JP2011083409A - 係止ストッパー、及び耳かけホルダー - Google Patents

係止ストッパー、及び耳かけホルダー Download PDF

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健造 川井
Takeshi Murata
剛 村田
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Abstract

【課題】縫い付け作業といった煩わしい手間を掛けずに、簡単にマスクを作ることが出来る小型の補助具を提供する。
【解決手段】第1挟持部10を構成する第1止具片1及び第2止具片2を互いに接続する第1ヒンジ部5と、第2挟持部20を構成する第1止具片1及び第3止具片3を互いに接続する第2ヒンジ部6と、第1挟持部への被挟持物の挿入を可能とする挿入口部7とを、第1止具片における同一の端縁部1a側に設けることにより係止ストッパー50とする。この第1挟持部は紐状部材を挟持し、第2挟持部は平面状部材を挟持する。また、第2止具片は、外側領域部がなく内側領域部を有するように形成され、第3止具片は、内側領域部がなく外側領域部を有するように形成されており、両者は、同一平面上において隙間を介して位置することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティッシュペーバーやガーゼ(布)、不織布といった呼吸に支障のない平面状部材を用いて衛生用マスクを簡易的に作製する際に利用する係止ストッパーと、この係止ストッパーを用いた耳かけホルダーに係り、詳しくは、口や鼻を覆うこととなる平面状部材に対して取り付けられる係止ストッパーと、この係止ストッパーと紐部材とを用いて、平面状部材による口や鼻の覆い状態を維持することを可能とした耳かけホルダーに関する。
風邪ウイルスやインフルエンザウイルスは、ウイルス単体での空気感染では感染せず、唾などの体液に含まれたウイルスによる飛沫感染によって感染が広がることが知られている。そのため、風邪やインフルエンザに感染している患者は、他人に伝染させないため、及び感染拡大を防ぐために、衛生用マスクを着用する。この衛生用マスクは、風邪やインフルエンザの感染者のくしゃみや咳などで、ウイルスを含んだ分泌物を外部に広く撒き散らしにくくする効果を有する。一方、風邪やインフルエンザに感染していない者は、衛生マスクを着用する事により、外部から風邪ウイルスやインフルエンザウイルスの進入、感染を効果的に阻止できる。
ところが、近年、新型インフルエンザの流行によって衛生用マスクの需要が増大し、衛生用マスクの品薄状態が続いてなかなか入手することが出来ない、入手可能であってもかなり高価で取引されているといった問題がある。そのため、最近では、ガーゼや不織布に耳かけ紐を縫製手段等によって取り付けて自分で簡易的にマスクを作ることで、風邪やインフルエンザの感染拡大防止や、感染予防を図ることが行われている。
しかしながら、手作りマスクといっても長期間使用し続けることには衛生上の問題があり、一般的にマスクの交換は一日毎とされていることから、毎日にマスクを作らなければならないといった煩わしさがある。しかも、ガーゼや不織布等に耳かけ紐を取り付ける場合、両者を縫い付けることによって行っていることから、その作業は非常に煩わしいものである。
一方、縫い付け作業を伴わずに、二つの部材同士を互いに連結することが出来るようにした部材として、中央部に位置決め嵌着部を形成した止め具本体と、この止め具本体の嵌着部に嵌着される嵌着突部を有し、この嵌着突部の両側に設けたヒンジを介して挟持片が形成された蓋体とからなる構造の止め具が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の止め具は、平面状部材に対しては取り付けることが可能と思われるものの、紐状部材の抜け止めを可能としたものではなく、形状の異なる二つの部材同士を互いに連結することが出来るようにしたものでない。
また、簡易マスクに用いる部材においては、出来るだけ目立たないように、かつ、頬に触れて違和感が少ないように、出来るだけ小型化されることが望まれるが、上記特許文献1に記載の止め具では、平面状部材に対する取り付け領域と、紐状部材に対する取り付け領域とが、平面的に並んで設けられていることから小型化を図ることが出来ない。
したがって、縫い付け作業といった煩わしい手間を掛けずに、簡単にマスクを作ることが出来る小型の補助具の提案が早急に望まれている。
特許第2654901号公報
