JP2011084979A - 標識具 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路工事や建築工事などの現場で使用される標識具として、使用時に比較的簡単かつ手軽に安定性を高めることのできる標識具を提供する。
【解決手段】逆V字状に開閉可能な一対の表示板2・2の裏面側に、これらの表示板2・2を逆V字状の設置姿勢に維持するための連結板4を備えた標識具1において、連結板4にペットボトル10のネック部12を係止しうるボトル係止孔を設ける。そして、標識具1が設置姿勢に維持されている状態において水平に保持された連結板4のボトル係止孔にペットボトル10のネック部12を係止したときに当該ボトル10が設置面Gから実質的に浮いた状態で保持されるように連結板4の高さ位置Hを設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、道路工事や建築工事などの現場において、進行方向を示す矢印や注意書きなどの情報を表示するために、路面上等に設置される標識具に関する。
この種の標識具として、例えば特許文献1に示されたようなもの(表示具)が知られている。これは、上端がヒンジを介して折り畳み可能に連結され且つ下端側が折り畳み脚部とされた一対のプラスチック製の表示板と、この一対の表示板を側面視で三角形状に開いた状態(設置姿勢)に保持するための連結手段とを備えたもので、当該連結手段により折り畳み脚部を連結することで一対の表示板が前記の設置姿勢に保持されるようにしたものである。
このような標識具は、風が吹いたり物がぶつかったりしたときに簡単に倒れてしまわないように設置時に安定している必要がある。そこで、先の特許文献1記載の標識具では、前記連結手段を、内部に空洞を有する合成樹脂製の中空板で形成し、この中空板に設けた注入口から中空板内に水や砂を注入して、これを折り畳み脚部の比較的下方側に配置した構成が採用されている。これによれば、水や砂が注入された中空板がいわゆる「重し」もしくは「重り」となって設置姿勢における重心位置が下がるので、その分だけ設置時の安定性を高めることができる。
なお、従来においては、ダンボールのような比較的軽量の素材で構成された標識具(表示具)において、一対の表示板の接続部(設置状態で頂部となる部分)の近傍に側面視で三角形状の空間を形成し、この空間内に三角形状の棒を挿入セットして、この棒に例えば水の入ったペットボトルを袋にいれて吊り下げ、これを先の「重し」もしくは「重り」として利用することも提案されている(特許文献2の段落番号0027、および図7参照)。
実開昭63−199275号公報(第1図) 特開2008−250271号公報(段落番号0027、図7)
しかしながら、特許文献1記載の標識具(表示具)においては、中空板の上面に設けられた注入口から水あるいは砂を注入する作業が比較的面倒で手間がかかる等の問題がある。すなわち、水を注入する場合は、水道の蛇口から中空板における注入口に対して水を直接注入するのは困難なため、注入用のホースやヤカンなどを別途使用して注入作業を行なう必要があり、砂を注入する場合は、そのための砂を別途用意あるいは確保したうえで、これを中空板における注入口から注入するという面倒な作業を行なう必要がある。また、標識具を片づけるときには、全体の重量を軽くするために中空板内の水または砂を完全に抜いておく必要があるが、その際、中空板の上面に設けられた上記のような注入口から内部の水または砂を完全に抜き取るには、当該中空板を前後左右に傾けたり揺すったりして内部に水または砂が留まらないようにしなければならないため、この種の排出作業にも結構手間がかかるという問題がある。
