JP2011082677A - Usbアダプタおよびusbアダプタを備えるデータ転送システム - Google Patents

Usbアダプタおよびusbアダプタを備えるデータ転送システム Download PDF

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Abstract

【課題】USBアダプタからホスト機器へのデータ転送において、データ転送の遅延を抑制するとともに、転送するデータに適した転送方式を採用することが可能なUSBアダプタを提供する。
【解決手段】このUSB無線LANアダプタ2(USBアダプタ)は、ノートパソコン1に対してUSBにより接続可能なUSB通信部2dと、USBにより接続可能なUSB通信部2dと、データの送受信を行う無線通信部2fとを備え、制御部2aは、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータを転送することが可能なアイソクロナス転送と、USBの転送帯域幅を確保しない状態で、データを転送するバルク転送との両方の転送方式によって、データをノートパソコン1に転送することが可能なように構成されており、アイソクロナス転送とバルク転送とは、互いに切り替え可能なように構成されている。
【選択図】図8

Description

この発明は、USBアダプタおよびUSBアダプタを備えるデータ転送システムに関し、特に、データの転送方式が切り替え可能なUSBアダプタおよびUSBアダプタを備えるデータ転送システムに関する。
従来、データの転送方式が切り替え可能なデータ転送システムなどが知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。また、USBにより接続可能な接続部を備えるUSBアダプタが知られている(たとえば、特許文献3参照)。
上記特許文献1には、所定の通信帯域幅において通信可能な無線LANの中心となるホームサーバと、各々が無線LANアダプタを介して無線LANに接続されている複数のクライアント機器とを備える無線ネットワークシステムが開示されている。上記特許文献1の無線ネットワークシステムのホームサーバは、複数のクライアント機器の各々から送信されるデータの連続性(ストリーミングデータであるか否か)と、複数のクライアント機器の各々がホームサーバと通信するために必要な通信速度(通信可能な単位時間あたりのデータ量)とに応じて、複数のクライアント機器との通信に優先順位を予め設定するように構成されている。
また、上記特許文献2には、所定の通信帯域幅において無線LAN通信によってデータの通信を行うアクセスポイントと、無線LAN通信を行うための無線通信部とアクセスポイントから受信したデータに音声データが含まれているか否かを判定する音声検出部とを含む無線LAN対応の携帯電話端末とを備える無線通信システムが開示されている。上記特許文献2による無線通信システムの携帯電話端末は、アクセスポイントから無線LAN通信によって受信したデータに音声データ(通話データ)が含まれている場合には、略リアルタイムにアクセスポイントと通信を行うように構成されている。これにより、会話の途中で音声が不自然に遅れる(リアルタイム性がなくなる)ことを抑制することが可能なように構成されている。また、アクセスポイントから無線LAN通信によって受信したデータに音声データ(通話データ)が含まれていない場合には、携帯電話端末は、パワーセーブモードに移行して、所定の経過時間ごとにアクセスポイントと通信を行うように構成されている。
また、上記特許文献3には、ワイヤレス・ホームネットワークと接続するためのアンテナと、ゲスト機器(ホスト機器)に接続される際に、ゲスト機器がワイヤレス・ホームネットワークに接続するための設定が自動で行われるUSB接続部とを備えるドングル(USBアダプタ)が開示されている。上記特許文献3のドングルは、ワイヤレス・ホームネットワークに認識されていないゲスト機器をワイヤレス・ホームネットワークに接続可能にするように構成されている。
特開2004−356855号公報 特開2006−287703号公報 特表2007−528057号公報
しかしながら、上記特許文献1の無線ネットワークシステムでは、ホームサーバとクライアント機器との間の無線LANにおける通信において優先順位が予め設定されている一方、クライアント機器に接続される無線LANアダプタからクライアント機器へのデータ転送に関して何ら開示も示唆もされていない。このため、無線LANアダプタとクライアント機器とがUSBによって接続されている場合には、データは、一般的なUSBのデータの転送方式である転送帯域幅を確保しないバルク転送によってゲスト機器へ転送されていると考えられる。ここで、クライアント機器にUSBによって複数の機器が接続されている状況下において、無線LANアダプタおよび複数の機器から転送されたデータがUSBの転送帯域幅において転送可能な単位時間あたりのデータ量(転送速度)を超えた際には、無線LANにおけるクライアント機器の優先順位が高い場合であっても、USBにおいてデータを転送するための転送帯域幅が確保されないことに起因して、データ転送の遅延が生じる場合があるという問題点があると考えられる。また、データはバルク転送によって無線LANアダプタからクライアント機器へ転送されていると考えられるため、転送するデータにバルク転送による転送方式が適していなくても、バルク転送によってデータが無線LANアダプタからクライアント機器へ転送されるという問題点もあると考えられる。
