JP2011086416A - 揺動スイッチ - Google Patents

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Fumiyuki Kaminaka
史之 上仲
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Abstract

【課題】厚み方向(操作つまみの揺動軸線方向)の寸法の薄型化が図れる揺動スイッチを提供する。
【解決手段】第1,第2ケース10,40と、操作つまみ60と、操作つまみ60の揺動運動を直線運動に変換する運動方向変換連結部を介して操作つまみ60に連結されるスライド部材100と、第1ケース10内の底面に直列に設置される一対ずつで2組の固定接点体130及び可動接点体支持体150と、各可動接点体支持体150上に当接して揺動自在に軸支され、可動接点181を有する一対の可動接点体170と、揺動軸223を中心に揺動するとともに先端の当接部aが各可動接点体170の表面にそれぞれ当接しながら移動することで可動接点体170を揺動操作する一対の操作体210とを具備する。両操作体210をスライド部材100によって同時に同一方向に向けて駆動する。一方第2ケース40の一対の側壁部43に弾発係合部45を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作つまみの揺動によってスイッチ接点を切り換える揺動スイッチ(シーソースイッチ)に関し、特に電源のオンオフに用いて好適な揺動スイッチに関するものである。
従来、揺動型の電源スイッチ(電源のオンオフに用いるスイッチ)の中には、たとえば特許文献1の第4図,第5図に示す揺動スイッチのように、下ケース(8)内に2組(一対ずつ)の固定端子(10)及び支持端子(9)を左右並列に収納・設置し、それぞれ一対の支持端子(9)の上辺上にそれぞれ一対の接点板(11)を揺動自在に軸支し、下ケース(8)の上部に設置された1つのレバー部(4)及び一対の旋動体(5)を揺動することで両旋動体(5)内部の圧縮バネ(6)によって弾発されているロッド(7)の先端を両接点板(11)の上面に当接しながら摺動させ、これによって両接点板(11)を同時に揺動操作(オンオフ操作)する構造の揺動スイッチがある。即ちこの揺動スイッチは、1つのレバー部(4)によって2つのスイッチを同時にオンオフさせる機能を有する電源スイッチであり、たとえば双極単投スイッチとして使用される。
実開平3−92331号公報
しかしながら上記従来の揺動スイッチにおいては、2つのスイッチが1つの下ケース(8)内に左右並列に設置されているため、厚み方向(レバー部(4)の揺動軸線方向)の寸法の薄型化が図れないという問題があった。すなわち近年この種の揺動スイッチを取り付ける電子機器の薄型化に対応して、その厚みの薄型化が求められていたが、上記従来例の構造の揺動スイッチにおいてはこの要望に答えられなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、厚み方向(操作つまみの揺動軸線方向)の寸法の薄型化が図れ、且つ構造が簡単で確実に動作させることができる揺動スイッチを提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、ケースと、前記ケースの上部に設置され回動軸を中心に揺動自在に支持される操作つまみと、前記ケース内に直線移動自在に設置され、前記操作つまみの揺動運動を直線運動に変換する運動方向変換連結部を介して前記操作つまみに連結されるスライド部材と、前記ケース内の底面に前記スライド部材の直線移動方向に向けて直列に設置される一対ずつで2組の固定接点体及び可動接点体支持体と、前記各可動接点体支持体上にそれぞれ当接して揺動自在に軸支され、前記固定接点体に設けた固定接点に接離する可動接点を有する一対の可動接点体と、ケース内に設置され揺動軸を中心に揺動するとともに先端の当接部が前記各可動接点体の表面にそれぞれ当接しながら移動することで可動接点体を揺動操作する一対の操作体とを具備し、前記両操作体を前記スライド部材によって同時に同一方向に向けて駆動する構成とすることによって、両操作体を同時に揺動してそれらの当接部を同時に両可動接点体の上面で移動させて両可動接点体を揺動し2組の可動接点と固定接点間を同時に接離させ、一方前記ケースの前記スライド部材のスライド方向に対向する一対の外周側壁に、このケースを挿入する被取付部材の揺動スイッチ挿入孔の内周に弾発係合する弾発係合部を設けたことを特徴とする揺動スイッチにある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の揺動スイッチにおいて、前記運動方向変換連結部は、前記スライド部材の前記一対の操作体と係合している間の位置にあり、前記操作つまみまたはスライド部材の何れか一方に設けたスライド軸と、何れか他方に設けられ前記スライド軸を係合する軸係合溝とを具備することによって、前記操作つまみの揺動によって前記スライド軸を軸係合溝内において相対的に回動させながら直線方向に移動する構成であることを特徴とする揺動スイッチにある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の揺動スイッチにおいて、前記各操作体は揺動軸を中心に揺動自在で且つ揺動軸自体が上下動可能にケース内に設置され、かつ弾発手段によってその当接部方向に向けて弾発されており、一方前記スライド部材には、前記各操作体を挿入することで係合する操作体挿入部が設けられていることを特徴とする揺動スイッチにある。
本願請求項4に記載の発明は、請求項1または2または3に記載の揺動スイッチにおいて、前記ケースは、上面が開口され内部の収納部に少なくとも前記スライド部材と操作体と可動接点体とを収納する第1ケースと、前記第1ケースの上部の開口を覆う第2ケースとを具備し、前記第2ケースは、前記第1ケースの前記スライド部材のスライド方向に対向する一対の外周側壁を覆う側壁部を有し、この側壁部に前記弾発係合部を設けたことを特徴とする揺動スイッチにある。
本願請求項5に記載の発明は、請求項1または2または3に記載の揺動スイッチにおいて、前記ケースは、上面が開口され内部の収納部に少なくとも前記スライド部材と操作体と可動接点体とを収納する第1ケースと、前記第1ケースの上部の開口を覆う第2ケースと、少なくとも前記第1ケースの前記スライド部材のスライド方向に対向する一対の外周側壁を覆う一対の側壁部を有する第3ケースとを具備し、前記第3ケースの一対の側壁部に前記弾発係合部を設けたことを特徴とする揺動スイッチにある。
