JP2011084788A - ゲートバルブ、真空処理装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

ゲートバルブ、真空処理装置、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲートバルブを2段シール構造とする極めて簡単な構造で、ゲートバルブを介する第1処理室と第2処理室との間のリークを確実に防止する。
【解決手段】ゲート開口部が設けられた弁箱42と、ゲート開口部を開閉する弁体45とからなり、弁体45を移動させて弁箱42のゲート開口部を閉じたとき、弁箱42のゲート開口部に沿って設けられたシール座面64a(64b)に弁体45の周端面であるシール面51a(51b)が対向することによってゲート開口部が遮断される構造のゲートバルブであって、シール面51a(51b)とシール座面64a(64b)との間の全周にわたってシール部材が設けられ、このシール部材53は、スライド移動方向に直交する方向の中央部が両側部よりシール面64a(64b)側に凹んだ凹部に形成されことで、シール部材53自体が2段シール構造となっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ゲートバルブ、このゲートバルブを用いた真空処理装置、及びこの真空処理装置を用いた半導体装置の製造方法に係り、特にゲートバルブのシール構造に特徴を持つゲートバルブ、真空処理装置、及び半導体装置の製造方法に関する。
図12及び図13は、従来の一般的な真空処理装置の構成を示しており、図12は装置上面からみた概略横断面図、図13は装置側面から見た概略縦断面図である。また、図14は、図12の符号Bで示す部分を拡大して示す断面図である。
この真空処理装置1は、被処理物である基板20の真空処理(成膜処理)が行われる真空処理室2と真空排気可能なロードロック室3とが、ゲートバルブ4を介して接続された構成となっている。真空処理室2には、真空処理室2内を排気する例えば真空ポンプ等からなる排気装置21が接続されており、ロードロック室3には、ロードロック室3内を排気する例えば真空ポンプ等からなる排気装置35が接続されている。
真空処理室2内には、平行平板型の電極構造を有するカソード電極22とアノード電極23とが上下に対向して設けられている。カソード電極22には、高周波電源24から交流電力が供給され、アノード電極23は接地されている。また、真空処理室2内には、アノード電極23側(図ではアノード電極23の下側)に、基板20を加熱処理するための加熱装置25が設けられている。この加熱装置25としては、一般的にランプヒータや、抵抗体の発熱を利用したヒータ等が使用される。
また、真空処理室2には、真空処理に使用するガスをガス供給源26から導入するガス導入部26aが設けられている。また、排気装置21と真空処理室2との間には、ガス導入部26aから導入されたガスの真空処理室2内における圧力を一定に保つための圧力調整バルブ27が設けられている。なお、真空処理としては、例えばプラズマCVD(Chemical vapor deposition)による成膜が挙げられるが、これに限られず、スパッタ法や蒸着法等による成膜またはプラズマエッチング等でも良い。
すなわち、上記構成の真空処理装置1がプラズマCVD装置の場合には、基板20が、カソード電極22とアノード電極23との間に発生するプラズマによって成膜されるようになっている。
一方、ロードロック室3内には、基板20を載置する搬入側基板トレイ31が設けられており、この搬入側基板トレイ31には、真空処理室2で真空処理される前の基板20が載置される。また、ロードロック室3内には、真空処理室2で真空処理された後の基板20を取り出して収容するための搬出側基板トレイ32が設けられている。搬入側基板トレイ31及び搬出側基板トレイ32は、基板20の搬送方向X(X1,X2)に垂直な方向Y(Y1,Y2)に所定距離離れて平行に配置されている。また、搬入側基板トレイ31及び搬出側基板トレイ32は、図示しない搬入側昇降装置及び搬出側昇降装置によって、それぞれ別々にY方向へ前記所定距離だけ上下往復移動可能に設けられている。ただし、搬入側基板トレイ31と搬出側基板トレイ32とは、一体となって(前記所定距離を保って)Y方向へ上下往復移動可能に構成されていてもよい。
ロードロック室3には、ロードロック室3内を大気開放する際に、ガス供給源33から徐々にリーク用ガスを導入するためのガス導入部33aが設けられている。また、ロードロック室3の外壁の一部には、外部から基板20を出し入れするためのゲートバルブ5が設けられている。すなわち、ロードロック室3は、その前後がゲートバルブ4,5によって個別に開閉可能に構成されている。そして、外部と連通するゲートバルブ5を閉じた状態でゲートバルブ4を開けることによって、真空処理室2内部とロードロック室3内部とが連通され、真空状態を維持したままで真空処理室2とロードロック室3との間で基板20を搬送できるようになっている。
そのため、真空処理室2及びロードロック室3には、それぞれ基板20を搬送するための図示しない基板搬送装置が設けられている。この基板搬送装置は、搬入側基板トレイ31上の真空処理前の基板20を搬送方向X1(真空処理室11側)に搬送することによって、ロードロック室3内部から真空処理室2内部のアノード電極23上まで基板20を搬送して受け渡し、アノード電極23上の真空処理後の基板20を搬送方向X2(ロードロック室12側)に搬送することによって、真空処理室2内部からロードロック室3内部の搬出側基板トレイ32上まで基板20を搬送して受け渡すようになっている。
上記したように、搬入側基板トレイ31は搬入側昇降装置によってY方向に往復移動可能に設けられ、搬出側基板トレイ32も搬出側昇降装置によってY方向に往復移動可能に設けられている。従って、基板20をロードロック室3から真空処理室2に搬送する際には、搬入側昇降装置によって搬入側基板トレイ31を真空処理室2内のアノード電極23と同じ高さ位置までY方向に移動させる(図13はこの状態を示している)ことによって、ロードロック室3と真空処理室2との間での基板20の受け渡しをスムーズに行うことが可能となる。また、基板20を真空処理室2からロードロック室3に搬送する際には、搬出側昇降装置によって搬出側基板トレイ32を真空処理室2内のアノード電極23と同じ高さ位置までY方向に移動させることによって、ロードロック室3と真空処理室2との間での基板20の受け渡しをスムーズに行うことが可能となる。
一方、ゲートバルブ4,5は、図12に示すように、基板20を通過させるためのゲート開口部49が設けられた弁箱42と、ゲート開口部49に沿って一方向(図12中、Z方向)にスライド往復移動させることによりゲート開口部49を開閉する弁体45とからなり、弁体45をスライド移動させて弁箱42のゲート開口部49を閉じたとき(図12に示す状態)、図14に示すように、弁体45の周端面であるシール面64が弁箱42のゲート開口部49に沿って囲むように設けられたシール座面51に対向することによって、ゲート開口部49が遮断される構造となっている。そのため、弁体45のシール面64には、その全周にわたって、ゴム状弾性体で形成された環状のOリングからなるシール部材145が設けられており、このシール部材145が弁箱42のシール座面51に圧接される(図14(b)参照)ことによって、ゲート開口部49がシールされるようになっている。
