JP2011086809A - 半導体装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とで異物の成長量が異なることに起因する半導体装置の歩留まり低下を抑制する。
【解決手段】EUVリソグラフィ用のEUVマスク(多層膜反射マスク)のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量の差に応じて、EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期を決定する。決定された時期が到来した場合にEUVマスクを交換又はクリーニングし、該交換後又はクリーニング後のEUVマスクにEUV光を照射してウエハ上に形成されたレジストにパターンを転写する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法及び製造装置に関する。
半導体集積回路等の半導体装置の製造過程において、微細パターンを基板上に転写する方法としてリソグラフィ技術が用いられている。このリソグラフィ技術には主に投影露光装置が用いられる。投影露光装置に装着したフォトマスクからの露光光を基板上のレジストに照射することによりパターン転写を行うことができる。
近年、デバイスの高集積化や、デバイス動作速度の高速化が要求されており、これらの要求に応えるためにパターンの微細化が進められている。この微細化要求に答えるため、露光波長の短波長化などにより、投影像の解像度を向上する努力がなされている。最近では従来の紫外線よりも1桁以上波長の短いEUV光(Extremely Ultra Violet Light:極端紫外光)を用いた露光法も検討されている。ここで、レンズ収差、画角(視野角)などからの要求もあって、EUV露光法を含めた最先端の露光方式としては、ステッパ方式に代わって、円弧状の露光領域を走査して露光を行うスキャナ方式が主流となっている。
EUVリソグラフィ(Extreme Ultra Violet Lithography)ではオフテレセン(オフテレセントリック)光学系と呼ばれる光学系による露光が行われる。オフテレセンとは、ウエハへの露光を垂直ではなくやや傾いた光線で行うことであり、中心軸はずしの光学系が用いられる。
図3はEUV露光に用いられる一般的な投影露光装置の構成を示す模式図である。
図3に示すように、この投影露光装置1000は、例えば、反射光学系1102と、フォトマスクとしての多層膜反射マスク1103と、反射投影光学系1105と、ウエハ1106側に開口1107が形成された光学系ボックス1104と、を備えている。
図示しないEUV光源から光学系ボックス1104内に入射するEUV光1101は反射光学系1102により向きを変えられ、多層膜反射マスク1103に照射される。
多層膜反射マスク1103は合成石英やLTEM(Low Thermal Expansion Material)と呼ばれる低熱膨張材料上に、例えば、Mo/Siのような多層膜により構成されるEUV反射膜が形成され、その上にTaBNのような材料による吸収体パターンが形成されたものである。
多層膜反射マスク1103に照射されたEUV光は、複数の多層膜ミラーにより構成される反射投影光学系1105及び開口1107を介して、光学系ボックス1104外においてウエハステージ1108上に配置されたウエハ1106に照射される。
このようなEUV露光により多層膜反射マスク1103上のパターンはウエハ1106上に結像される。
反射光学系1102、多層膜反射マスク1103及び反射投影光学系1105を含むこの露光光学系は、光学系ボックス1104内に配置されている。光学系ボックス1104内は周囲に比べ特に高い真空度となるように真空排気されている。これは光学系のコンタミネーション(以下、コンタミと略記)を抑制するためである。
露光光学系は、反射レンズによるケラレを防止するために中心軸はずしの光学系となっている。これは、全てが反射光学系の構成となっている中で広い露光フィールドを得るための工夫である。このためEUV光1101は多層膜反射マスク1103に対し、垂直方向を基準として5°〜6°程度傾けて入射させ、ウエハ1106に対してやや傾いた光線1112で結像する。
EUVリソグラフィでは露光によるマスクへの異物成長、すなわち露光コンタミの成長が大きな問題となっている。上述のように、EUVリソグラフィでは高真空中で露光を行うが、光学系や反射マスクの多層膜反射膜面にカーボンなどの膜が僅かに被着する。
カーボンはEUV光を強く吸収する(EUV光の吸収能が高い)ため、カーボン膜が堆積すると光学反射面や多層膜反射膜面の反射率が大幅に低下するので、露光量が低下する。よって、一定の露光量で露光を繰り返し行うと、次第に転写パターン寸法精度が低下するという問題が生じる。
このため、例えば、特許文献1などに記載されているように、露光コンタミによる露光量減衰を予測し、露光ドーズ調整により上記問題の発生を抑制する方法が提案されている。
また、特許文献2などに記載されているように、露光前にフォトマスクを酸素プラズマにさらしてクリーニングすることにより、上述したような露光量低下を抑制する方法が提案されている。
特開2003−229358号公報 特開2002−15970号公報
EUVリソグラフィにおける露光コンタミの問題を本発明者が詳細に評価、分析した結果、これまで報告されてきた露光量低下の問題とはまた全く別の原因による位置合わせ精度の問題が起こることを見出した。
図2はEUV露光を行ったフォトマスクの要部の断面図である。
図2に示すように、フォトマスクは、多層膜201と、この多層膜201上に形成された吸収体パターン202と、を有する。前述のように、EUV光203は、フォトマスクに対して垂直な方向から約5°〜6°ずれた角度で照射される。
図2では吸収体パターン202における右側が、いわゆる日向面側(日向側)である。日向面側には、EUV照射光が直接照射される。一方、吸収体パターン202における左側が、いわゆる日陰面側(日陰側)である。日陰面側は、EUV照射光に対して陰となる。
図2に示すように、EUV露光を行うと、フォトマスク上には、露光コンタミ膜としてのカーボンコンタミ膜204a、204b、204cが堆積する。
ここで、カーボンコンタミ膜204bは吸収体パターン202の日向側の壁面に堆積したカーボンコンタミ膜であり、カーボンコンタミ膜204cは吸収体パターン202の日陰側の壁面に堆積したカーボンコンタミ膜である。また、カーボンコンタミ膜204aは日向面及び日陰面以外において平坦に堆積したカーボンコンタミ膜である。
図2から分かるように、日向面側に選択的に多くのカーボンコンタミ膜(カーボンコンタミ膜204b)が堆積する。
つまり、フォトマスク上に堆積(成長)するカーボンコンタミ膜204a、204b、204cは、日向側のカーボンコンタミ膜204bが厚くなり、日陰側のカーボンコンタミ膜204cが薄くなる。
本発明者は、このことを詳細な検討から確認した。
カーボン膜はEUV光を強く吸収するため遮光体である。このため、このようなカーボン膜の堆積は、マスクパターン線幅の変化を引き起こすのみならず、パターンの中心位置の変動を引き起こす。
