JP2011086998A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コスト、小型、高利得のアンテナ装置を提供すること。
【解決手段】接地導体からなる接地板101と、両端のうち一方が給電端であり、線状の導体からなる線状アンテナ部102と、前記線状アンテナ部102の両端のうち他方と電気的に接続され、板状の導体からなるプレート部103a、103bと、前記接地板101に設けられ、前記線状アンテナ部102に対して不平衡信号の給電を行う信号給電手段とを備えるアンテナ装置。
【選択図】図1
【解決手段】接地導体からなる接地板101と、両端のうち一方が給電端であり、線状の導体からなる線状アンテナ部102と、前記線状アンテナ部102の両端のうち他方と電気的に接続され、板状の導体からなるプレート部103a、103bと、前記接地板101に設けられ、前記線状アンテナ部102に対して不平衡信号の給電を行う信号給電手段とを備えるアンテナ装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、線状アンテナ素子を用いたアンテナ装置に関するものである。
近年、無線機能を搭載した家電、携帯機器はデザインや堅牢性などのため、アンテナを筐体に内蔵することが一般的になってきている。基本的なアンテナであるダイポールアンテナは通常半波長の長さが必要であり、筐体寸法が半波長より十分小さい場合、アンテナの小型化が課題となる。
従来、筐体内蔵用アンテナとしては逆F型アンテナやメアンダアンテナ、ヘリカルアンテナなどアンテナエレメントを屈曲させたり、巻くことによりアンテナサイズを小さくしてきた(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
しかしながら上記従来特許文献1、2、3の方法では、アンテナ構造が立体的であるため、コストが高く、サイズが大きくなるという課題があった。また、これらのアンテナ構造をプリント基板上にパターンにて形成してもアンテナの寸法が波長に対して十分小さい場合、十分な性能が得られなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑み、低コスト、小型、高利得のアンテナ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアンテナ装置は、接地導体からなる接地板と、両端のうち一方が給電端であり、線状の導体からなる線状アンテナ部と、前記線状アンテナ部の両端のうち他方と電気的に接続され、板状の導体からなるプレート部と、前記接地板に設けられ、前記線状アンテナ部に対して不平衡信号の給電を行う信号給電手段とを備える。
以上のように、本発明は、低コスト、小型、高利得のアンテナ装置を実現できる。
第1の発明は、接地導体からなる接地板と、両端のうち一方が給電端であり、線状の導体からなる線状アンテナ部と、前記線状アンテナ部の両端のうち他方と電気的に接続され、板状の導体からなるプレート部と、前記接地板に設けられ、前記線状アンテナ部に対して不平衡信号の給電を行う信号給電手段とを備えるアンテナ装置である。
この構成により、低コスト、小型、高利得のアンテナ装置を実現できる。
第2の発明は、第1の発明のアンテナ装置において、線状アンテナ部は接地板および金属筐体面に対して垂直となるように配置され、プレート部は接地板および金属筐体面に対して平行となるように配置された請求項1記載のアンテナ装置である。
この構成により、接地板、金属筐体面の影響が小さいアンテナ装置を実現できる。
第3の発明は、第1および第2の発明のアンテナ装置において、線状アンテナ部の長さは波長の3%以上である請求項1および2記載のアンテナ装置である。
この構成により、高利得のアンテナ装置を実現できる。
第4の発明は、第1から第3の発明のアンテナ装置において、線状アンテナ部の両端のうち他方はプレート部の端で電気的に接続される請求項1から3記載のアンテナ装置である。
この構成により、容量性の低いアンテナ装置を実現できる。
第5の発明は、第1から第4の発明のアンテナ装置において、プレート部は誘電体などの絶縁体で構成された基板の両面に導体からなるパターンで形成され、プレート部と接地板の間にある基板が排除された請求項1から4記載のアンテナ装置である。
この構成により、基板のもつ誘電損による利得劣化の小さいアンテナ装置を実現できる。
以下、本発明のアンテナ装置を実施するための最良の形態について、図面に沿って説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明のアンテナ装置の実施の形態1の詳細について説明する。
以下に、本発明のアンテナ装置の実施の形態1の詳細について説明する。
図1は、本発明のアンテナ装置の構成を示す図である。図1において、基板100は誘電体などの絶縁体で構成されたプリント基板である。基板100の両面に導体からなるパターンが形成される。
接地板101は、接地導体からなる接地板である。接地板101上に無線通信のための送受信回路などが設けられる。
線状アンテナ部102は、線状の導体からなる線状アンテナである。線状アンテナ部102は、その長手方向が接地板101の給電端がある側の辺に対して垂直となるように配
置する。線状アンテナ部102は基板100の片面にパターンとして形成される。また、線状アンテナ部102のうち一方が給電端であり、この給電端と接地板101に設けられた無線通信回路とが電気的に接続され、不平衡給電される。また、線状アンテナ部102のうち他方は、板状の導体からなるプレート部103a、103bと電気的に接続される。
置する。線状アンテナ部102は基板100の片面にパターンとして形成される。また、線状アンテナ部102のうち一方が給電端であり、この給電端と接地板101に設けられた無線通信回路とが電気的に接続され、不平衡給電される。また、線状アンテナ部102のうち他方は、板状の導体からなるプレート部103a、103bと電気的に接続される。
プレート部103a、103bは、線状アンテナ部102の先端と電気的に接続され、接地板101に対して平行となるように配置された板状の導体である。プレート部103a、103bは基板100の両面にパターンとして形成される。
プレート部103aと、基板100の裏面に配置されたプレート部103bはスルーホール104を介して電気的に接続される。これにより、プレート部103a、103bと接地板101の間に生じる容量を大きくすることができる。また図1ではスルーホールは1つのみ示されているが、2つ以上であってもよい。
図1では基板100が両面基板の場合について示しているが、多層基板とし、プレート部を表裏だけでなく内層に複数設けてもよい。また、図1の一点鎖線で示した箇所(図1のAで示される箇所)であるプレート部103a、103bと接地板101の間をくり貫いて形成してもよい。これにより、基板100のもつ誘電損がアンテナの利得劣化へあたえる影響を抑えることができる。
