JP2011083820A - ベルトプレス式脱水機の丸線形スクレーパ装置 - Google Patents

ベルトプレス式脱水機の丸線形スクレーパ装置 Download PDF

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【課題】 本発明は、自己復元力を有する丸線の先端を弓形に形状加工して丸線保持具に取り付け、ベルトプレス式脱水機のケーキ出口において、丸線先端の弓形部分を濾布に平行に密着させて設置し、搬送中の濾布に付着したケーキを自動的に掻き落とすことを目的とする、ベルトプレス式脱水機の丸線形スクレーパ装置を提供する。
【解決手段】2枚の濾布に水分を含む汚泥を挟んで圧搾脱水してケーキとするベルトプレス式脱水機において、ケーキ出口でケーキを濾布から掻き落とすことを目的に、丸線の先端を弓形に形状加工して丸線保持具に取り付け、脱水機の濾布に密着させて設置し、丸線で濾布のケーキを掻き落とすことを特徴とする、ベルトプレス式脱水機の丸線形スクレーパ装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、自己復元力を有する丸線(1)の先端を弓形に形状加工して丸線保持具(2)に取り付け、ベルトプレス式脱水機のケーキ出口に設置し、搬送中の下濾布(107)と上濾布(108)に付着したケーキを自動的に掻き落とすことを目的とする、ベルトプレス式脱水機の丸線形スクレーパ装置に関するものである。
従来のベルトプレス式脱水機を、図5、図6,図7よって説明する。
この脱水機では、下水汚泥(101)と凝集剤(102)を凝集汚泥造粒糟(104)内で撹拌機(103)により混合して脱水に適した凝集汚泥粒(105)に造粒し、凝集汚泥粒供給装置(106)に送られ下側濾布(107)上に落とされる。
移動するエンドレスの下側濾布(107)上に落とされた凝集汚泥粒(105)は、搬送中に自重力で水分を濾過しながら下側濾布(107)とエンドレスの上側濾布(108)の間に挟まれ面圧とせん断力により圧搾脱水されケーキとなり、脱水機のケーキ出口で板刃形スクレーパ装置(111)によってホッパー(113)上に掻き落とされる。
以降、下側濾布(107)と上側濾布(108)を濾布(107・108)で表し説明する。
板刃形スクレーパ装置(111)は、幅方向に亘って直線の一枚物(図6参照)でありケーキの搬送圧力により濾布(107・108)に対し中央部を最大にして、開く方向に少量であるが湾曲する。前記から、板刃形スクレーパ装置(111)を濾布(107・108)の全幅に亘って押しつけ密着させるには、濾布(107・108)に対して板刃形スクレーパ装置(111)の湾曲量を加算して設ける必要がある。
ところが、ベルトプレス式脱水機の濾布(107・108)をエンドレスにする際、濾布継ぎ目接続具(109)で接続(図6、図7参照)する。この濾布継ぎ目接続具(109)部分は、濾布(107・108)の厚さより微少であるが厚くなっている。このため、濾布(107・108)に板刃形スクレーパ装置(111)を設ける際、濾布継ぎ目接続具(109)の損傷防止から、濾布継ぎ目接続具(109)部分の厚さを基準にして損傷しない範囲の弱い圧力で設置していた。
そのために、次のような問題点があった。図5,図6,図7によって説明する。
脱水に最適な安定した凝集汚泥粒(105)に造粒するまでの所用時間は、関連要因(下水汚泥の濃度、混入物の性状、凝集剤の投入比率等)の変化により時間差が大きく(約0.75時間から2.0時間の範囲位)限定できない。このため、安定した凝集汚泥粒(105)に造粒するまでの間、脱水処理する凝集汚泥粒(105)は、粒が小さく圧搾処理中、濾布(107・108)の濾し目より漏れ濾布洗浄水に混入して排出され、圧搾処理したケーキの量も少なく薄く、濾布(107・108)の濾し目に入り込み剥離性も悪くなる。加えて、濾布(107・108)に対する板刃形スクレーパ装置(111)の密着圧力が弱いため、板刃形スクレーパ装置(111)での剥離不足を生じ、ケーキの掻き落とし残りが発生していた。
以上状態は、脱水処理の開始時と、通常安定した時の連続処理中、関連要因(下水汚泥の濃度、混入物の性状、凝集剤の投入比率等)の突発的な変化時に発生を繰り返し苦慮していた。