また、上記特許文献2に開示された無線通信システムの構成をUSBアダプタとホスト機器とがUSBにより互いに接続されている構成に適用すると、USBアダプタは、USBアダプタからホスト機器へ転送されるデータに音声データ(通話データ)が含まれている場合には、USBによって略リアルタイムにホスト機器へデータを転送する一方、音声データ(通話データ)が含まれていない場合には、所定の経過時間ごとにホスト機器へデータを転送するように構成されると考えられる。ここで、USBアダプタからホスト機器へ音声データを転送している場合において、音声データ以外のデータが音声データと共に大量にUSBアダプタに受信されることに起因してUSBの転送帯域幅において転送可能な単位時間あたりのデータ量(転送速度)を超えた際には、略リアルタイムにデータ転送を行っている場合であっても、データ転送の遅延が生じる場合があるという問題点があると考えられる。
また、上記特許文献3に開示されたドングル(USBアダプタ)では、ドングルからゲスト機器(ホスト機器)へのUSBによるデータ転送に関して何ら開示も示唆もされていない。このため、上記特許文献3に開示されたドングルにおいて、データは、一般的なUSBのデータの転送方式である転送帯域幅を確保しないバルク転送によってゲスト機器へ転送されていると考えられる。したがって、ゲスト機器にUSBによって複数の機器が接続されている状況下において、ドングルおよび複数の機器から転送されたデータがUSBの転送帯域幅において転送可能な単位時間あたりのデータ量(転送速度)を超えた際には、データを転送するための転送帯域幅が確保されていないことに起因して、データ転送の遅延が生じる場合があるという問題点がある。また、データはバルク転送によってドングルからゲスト機器へ転送されていると考えられるため、転送するデータにバルク転送が適していなくても、バルク転送によってデータがドングルからゲスト機器へ転送されるという問題点もあると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、USBアダプタからホスト機器へのデータ転送において、データ転送の遅延を抑制するとともに、転送するデータに適した転送方式を採用することが可能なUSBアダプタおよびUSBアダプタを備えるデータ転送システムを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面によるUSBアダプタは、ホスト機器に対してUSBにより接続可能な接続部と、データの送受信を行う通信部と、制御部とを備え、制御部は、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータをホスト機器に転送することが可能な第1転送方式と、USBの転送帯域幅を確保しない状態で、データをホスト機器に転送する第2転送方式との両方の転送方式によって、通信部により受信したデータをホスト機器に転送することが可能なように構成されており、第1転送方式と第2転送方式とは、互いに切り替え可能なように構成されている。
この発明の第1の局面によるUSBアダプタでは、上記のように、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータをホスト機器に転送することが可能な第1転送方式によって、通信部により受信したデータをホスト機器に転送することが可能な制御部を備えることによって、第1転送方式においてデータ転送に必要な転送帯域幅を確保した状態でホスト機器にデータを転送することができるので、USBの転送帯域幅において転送可能な単位時間あたりのデータ量(転送速度)を超えた場合であっても、データ転送を第1転送方式において確保した転送帯域幅を用いて行うことができる。これにより、USBアダプタからホスト機器へのデータ転送において、データ転送の遅延を抑制することができる。
また、第1の局面によるUSBアダプタでは、上記のように、第1転送方式と第2転送方式とが互いに切り替え可能なように構成することによって、転送方式が第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方のみの場合と異なり、転送するデータの種類に応じて第1転送方式と第2転送方式とを互いに切り替えることができるので、転送するデータに適した転送方式を採用して、採用した転送方式によりUSBアダプタからホスト機器にデータを転送することができる。
上記第1の局面によるUSBアダプタにおいて、好ましくは、制御部は、通信部により受信したデータの種類を判別するとともに、判別されたデータの種類に基づいて、第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方を選択して切り替えるように構成されている。このように構成すれば、USBアダプタの制御部によって、データの種類が自動的に判別されるとともに、判別したデータの種類に応じた転送方式が第1転送方式と第2転送方式とから選択されるので、転送するデータに適した転送方式によりUSBアダプタからホスト機器にデータを確実に転送することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、通信部により受信したストリーミングデータをホスト機器に転送する場合には、第1転送方式を選択して、第1転送方式によってストリーミングデータをホスト機器に転送するように構成されている。このように構成すれば、確保した転送帯域幅を用いてデータをUSBアダプタからホスト機器に転送することが可能な第1転送方式を用いることによって、一定の転送帯域幅を確保して転送速度を維持する必要があるストリーミングデータを途切れることなくUSBアダプタからホスト機器に転送することができる。
