JP2011085246A - ピニオン軸の回転支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピニオンギヤ10a側の転がり軸受の回転トルクの低減と負荷容量の確保とを両立できる構造を実現する。
【解決手段】前記ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として、従来の単列の円すいころ軸受に代えて、単列の玉軸受12を使用する。これと共に、この玉軸受12を構成する内輪軌道15を、ピニオン軸3bの外周面に直接形成する事により、この内輪軌道15の最小径部の直径DAを、反ピニオンギヤ10a側の単列円すいころ軸受4dを構成する内輪軌道17の最小径部の直径DBよりも小さく(DA<DB)する。そして、その分だけ、前記玉軸受12を構成する各玉16、16の直径dを大きくする。この様な構成を採用する事により、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば自動車のデファレンシャル装置や四輪駆動車のトランスファー装置を構成するピニオン軸の回転支持装置の改良に関する。
自動車のデファレンシャル装置や四輪駆動車のトランスファー装置は、通常、一端部にピニオンギヤを設けたピニオン軸を備えており、このピニオン軸をハウジングの内側に、軸方向に離隔して設けた1対の転がり軸受によって、回転自在に、且つ、両方向のアキシアル荷重を支承可能に支持する構造を有している。
図7は、この様な構造を有するデファレンシャル装置の1例として、特許文献1に記載されたものを示している。このデファレンシャル装置は、自動車の動力伝達系の途中に設けてプロペラシャフトの回転を減速すると同時に回転方向を直角に変換する為のもので、ハウジングであるケース1の内側の前寄り(「前後方向」は車両の進行方向によるもので、各図の右側が「前」、左側が「後」)部分に1対の環状壁2a、2bを、前後方向に離隔して設けている。これら両環状壁2a、2bの内側にはピニオン軸3を、1対の単列円すいころ軸受4a、4bによって、回転自在に、且つ、両方向のアキシアル荷重を支承可能に支持している。これら両単列円すいころ軸受4a、4bは、前記両環状壁2a、2bに内嵌した外輪5a、5bと、前記ピニオン軸3に外嵌した内輪6a、6bとの間に、複数個の円すいころ7a、7bを転動自在に設けて成る。これら両単列円すいころ軸受4a、4bは、接触角の向きを互いに逆にして(背面組み合わせ型の接触角を付与して)設置する事により、前記ピニオン軸3に加わる両方向のアキシアル荷重を支承可能としている。
又、このピニオン軸3の前端部には、環状体8を固定している。この環状体8の前端部を構成する結合フランジ9は、前記ケース1の前端開口部から外部に突出した部分に配置している。この結合フランジ9には、図示しないプロペラシャフトの後端部を連結自在である。又、前記ピニオン軸3の後端部には、ピニオンギヤ10を固設しており、このピニオンギヤ10とリングギヤ11とを互いに噛合させている。このリングギヤ11は、前記ケース1の内側の後部に、回転のみ自在に支持している。
次に、図8は、特許文献2に記載されたトランスファー装置の一部を示している。このトランスファー装置は、四輪駆動車に搭載して、トランスミッションの出力を前後輪に分配する為のものであり、ハウジングであるケース1aの内側にピニオン軸3aを、1対の単列円すいころ軸受4c、4dによって、回転自在に、且つ、両方向のアキシアル荷重を支承可能に支持している。これら両単列円すいころ軸受4c、4dは、前記ケース1aに内嵌した外輪5c、5dと、前記ピニオン軸3aに外嵌した内輪6c、6dとの間に、複数個の円すいころ7c、7dを転動自在に設けて成る。これら両単列円すいころ軸受4c、4dは、接触角の向きを互いに逆にして(背面組み合わせ型の接触角を付与して)設置する事により、前記ピニオン軸3aに加わる両方向のアキシアル荷重を支承可能としている。