請求項1に記載の発明によれば、2組の固定接点体及び可動接点体支持体及び可動接点体(以下「スイッチ本体」という)の各々を直列(直線状)に配置しているので、厚み方向(操作つまみの揺動軸線方向)の寸法の薄型化が図れる。また操作つまみと一対の操作体間にスライド部材を介在するだけで、操作つまみの揺動運動をスライド部材の直線運動に変換して両操作体を操作できるので、構造が簡単であると同時にスイッチ動作を確実に行わせることができる。また上述のように厚みの薄型化を図った揺動スイッチであっても、ケースの弾発係合部によって、この揺動スイッチを外装ケースなどの被取付部材の揺動スイッチ挿入孔に容易に取り付けることができる。
請求項2に記載の発明によれば、簡単な構造の運動方向変換連結部を提供できる。また運動方向変換連結部は、スライド部材の一対の操作体と係合している間の位置にあるので、バランス良くスムーズに一対の操作体を駆動することができる。
請求項3に記載の発明によれば、操作体が可動接点体の表面に当接しながら移動する動作をスムーズに行わせることができる。また操作体挿入部を設けることで、スライド部材による各操作体の操作・駆動もスムーズに行えるようになる。
請求項4に記載の発明によれば、第1ケースと第2ケースによって内部に収納する各部品を容易且つに確実に封止することができ、同時に第2ケースによって容易に弾発係合部を設けることができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1ケースと第2ケースによって内部に収納する各部品を容易且つに確実に封止することができ、同時に第3ケースによって容易に弾発係合部を設けることができる。
揺動スイッチ1の概略側断面図である。 揺動スイッチ1の平面図である。 第1ケース10を示す図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は断面図(図3(a)のA−A断面図)、図3(c)は底面図である。 第2ケース40を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は断面図(図4(a)のC−C断面図)、図4(c)は右側面図である。 操作つまみ60を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図である。 スライド部材100を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は断面図(図6(a)のD−D断面図)、図6(c)は底面図、図6(d)は右側面図である。 固定接点体130を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は正面図、図7(c)は右側面図である。 可動接点体支持体150を示す図であり、図8(a)は正面図、図8(b)は右側面図である。 可動接点体170を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は正面図、図9(c)は右側面図である。 スイッチ作動体220を示す図であり、図10(a)は平面図、図10(b)は正面図、図10(c)は左側面図である。 回転体240を示す図であり、図11(a)は正面図、図11(b)は平面図である。 揺動スイッチ1−2の概略側断面図である。 揺動スイッチ1−2の平面図である。 第1ケース10−2を示す図であり、図14(a)は平面図、図14(b)は断面図(図14(a)のE−E断面図)、図14(c)は底面図である。 第2ケース40―2を示す図であり、図15(a)は平面図、図15(b)は正面図、図15(c)は右側面図である。 第3ケース400−2を示す図であり、図16(a)は平面図、図16(b)は正面図である。 揺動スイッチ1−3の概略側断面図である。 揺動スイッチ1−3の平面図である。 第1ケース10−3を示す図であり、図19(a)は平面図、図19(b)は断面図(図19(a)のF−F断面図)、図19(c)は底面図である。 第2ケース40―3を示す図であり、図20(a)は平面図、図20(b)は正面図である。 第3ケース400−3を示す図であり、図21(a)は平面図、図21(b)は断面図(図21(a)J−J断面図)である。 固定接点体130Aを示す図であり、図22(a)は正面図、図22(b)は右側面図である。 可動接点体支持体150Aを示す図であり、図23(a)は正面図、図23(b)は右側面図である。 固定接点体130Bを示す図であり、図24(a)は正面図、図24(b)は右側面図である。 可動接点体支持体150Bを示す図であり、図25(a)は正面図、図25(b)は右側面図である。 コイルバネ280Aを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態にかかる揺動スイッチ1の概略側断面図、図2は揺動スイッチ1の平面図である。なお図1における各部の断面の位置は説明の都合上各部で異なっている。また以下の説明において、「上」とはスライド部材100から操作つまみ60側を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
図1に示すようにスイッチ1は、第1ケース10と、第1ケース10の上面を覆う第2ケース40と、第2ケース40の上部に設置される操作つまみ60と、ケース10内に直線移動自在に設置されるスライド部材100と、ケース10内の底面にスライド部材100の直線移動方向(スライド方向)に向けて直列に設置される一対ずつで2組の固定接点体130及び可動接点体支持体150と、各可動接点体支持体150上にそれぞれ当接して揺動自在に軸支され、固定接点体130に設けた固定接点141に接離する可動接点181を有する一対の可動接点体170と、ケース10内に設置され揺動軸223を中心に揺動するとともに先端の当接部aが前記各可動接点体170の表面にそれぞれ当接しながら移動することで可動接点体170を揺動操作する一対の操作体210と、を具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