上記ストリーミングデータをホスト機器に転送する場合に第1転送方式を選択するUSBアダプタにおいて、好ましくは、制御部は、ストリーミングデータをホスト機器に転送している最中にストリーミングデータ以外のデータを通信部により受信した場合には、第1転送方式を保持してストリーミングデータの転送を継続するように構成されている。このように構成すれば、ストリーミングデータをホスト機器に転送している最中にストリーミングデータ以外のデータを通信部により受信した場合であっても、ストリーミングデータを途切れることなくUSBアダプタからホスト機器に転送することができる。
上記第1転送方式を保持するように構成されたUSBアダプタにおいて、好ましくは、ストリーミングデータ以外のデータを記憶する記憶部をさらに備え、制御部は、ストリーミングデータをホスト機器に転送している最中にストリーミングデータ以外のデータを通信部により受信した場合には、受信したストリーミングデータ以外のデータを記憶部に記憶させるとともに、ホスト機器へのストリーミングデータの転送が終了した後に、第1転送方式から第2転送方式に切り替えて、第2転送方式によって記憶部に記憶されていたストリーミングデータ以外のデータをホスト機器に転送するように構成されている。このように構成すれば、ストリーミングデータとストリーミングデータ以外のデータとが同時に第1転送方式により転送されることに起因してストリーミングデータが遅延した状態でUSBアダプタからホスト機器に転送されることを抑制することができる。
上記データの種類に基づいて第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方に切り替えるUSBアダプタにおいて、好ましくは、制御部は、ホスト機器にUSBアダプタおよび他のUSB機器がUSBにより接続されている場合に、通信部により受信したデータの種類を判別するとともに、判別されたデータの種類に基づいて、第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方を選択して切り替えるように構成されている。このように構成すれば、ホスト機器にUSBアダプタ以外の他のUSB機器が接続されている状態で、USBの転送帯域幅において転送可能な単位時間あたりのデータ量(転送速度)を超えた場合であっても、データ転送を第1転送方式において確保した転送帯域幅を用いて行うことができる。これにより、USBアダプタからホスト機器へのデータ転送において、データ転送の遅延を抑制することができる。
上記ホスト機器にUSBアダプタおよび他のUSB機器が接続されている場合に第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方に切り替えるUSBアダプタにおいて、好ましくは、制御部は、ホスト機器に他のUSB機器がUSBにより接続されていない状態で、ホスト機器にUSBアダプタがUSBにより接続されている場合に、データの種類に関係なく第2転送方式を選択して、第2転送方式によって、通信部により受信したデータをホスト機器に転送するように構成されている。このように構成すれば、ホスト機器に他のUSB機器が接続されていない状態においては、所定の転送帯域幅のみによってデータをホスト機器に転送する第1転送方式と比べて、第2転送方式では全転送帯域幅によってデータをホスト機器に転送することができるので、より確実にデータをUSBアダプタからホスト機器に転送することができる。
上記第1の局面によるUSBアダプタにおいて、好ましくは、制御部は、ホスト機器に接続部が接続された際に、第1転送方式および第2転送方式の両方の転送方式により通信部により受信したデータをホスト機器に転送することが可能であることを、ホスト機器に知らせるように構成されている。このように構成すれば、USBアダプタからホスト機器への転送方式が切り替わった場合においても、ホスト機器においてUSBアダプタのホスト機器への接続を認識し続けることができる。
上記第1の局面によるUSBアダプタにおいて、好ましくは、ユーザの操作によって第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方に切り替え可能なように構成されており、制御部は、ユーザの操作によって切り替えられた第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方によって、データをホスト機器に転送するように構成されている。このように構成すれば、所定のデータに対してユーザが希望する場合には、ユーザの指定する転送方式によって、USBアダプタからホスト機器にデータを転送することができる。