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、煩わしい手間を掛けずに、簡単にマスクを作ることを可能とした技術を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る係止ストッパーは、第1ヒンジ部を介して互いに接続された第1止具片及び第2止具片によって形成される、被挟持物として紐状部材を挟持する第1挟持部と、第2ヒンジ部を介して互いに接続された前記第1止具片及び第3止具片によって形成される、被挟持物として平面状部材を挟持する第2挟持部と、からなる2つの挟持部を備え、前記第1止具片における同一の端縁部側に、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部、及び前記第1挟持部への被挟持物の挿入を可能とする挿入口部、を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る係止ストッパーは、請求項1に記載の係止ストッパーにおいて、 前記第2止具片は、前記第1ヒンジ部を境として前記第1止具片と対比したとき外側領域相当部がなく内側領域部を有するように形成され、前記第3止具片は、前記第2ヒンジ部を境として前記第1止具片と対比したとき内側領域相当部がなく外側領域部を有するように形成され、前記第2止具片と前記第3止具片は、同一平面上において隙間を介して位置することが可能であることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る係止ストッパーは、請求項1又は2に記載の係止ストッパーにおいて、前記第1止具片及び前記第3止具片は、互いに係合して固定されることで前記第2挟持部での係止状態を維持することが出来る係止部及び被係止部の係合解除を行う操作片をそれぞれ備え、前記操作片は、前記第2ヒンジ部の曲折によって前記第1止具片と前記第3止具片とが合わさる前記係止状態において、互いに重なり合うことのない位置に隣接して設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る係止ストッパーは、請求項1乃至3の何れか1項に記載の係止ストッパーにおいて、前記第1止具片と、前記第2止具片と、前記第3止具片は、合成樹脂により一体成形されていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る耳かけホルダーは、前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の係止ストッパーが二つと、紐体とから構成され、一方の係止ストッパーは、その挿入口部より挿入された前記紐体の一端側の抜止めを、前記第1ヒンジ部の曲折による前記第1止具片と前記第2止具片とを合わせた前記第1挟持部の挟持によって施し、他方の係止ストッパーは、その挿入口部より挿入された前記紐体の他端側の抜止めを、前記第1ヒンジ部の曲折による前記第1止具片と前記第2止具片とを合わせた前記第1挟持部の挟持によって施し、前記紐体の一端側と他端側とに前記係止ストッパーをそれぞれ取り付け一体としたことを特徴とする。
本発明の係止ストッパーは、第1挟持部を構成する第1止具片及び第2止具片を互いに接続する第1ヒンジ部と、第2挟持部を構成する第1止具片及び第3止具片を互いに接続する第2ヒンジ部と、第1挟持部への被挟持物の挿入を可能とする挿入口部とが、第1止具片における同一の端縁部側に設けられたものとなっている。ゆえに、第1挟持部が開いた側からの被挟持物の挿入方向とは異なった、対向する第1ヒンジ部側からの被挟持物の挿入が可能となり、第1挟持部によって紐状部材を挟持し、第2挟持部によって平面状部材を挟持することで、形状の異なる二つの部材同士を互いに連結することができる。また、挿入口部から挿入される紐状部材に対する取り付け領域である第1挟持部と、平面状部材に対する取り付け領域である第2挟持部とが、平面的に重なって形成されたものとすることができるので、小型化を図ることができる。
本発明の耳かけホルダーは、二つ係止ストッパーと紐体とから構成され、それぞれの係止ストッパーにおける第1挟持部によって、その挿入口部より挿入された紐体の一端側の抜止めと、紐体の他端側の抜止めを施し、紐体の一端側と他端側とに係止ストッパーをそれぞれ取り付け一体としたものとなっている。ゆえに、それぞれの係止ストッパーにおける第2挟持部で平面状部材をそれぞれ挟持することで、平面状部材の一端縁側に、紐体によって形成された耳に掛けることができる環状部位を形成することができる。しかも、係止ストッパーは、平面的に小型化が図られたものとなるので、簡易マスクの装着時に、目立って見栄えを損なうことなく、かつ、頬に触れても違和感が少ないものとすることができる。
したがって、本発明の係止ストッパーにより、縫い付け作業といった煩わしい手間を掛けずに、紐部材と平面状部材とを簡単に接続することができる。また、一度接続された紐部材や平面状部材であっても、必要に応じて容易にその交換を行うこともできる。
