JP2011083516A - 集塵ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵ケース内の塵埃を圧縮又は除塵した後、運転を再開時には、除塵されたフィルター部分は、粗塵フィルターへの付着や粗塵フィルターを抜けて細塵を捕集するフィルターへの付着もかなり多く、細塵を捕集するフィルターへの付着量が多くなり、目詰まりが早くなるなどの課題があった。
【解決手段】集塵容器内に配され粗塵を捕集する第1のフィルターと、細塵を捕集する第2のフィルターと、第1のフィルター部の一部を除塵する除塵手段を備え、前記除塵手段により除塵を行う前記第1のフィルター部のメッシュサイズを、除塵を行わない前記第1のフィルター部のメッシュサイズよりも小さくした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気掃除機等に使用される集塵ボックスに関するもので、特に、捕集された塵埃を除塵する機構を有する集塵ボックスに関するものである。
従来のこの種の集塵ボックスとして、塵埃を捕集する集塵容器と、前記集塵容器内に配され捕集された前記塵埃を圧縮する手段を備えているが、前記駆動手段に加わる負荷量を検知する負荷量検知手段を備え、前記除塵手段で前記塵埃を除塵しているときに、前記負荷量検知手段が所定の負荷量を検知すると、前記除塵手段を後退させるようにしたもので、集塵容器内の塵埃の多少にかかわらず常に一定の力で塵埃を圧縮できるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−154800号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の集塵ボックスの構成では、集塵ケース内の塵埃を圧縮又は除塵した後、運転を再開時には、除塵されたフィルター部分は、粗塵フィルターへの付着や粗塵フィルターを抜けて細塵を捕集するフィルターへの付着もかなり多かった。その結果、細塵を捕集するフィルターへの付着量が多くなり、目詰まりが早くなるなどの問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、フィルターメッシュサイズが小さい箇所のみを除塵することにより、第2のフィルターへの付着を少なくすることができ、集塵容器のごみ捨て時まで高い風量を維持し、利用者にとって使用性が向上した集塵ボックスを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、電動送風機と、塵埃を捕集する集塵容器と、前記電動送風機に連通すると共に前記集塵容器が着脱自在に装着される集塵容器収納部と、前記集塵容器内に配され粗塵を捕集する第1のフィルターと細塵を捕集する第2のフィルターから構成され、前記第1のフィルター部の一部を除塵する除塵手段と、前記除塵手段を駆動する駆動手段を備え、前記除塵手段により除塵を行う前記第一のフィルター部のメッシュサイズを、除塵を行わないフィルター部のメッシュサイズよりも小さくした集塵ボックスで、集塵ボックスの除塵を行った後の電気掃除機の運転を再開時には、フィルターから除塵された塵埃が、除塵されたフィルターの部分に再度付着をしようとするが、除塵しているメッシュ部分の第1のフィルター部メッシュサイズが小さいので、塵埃の再付着による第2のフィルターへの細塵の抜けが少なくなる。第1のフィルターの目詰まりは、他のメッシュの部分よりも早くなるが、除塵されるので問題はない。
本発明は、第1のフィルターの塵埃の除去をしながら第2のフィルターの目詰まりを遅らせることができ、ごみ捨て時まで風量を高く維持する使用勝手が良い集塵ボックスを備えたものである。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の要部断面図 同、電気掃除機の要部断面図 同、電気掃除機の全体斜視図 同、電気掃除機の集塵ボックスの要部断面図 同、電気掃除機の集塵ボックスの全体斜視図
