JPH0630210U - ジャバラポリタンクと併用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 各種道路工事等の保安用具の重石として従来
より利用されているプラスチック製ポリタンクは水を又
は砂を入れて使用するがその容積が大きく運送上も在庫
置場所についても近年増々大きな課題となっている。 【構成】 バリケード重石として使用する場合従来のポ
リタンクをジャバラ式の伸縮自在のポリタンクにしたも
ので、併用器具２を用いてバリケード４に取り付け収納
したものである。水を入れて使用する為その容積は伸び
た時は従来の容積と変わらない。 【効果】 当考案の併用器具を用いた伸縮自在のジャバ
ラ式ポリタンクは未使用時は縮める為その容積は小さく
又軽くて、運送上，在庫置場所上大変大きな利点をもっ
たものである。又使用する場合伸ばす為その容積は大き
く重量も従来品と変わらないかそれ以上のものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

各種道路工事の保安用具の重石として水または砂を入れるプラスチック製のポ リタンクが幅広く利用されている。車や風による各保安用具の倒れや外れに対し てコンクリート重石，ポリタンク重石が多く利用されている。

【０００２】

【従来の技術】

従来よりバリケード重石，工事灯重石，駐禁灯重石としてプラスチック製の容 器が、それぞれの機能に合わせて利用されている。従って、水又は砂を入れる為 にその容積は大きなものである。又カラーコーン重石としてはプラスチック容器 は使われておらず上から置く板状の円形重石が多く利用されている。工事灯，駐 禁灯等のようにコンクリートブロックの穴に差し込んで重石として利用している ものもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

バリケード用重石に使われているプラスチック製のバリケードブロックは水等 を入れて利用するポリタンク容器であるが、その容積は大きく運送上又、在庫置 場所等にて大きな問題になっている。 又、カラーコーンに利用されるプラスチック製の重石は容積は小さいが運送上 その重量にて高い運送料が課せられている。運搬，在庫置場所等にもっと容積の 少ないしかも軽い保安用重石が近年増々要求されているものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前述の課題を解決するため、当考案はプラスチック製の伸縮自在のジャバラポ リタンク重石とその併用器具を考案した。 即ちバリケード用重石としてジャバラポリタンク自体では取付収納出来ない為 、併用器具として、図１のようにバリケード足部に金属等の橋をつくりその上に 収納出来るようにしたものである。 又、図２のようにカラーコーン重石としてその中側へジャバラポリタンクを入 れて、金属，プラスチック等で出来た板上の橋をコーンについているボルトに連 結して取付収納出来るようにした。 駐禁灯等は図３のように金属枠の中へジャバラポリタンクを入れ重石として利 用するものである。 簡単な器具で各種保安用具に重石を取り付けることが可能になると共にその容 積は従来のものより１／３〜１／４にも未使用時は小さく収納出来るようにした ものである。

【０００５】

【作用】

簡単な併用器具にて収納出来るジャバラポリタンクは未使用時は空気，水等を 抜いてジャバラをタタミ込むため容積が小さく、使用時は伸ばして大きく出来る 為その重石としての役割は大きな力が発揮出来るものである。

【０００６】

【実施例】

図１のようにバリケードよ重石として併用器具を使いジャバラポリタンクに水 を入れて利用したものである。図２のようにカラーコーンの中側へジャバラポリ タンクに水を入れて金属板等の金具にてカラーコーンのボルトに直結して抜け出 ないようにしたものである。図３のように駐禁灯の金属枠の中へジャバラポリタ ンクを入れて重石としてものである。

【０００７】

【考案の効果】

従来のバリケード用重石に比べて当考案のジャバラポリタンクは使用する際は それを伸ばして水等を入れる為、その重量，容積は従来品と変わらないが未使用 時は縮める為その容積は１／３〜１／４にも小さくなり、運送，在庫置場所につ いても安く，軽く，少ない場所で済むというのが最大特長である。 又カラーコーン重石としてはその重量は伸ばして水を入れた場合約８ｋｇにも なり従来品に比べて約４〜５倍の重量になりしかも未使用時はジャバラポリタン クの水，空気を抜けば従来の板状の重石に比べてはるかに重さ，容積も小さくな るものである。しかも併用器具にしては、近くに水，砂等が無い場合石やコンク リートブロック等を上にのせたり中に入れたりして使用する事が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】ジャバラポリタンクに水を入れ併用器具に収納
取り付けてバリケード重石として使用した斜視図。

【図２】カラーコーンの中側へジャバラポリタンクに水
を入れて併用器具にて取り付けた斜視図。

【図３】駐禁灯の金属枠の中へジャバラポリタンクに水
を入れたものを重石として使用した斜視図。

【図４】水を入れて使用する時の伸びたジャバラポリタ
ンクの正面図。

【図５】水を抜いて使用後の縮んだジャバラポリタンク
の正面図。

【図６】カラーコーンの底にフタをする止め金具の斜視
図。

【図７】ジャバラポリタンクと併用して使用するバリケ
ード用併用器具の斜視図。

【図８】従来のバリケード用重石であるバリケードブロ
ックポリタンクの正面図。

【図９】従来のカラーコーン用重石でコーンの下部にの
せる斜視図。

【図１０】ジャバラポリタンクと併用器具をバリケード
にのせた現場での実施例。

【符号の説明】

１ ジャバラ部分 ２ バリケード用ジャバラポリタンク併用器具 ３ 水入口キャップ ４ バリケード ５ カラーコーン ６ 高さ調節ネジ ７ ボルトの止メ穴 ８ ジャバラポリタンク受け皿 ９ プラスチック製カラーコーン用重石

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バリケードの足部に固着する為にＵ字型
   のブリッジを設けその中央凹部に頭部に注水部を取りつ
   けたジャバラポリタンクを設置する事を特徴とするジャ
   バラポリタンクと併用器具。