EUVリソグラフィではその露光波長の短さから露光コントラストを十分確保できる。このため、マスクパターンの線幅が変化するだけであれば露光量の調整でウエハ上に十分精度の高いパターン転写を行うことが可能となり、半導体装置を高い歩留まりで製造することができる。
しかし、マスクパターンの中心位置が露光光の日陰側から日向側へ移動すると、露光量を調整するだけではパターン合わせずれにより半導体装置の歩留まりが低下するという問題が起こる。
このように、EUVマスクのパターンにおける日向側と日陰側とで異物(コンタミネーション)の成長量が異なることに起因する半導体装置の歩留まり低下を抑制することは困難だった。
本発明は、EUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期を決定する第1工程と、
前記決定された時期が到来した場合に前記EUVマスクを交換又はクリーニングし、該交換後又はクリーニング後のEUVマスクにEUV光を照射してウエハ上に形成されたレジストにパターンを転写する第2工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
この半導体装置の製造方法によれば、EUV露光に伴いEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにそれぞれ成長する異物の成長量の差に応じてEUVマスクの交換時期又はクリーニング時期を決定し、その時期が到来した場合にEUVマスクを交換又はクリーニングし、該交換後又はクリーニング後のEUVマスクにEUV光を照射してウエハ上に形成されたレジストにパターンを転写するので、EUVマスクのパターンにおける日向側と日陰側とで該パターンに成長(堆積)する異物の成長量が異なることに起因する半導体装置の歩留まり低下を抑制することができる。
また、本発明は、予めウエハ上に形成された第1のパターンに対し、第2のパターンが形成されたEUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクを位置合わせする第1工程と、
前記EUVマスクにEUV光を照射して前記ウエハ上に形成されたレジストに前記第2のパターンを転写する第2工程と、
を有し、
前記第1工程では、前記EUVマスクの前記第2のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクと前記ウエハとの相対位置をオフセットさせることを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
また、本発明は、EUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量を計測する計測部と、
前記日向面側及び前記日陰面側における前記異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期を決定する時期決定部と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造装置を提供する。
また、本発明は、EUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量を計測する計測部と、
前記日向面側及び前記日陰面側における前記異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクの位置のオフセット量を演算するオフセット量演算部と、
予めウエハ上に形成された第1のパターンに対し、前記EUVマスクを前記オフセット量だけオフセットさせて位置合わせする位置合わせ部と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造装置を提供する。
本発明によれば、EUVマスクのパターンにおける日向側と日陰側とで異物の成長量(堆積量)が異なることに起因する半導体装置の歩留まり低下を抑制することができる。
第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の概要の説明図である。 露光コンタミが堆積したマスクパターンの断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置の構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置のブロック図である。 露光コンタミが堆積したマスクパターンのSEM像を示す平面図である。 CD−SEMの信号を示す特性図である。 第1の実施形態における一連の製造工程を説明するための、ウエハ上に形成されるパターンの平面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置のブロック図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置のブロック図である。 EUV光のスキャン露光の態様を示すEUVマスクの平面図である。 EUVマスクにおけるコンタミ堆積量の露光フィールド内における位置依存性を示す図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法により製造する半導体装置としてのNANDゲートを示す図である。 図12のNANDゲートの単位論理セル部の形成に用いられる複数種類のマスクを示す平面図である。 図12のNANDゲートの単位論理セルを示す図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法における素子分離工程(アイソレーション)までの一連の工程を説明するための図であり、それぞれ図14の点線に沿った断面を示す。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法におけるゲート形成工程までの一連の工程を説明するための図であり、それぞれ図14の点線に沿った断面を示す。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法における配線(一部)の形成工程までの一連の工程を説明するための図であり、それぞれ図14の点線に沿った断面を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法の概要の説明図である。このうち図1(a)はマスクパターン(吸収体パターン202)における日向側と日陰側とで露光コンタミの堆積量(成長量)が異なることを示すマスクパターンの平面図である。また、図1(b)は日向側と日陰側と露光コンタミの堆積量の差に応じてマスクパターンの位置補正を行った状態を示すマスクパターンの平面図である。
図2は露光コンタミが堆積したマスクパターン(吸収体パターン202)の断面図である。
図3は一般的な投影露光装置の構成を示す模式図であり、第1の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置1000の説明図を兼ねる。
図4は投影露光装置1000のブロック図である。
図5は露光コンタミが堆積したマスクパターンのSEM像を示す平面図である。
図6はCD−SEMの信号を示す特性図である。