図3は第1ケース10を示す図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は断面図(図3(a)のA−A断面図)、図3(c)は底面図である。同図に示すように第1ケース10は合成樹脂材(熱硬化性樹脂材または熱可塑性樹脂材)を、厚み(下記する操作つまみ60の回動軸61の軸線方向(矢印B方向)の寸法)の薄い横長の矩形箱型に成形して構成されている。第1ケース10の内部には上面が開口した収納部11が形成されており、収納部11の中央には底面から突出して収納部11を2つの部分に仕切る仕切り壁13が設けられている。仕切り壁13の上辺は収納部11のほぼ中央までの高さに位置し、スライド部材載置部15となっている。収納部11の長手方向の両端内側面には、段部が設けられてそれら段部の上面もスライド部材載置部17,17となっている。仕切り壁13によって2つに仕切られたそれぞれの収納部11の対向する左右両内側面には、それぞれ上端辺から下方向に向かって切り欠き凹状に延びる軸係止部19,19が設けられている。仕切り壁13によって2つに仕切られたそれぞれの収納部11の底面には、上下に貫通する一対ずつ2組の挿通孔21及び挿通孔23が設けられている。なお上記両軸係止部19,19は、上記両挿通孔23,23のほぼ真上の位置に位置している。第1ケース10の長手方向の両端の両外周側壁(下記するスライド部材100のスライド方向に垂直な一対の外周側壁(言い換えればスライド方向に対向する一対の外周側壁))26には係止部27が設けられている。係止部27は略矩形状の突起であり、その上面は外方に向かって斜めに下降する傾斜面に形成されている。
図4は第2ケース40を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は断面図(図4(a)のC−C断面図)、図4(c)は右側面図である。第2ケース40は合成樹脂材製で、上記第1ケース10とともにケースの一部を構成する部品であり、第1ケース10の上面を覆う寸法形状の矩形状の上面板41と、上面板41の長手方向の両端近傍部分の下面から下方向に突出する一対の側壁部43,43と、両側壁部43,43の外側面に設けられる一対ずつの弾発係合部45,45とを具備して構成されている。
上面板41のほぼ中央には矩形状の開口部47が形成され、その長手方向(下記するスライド部材100のスライド方向)を向く両側辺上には一対の略三角形状の軸支持部49,49が上方向に向かって立設され、また両軸支持部49,49の上部中央の対向する位置には一対の軸支孔51,51が形成されている。軸支孔51は下記する操作つまみ60の回動軸61を回動自在にぴったり挿入する寸法に形成されている。上面板41の上面の前記開口部47の前記長手方向の両側には、上方向に突出する一対の略矩形平板状のガード部53,53が立設されている。一方側壁部43のほぼ中央には、矩形状の貫通孔からなる取付部55が形成されている。取付部55は前記第1ケース10の係止部27をぴったり挿入する寸法形状に形成されている。一対の弾発係合部45は、上下方向に延びて外方向に膨らむ略V字状で平板状のアームを平行に併設して形成されており、弾性を有する。アームの上部(屈曲部よりも上部)の外側面には、図1に仮想線で示す外装ケース300の揺動スイッチ挿入孔301の内周辺に弾発係合して揺動スイッチ1を外装ケース300に取り付ける凹凸状の係止部57が形成されている。なおこの第2ケース40の材質としては、熱硬化性の合成樹脂材よりも可撓性を有する熱可塑性の合成樹脂材が好適である。
図5は操作つまみ60を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図である。同図に示すように操作つまみ60は、合成樹脂材を略矩形状に成形して構成されており、その左右両側面の中央下部から外方に向けて一対の回動軸61を突出し、またその底面のほぼ中央から下方向に向けて略柱状のスライド部材駆動部63を突出し、その底面に前記回転軸61の軸方向を向く凹状の軸係合溝65を設けている。すなわち軸係合溝65は回動軸61の真下に位置して回動軸61の軸方向と同一方向を向いて配置されている。軸係合溝65は半円弧状の底部651から平行な両側壁部653を下方向に伸ばしており、両側壁部653の離間距離は、下記するスライド部材100のスライド軸103の直径の寸法とほぼ同一である。つまり軸係合溝65は、下記するスライド軸103を挿入して相対的に回動しながら直線方向(軸係合溝65内の深さ方向)に移動できる寸法形状に形成されている。この軸係合溝65とスライド軸103によって運動方向変換連結部が構成される。
図6はスライド部材100を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は断面図(図6(a)のD−D断面図)、図6(c)は底面図、図6(d)は右側面図である。スライド部材100は合成樹脂材を横長の略四角柱状に成形して構成されており、前記ケース10の収納部11内にほぼぴったり収納でき、且つそのスライド方向(スライド部材100の長手方向)に所定寸法スライド自在となる寸法形状に形成されている。スライド部材100の上面中央には、その長手方向を向く両側辺から上方向に向かって突出する略三角板状の軸支持部101,101が設けられ、両軸支持部101,101の上部中央間を連結するように円柱状のスライド軸103を架け渡している。スライド部材100の上面のスライド軸103の両側位置には、上下に貫通する操作体挿入部105,105が設けられている。スライド部材100の底面の両操作体挿入部105,105の周囲は、略四角錐台形状に突出する突出部107,107となっており、その先端の開口部109の対向する一対の内周辺(スライド部材100のスライド方向に直交する内周辺)が下記する操作体210を押圧動作する押圧部111となっている。スライド部材100の上面の長手方向を向く両側辺の所定位置2か所ずつには上方向に向かって平板状の突出部113が突出している。
図7は固定接点体130を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は正面図、図7(c)は右側面図である。同図に示すように固定接点体130は、金属板を略L字状に折り曲げその一方の面を接点取付部133、他方の面を端子部135としてなる固定端子131と、前記接点取付部133の上面側に取り付けられる固定接点141とを具備して構成されている。端子部135は、その幅が広くて中央付近に小孔からなる係止部137を有する、いわゆるタブ端子の構成を有している。タブ端子は、可撓性を有するリード線の先端に取り付けた金属製のメス型端子にこれを圧入し、メス型端子の挟持力(圧接力)によって両者間(固定接点体130とリード線間)を電気的・機械的に接続するものである。係止部137はこれにメス型端子が係止されることで両者間の抜けを防止するものである。