第1の発明は、塵埃を捕集する集塵容器と、前記電動送風機に連通すると共に前記集塵容器が着脱自在に装着される集塵容器収納部と、前記集塵容器内に配され粗塵を捕集する第1のフィルターと細塵を捕集する第2のフィルターから構成され、前記第1のフィルター部の一部を除塵する除塵手段と、前記除塵手段を駆動する駆動手段を備え、前記除塵手段により除塵を行う前記第一のフィルター部のメッシュサイズを、除塵を行わない前記第1のフィルター部のメッシュサイズよりも小さくすることで、電気掃除機の運転を停止後、集塵ボックスの第1のフィルター部の除塵を行い、再運転した場合に除塵を行った場所のメッシュサイズが小さいので第2のフィルターへの細塵の抜けが少なくなり、結果として風量を高く維持することができ、利用者の利便性を高めることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の集塵ボックスに、除塵を行う第1のフィルター部の一部のメッシュサイズを小さくしたもので、主流路となっている部分の一部のメッシュサイズを小さくすることで、第2のフィルターへの細塵の抜けを小さくし、集塵ボックス内の風量を高く保つことができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明の集塵ボックスに第1のフィルター部で最も塵埃が付着しやすい部分に除塵手段を設けたもので、第1のフィルターに塵埃が付着しても、除塵により容易に取り除かれるので、使い初めよりごみ捨て時まで集塵ボックスの風量を高く維持することができる。
第4の発明は、第1又は第2の発明の集塵ボックスに第1のフィルター部で最も塵埃が付着しにくい部分に除塵手段を設けたもので、第1のフィルターに塵埃が付着しにくい箇所であるために、集塵ボックスの容量が一杯になるまで流気通路を確保できるので、集塵ボックス内の風量を高く維持することができる。
第5の発明は、第1又は第2の発明の集塵ボックスに第2のフィルター部で最も塵埃が付着しやすい部分の直前に第1のフィルター部の除塵部を設けたもので、運転停止後に除塵を行い、その除塵部のメッシュサイズが小さいので、再運転時に除塵された第1のフィルター内の塵埃が第2のフィルター部への細塵の通過が少なくなる。これにより第2のフィルターの目詰まりが起こりにくくなるため、集塵ボックス内の風量を高く保つことができる。
第6の発明は、第1又は第2の発明の集塵ボックスに第2のフィルター部で最も塵埃が付着しにくい部分の直前に第1のフィルター部の除塵部を設けたもので、運転停止後に除塵を行い、その除塵部のメッシュサイズが小さいので、再運転時に除塵された第1のフィルター内の塵埃が第2のフィルター部への細塵の通過が少なくなる。これにより第2のフィルターの目詰まりが起こりにくくなるため、ゴミが一杯になるまで集塵ボックス内の風量を高く保つことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。図1に示すように、1は前方に吸気口2を有する集塵ボックス収納部3と後方に電動送風機(図示しない)を有する電動送風機室(図示しない)を具備した掃除機本体で、吸気口2部には掃除機本体1とホース(図示せず)のエアータイト用のパッキンA4を具備したものである。
集塵ボックス収納部3内には、集塵ボックス8が収納されている。集塵ボックス8は連通穴9が設けられた本体部10と本体部の後方に、メッシュもしくは多孔室に形成された薄板11を形成した蓋体部A12と、その下流にプリーツ加工されたフィルター13を形成する蓋体部B14が本体部10に形成された溝部15より保持されたものである。蓋体A12は本体部10に爪部で係止しており、蓋体B14は蓋体B14の爪部17に本体部10の係止部16が引っ掛ることで本体部10に固定され使用時の形態となる。
また、本体部10の下部にゴミ捨て時に後方部を支点として回動自在に設けた本体部蓋体C31がある。この蓋体C31の外周前後に形成された、タイトパッキンA18により、本体部10と蓋体C31とがエアータイトされる構成となっている。また、本体部10内に溜まった粗ごみ23は、本体部10の上方にある、押出し面19と、押出し面19を下方へ摺動させる押出し操作部20は蓋体C31と連動しており、押出し操作部20を下方に押すことにより本体部10下方にある蓋体C31も下方へと開き、内部の粗ゴミ23が本体部10より排出される。この排出動作と同時に細塵24も同時に本体部10より下方へと排出される。
また、図2に示すように、集塵ボックス8には、押出し面19を下方に摺動させることができるギアボックス65を備えており、このギアボックス65の動作は、集塵ボックス8の外部に備え付けられたつまみ部66を回転させることにより、押出し面19の上方に設けた押出し棒67が下方へ移動する。
本体部10には本体部10の取っ手となるハンドル部40を備えており、ハンドル部40は上下に摺動することができる。集塵ボックス8と集塵ボックス収納部3とのエアータイトは前方をパッキンA4と本体部、後方を蓋体B14と蓋体集塵ボックス収納部3に形成されたタイトパッキンB19によりタイトされたものである。なお、タイトパッキンA18と、タイトパッキンB19、パッキンA4はタイト構成として使用される部品でありそれぞれのパッキンが当接するいずれかの部品に構成されてもタイト構成できる。