図7は第1の実施形態における一連の製造工程を説明するための、ウエハ上に形成されるパターンの平面図である。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、予めウエハ1106上に形成された第1のパターンに対し、第2のパターンが形成されたEUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスク(多層膜反射マスク1103)を位置合わせする第1工程を有する。更に、EUVマスクにEUV光1101を照射してウエハ1106上に形成されたレジスト(図示略)に第2のパターンを転写する第2工程を有する。第1工程では、EUVマスクの第2のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物(カーボンコンタミ膜204b、204c)の成長量の差に応じて、EUVマスクとウエハ1106との相対位置をオフセットさせる。
また、本実施形態に係る半導体装置の製造装置は、EUVリソグラフィ用のEUVマスク(多層膜反射マスク1103)のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物(カーボンコンタミ膜204b、204c)の成長量を計測する計測部(コンタミ成長量計測部1001)を有する。更に、日向面側及び日陰面側における異物の成長量の差に応じて、EUVマスクの位置のオフセット量を演算するオフセット量演算部1004を有する。更に、予めウエハ1106上に形成された第1のパターンに対し、EUVマスクをオフセット量だけオフセットさせて位置合わせする位置合わせ部(例えば、マスク移動制御部1005及びマスク移動部1006)を有する。
以下、詳細に説明する。
図2に示すように、EUVマスクとしての多層膜反射マスク1103(図3参照)は、多層膜201と、この多層膜201上に形成されたマスクパターンとしての吸収体パターン202と、を有する。
なお、図2と図3では上下が反転している。すなわち、図3における多層膜反射マスク1103の下面が図2では上面となっている。
前述のように、EUV光203は、多層膜反射マスク1103に対して垂直な方向から約5°〜6°ずれた角度で照射される。
すなわち、図2では吸収体パターン202における右側が日向面側であり、左側が日陰面側である。また、図1では吸収体パターン202における上側が日向面側であり、下側が日陰面側である。
図1(a)及び図2に示すように、多層膜反射マスク1103上に堆積(成長)する露光コンタミ膜としてのカーボンコンタミ膜204a、204b、204cは、日向側のカーボンコンタミ膜204bが厚くなり、日陰側のカーボンコンタミ膜204cが薄くなる。
上述のように、カーボン膜はEUV光を吸収する遮光体である。このため、カーボンコンタミ膜204b、204cの堆積は、マスクパターンの線幅の太りを引き起こす。
そこで、本実施形態では、これら日向側及び日陰側のカーボンコンタミ膜204b、204cの厚さの差をモニターし、この差に応じて多層膜反射マスク1103の位置を日陰側にオフセットして(ずらして)露光を行う。
ここで、図1(b)に点線で示す吸収体パターン202の位置は、当初の位置、すなわち、多層膜反射マスク1103に露光コンタミ膜が堆積していない段階での露光時における吸収体パターン202の位置である。
露光を行うことによって多層膜反射マスク1103に露光コンタミ膜が堆積すると、図1(b)に示すように、日向側のカーボンコンタミ膜204bの膜厚13と日陰側のカーボンコンタミ膜204cの膜厚14との差の1/2に相当するオフセット量15だけ、多層膜反射マスク1103の位置を日陰側にオフセットして露光を行う。すなわち、このオフセットにより、吸収体パターン202は図1(b)に点線で示す位置から実線で示す位置に移動する。
図1(b)に示すように多層膜反射マスク1103をオフセットした段階では、当初のマスクパターン(吸収体パターン202)と比較したマスクパターン(吸収体パターン202及びカーボンコンタミ膜204b、204c等の集合体)の太り量は、日向側で太り量18、日陰側で太り量19となり、日向側及び日陰側での太り量18、19を同じ量に制御できる。
レジストとしては、ポジ型(ポジレジスト)及びネガ型(ネガレジスト)の何れも用いることができる。ポジレジストを用いる場合は線太り量に応じて露光量を多くすることにより、また、ネガレジストを用いる場合は線太り量に応じて露光量を少なくすることにより、それぞれ線幅調整を行うことができ、所望の寸法のパターンを所望の位置に転写することができる。
なお、EUV露光は露光波長の短さから微細パターンを高いk1値で形成できることから露光量マージンが大きく、露光ドーズで線幅をコントロールすることが容易である。ここでk1とはNA・d/λで定義されるパラメータであり、dはパターン寸法、NAは投影露光装置の投影光学系の開口数、λは露光波長である。
ここで、露光光としてのEUV光(極端紫外光)の波長について説明する。
例えば、多層膜反射マスク1103の多層膜201がモリブデン膜とシリコン膜との積層膜により構成されている場合、例えば、波長が13nm〜14nmのEUV光が用いられる。具体的には、例えば、波長が13.5nmのEUV光が用いられる。
ただし、多層膜201としては、モリブデン膜とシリコン膜との積層膜以外を用いることもでき、この場合、13nm〜14nmよりも広い波長範囲のEUV光を露光光として用いることができる。
ここで、重ね合わせ露光に用いるレチクルアライメントマークの使用方法について説明する。
重ね合わせ露光においては、下地パターンの位置情報として、ウエハ上に形成したアライメントマークを検出し、その位置に合せてマスクを移動するが、そのマスクの位置を正確に検出するためのレチクルアライメントマークがマスク上に形成されている。このレチクルアライメントマークは、回路パターンが書き込まれた領域の外に形成されるため、この部分のコンタミ生成量はチップ部分のそれに比べ十分小さい。したがって、レチクルアライメントマークにおけるコンタミ成長量はほぼ無視することができるため、マスクの位置合わせに支障がない。また、オフセット量の算出に際しては、例えば、レチクルアライメントマークにおけるコンタミ成長量ではなく、回路パターンにおけるコンタミ成長量を計測し、その計測結果に基づいてオフセット量を算出することができる。
次に、図3及び図4を参照して、第1の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置1000について説明する。
投影露光装置1000の構成のうち、図3に示す各構成は、背景技術で説明したとおりであるため、ここでは説明を省略する。
図4に示すように、投影露光装置1000は、コンタミ成長量計測部1001と、制御部1002と、マスク移動部1006と、露光光としてのEUV光を発光する光源1011と、ウエハステージ移動部1008と、を有している。
制御部1002は、コンタミ成長量差演算部1003と、オフセット量演算部1004と、マスク移動制御部1005と、ウエハステージ移動制御部1007と、露光ドーズ量演算部1009と、露光ドーズ量制御部1010と、を有している。
