JP2011087093A - デジタル移動通信システム - Google Patents
デジタル移動通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011087093A JP2011087093A JP2009237852A JP2009237852A JP2011087093A JP 2011087093 A JP2011087093 A JP 2011087093A JP 2009237852 A JP2009237852 A JP 2009237852A JP 2009237852 A JP2009237852 A JP 2009237852A JP 2011087093 A JP2011087093 A JP 2011087093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semi
- control function
- base station
- control
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】 既存の設備に対して大幅な変更を加えることなく、低コストで統制機能付半固定無線機を複数台とすることができ、これら無線機の替運用によるシステム機能の向上を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】 統制機能付半固定無線機7A、7Bは、基地局無線装置5と統制局設備4の間の回線の切断、または統制局設備4の故障、損壊等により基地局無線設備6が単独動作状態になった折返通信状態時において、基地局無線装置5からの報知により統制機能使用状態となる第1の半固定無線機7Aと、第1の半固定無線機7Aに所定のショートメッセージを発信し、発信後に第1の半固定無線機7Aに代わり統制機能使用状態となるとともに、第1の半固定無線機7Aの統制機能使用状態を終了させる第2の半固定無線機7Bとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 統制機能付半固定無線機7A、7Bは、基地局無線装置5と統制局設備4の間の回線の切断、または統制局設備4の故障、損壊等により基地局無線設備6が単独動作状態になった折返通信状態時において、基地局無線装置5からの報知により統制機能使用状態となる第1の半固定無線機7Aと、第1の半固定無線機7Aに所定のショートメッセージを発信し、発信後に第1の半固定無線機7Aに代わり統制機能使用状態となるとともに、第1の半固定無線機7Aの統制機能使用状態を終了させる第2の半固定無線機7Bとを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デジタル移動通信システムに係り、特に、複数台の統制機能付半固定無線機を簡易な操作で切り替えるための方式に関するものである。
従来のデジタル移動通信システムが適用される例えば防災無線システムでは、統制機能付半固定局は、1基地局設備に対して1局しか設けられていない。つまり、統制機能付半固定局として、複数を切替運用して用いるという概念は存在していなかった。しかし、防災緊急時などにおいては、複数局が切替運用することが信頼性、緊急時の対応の迅速性などから望まれる。なお、デジタル移動通信システムの関連技術として、下記特許文献が知られている。
ところで、従来の技術に代わり、1基地局に複数台数の統制機能付半固定無線機を切替運用させるために、従来技術で知られているように、基地局無線装置で半固定無線装置の状態を管理するようにする場合、これは防災時等、折返通信運用という稀な状態でのみ必要となるのに対して、統制機能付半固定無線機の機能を有効するために、大幅なソフトウェア負荷がかかるものとなる。従って、既設システムへの対応も困難であると思われていた。また、ソフトウェア負荷の増加は、故障率の増加、コスト増加にもつながることとなる。
例えば、図7は、実施の形態で後述する一般的なデジタル移動通信システムを示す系統図である、図8は従来より行われている図7のシステム系統に基づいて、統制機能付半固定無線機の統制機能が使用可能となる状態を示す系統図である。図7においては、統制台1、統制台制御装置2及び統制局制御装置3が設置された統制局設備4と、基地局無線装置5を備えた基地局無線設備6と、基地局無線装置5との間で無線通信を行う統制機能付半固定無線機7とが備えられている。この場合、統制局設備4と基地局無線装置5の間の回線の切断、または統制局設備4の故障、損壊等により基地局無線設備6が単独動作(折返通信)になったとき、従来のシステムでは、1システム内(折返通信運用の場合には当該基地局傘下をシステムとする)に1台しか通信統制機能を持つ無線局(統制機能付半固定無線機7)が存続できないため、切替運用は必須である。
従来のシステムでは、基地局無線装置5と統制局制御装置3の接続が遮断されると、基地局無線装置5の報知信号が「折返通信」を発信する運用状態(以下、折返通信状態という)となる。統制機能付半固定無線機7は、報知信号の「折返通信」を受信すると、統制機能が使用可能となり、被呼番号が「100」となる。ただし、この場合の被呼番号は基地局無線装置5内で読み換えるように予め設定されている。
図8に示される折返通信状態における統制機能付半固定無線機7の呼出番号の遷移によれば、他局8から統制台「呼出番号100」を呼び出すと、折返通信状態の基地局無線装置5は、その呼出番号を「移動局番号AAA」に変換呼出する。
図9は図8の状態で、例えば、統制機能付半固定無線機7A,7Bの2台切替運用を実現させようとした場合の遷移を示す図であり、呼出番号「AAA」の統制機能付半固定無線機を7A(正)、同じく呼出番号「BBB」の統制機能付半固定無線機7Bを(副)と規定し、択一で運用しようとすると、基地局無線装置5では、まず、一つ目として、正、副の稼働状態を管理すること、次に二つ目として、統制機能使用可能状態とした逆側の無線機の統制機能を抑制すること、さらに三つ目として、各状態による呼出番号の変換管理等、多くの演算、判定を行う必要が生じる。さらに、四つ目として、統制機能付半固定無線機の台数が増えると、ソフトウェアの負荷が増加する。