次に、上記従来構成の真空処理装置1を用いた一般的な半導体装置の製造方法について説明する。製造される半導体装置としては、例えば薄膜太陽電池を例示することができる。ただし、初期状態として、真空処理室2内に真空処理(成膜プロセス)が完了した基板(薄膜太陽電池セル基板)20が存在し、真空処理室2内は排気装置21にて真空引きが完了しており、ロードロック室3は大気開放されているものとする。
(工程1)上記初期状態において、真空処理前の基板20を、装置外部からゲートバルブ5を通って大気開放されたロードロック室3内の搬入側基板トレイ31上に搬入する。
(工程2)次に、ゲートバルブ5を閉めた後、ロードロック室3の内部を排気装置35で、真空処理室2の内部と同等の真空度に到達するまで真空引きする。
(工程3)次に、真空引き完了後、ゲートバルブ4を開放し、真空処理室2とロードロック室3とを連通させる。
(工程4)次に、搬入側基板トレイ31を搬出側昇降装置(不図示)によってY1方向に移動させるとともに、搬出側基板トレイ32を搬出側昇降装置(不図示)によって同じくY1方向に移動させ、搬出側基板トレイ32を真空処理室2のアノード電極23と同じ高さに移動させる。
(工程5)次に、真空処理室2内の真空処理後の基板20を、基板搬送装置(不図示)によってアノード電極23上からロードロック室3内の搬出側基板トレイ32上に移動し、その後、排出側基板トレイ32を排出側昇降装置(不図示)によってY2方向に所定距離だけ移動させる。
(工程6)次に、搬入側基板トレイ31を基板昇降装置(不図示)によって真空処理室2のアノード電極23と同じ高さまでY2方向に移動させる。なお、(工程5)と(工程6)とは同時に行ってもよい。
(工程7)次に、搬入側基板トレイ31上の真空処理前の基板20を、基板搬送装置(不図示)によって搬入側基板トレイ31からアノード電極23上に移動し、ゲートバルブ4を閉じる。
(工程8)この後、真空処理室2が成膜プロセスを開始する。すなわち、ガス供給源26からガス導入部26aを通り、電極内のガス配管(不図示)を通してプロセスガスを導入し、アノード電極23上の基板20表面にプロセスガスを供給する。そして、高周波電源24よりカソード電極22に交流電力を供給してプラズマを発生させ、基板20表面に成膜する。
(工程9)次に、成膜プロセス完了後、排気装置21によって真空処理室2内のプロセスガスを排気し、真空引きする。
(工程10)一方、ロードロック室3内はガス供給源33からN2ガスを供給し、ロードロック室3内の圧力を常圧にする。
(工程11)常圧に到達後、ゲートバルブ5を開いてロードロック室3を大気開放して、処理完了基板20を一定時間待機させて冷却し、冷却完了後、装置より取り出す。
(工程12)上記(工程11)を終了した状態が上記初期状態なので、この後、上記(工程1)の処理に戻って、成膜プロセスを繰り返し続行する。
ところで、上記従来構成の真空処理装置1では、シール部材145は、図14(a)にその断面を拡大して示すように、断面形状が円形状若しくは楕円形状(図14(a)では楕円形状としている。)に形成された環状の1個のOリングによって形成されており、このような断面形状のシール部材145が、弁体45の周端面であるシール面64の全周にわたって環状に形成された断面半円弧形状の溝部458に嵌め合わされて装着されている。従って、このように形成されたシール部材145を、弁箱42のゲート開口部49に沿って囲むように設けられたシール座面51に圧接すると、図14(b)に示すように、シール部材145は、シール面64から突出した部分が左右に若干押し潰された状態で広がってシール座面51に密着することになる。すなわち、密着面は若干左右に押し潰されて広くなっているとは言うものの、その密着面(シール面)は幅方向において1個所のみとなっている。つまり、ゲートバルブ4によるシール構造は、1個のシール部材145による1段シール構造(すなわち、幅方向において1個所のみをシールする構造)となっている。
このような従来構成の真空処理装置1では、シール部材145の劣化やシール面64とシール座面51との当たりずれ等によってシール部分がリークした場合、真空処理室2内に存在するプロセスガスであるモノシランなどが、ロードロック室3の大気と混在することで自然発火し、大きな事故につながる可能性が高い。従って、十分な安全性を確保するためには、上記(工程8)、(工程9)の真空処理室2での成膜プロセス処理中に、上記(工程10)、(工程11)のロードロック室3での大気開放及び冷却待機を行うことはできない。
つまり、安全性を最大限に考慮した場合には、プロセス処理が完全に完了して真空処理室2内のプロセスガスを全て排出するまで(すなわち、上記(工程8)、(工程9)が完了するまで)、ロードロック室3内に処理完了基板をそのままの状態で待機させておく(すなわち、上記(工程10)、(工程11)は実施しない)か、または、ロードロック室3での処理完了基板の大気開放及び冷却待機が完了して基板が搬出され、新しい基板が搬入されて、ロードロック室3の真空引きが完了するまで(すなわち、上記(工程10)、(工程11)、(工程12)から次の(工程1)、(工程2)が完了するまで)、真空処理室2でのプロセス処理を開始しない(すなわち、上記(工程8)、(工程9)を実施しない)ようにする必要がある。そのため、真空処理装置1の処理待ち時間が増加し、稼働率が低下して、スループット及び生産コストが悪化するといった問題があった。また、処理待ち時間を短縮するために、冷却不足の状態で基板を搬出してしまった場合には、基板の熱不均一による歪により、割れや撓みなどのトラブルが発生し、製品品質が低下するといった問題があった。
そこで、上記のような問題の発生を防止して、処理待ち時間の短縮を図った真空処理装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図15は、上記特許文献1記載の真空処理装置を上面側から見た概略横断面図である。
図15に示すように、特許文献1記載の真空処理装置は、真空処理室210とロードロック室220との間に、それぞれ弁体231a,231bを有するゲートバルブ230a,230bを二重に配置した構成となっている。ロードロック室220には、コンダクタンスの異なる3本の排気管221,222,223が接続されており、これら排気管221,222,223は、それぞれ開閉弁261,262,263を介して真空ポンプ260に接続されている。また、ロードロック室220には、ロードロック220の内部にN2ガスを導入するN2ガス供給源226が開閉弁227を介して接続されている。
真空処理室210には、1本の排気管224が接続されており、この排気管224は、開閉弁264を介して真空ポンプ260に接続されている。また、真空処理室210には、真空処理室210の内部に処理ガスを導入する処理ガス供給源216が開閉弁217を介して接続されている。
さらに、真空処理室210の側に配備されたゲートバルブ230aには、排気管227が配置されている。排気管227は真空ポンプ260と接続されており、その途中には排気制御弁265が設けられている。排気管227を設けることによって、ゲートバルブ230a,230bを閉じた状態で、ゲートバルブ230aのバルブ筐体295a内を排気して所定の圧力まで減圧することが可能となっている。