又、このピニオン軸3aの後端部には、環状体8aを固定している。この環状体8aの後端部を構成する結合フランジ9aは、前記ケース1aの後端開口部から外部に突出した部分に配置している。この結合フランジ9aには、図示しないプロペラシャフトの前端部を連結自在である。又、前記ピニオン軸3aの前端部には、ピニオンギヤ10aを固設しており、このピニオンギヤ10aとリングギヤ11aとを互いに噛合させている。このリングギヤ11aは、前記ケース1aの内側に、回転のみ自在に支持している。
ところで、近年、自動車の省燃費化に対する要求が強くなっており、上述の様なデファレンシャル装置やトランスファー装置を構成する、ピニオン軸の回転支持装置に組み込む1対の転がり軸受に関しても、動力の伝達ロスを低く抑えるべく、回転トルクをより小さくする事が要求される様になっている。ところが、上述した各従来構造の場合には、当該回転トルクが必ずしも十分に小さいとは言えなかった。
即ち、上述した各従来構造の場合には、ピニオン軸の回転支持装置に組み込む1対の転がり軸受として、それぞれ単列円すいころ軸受4a、4b(4c、4d)を使用している。これら両単列円すいころ軸受4a、4b(4c、4d)は、外輪5a、5b(5c、5d)及び内輪6a、6b(6c、6d)と各円すいころ7a、7b(7c、7d)とが転がり接触する事に加え、内輪6a、6b(6c、6d)の外周面の大径側端部に存在する鍔部34、34と各円すいころ7a、7b(7c、7d)の頭部(大径側端面)とが、常に滑り接触する為、回転時の損失トルクが大きい。特に、ピニオンギヤ10(10a)側の単列円すいころ軸受4a(4c)は、反ピニオンギヤ10(10a)側の単列円すいころ軸受4b(4d)に比べて、支承するアキシアル荷重が大きい為、回転時の損失トルクも、反ピニオンギヤ10(10a)側の単列円すいころ軸受4b(4d)に比べて大きくなる。
この場合に、ピニオンギヤ10(10a)側の転がり軸受として、前記単列円すいころ軸受4a(4c)の代わりに玉軸受を使用すれば、回転トルクを低減する事ができる。しかしながら、設置スペースに制約がある為、当該玉軸受を構成する各玉(転動体)の直径を余り大きくする事ができず、各玉の数も十分に多くする事は難しい為、結果として、ピニオンギヤ10(10a)側の転がり軸受の負荷容量が減少し、軸受寿命が低下する事が懸念される。
特開平11−48805号公報 特開平10−220468号公報
本発明のピニオン軸の回転支持装置は、上述の様な事情に鑑み、ピニオンギヤ側の転がり軸受の回転トルクの低減と負荷容量の確保とを両立できる構造を実現すべく、発明したものである。
本発明のピニオン軸の回転支持装置は何れも、自動車のデファレンシャル装置や四輪駆動車のトランスファー装置を構成する為に使用可能なもので、一端部にピニオンギヤを設けたピニオン軸をハウジングの内側に、軸方向に離隔して設けた1対の転がり軸受によって、回転自在に、且つ、両方向のアキシアル荷重を支承可能に支持して成る。
特に、請求項1に記載したピニオン軸の回転支持装置に於いては、前記両転がり軸受のうち、ピニオンギヤ側の転がり軸受が、ピニオンギヤ側から反ピニオンギヤ側に向かって前記ピニオン軸に作用するアキシアル荷重を支承可能な単列玉軸受(例えば、単列深溝玉軸受や単列アンギュラ玉軸受)であり、この単列玉軸受を構成する内輪軌道が前記ピニオン軸の外周面に直接形成されていると共に、この内輪軌道の最小径部の直径が、前記反ピニオンギヤ側の転がり軸受を構成する、前記ピニオン軸に外嵌固定した内輪の外周面に形成した内輪軌道の最小径部の直径よりも小さい。
又、請求項2に記載したピニオン軸の回転支持装置に於いては、前記両転がり軸受のうち、ピニオンギヤ側の転がり軸受が、ピニオンギヤ側から反ピニオンギヤ側に向かって前記ピニオン軸に作用するアキシアル荷重を支承可能なタンデム型の複列アンギュラ玉軸受{ピニオンギヤ側の玉列のピッチ円直径(及び軌道径)が反ピニオンギヤ側の玉列のピッチ円直径(及び軌道径)よりも大きくなっており、且つ、両列の接触角の向きが等しくなっている複列アンギュラ玉軸受}であり、このタンデム型の複列アンギュラ玉軸受を構成する複列の内輪軌道が前記ピニオン軸の外周面に直接形成されている。
又、請求項3に記載したピニオン軸の回転支持装置に於いては、前記両転がり軸受のうち、ピニオンギヤ側の転がり軸受が、ピニオンギヤ側から反ピニオンギヤ側に向かって前記ピニオン軸に作用するアキシアル荷重を支承可能な単列円すいころ軸受であり、この単列円すいころ軸受を構成する内輪軌道が前記ピニオン軸の外周面に直接形成されていると共に、この内輪軌道の大径側端部に鍔部が存在しない。