上記第1の局面によるUSBアダプタにおいて、好ましくは、第1転送方式は、アイソクロナス転送であり、第2転送方式は、バルク転送である。このように構成すれば、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータをホスト機器に転送することが可能なアイソクロナス転送に切り替えることによって、データが遅延した状態でホスト機器に転送されることを抑制した状態で、データをホスト機器に転送することができる。また、バルク転送は、再度データを転送することが可能なように構成されているので、USBアダプタからホスト機器により確実にデータを転送することができる。
上記第1の局面によるUSBアダプタにおいて、好ましくは、通信部は、無線LAN通信を行うことが可能であるとともに、無線LAN通信によりインターネットに接続可能なように構成されている。このように構成すれば、インターネットから受信したデータの種類に応じて第1転送方式と第2転送方式とを互いに切り替えることができる。
この発明の第2の局面によるデータ転送システムは、USBにより接続可能なUSB接続部を含むホスト機器と、ホスト機器のUSB接続部に対してUSBにより接続可能な接続部と、データの送受信を行う通信部と、制御部とを含むUSBアダプタとを備え、USBアダプタの制御部は、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータをホスト機器に転送することが可能な第1転送方式と、USBの転送帯域幅を確保しない状態で、データをホスト機器に転送する第2転送方式との両方の転送方式によって、通信部により受信したデータをホスト機器に転送することが可能なように構成されており、USBアダプタは、第1転送方式と第2転送方式とを互いに切り替え可能なように構成されている。
この発明の第2の局面によるデータ転送システムでは、上記のように、USBアダプタが、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータをホスト機器に転送することが可能な第1転送方式によって、通信部により受信したデータをホスト機器に転送することが可能な制御部を含むことによって、USBアダプタは、第1転送方式においてデータ転送に必要な転送帯域幅を確保した状態でホスト機器にデータを転送することができるので、USBの転送帯域幅において転送可能な単位時間あたりのデータ量(転送速度)を超えた場合であっても、データ転送を第1転送方式において確保した転送帯域幅を用いて行うことができる。これにより、USBアダプタからホスト機器へのデータ転送において、データ転送の遅延を抑制することができる。
また、第2の局面によるデータ転送システムでは、上記のように、USBアダプタを第1転送方式と第2転送方式とが互いに切り替え可能なように構成することによって、転送方式が第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方のみの場合と異なり、転送するデータの種類に応じて第1転送方式と第2転送方式とを互いに切り替えることができるので、転送するデータに適した転送方式を採用して、採用した転送方式によりUSBアダプタからホスト機器にデータを転送することができる。
上記第2の局面によるデータ転送システムにおいて、好ましくは、USBアダプタの制御部は、通信部により受信したデータの種類を判別するとともに、判別されたデータの種類に基づいて、第1転送方式または第2転送方式のいずれか一方を選択して切り替えるように構成されている。このように構成すれば、USBアダプタの制御部によって、データの種類が自動的に判別されるとともに、判別したデータの種類に応じた転送方式が第1転送方式と第2転送方式とから選択されるので、転送するデータに適した転送方式によりUSBアダプタからホスト機器にデータを確実に転送することができる。
本発明の一実施形態によるデータ転送システムの全体構成を示した図である。 図1に示した一実施形態によるデータ転送システムの全体構成を示したブロック図である。 図1に示した一実施形態によるデータ転送システムのデータ転送がすべてバルク転送である場合を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるデータ転送システムのデータ転送がすべてバルク転送である際に転送されるデータ量が増加した場合を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるデータ転送システムのデータ転送がバルク転送とアイソクロナス転送とからなる場合を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるデータ転送システムのデータ転送がバルク転送とアイソクロナス転送とからなる際に転送されるデータ量が増加した場合を説明するための図である。 図1に示した一実施形態によるデータ転送システムのノートパソコンとUSB無線LANアダプタとの接続時の制御フローを示したフローチャートである。 図1に示した一実施形態によるデータ転送システムのUSB無線LANアダプタからノートパソコンへのデータ転送時の制御フローを示したフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例によるデータ転送システムの設定画面を示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態によるデータ転送システム100の構成について説明する。