このように、特許文献1記載の真空処理装置は、真空処理室210とロードロック室220との間にゲートバルブ230a,230bを二重に配置した構成とすることにより、ロードロック室220から真空処理室210への空気のリークを防止することが可能となっている。また、特許文献1記載の真空処理装置は、ゲートバルブ230aに排気手段を設けることにより、両方のゲートバルブ230a,230bを閉じた状態で、ロードロック室220内を大気開放した場合でも、真空処理室210との間に、バルブ筐体295aの内部全体が減圧状態となったゲートバルブ230aを介在させることができるため、ロードロック室220から真空処理室210への空気のリークをより確実に防止することが可能となっている。
特開2007−73541号公報
上記特許文献1記載の真空処理装置によれば、両ゲートバルブ230a,230bを閉じた状態で、ロードロック室220内を大気開放した場合でも、ロードロック室220から真空処理室210への空気のリークを確実に防止することが可能である。
しかし、上記特許文献1記載の真空処理装置では、ゲートバルブを2つ平行に配置する必要があるため、真空処理装置の設置面積が増大し、かつ、ゲートバルブの開閉制御も複雑化するといった問題があった。また、ゲートバルブの配置構造が複雑化するため、部品点数の増加とも相まって製造コストが大幅に上昇するといった問題もあった。さらに、従来の真空処理装置を利用して上記特許文献1記載の真空処理装置を製造しようとした場合に、ゲートバルブを新たに設置する必要があるため、装置の大幅な改造が必要となり、非常に大きな改造コストがかかるといった問題もあった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、1つのゲートバルブを2段シール構造とする極めて簡単な構造で、ゲートバルブを介する第1処理室と第2処理室との間のリークを確実に防止することのできるゲートバルブ、このゲートバルブを用いた真空処理装置、及びこの真空処理装置を用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のゲートバルブは、被搬送物を通過させるためのゲート開口部が設けられた弁箱と、スライド往復移動により前記ゲート開口部を開閉する弁体とからなり、前記弁体をスライド移動させて前記弁箱のゲート開口部を閉じたとき、前記弁箱のゲート開口部に沿って設けられたシール座面に前記弁体の周端面であるシール面が対向することによって前記ゲート開口部が遮断される構造のゲートバルブであって、前記シール面と前記シール座面との間の全周にわたって、前記スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部と第2シール部とを設けた構成としている。
すなわち、シール面とシール座面との間の全周にわたって、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部と第2シール部とを設けることで、1つのゲートバルブを第1シール部と第2シール部とを備えた2段シール構造とすることができる。従って、一方のシール部がリークしたとしても、他方のシール部でシールできるため、ゲートバルブで仕切られる両側の処理室にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在する心配がない。すなわち、本発明のゲートバルブを用いることにより、ゲートバルブを介する第1処理室と第2処理室の並行処理を安全に行うことが可能となる。
また、本発明によれば、前記シール面と前記シール座面とを対向させた状態で、前記第1シール部と前記第2シール部との間に空間部を形成した構成とすることができる。このように、第1シール部と第2シール部との間に空間部を形成することで、一方のシール部がリークしたとしても、そこから漏れ出たガスはこの空間部に漏れ出すだけであり、他方のシール部を介して他方の処理室まで進入することはない。
また、本発明では、前記第1シール部を、前記シール面と前記シール座面との間の全周にわたって設けられた第1シール部材によって形成し、前記第2シール部を、前記シール面と前記シール座面との間の全周にわたって設けられた第2シール部材によって形成した構成とすることができる。すなわち、第1シール部材と第2シール部材とを別体として構成することで、一体として形成する場合に比べてシール部材の使用量が少ないので、シール部材の材料コストを低減することが可能となる。
この場合、前記第1シール部材と前記第2シール部材との間の前記シール面及び/または前記シール座面に凹部を形成し、この凹部と前記第1シール部材及び前記第2シール部材とによって前記空間部を形成するように構成してもよい。このように、第1シール部材と第2シール部材との間のシール面及び/またはシール座面に凹部を形成することで、空間部を確実に確保することが可能となる。つまり、ゲートバルブを閉じたときの押圧力等によってシール部材が変形等して潰れた場合でも、シール面またはシール座面に形成した凹部によって確実に一定領域の空間部を確保することが可能となる。
また、第1シール部と第2シール部の他の構成として、本発明では、前記第1シール部材と前記第2シール部材とを1つのシール部材によって一体に形成した構成とすることができる。このように、第1シール部材と第2シール部材とを1つのシール部材で一体に形成することで、部品点数を削減することができる。
この場合、前記1つのシール部材は、中央部を両側部より前記シール面側に凹んだ凹部に形成することで、前記凹部と前記シール座面との間で前記空間部を形成する構成とすることができる。このように、1つのシール部材を、中央部が両側部よりシール面側に凹んだ凹部に形成することで、第1シール部及び第2シール部と空間部とを、この1つのシール部材で形成することができる。また、この構成において、前記シール座面に凹部を形成し、前記シール面と前記シール座面との間に前記空間部を形成してもよい。このように、空間部を形成するシール座面にも凹部を形成することで、シール部材の凹部とシール座面の凹部とで空間部を形成することができるため、一定領域の空間部を確実に確保することが可能となる。つまり、ゲートバルブを閉じたときの押圧力等によってシール部材が変形等して凹部が潰れた場合でも、シール座面に形成された凹部によって確実に一定領域の空間部を確保することが可能となる。
また、本発明によれば、前記第1シール部と前記第2シール部との間の空間部を真空引きする真空引き手段をさらに備えた構成としてもよい。
また、本発明の真空処理装置は、真空引き手段を備えた上記構成のゲートバルブを、被搬送物の第1処理室と第2処理室との間を開閉するゲートバルブとして設けた構成としたものである。これにより、ゲートバルブの第1シール部と第2シール部との間の空間部を真空引き手段で真空引きすることで、例えば第1処理室に充填されていたガスが第1シール部のリークによって第1シール部と第2シール部との間に漏れ出したとしても、第1シール部と第2シール部との間の空間部が真空引きされているため、ガスは外部へ排気され、第2シール部を介して第2処理室に進入することはない。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、上記構成の真空処理装置を用いた半導体装置の製造方法であって、前記真空引き手段により前記ゲートバルブの前記第1シール部と前記第2シール部との間を真空引きすることによって、前記第1処理室での処理と前記第2処理室での処理とを並行して行う構成としている。