一方、特許文献2記載の標識具のように、水の入ったペットボトルを袋にいれて吊り下げ、これを「重し」もしくは「重り」として利用したものでは、安定性が十分でないという問題がある。具体的には、例えば、比較的強い風が吹いた場合などにおいて、ペットボトルの入っている袋が揺れて倒れる可能性がある。また、袋を吊り下げている棒の挿入方向の位置がズレたり、袋の吊り下げられている位置自体がズレたりしたときに、標識具全体のバランスが崩れて倒れやすくなるという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、道路工事や建築工事などの現場で使用される標識具として、使用時に比較的簡単かつ手軽に安定性を高めることのできる標識具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、上端がヒンジを介して折り畳み可能に連結され、他端が設置面に対する接地部とされた一対の表示板と、このうちの一方の表示板の裏面側に基端側が回動可能に取り付けられ、先端側が、他方の表示板の裏面側に設けられた係止部に係止可能とされた連結板とを有し、前記連結板の先端側を前記他方の表示板の係止部に係止することにより、当該連結板を水平に保持した状態で、前記一対の表示板を、側面視で前記ヒンジを頂点とする三角形状を呈する設置姿勢に維持して、これらの表示板の表面に表示された標識が通行人等に視認されるようにする標識具において、次のように構成したことを特徴とする。
すなわち、前記連結板に、飲料用ボトルのネック部(その上方に位置する口部の下側部分を含む)を係止しうるボトル係止孔を設け、前記設置姿勢に維持されている状態において水平に保持された連結板のボトル係止孔に飲料用ボトルのネック部を係止したときに当該飲料用ボトルが設置面から実質的に浮いた状態で保持されるように前記連結板の高さ位置を設定する。ここで、「当該飲料用ボトルが設置面から実質的に浮いた状態」とは、当該飲料用ボトルの底が地面等の設置面から完全に離れた非接触状態となっている場合のみならず、接触状態となっている場合であってもそのことによって連結板が上方に押し上げられたり当該標識具の設置状態が不安定となったりすることのないような状態を意味する。また、「飲料用ボトル」は、必ずしも飲料を収容するために使用されるボトルに限られず、例えば醤油やソースのような液体調味料などの飲料以外の液体を収容するために使用されるプラスチック製のボトルなども含まれる。すなわち、ボトルの形態や構造が飲料用ボトルと同等のものや類似しているものも含まれる。
具体的には、ボトル係止孔は、飲料用ボトルの口部に装着されるキャップの外径よりも大径とされた大径部と、この大径部に連続するように形成されて前記飲料用ボトルの口部の外径よりも大径で且つキャップの外径よりも小径の小径部とで構成する。そして、このうちの大径部に飲料用ボトルのキャップを下方側から挿通して、当該キャップの下方側に位置するネック部を大径部内に位置させ、その状態で小径部側に水平に移動させるか、または小径部の下方側から飲料用ボトルの口部を挿通して小径部の上方側に突出させ、その突出部分にキャップを装着することで、飲料用ボトルのネック部がボトル係止孔の小径部に係止される構成とする。
連結板のボトル係止孔に係止される飲料用ボトルとしては、通常、どこでも手軽に入手できるという点で、いわゆるペットボトル、すなわちボトル本体がポリエチレンテレフタレートで構成されたボトルを使用するのが望ましい。ペットボトル以外にも、例えば飲料用のボトルとして使用されるアルミニウム製のボトルなどの金属製のボトルも使用できる。
本発明の標識具においては、一方の表示板に基端側が回動可能に取り付けられた連結板における先端側を他方の表示板の係止部に係止することにより、当該連結板が水平に保持されるとともに、一対の表示板が、側面視で前記ヒンジを頂点とする三角形状を呈する設置姿勢に維持される。そして、この状態で水平に保持された連結板のボトル係止孔に飲料用ボトルのネック部を係止することで、当該飲料用ボトルを設置面から実質的に浮いた状態で保持することができる。