本発明の一実施形態によるデータ転送システム100は、図1に示すように、ノートパソコン1と、ノートパソコン1にUSB(Universal Serial Bus)により接続されたUSB無線LAN(Local Area Network)アダプタ2、USB−HDD(Hard Disk Drive)3およびUSBメモリ4とを備えている。なお、ノートパソコン1は、本発明の「ホスト機器」の一例であり、USB無線LANアダプタ2は、本発明の「USBアダプタ」の一例である。また、USB−HDD3およびUSBメモリ4は、本発明の「他のUSB機器」の一例である。
また、USB無線LANアダプタ2は、無線LANルータ5と無線通信可能なように構成されている。また、無線LANルータ5は、インターネット6を介してサーバ7に接続されている。このサーバ7には、インターネットラジオなどのストリーミングデータと、文書データ、静止画データおよび音声データなどのストリーミングデータ以外のデータとが格納されている。また、サーバ7は、ノートパソコン1からの要求に従い、インターネット6、無線LANルータ5およびUSB無線LANアダプタ2を介して、ストリーミングデータおよびストリーミングデータ以外のデータをノートパソコン1に送信することが可能なように構成されている。また、USB無線LANアダプタ2は、無線LANルータ5を介して、ノートパソコン1から転送されたデータなどをインターネット6を通じて外部(サーバ7など)に送信することが可能なように構成されている。また、ノートパソコン1は、他の図示しないパーソナルコンピュータとインターネット6を介してIP(Internet Protocol)電話を行うことが可能なように構成されている。
また、ノートパソコン1には、図2に示すように、制御部11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発性のフラッシュメモリ14と、画像などを表示可能な表示部15と、ユーザからの入力を受け付けるキーボードなどの入力部16とが設けられている。
ノートパソコン1の制御部11は、ROM12およびフラッシュメモリ14に記憶されたプログラムに基づいて、RAM13を作業領域として各種演算処理を行うことにより、ノートパソコン1全体の制御を行うように構成されている。また、ROM12には、ノートパソコン1における各種の機能を実現させるためのプログラムが記憶されている。また、RAM13は、制御部11による制御に伴い生成される一時的なデータなどを書き換え可能に記憶する機能を有している。また、フラッシュメモリ14には、USB無線LANアダプタ2とのデータ転送に関する設定プログラムが記憶されている。このフラッシュメモリ14に記憶されている設定プログラムとUSB無線LANアダプタ2の後述するROM2bに記憶されている設定プログラムとに基づいて、ノートパソコン1とUSB無線LANアダプタ2とは相互にデータを転送することが可能なように構成されている。
また、ノートパソコン1には、USB転送帯域幅においてUSB通信を行うためのUSB通信部17と、3つのUSBコネクタ18a、18bおよび18cとが設けられている。このUSBコネクタ18aは、USB無線LANアダプタ2の後述するUSBコネクタ2eと接続されている。なお、USB通信部17は、本発明の「USB接続部」の一例である。
また、USBコネクタ18bおよび18cは、それぞれ、USB−HDD3のUSBコネクタ3aおよびUSBメモリ4のUSBコネクタ4aと接続されている。また、USB−HDD3には、USBコネクタ3aを介してUSB通信を行うためのUSB通信部3bと、USBを介して送受信されるデータを格納するための記憶部3cとが設けられている。また、USBメモリ4には、USBコネクタ4aを介してUSB通信を行うためのUSB通信部4bと、USBを介して送受信されるデータを格納するための記憶部4cとが設けられている。これにより、USB−HDD3およびUSBメモリ4は、USBを介してノートパソコン1とデータの送受信が可能であるように構成されている。なお、USB−HDD3およびUSBメモリ4がノートパソコン1にデータを転送する際の転送方式は、コントロール転送およびバルク転送であり、アイソクロナス転送によるデータ転送は行われない。
ここで、コントロール転送とは、ホスト機器(ノートパソコン1)とUSB機器(USB無線LANアダプタ2、USB−HDD3およびUSBメモリ4)とが接続された際に、相互に接続時の設定を行うための通信の転送方式である。また、アイソクロナス転送とは、USB通信を行うためのUSB転送帯域幅のうちの一定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータを転送する方式である。また、バルク転送とは、データを一括して転送するための転送方式である。ここで、アイソクロナス転送では、データ転送が不十分な場合であっても、再度データを転送しないように構成されている一方、バルク転送では、データ転送が不十分な場合には、再度データを転送すること(再送)が可能なように構成されている。なお、アイソクロナス転送は、本発明の「第1転送方式」の一例であり、バルク転送は、本発明の「第2転送方式」の一例である。