前記により、連続して搬送されるケーキが、濾布(107・108)と板刃形スクレーパ装置(111)の間に蓄積され濾布(107・108)の濾し目に食い込み圧着され、濾布洗浄装置(110)で洗浄不足となり徐々に濾し目詰まり範囲が拡大し、この悪循環を繰り返し板刃形スクレーパ装置(111)の剥離能力が低下して、多量のケーキ掻き落とし残りに繋がり、脱水効率を悪化させていた。
また、ケーキに混入している篩渣(紙繊維、布繊維、ゴム、髪の毛、プラスチック小片、木屑、軽石小片等)が、濾布(107・108)と板刃形スクレーパ装置(111)の間に散発的、部分的に挟み込み滞留し板刃形スクレーパ装置(111)を湾曲させ濾布(107・108)との間に隙間が出来、この隙間に連続して搬送されるケーキが濾布(107・108)と板刃形スクレーパ装置(111)の間に蓄積され濾布(107・108)の濾し目に食い込み圧着され濾布洗浄装置(110)で洗浄不足となり徐々に濾布(107・108)の濾し目詰まり範囲が拡大して、この悪循環を繰り返し、多量のケーキ掻き落とし残りに繋がり脱水効率を悪化させていた。
以上の原因により、以下の阻害項目が発生した。
多量のケーキ掻き落とし残りが、濾布洗浄装置(110)で洗浄され、この排水に混入して汚水浄化処理設備へ環流し再処理となり、汚水浄化処理効率を低下させていた。
濾布(107・108)と板刃形スクレーパ装置(111)の間にケーキに混入している篩渣(紙繊維、布繊維、ゴム、髪の毛、プラスチック小片、木屑、軽石小片等)を挟み込み、濾布(107・108)と濾布継ぎ目接続具(109)の破損及び板刃形スクレーパ装置(111)が損傷していた。
ケーキの掻き落とし残りが、濾布(107・108)と板刃形スクレーパ装置(111)の間に滞留し蓄積され濾布(107・108)と濾布継ぎ目接続具(109)及び駆動装置に過負荷となり、使用寿命を縮めていた。
板刃形スクレーパ装置(111)において、ケーキ掻き落とし残り防止対策の困難な理由を以下に記す。
以上の防止対策として、濾布(107・108)と板刃形スクレーパ装置(111)の間に蓄積されたケーキ及び、挟み込んだ篩渣(紙繊維、布繊維、ゴム、髪の毛、プラスチック小片、木屑、軽石小片等)の掻き落としと、濾布(107・108)の洗浄を人力で頻繁に行っているが、常時監視し人力で行う事は、時間的に困難であり、また、脱水機稼働中の作業であり安全面での不安があり苦慮していた。
脱水処理は、昼夜連続発生する生活汚水浄化処理の水質管理と密接な関連を持つ重要な部分であり、連続処理が基本である。ところが、板刃形スクレーパ装置(111)の保守保全時には、脱水処理を長時間停止するする必要があり苦慮していた。
本発明は、以上の問題点を解決しようとするものである。
本発明は、2枚の濾布に水分を含む汚泥を挟んで圧搾脱水してケーキとするベルトプレス式脱水機において、ケーキ出口でケーキを濾布から掻き落とすことを目的に、丸線(1)の先端を弓形に形状加工して丸線保持具(2)に取り付け、脱水機の濾布に密着させて設置し、丸線(1)で濾布(107・108)のケーキを掻き落とすことを特徴とする、ベルトプレス式脱水機の丸線形スクレーパ装置。
その結果、次の効果が生じる。図1,図2,図3,図4で説明する。
丸線形スクレーパ装置の掻き落としは、丸線形スクレーパ装置の丸線(1)全体の自己復元力と先端を弓形に形状加工した復元力の相乗効果により、濾布(107・108)に常時、弓形部分が平行に密着し、濾布(107・108)とケーキの間に丸線形スクレーパ装置の丸線(1)が入り込みケーキを剥離させて掻き落とすものであり、ケーキの掻き落とし残りが激減し微少となった。
ケーキの性状(厚み、粒度、粘度、含水量、混入物等)に左右されず安定した掻き落としが出来るようになった。
丸線形スクレーパ装置の丸線(1)は、濾布(107・108)とケーキに混入している篩渣(紙繊維、布繊維、ゴム、髪の毛、プラスチック小片、木屑、軽石小片等)の間に入り込み剥離し、掻き落とすため篩渣(紙繊維、布繊維、ゴム、髪の毛、プラスチック小片、木屑、軽石小片等)を挟み込み滞留する事が皆無となった。
ケーキの掻き落とし残りが激減し微少となり、ケーキの掻き落とし残りに起因する濾布(107・108)の濾し目詰まりも激減し、濾布洗浄装置(110)の洗浄負荷が軽減し、これに伴い洗浄力が向上し、脱水機の圧搾効率も大幅に向上した。
