JP2003041537A - 連結式クッションブロック構造体 - Google Patents

連結式クッションブロック構造体

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JP2003041537A
JP2003041537A JP2001231493A JP2001231493A JP2003041537A JP 2003041537 A JP2003041537 A JP 2003041537A JP 2001231493 A JP2001231493 A JP 2001231493A JP 2001231493 A JP2001231493 A JP 2001231493A JP 2003041537 A JP2003041537 A JP 2003041537A
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block
lock bar
cushion block
type cushion
shape
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JP2001231493A
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English (en)
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Akihiro Mori
明博 毛利
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Yagikuma Co Ltd
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Yagikuma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送・設置作業時には小型軽量で取扱い易
く、使用時には簡単に掛合連結して交通量や危険度、立
地に適合した形状に組み立て可能で、かつ、衝撃エネル
ギーを段階的に吸収可能な構造を有する連結式クッショ
ンブロック構造体を提供すること。 【解決手段】 積み重ね可能で、異形断面の差込口13が
貫通形成されており、この差込口13の内側面には旋回ロ
ック孔14が形成されて成るブロック体1と;前記差込口
13に挿入可能にして、胴部には掛止突起21が所定間隔で
形成された異形棒状のロックバー2とから構成され、複
数のブロック体1・1 …を積み重ねた状態で同軸に連通
重合する差込口13・13…に前記ロックバー2を貫挿し、
このロックバー2を捻り回すことによって掛止突起21を
前記旋回ロック孔14に掛止せしめてブロック体1・1 …
を連結固定して構成するという技術的手段を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路上の危険箇所
に設置する衝撃緩衝用具、所謂クッションドラムの改
良、更に詳しくは、搬送・設置作業時には小型軽量で取
扱い易く、使用時には簡単に掛合連結して交通量や危険
度、立地に適合した形状に組み立て可能で、かつ、衝撃
エネルギーを段階的に吸収可能な構造を有する連結式ク
ッションブロック構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車の増加に伴い居眠りや不注
意による衝突事故が頻発し、死亡事故などの重大事故が
後を絶たない。このような重大事故は、例えば、道路の
分岐点や急カーブ等で多発しており、このような危険度
が高い箇所においては、万一の衝突の際の衝撃を緩衝し
て被害を軽減するための衝撃緩衝用具、所謂クッション
ドラムが設置してある。
【0003】また、高速通行車両の多い主要幹線道路な
どにおける工事現場においても、作業エリアに自動車が
突っ込んで、交通整理員などが負傷するケースがあるこ
とから、その危険性を回避すべく、付近を通行するドラ
イバーに注意を喚起するという意味でもクッションドラ
ムが設置されている。
【0004】従来のクッションドラムは、プラスチック
を中空成形した容器であり、そのままでは軽量であるの
で、設置場所で転倒したり風や一寸した衝撃で不用意に
動くことがないように重りを付けたり内空部に水を充填
して加重していた。
【0005】ところが、内空部に水を充填しようとして
も高速道路などの水道施設がない場所では、遠くで水を
充填してから運搬するか、あるいは水を小分けして袋詰
めにし、これを設置現場まで運んでクッションドラムの
中に投入して安定させるという方法が採られていた。
【0006】しかしながら、道路工事の場合、始業時お
よび終業時にその都度クッションドラムの設置および撤
去をせねばならなかったり、工事の進捗に伴う作業エリ
アの移動の場合にもクッションドラムを移設する必要が
あり、この水が入った一体型クッションドラムは大型で
非常に重いので移動や搬送が大変であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
搬送・設置作業時には小型軽量で取扱い易く、使用時に
は簡単に掛合連結して交通量や危険度、立地に適合した
形状に組み立て可能で、かつ、衝撃エネルギーを段階的
に吸収可能な構造を有する連結式クッションブロック構
造体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記課題を解
決するために採用した手段を添付図面を参照して説明す
れば次のとおりである。