このように、第1シール部と第2シール部との間の空間部を真空引き手段で真空引きすることで、例えば第1処理室に充填されていたガスが第1シール部のリークによって空間部に漏れ出したとしても、この空間部は真空引きされているため、リークしたガスは排気され、第2シール部を介して第2処理室に進入することはない。同様に、第2処理室に充填されていたガスが第2シール部のリークによって空間部に漏れ出したとしても、この空間部は真空引きされているため、リークしたガスは排気され、第1シール部を介して第1処理室に進入することはない。すなわち、本発明では、シール部を2段構成としたことによって、いずれか一方のシール部がリークしたとしても、第1処理室内のガスと第2処理室内のガスとが混合する心配がない。従って、第1処理室での処理と第2処理室での処理とを並行して行うことができるため、装置のスループット(throughput)及び生産性が向上し、ひいては生産コストを低減することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、上記構成の真空処理装置は、具体的には、前記第1処理室が大気に開放されるロードロック室であり、前記第2処理室が前記被搬送物である半導体基板を処理する真空処理室である。
このような真空処理装置を用いた半導体装置の製造方法によれば、第1シール部と第2シール部との間の空間部を真空引き手段で真空引きすることで、真空処理室に充填されたプロセスガスであるモノシランなどが第2シール部のリークによって空間部に漏れ出したとしても、この空間部は真空引きされているため、リークしたモノシランガスは排気され、第1シール部を介してロードロック室に進入することはない。これにより、モノシランとロードロック室側のガス(例えば大気)とが混合することを防止することができる。
従来のゲートバルブのような1段シール構造では、シール部がリークした場合にプロセスガスであるモノシランなどが大気中で自然発火し、大きな事故につながる可能性が高いため、処理プロセス中にロードロック室を大気開放することができない。従って、安全性を考慮した場合、処理プロセスが完全に完了して真空処理室内のプロセスガスを全て排出するまでロードロック室内に処理完了基板を待機させたままにするか、または、ロードロック室での処理完了基板の大気開放及び冷却待機が完了して基板が搬出され、新しい基板が搬入されて、ロードロック室の真空引きが完了するまで、真空処理室でのプロセス処理を開始しないか、のいずれかの構成とする必要があるので、装置の処理待ち時間が増加し稼働率が低下することになる。これに対し、本願発明では、ゲートバルブを第1シール部と第2シール部との2段シール構造としているので、一方のシール部がリークした場合でもプロセスガスであるモノシランなどが大気と混在することがない。従って、真空処理室での基板の真空処理(プロセス処理)と、ロードロック室での大気開放、基板の冷却処理及び新規基板の搬入とを並行して行うことができるため、装置のスループット及び生産性が向上し、ひいては生産コストを低減することができる。
本発明によれば、シール面とシール座面との間の全周にわたって、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部と第2シール部とを設けた構成としたので、1つのゲートバルブを第1シール部と第2シール部とを備えた2段シール構造とすることができる。これにより、一方のシール部がリークしたとしても、他方のシール部でシールできるため、ゲートバルブで仕切られる両側の処理室にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在することがない。従って、ゲートバルブを介する第1処理室と第2処理室の並行処理を安全に行うことができる。
また、本発明によれば、第1シール部と第2シール部との間の空間部を真空引きする真空引き手段を設けた構成としたので、例えば第1処理室に充填されていたガスが第1シール部のリークによって第1シール部と第2シール部との間に漏れ出したとしても、第1シール部と第2シール部との間の空間部が真空引きされているため、漏れ出したガスは外部に排気され、第2シール部を介して第2処理室に進入することはない。これにより、ゲートバルブを介する第1処理室と第2処理室の並行処理を安全に行うことができる。
本発明のゲートバルブを備えた真空処理装置の全体構成を示しており、装置上面からみた概略横断面図である。 本発明のゲートバルブを備えた真空処理装置の全体構成を示しており、装置側面から見た概略縦断面図である。 本発明のゲートバルブの構造を示す分解斜視図である。 本発明のゲートバルブの縦断面図である。 ゲートバルブを構成する弁箱の一部を切り欠いた状態の分解斜視図である。 シール部材の全体形状の一実施例を示す斜視図である。 ゲートバルブのシール構造の実施例1を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。 ゲートバルブのシール構造の実施例2を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。 ゲートバルブのシール構造の実施例3を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。 ゲートバルブのシール構造の実施例4を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。 ゲートバルブのシール構造の実施例5を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。 従来の一般的な真空処理装置の構成を示しており、装置上面からみた概略横断面図である。 従来の一般的な真空処理装置の構成を示しており、装置側面から見た概略縦断面図である。 図12の符号Bで示す部分を拡大して示す断面図であり、(a)はゲートバルブを完全に閉じる前の状態、(b)はゲートバルブを完全に閉じた状態を示している。 特許文献1記載の真空処理装置を上面側から見た概略横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本実施形態では、本発明のゲートバルブを真空処理装置に適用した場合について説明する。ただし、本実施形態では、真空処理装置の一例としてプラズマCVD装置を例に挙げて説明する。
図1及び図2は、本実施形態のゲートバルブを備えた真空処理装置の全体構成を示しており、図1は装置上面からみた概略横断面図、図2は装置側面から見た概略縦断面図である。なお、本実施形態の真空処理装置の基本構成は、上記従来技術で説明した図12及び図13に示す真空処理装置の構成と同じであるので、ここでは図12及び図13に示した真空処理装置と同じ構成部材については同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施形態の真空処理装置1は、真空処理室2とロードロック室3との間に配置されているゲートバルブ4のシール構造に特徴を有している。
すなわち、本実施形態に係るゲートバルブ4は、基板20を通過させるためのゲート開口部49が設けられた弁箱42と、ゲート開口部49を一方向(図1中、Z方向)からスライド往復移動させることによってゲート開口部49を開閉する弁体45とからなり、弁体45をスライド移動させて弁箱42のゲート開口部49を閉じたとき、弁体45の周端面であるシール面64が弁箱42のゲート開口部49に沿って囲むように設けられたシール座面51に当接されることによって、ゲート開口部49が遮断される構造となっている。そのため、弁体45のシール面64には、その全周にわたって、ゴム状弾性体からなるシール部材53が設けられており、このシール部材53が弁箱42のシール座面51に圧接されることによってシールされるようになっている。
