JP2011084257A - 分割スプロケット - Google Patents

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Shunsuke Honda
俊介 本田
Yosuke Matsuo
陽介 松尾
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Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Abstract

【課題】分割体同士の固着が確実であるとともに十分な耐荷重を有し、重機などの荷重が掛かる用途にも十分に耐えるようにする。
【解決手段】接合面部21,31と軸孔部22,32とを備えた一対のスプロケット半体2,3を、シャフト10に締結固定するようにした分割スプロケット1において、スプロケット半体2,3が外周に歯を形成した半円状のスプロケット部材51,52とその軸線方向の両側にそれぞれ一体に連設された半円筒状部61,62,71,72とからなり、接合面部21,31と軸孔部22,32とを接合して互いに重ねた前記一対のスプロケット半体2,3を互いに重ねられた半円筒状部61,62,71,72において固着具8により固着して一体とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、接合面部と軸孔部とを備えた一対のスプロケット半体をシャフトに締結固定するようにした分割スプロケットに関するものである。
従来、チェーンを駆動するために使用されるスプロケットとして、接合面部と軸孔部とを備えた一対のスプロケット半体をシャフトに締結固定するようにした分割スプロケットが知られている。
この分割スプロケットは、スプロケットが摩耗し、或いは損傷したりした場合に交換する際に、コンベヤフレームに固定された減速機、ベアリングユニット、シャフトなどを取り外すことなく、脱着が可能であり、きわめて便利であり、作業性に優れている。
そして、従来、分割スプロケットとして特開平9−118415号公報、特開平11−294563号公報などに提示されているものが知られている。
前記特開平9−118415号公報に提示されている分割スプロケットは、図7に示すように、外周の前後両側に2列のスプロケット1a,1a及び2a,2aを有する半月状のスプロケット半体3a,4aを接合するものであり、接合面が少ないことから前記スプロケット1a,1a及び2a,2aの間に形成した筒状部5aにおいて止めねじなどの固着具6aにより固着することになり、固着具6aの設置箇所が限られ固着力に問題があるばかりか2列のスプロケット1a,1a及び2a,2aに構成されるので使用する用途が限られるという問題がある。
また、前記特開平11−294563号公報に提示されている分割スプロケットは、図8に示すように、スプロケット半体3a,4aが外周に歯を形成した半円状のスプロケット部材7a,7bとその軸線方向の1側に一体に連設された半円筒状部8a,8bとからなり、接合面部と軸孔部とを接合して互いに重ねた前記一対のスプロケット半体3a,4aを前記互いに重ねられた半円筒状部8a,8bにおいて止めねじなどの固着具9aにより固着して一体とするものであり、前記半円筒状部8a,8bに固着具9aを設置することができることからある程度の固着力を確保することができるが、半円状のスプロケット部材7a,7bの片側に半円筒状部8a,8bが形成されていることからスプロケット部材7a,7bをシャフト(図示せず)に固着したときに固着部が軸線方向に偏っているため強度が十分でなく大型の重機などのような多大な回転荷重が掛かる使用目的には問題がある。
特開平9−118415号公報 特開平11−294563号公報報
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、分割体同士の固着が確実であるとともに十分な耐荷重を有し、重機などの荷重が掛かる用途にも十分に耐えることができる分割スプロケットを提供するものである。
前記課題を解決するために成された本発明である分割スプロケットは、接合面部と軸孔部とを備えた一対のスプロケット半体を、シャフトに締結固定するようにした分割スプロケットであって、前記スプロケット半体が外周に歯を形成した半円状のスプロケット部材とその軸線方向の両側にそれぞれ一体に連設された半円筒状部とからなり、前記接合面部と軸孔部とを接合して互いに重ねた前記一対のスプロケット半体を前記互いに重ねられた半円筒状部において固着具により固着して一体とすることを特徴とする。
また、前記各スプロケット半体が、前記スプロケット部と各半円筒状部との連設部に半円筒状部よりも小径の半円溝が形成されている場合には固着部を強固なものとすることができる。
本発明の好ましい実施の形態を示す分割状態の斜視図。 図1に示した実施の形態の正面図。 図1に示した実施の形態の側面図。 図1に示した実施の形態のシャフトに組み付けた状態の正面図。 図1に示した実施の形態のシャフトに組み付けた状態の側面図。 本発明の異なる実施の形態を示す説明図。 従来例を示す説明図であり、(a)は分割した状態、(b)は接合、固着した状態を示す。 異なる従来例を示す説明図。
図1乃至図3は本発明の好ましい実施の形態を示すものであり、分割スプロケット1は、接合面部21,21および31,31と後述のシャフトに締結、取り付けるための軸孔部22,32とを備えた一対のスプロケット半体2,3とから構成される。
そして、前記各スプロケット半体2,3は、それぞれ軸線方向の中央部分に例えばチェーンのローラー(図示せず)に噛合する歯4を突設した半円状のスプロケット部51,52とその軸線方向の両側にそれぞれ一体に連設された半円筒状部61,71および62,72を一体に連設している。
また、一方のスプロケット半体2には接合面部21に互いに接合したスプロケット半体2,3を固着するための止めねじからなる固着具8の挿通孔91が、もう一方のスプロケット半体3の接合面部31には前記固着具8のねじ孔92が連通して形成されている。
以上の構成を有する本実施の形態を使用するには図3に示すように、シャフト10の外周に、接合面部21,21と31,31とを重ね合わせてスプロケット半体2,3を配置し、挿通孔91からねじ孔92に挿入した固着具8を締結して固着すればよい。
尚、予めシャフト10の一部にキーを突設しておきこれに嵌合するキー溝(図示せず)をスプロケット半体2または3の円筒状部22または32に形成しておくことによりシャフト10への駆動力が確実にスプロケット1に伝達される。
また、本実施の形態では、スプロケット半体21および31が、前記スプロケット部5,5と各半円筒状部61(71)および62(72)との連設部に半円筒状部61(71)および62(72)よりも小径の半円溝23,23及び33,33が形成されている。
従って、スプロケット半体21および31を接合したときにこれらの半円溝23,23及び33,33が形成する溝条20,20がスプロケット部5を挟んで形成されるので前記半円筒状部61(71)および62(72)の径を大きくして安定したものとした場合にもチェーンのローラーを確実に噛合させることができる。
また、本実施の形態では従来のスプロケットと異なり前記半円筒状部61(71)および62(72)の軸線方向の長さが長く形成されており、例えば図6に示すように1つの軸に同一の或いは異なる種類のスプロケット5,5,5を一体に形成させることもできる。
1 分割スプロケット、2,3スプロケット半体、4 歯、8 固着具、10 シャフト、21,31 接合面部、 20,20 半円溝、22,32 軸孔部、51,52 スプロケット部材、61,62,71,72 半円筒状部

Claims (2)

  1. 接合面部と軸孔部とを備えた一対のスプロケット半体を、シャフトに締結固定するようにした分割スプロケットであって、前記スプロケット半体が外周に歯を形成した半円状のスプロケット部材とその軸線方向の両側にそれぞれ一体に連設された半円筒状部とからなり、前記接合面部と軸孔部とを接合して互いに重ねた前記一対のスプロケット半体を前記互いに重ねられた半円筒状部において固着具により固着して一体とすることを特徴とする分割スプロケット。
  2. 前記各スプロケット半体が、前記スプロケット部と各半円筒状部との連設部に半円筒状部よりも小径の半円溝が形成されている請求項1または2に記載の分割スプロケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55140149U (ja) * 1979-03-27 1980-10-06
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