図8は可動接点体支持体150を示す図であり、図8(a)は正面図、図8(b)は右側面図である。可動接点体支持体150は1枚の金属板の上部を可動接点体支持部151、下部を端子部161として構成されている。可動接点体支持部151の上辺は下記する可動接点体170を揺動自在に支持する支持部153となっており、支持部153の左右両端部には上方向に向かって突出する可動接点体係止部155が設けられている。この端子部161も、その幅が広くて中央付近に小孔からなる係止部163を有する、いわゆるタブ端子の構成を有しており、上記端子部135と同様の特徴を有している。
図9は可動接点体170を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は正面図、図9(c)は右側面図である。同図に示すように可動接点体170は、略帯状の金属板の一方の端部近傍部分の下面に可動接点181を取り付け、もう一方の端部近傍部分を上方向にほぼ直角に折り曲げて構成されている。可動接点体170の長手方向を向く両側辺のほぼ中央位置には、前記可動接点体支持体150の両可動接点体係止部155に係止される凹状の切り欠きからなる係止部171が設けられている。可動接点体170の前記上方向に折り曲げられた部分の下面側の折り曲げ辺の部分は、ケース10の収納部11の底面に当接する当接係止部173となっている。
図10は操作体210を構成するスイッチ作動体220を示す図であり、図10(a)は平面図、図10(b)は正面図、図10(c)は左側面図である。同図に示すようにスイッチ作動体220は、合成樹脂材を略四角柱状(縦長薄板状)に成形して構成されている。スイッチ作動体220の上端面中央には、下記するコイルバネ280を挿入する弾発部材挿入部221が形成されている。スイッチ作動体220の左右両側面の上端近傍部分からは一対の揺動軸223,223が突出している。またスイッチ作動体220の下端部には、下記する回転体240の本体部241を挿入する溝状の挿入部225が設けられ、この挿入部225の両側の部分には、揺動軸223の軸方向と平行な方向に向かう一対の略円形の溝からなる軸支持部227,227が形成されている。軸支持部227は下記する回転体240の軸部243を回動自在に支持するものであり、その下端部は下方に向かって解放されていて、下記する軸部243をスナップイン方式で挿入できるようになっている。
図11は操作体210を構成する回転体240を示す図であり、図11(a)は正面図、図11(b)は平面図である。同図に示すように回転体240は合成樹脂材製であり、円板状の本体部241の左右両側面の中心位置から回転軸方向に一対の円柱状の軸部243を突出して構成されている。この回転体240の本体部241の外周面は、可動接点体170の表面(上面)に当接(弾接)する当接部a(図1参照)となる。
次に揺動スイッチ1の組み立て方法の一例を説明する。まず予め第1ケース10の各挿通孔21に固定接点体130の端子部135を挿入して固定し、同様に各挿通孔23に可動接点体支持体150の端子部161を挿入して固定しておく。これによって第1ケース10内の底面に、下記するスライド部材100の直線移動方向に向けて、一対ずつで2組の固定接点体130及び可動接点体支持体150(つまり4つの部品の全て)が直列に配置される。一方図10に示す各スイッチ作動体220の挿入部225に図11に示す回転体240の本体部241を挿入し、その軸部243を軸支持部227にスナップイン方式で挿入して回動自在に取り付けることで、操作体210を完成させておく。
次に前記第1ケース10の収納部11内の各可動接点体支持体150の支持部153上に可動接点体170を載置し、その際支持部153の両側の可動接点体係止部155に可動接点体170の係止部171を係止することによって、可動接点体170を支持部153上に揺動自在に軸支する。
次に第1ケース10の収納部11内にスライド部材100を収納し、その下面を第1ケース10のスライド部材載置部15,17上に載置する。次にスライド部材100の各操作体挿入部105内に操作体210を挿入する。その際各スイッチ作動体220の揺動軸223を第1ケース10の各軸係止部19に挿入することで、操作体210を揺動軸223を中心に回動自在で且つ軸係止部19内を直線状に上下動できるように支持する。次に各スイッチ作動体220の弾発部材挿入部221に弾発部材であるコイルバネ280を挿入する。なお図1では、向かって左側のスイッチ作動体220にコイルバネ280を挿入した部分を示し、右側のスイッチ作動体220に揺動軸223と軸係止部19の係合関係を示しているが、両者は全く同一の構成であることは言うまでもない。コイルバネ280の上部はスイッチ作動体220の上端面から上方に突出する。
次に第1ケース10の上面を覆うように第2ケース40を被せ、第1ケース10の係止部27を第2ケース40の取付部55にスナップインによって係合し、両者を一体化する。さらに操作つまみ60を第2ケース40上に配置して操作つまみ60の両回動軸61を第2ケース40の両軸支孔51にスナップインによって挿入・係合し、回動自在に軸支する。このとき操作つまみ60のスライド部材駆動部63は第2ケース40の開口部47を貫通し、その先端の軸係合溝65がスライド部材100のスライド軸103に挿入・係合され、運動方向変換連結部が構成される。これによって揺動スイッチ1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない(下記する揺動スイッチ1―2,1−3においても同様)。