本実施形態では、ゲートバルブ5の弁体45のシール面64に設けられたシール部材54の形状は、上記従来技術で説明したシール部材145の形状と同じであるが、真空処理室2とロードロック3との間に配置されたゲートバルブ4の弁体45のシール面64に設けられたシール部材53の形状は、上記従来技術で説明したシール部材145の形状とは異なっている。本発明は、このシール部材53の形状を含む弁体45のシール面64及び/または弁箱42のシール座面51の形状等に特徴を有している。
図3ないし図6は、真空処理室2とロードロック3との間に配置されたゲートバルブ4のより詳細な構造を示しており、図3は分解斜視図、図4は縦断面図、図5は、弁箱の一部を切り欠いた状態の分解斜視図、図6は、シール部材の全体形状を示す斜視図である。
このゲートバルブ4は、内部が後述する弁板45のスライド空間42aに形成された略箱形状の弁箱42と、サイド板43と、弁箱42の一側面(図5では左側の側面)に形成された、スライド空間42aの開口部42bを覆う蓋部材44と、図示しないエアシリンダの駆動軸(シリンダロッド)46に支持された略板形状の弁体45とから構成されている。ただし、サイド板43は、図3では弁箱42に既に装着した状態で示している。
弁箱42は、スライド空間42aを形成する一方の側壁48aと、サイド板43を装着するサイド板装着開口部41(図4参照)を備えた他方の側壁48bとからなり、一方の側壁48aには、略矩形状に形成されたゲート開口部49aが貫通して形成されている。また、サイド板43にも、同様に略矩形状に形成されたゲート開口部49bが貫通して形成されている。すなわち、同じ形状のゲート開口部49a,49bが、弁箱42のスライド空間42aを貫通するように形成されている。
また、弁箱42の一方の側壁48aの内壁面には、ゲート開口部49a,49bの全周を囲むようにして、右シール座面51aと左シール座面51bとがそれぞれ形成されている。各シール座面51a,51bは、図5に示す正面側から見たときに、左右対称の台形形状に形成されており、全体として六角形状に形成されている。これらのシール座面51a,51bは、接続部である上部位置及び下部位置において段違いに形成されているが、その段違い部55,55を含めて、全体が厚み方向に段差を有する六角形の環形状となるように、連続して形成されている。これにより、弁箱42の内壁面には、右シール座面51aから段違い部55を経て左シール座面51bに至るまでの連続した六角形状のシール座面が形成されている。
一方、弁体45は、略正方形状の本体部61の右側端面62に、スライド方向(図3ないし図5において、矢符Z1方向)に延設するようにして台形形状の右側弁体部63が形成されている。この右側弁体部63は、本体部61の半分の厚みに形成されている。すなわち、右側端面62の手前側半分に形成されている。一方、右側端面62の奥側半分には、右側弁体部63と対称な台形形状の切欠き部65が形成されており、この切欠き部65によって囲まれた本体部61の切欠き部分が、六角形状の左側弁体部66となっている。すなわち、右側弁体部63と左側弁体部66は、図3に示す正面側から見たときに、左右対称の台形形状に形成されており、全体として前記シール座面51a,51bに合致する六角形状に形成されている。すなわち、右側弁体部63の周端面(以下、「右シール面」という。)64a及び左側弁体部66の周端面(以下、「左シール面」という。)64bは、接続部である上部位置及び下部位置において段違いに形成されているが、その段違い部67,67を含めて、全体が厚み方向に段差を有する六角形の環形状となるように、連続して形成されている。
また、右側弁体部63の右シール面64a及び左側弁体部66の左シール面64bには、シール部材53が装着されている。シール部材53は、図6に示すように、長細い環状に形成されており、右側弁体部63の右シール面64aと左側弁体部66の左シール面64bとの連続する段違い部67に対応する略U字状部分53a,53aから上下両側にそれぞれ台形状に押し開いた姿勢で、右側弁体部63の右シール面64a及び左側弁体部66の左シール面64bに装着されている。
そして、弁体45がゲート開口部49a,49bを閉じる方向(図3及び図4において、Z1方向)にスライド空間42a内を移動したときに、右側弁体部63の右シール面64a及び左側弁体部66の左シール面64bに装着されているシール部材53が、弁箱42の右シール座面51a及び左シール座面51bにそれぞれ圧接され(図4参照)、これにより、弁箱42のゲート開口部49a,49b間の流通が遮断されるようになっている。
なお、弁体45には、本体部61の上面と下面にそれぞれ自由回転可能に複数のローラ68,68,・・・が取り付けられており、このローラ68,68,・・・が、弁箱42のスライド空間42aの上下の内壁面(レール面)42a2,42a2にそれぞれ接触した状態で転動することで、弁体45がスライド空間42a内をスムーズに移動するようになっている。
次に上記構成のゲートバルブ4のシール構造について実施例を挙げて説明する。
[実施例1]
図7は、ゲートバルブ4のシール構造の実施例1を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。
本実施例1のシール構造は、シール部材53の形状に特徴を有している。
すなわち、本実施例1のシール部材53Aは、図7において上部の断面形状が円形状若しくは楕円形状に形成されており、このような断面形状のシール部材53Aの円形状若しくは楕円形状の上部531が、弁体45のシール面64a,64bの全周にわたって環状に形成された断面半円弧形状の溝部451に嵌め合わされて装着されている。
一方、溝部451から露出したシール部材53の下部側には、第1突起部532と第2突起部533とが形成されており、これら第1突起部532と第2突起部533とは、図7において左右に開いた二股形状となっている。そして、弁体45のスライド移動方向に直交する方向(図7では左右方向)の中央部を、その両側部よりシール面64a(64b)側に凹んだ凹部に形成している。すなわち、弁体45のスライド移動方向に直交する方向の中央部である第1突起部532と第2突起部533との連接部分534を、第1突起部532の先端部532a及び第2突起部533の先端部533aよりシール面64a(64b)側に凹んだ凹部に形成することで、この凹部と弁箱42のシール座面51a(51b)との間に空間部Sを形成する構成としている。
つまり、本実施例1では、第1突起部532が請求項に記載の例えば第1シール部を構成し、第2突起部533が請求項に記載の例えば第2シール部を構成している。また、弁体42のシール座面51a(51b)に当接する第1突起部532の先端部532aと第2突起部533の先端部533aとの間の距離が請求項に記載の所定の間隔となっている。
このように、1つのシール部材53Aを、中央部が両側部よりシール面側に凹んだ凹部に形成することで、第1シール部(第1突起部532の先端部532a)及び第2シール部(第2突起部533の先端部533a)と空間部Sとを、この1つのシール部材53Aで形成することができる。
また、空間部Sに対向するシール座面51a(51b)には、空間部S内を真空引きするためのガス導出路511が形成されており、このガス導出路511の導出先端部に真空ポンプからなる排気装置69(図1参照)が接続されている。