一方、この係止ストッパーを用いた耳かけホルダーにより、口や鼻の覆い状態を維持することを可能とする簡単にマスクを容易に作ることができる。
本発明に係る係止ストッパーを示す斜視図である。 本発明に係る係止ストッパーの展開状態を示す(A)一面側平面図、(B)他面側平面図である。 本発明に係る係止ストッパーの構造を説明する(A)展開状態の一面側平面模式図、(B)I−I線に沿う断面模式図、(C)II−II線に沿う断面模式図である。 本発明に係る係止ストッパーの第2止具片と第3止具片の曲折方向を示す側面模式図。 本発明に係る係止ストッパーの曲折状態を示す(A)一面側平面図、(B)他面側平面図である。 本発明に係る係止ストッパーの第1挟持部によって紐状部材を挟持する方法を説明する側面模式図である。 本発明に係る係止ストッパーを用いて構成した耳かけホルダーを示す平面図である。 本発明に係る係止ストッパーの第2挟持部によって平面状部材を挟持する方法を説明する側面模式図である。 本発明に係る耳かけホルダーを用いて作製した簡易マスクを示す正面図である。 本発明に係る係止ストッパーの第2止具片と第3止具片の他の曲折方向を示す側面模式図。
以下、本発明の係止ストッパーと、この係止ストッパーを用いた耳かけホルダーについて、この係止ストッパーを用いた耳かけホルダーによって簡易マスクを手作りする場合を例として、図面に基づき説明する。
本発明の係止ストッパーは、耳に掛けることのできる紐状部材を取り付けることができると共に、ティッシュペーバーやガーゼ(布)、不織布といった呼吸に支障のないシート部材に対して取り付けられる部材である。
また、本発明の耳かけホルダーは、この係止ストッパーが取り付けられたシート部材によって口や鼻部分を覆うことを可能とする補助具である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る係止ストッパー50は、第1止具片としてのベース部1と、第2止具片としての紐体押え部2と、第3止具片としてのマスク用紙片押え部3とから構成されている。
ベース部1は、その一端縁部1aに設けられた第1ヒンジ部5を介して紐体押え部2と接続され、紐体を固定する挟持部としての第1挟持部10を形成する。また、ベース部1は、その一端縁部1aに設けられた第2ヒンジ部6を介してマスク用紙片押え部3と接続され、マスク用紙片を固定する挟持部としての第2挟持部20を形成する。したがって、係止ストッパー50は、第1挟持部10と第2挟持部20からなる2つの挟持部10,20を備える。
また、ベース部1は、第1挟持部10において挟持される被挟持物(紐状部材)の配置を可能とする挿入口部7を一端縁部1a側に有する。この挿入口部7は、たとえば、ベース部1の一端縁部1aを一部切欠することで形成することができる。
したがって、本発明の係止ストッパー50は、ベース部1における同一の端縁部1a側に、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6、及び挿入口部7が設けられたものとなっている。
図1及び図2において、第1ヒンジ部5は、ベース部1の一端縁部1aにおける中央側域において間隔を有して二つ設けられており、紐体押え部2と接続されている。また、第2ヒンジ部6は、ベース部1の一端縁部1aにおける外側域において第1ヒンジ部5を挟むように二つ設けられており、マスク用紙片押え部3と接続されている。
このように本実施の形態において、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6は、ベース部1における同じ一端縁部1a側にそれぞれ設けられているので、紐体押え部2及びマスク用紙片押え部3は、隙間4を有することで互いに接触しないように独立して設けられる。
紐体押え部2及びマスク用紙片押え部3としては、たとえば、図3に示すように設けることができる。紐体押え部2は、第1ヒンジ部5を境としてベース部1と対比したとき、外側領域相当部βがなく内側領域相当部αを有するように形成される。一方、マスク用紙片押え部3は、第2ヒンジ部6を境としてベース部1と対比したとき内側領域相当部αがなく外側領域相当部βを有するように形成される。
図2及び図3において、隙間4は、紐体押え部2とマスク用紙片押え部3との間において、略U字状に形成されたものとなっている。
このように紐体押え部2及びマスク用紙片押え部3を内側領域相当部αと外側領域相当部βとに分けて形成することで、図2及び図3に示すように、第1ヒンジ部5及び第2ヒンジ部6は、略同一平面上において略直線状に各々位置することが可能となる。また、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6とを、略同一平面上において略直線状に各々位置させることで、各ヒンジ部の曲折状態において、厚さが薄く、長さも短く、立体的にも平面的にも小型化されたものとすることができる。