コンタミ成長量計測部1001は、多層膜反射マスク1103の吸収体パターン202における日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長するコンタミネーション(露光コンタミ)の量(露光コンタミ成長量)を計測する。
コンタミ成長量差演算部1003は、コンタミ成長量計測部1001による計測結果に基づいて、日向側のカーボンコンタミ膜204bの膜厚と、日陰側のカーボンコンタミ膜204cの膜厚と、の差を演算する。
オフセット量演算部1004は、例えば、コンタミ成長量差演算部1003により演算された差の1/2をオフセット量として演算する。
マスク移動制御部1005はマスク移動部1006の動作制御を行い、マスク移動部1006はマスク移動制御部1005の制御下で多層膜反射マスク1103を移動させる。
マスク移動制御部1005が行う動作制御には、露光スキャンを行うための多層膜反射マスク1103の移動制御の他に、オフセット量に応じて多層膜反射マスク1103の位置をオフセットさせるための移動制御が含まれる。
ウエハステージ移動制御部1007は、露光スキャンに際し、多層膜反射マスク1103の移動に同期するようにウエハステージ1108の移動制御を行う。
露光ドーズ量演算部1009は、コンタミ成長量計測部1001により計測されたコンタミ成長量に応じて露光ドーズ量を演算する。
すなわち、ポジレジストを用いる場合は線太り量(=カーボンコンタミ膜204b、204cの膜厚13、14の合計)に応じて露光ドーズ量が多くなるように、また、ネガレジストを用いる場合は線太り量に応じて露光ドーズ量が少なくなるように、それぞれ必要な露光ドーズ量を演算する。
露光ドーズ量制御部1010は、露光ドーズ量演算部1009により演算された露光ドーズ量で露光が行われるように、露光ドーズ量の制御を行う。すなわち、露光ドーズ量を多くするには露光時間を長くし、露光ドーズ量を少なくするには露光時間を短くする。露光時間の調節は、例えば、露光スキャンの速度を調節することにより行う。
露光ドーズ量制御部1010は、露光ドーズ量を多くする場合には、露光スキャンにおける多層膜反射マスク1103及びウエハステージ1108の移動速度を速めるようにマスク移動制御部1005及びウエハステージ移動制御部1007を制御する。一方、露光ドーズ量を少なくする場合には、露光スキャンにおける多層膜反射マスク1103及びウエハステージ1108の移動速度を遅らせるようにマスク移動制御部1005及びウエハステージ移動制御部1007を制御する。
なお、露光ドーズ量の制御は、光源1011としてパルス光源を用いる場合に、パルス幅(1パルスにつき点灯している時間の長さ)は変えずに単位時間当たりのパルス数を変更することによっても行うことができる。すなわち、露光ドーズ量を多くするには単位時間当たりのパルス数を増大させ、露光ドーズ量を少なくするには単位時間当たりのパルス数を減少させる。
このように露光ドーズ量を制御することによって、線幅調整を行うことができ、所望の寸法のパターンをウエハ1106上の所望の位置に転写することができる。
露光コンタミ成長量を計測するコンタミ成長量計測部1001は、例えば、線幅測定用の2次電子像走査型顕微鏡(CD−SEM)と、この2次電子像走査型顕微鏡の2次電子信号に基づいてコンタミ成長量を求める演算部と、を有している。この演算部は、例えば、2次電子像走査型顕微鏡の2次電子信号像のホワイトバンド幅に基づいてコンタミ成長量を求める。
図5にCD−SEMによるマスクパターンの観察像の一例を示す。図5には、図1及び図2における吸収体パターン202、カーボンコンタミ膜204b、204cと対応する箇所に同一の符号を付している。露光時には図5において矢印403の方向に傾斜したEUV光が図5の紙面の手前から奥に向けて照射される。
図5に示すように、日向側のカーボンコンタミ膜204bと対応する画像では、日陰側のカーボンコンタミ膜204cと対応する画像に比べ、2次電子が多く放射されて白く観察されるホワイトバンドの幅が広い。
図6はCD−SEMによる電子像の信号強度を位置依存性としてプロットしたものである。
図6の曲線501は露光コンタミが付着したパターンを観察した場合の信号強度の位置依存性の例を示す。一方、曲線502は露光コンタミが付着していないパターンを観察した場合の信号強度の位置依存性の例を示す。曲線501、502は、寸法が同一のパターンの観察結果を示す。
なお、曲線501、502を見やすくするため、曲線502は曲線501の上側にシフトさせている。
露光コンタミの付着している曲線501と付着していない曲線502とを比較すると、中央の平坦部の幅は同じであるが、外側の位置510は曲線501のほうが広がっていることがわかる。
また、露光コンタミの付着している曲線501の場合、両端部に急峻な山形として形成されたホワイトバンド部511の幅は、日向側(図中右側)が日陰側(図中左側)よりも太い。このホワイトバンド部511の幅は露光コンタミ成長量と相関があるため、この幅をモニターすることにより、露光コンタミ成長量を求めることができる。更に、コンタミ成長量差演算部1003は、この露光コンタミ成長量の差を演算する。
なお、この露光コンタミ成長量の演算結果の露光への反映は、ウエハへの転写ごとに行っても良いし、或いは、事前に一定量露光したマスクでの演算結果を基にマスクへのトータル露光量と露光コンタミ成長量および日向、日陰での成長量差の検量線(予想曲線)を作っておいて実ウエハ転写に反映させても良い。
すなわち、日向面側と日陰面側とにおける露光コンタミ成長量の計測値の差に応じてマスクのオフセットを行っても良いし、日向面側と日陰面側とにおける露光コンタミ成長量の計測値の差に基づいてこの成長量の差の検量線を作っておき、この検量線とトータル露光量から求まる成長量の差に応じてマスクのオフセットを行っても良い。
前者の方法(露光直前実モニター法)は反映精度が高く、後者の方法(検量線法)は簡便で、効率が良いと言う特徴がある。
次に、図7を用いてデバイスへの適用を説明する。図7(a)は作成するデバイスのレイアウト図である。デバイスは、拡散層601、ゲート層(Poly層)608b(図7(f))、コンタクト603、及びビア604を有している。このうちコンタクト603とビア604とは一回の露光で同じ層に同時に形成する。図7(a)には、マスクのパターンにおけるゲート層602aを示している。
マスクの使用開始初期は露光コンタミがないので問題なくこのデバイスを製造することが可能である。露光コンタミが堆積してくるとコンタミ成長量に応じた露光ドーズの調整を行ってもデバイスの歩留まりが低下する。その原因を詳細に調べたところ、図7(b)に示すように、マスクのパターンにおけるゲート層602aの露光コンタミ606aがEUV光605の日向側で厚く、日陰側で薄く堆積していた。ここで、露光コンタミ606aの測定は前述のCD−SEMを用いて行うことができる。この方法の結果は、TEM計測でも裏付けられている。なお、TEMは破壊検査になるが、CD−SEMの評価は非破壊検査という特徴がある。
この露光コンタミ606aのために、マスクのゲート層602aを露光する際に露光量の調整を行って寸法コントロールを十分行っても、図7(c)に示すように、形成されたゲート層608aの位置がコンタクト603やビア604に対してシフトする。このため、ゲート層608aと、コンタクト603やビア604との間隔609a、610aを十分確保できずLWR(Line Width Variation)や寸法バラツキ、露光時のオーバーレイバラツキなどにより電気的リーク等の問題を生じる。これが歩留まり低下の原因であった。