このように、1基地局に複数台数の統制機能付半固定無線機を切替運用させるために、従来技術を援用して、基地局無線装置で半固定無線装置の状態を管理するようにする場合、基地局無線装置側において、大幅な設備等の増設、変更が生じることとなる。
本発明は、既存の設備に対して大幅な変更を加えることなく、低コストで統制機能付半固定無線機を複数台とすることが可能となるデジタル移動通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、移動局設備と通信を行うことができる基地局無線装置と、前記基地局無線装置の通信エリアに設置され、統制局設備の構成装置である統制台の代行運用が可能な機能を持つ複数の半固定無線装置とを備えたデジタル移動系通信システムであって、前記半固定無線装置は、前記基地局無線装置と統制局設備の間の回線の切断、または統制局設備の故障、損壊等により基地局無線設備が単独動作状態になった折返通信状態時において、前記基地局無線装置からの報知により統制機能使用状態となる第1の半固定無線装置と、前記第1の半固定無線装置に所定のショートメッセージを発信し、発信後に前記第1の半固定無線装置に代わり統制機能使用状態となるとともに、前記第1の半固定無線装置の前記統制機能使用状態を終了させる第2の半固定無線装置とを備える。
以上のように、本発明によれば、既存の設備に対して大幅な変更を加えることなく、低コストで統制機能付半固定無線機を複数台とすることができ、これら無線機の替運用によるシステム機能の向上を行うことができ、利便性、拡張性に優れたデジタル移動通信システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のシステムの全体構成を示すブロック図である。
図1について詳述すると、統制台1、統制台制御装置2及び統制局制御装置3が設置された統制局設備4と、基地局無線装置5を備えた基地局無線設備6と、基地局無線装置5との間で無線通信を行う統制機能付半固定無線機(半固定無線装置)7A,7Bとが備えられている。この場合、統制局設備4と基地局無線装置5の間の回線の切断、または統制局設備4の故障、損壊等により基地局無線装置5と統制局制御装置3との接続が遮断されると、基地局無線設備6とその傘下の無線機間が通信できる単独動作(折返通信)となる。本実施の形態では、「折返通信」状態の呼出番号の変換は半固定無線機側で行い、基地局無線機での番号変換は行わない。
図2に示すように、統制機能付半固定無線機7Aは「折返通信」の報知受信で第2呼出番号として「100」の被呼の機能を持つ。ただし、複数台の統制機能付半固定無線機7A,7Bでの切替運用を行う場合には、あらかじめ(正:第1)(副:第2)を設定しておく。図2では「折返通信」の報知受信時の初期状態(通常使用状態)では呼出番号が「AAA」である統制機能付半固定無線機(以下単に「AAA」局という)7Aが(正)、呼出番号が「BBB」である統制機能付半固定無線機(以下単に「BBB」局という)7Bが(副)となり、報知受信の初期においては、(正)の局の呼出番号が「100」となる。
図3において(副)である呼出番号「BBB」局の統制機能付半固定無線機7Bが統制機能を使用し呼出番号「100」として運用状態(統制機能使用状態)となりたい場合は、呼出番号「100」の統制機能使用中の統制機能付半固定無線機7Aに対し、「緊急」ショートメッセージを発信し、「送信完了」をもって、呼出番号「100」となり統制機能使用可能となる。
統制機能使用状態である呼出番号「100」として運用中の「AAA」局は「BBB」局からの「緊急」ショートメッセージの受付けで、統制機能使用状態から脱却し、呼出番号「AAA」である通常の半固定無線機となる。ただし、呼出番号「100」として運用中の「AAA」局が他局との通信中は、「緊急」受信ができないため、「BBB」局の「緊急」発信時は、「100」(「AAA」局)の通話モニタを行い、通話中でないことを確認の上、発信を行うようにすることができる。これは、自動または手動で行うようにする。
図4は、「AAA」局の主要動作を示すフローチャートである。呼出番号「AAA」として運用中である通常運用時に(S1)、基地局無線装置5から「折返通信」の報知受信があると(S2,Y)、統制機能を使用状態とし、呼出番号「100」の運用状態となる(S3)。この運用状態において、「BBB」局から所定のショートメッセージを受信すると(S4,Y)、統制機能使用状態から脱却し、呼出番号「AAA」である通常運用状態の半固定無線機となる(S1)。
図5は、「BBB」局の主要動作を示すフローチャートである。呼出番号「BBB」として運用中である通常運用時に(S11)、呼出番号「100」の統制機能使用局(「AAA」局)にショートメッセージの送信があった場合は(S12、Y)、統制機能を使用状態とし、呼出番号「100」の運用状態となる(S13)。なお、統制機能の使用状態から脱却する場合は、図4に示したステップS4の動作である「AAA」局において「BBB」局からショートメッセージを受信した場合と同様である(S14,Y)。
図6は、基地局無線装置の主要動作を示すフローチャートである。本実施の形態においては、通常運用状態(S21)から「折返通信」の運用状態となると(S22,Y)、(正)の局である「AAA」局に「折返通信」の報知送信を行う(S23)。これが「折返通信」の運用状態が終了するまで継続される(S24、Y)。
本方式により、統制機能付半固定無線機の複数切替運用が必要な場合でも基地局無線装置にソフトウェア負荷を装荷することなく、切替が可能となる。すなわち、切替動作を行うための手段として、従来技術であるショートメッセージの授受を使用することで、複数台の統制機能付無線機の各々の状態を区分し、択一の切替運用を行うための方式を提供することができる。