なお、本発明は、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6がベース部1における同じ一端縁部1aにそれぞれ設けられていることを一つの特徴とするものであって、略同一平面上において略直線状に各々位置することに制限されるものではない。したがって、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6は、ベース部1における同じ一端縁部1a側であれば、立面的に段差を有して各々位置するものであっても良いし、平面的に位置ずれして各々位置するものであっても良い。
紐体押え部2及びマスク用紙片押え部3は、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6がベース部1における同じ一端縁部1a側において略同一平面上にそれぞれ設けられることから、同一平面上において隙間4を介して重なるように位置することが可能となる。このように紐体押え部2とマスク用紙片押え部3とが、略同一平面上に配置されることで、立面的に薄型となると共に、平面的にも小型になる。
本実施の形態において、ベース部1と紐体押え部2は、図4に示すように、ベース部1の一面1A側と紐体押え部2の一面2A側とが合わさるように曲折する第1ヒンジ部5を介して連設されている。また、ベース部1とマスク用紙片押え部3は、図4に示すように、ベース部1の他面1B側とマスク用紙片押え部3の一面3A側とが合わさるように曲折する第2ヒンジ部6を介して連設されている。ゆえに、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6は、互いに異なる向きに曲折する。このように第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6とが異なる向きへ曲折することで、紐体押え部2又はマスク用紙片押え部3の操作に支障をきたす虞を回避することができる。
また、図2に示すように、ベース部1は、紐状部材挿入受け面15(図2(A)を参照)と、シート部材挿入受け面17(図2(B)を参照)とを有する。
紐状部材挿入受け面15は、ベース部1の一面1A側に設けられており、この一面1A側には刺しピン14が複数突成されている。図2(A)において刺しピン14は、紐状部材挿入受け面15の略中央部付近に3つ設けられている。一方、シート部材挿入受け面17は、ベース部1の他面1B側に設けられており、この他面1Bにも刺しピン16が複数突成されている。図2(B)において刺しピン16は、シート部材挿入受け面17の外側寄りに4つ(ベース部1の一面1A側に設けられた紐状部材挿入受け面15相当領域を挟むように2つずつ)設けられている。
また、ベース部1は、第1ヒンジ部5において曲折したとき、紐体押え部2を固定する紐体押え係止部11を有する。図2において紐体押え係止部11は、ベース部1の紐状部材挿入受け面15における第1ヒンジ部5と対向する端部側付近(もしくは、シート部材挿入受け面17における略中央部)に設けられた開口部として示されている。この紐体押え係止部(開口部)11の縁部によって、後述する紐体押え部2のベース被係止部21の先端部を係止することで、紐体押え部2の起立動作を制御するように両者を固定する。
また、ベース部1は、第2ヒンジ部6において曲折したとき、マスク用紙片押え部3を固定するマスク用紙片押え係止部12と、マスク用紙片押え部3に固定されるマスク用紙片押え被係止部13を有する。マスク用紙片押え係止部12とマスク用紙片押え被係止部13は、ベース部1の一端縁部1a以外の端縁部に設けられる。図2においてマスク用紙片押え係止部12とマスク用紙片押え被係止部13は、第2ヒンジ部6と対向する他端縁部側において平面的に隣接するように設けられている。このマスク用紙片押え係止部12によって、後述するマスク用紙片押え部3のベース被係止部33を係止すると共に、マスク用紙片押え被係止部13が、後述するマスク用紙片押え部3のベース係止部32に係止されることで、互いの起立動作が制御されるように両者を固定する。
さらに、ベース部1は、第2挟持部20での係止状態を維持する、マスク用紙片押え係止部12とベース被係止部33、及びマスク用紙片押え被係止部13とベース係止部32によるそれぞれの係止状態の解除を行う操作片8を備える。
紐体押え部2は、紐状部材押え面25を有する。この紐状部材押え面25は、紐体押え部2の一面2A側に設けられており、この一面2A側には刺しピン24が複数突成されている。図2(A)において刺しピン24は、ベース部1の一面1A側に設けられた刺しピン14と対向しないように、紐状部材押え面25における略中央部付近に2つ設けられている。