そこで、本実施形態では、図7(d)に示すように、マスクのゲート層602aを露光する際、日陰日向での露光コンタミ成長量の計測値、あるいは事前検討による露光コンタミ差推定量に基づいてマスクの位置を日向側から日陰側にシフトさせて露光を行う。つまり、マスクのゲート層602aを図7(d)に示す位置602bにシフトさせて露光を行う。
この露光の際には図7(e)に示すように露光コンタミ606bが堆積しているため、露光ドーズを調整して所望の寸法となるようにする。その結果を示したのが図7(f)であり、適切に位置補正されたゲート608bを形成することができる。すなわち、ゲート608bとコンタクト603及びビア604との間隔609b、610bを十分に確保することができる。そのため、高い歩留まりでデバイスを製造することができる。
このように、第1の実施形態では、予めウエハ1106上に形成された第1のパターン(例えば、図7(d)のコンタクト603或いはビア604)に対し、第2のパターン(例えば、図7(d)のゲート層602a)が形成されたEUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクを位置合わせする第1工程と、このEUVマスクにEUV光605を照射してウエハ1106上に形成されたレジストに第2のパターンを転写する第2工程と、を有する。そして、第1工程では、EUVマスクの第2のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長するコンタミネーションの量の差に応じて、EUVマスクとウエハ1106との相対位置をオフセットさせる。
このような第1の実施形態によれば、EUV露光に伴いEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにそれぞれ成長するコンタミネーションの成長量の差に応じてEUVマスクとウエハ1106との相対位置をオフセットさせるので、EUVマスクのパターンにおける日向側と日陰側とで該パターンに成長(堆積)するコンタミネーションの量が異なることに起因する半導体装置の歩留まり低下を抑制することができる。
〔第2の実施形態〕
図8は第2の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置2000の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、EUVリソグラフィ用のEUVマスク(多層膜反射マスク1103)のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物(カーボンコンタミ膜204b、204c)の成長量の差に応じて、EUVマスク(多層膜反射マスク1103)の交換時期又はクリーニング時期を決定する第1工程を有する。更に、決定された時期が到来した場合にEUVマスクを交換又はクリーニングし、該交換後又はクリーニング後のEUVマスクにEUV光を照射してウエハ1106上に形成されたレジストにパターンを転写する第2工程を有する。
また、本実施形態に係る半導体装置の製造装置は、EUVリソグラフィ用のEUVマスク(多層膜反射マスク1103)のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物(カーボンコンタミ膜204b、204c)の成長量を計測する計測部(コンタミ成長量計測部1001)を有する。更に、日向面側及び日陰面側における異物の成長量の差に応じて、EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期を決定する時期決定部(マスク交換時期判定部2001)を有する。
以下、詳細に説明する。
図8に示すように、本実施形態の場合、投影露光装置2000は、制御部1002がオフセット量演算部1004(図4)を備えていない代わりに、マスク交換時期判定部2001、交換時期報知制御部2002及び交換時期報知部2003を備えている点でのみ図4に示す投影露光装置1000と相違し、その他の点では投影露光装置1000と同様に構成されている。
マスク交換時期判定部2001は、コンタミ成長量差演算部1003により演算された差が許容範囲を超えた場合に、マスクの交換時期が到来したと判定する。
交換時期報知制御部2002は、マスク交換時期判定部2001がマスクの交換時期が到来したと判定した場合に、交換時期報知部2003に交換時期の報知を行わせる。
交換時期報知部2003は、例えば、音声報知或いは表示報知などによって、交換時期の報知動作を行う。
半導体製造を行う作業者は、交換時期報知部2003により交換時期が報知されると、マスクの交換時期が到来したことを認識できる。
交換時期報知部2003により交換時期が報知される都度、EUVマスクの交換を行い、交換後のEUVマスクにEUV光を照射してウエハ1106上に形成されたレジストにパターンを転写する。これにより、半導体装置を高い歩留まりで製造することができる。
なお、コンタミ成長量差演算部1003により演算された差に基づいて、上述の検量線法と同様にマスク交換時期を予測により決定し、この決定した交換時期が到来した場合に、EUVマスクの交換を行うようにしても良い。
以上のような第2の実施形態によれば、日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長するコンタミネーションの量の関係に応じて、EUVマスクの交換時期を決定し、決定された時期が到来した場合にEUVマスクを交換し、該交換後のEUVマスクにEUV光を照射してウエハ上に形成されたレジストにパターンを転写するので、EUVマスクのパターンにおける日向側と日陰側とで該パターンに成長するコンタミネーションの成長量が異なることに起因する半導体装置の歩留まり低下を抑制することができる。
なお、第2の実施形態では、マスクの交換の代わりにマスクのクリーニングを行うようにしても良い。
マスクのクリーニング方法としては、オゾン或いは原子状水素などを用いたドライクリーニング、アンモニア添加の過酸化水素水、オゾン水或いは硫酸過水などを用いたウエットクリーニングなどが挙げられる。
〔第3の実施形態〕
図10はEUVスキャン露光の様子を説明する模式的な説明図であり、マスク上のパターンに対する露光光の照射態様を示す。
EUVリソグラフィでは、上述のように反射鏡のみを組み合わせた投影光学系を用いるが、反射鏡による露光ケラレを防止する観点から円弧上のスリット(図示略)を介して露光光をマスク上に照射する。このため、図10に示すように、マスク上に照射される露光光の領域、すなわち露光フィールド301は、円弧状となる。
このような露光フィールド301にてEUV光302a、302b、302cをマスク上に照射しながらマスクを図10の矢印310の方向に移動させることにより、スキャン露光を行うことができる。
露光フィールド301に対してEUV光302a〜302cはほぼ垂直に照射される。すなわち、EUV光302a〜302cは概ね図10の紙面の手前から奥に向けて照射される。
