JP2011086444A - 高耐熱性面状ヒーター - Google Patents
高耐熱性面状ヒーター Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011086444A JP2011086444A JP2009237213A JP2009237213A JP2011086444A JP 2011086444 A JP2011086444 A JP 2011086444A JP 2009237213 A JP2009237213 A JP 2009237213A JP 2009237213 A JP2009237213 A JP 2009237213A JP 2011086444 A JP2011086444 A JP 2011086444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- high heat
- planar
- rubber layer
- silicon rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Surface Heating Bodies (AREA)
Abstract
【課題】従来の面状ヒーターは最高使用温度が低く、また、高温での内部破壊、膨れ、剥離が多い欠点があった。
【解決手段】本発明の高耐熱性面状ヒーターは、面状金属発熱体1と、この面状金属発熱体1を包むシリカを主成分とするシリコンラバー層2と、このシリコンラバー層2を包むガラスクロス3とより成る。また、本発明の高耐熱性面状ヒーターは、面状金属発熱体1と、この面状金属発熱体1の一方の面を順次に被覆する、シリカを主成分とするシリコンラバー層2とガラスクロスとより成り、上記面状の金属発熱体1の他方の露出面が被加熱物に加硫剤を含有するシリコン溶液により直接加硫接着される。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の高耐熱性面状ヒーターは、面状金属発熱体1と、この面状金属発熱体1を包むシリカを主成分とするシリコンラバー層2と、このシリコンラバー層2を包むガラスクロス3とより成る。また、本発明の高耐熱性面状ヒーターは、面状金属発熱体1と、この面状金属発熱体1の一方の面を順次に被覆する、シリカを主成分とするシリコンラバー層2とガラスクロスとより成り、上記面状の金属発熱体1の他方の露出面が被加熱物に加硫剤を含有するシリコン溶液により直接加硫接着される。
【選択図】図1
Description
本発明は、高耐熱性面状ヒーター、特に、常用使用温度が略350℃最高使用温度が略400℃と高い高耐熱性面状ヒーターに関するものである。
従来の面状ヒーターはシリコン面状ヒーターに代表されるように常用使用温度がせいぜい250℃である。このような従来の面状ヒーターとしては特許文献1がある。
上記従来既知の面状ヒーターでは金属発熱体の外周面をシリコンラバー層によって被覆し、このシリコンラバー層を加熱して上記シリコンラバー層に含まれている加硫剤に粘着性を生ぜしめ、上記面状ヒーターを被加熱物へ直接加硫接着せしめているが、加熱効率が悪く、常用使用温度が250℃程度と低く、300℃を超えるようになるとヒーター表面および層間に内部破壊、膨れ、剥離を生ずる欠点があった。
また、上記金属発熱体の一面を露出せしめ、この露出面を、加硫剤を含有するシリコン溶液によって被加熱物に直接加硫接着するようにしたものでは耐熱性は優れているが、シリコン溶液とシリコンラバーの耐熱性を超えた温度で使用することはできず、また、高温では接着部の柔軟性が損なわれ、内部破壊、膨れ、剥離等を生ずる欠点があった。
本発明の目的は上記従来の問題を解決することにある。
本発明の高耐熱性面状ヒーターは、面状金属発熱体と、この面状金属発熱体を包むシリカを主成分とするシリコンラバー層と、このシリコンラバー層を包むガラスクロスとより成ることを特徴とする。
また、本発明の高耐熱性面状ヒーターは、面状金属発熱体と、この面状金属発熱体の一方の面を順次に被覆する、シリカを主成分とするシリコンラバー層とガラスクロスとより成り、上記面状金属発熱体の他方の露出面が被加熱物に加硫剤を含有するシリコン溶液により直接加硫接着されていることを特徴とする。
本発明の高耐熱性面状ヒーターによれば耐熱性が向上し、常用使用温度を略350℃、最高使用温度を略400℃に迄高めることができる。
また、加硫接着が可能なため、異形品にも直接貼り付けることが可能となる。
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては、図1に示すように面状金属発熱体1の両面をシリカを主成分とするシリコンラバー層2で包み、このシリコンラバー層2の外面を更にガラスクロス3で包んで高耐熱性面状ヒーター4を形成せしめる。
上記本発明の高耐熱性面状ヒーターによれば耐熱性が向上し、常用使用温度を略350℃、最高使用温度を略400℃に迄高めることができる。
また、加熱後の硬化によるヒーター表面及び層間に内部破壊、膨れ、剥離が生じないようになる。
本発明の他の実施例においては、図2に示すように面状金属発熱体1の一方の面をシリカを主成分とするシリコンラバー層5とガラスクロス6によって順次に被覆し、上記面状金属発熱体1の他方の面を露出せしめて高耐熱性面状ヒーター7を形成しこの高耐熱性面状ヒーター7の上記露出面を石英バス、石英チューブ、金属配管、金属ボックス等の被加熱物8に加硫材を含有する耐熱性、難燃性のシリコン溶液9により直接加硫接着せしめる。
本発明のこの実施例によれば加硫接着が可能なため、異形品にも直接貼り付けることが可能となる。
本発明の高耐熱性面状ヒーターは、例えば以下のものに利用できる。
1.石英バス、石英チューブ、金属配管、金属ボックス等の被加熱物へ直接加硫接着し使用する液体・気体の高耐熱性が要求される加熱装置。
2.被加熱物で直接挟み込んで使用するホットプレート、液晶硬化炉、静電チャックヒーター等の高耐熱性が要求される製品。
3.250℃以上で使用すると絶縁・耐圧が劣るようになるマイカヒーターの代替品。
1 金属発熱体
2 シリコンラバー層
3 ガラスクロス
4 高耐熱性面状ヒーター
5 シリコンラバー層
6 ガラスクロス
7 高耐熱性面状ヒーター
8 被熱物
9 耐熱性シリコン溶液(加硫接着剤)
2 シリコンラバー層
3 ガラスクロス
4 高耐熱性面状ヒーター
5 シリコンラバー層
6 ガラスクロス
7 高耐熱性面状ヒーター
8 被熱物
9 耐熱性シリコン溶液(加硫接着剤)
Claims (2)
- 面状金属発熱体と、この面状金属発熱体を包むシリカを主成分とするシリコンラバー層と、このシリコンラバー層を包むガラスクロスとより成ることを特徴とする高耐熱性面状ヒーター。
- 面状金属発熱体と、この面状金属発熱体の一方の面を順次に被覆する、シリカを主成分とするシリコンラバー層とガラスクロスとより成り、上記面状金属発熱体の他方の露出面が被加熱物に加硫剤を含有するシリコン溶液により直接加硫接着されていることを特徴とする高耐熱性面状ヒーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237213A JP2011086444A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 高耐熱性面状ヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237213A JP2011086444A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 高耐熱性面状ヒーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011086444A true JP2011086444A (ja) | 2011-04-28 |