上述の様に構成する本発明のピニオン軸の回転支持装置のうち、請求項1に記載したものの場合には、ピニオンギヤ側の転がり軸受として、従来の単列円すいころ軸受の代わりに、単列玉軸受を使用している為、回転トルクを低減できる。又、この単列玉軸受は、内輪軌道をピニオン軸の外周面に直接形成すると共に、この内輪軌道の最小径部の直径を、反ピニオンギヤ側の転がり軸受を構成する、ピニオン軸に外嵌固定した内輪の外周面に形成した内輪軌道の最小径部の直径よりも小さくしている為、その分だけ各玉の直径を大きくする事ができ、延いては負荷容量を増やせる。この結果、この単列玉軸受の寿命を、従来の単列円すいころ軸受の寿命と同程度に近づける事ができる。即ち、請求項1に記載した構造によれば、ピニオンギヤ側の転がり軸受に関して、従来の単列円すいころ軸受と同程度の寿命を保持したまま、この従来の単列円すいころ軸受よりも低い回転トルクを実現する事が可能となる。又、ピニオンギヤ側の転がり軸受として使用する単列玉軸受が、ピニオン軸と別体の内輪を有していない分、回転支持装置の組み立てを容易に行える。
尚、前記単列深溝玉軸受として、内輪軌道を、ピニオン軸に外嵌固定した別体の内輪の外周面に形成する構造を採用すると、この内輪軌道の最小径部の小径化を図った場合に、この内輪のうちこの最小径部に対応する部分が薄肉化して、当該部分の強度(耐久性)を確保する事が難しくなると言った不具合が生じる。これに対し、本例の場合には、前記単列深溝玉軸受の内輪軌道を、前記ピニオン軸の外周面に直接形成する構造を採用している為、その様な不具合が生じる事はない。
又、請求項2に記載したピニオン軸の回転支持装置の場合には、ピニオンギヤ側の転がり軸受として、従来の単列円すいころ軸受の代わりに、タンデム型の複列アンギュラ玉軸受を使用している為、回転トルクを低減できる。又、このタンデム型の複列アンギュラ玉軸受は、同程度のサイズの単列アンギュラ玉軸受に比べて、負荷容量が十分に大きく、寿命も十分に長い。即ち、請求項2に記載した構造によれば、ピニオンギヤ側の転がり軸受に関して、十分な寿命を保持したまま、従来の単列円すいころ軸受よりも低い回転トルクを実現する事が可能となる。又、ピニオンギヤ側の転がり軸受として使用するタンデム型の複列アンギュラ玉軸受が、ピニオン軸と別体の内輪を有していない分、回転支持装置の組み立てを容易に行える。
又、請求項3に記載したピニオン軸の回転支持装置の場合には、ピニオンギヤ側の転がり軸受として、内輪軌道の大径側端部に鍔部を有しない単列円すいころ軸受を使用している為、この鍔部と各円すいころの頭部との滑り接触がない分だけ、従来の(当該鍔部を有する)単列円すいころ軸受に比べて、回転抵抗を低減できる。即ち、請求項3に記載した構造によれば、ピニオンギヤ側の転がり軸受に関して、従来の単列円すいころ軸受と実質的に同じ寿命を保持したまま、この従来の単列円すいころ軸受よりも低い回転トルクを実現する事が可能となる。又、ピニオンギヤ側の転がり軸受として使用する単列アンギュラ玉軸受が、ピニオン軸と別体の内輪を有していない分、回転支持装置の組み立てを容易に行える。
本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。 同第2例を示す断面図。 同第3例を示す断面図。 同第4例を示す断面図。 同第5例を示す断面図。 同第6例を示す断面図。 従来のピニオン軸の回転支持装置を組み込んだデファレンシャル装置の1例を示す断面図。 従来のピニオン軸の回転支持装置を組み込んだトランスファー装置の1例を示す部分断面図。
[実施の形態の第1例]
図1は、請求項1に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例の特徴は、トランスファー装置を構成するピニオン軸3bを支持する1対の転がり軸受のうち、ピニオンギヤ10a側(図1の右側)の転がり軸受の構造にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図8に示した従来構造の場合とほぼ同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