したがって、例えば使用済みのペットボトルに水を入れてキャップを閉じ、水平状態にある連結板の係止孔に当該ボトルのネック部を上記のようにして係止させることによって、この水の入ったペットボトルを標識具の安定性を高める「重し」もしくは「重り」として利用することができる。この場合、ペットボトルなどの飲料用ボトルはどこでも手軽に入手でき、この種のボトル内に重量確保用の水などを注入する作業も比較的容易に行なえる。
上記のボトル係止孔を、飲料用ボトルの口部に装着されるキャップの外径よりも大径とされた大径部と、この大径部に連続するように形成されて前記飲料用ボトルの口部の外径よりも大径で且つキャップの外径よりも小径の小径部とで構成し、このうちの大径部に飲料用ボトルのキャップを下方側から挿通して、当該キャップの下方側に位置するネック部を大径部内に位置させ、その状態で小径部側に水平に移動させるか、または小径部の下方側から飲料用ボトルの口部を挿通して小径部の上方側に突出させ、その突出部分にキャップを装着することで、飲料用ボトルのネック部がボトル係止孔の小径部に係止される構成とした場合には、この種のペットボトル等の飲料用ボトルの装着作業が極めて簡単に行なえることとなる。しかも、装着後は飲料用ボトルのネック部が前記ボトル係止孔の小径部に係止された状態で確実に保持されることにより、例えば風が吹いたときでもボトルが大きく揺れ動いたりその装着位置がズレたりすることはなく、そのようなボトルの揺れ動きや位置ズレによる標識具の不安定化を回避することができる。
本発明の実施例に係る標識具の使用状態を示す側面図である。 本発明の実施例に係る標識具の閉じた状態を実線で示し、開いた状態を鎖線で示す斜視図である。 本発明の実施例に係る標識具における連結板のボトル係止孔に飲料用ボトル(ペットボトル)のネック部を係止させた状態を示す当該標識具の上部の縦断側面図である。 図3のA−A線で切断した断面図である。 図4のB−B線で切断した断面図である。 図4のD−D線で切断した端面図である。 前記連結板のボトル係止孔に飲料用ボトル(ペットボトル)を係止させる手順を説明する際に使用したもので、図3のC−C線で切断した断面図である。 連結板の先端部分の他の構造例を示す縦断側面図である。
(実施例) 図1は本発明の実施例に係る標識具の使用状態を示したものであり、図2は標識具の閉じた状態(折り畳んだ状態)を実線で示し、開いた状態を鎖線で示したものである。これらの図に示す標識具1は全体がプラスチックで構成されている。
この標識具1は、上端2a・2aがヒンジ3を介して折り畳み可能に連結され、下端2b・2bが地面等の設置面Gに対する接地部とされた一対の表示板2・2を有する。各表示板2の表面(外面)2c側には、それぞれ、文字や図形等の所要の標識を表示すべき部分として、凸条2d・2eによって囲まれた表示部2f・2gが設けられている。
各表示板2の上端2a側には横長の孔状の開口部2hが互いに対応位置するようにそれぞれ形成されており、これらの開口部2h・2hに指を挿入してヒンジ3側を掴むことによって当該ヒンジ3側の部分を把手として利用できるようになっている。
一対の表示板2・2の裏面(対向面)2i・2i側には、図1および図3に示すように、使用時に水平状態で両表示板2・2を連結して、側面視でヒンジ3を頂点とする三角形状を呈する設置姿勢に維持する連結板4が備えられている。
この連結板4は、図4に示すように、一方の表示板2(21)に沿って水平方向に延びる基端4a側の両側部に一対のピン部4b・4bが外方に向けて突設されており、これらのピン部4b・4bが、一方の表示板2(21)の両側部に形成されたピン孔2j・2jに枢着されていることにより、当該ピン部4b・4bの回りに回動可能とされている。