以上のように構成されたアンテナ装置について、その動作を説明する。一般的にダイポールアンテナやモノポールアンテナなどの線状アンテナは良好な放射効率を示すが、アンテナの長さが波長にくらべて十分小さくなると、アンテナの入力インピーダンスは実部が非常に小さくなり、虚部は大きな容量性を示す。このため、アンテナに接続される無線通信回路とのインピーダンス整合時に大きな定数をもつインダクタを使用しなければならない。一般的にインダクタはコンデンサに比べて損失が大きい素子である。使用するインダクタの定数が大きいほど、インダクタの損失が大きくなり、アンテナへ十分に電力を供給できなくなる。
線状アンテナ部102はモノポールアンテナとして動作する。プレート部103a、103bは容量素子として動作し、線状アンテナ部102の先端にプレート部103a、103bを接続することで容量装荷モノポールアンテナとして動作する。これにより入力インピーダンスの容量性を低下させることができる。つまり整合に用いるインダクタの定数を小さくでき、インダクタの損失を低下させることができる。
次に本発明のアンテナ装置の寸法について説明する。周波数953MHz(波長315mm)とし、基板100のサイズが縦50mm、横30mm、プレート部103a、103bの幅が5mm、線状アンテナ部102の中心からの距離bが0mm、接地板101の縦方向の長さを25mmとし、接地板101の縦方向の長さをaだけ長くした場合の計算結果を示す。図2は接地板101の寸法aとアンテナ入力インピーダンスの関係を示す図、図3は接地板101の寸法aと放射効率の関係を示す図である。
接地板101が長くなるほど、線状アンテナ部102が短くなるためアンテナの容量性が大きくなっていることがわかる。また放射効率はaが10mm以上になると大きく低下する。つまり線状アンテナ部102の長さは10mm以上(波長の3%以上)あったほうがよい。
また、aを0mmとし、線状アンテナ部102の中心からの距離bを変化させた場合の計算結果を示す。図4は接地板101の寸法bとアンテナ入力インピーダンスの関係を示
す図、図5は接地板101の寸法bと放射効率の関係を示す図である。
す図、図5は接地板101の寸法bと放射効率の関係を示す図である。
線状アンテナ部102の中心からの距離bを大きくすると、放射効率はあまり変化しないが、アンテナの容量性は低下していることがわかる。つまり、線状アンテナ部102はプレート部103a、103bの端で電気的に接続されたほうがよい。
また、図1において金属筐体面105は本発明のアンテナ装置が内蔵される筐体のうち金属からなる面である。本発明のアンテナ装置はプレート部103a、103bの長手方向が金属筐体面105に対して平行となり、線状アンテナ部102の長手方向が金属筐体面105に対して垂直となるように配置する。アンテナとして動作する部位は線状アンテナ部102のみであり、線状アンテナ部102は金属筐体面105に対して垂直であるため、金属筐体面105に生じるイメージ成分による利得の劣化は生じない。
以上により、低コストであるプリント基板でアンテナを構成でき、アンテナ寸法が波長に対して十分小さい寸法でも容量性を低減できるので高利得のアンテナ装置を実現できる。
本発明のアンテナ装置は、低コスト、小型、高利得のアンテナを実現できる。よって、本発明のアンテナ装置を、例えば、携帯機器に内蔵されるアンテナとして適用できる。
100 基板
101 接地板
102 線状アンテナ部
103a、103b プレート部
104 スルーホール
105 金属筐体面
101 接地板
102 線状アンテナ部
103a、103b プレート部
104 スルーホール
105 金属筐体面
Claims (5)
- 接地導体からなる接地板と、
両端のうち一方が給電端であり、線状の導体からなる線状アンテナ部と、
前記線状アンテナ部の両端のうち他方と電気的に接続され、板状の導体からなるプレート部と、
前記接地板に設けられ、前記線状アンテナ部に対して不平衡信号の給電を行う信号給電手段とを備えるアンテナ装置。 - 線状アンテナ部は接地板および金属筐体面に対して垂直となるように配置され、プレート部は接地板および金属筐体面に対して平行となるように配置された請求項1記載のアンテナ装置。
- 線状アンテナ部の長さは波長の3%以上である請求項1および2記載のアンテナ装置。
- 線状アンテナ部の両端のうち他方はプレート部の端で電気的に接続される請求項1から3記載のアンテナ装置。
- プレート部は誘電体などの絶縁体で構成された基板の両面に導体からなるパターンで形成され、プレート部と接地板の間にある基板が排除された請求項1から4記載のアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009236394A JP2011086998A (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009236394A JP2011086998A (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | アンテナ装置 |
Publications (1)
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JP2011086998A true JP2011086998A (ja) | 2011-04-28 |
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ID=44079653
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JP2009236394A Withdrawn JP2011086998A (ja) | 2009-10-13 | 2009-10-13 | アンテナ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011086998A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016025480A (ja) * | 2014-07-21 | 2016-02-08 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | アンテナ装置 |
-
2009
- 2009-10-13 JP JP2009236394A patent/JP2011086998A/ja not_active Withdrawn
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