本例の場合、前記ピニオン軸3bを支持する1対の転がり軸受のうち、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受は、このピニオンギヤ10a側から反ピニオンギヤ10a側(図1の左側)に向かって前記ピニオン軸3bに作用するアキシアル荷重を支承可能な、単列深溝玉軸受12としている。この単列深溝玉軸受12は、外輪13の内周面に形成した深溝型の外輪軌道14と、前記ピニオン軸3bの外周面の前端寄り部分に直接形成した深溝型の内輪軌道15との間に、複数個の玉16、16を転動自在に設けて成る。特に、本例の場合には、この様に内輪軌道15をピニオン軸3bの外周面に直接形成する事により、この内輪軌道15の最小径部(溝底部)の直径DAを、反ピニオンギヤ10a側の単列円すいころ軸受4dを構成する内輪軌道17の最小径部(小径側端部)の直径DBよりも小さく(DA<DB)している{図示の例では、前記ピニオン軸3bのうち、反ピニオンギヤ10a側の単列円すいころ軸受4dを構成する内輪6dを外嵌した部分の直径DCとほぼ等しく(DA≒DC)している}。そして、この様に単列深溝玉軸受12を構成する内輪軌道15の最小径部の直径DAを小さくした分だけ、前記各玉16、16の直径dを大きくしている。この様な単列深溝玉軸受12の外輪13は、ケース1bを構成する筒状部材18の前端部に内嵌している。又、この状態で、この外輪13の後端面を、この筒状部材18の内周面に形成した段差面19に突き当てる事により、この外輪13の軸方向の位置決めを図っている。
又、本例の場合、反ピニオンギヤ10a側の単列円すいころ軸受4dの外輪5dは、前記筒状部材18の後端寄り部分に内嵌している。又、この状態で、この外輪5dの前端面を、この筒状部材18の内周面に形成した段差面20に突き当てる事により、この外輪5dの軸方向の位置決めを図っている。一方、前記単列円すいころ軸受5dの内輪6dは、前記ピニオン軸3bの中間部後端寄り部分に外嵌している。又、この状態で、この内輪6dの前端面と前記ピニオン軸3bの外周面の中間部に形成した段差面21との間に、中間部の断面形状がアーチ形状になった筒状のスペーサ22を挟持すると共に、前記ピニオン軸3bの後端部に外嵌固定した環状体8aにより、前記内輪6dの後端面を抑え付けている。これにより、前記単列深溝玉軸受12と前記単列円すいころ軸受4dとのアキシアル内部隙間を調整し、且つ、これら単列深溝玉軸受12と単列円すいころ軸受4dとが前記筒状部材18の内周面と前記ピニオン軸3bの外周面の間から脱落する事を防止している。
上述の様に構成する本例のピニオン軸の回転支持装置の場合には、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として、従来の単列円すいころ軸受4c(図8参照)の代わりに、単列深溝玉軸受12を使用している為、回転トルクを低減できる。又、この単列深溝玉軸受12は、内輪軌道15をピニオン軸3bの外周面に直接形成する事により、この内輪軌道15の最小径部の直径DAを小さくする(DA<DB、DA≒DCとする)事に基づいて、各玉16、16の直径dを大きくしている為、負荷容量を大きくする事ができる。従って、この単列深溝玉軸受12の寿命を、前記従来の単列円すいころ軸受4cの寿命と同程度に近づける事ができる。即ち、本例の構造によれば、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受に関して、前記従来の単列円すいころ軸受4c(図8参照)と同程度の寿命を保持したまま、この従来の単列円すいころ軸受4cよりも低い回転トルクを実現する事が可能となる。又、本例の場合には、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として使用する単列深溝玉軸受12が、前記ピニオン軸3bと別体の内輪を有していない分、回転支持装置の組み立てを容易に行える。