本実施例1のシール構造によれば、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって、上記構成のシール部材53Aを設けることで、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部(第1突起部532の先端部532a)と第2シール部(第2突起部533の先端部533a)とを備えた2段シール構造とすることができる。従って、例えば第1突起部532の先端部532aとシール座面51a(51b)との当接部分がリークしたとしても、第2突起部533の先端部533aとシール座面51a(51b)との当接部分でシールできていれば、ゲートバルブ4で仕切られた両側の処理室(真空処理室2とロードロック3)にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在する心配がない。また、このとき排気装置69によって空間部S内を真空引きしておけば、例えば第1突起部532の先端部532aとシール座面51a(51b)との当接部分(第1シール部)がリークして真空処理室2内のガスが空間部S内に進入したとしても、このガスは空間部S内の真空吸引力によってガス導出路511から外部に排気されるため、ガスが第2突起部533の先端部533aとシール座面51a(51b)との当接部分(第2シール部)を不測に通過してゲートバルブ室3に進入することはない。
従って、本実施例1のシール構造とすることで、ゲートバルブ4を介する真空処理室2及びロードロック室3での処理を並行して安全に行うことが可能となる。
[実施例2]
図8は、ゲートバルブ4のシール構造の実施例2を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。
本実施例2のシール構造は、上記実施例1のシール構造において、空間部Sを形成するシール座面51a(51b)にも凹部512を形成したものである。このように、空間部Sを形成するシール座面51a(51b)にも凹部512を形成することで、シール部材53Aの凹部とシール座面51a(51b)の凹部512とでより広い空間部を形成することができ、一定領域の空間部を確実に確保することが可能となる。
つまり、ゲートバルブ4を閉じたときの押圧力やその後の排気装置69による真空引きでの力等により、シール部材53Aの第1突起部532と第2突起部533とが左右に広がるように変形して凹部が若干潰れた場合でも、シール座面51a(51b)に形成された凹部512によって一定領域の空間部を確実に確保することができる。つまり、排気装置69で真空引きしたときの真空領域を十分に確保することができるため、ガス漏れがあった場合でも、そのガスを外部に排気するための吸引力を十分に確保することができるものである。
本実施例2のシール構造によれば、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって、上記構成のシール部材53Aを設けることで、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部(第1突起部532の先端部532a)と第2シール部(第2突起部533の先端部533a)とを備えた2段シール構造とすることができる。従って、例えば第1突起部532の先端部532aとシール座面51a(51b)との当接部分がリークしたとしても、第2突起部533の先端部533aとシール座面51a(51b)との当接部分でシールできていれば、ゲートバルブ4で仕切られた両側の処理室(真空処理室2とロードロック3)にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在する心配がない。また、このとき排気装置69によって空間部S内を真空引きしておけば、例えば第1突起部532の先端部532aとシール座面51a(51b)との当接部分(第1シール部)がリークして真空処理室2内のガスが空間部S内に進入したとしても、このガスは空間部S内の真空吸引力によってガス導出路511から外部に排気されるため、ガスが第2突起部533の先端部533aとシール座面51a(51b)との当接部分(第2シール部)を不測に通過してゲートバルブ室3に進入することはない。
従って、本実施例2のシール構造とすることで、ゲートバルブ4を介する真空処理室2及びロードロック室3での処理を並行して安全に行うことが可能となる。
[実施例3]
図9は、ゲートバルブ4のシール構造の実施例3を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。
本実施例3のシール構造と、上記実施例1,2のシール構造との一番大きな違いは、シール部材の構成が上記実施例1,2とは異なっている点である。
すなわち、本実施例3のシール構造では、第1シール部を、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって設けられた環状の0リングからなる第1シール部材53B1によって形成し、第2シール部を、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって設けられた環状の0リングからなる第2シール部材53B2によって形成した構成としたものである。すなわち、第1シール部材53B1と第2シール部材53B2とを別体として構成している。
これにより、上記実施例1,2のように、第1シール部と第2シール部とを1つのシール部材53Aで一体に形成する場合に比べて、シール部材の使用量が少ないので、シール部材の材料コストを低減することが可能となる。
この場合、第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2は、上記従来技術で説明したシール部材と類似した形状の部材を用いることが可能であり、断面形状が円形状若しくは楕円形状に形成された環状の1個のOリングによって形成されている。そして、このような断面形状の第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2が、弁体45の周端面であるシール面64a(64b)の全周にわたって幅方向に所定の間隔を存して環状に形成された断面半円弧形状の溝部452,453にそれぞれ嵌め合わされて装着されている。従って、このように形成された第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2を、弁箱42のシール座面51a(51b)に圧接すると、図9に示すように、シール面64a(64b)から突出した部分が左右に若干押し潰された状態で広がってシール座面51a(51b)に密着することになる。
本実施例3のシール構造によれば、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって、上記構成の第1シール部材53B1と第2シール部材53B2とを設けることで、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部(第1シール部材53B1)と第2シール部(第2シール部材53B2)とを備えた2段シール構造とすることができる。
また、本実施例3では、第1シール部材53B1と第2シール部材53B2との間の弁体45のシール面64a(64b)に凹部455を形成し、この凹部455を含む弁体45のシール面64a(64b)と第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2と弁箱42のシール座面51a(51b)とによって空間部Sを形成する構成としている。