濾布(107・108)に付着するケーキの掻き落とし残りが、激減したため、濾布洗浄装置(110)で排水される濾布洗浄水へのケーキの混入も減少し、汚水浄化処理設備での再処理が減少した。
濾布(107・108)と濾布継ぎ目接続具(109)に丸線形スクレーパ装置の丸線(1)を常時密着させても密着圧力が丸線形スクレーパ装置の丸線(1)の自己復元力だけの微少であり、濾布(107・108)と濾布継ぎ目接続具(109)の損傷が激減し、使用寿命が著しく延びた。
ケーキの掻き落とし残りが激減し微少となり、濾布(107・108)と濾布継ぎ目接続(109)及び駆動装置に与える負荷が軽減し、使用寿命が延びた。
丸線形スクレーパ装置の保守保全が、脱水機稼働中、安全に短時間で簡単に出来るようになった。
本発明は、以上の問題点を解決した。
本発明の斜視図 本発明のA−A拡大断面図 本発明の設置状態を示す側面図 本発明のベルトプレス式脱水機での実施状況を示す斜視図 従来の使用状態を示す側面図 従来の板刃形スクレーパ装置と濾布継ぎ目接続具の使用状態を示す斜視図 従来の板刃形スクレーパ装置と濾布継ぎ目接続具の使用状態を示す側面図
以下、本発明の実施の形態を図1、図2,図3,図4で説明する。
先端を弓形に形状加工した丸線形スクレーパ装置の丸線(1)を丸線保持具(2)に取り付け、くさび(3)を打ち込み固定する。
丸線(1)を設けた、丸線保持具(2)を設置棒(5)に設け、固定ネジ(4)で固定する。
脱水機架台(112)に設置架台(8)をボルト(9)で取り付ける。
設置架台(8)に設置具(6)をボルト(10)で取り付け固定ネジ(44)で固定する。
丸線(1)と丸線保持具(2)を取り付けた設置棒(5)を設定具(7)に設け、丸線形スクレーパ装置の丸線(1)の先端の弓形部分が、濾布(107・108)と平行に密着する位置に調整し設定ネジ(77)で固定する。
以上の構成よりなる丸線形スクレーパ装置である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明を使用するときは、上記丸線形スクレーパ装置の丸線(1)先端の弓形部分を濾布(107・108)の幅方向と平行に押しつけ先端の弓形部分が、密着する位置で設定ネジ(77)を固定する。
丸線形スクレーパ装置の丸線(1)と濾布(107・108)との密着部は、搬送している濾布(107・108)に付着したケーキと濾布(107・108)の間に入り込み自動的にケーキを剥離させ、掻き落とす。
自己復元力を有し先端を弓形に形状加工した丸線形スクレーパ装置の丸線(1)の先端の弓形部分は、常時、濾布(107・108)と密着状態を保ち長期に亘って、自動的に安定した掻き落としを行う。
以上の結果、ケーキの掻き落とし残りが激減し微少となり処理歩留まりが、著しく向上した。加えて、濾布洗浄装置(110)の濾布(107・108)洗浄効率が向上し、脱水効率が著しく向上した。
また、丸線形スクレーパ装置は、濾布(107・108)の幅に応じて設置数(図1、図3、図4参照)の増減が簡単に出来る。
1 丸線
2 丸線保持具
3 くさび
4、44 固定ネジ
5 設置棒
6 設置具
7 設定具
8 設置架台
9、10 ボルト
11 ロール
77 設定ネジ
107 下濾布
112 脱水機架台

Claims (1)

  1. 2枚の濾布に水分を含む汚泥を挟んで圧搾脱水してケーキとするベルトプレス式脱水機において、ケーキ出口でケーキを濾布から掻き落とすことを目的に、丸線の先端を弓形に形状加工して丸線保持具に取り付け、脱水機の濾布に密着させて設置し、丸線で濾布のケーキを掻き落とすことを特徴とする、ベルトプレス式脱水機の丸線形スクレーパ装置。
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JP2016508963A (ja) * 2012-12-07 2016-03-24 アーゼッド・エレクトロニック・マテリアルズ(ルクセンブルグ)ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ 安定な金属化合物、その組成物、およびその使用方法
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