また、紐体押え部2は、第1ヒンジ部5において曲折したとき、ベース部1の紐体押え係止部11に固定されるベース被係止部21を有する。図2(A)においてベース被係止部21は、紐体押え部2において第1ヒンジ部5と対向する端部付近に突出して設けられた鉤状片部として示されている。そして、図5に示すように、ベース被係止部(鉤状片部)21の先端部21aが、ベース部1の紐体押え係止部11における開口縁部11aに係止することで、紐体押え部2の起立が制御されるように両者を固定する。
したがって、ベース部1と紐体押え部2とは、ベース部1の一面側に設けられた紐状部材挿入受け面15と、紐体押え部2の一面側に設けられた紐状部材押え面25とが互いに合わさるように曲折可能に、第1ヒンジ部5を介して連設されている。そして、紐状部材挿入受け面15と紐状部材押え面25とが合わさることにより、ベース部1の刺しピン14と紐体押え部2の刺しピン24とが協働して被挟持物(紐状部材)を挟み込んで保持する。
マスク用紙片押え部3は、シート部材押え面37を有する。このシート部材押え面37は、マスク用紙片押え部3の一面側に設けられており、この一面側には刺しピン36が複数突成されている。図2(B)において刺しピン36は、ベース部1の他面側1Bに設けられた刺しピン16と対向しないように、シート部材押え面37の外側寄りに3つ設けられている。
また、マスク用紙片押え部3は、第2ヒンジ部6において曲折したとき、ベース部1のマスク用紙片押え係止部12に係止されるベース被係止部33と、ベース部1のマスク用紙片押え被係止部13を係止するベース係止部32を有する。図2(B)においてベース係止部32とベース被係止部33は、第2ヒンジ部6第2ヒンジ部6と対向する他端縁部側において平面的に隣接するように設けられている。そして、図5に示すように、ベース係止部32によって、ベース部1のマスク用紙片押え被係止部13を係止すると共に、ベース被係止部33が、ベース部1のマスク用紙片押え係止部12に係止されることで、互いの起立が制御されるように両者を固定する。
したがって、ベース部1とマスク用紙片押え部3とは、ベース部1の他面側に設けられたシート部材挿入受け面17と、マスク用紙片押え部3の一面側に設けられたシート部材押え面37とが互いに合わさるように曲折可能に、第2ヒンジ部6を介して連設されている。そして、シート部材挿入受け面17とシート部材押え面37とが合わさることにより、ベース部1の刺しピン16とマスク用紙片押え部3の刺しピン36とが協働して被挟持物(マスク用紙片部材)を挟み込んで保持する。
また、マスク用紙片押え部3は、第2挟持部20での係止状態を維持する、マスク用紙片押え係止部12とベース被係止部33、及びマスク用紙片押え被係止部13とベース係止部32によるそれぞれの係止状態の解除を行う操作片9を備える。
図5に示すように、ベース部1に設けられた操作片8と、マスク用紙片押え部3に設けられた操作片9は、マスク用紙片押え係止部12とベース被係止部33、及びマスク用紙片押え被係止部13とベース係止部32のそれぞれの係止状態において、互いに重なり合うことのない位置にそれぞれ設けられている。このように操作片8と操作片9が、互いに重なり合うことのない位置にそれぞれ設けられることで、一方の操作片に親指を添え、他方の操作片に人差し指を添えて交差するように捻ることで、容易に係止状態の解除が行える。しかも、止状態の解除が容易に行えることから、被挟持物の取り付け又は交換に手間が掛からないものとすることができる。
本実施の形態に係る係止ストッパー50は、上述したように、ベース部1と紐体押え部2とマスク用紙片押え部3とを、略同一平面上に位置させることができるものであるので、これらを合成樹脂により一体成形させたものとすることができる。このように合成樹脂により一体成形することで、効率良く量産することが可能となる。
なお、本発明は、ベース部1と紐体押え部2とマスク用紙片押え部3とを合成樹脂により一体成形したものに限定されない。したがって、ベース部1と紐体押え部2とマスク用紙片押え部3とをそれぞれ別々に成形し、その後、これらを組み合わせて一体としたものとしても良い。また、ベース部1と紐体押え部2とを一体成形させたものとし、その後、マスク用紙片押え部3を組み合わせて一体としても良いし、又はベース部1とマスク用紙片押え部3とを一体成形させたものとし、その後、紐体押え部2を組み合わせて一体としても良いし、もしくは紐体押え部2とマスク用紙片押え部3とを一体成形させたものとし、その後、ベース部1を組み合わせて一体としても良い。
次に、以上のような構造を有する係止ストッパーを用いて、本発明の耳かけホルダーを作製する手順を説明する。