【0009】即ち、本発明は、道路上の衝突危険箇所に
設置する衝撃緩衝用具であって、積み重ね可能で、一方
の重ね合わせ面11から他方の重ね合わせ面12に亙って異
形断面の差込口13が貫通形成されており、かつ、この差
込口13の内側面には旋回ロック孔14が形成されて成るブ
ロック体1と;前記差込口13に挿入可能にして、胴部に
は掛止突起21が所定間隔で形成された異形棒状のロック
バー2とから構成され、複数のブロック体1・1 …を積
み重ねた状態で同軸に連通重合する差込口13・13…に前
記ロックバー2を貫挿し、このロックバー2を捻り回す
ことによって掛止突起21を前記旋回ロック孔14に掛止せ
しめてブロック体1・1 …を連結固定して構成するとい
う技術的手段を採用した。
【0010】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、必要に応じて上記手段に加え、ブロック体1の側面
には隣接するブロック体1同士を互いに係合可能な連結
突起15が配設されており、これら相対面する連結突起が
所要方向に係合連結して一体化できるようにするという
技術的手段を採用した。
【0011】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、ブロック体1の
各重ね合わせ面11・12にそれぞれ互いに嵌合可能なズレ
止めダボ16を形成するという技術的手段を採用した。
【0012】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、ブロック体1は
中空成形され、内空部に液体や粒状体、発泡樹脂などを
充填可能に構成するという技術的手段を採用した。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を具体的に図示
した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりであ
る。
【0014】『第1実施形態』本発明の第1実施形態を
図1から図3に基いて説明する。図中、符号1で指示す
るものはブロック体であり、このブロック体1はプラス
チック(本実施形態では、超高分子ポリエチレン)を使
用材料として、ブロー成形法によって中空状に成形し、
略直方体形状に作製する。そして、ブロック体1同士は
積み重ねが可能であり、一方の重ね合わせ面11から他方
の重ね合わせ面12に亙って異形断面の差込口13が貫通形
成されており、かつ、この差込口13の内側面には旋回ロ
ック孔14が形成されている。
【0015】符号2で指示するものはロックバーであ
り、このロックバー2はプラスチック(超高分子ポリエ
チレン)を使用材料として作製される異形棒状の部材で
あり、胴部には掛止突起21が所定間隔で形成されてい
る。
【0016】しかして、本実施形態におけるクッション
ブロック構造体を構成するにあっては、まず、複数(本
実施形態では6個)のブロック体1・1 …を上下に積み
重ねる。次に、ブロック体1の各重ね合わせ面11・12に
それぞれ互いに嵌合可能なズレ止めダボ16(本実施形態
では4箇所)を形成して、それらを嵌合させることによ
ってブロック体1同士の相対面を合致させるとともに、
重ね合わせたブロック体1・1…の外側縁を面一に揃え
ることができ、しかも、ズレ難くすることができる。そ
して、このようにブロック体1・1…が積み重ねられた
状態ではそれぞれに形成された差込口13・13…は同軸に
連通重合する。
【0017】また、ロックバー2の断面形状は差込口13
と略同形に形成しており、連通した差込口13に挿入可能
な角度に合わせて奥まで貫挿する(図2参照)。然る
後、このロックバー2の把手部22を略直角に捻り回すこ
とによって所要間隔で形成された掛止突起21をブロック
体1それぞれの前記旋回ロック孔14に掛止せしめ(図3
参照)、鍵を掛けるかの如く確実にロックできて、上下
のブロック体1同士を順次掛合状態に接合一体化して連
結することができるのである。
【0018】なお、本実施形態のクッションブロック構
造体を設置する際には、この構造体を構成する各々のブ
ロック体1の上面に一体に形成した充填口17から加重物
として水を充填して安定せしめる。この充填口17の口縁
には取外し自在に螺合されるキャップを配設する。
【0019】前記加重物として、水を用いることが多い
けれども、構造体をズレ難くするために水よりも比重の
大きい砂などの粒状体を使用しても良いし、また、発泡
モルタルなどの発泡樹脂を充填して緩衝機能を向上させ
ることも可能である。
【0020】『第2実施形態』次に、本発明の第2実施
形態を図4から図6に基いて説明する。本実施形態で
は、ブロック体1の側面には側方に隣接するブロック体
1同士を互いに係合可能な連結突起15が配設されてお
り、ツメ状に形成されている。
【0021】そして、側方に隣接するブロック体の相対
面する連結突起15同士を所要方向に係合連結することに
より、任意形状に一体化することができる。図4は4つ
のブロック体を辻形にそれぞれ係合連結させた場合の上
面図である。
【0022】本実施形態では、ブロック体1の各側面か
ら4方向に連結突起15を配設しており、交通量や危険
度、立地に適合した形状、例えば、コーナー箇所に設置
する場合はL字型、ポールや柱状構造物の周囲に設置す
る場合はコ字型(図6参照)あるいはロ字型などに組み
立てることができ、レイアウトの自由度が高く使い勝手
が非常に良い。
【0023】本発明は概ね上記のように構成されるが、