ただし、上述のように、EUV光302a〜302cは、マスクに対して約5〜6°傾斜した入射角で照射される。この傾斜方向は、図10の矢印310の方向である。
この入射角の傾斜に起因して、図10のパターン304a〜304cの辺305Cが日向側、辺305Dが日陰側となる。
また、EUV光302a〜302cは、露光フィールド301の円弧形状の中心点(図10の下方に位置する)に向けて集光するような集光光となっている。
このため、露光フィールド301における幅方向位置に応じてEUV光302a〜302cはそれぞれ入射方向が異なる。
すなわち、図10に示すように、露光フィールド301の図中における左側部分303aには、露光フィールド301の中央寄りに向くように左に傾いたEUV光302aが入射される。同様に、露光フィールド301の図中における右側部分303cには、露光フィールド301の中央寄りに向くように右(EUV光302cとは反対)に傾いたEUV光302cが入射される。
図11は上記の第1の実施形態で説明した検出方法により、パターン304a〜304cの各辺305A〜305Dにおける露光コンタミ成長量を測定した結果を示す。
図11に示すように、露光コンタミ成長量は、日向側の辺305Cで多く、日陰側の辺305Dで少ない。ただし、日向側の辺305Cの中でも、露光フィールド301の中央部303bでは露光コンタミ成長量が多くなり、両端では露光コンタミ成長量が少なくなる。
このような露光フィールド301内での位置に応じた露光コンタミ成長量のバラツキが小さいうちは、第1の実施形態で説明したようなマスク位置のオフセットだけで、露光の位置精度をデバイス的に許容される範囲に収めることができ、デバイスを十分な歩留まりで製造することができる。
しかし、露光を繰り返すうちに、露光フィールド301内での位置に応じた露光コンタミ成長量のバラツキが次第に大きくなると、第1の実施形態で説明したようなマスク位置のオフセットだけでは、露光の位置精度をデバイス的に許容される範囲に収めることができなくなり、デバイスの歩留まりが低下する。
そこで、本実施形態では、上記の第1の実施形態と同様に日陰側と日向側での露光コンタミ成長量の差に応じてマスクの位置をオフセットさせるだけでなく、露光フィールド301における中央部303bと端部(左側部分303aの左端部又は右側部分303cの右端部)での露光コンタミ成長量の差をモニターし、この差が許容値を超えた場合にはマスクのクリーニング又は交換を行う。
図9は第3の実施形態に係る半導体装置の製造装置としての投影露光装置3000のブロック図である。
投影露光装置3000は、以下に説明する点でのみ投影露光装置1000(図4)と相違し、その他の点は投影露光装置1000と同様である。
本実施形態の場合、コンタミ成長量計測部1001は、露光フィールド301の中央部と端部での露光コンタミ成長量も計測し、これら計測結果をコンタミ成長量差演算部1003へ出力する。
本実施形態の場合、コンタミ成長量差演算部1003は、露光フィールド301の中央部と端部での露光コンタミ成長量の差も演算する。
投影露光装置3000は、投影露光装置1000の各構成に加えて、マスク交換時期判定部2001、交換時期報知制御部2002及び交換時期報知部2003を備えている。
マスク交換時期判定部2001には、コンタミ成長量差演算部1003から、露光フィールド301の中央部と端部での露光コンタミ成長量の差の演算結果が入力される。
マスク交換時期判定部2001は、コンタミ成長量差演算部1003から入力される露光コンタミ成長量の差が予め定められた許容範囲を超えた場合に、マスクの交換時期が到来したと判定し、その旨を交換時期報知制御部2002に通知する。
交換時期報知制御部2002は、第2の実施形態と同様に交換時期報知部2003に報知動作を行わせる。
許容範囲の具体的な例としては、マスク線幅の1/10を目安とすることが挙げられる。なお、露光フィールド301の中央部と端部のコンタミ成長量の差は、露光フィールド301内における照明光強度の不均一性によっても生ずるが、露光装置の仕様により、その不均一性は通常±1%程度に抑えられており、許容量に比べて十分小さい。
以上のような第3の実施形態によれば、EUV光の露光フィールド301における中央部と端部でのコンタミネーションの成長量の差が許容範囲を超えた場合に、EUVマスクの交換時期が到来したと判断するので、EUVスキャン露光における露光コンタミによるパターン転写位置ずれによる半導体装置の歩留まり低下を防止することが可能となる。
なお、第3の実施形態でも、マスクの交換の代わりにマスクのクリーニングを行うようにしても良い。
〔第4の実施形態〕
本実施形態では、半導体集積回路を製造する例について説明する。
図12は半導体集積回路の一例として2入力のNANDゲート回路NDを示す図であり、このうち図12(a)はシンボル図、図12(b)は回路図、図12(c)はレイアウト平面を示す。
図12(c)において一点鎖線で囲まれた部分は単位セル110である。この単位セル110は、p型ウエル領域PWの表面のn型半導体領域111n上に形成された2個のnチャネルMOS部Qn(図12(b))と、n型ウエル領域NWの表面のp型半導体領域111p上に形成された2個のpチャネルMOS部Qp(図12(b))と、を有している。
この単位セル110を作製するためには、図13に示すようなマスクM1〜M6を順次用いて、パターン転写を繰り返し行う。このうち、マスクM4〜M6は微細かつ寸法精度が要求される。このため、マスクM4〜M6のパターン転写はEUVリソグラフィにより行う。
一方、マスクM1〜M3は比較的大きなサイズのパターンを有しているので、光リソグラフィ(EUVリソグラフィでない通常のフォトリソグラフィー)によりパターン転写を行う。
EUVリソグラフィ用マスク(マスクM4〜6)は、それぞれ、多層膜部(EUV光反射部)101d、101e、101fと、吸収体部102d、102e、102fと、を有している。
また、光リソグラフィ用マスク(マスクM1〜3)は、それぞれ、多層膜部(光反射部)101a、101b、101cと、吸収体部102a、102b、102cと、を有している。
図14は図12(c)と同様のレイアウトを示す。
図15、図16はpチャネルMOS部Qp、nチャネルMOS部Qnを形成するまでの工程を説明するための工程図であり、図14における点線に沿った断面図である。
先ず、P型のシリコン結晶により構成されたウエハS(W)上に、例えばシリコン酸化膜により構成される絶縁膜115を酸化法によって形成した後、その上に例えばシリコン窒化膜116をCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって堆積し、更にその上にレジスト膜117を形成する(図15(a))。
次に、マスクM1を用いて露光現像処理を行なってレジストパターン117aを形成する(図15(b))。
次に、レジストパターン117aをエッチングマスクとして、レジストパターン117aから露出する絶縁膜115及びシリコン窒化膜116を順次に除去することによりウエハS(W)表面に溝118を形成し、更にレジストを除去する(図15(c))。
次に、例えば酸化シリコンにより構成される絶縁膜119をCVD法等によって堆積する(図15(d))。