このとき図1に示すように、スライド部材100の突出部113の上面は第2ケース40の下面に当接または接近する。同時にコイルバネ280の上端面が第2ケース40の下面に弾接し、これによって操作体210は可動接点体170方向に押圧されて回転体240の外周面の当接部aが可動接点体170の表面(上面)に弾接する。図1はスライド部材100が向かって右方向に移動している状態を示しており、スライド部材100に設けた両操作体挿入部105の押圧部111によって、両操作体210は同一方向(回転体240の当接部aが可動接点体170の可動接点体支持体150によって支持されている部分から見て可動接点181から離れている位置を弾発する方向)に傾いている。このとき可動接点体170の当接係止部173は、第1ケース10の収納部11の底面に当接し、可動接点体170はこの位置に保持され静止する。したがって何れの可動接点181も固定接点141から離間して位置しており、何れの端子部135,161間もオフ状態となっている。
そして操作つまみ60の持ち上がっている側の上面を図1に示す矢印G方向に押圧すると、操作つまみ60は回動軸61を中心に回動し、回動(揺動)する軸係合溝65内をスライド軸103が相対的に回動しながら直線方向(軸係合溝65の深さ方向)に移動し、これによって操作つまみ60の揺動運動がスライド部材100の直線運動に変換され、スライド部材100は図1に示す左方向に直線状に移動し、その際、両操作体挿入部105の押圧部111が同時に両操作体210のスイッチ作動体220の外周側面を左方向に押圧することで両操作体210は揺動軸223を中心に揺動し、可動接点体170の表面を先端の当接部aが当接しながら移動し、この当接部aが可動接点体支持体150の支持部153を越えた段階でコイルバネ280の弾発力によって可動接点体170は支持部153の部分を中心にして可動接点181が下降する方向に急速に揺動し、両可動接点181がそれぞれ同時に両固定接点141に当接し、それぞれ両端子部135,161間がオンする。上記操作体210が揺動する際は、同時に揺動軸223はケース10の軸係止部19内を上下方向に移動する。なおガード部53,53は、操作つまみ60の下面側に指を入れて操作つまみ60を外してしまうことを防止するためのものである。
図12は本発明の第2実施形態にかかる揺動スイッチ1−2の概略側断面図、図13は揺動スイッチ1−2の平面図である。両図に示す揺動スイッチ1−2において、前記図1〜11図に示す揺動スイッチ1と同一又は相当部分には同一符号(ただし「−2」を付す)を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図11に示す揺動スイッチ1と同じである。この揺動スイッチ1−2において上記揺動スイッチ1と相違する点は、第1ケース10−2と第2ケース40−2と第3ケース400−2によってケースを構成した点である。
図14は第1ケース10−2を示す図であり、図14(a)は平面図、図14(b)は断面図(図14(a)のE−E断面図)、図14(c)は底面図である。同図に示す第1ケース10−2において、前記図3に示す第1ケース10と相違する点は、第1ケース10で設けていた係止部27を省略し、一方、第1ケース10−2の底面の前記一対ずつの挿通孔21−2,23−2を設けた部分に、略矩形状に突出する係止部29−2を設けた点である。
図15は第2ケース40―2を示す図であり、図15(a)は平面図、図15(b)は正面図、図15(c)は右側面図である。同図に示す第2ケース40―2において、前記図4に示す第2ケース40と相違する点は、その長手方向の長さを少し短くするとともに第2ケース40で設けていた側壁部43,43及び弾発係合部45,45を省略し、一方上面板41−2の長手方向の両端辺に複数(3つ)ずつの爪状に突出する取付係止部59−2を設けた点である。なおこの第2ケース40−2は、熱硬化性合成樹脂材でも良いし、熱可塑性合成樹脂材でも良い。
図16は第3ケース400−2を示す図であり、図16(a)は平面図、図16(b)は正面図である。同図に示す第3ケース400−2は、前記第1ケース10−2の下面にこれを覆うように設置される細長矩形平板状の底面部401−2と、底面部401−2の両端辺から上方向に向かってほぼ垂直に突出して第1ケース10−2の両端の対向する(スライド部材100−2のスライド方向に対向する)一対の外周側壁26−2を覆う略平板状の側壁部403−2と、両側壁部403−2の外面側に設けられる弾発係合部405−2とを具備して構成されている。
底面部401−2の前記第1ケース10−2の一対の係止部29−2に対向する位置には、これら係止部29−2をぴったり嵌合する寸法形状の略矩形状の貫通孔からなる係合部407−2が形成されている。また両側壁部403−2の対向する内側面の上部近傍には、水平方向に複数(3つ)ずつの小穴からなる第2ケース取付部409−2が形成されている。第2ケース取付部409−2は、前記第2ケース40の各取付係止部59−2にぴったり挿入される寸法形状に形成されている。弾発係合部405−2は、前記図4に示す弾発係合部45とまったく同一の構造を有しており、上下方向に延びて外方向に膨らむ略V字状の平板状のアームを平行に一対ずつ併設して形成されており、弾性を有する。アームの上部(屈曲部よりも上部)の外側面には、凹凸状の係止部411−2が形成されている。
次に揺動スイッチ1−2の組み立て方法の一例を説明する。まず前記揺動スイッチ1の組み立て方法と同じ方法にて、第1ケース10−2内に、固定接点体130−2,可動接点体支持体150−2,可動接点体170−2,スライド部材100−2,操作体210−2,コイルバネ280−2を収納・設置する。次に第3ケース400−2の底面部401−2上に第1ケース10−2の底面を載置し、その際第1ケース10−2の各係止部29−2を第3ケース400−2の係合部407−2に挿入する。次に第1ケース10−2の上面に第2ケース40−2を載置し、その際第2ケース40−2の各取付係止部59−2を第3ケース400−2の各第2ケース取付部409−2にスナップインによって係合させ、これによって第1,第2,第3ケース10−2,40−2,400−2間を一体に固定する。さらに操作つまみ60−2を第2ケース40−2上に配置して操作つまみ60−2の両回動軸61−2を第2ケース40−2の両軸支孔51−2にスナップインによって挿入・係合し、回動自在に軸支する。このとき操作つまみ60−2のスライド部材駆動部63−2は第2ケース40−2の開口部47−2を貫通し、その先端の軸係合溝65−2がスライド部材100−2のスライド軸103−2に挿入・係合され、運動方向変換連結部が構成される。これによって揺動スイッチ1−2が完成する。なお、操作つまみ60−2を揺動操作することによって両端子部135−3,161−3間をオンオフ操作する動作は、前述した揺動スイッチ1の場合と同一なので、その説明は省略する。