尚、前記単列深溝玉軸受12として、内輪軌道15を、ピニオン軸3bに外嵌固定した別体の内輪の外周面に形成する構造を採用すると、この内輪軌道15の最小径部の小径化を図った場合に、この内輪のうちこの最小径部に対応する部分が薄肉化して、当該部分の強度(転がり疲れ寿命)を確保する事が難しくなると言った不具合が生じる。これに対し、本例の場合には、前記単列深溝玉軸受12の内輪軌道15を、前記ピニオン軸3bの外周面に直接形成する構造を採用している為、その様な不具合が生じる事はない。
[実施の形態の第2例]
図2は、請求項1に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、反ピニオンギヤ10a側(図2の左側)の転がり軸受として、反ピニオンギヤ10a側からピニオンギヤ10a側(図2の右側)に向かってピニオン軸3bに作用するアキシアル荷重を支承可能な、タンデム型の複列アンギュラ玉軸受23を使用している。このタンデム型の複列アンギュラ玉軸受23は、外輪24の内周面に形成した、それぞれがアンギュラ型である複列の外輪軌道25a、25bと、内輪26の外周面に形成した、それぞれがアンギュラ型である複列の内輪軌道27a、27bとの間に、両列毎に複数個ずつの玉28、28を、両列同士で互いに同じ向きの接触角を付与した状態で配置して成り、且つ、反ピニオンギヤ10a側の玉列のピッチ円直径を、ピニオンギヤ10a側の玉列のピッチ円直径よりも大きくしている。この様な本例の場合には、反ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として、従来の単列円すいころ軸受4d(図8参照)の代わりに、タンデム型の複列アンギュラ玉軸受23を使用している為、回転トルクを低減できる。その他の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様である。
[実施の形態の第3例]
図3は、請求項1に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、ピニオンギヤ10a側(図3の右側)の転がり軸受を、ピニオンギヤ10a側から反ピニオンギヤ10a側(図3の左側)に向かってピニオン軸3bに作用するアキシアル荷重を支承可能な、単列アンギュラ玉軸受29としている。この単列アンギュラ玉軸受29は、外輪13aの内周面に形成したアンギュラ型の外輪軌道14aと、前記ピニオン軸3bの外周面の前端寄り部分に直接形成したアンギュラ型の内輪軌道15aとの間に、複数個の玉16、16を、接触角を付与した状態で転動自在に設けて成る。又、本例の場合、前記外輪13aの内周面のうち、前記外輪軌道14aの後端側には肩部30が存在するが、前端側には肩部が存在しない。この為、前記単列アンギュラ玉軸受29の組み立てを容易に行える。又、この単列アンギュラ玉軸受29に組み込む玉16、16の数を多くできる。即ち、本例の場合には、前記内輪軌道15aの周囲に前記各玉16、16を(図示しない保持器やグリース等により)保持した状態で、これら各玉16、16を前記外輪軌道14aの内側に、前記外輪13aの前端側から軸方向に挿入する事によって、より多くの玉16、16を有する前記単列アンギュラ玉軸受29を、容易に組み立てる事ができる。その他の構成及び作用は、上述した各例の場合と同様である。
[実施の形態の第4例]
図4は、請求項1に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合、ピニオンギヤ10a側(図4の右側)の転がり軸受である単列アンギュラ玉軸受29aに関して、外輪13bの内周面の後端部に存在する肩部30aの高さHを、各玉16、16の直径dの1/2よりも大きく(H>d/2)している。又、本例の場合には、前記単列アンギュラ玉軸受29aを構成する内輪軌道15aの反ピニオンギヤ10a側(図4の左側)にも、肩部が存在しない。又、本例の場合には、この内輪軌道15aと前記ピニオンギヤ10aの端面とを、曲面部31を介して滑らかに連続させる事により、このピニオンギヤ10aの付け根部分の強度及び剛性を向上させている。又、本例の場合も、反ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として、前述の図2に示した第2例の場合と同様の、タンデム型の複列アンギュラ玉軸受23を使用している。