連結板4の回動端側となる先端4c側の両側部には、図3ないし図5に示すように、当該連結板4を水平状態にセットしたときに下方に向く一対の係止ピン4d・4dが突設されており、これらの係止ピン4d・4dが、他方の表示板2(22)の裏面2i側に設けられた係止部2k・2kにおける孔2m・2mに嵌合可能とされている。そして、図3に示したように、一対の表示板2・2を開いた状態で、連結板4における係止ピン4d・4dを他方の表示板2(22)の係止部2k・2kにおける孔2m・2mに嵌合させて、連結板4をヒンジ3の下方の所定高さ位置において水平状態に固定することによって、両表示板2・2をヒンジ3の下方の所定高さ位置で連結して、各表示板2の表示部2f・2gに表示された標識が通行人等に視認されるように、側面視で三角形状の上記の設置姿勢(図1参照)を維持する構成とされている。
ここで、各係止ピン4dは、図5に示したように、それぞれ、連結板4の基端4a側から見て手前側となる部分がテーパ状の案内面41dとされて、図5に示した側面視で先端側が細くなるように形成されている。そして、他方の表示板2(22)側の係止部2kにおける孔2mに係止ピン4dを嵌合させる際に、前記案内面41dが孔2mの開口縁に当たって係止ピン4dの先端側を孔2mの方向に案内することによって、孔2mに対する係止ピン4dの位置決めと嵌合動作がスムーズに行なわれるようになっている。
さらに、表示板2(22)の裏面2i側には、図4ないし図6に示すように、両表示板2・2が所定の開いた姿勢(設置姿勢)となっている状態において、連結板4の先端4c側の持ち上げ方向への不用意な回動を阻止する突起50・50が形成されている。各突起50は、側面視で上方に向けて厚み寸法が減少する逆テーパ断面形状を有し、連結板4の先端4c側を水平方向に回動させたときに連結板4の先端4cが各突起50のテーパ面51に接触しながら下方側に移動し、連結板4における係止ピン4d・4dが前記孔2m・2mに嵌合したときに、連結板4の先端4cの上面41c側が突起50の下面52側と対接することで、連結板4の先端4c側の持ち上げ方向への不用意な回動を阻止しうるようになっている。すなわち、これらの突起50・50は、上述した連結板4における一対の係止ピン4d・4dを他方の表示板2(22)側の係止部2k・2kにおける孔2m・2mに嵌合させて連結板4を水平にセットした状態から、連結板4の先端4c側が不意に上方に持ち上げられて一対の係止ピン4d・4dが孔2m・2mから抜けてしまうことによって一対の表示板2・2が不用意に閉じてしまわないようにする手段として機能する。
なお、連結板4の先端4c側の中央部にはピン状の突起4eが設けられているとともに、一対の表示板2・2にはヒンジ3の下方に位置する開口部2h・2hの下縁部分に突起係合用の係合部2n・2nが設けられている。そして、両表示板2・2を閉じたとき等において、連結板4の基端4a側の取り付けられている表示板2(図示例では表示板21)における係合部2nに、連結板4におけるピン状の突起4eを係合させることで、当該表示板2(21)に沿って連結板4を固定しておけるようになっている(図2における部分拡大図、および図3参照)。
また、この実施例においては、一対の表示板2・2のいずれにも、同じ構造および構成の表示板が使用されている。したがって、上述した突起係合用の係合部2n・2nだけでなく、一方の表示板2(21)の両側に形成されたピン孔2jや、他方の表示板2(22)の裏面2i側に設けられた係止部2kおよび孔2m等は、いずれの表示板2(21)・2(22)にも設けられている。
以上の構成に加えて、この標識具1においては、前記連結板4の略中央部に、ボトル本体11がポリエチレンテレフタレートで形成された飲料用ボトルであるペットボトル10のネック部12を係止しうるボトル係止孔2pが設けられている。そして、上述した設置姿勢にある場合において、水平状態に保持された連結板4のボトル係止孔2pにペットボトル10のネック部12を係止したときに、図1に示したごとく、当該ペットボトル10が設置面Gから実質的に浮いた状態で保持されるように構成されている。すなわち、水平状態に保持された連結板4の設置面Gからの高さをHとし、ボトル係止孔2pに係止したペットボトル(図示例では500ミリリットル容量のペットボトル)10のネック部12から底面13までの高さ寸法をhとしたときに、H≧hとなるように、連結板4の高さ位置が設定されている。