図17は本発明の第3実施形態にかかる揺動スイッチ1−3の概略側断面図、図18は揺動スイッチ1−3の平面図である。両図に示す揺動スイッチ1−3において、前記図1〜16図に示す揺動スイッチ1,1−2と同一又は相当部分には同一符号(ただし「−3」を付す)を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図16に示す揺動スイッチ1,1−2と同じである。この揺動スイッチ1−3においても上記揺動スイッチ1−2と同様に、第1ケース10−3と第2ケース40−3と第3ケース400−3とを用いてケースを構成しているが、第2ケース40−3と第3ケース400−3の構造はそれぞれ前記第2ケース40―2と第3ケース400−2の構造と相違している。なお図19に示す第1ケース10−3の構造は、前記第1ケース10−2の構造と同じなので、その説明は省略する。
図20は第2ケース40―3を示す図であり、図20(a)は平面図、図20(b)は正面図である。同図に示す第2ケース40―3において、前記図15に示す第2ケース40−2と相違する点は、第2ケース40−2で設けていた一対の軸支持部49−2,49−2とこれらに設けていた軸支孔51−2,51−2を何れも省略した点である。その他の点は何れも第2ケース40−2と同じである。
図21は第3ケース400−3を示す図であり、図21(a)は平面図、図21(b)は断面図(図21(a)のJ−J断面図)である。同図に示す第3ケース400−3において前記図16に示す第3ケース400−2と相違する点は、底面部401−3の4辺全てから上方向に向かってほぼ垂直に略平板状の側壁部403−3を設けた点である。すなわちこの第3ケース400−3の場合、上面が開口された箱型に形成されている。そしてスライド部材100−3のスライド方向に沿う側の一対の側壁部403−3の上端辺中央部にそれぞれ略三角形状の軸支持部413−3を上方向に向かって立設し、また両軸支持部413−3,413−3の上部中央の対向する位置に一対の軸支孔415−3,415−3を形成している。軸支孔415−3が操作つまみ60−3の回動軸61−3を回動自在にぴったり挿入する寸法に形成されていることは前述のとおりである。
次に揺動スイッチ1−3の組み立て方法の一例を説明する。まず前記揺動スイッチ1の組み立て方法と同じ方法にて、第1ケース10−3内に、固定接点体130−3,可動接点体支持体150−3,可動接点体170−3,スライド部材100−3,操作体210−3,コイルバネ280−3を収納・設置する。次に第3ケース400−3内に第1ケース10−3を挿入し、第3ケース400−3の底面部401−3上に第1ケース10−3の底面を載置し、その際第1ケース10−3の各係止部29−3を第3ケース400−3の係合部407−3に挿入する。次に第1ケース10−3の上面に第2ケース40−3を載置し、その際第2ケース40−3の各取付係止部59−3を第3ケース400−3の各第2ケース取付部409−3にスナップインによって係合させ、これによって第1,第2,第3ケース10−3,40−3,400−3間を一体に固定する。さらに操作つまみ60−3を第2ケース40−3上に配置して操作つまみ60−3の両回動軸61−3を第3ケース400−3の両軸支孔415−3にスナップインによって挿入・係合し、回動自在に軸支する。このとき操作つまみ60−3のスライド部材駆動部63−3は第2ケース40−3の開口部47−3を貫通し、その先端の軸係合溝65−3がスライド部材100−3のスライド軸103−3に挿入・係合され、運動方向変換連結部が構成される。これによって揺動スイッチ1−3が完成する。なお、操作つまみ60−3を揺動操作することによって両端子部135−3,161−3間をオンオフ操作する動作は、前述した揺動スイッチ1の場合と同一なので、その説明は省略する。
以上説明したように揺動スイッチ1,1−2,1−3は、ケース(第1,第2ケース10,40または第1,第2,第3ケース10−2,40−2,400−2、または第1,第2,第3ケース10−3,40−3,400−3)と、ケースの上部に設置され回動軸61(61−2,3)を中心に揺動自在に支持される操作つまみ60(60−2,3)と、ケース内に直線移動自在に設置され、操作つまみ60(60−2,3)の揺動運動を直線運動に変換する軸係合溝65(65−2,3)及びスライド軸103(103−2,3)からなる運動方向変換連結部を介して操作つまみ60(60−2,3)に連結されるスライド部材100(100−2,3)と、ケース内の底面にスライド部材100(100−2,3)の直線移動方向に向けて直列に設置される一対ずつで2組の固定接点体130(130−2,3)及び可動接点体支持体150(150−2,3)と、各可動接点体支持体150(150−2,3)上にそれぞれ当接して揺動自在に軸支され、固定接点体130(130−2,3)に設けた固定接点141(141−2,3)に接離する可動接点181(181−2,3)を有する一対の可動接点体170(170−2,3)と、ケース内に設置され揺動軸223(223−2,3)を中心に揺動するとともに先端の当接部aが各可動接点体170(170−2,3)の表面にそれぞれ当接しながら移動することで可動接点体170(170−2,3)を揺動操作する一対の操作体210(210−2,3)とを具備し、両操作体210(210−2,3)をスライド部材100(100−2,3)によって同時に同一方向に向けて駆動する構成とすることによって、両操作体210(210−2,3)を同時に揺動してそれらの当接部aを同時に両可動接点体170(170−2,3)の上面で移動させて両可動接点体170(170−2,3)を揺動し2組の可動接点181(181−2,3)と固定接点141(141−2,3)間を同時に接離させ、一方ケースのスライド部材100(100−2,3)のスライド方向に対向する一対の側壁部43(403−2,3)に、このケースを挿入する外装ケース(被取付部材)300(300−2,3)の揺動スイッチ挿入孔301(301−2,3)の内周に弾発係合する弾発係合部45(405−2,3)を設けるように構成されている。そしてこの揺動スイッチ1(1−2,3)によれば、固定接点体130(130−2,3)及び可動接点体支持体150(150−2,3)及び可動接点体170(170−2,3)からなる2組のスイッチ本体の各々を直列(直線状)に配置したので、厚み方向(操作つまみ60(60−2,3)の揺動軸線方向)の寸法の薄型化が図れる。また操作つまみ60(60−2,3)と一対の操作体210(210−2,3)間にスライド部材100(100−2,3)を介在するだけで、操作つまみ60(60−2,3)の揺動運動をスライド部材100(100−2,3)の直線運動に変換して両操作体210(210−2,3)を操作できるので、構造が簡単であると同時にスイッチ動作を確実に行わせることができる。また上述のように厚みの薄型化を図った揺動スイッチ1(1−2,3)であっても、ケースの弾発係合部45(405−2,3)によって、この揺動スイッチ1(1−2,3)を外装ケース300(300−2,3)などの被取付部材の揺動スイッチ挿入孔301(301−2,3)に容易に取り付けることができる。