上述の様に構成する本例のピニオン軸の回転支持装置の場合には、単列アンギュラ玉軸受29aを組み立てるべく、筒状部材18の前端部に外輪13bを内嵌すると共に、この外輪13bの内周面に形成した外輪軌道14aの内側に各玉16、16を配置した状態で、これら各玉16、16の内側にピニオン軸3cを挿入する作業を、前記筒状部材18の前端部を上方に向けた状態で行えば、前記肩部30aによって前記各玉16、16が前記外輪軌道14aの内側からこぼれ落ちる事を防止できる。この為、前記単列アンギュラ玉軸受29aの組み立てを、より容易に行える。尚、上述した各玉16、16のこぼれ落ちは、保持器によって防止する事もできる。但し、本例の構造の場合には、前記肩部30aによって、かかる防止機能を発揮できる。この為、当該保持器として、かかる防止機能を持たないものを使用する事ができ、その分だけ設計の自由度を高める事ができる。その他の構成及び作用は、上述した各例の場合と同様である。
[実施の形態の第5例]
図5は、請求項2に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、ピニオンギヤ10a側(図5の右側)の転がり軸受として、ピニオンギヤ10a側から反ピニオンギヤ10a側(図5の左側)に向かってピニオン軸3bに作用するアキシアル荷重を支承可能な、タンデム型の複列アンギュラ玉軸受23aを使用している。このタンデム型の複列アンギュラ玉軸受23aは、外輪24aの内周面に形成した、それぞれがアンギュラ型である複列の外輪軌道25c、25dと、ピニオン軸3bの外周面の前端寄り部分に直接形成した、それぞれがアンギュラ型である複列の内輪軌道27c、27dとの間に、両列毎に複数個ずつの玉28、28を、両列同士で互いに同じ向きの接触角を付与した状態で配置して成り、且つ、ピニオンギヤ10a側の玉列のピッチ円直径を、反ピニオンギヤ10a側の玉列のピッチ円直径よりも大きくしている。又、本例の場合も、反ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として、前述の図2に示した第2例の場合と同様の、タンデム型の複列アンギュラ玉軸受23を使用している。
上述の様に構成する本例のピニオン軸3bの回転支持装置の場合には、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として、従来の単列円すいころ軸受4c(図8参照)の代わりに、タンデム型の複列アンギュラ玉軸受23aを使用している為、回転トルクを低減できる。又、このタンデム型の複列アンギュラ玉軸受23aは、同程度のサイズの単列アンギュラ玉軸受に比べて、負荷容量が十分に大きく、寿命も十分に長い。即ち、本例の構造によれば、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受に関して、十分な寿命を保持したまま、前記従来の単列円すいころ軸受4cよりも低い回転トルクを実現する事が可能となる。又、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として使用するタンデム型の複列アンギュラ玉軸受23aが、別体の内輪を有していない分、回転支持装置の組み立てを容易に行える。その他の構成及び作用は、上述した各例の場合と同様である。
[実施の形態の第6例]
図6は、請求項3に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合には、ピニオンギヤ10a側(図6の右側)の転がり軸受を、ピニオンギヤ10a側から反ピニオンギヤ10a側(図6の左側)に向かってピニオン軸3dに作用するアキシアル荷重を支承可能な、単列円すいころ軸受4eとしている。この単列円すいころ軸受4eは、外輪5cの内周面に形成した円すい凹面状の外輪軌道32と、ピニオン軸3dの外周面の前端寄り部分に直接形成した円すい凸面状の内輪軌道33との間に、複数個の円すいころ7c、7cを転動自在に設けて成り、且つ、前記内輪軌道33の大径側端部に鍔部を有していない。