ボトル係止孔2pは、本実施例では、図4および図5に示したように、飲料用ボトル10の口部14に装着されるキャップ15の外径よりも大径とされた大径部2qと、この大径部2qに連続するように形成されて前記飲料用ボトルの口部14の外径よりも大径で且つキャップ15の外径よりも小径の小径部2rとで構成されている。そして、図7に矢印で示したように、前記大径部2qにペットボトル10のキャップ15を下方側から挿通して、当該キャップ15の下方側に位置するネック部12を大径部2q内に位置させ、その状態で小径部2r側に水平に移動させることで、ペットボトル10のネック部12が連結板4におけるボトル係止孔2pの小径部2rに係止されるようになっている。
上記のように構成された標識具1によれば、これを例えば工事現場の地面等に設置した場合において、以下のようにして当該標識具を安定した状態に保つことができる。
図2の実線で示すように折り畳まれた標識具1を同図鎖線で示すように開いて地面等の設置面Gに設置するに当たっては、まず連結板4を、一方の表示板2(21)に沿わせた図3の鎖線で示す状態から同図に実線で示す水平状態にセットする。
すなわち、図3において連結板4の先端4c側を時計方向に回動させて、図4に示すように、その係止ピン4d・4dを他方の表示板2(22)の係止部2k・2kにおける孔2m・2mに嵌合させる。このようにすると、連結板4がヒンジ3の下方の所定高さ位置において水平状態に固定されるとともに、一対の表示板2・2が側面視でヒンジ3を頂点とする三角形状を呈する設置姿勢に維持される。このとき、図1に示したごとく、水平状態に保持された連結板4の設置面Gからの高さHは、ボトル係止孔2pに係止したペットボトル10のネック部12から底面13までの高さ寸法hに対して、H≧hとなるように設定されているから、ペットボトル10は設置面Gから浮いた状態で保持される。
次に、この状態で水平に保持された連結板4のボトル係止孔2pに、内部に例えば水を入れてキャップを閉じたペットボトル10のネック部12を係止させる。具体的には、図7に矢印で示すように、連結板4のボトル係止孔2pの大径部2qにペットボトル10のキャップ15を下方側から挿通して、当該キャップ15の下方側に位置するネック部12を大径部2q内に位置させ、その状態で小径部2r側に水平に移動させる。このようにすると、ペットボトル10のネック部12がボトル係止孔2pの小径部2rに位置するが、この場合、小径部2rはペットボトル10のキャップ15よりも小径とされているから、当該キャップ15の下面側がボトル係止孔2pの小径部2rの周縁部分に引っかかることになる。したがって、ペットボトル10のキャップ15側がボトル係止孔2pの小径部2rにの下方側に抜けてペットボトル10が落下することはない。
こうして、標識具1を設置姿勢に維持した状態において水平に保持された連結板4のボトル係止孔2pの小径部2rにペットボトル10のネック部12を簡単に係止させることができる。このような状態で連結板4に装着されたペットボトル水10は、その重量により標識具1の「重し」もしくは「重り」として機能する。これにより、標識具1の設置姿勢における安定性が向上することとなる。また、このようなペットボトル10はどこでも手軽に入手できるだけでなく、当該ボトル内に重量確保用の水などを注入する作業も比較的容易に行なえることは言うまでもない。
加えて、ペットボトル10は、そのネック部12よりも大径でキャップ15よりも小径とされた小径部2rに係止状態で確実に保持されるから、例えば風が吹いたときでも当該ボトル10が大きく揺れ動いたりその装着位置がズレたりすることはない。したがって、そのようなペットボトル10の揺れ動きや位置ズレによる標識具1の不安定化を回避することができる。