次に、例えば化学機械研磨法(CMP:Chemical Mechanical Polishing)等によって平坦化処理を施すことにより、素子分離構造SGを形成する(図15(e))。
なお、ここでは、素子分離構造SGが溝型分離構造としているが、この例に限定されることなく、例えばLOCOS(Local Oxidization of Silicon)法によるフィールド絶縁膜で素子分離構造SGを構成しても良い。
次に、マスクM2を用いて露光現像処理を行なってレジストパターン117bを形成する。このレジストパターン117bは、n型ウエル領域を形成すべき領域が露出するように形成する。次に、レジストパターン117bをマスクとしてリンまたはヒ素等をイオン注入してn型ウエル領域NWを形成する(図16(a))。
同様に、マスクM3を用いた露光現像処理によりレジストパターン117cを形成した後、例えばホウ素等をイオン注入してp型ウエル領域PWを形成する(図16(b))。
次に、酸化シリコン膜により構成されるゲート絶縁膜120を厚さ2nmに形成し、さらにその上に多結晶シリコンおよびタングステンにより構成される層112をCVD法等によって堆積する(図16(c))。
次に、レジスト塗布後、マスクM4を用いた露光現像処理によりレジストパターン117dを形成する。次に、このレジストパターン117dを用いた層112のエッチングと、レジストパターン117dの除去とをこの順に行うことにより、ゲート絶縁膜120およびゲート電極112Aを形成する(図16(d))。
次に、nチャネルMOS用の高不純物濃度のn型半導体領域111nと、pチャネルMOS用の高不純物濃度のp型半導体領域111pとを、イオン打ち込み或いは拡散法により、ゲート電極112Aに対して自己整合的に形成する。これらn型半導体領域111n及びp型半導体領域111pは、ソース領域、ドレイン領域及び配線層として機能する。
こうして、2個のnチャネルMOS部Qnと2個のpチャネルMOS部Qpとが形成される(図16(e))。
以上の工程により、配線を適宜選択することにより2入力のNANDゲート群を制作することができる。ここで、配線の形状をかえれば、例えばNORゲート回路等、他の回路を形成できることは言うまでもない。
以下、図13(e)、(f)に示すマスクM5、M6を用いて行う2入力のNANDゲートの製造方法の例を引き続き説明する。
図17も図14における点線に沿った断面図であり、配線形成工程を示している。
先ず、2個のnチャネルMOS部Qnと2個のpチャネルMOS部Qpの上に、層間絶縁膜121aをCVD法で堆積する(図17(a))。
次に、レジストを塗布し、マスクM5を用いた露光現像処理によりレジストパターン117eを形成した後、エッチング処理によりコンタクトホールCNTを形成する(図17(b))。
次に、レジストパターン117eを除去した後、タングステンやタングステン合金等または銅等の金属をコンタクトホールCNTに埋め込み、CMPを行って金属層113を形成する(図17(c))。
次に、層間絶縁膜130を被着後、レジストを塗布し、マスクM6を用いた露光現像処理によりレジストパターン117fを形成する。次に、レジストパターン117fを介した層間絶縁膜130のエッチングを行う(図17(d))。
次に、レジストパターン117fの除去と、導電膜被着と、CMP処理と、をこの順に行うことにより、配線113A〜113Cを形成する(図17(e))。
次に、層間絶縁膜121bを形成し、更に他のマスク(図示せず)を用いてスルーホールであるVIA及び上層の配線114Aを形成する(図17(f))。
その後、配線のパターン形成を必要回数行って多層配線層を形成し、この多層配線層により素子間を結線することによって、半導体集積回路装置を製造することができる。
この一連の工程でEUVリソグラフィにおけるマスクM4、M5、M6の位置合わせは、ゲート絶縁膜120およびゲート電極112A形成用のマスクM4は素子分離構造SGに対して合わせることにより行い、コンタクトホール形成用のマスクM5はゲート電極112A(マスクはマスクM4)に対して合わせることにより行い、配線113A〜113C形成用のマスクM6はコンタクトホールCNT(マスクはマスクM5)に対して合わせることにより行う。したがってゲート電極112Aと素子分離構造SGとの位置合わせは光リソグラフィとEUVリソグラフィとのミックスアンドマッチングである。また、ゲート電極112AとコンタクトホールCNTとの位置合わせ、並びに、コンタクトホールCNTと配線113A〜113Cとの位置合わせはEUVリソグラフィ同士の合わせマッチングである。
ここで、本実施形態においては、第1の実施形態で説明したように、マスクM4、M5、M6の露光コンタミをCD−SEMを使った方法で定期的にモニターし、位置合わせに際しては、日向側と日陰側とのコンタミ成長量差に応じてマスクM4、M5、M6の位置をオフセットさせて露光を行う。
また、第3の実施形態で説明したように、露光フィールド301の中央部と端部での露光コンタミ成長量の差が許容範囲を超えた場合にマスクの交換又はクリーニングを行う。具体的な一例としては、例えば、配線のハーフピッチが32nmで、露光装置の縮小倍率が1/4の場合には、マスク上線幅は128nmとなり、許容範囲はその1/10の13nmとすることが挙げられる。
以上の方法により露光枚数によらず常にマスク露光開始初期と同等の高い歩留まりを得ることができる。
以上のような第4の実施形態によれば、EUV露光同士の重ね合わせ、およびEUV露光と光露光との重ね合わせを伴う半導体装置の製造においても、EUV露光コンタミによるパターン転写位置ずれによる半導体装置の歩留まり低下を防止することが可能となる。
なお、マスクM4〜M6の交換又はクリーニング時期は日向側と日陰側との露光コンタミ成長量の差に応じて決定しても良い。
また、多層膜反射マスク1103の交換時期又はクリーニング時期については、第2の実施形態と第3の実施形態とを併用して決定しても良い。すなわち、第2の実施形態の手法により決定される時期と第3の実施形態の手法により決定される時期のうちの何れか早い時期に、多層膜反射マスク1103の交換又はクリーニングを行うことも有効である。
また、露光コンタミ成長量を検出するための専用パターンを、ダイシング領域に設けてもよい。専用パターンとしている為、日向側と日陰側のコンタミ成長を検出しやすい形状とすることができる上に、ダイシング領域に形成されている為、回路パターン、すなわち製品パターンがおかれるチップ領域を狭めることがないという利点を有する。
10 マスクパターン
13、14 膜厚
15 オフセット量
18、19 太り量
101a、101b、101c、101d、101e、101f 多層膜部
102a、102b、102c、102d、102e、102f 吸収体部
110 単位セル
111n n型半導体領域
111p p型半導体領域
112 層
112A ゲート電極
113 金属層
113A、113B、113C 配線
114A 配線
115 絶縁膜
116 シリコン窒化膜
117 レジスト膜
117a、117b、117c、117d、117e、117f レジストパターン
118 溝
119 絶縁膜
120 ゲート絶縁膜
121a、121b 層間絶縁膜
130 層間絶縁膜