さらに、本実施例3では、空間部Sに対向するシール座面51a(51b)には、空間部S内を真空引きするためのガス導出路511が形成されており、このガス導出路511の導出先端部に真空ポンプからなる排気装置69(図1参照)が接続されている。
本実施例3のシール構造によれば、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって、上記構成の第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2を設けることで、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部(第1シール部材53B1)と第2シール部(第2シール部材53B2)とを備えた2段シール構造とすることができる。従って、例えば第1シール部材53B1とシール座面51a(51b)との当接部分がリークしたとしても、第2シール部材53B2とシール座面51a(51b)との当接部分でシールできていれば、ゲートバルブ4で仕切られた両側の処理室(真空処理室2とロードロック3)にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在する心配がない。また、このとき排気装置69によって空間部S内を真空引きしておけば、例えば第1シール部材53B1とシール座面51a(51b)との当接部分がリークして真空処理室2内のガスが空間部S内に進入したとしても、このガスは空間部S内の真空吸引力によってガス導出路511から外部に排気されるため、このガスが第2シール部材53B2とシール座面51a(51b)との当接部分(第2シール部)を不測に通過してゲートバルブ室3に進入することはない。
従って、本実施例3のシール構造とすることで、ゲートバルブ4を介する真空処理室2及びロードロック室3での処理を並行して安全に行うことが可能となる。
[実施例4]
図10は、ゲートバルブ4のシール構造の実施例4を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。
本実施例4のシール構造は、上記実施例3のシール構造において、空間部Sを形成する凹部を、弁体45のシール面64a(64b)側ではなく、弁箱42のシール座面51a(51b)側に設けたものである。
すなわち、第1シール部材53B1と第2シール部材53B2との間の弁箱42のシール座面51a(51b)に凹部456を形成し、この凹部456を含む弁箱42のシール座面51a(51b)と第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2と弁体45のシール面64a(64b)とによって空間部Sを形成する構成としている。この場合、本実施例4では、この凹部456の底面にガス導出路511を形成している。
本実施例4のシール構造によれば、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって、上記構成の第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2を設けることで、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部(第1シール部材53B1)と第2シール部(第2シール部材53B2)とを備えた2段シール構造とすることができる。従って、例えば第1シール部材53B1とシール座面51a(51b)との当接部分がリークしたとしても、第2シール部材53B2とシール座面51a(51b)との当接部分でシールできていれば、ゲートバルブ4で仕切られた両側の処理室(真空処理室2とロードロック3)にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在する心配がない。また、このとき排気装置69によって空間部S内を真空引きしておけば、例えば第1シール部材53B1とシール座面51a(51b)との当接部分がリークして真空処理室2内のガスが空間部S内に進入したとしても、このガスは空間部S内の真空吸引力によってガス導出路511から外部に排気されるため、このガスが第2シール部材53B2とシール座面51a(51b)との当接部分(第2シール部)を不測に通過してゲートバルブ室3に進入することはない。
従って、本実施例4のシール構造とすることで、ゲートバルブ4を介する真空処理室2及びロードロック室3での処理を並行して安全に行うことが可能となる。
[実施例5]
図11は、ゲートバルブ4のシール構造の実施例4を示しており、図1の符号Aで示す部分の拡大断面図である。
本実施例5のシール構造は、上記実施例3のシール構造と上記実施例4のシール構造とを組み合わせた構造としたものである。
すなわち、空間部Sを形成する凹部を、弁体45のシール面64a(64b)と弁箱42のシール座面51a(51b)の両方に対向させて設けたものである。上記実施例例3,4,5によれば、ゲートバルブ4を閉じたときの押圧力やその後の排気装置69による真空引きでの力等により、第1及び第2シール部材53B1,53B2が変形等して若干潰れた場合でも、シール面64a(64b)及び/またはシール座面51a(51b)に形成した凹部によって確実に一定領域の空間部を確保することが可能となる。
また、本実施例5のシール構造によれば、シール面64a(64b)とシール座面51a(51b)との間の全周にわたって、上記構成の第1シール部材53B1及び第2シール部材53B2を設けることで、スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して第1シール部(第1シール部材53B1)と第2シール部(第2シール部材53B2)とを備えた2段シール構造とすることができる。従って、例えば第1シール部材53B1とシール座面51a(51b)との当接部分がリークしたとしても、第2シール部材53B2とシール座面51a(51b)との当接部分でシールできていれば、ゲートバルブ4で仕切られた両側の処理室(真空処理室2とロードロック3)にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在する心配がない。また、このとき排気装置69によって空間部S内を真空引きしておけば、例えば第1シール部材53B1とシール座面51a(51b)との当接部分がリークして真空処理室2内のガスが空間部S内に進入したとしても、このガスは空間部S内の真空吸引力によってガス導出路511から外部に排気されるため、このガスが第2シール部材53B2とシール座面51a(51b)との当接部分(第2シール部)を不測に通過してゲートバルブ室3に進入することはない。
従って、本実施例5のシール構造とすることで、ゲートバルブ4を介する真空処理室2及びロードロック室3での処理を並行して安全に行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、シール部材53A,53B1,53B2を弁体45のシール面64a(64b)側に装着しているが、弁箱42のシール座面51a(51b)に上記実施例1〜5で示した断面半円弧形状の溝部を設け、この溝部にシール部材53A,53B1,53B2を嵌め合わせることで、シール部材53A,53B1,53B2を弁箱42のシール座面51a(51b)側に装着するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、真空処理室2とゲートバルブ3との間を仕切るゲートバルブ4についてのみ上記実施例1〜5を適用しているが、このような構成をゲートバルブ3と外部とを仕切るゲートバルブ5にも適用してよいことは当然である。ただし、ゲートバルブ5に関しては、真空処理室2のプロセスガスがゲートバルブ5を介して大気中に漏れ出す心配は少ないので、上記従来技術で説明した構造のままでもよい。