上述の様に構成する本例のピニオン軸の回転支持装置の場合には、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として、内輪軌道33の大径側端部に鍔部を有しない単列円すいころ軸受4eを使用している為、この鍔部と各円すいころ7c、7cの頭部との滑り接触がない分だけ、従来の(鍔部34を有する)単列円すいころ軸受4c(図8参照)に比べて、回転抵抗を低減できる。即ち、本例の構造によれば、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受に関して、前記従来の単列円すいころ軸受4cと実質的に同じ寿命を保持したまま、この従来の単列円すいころ軸受4cよりも低い回転トルクを実現する事が可能となる。又、ピニオンギヤ10a側の転がり軸受として使用する単列アンギュラ玉軸受4eが、別体の内輪を有していない分、回転支持装置の組み立てを容易に行える。その他の構成及び作用は、前述の図1に示した第1例の場合と同様である。
尚、上述した各実施の形態では、本発明を、トランスファー装置を構成するピニオン軸の回転支持装置に適用したが、本発明は、前述の図7に示した様なデファレンシャル装置を構成するピニオン軸の回転支持装置に適用する事もできる。
1、1a ケース
2a〜2d 環状壁
3、3a〜3d ピニオン軸
4a〜4e 単列円すいころ軸受
5a〜5d 外輪
6a〜6d 内輪
7a〜7d 円すいころ
8、8a 環状体
9、9a 結合フランジ
10、10a ピニオンギヤ
11、11a リングギヤ
12 単列深溝玉軸受
13、13a、13b 外輪
14、14a 外輪軌道
15、15a 内輪軌道
16 玉
17 内輪軌道
18 筒状部材
19 段差面
20 段差面
21 段差面
22 スペーサ
23、23a 複列アンギュラ玉軸受
24、24a 外輪
25a〜25d 外輪軌道
26 内輪
27a〜27d 内輪軌道
28 玉
29、29a 単列アンギュラ玉軸受
30、30a 肩部
31 曲面部
32 外輪軌道
33 内輪軌道
34 鍔部

Claims (3)

  1. 一端部にピニオンギヤを設けたピニオン軸をハウジングの内側に、軸方向に離隔して設けた1対の転がり軸受によって、回転自在に、且つ、両方向のアキシアル荷重を支承可能に支持して成るピニオン軸の回転支持装置に於いて、前記両転がり軸受のうち、ピニオンギヤ側の転がり軸受が、ピニオンギヤ側から反ピニオンギヤ側に向かって前記ピニオン軸に作用するアキシアル荷重を支承可能な単列玉軸受であり、この単列玉軸受を構成する内輪軌道が前記ピニオン軸の外周面に直接形成されていると共に、この内輪軌道の最小径部の直径が、前記反ピニオンギヤ側の転がり軸受を構成する、前記ピニオン軸に外嵌固定した内輪の外周面に形成した内輪軌道の最小径部の直径よりも小さい事を特徴とするピニオン軸の回転支持装置。
  2. 一端部にピニオンギヤを設けたピニオン軸をハウジングの内側に、軸方向に離隔して設けた1対の転がり軸受によって、回転自在に、且つ、両方向のアキシアル荷重を支承可能に支持して成るピニオン軸の回転支持装置に於いて、前記両転がり軸受のうち、ピニオンギヤ側の転がり軸受が、ピニオンギヤ側から反ピニオンギヤ側に向かって前記ピニオン軸に作用するアキシアル荷重を支承可能なタンデム型の複列アンギュラ玉軸受であり、このタンデム型の複列アンギュラ玉軸受を構成する複列の内輪軌道が前記ピニオン軸の外周面に直接形成されている事を特徴とするピニオン軸の回転支持装置。
  3. 一端部にピニオンギヤを設けたピニオン軸をハウジングの内側に、軸方向に離隔して設けた1対の転がり軸受によって、回転自在に、且つ、両方向のアキシアル荷重を支承可能に支持して成るピニオン軸の回転支持装置に於いて、前記両転がり軸受のうち、ピニオンギヤ側の転がり軸受が、ピニオンギヤ側から反ピニオンギヤ側に向かって前記ピニオン軸に作用するアキシアル荷重を支承可能な単列円すいころ軸受であり、この単列円すいころ軸受を構成する内輪軌道が前記ピニオン軸の外周面に直接形成されていると共に、この内輪軌道の大径側端部に鍔部が存在しない事を特徴とするピニオン軸の回転支持装置。
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