なお、上述した実施例では、連結板4に形成したボトル係止孔2pの大径部2qにペットボトル10のキャップ15を下方側から挿通して、当該キャップ15の下方側に位置するネック部12を大径部2q内に位置させ、その状態で小径部2r側に水平に移動させることで、ペットボトル10のネック部12を前記小径部2rに係止させるようにしたが、まずペットボトル1の口部14にキャップ15を装着しない状態で前記小径部2rの下方側からペットボトル10の口部14を挿通して小径部2rの上方側に突出させ、その突出部分にキャップ15を装着することで、ペットボトル10のネック部12をボトル係止孔2pの小径部2rに係止させるようにしてもよい。
また、図6に示した例では、表示板2(22)の裏面2i側に設けた各突起50と当接する連結板4の先端4c側は平板状となっているが、他の例として図8に示すように、連結板4の先端4c側を側面視で凹条を呈する断面形状とするすることができる。このようにすると、連結板4を水平状態にセットすべくその先端4c側を表示板2の裏面2i側における突起50と接触させながら下方側に回動させたときに、前記凹条の先端部分42cが弾性により内側(凹部の上端間が狭まる方向)に撓むので当該先端部分42cが比較的スムーズに突起50の下方位置へと移動し、その位置に達するや否や元の状態ないし形態に復元して、当該先端部分42cの上面43cが突起50の下面52に対接することとなる。したがって、連結板4の水平状態へのセット作業が比較的容易に行なえるようになる。
1 標識具
2・2 一対の表示板(21 一方の表示板、22 他方の表示板)
2a 表示板の上端
2b 表示板の下端
2c 表示板の表面
2i 表示板の裏面(対向面)
2k 係止部
2p ボトル係止孔
2q ボトル係止孔の大径部
2r ボトル係止孔の小径部
3 ヒンジ
4 連結板
4a 連結板の基端
4b 連結板の先端
10 飲料用ボトル(ペットボトル)
12 飲料用ボトルのネック部
14 飲料用ボトルの口部
15 キャップ
G 設置面

Claims (3)

  1. 上端がヒンジを介して折り畳み可能に連結され、下端が設置面に対する接地部とされた一対の表示板と、
    このうちの一方の表示板の裏面側に基端側が回動可能に取り付けられ、先端側が、他方の表示板の裏面側に設けられた係止部に係止可能とされた連結板とを有し、
    前記連結板の先端側を前記他方の表示板の係止部に係止することにより、当該連結板を水平に保持した状態で、前記一対の表示板を、側面視で前記ヒンジを頂点とする三角形状を呈する設置姿勢に維持して、これらの表示板の表面に表示された標識が通行人等に視認されるようにする標識具であって
    前記連結板に、飲料用ボトルのネック部(その上方に位置する口部の下側部分を含む)を係止しうるボトル係止孔が設けられており、
    前記設置姿勢に維持されている状態において水平に保持された連結板のボトル係止孔に飲料用ボトルのネック部を係止したときに当該飲料用ボトルが設置面から実質的に浮いた状態で保持されるように前記連結板の高さ位置が設定されていることを特徴とする標識具。
  2. ボトル係止孔は、飲料用ボトルの口部に装着されるキャップの外径よりも大径とされた大径部と、この大径部に連続するように形成されて前記飲料用ボトルの口部の外径よりも大径で且つキャップの外径よりも小径の小径部とで構成されており、
    このうちの大径部に飲料用ボトルのキャップを下方側から挿通して、当該キャップの下方側に位置するネック部を大径部内に位置させ、その状態で小径部側に水平に移動させるか、または小径部の下方側から飲料用ボトルの口部を挿通して小径部の上方側に突出させ、その突出部分にキャップを装着することで、飲料用ボトルのネック部がボトル係止孔の小径部に係止可能とされている、請求項1記載の標識具。
  3. 連結板のボトル係止孔に係止される飲料用ボトルは、ボトル本体がポリエチレンテレフタレートで構成されたペットボトルである、請求項1または2記載の標識具。
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