユニット10には、燃料ポンプ11やポンプフィルタ15の他に、圧力調整部材である圧力調整器23が取付けられている。
サブタンク7から燃料ポンプ11により汲み上げられて圧送された燃料は、燃料移送管16を経由して圧力調整器23に送られて、所定の圧力に調整され、エンジン移送管18を経由してエンジンに圧送される。そして、余分な燃料は燃料タンク1又はサブタンク7内に戻される。
エンジン側から戻された燃料は燃料戻し管17を経由してジェットポンプ35に戻される。戻された燃料がジェットポンプ35を通過してサブタンク7の吸入口に向けて噴射されると、発生する吸引圧により燃料タンク1内の燃料が吸い上げられて、サブタンク7内の燃料液面は持ち上がり、燃料タンク1の燃料液面よりも高くなり、燃料ポンプ11が確実に燃料を汲み上げることができる。
ポンプフィルタ15を燃料が通過するときに、ポンプフィルタ15は合成樹脂で形成されているため、電気絶縁性であり、摩擦により燃料中に静電気が発生するが、この静電気が燃料タンク1に帯電する。また、ジェットポンプ35や燃料ポンプ11による燃料の流れによっても帯電する。しかし、この帯電した静電気は、上述のとおり、サブタンク7の導電性物質で形成された部分は、アース用リード線14とアースコネクタ13を経由して確実に車輌ワイヤハーネスへ流れることができる。
ポンプケース12の下部を延設して、下端を下側タンク3に当接させ、ポンプケース12の全部又は下端部分を導電性物質で形成することもできる。この場合には、サブタンク7に接続されていたアース用リード線14を、ポンプケース12の導電性物質で形成された部分に接続する。そうすると、燃料タンク1に帯電した静電気は、ポンプケース12、アース用リード線14を経由して車輌ワイヤハーネスへ流れることができる。
なお、ポンプユニット10には、燃料タンク1内の燃料液面を計測する液面計30を取付けることができる。液面計30はフロート31とフロートアーム32及びフロートアーム32に接続する計測装置(図示せず)から構成され、計測装置から燃料液面のデータが制御装置や運転者に送られる。
1 燃料タンク
7 サブタンク
10 ポンプユニット
11 燃料ポンプ
12 ポンプケース
14 アース用リード線
15 ポンプフィルタ
20 ポンプユニット取付蓋

Claims (5)

  1. 燃料ポンプを有するポンプユニットを燃料タンクの内部に設けた金属製の燃料タンクにおいて、
    該ポンプユニットに燃料ポンプのマイナス側に接続され車輌ワイヤハーネスと接続するアースリード部材を接続するアース接続部を設け、
    上記サブタンクの外壁、ポンプユニットの外壁又はポンプユニットに取付けられた部品を導電性物質で形成し、導電性物質で形成された部分と上記アース接続部と電気的に接続するアースリード部材を設け、上記導電性物質で形成されたサブタンク、ポンプユニット又はポンプユニットに取付けられた部品を燃料タンクの内面に接触させて燃料タンクの電荷を、上記アースリード部材を経由して車輌ワイヤハーネスに逃すことを特徴とする燃料タンク。
  2. 上記ポンプユニットの上記燃料ポンプに、燃料ポンプに供給する燃料中の異物を取除くポンプフィルタを取付け、該ポンプフィルタを導電性物質で形成し、上記ポンプフィルタを上記燃料タンクの下側タンクの内面に接触させ、上記ポンプフィルタと上記アース接続部とを電気的に接続するアースリード部材を設けた請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 上記サブタンクの外壁又はポンプユニットの外壁を構成するサブタンク又はポンプユニットの全部又は一部を導電性物質で形成し、上記導電性物質で形成された部分を上記燃料タンクの下側タンクの内面に接触させ、上記導電性物質で形成された部分と上記アース接続部とを電気的に接続するアースリード部材を設けた請求項1に記載の燃料タンク。
  4. 上記導電性物質は、導電性ゴム又は導電性樹脂である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の燃料タンク。
  5. 上記導電性物質は、電気抵抗値が10〜10Ωの導電性ゴム又は導電性樹脂である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の燃料タンク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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