また、図3は集塵ボックス8が電気掃除機本体1にセットされた状態である。電気掃除機本体1は、本体を移動する為の車輪51、本体を運ぶ為の本体取っ手部52を備えている。
図4は本体部10のA−A断面図である。図4に示すように、21はプリーツ状に形成されたフィルター13の下流面側で、蓋体B14と保持部材26にて摺動可能に保持されたレバー体である。レバー体21を左右に動かすことにより、フィルター13に振動を与え、細塵24を下方へと落とすことができる。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。図1のように、電動送風機(図示しない)の吸引風と塵埃は、吸気口2、連通穴9を通過し本体部10に到達する。その後蓋体A12に形成されたメッシュもしくは多孔室に形成された薄板11により塵埃の粗ごみ23が捕集される。メッシュもしくは多孔室に形成された薄板11を細塵と空気は通過し、次に蓋体B14のプリーツ加工されたフィルター13により細塵24が捕集され、空気のみが電動送風機室(図示しない)を経て掃除機本体1外に排出される。
次に図4のように、フィルター13に蓄積された細塵24はレバー体21を左右に摺動させることで、レバー体21の振動発生部25によりフィルター13に振動を与えフィルター13に蓄積され細塵24を除去するものである。掃除終了後、通常粗ごみ23は薄板11に貼りついたままで流路を塞いでいる。
次に図5に示すように、集塵ボックス8の外部に設けたつまみ部66を手動で回転させることにより、集塵ボックス8の中の押出し棒67が下方へ移動し、押出し面19を下方に押出すと、押出し面19は下流側の薄板11と接しているので、薄板11の上部についた粗ごみ23を掻き落とし、新たに流路を確保する。
粗ごみ23を取り除いた薄板11はメッシュのサイズが小さいので、その後本体の運転を再開しても、新たに吸引したごみにより再度粗ごみ23が付着するが、メッシュサイズが周囲のものより小さくしているため、フィルター13への細塵24の付着は少なくすることができる。第1のフィルターの除塵によりフィルター13の目詰まりを減らすことができ、かつ吸込力を減じることがないので、利用者は快適に電気掃除機を使用することができる。
以上のように、本発明にかかる集塵ボックスは、フィルターに蓄積された塵埃を除去することにより集塵ボックスの使用性を向上し、特に家庭、業務用等の電気掃除機に有用である。
3 集塵ボックス収納部
8 集塵ボックス
10 本体部
11 薄板
12 蓋体A
13 フィルター
14 蓋体B
19 押出し面
21 レバー体
23 粗ゴミ
24 細塵
25 振動発生部
30 保持部
31 蓋体C
40 ハンドル
66 つまみ部

Claims (6)

  1. 塵埃を捕集する集塵容器と、前記集塵容器が着脱自在に装着される集塵容器収納部と、前記集塵容器内に配され粗塵を捕集する第1のフィルターと、細塵を捕集する第2のフィルターと、前記第1のフィルター部の一部を除塵する除塵手段を備え、前記除塵手段により除塵を行う前記第1のフィルター部のメッシュサイズを、除塵を行わない前記第1のフィルター部のメッシュサイズよりも小さくした集塵ボックスを備えた電気掃除機。
  2. 除塵を行う前記第1のフィルター部メッシュサイズを一部のみ小さくしたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 第1のフィルター部で最も塵埃が付着しやすい部分に除塵手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。
  4. 第1のフィルター部で最も塵埃が付着しにくい部分に除塵手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。
  5. 第2のフィルター部で最も塵埃が付着しやすい部分の直前に第1のフィルター部の除塵部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。
  6. 第2のフィルター部で最も塵埃が付着しにくい部分の直前に第1のフィルター部の除塵部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。
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