本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してな
く、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が
可能であって、例えば、ブロック体1は必ずしも中空で
なくとも良く、複数のブロックを積層して構造体を構成
しているので、緩衝効果を発揮することができる。
【0024】また、ブロック体1の形状は直方体形状に
限らず、六角形や八角形などの多角形柱状または円柱形
でも良く、また、差込口13の断面形状は異形であって旋
回ロック孔14と掛止突起21とが捻り回して掛止できる形
状であれば他の形状であっても良い。
【0025】更に要すれば、運転者に対して注意喚起す
るために、ロックバー2の上端部に点滅ランプ等の表示
器を付設したり、ブロック体1の外周面に、夜間ライト
が照射されることにより高輝度反射する高輝度注意喚起
材を付設したり、あるいは、隣接するブロック体1の色
調を変えることも可能であり、何れのものも本発明の技
術的範囲に属する。
【0026】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとお
り、本発明は小型に個別成形したブロック体をロックバ
ーによって確実に掛合連結してクッションブロック構造
体を構成するものであり、このブロック体は小型軽量で
あるので、搬送や保管時には大幅に占有スペースを節約
できる。
【0027】また、このクッションブロック構造体は積
み重ねによる多層構造になるので、衝突の衝撃エネルギ
ーが分散されて従来のクッションドラムよりも衝撃吸収
が大きく、しかも、衝突によってクッションブロック構
造体の一部が破損した場合でも、その破損した部分のブ
ロック成形体のみを交換して修復が可能であり、非常に
経済的である。
【0028】更にまた、要に応じて、ブロック体に連結
突起を配設することによって、任意方向に係合連結し
て、交通量や危険度、立地に適合した形状に組み立てる
ことができ、レイアウト自由度が高くて使い勝手が非常
に良いことから、産業上における利用価値は頗る高いも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるクッションブロ
ック構造体を表わす全体斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるブロック体同士
の掛合連結構造を表わす説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるブロック体同士
の掛合連結構造を表わす説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態におけるブロック体を表
わす斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態におけるブロック体同士
の掛合連結した状態を表わす上面図である。
【図6】本発明の第2実施形態におけるクッションブロ
ック構造体を側方にも掛合連結した状態を表わす全体斜
視図である。
【符号の説明】
1 ブロック体 11 重ね合わせ面 12 重ね合わせ面 13 差込口 14 旋回ロック孔 15 連結突起 16 ズレ止めダボ 17 充填口 2 ロックバー 21 掛止突起 22 把手部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上の衝突危険箇所に設置する衝撃緩
    衝用具であって、積み重ね可能で、一方の重ね合わせ面
    11から他方の重ね合わせ面12に亙って異形断面の差込口
    13が貫通形成されており、かつ、この差込口13の内側面
    には旋回ロック孔14が形成されて成るブロック体1と;
    前記差込口13に挿入可能にして、胴部には掛止突起21が
    所定間隔で形成された異形棒状のロックバー2とから構
    成され、複数のブロック体1・1 …を積み重ねた状態で
    同軸に連通重合する差込口13・13…に前記ロックバー2
    を貫挿し、このロックバー2を捻り回すことによって掛
    止突起21を前記旋回ロック孔14に掛止せしめてブロック
    体1・1 …を連結固定して構成したことを特徴とする連
    結式クッションブロック構造体。
  2. 【請求項2】 ブロック体1の側面には隣接するブロッ
    ク体1同士を互いに係合可能な連結突起15が配設されて
    おり、これら相対面する連結突起が所要方向に係合連結
    して一体化できることを特徴とする請求項1記載の連結
    式クッションブロック構造体。
  3. 【請求項3】 ブロック体1の各重ね合わせ面11・12に
    それぞれ互いに嵌合可能なズレ止めダボ16が形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の連結式ク
    ッションブロック構造体。
  4. 【請求項4】 ブロック体1は中空成形され、内空部に
    液体や粒状体、発泡樹脂などを充填可能に構成したこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の連結式
    クッションブロック構造体。
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Cited By (5)

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