耳かけホルダーは、二つの係止ストッパーと、紐部材とを用いる。この紐部材は、ゴムなどの伸縮性を有する素材を用いると望ましい。
図6に示すように、まず、第1の係止ストッパー50における第1挟持部10が開いた状態で、第1ヒンジ部5側に設けられた挿入口部7より紐部材60の一方の先端部を挿入し、紐状部材挿入受け面15上に配置する。次いで、紐体押え部2をベース部1に向かって倒して両者を合わせることで第1挟持部10を閉じ、ベース部1の刺しピン14と紐体押え部2の刺しピン24とが協働して紐部材60の一方の先端部を挟み込んで保持する。
また、上記と同様にして、第2の係止ストッパー50における第1挟持部10が開いた状態で、第1ヒンジ部5側に設けられた挿入口部7より紐部材60の他方の先端部を挿入し、紐状部材挿入受け面15上に配置した後、紐体押え部2をベース部1に向かって倒して両者を合わせることで第1挟持部10を閉じ、ベース部1の刺しピン14と紐体押え部2の刺しピン24とが協働して紐部材60の一方の先端部を挟み込んで保持する。
そうすると、図7に示すように、紐部材60の一方の端部に第1の係止ストッパー50A(50)が取り付けられ、紐部材60の他方の端部に第2の係止ストッパー50B(50)が取り付けられた、本発明の耳かけホルダー100を作製することができる。
次に、以上のような構造を有する耳かけホルダーを用いて、簡易マスクを作製する手順を説明する。
簡易マスクは、二つの耳かけホルダーと、矩形状のマスク用紙片とを用いる。このマスク用紙片は、ティッシュペーパーなどのように呼吸に支障のない柔軟な素材を用いると望ましい。
図8に示すように、まず、第1の耳かけホルダー100における第1の係止ストッパー50Aの第2挟持部20を開き、マスク用紙片70の一方の端縁部における一方の角部付近に、第1の係止ストッパー50Aのシート部材挿入受け面17を配置する。次いで、マスク用紙片押え部3をベース部1に向かって倒して両者を合わせることで第2挟持部20を閉じる。これにより、ベース部1の刺しピン16とマスク用紙片押え部3の刺しピン36とが協働してマスク用紙片70の端縁部の一方の角部付近を挟み込んで保持する。
また、上記と同様にして、第1の耳かけホルダー100における第2の係止ストッパー50Bの第2挟持部20を開き、第1の係止ストッパー50Aとは間隔を開けるようにマスク用紙片70の一方の端縁部における他方の角部付近に、第2の係止ストッパー50Bのシート部材挿入受け面17を配置した後、マスク用紙片押え部3をベース部1に向かって倒して両者を合わせることで第2挟持部20を閉じる。これにより、ベース部1の刺しピン16とマスク用紙片押え部3の刺しピン36とが協働してマスク用紙片70の端縁部の他方の角部付近を挟み込んで保持する。
また、第1の耳かけホルダー100と同様にして、第2の耳かけホルダー100における第1の係止ストッパー50Aの第2挟持部20を開き、マスク用紙片70の他方の端縁部における一方の角部付近に、第1の係止ストッパー50Aのシート部材挿入受け面17を配置した後、マスク用紙片押え部3をベース部1に向かって倒して両者を合わせることで第2挟持部20を閉じる。これにより、ベース部1の刺しピン16とマスク用紙片押え部3の刺しピン36とが協働してマスク用紙片70の端縁部の一方の角部付近を挟み込んで保持する。
また、第2の耳かけホルダー100における第2の係止ストッパー50Bの第2挟持部20を開き、第1の係止ストッパー50Aとは間隔を開けるようにマスク用紙片70の他方の端縁部における他方の角部付近に、第2の係止ストッパー50Bのシート部材挿入受け面17を配置した後、マスク用紙片押え部3をベース部1に向かって倒して両者を合わせることで第2挟持部20を閉じる。これにより、ベース部1の刺しピン16とマスク用紙片押え部3の刺しピン36とが協働してマスク用紙片70の端縁部の他方の角部付近を挟み込んで保持する。
そうすると、図9に示すように、マスク用紙片70の一方の端縁部に第1の耳かけホルダー100A(100)が取り付けられ、マスク用紙片70の他方の端縁部に第2の耳かけホルダー100B(100)が取り付けられた、簡易マスクMを作製することができる。
以上のような構造を有する係止ストッパー50は、第1挟持部10によって紐状部材60を挟持し、第2挟持部20によって平面状部材70を挟持することで、形状の異なる二つの部材同士を互いに連結することができる。
したがって、縫い付け作業といった煩わしい手間を掛けずに簡単に簡易マスクMを作ることが可能となる。
そして、簡易マスクMの使用によってマスク用紙片70が汚れた場合は、係止ストッパー50における一方の操作片8(9)に親指を添えると共に、他方の操作片9(8)に人差し指を添えて、互いの指を交差するように捻ることで、容易にベース部1とマスク用紙片押え部3との係止状態の解除が行える。ゆえに、容易にマスク用紙片70の交換作業を行うことができる。