また揺動スイッチ1(1−2,3)の運動方向変換連結部は、スライド部材100(100−2,3)の一対の操作体210(210−2,3)と係合している間の位置にあるので、バランス良くスムーズに一対の操作体210(210−2,3)を駆動することができる。またスライド部材100(100−2,3)に設けたスライド軸103(103−2,3)と、操作つまみ60(60−2,3)に設けた軸係合溝65(65−2,3)とを具備し、操作つまみ60(60−2,3)の揺動によってスライド軸103(103−2,3)を軸係合溝65(65−2,3)内において相対的に回動させながら直線方向に移動する構成としているので、簡単な構造の運動方向変換連結部を提供できる。
また揺動スイッチ1(1−2,3)の各操作体210(210−2,3)は揺動軸223(223−2,3)を中心に揺動自在で且つ揺動軸223(223−2,3)自体が上下動可能にケース内に設置され、かつコイルバネ280(280−2,3)によってその当接部a方向に向けて弾発されているので、操作体210(210−2,3)が可動接点体170(170−2,3)の表面に当接しながら移動する動作をスムーズに行わせることができる。一方スライド部材100(100−2,3)には、各操作体210(210−2,3)を挿入することで係合する操作体挿入部105(105−2,3)が設けられているので、スライド部材100(100−2,3)による各操作体210(210−2,3)の操作・駆動もスムーズに行える。
また上記揺動スイッチ1においては、ケースは、上面が開口され内部の収納部11に少なくともスライド部材100と操作体210と可動接点体170とを収納する第1ケース10と、第1ケース10の上部の開口を覆う第2ケース40とを有するので、ケース10,40の内部に収納する各部品を容易且つに確実に封止することができる。また第2ケース40は、第1ケース10のスライド部材100のスライド方向に対向する一対の外周側壁26を覆う側壁部43を有し、この側壁部43に弾発係合部45を設けたので、弾発係合部45の設置が容易に行える。
また上記揺動スイッチ1−2,3においては、ケースは、上面が開口され内部の収納部11−2,3に少なくともスライド部材100−2,3と操作体210−2,3と可動接点体170−2,3とを収納する第1ケース10−2,3と、第1ケース10−2,3の上部の開口を覆う第2ケース40−2,3と、少なくとも第1ケース10−2,3のスライド部材100−2,3のスライド方向に対向する一対の外周側壁26−2,3を覆う一対の側壁部403−2,3を有する第3ケース400−2,3とを具備して構成されているので、第1ケース10−2,3と第2ケース40−2,3によって内部に収納する各部品を容易且つに確実に封止することができる。また第3ケース400−2,3の一対の側壁部403−2,3に弾発係合部405−2,3を設けたので、第3ケース400−2,3によって容易に弾発係合部405−2,3を設けることができる。
図22,図23はそれぞれ本発明の他の実施形態にかかる固定接点体130A,可動接点体支持体150Aを示す図であり、図22(a)は固定接点体130Aの正面図、図22(b)は固定接点体130Aの右側面図、図23(a)は可動接点体支持体150Aの正面図、図23(b)は可動接点体支持体150Aの右側面図である。両図に示す固定接点体130A,可動接点体支持体150Aにおいて、前記図7,図8に示す固定接点体130,可動接点体支持体150と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図7,図8に示す固定接点体130,可動接点体支持体150と同じである。これら固定接点体130A,可動接点体支持体150Aにおいて、前記図7,図8に示す固定接点体130,可動接点体支持体150と相違する点は、タブ端子用の幅広の端子部135,161の代りに、その幅が狭くて中央付近に小孔がない端子部135A,161Aとした点である。これら端子部135A,161Aは、プリント回路基板に設けた孔に挿入して半田付けするプリント回路基板用端子である。この端子部135A,161Aを用いれば、揺動スイッチをプリント回路基板上に載置して保持させることができる。
図24,図25はそれぞれ本発明のさらに他の実施形態にかかる固定接点体130B,可動接点体支持体150Bを示す図であり、図24(a)は固定接点体130Bの正面図、図24(b)は固定接点体130Bの右側面図、図25(a)は可動接点体支持体150Bの正面図、図25(b)は可動接点体支持体150Bの右側面図である。両図に示す固定接点体130B,可動接点体支持体150Bにおいて、前記図7,図8に示す固定接点体130,可動接点体支持体150と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図7,図8に示す固定接点体130,可動接点体支持体150と同じである。これら固定接点体130B,可動接点体支持体150Bにおいて、前記図7,図8に示す固定接点体130,可動接点体支持体150と相違する点は、中央付近にリード線取付孔139,165を有する、リード線半田付用端子の構成の端子部135B,161Bを用いた点である。このリード線取付孔139,165は、大径と小径の2つの円を重ね合わせた形状であり、リード線が取り付き易い形状となっているが、もちろん他の各種形状であっても良い。これら端子部135B,161Bは、可撓性を有するリード線の先端をリード線取付孔139,165内に挿入して巻き付け、巻き付けた部分を半田付けすることによって両者間(固定接点体130Bとリード線間、可動接点体支持体150Bとリード線間)を電気的・機械的に接続するものである。