次に、上記構成の真空処理装置1を用いて半導体装置(例えば、薄膜太陽電池等)を製造する場合の、上記従来技術で説明した製造方法との違いについて説明する。
本発明の真空処理装置1を用いた半導体装置の製造方法も、その基本的な製造工程は上記従来技術で説明した(工程1)から(工程11)までの製造工程と同じである。
ただし、本発明の真空処理装置1を用いた半導体装置の製造方法では、本発明のゲートバルブ4が上記したように2段シール構造となっているため、真空処理室2で行う(工程8)、(工程9)の処理と、ロードロック室3で行う(工程10)、(工程11)、(工程12)から次の(工程1)、(工程2)までの処理とを同時にまたは並行して行っても、真空処理室2での処理とロードロック室3での処理とを安全に行うことができる点で、従来の製造方法とは異なっている。
すなわち、2段シール構造としたことで、例えば一方のシール部がリークしたとしても、他方のシール部が十分にシールできていれば、ゲートバルブ4で仕切られた両側の処理室(真空処理室2とロードロック3)にそれぞれガスが充填されていても、それらのガス同士が混在する心配がない。また、本発明では、排気装置によってシール部間の空間部内を真空引きしているので、一方のシール部を介して空間部に進入してきたガスは外部に排気され、他方のシール部を介して隣接する処理室に進入する心配がない。これらの理由により、ゲートバルブ4を介する真空処理室2及びロードロック室3での処理を並行して安全に行うことが可能となるものである。
1 真空処理装置
2 真空処理室(第1処理室)
3 ロードロック室(第2処理室)
4,5ゲートバルブ
20 被処理物(基板)
21 排気装置
22 カソード電極
23 アノード電極
24 高周波電源
25 加熱装置
26 ガス供給源
26a ガス導入部
27 圧力調整バルブ
31 搬入側基板トレイ
32 搬出側基板トレイ
33 ガス供給源
33a ガス導入部
35 排気装置
42 弁箱
42a スライド空間
42a2 内壁面(レール面)
42b 開口部
43 サイド板
44 蓋部材
45 弁体
46 駆動軸(シリンダロッド)
48a,48b 側壁
49a,49b ゲート開口部
51 シール座面
51a 右シール座面
51b 左シール座面
53,53A シール部材
53B1 第1シール部材
53B2 第2シール部材
53a 略U字状部分
532 第1突起部
533 第2突起部
532a,533a 先端部
55 段違い部
61 本体部
62 右側端面
63 右側弁体部
64 シール面(周端面)
64a 右シール面(周端面)
64b 左シール面(周端面)
65 切欠き部
66 左側弁体部
67 段違い部
68 ローラ
69 排気装置
451,452,453 溝部
456 凹部
531 上部
S 空間部

Claims (14)

  1. 被搬送物を通過させるためのゲート開口部が設けられた弁箱と、スライド往復移動により前記ゲート開口部を開閉する弁体とからなり、前記弁体をスライド移動させて前記弁箱のゲート開口部を閉じたとき、前記弁箱のゲート開口部に沿って設けられたシール座面に前記弁体の周端面であるシール面が対向することによって前記ゲート開口部が遮断される構造のゲートバルブであって、
    前記シール面と前記シール座面との間の全周にわたって、前記スライド移動方向に直交する方向に所定の間隔を存して、第1シール部と第2シール部とが設けられていることを特徴とするゲートバルブ。
  2. 請求項1に記載のゲートバルブであって、
    前記シール面と前記シール座面とを対向させた状態で、前記第1シール部と前記第2シール部との間に空間部が形成されていることを特徴とするゲートバルブ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のゲートバルブであって、
    前記第1シール部は、前記シール面と前記シール座面との間の全周にわたって設けられた第1シール部材によって形成され、前記第2シール部は、前記シール面と前記シール座面との間の全周にわたって設けられた第2シール部材によって形成されていることを特徴とするゲートバルブ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のゲートバルブであって、
    前記第1シール部と前記第2シール部とが1つのシール部材によって一体に形成されていることを特徴とするゲートバルブ。
  5. 請求項4に記載のゲートバルブであって、
    前記1つのシール部材は、中央部が両側部より前記シール面側に凹んだ凹部に形成され、前記凹部と前記シール座面との間が空間部に形成されていることを特徴とするゲートバルブ。
  6. 請求項4または請求項5に記載のゲートバルブであって、
    前記シール座面に凹部が形成されていることを特徴とするゲートバルブ。
  7. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のゲートバルブであって、
    前記第1シール部と前記第2シール部との間の前記シール面及び/または前記シール座面に凹部が形成され、前記凹部と前記第1シール部及び前記第2シール部とによって前記シール面と前記シール座面との間に空間部が形成されていることを特徴とするゲートバルブ。
  8. 請求項1に記載のゲートバルブであって、
    前記第1シール部と前記第2シール部との間を真空引きする真空引き手段を備えたことを特徴とするゲートバルブ。
  9. 請求項2から請求項7までのいずれか1項に記載のゲートバルブであって、
    前記空間部を真空引きする真空引き手段を備えたことを特徴とするゲートバルブ。
  10. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のゲートバルブが、被搬送物の第1処理室と第2処理室との間を開閉するゲートバルブとして設けられていることを特徴とする真空処理装置。
  11. 請求項8または請求項9に記載のゲートバルブが、被搬送物の第1処理室と第2処理室との間を開閉するゲートバルブとして設けられていることを特徴とする真空処理装置。
  12. 請求項10または請求項11に記載の真空処理装置であって、
    前記第1処理室が大気に開放されるロードロック室であり、前記第2処理室が前記被搬送物である半導体基板を処理する真空処理室であることを特徴とする真空処理装置。
  13. 請求項11に記載の真空処理装置を用いた半導体装置の製造方法であって、
    前記真空引き手段により前記ゲートバルブの前記第1シール部と前記第2シール部との間を真空引きすることによって、前記第1処理室での処理と前記第2処理室での処理とを並行して行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項13に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第1処理室が大気に開放されるロードロック室であり、前記第2処理室が前記被搬送物である半導体基板を処理する真空処理室であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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