Family
ID=44079245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009237213A Pending JP2011086444A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 高耐熱性面状ヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011086444A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103720088A (zh) * | 2012-10-16 | 2014-04-16 | 沙嫣 | 防寒电热手套 |
CN111885756A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-03 | 广东力王新材料有限公司 | 一种透明硅胶加热片制作方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0652977A (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-25 | Sakaguchi Dennetsu R & D Center:Kk | 面状発熱体を有する液体加熱装置 |
JPH0885636A (ja) * | 1994-09-19 | 1996-04-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 給紙用ロール、その製造方法及び給紙ロール用シリコーンゴム組成物 |
JPH1197160A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-04-09 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 面状発熱体 |
JP2008539546A (ja) * | 2005-04-26 | 2008-11-13 | アオン インストゥルメント コーポレーション.,リミテッド. | 断熱ヒータジャケット |
-
2009
- 2009-10-14 JP JP2009237213A patent/JP2011086444A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0652977A (ja) * | 1992-07-20 | 1994-02-25 | Sakaguchi Dennetsu R & D Center:Kk | 面状発熱体を有する液体加熱装置 |
JPH0885636A (ja) * | 1994-09-19 | 1996-04-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 給紙用ロール、その製造方法及び給紙ロール用シリコーンゴム組成物 |
JPH1197160A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-04-09 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 面状発熱体 |
JP2008539546A (ja) * | 2005-04-26 | 2008-11-13 | アオン インストゥルメント コーポレーション.,リミテッド. | 断熱ヒータジャケット |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103720088A (zh) * | 2012-10-16 | 2014-04-16 | 沙嫣 | 防寒电热手套 |
CN111885756A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-03 | 广东力王新材料有限公司 | 一种透明硅胶加热片制作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI307542B (en) | Substrate processing device | |
WO2011158028A3 (en) | Thick film heaters | |
JP2014203612A (ja) | 薄膜ヒータ及びその製造方法 | |
WO2014149106A1 (en) | Thermal interface materials | |
TWI458381B (zh) | 配管之加熱裝置 | |
JP2011086444A (ja) | 高耐熱性面状ヒーター | |
EP3836292A4 (en) | HEAT TRANSFER FILM FOR SEALING MATERIALS AND HEAT GENERATING ELECTRICAL / ELECTRONIC COMPONENTS THEREOF | |
TWI580300B (zh) | Surface heater | |
KR20160003860U (ko) | 전기 고데기용 발열판 | |
TW508421B (en) | Heater device | |
EA201790666A1 (ru) | Толстопленочный элемент с защитным слоем, имеющим высокую теплопроводность | |
CN207338341U (zh) | 卡盘及反应腔室 | |
KR101485059B1 (ko) | 허니콤 구조의 탄화규소(SiC) 세라믹 히터를 이용한 입자 제거 장치 | |
JP5883354B2 (ja) | ヒータ及び伝熱部材 | |
JP5586320B2 (ja) | 導電性シリコーンゴムシート | |
EA201790671A1 (ru) | Толстопленочный элемент с подложкой с нанесенным покрытием, имеющим высокую теплопроводность | |
TWI524808B (zh) | 加熱器 | |
RU2412418C2 (ru) | Способ изготовления радиатора с крышкой радиатора | |
CN2783686Y (zh) | 多重保护电加热管 | |
CN207251935U (zh) | 一种电热件 | |
JP2021173360A (ja) | 配管用加熱装置 | |
KR101940396B1 (ko) | 수도관 동파방지용 필름히터 및 그 제조방법 | |
EP1988747A3 (en) | Method of manufacturing film heater using heat-resistant crystallized glass | |
CN219287739U (zh) | 一种改进的ptc加热芯 | |
CN109673135A (zh) | 一种高导热石墨衬垫及其制备工艺 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20130306 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130701 |