また、移動局無線装置間でショートメッセージのやり取りを行うことで切替運用を実現することにより、基地局無線装置に大幅な変更を行うことなく、かつ、既設システムに対し、半固定無線局の増設のみ統制機能付半固定の複数台数増設が可能となるようなシステム拡張を可能とすることができる。
1 統制台、2 統制台制御装置、3 統制局制御装置、4 統制局設備、5 基地局無線装置、6 基地局無線設備、7A,7B 統制機能付半固定無線機、8 他局。
Claims (1)
- 移動局設備と通信を行うことができる基地局無線装置と、前記基地局無線装置の通信エリアに設置され、統制局設備の構成装置である統制台の代行運用が可能な機能を持つ複数の半固定無線装置とを備えたデジタル移動系通信システムであって、
前記半固定無線装置は、基地局無線設備が単独動作状態になった折返通信状態時において、前記基地局無線装置からの報知により統制機能使用状態となる第1の半固定無線装置と、
前記第1の半固定無線装置に所定のショートメッセージを発信し、発信後に前記第1の半固定無線装置に代わり統制機能使用状態となるとともに、前記第1の半固定無線装置の前記統制機能使用状態を終了させる第2の半固定無線装置とを備えるデジタル移動系通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237852A JP2011087093A (ja) | 2009-10-15 | 2009-10-15 | デジタル移動通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237852A JP2011087093A (ja) | 2009-10-15 | 2009-10-15 | デジタル移動通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011087093A true JP2011087093A (ja) | 2011-04-28 |
Family
ID=44079726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009237852A Withdrawn JP2011087093A (ja) | 2009-10-15 | 2009-10-15 | デジタル移動通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011087093A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013247523A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム及び基地局 |
JP2014155210A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-25 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム |
-
2009
- 2009-10-15 JP JP2009237852A patent/JP2011087093A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013247523A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム及び基地局 |
JP2014155210A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-25 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN112543468B (zh) | 一种网关设备容灾的方法及通信设备 | |
CN115767447A (zh) | 链路失败处理方法、装置、终端设备和存储介质 | |
JP5295685B2 (ja) | 基地局 | |
US20050245250A1 (en) | Device, system and method for detection of communication disconnection | |
JP2011087093A (ja) | デジタル移動通信システム | |
JP4695680B2 (ja) | 無線通信システム及び通信制御方法 | |
JP4885772B2 (ja) | 地域防災無線システム | |
JPWO2022071571A5 (ja) | ||
JP2018037701A (ja) | 無線通信システム | |
JP5657909B2 (ja) | 移動体通信端末 | |
JP6590276B2 (ja) | 通信装置 | |
JP6528204B2 (ja) | 通信装置 | |
JP2012151564A (ja) | 無線通信システム | |
JP2001145156A (ja) | デュアル待ち受け携帯電話端末 | |
JP4162481B2 (ja) | 無線通信システム | |
JP7359681B2 (ja) | 回線制御装置及び無線通信システム | |
JP5311497B2 (ja) | 無線通信システム | |
JP6275419B2 (ja) | 無線通信システム | |
JP4892594B2 (ja) | 移動通信システムにおける移動機及びセル遷移方法 | |
JP2006279949A (ja) | ネットワーク通信設備及びこれを使用したネットワーク通信システム | |
JP6312235B2 (ja) | 通信装置及び通信方法 | |
JP6118056B2 (ja) | 無線通信システム | |
JP2004207888A (ja) | 無線基地局切替方式 | |
JP2012191307A (ja) | 無線通信システム、通信方法及びプログラム | |
JP2014220553A (ja) | 移動機及び緊急通報実施方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130108 |