また、簡易マスクMの使用によって紐部材60が破損等した場合は、ベース部1の他面1B側よりベース被係止部(鉤状片部)21の先端部21aを尖った部材で押圧することで、簡単にベース部1と紐体押え部2との係止状態の解除が行える。ゆえに、容易に紐部材60の交換作業を行うことができる。
なお、上記実施に形態においては、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6とが、互いに異なる向きに曲折する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。
したがって、たとえば、図10に示すように、ベース部1の一面1A側と紐体押え部2の一面2A側とが合わさるように曲折する第1ヒンジ部5を介して連設されていると共に、ベース部1の一面1A側とマスク用紙片押え部3の一面3A側とが合わさるように曲折する第2ヒンジ部6を介して連設されているものとしても良い。このように、第1ヒンジ部5と第2ヒンジ部6とが、互いに同じ向きに曲折することで、一段と平面的に小型化されたものとすることができる。
本発明は、二つの部材同士を互いに連結することが出来る係止ストッパーを扱う業種において産業上有用であり、特に、紐状部材と平面状部材とを容易に連結可能することで簡易マスクを簡単に作製可能とする補助具(部材)の市場において有用である。
M 簡易マスク、1 ベース部(第1止具片)、1a 端縁部、2 紐体押え部(第2止具片)、3 マスク用紙片押え部(第3止具片)、4 隙間、5 第1ヒンジ部、6 第2ヒンジ部、7 挿入口部、8,9 操作部、10 第1挟持部、20 第2挟持部、50(50A,50B) 係止ストッパー、60 紐部材、70 マスク用紙片、100(100A,100B) 耳かけホルダー。

Claims (5)

  1. 第1ヒンジ部を介して互いに接続された第1止具片及び第2止具片によって形成される、被挟持物として紐状部材を挟持する第1挟持部と、
    第2ヒンジ部を介して互いに接続された前記第1止具片及び第3止具片によって形成される、被挟持物として平面状部材を挟持する第2挟持部と、
    からなる2つの挟持部を備え、
    前記第1止具片における同一の端縁部側に、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部、及び前記第1挟持部への被挟持物の挿入を可能とする挿入口部、を設けたことを特徴とする係止ストッパー。
  2. 前記第2止具片は、前記第1ヒンジ部を境として前記第1止具片と対比したとき外側領域相当部がなく内側領域部を有するように形成され、
    前記第3止具片は、前記第2ヒンジ部を境として前記第1止具片と対比したとき内側領域相当部がなく外側領域部を有するように形成され、
    前記第2止具片と前記第3止具片は、同一平面上において隙間を介して位置することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の係止ストッパー。
  3. 前記第1止具片及び前記第3止具片は、互いに係合して固定されることで前記第2挟持部での係止状態を維持することが出来る係止部及び被係止部の係合解除を行う操作片をそれぞれ備え、
    前記操作片は、前記第2ヒンジ部の曲折によって前記第1止具片と前記第3止具片とが合わさる前記係止状態において、互いに重なり合うことのない位置に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の係止ストッパー。
  4. 前記第1止具片と、前記第2止具片と、前記第3止具片は、合成樹脂により一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の係止ストッパー。
  5. 前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の係止ストッパーが二つと、紐体とから構成され、
    一方の係止ストッパーは、その挿入口部より挿入された前記紐体の一端側の抜止めを、前記第1ヒンジ部の曲折による前記第1止具片と前記第2止具片とを合わせた前記第1挟持部の挟持によって施し、
    他方の係止ストッパーは、その挿入口部より挿入された前記紐体の他端側の抜止めを、前記第1ヒンジ部の曲折による前記第1止具片と前記第2止具片とを合わせた前記第1挟持部の挟持によって施し、
    前記紐体の一端側と他端側とに前記係止ストッパーをそれぞれ取り付け一体としたことを特徴とする耳かけホルダー。
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