201 多層膜
202 吸収体パターン
203 EUV光
204a、204b、204c カーボンコンタミ膜
301 露光フィールド
302a、302b、302c EUV光
303a 左側部分
303b 中央部
303c 右側部分
304a、304b、304c パターン
305A、305B、305C、305D 辺
310、403 矢印
501、502 曲線
510 位置
511 ホワイトバンド部
601 拡散層
602a ゲート層
603 コンタクト
604 ビア
605 EUV光
606a、606b 露光コンタミ
608a、608b ゲート層
609a、609b、610a、610b 間隔
1000 投影露光装置
1001 コンタミ成長量計測部
1002 制御部
1003 コンタミ成長量差演算部
1004 オフセット量演算部
1005 マスク移動制御部
1006 マスク移動部
1007 ウエハステージ移動制御部
1008 ウエハステージ移動部
1009 露光ドーズ量演算部
1010 露光ドーズ量制御部
1011 光源
1101 EUV光
1102 反射光学系
1103 多層膜反射マスク
1104 光学系ボックス
1105 反射投影光学系
1106 ウエハ
1107 開口
1108 ウエハステージ
1112 光線
2000 投影露光装置
2001 マスク交換時期判定部
2002 交換時期報知制御部
2003 交換時期報知部
3000 投影露光装置
M1、M2、M3、M4、M5、M6 マスク

Claims (14)

  1. EUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期を決定する第1工程と、
    前記決定された時期が到来した場合に前記EUVマスクを交換又はクリーニングし、該交換後又はクリーニング後のEUVマスクにEUV光を照射してウエハ上に形成されたレジストにパターンを転写する第2工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記日向面側と前記日陰面側とにおける前記異物の成長量の差が許容範囲を超えた場合に、前記EUVマスクの前記交換時期又は前記クリーニング時期が到来したと判断することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1工程では、前記日向面側と前記日陰面側とにおける前記異物の成長量の差に基づいて、該成長量の差が許容範囲を超える時期を予測により決定することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 予めウエハ上に形成された第1のパターンに対し、第2のパターンが形成されたEUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクを位置合わせする第1工程と、
    前記EUVマスクにEUV光を照射して前記ウエハ上に形成されたレジストに前記第2のパターンを転写する第2工程と、
    を有し、
    前記第1工程では、前記EUVマスクの前記第2のパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクと前記ウエハとの相対位置をオフセットさせることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記EUV光の露光フィールドにおける中央部と端部での前記異物の成長量の差が許容範囲を超えた場合に、前記EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期が到来したと判断することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記異物の成長量を、走査型電子顕微鏡の2次電子信号に基づいて求めることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記異物の成長量を、CD−SEM(Critical Dimension Scanning Electron Microscope)の2次電子信号像のホワイトバンド幅に基づいて求めることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. EUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量を計測する計測部と、
    前記日向面側及び前記日陰面側における前記異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期を決定する時期決定部と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  9. 前記時期決定部は、前記日向面側と前記日陰面側とにおける前記異物の成長量の差が許容範囲を超えた場合に、前記EUVマスクの前記交換時期又は前記クリーニング時期が到来したと判断することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造装置。
  10. 前記時期決定部は、前記日向面側と前記日陰面側とにおける前記異物の成長量の差に基づいて、該成長量の差が許容範囲を超える時期を予測により決定することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造装置。
  11. EUV(Extremely Ultra Violet)リソグラフィ用のEUVマスクのパターンにおける日向面側と日陰面側とにEUV露光に伴いそれぞれ成長する異物の成長量を計測する計測部と、
    前記日向面側及び前記日陰面側における前記異物の成長量の差に応じて、前記EUVマスクの位置のオフセット量を演算するオフセット量演算部と、
    予めウエハ上に形成された第1のパターンに対し、前記EUVマスクを前記オフセット量だけオフセットさせて位置合わせする位置合わせ部と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造装置。
  12. 前記EUV光の露光フィールドにおける中央部と端部での前記異物の成長量の差が許容範囲を超えた場合に、前記EUVマスクの交換時期又はクリーニング時期が到来したと判断することを特徴とする請求項8乃至11の何れか一項に記載の半導体装置の製造装置。
  13. 前記計測部は、
    前記EUVマスクのパターンを撮像する走査型電子顕微鏡と、
    前記走査型電子顕微鏡の2次電子信号に基づいて前記異物の成長量を求める演算部と、
    を有することを特徴とする請求項8乃至12の何れか一項に記載の半導体装置の製造装置。
  14. 前記走査型電子顕微鏡はCD−SEM(Critical Dimension Scanning Electron Microscope)であり、
    前記演算部は前記CD−SEMの2次電子信号像のホワイトバンド幅に基づいて前記異物の成長量を求めることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造装置。
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