図26は本発明の他の実施形態にかかるコイルバネ280Aを示す図である。このコイルバネ280Aにおいて前記コイルバネ280(280−2,3)と相違する点は、その上端部の径を拡大することによって径拡大部281を形成した点である。径拡大部281は第2ケース40(40−2,3)の下面に直接当接する部分であるが、前記コイルバネ280(280−2,3)の場合は操作体210(210−2,3)の揺動に伴ってコイルバネ280(280−2,3)が揺動した際に、コイルバネ280(280−2,3)の上端部の第2ケース40(40−2,3)の下面に当接している部分の当接状態が安定しなくなる恐れがある。これに対してこのコイルバネ280Aのように径拡大部281を設ければ、操作体210(210−2,3)の揺動に伴ってコイルバネ280Aが揺動した際でも、コイルバネ280Aの上端部全体が常に安定して第2ケース40(40−2,3)の下面に密着するので、その動作が安定する。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記各実施形態では、運動方向変換連結部を構成するスライド軸103をスライド部材100側に、軸係合溝65を操作つまみ60側に設けたが、逆にスライド軸103を操作つまみ60側に、軸係合溝65をスライド部材100側に設けてもよい。要は操作つまみ60の揺動運動を直線運動に変換してスライド部材100に伝達するように連結する構成であればどのような構成であってもよい。
操作体210もスイッチ作動体220の先端に回転体240を取り付ける構造のものに限定されるものではなく、たとえば回転体240を省略してスイッチ作動体220の先端面を球面状に形成することで構成してもよい。要はケース内に設置され揺動軸を中心に揺動するとともに先端の当接部が可動接点体の表面に当接しながら移動することで可動接点体を揺動操作する構成であれば、どのような構成であってもよい。また上記実施形態では弾発手段としてコイルバネ280を用いたが、板バネなどの他の各種構造の弾発手段を用いてもよい。また上記揺動スイッチ1を構成する第2ケース40は、上面板41と一対の側壁部43,43を具備して構成されているが、側壁部43,43を上面板41の下面の4辺全部に設けることで、下面が開口された箱型に形成しても良い。
1 揺動スイッチ
10 第1ケース
26 外周側壁
40 第2ケース
43 側壁部
45 弾発係合部
60 操作つまみ
61 回動軸
63 スライド部材駆動部
65 軸係合溝(運動方向変換連結部)
100 スライド部材
103 スライド軸(運動方向変換連結部)
105 操作体挿入部
111 押圧部
130 固定接点体
141 固定接点
150 可動接点体支持体
170 可動接点体
181 可動接点
210 操作体
220 スイッチ作動体
223 揺動軸
240 回転体
a 当接部
260 操作つまみ支持体
280 コイルバネ(弾発手段)
300 外装ケース(被取付部材)
301 揺動スイッチ挿入孔
400−2,3 第3ケース

Claims (5)

  1. ケースと、
    前記ケースの上部に設置され回動軸を中心に揺動自在に支持される操作つまみと、
    前記ケース内に直線移動自在に設置され、前記操作つまみの揺動運動を直線運動に変換する運動方向変換連結部を介して前記操作つまみに連結されるスライド部材と、
    前記ケース内の底面に前記スライド部材の直線移動方向に向けて直列に設置される一対ずつで2組の固定接点体及び可動接点体支持体と、
    前記各可動接点体支持体上にそれぞれ当接して揺動自在に軸支され、前記固定接点体に設けた固定接点に接離する可動接点を有する一対の可動接点体と、
    ケース内に設置され揺動軸を中心に揺動するとともに先端の当接部が前記各可動接点体の表面にそれぞれ当接しながら移動することで可動接点体を揺動操作する一対の操作体とを具備し、
    前記両操作体を前記スライド部材によって同時に同一方向に向けて駆動する構成とすることによって、両操作体を同時に揺動してそれらの当接部を同時に両可動接点体の上面で移動させて両可動接点体を揺動し2組の可動接点と固定接点間を同時に接離させ、
    一方前記ケースの前記スライド部材のスライド方向に対向する一対の側壁部に、このケースを挿入する被取付部材の揺動スイッチ挿入孔の内周に弾発係合する弾発係合部を設けたことを特徴とする揺動スイッチ。
  2. 請求項1に記載の揺動スイッチにおいて、
    前記運動方向変換連結部は、前記スライド部材の前記一対の操作体と係合している間の位置にあり、前記操作つまみまたはスライド部材の何れか一方に設けたスライド軸と、何れか他方に設けられ前記スライド軸を係合する軸係合溝とを具備することによって、前記操作つまみの揺動によって前記スライド軸を軸係合溝内において相対的に回動させながら直線方向に移動する構成であることを特徴とする揺動スイッチ。
  3. 請求項2に記載の揺動スイッチにおいて、
    前記各操作体は揺動軸を中心に揺動自在で且つ揺動軸自体が上下動可能にケース内に設置され、かつ弾発手段によってその当接部方向に向けて弾発されており、
    一方前記スライド部材には、前記各操作体を挿入することで係合する操作体挿入部が設けられていることを特徴とする揺動スイッチ。
  4. 請求項1または2または3に記載の揺動スイッチにおいて、
    前記ケースは、上面が開口され内部の収納部に少なくとも前記スライド部材と操作体と可動接点体とを収納する第1ケースと、
    前記第1ケースの上部の開口を覆う第2ケースとを具備し、
    前記第2ケースは、前記第1ケースの前記スライド部材のスライド方向に対向する一対の外周側壁を覆う側壁部を有し、この側壁部に前記弾発係合部を設けたことを特徴とする揺動スイッチ。
  5. 請求項1または2または3に記載の揺動スイッチにおいて、
    前記ケースは、上面が開口され内部の収納部に少なくとも前記スライド部材と操作体と可動接点体とを収納する第1ケースと、
    前記第1ケースの上部の開口を覆う第2ケースと、
    少なくとも前記第1ケースの前記スライド部材のスライド方向に対向する一対の外周側壁を覆う一対の側壁部を有する第3ケースとを具備し、
    前記第3ケースの一対の側壁部に前記弾発係合部を設けたことを特徴とする揺動スイッチ。
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