また、制御部11は、USBコネクタ18a、18bおよび18cにUSBにより接続されているUSB機器(USB無線LANアダプタ2、USB−HDD3およびUSBメモリ4)を認識することが可能なように構成されている。また、制御部11は、USB無線LANアダプタ2のみがノートパソコン1にUSBにより接続されている場合、USB無線LANアダプタ2以外のUSB機器がUSBにより接続されてないことを知らせる信号(接続なし信号)を、USB無線LANアダプタ2に送信することが可能なように構成されている。
また、図2に示すように、USB無線LANアダプタ2には、制御部2aと、ROM2bと、RAM2cとが設けられている。この制御部2aは、ROM2bに記憶されたプログラムに基づいて、RAM2cを作業領域として各種演算処理を行うことが可能なように構成されている。また、ROM2bには、ノートパソコン1とのデータ転送に関する設定プログラムが記憶されている。また、RAM2cは、制御部2aによる制御に伴い生成される一時的なデータなどを書き換え可能に記憶する機能を有している。また、RAM2cは、ノートパソコン1に転送するデータを一時的に記憶する機能も有している。なお、RAM2cは、本発明の「記憶部」の一例である。
また、USB無線LANアダプタ2には、USB通信を行うためのUSB通信部2dと、USBコネクタ18aとUSBにより接続するためのUSBコネクタ2eとが設けられている。これにより、ノートパソコン1とUSB無線LANアダプタ2とは、USBによって相互にデータ転送を行うことが可能であるように構成されている。なお、USB通信部2dは、本発明の「接続部」の一例である。
また、USB無線LANアダプタ2には、無線通信を行うための無線通信部2fが設けられている。この無線通信部2fは、無線LANルータ5と無線通信を行うことが可能なように構成されている。これにより、USB無線LANアダプタ2は、無線LANルータ5を介して、インターネット6に接続可能なように構成されている。なお、無線通信部2fは、本発明の「通信部」の一例である。
また、USB無線LANアダプタ2の制御部2aは、コントロール転送と、アイソクロナス転送と、バルク転送との3種類の転送方式によって、USB通信部2dからUSB通信部17へのデータ転送を行うことが可能なように構成されている。同様に、ノートパソコン1の制御部11は、コントロール転送と、アイソクロナス転送と、バルク転送との3種類の転送方式によって、ノートパソコン1のUSB通信部17からUSB無線LANアダプタ2のUSB通信部2dへのデータ転送を行うことが可能なように構成されている。
また、ノートパソコン1の制御部11およびUSB無線LANアダプタ2の制御部2aは、ノートパソコン1のUSBコネクタ18aとUSB無線LANアダプタ2のUSBコネクタ2eとが接続された際に、コントロール転送によって、相互に接続時の設定を行うように構成されている。この際、USB無線LANアダプタ2の制御部2aは、アイソクロナス転送およびバルク転送の両方の転送方式によって、無線通信部2fにより受信したデータをノートパソコン1に転送することが可能であることを、ノートパソコン1の制御部11に知らせるように構成されている。
ここで、本実施形態では、USB無線LANアダプタ2の制御部2aは、ROM2bに記憶されているノートパソコン1とのデータ転送に関する設定プログラムに基づいて、無線LANルータ5からのデータのプロトコルがストリーミングデータの転送において使用されるプロトコルであるか否かを判別することによって、無線LANルータ5からのデータの種類がストリーミングデータであるかストリーミングデータ以外のデータであるかを判別するように構成されている。
ここで、ストリーミングデータの転送において使用されるプロトコルとして、IP電話の場合には、SIP(Session Initiation Protocol)、RTP(Real−Time Transport Protocol)およびRTCP(Real−Time Transport Control Protocol)などが用いられる。SIPとは、IP電話のセッション(接続してから切断するまでの一連の流れ)の開始、変更および終了の際の制御を行うためのプロトコルである。また、RTPとは、実際のストリーミングデータの転送を行うプロトコルであり、RTCPとは、RTPによってストリーミングデータの送受信をするためのセッションの制御を行うプロトコルである。また、インターネットラジオの場合には、RTSP(Real−Time Streaming Protocol)およびRTPなどが用いられる。RTSPとは、インターネットラジオのストリーミングデータを含むサーバを遠隔操作するためのプロトコルである。
これにより、ノートパソコン1によりユーザがIP電話を利用する場合には、制御部2aは、SIPのスタートラインに含まれるSIPのバージョン情報を判別することによって、無線LANルータ5からのデータの種類がストリーミングデータであると判別するように構成されている。また、ノートパソコン1によりユーザがインターネットラジオを聴く場合には、制御部2aは、RTSPのスタートラインに含まれるRTSPのバージョン情報を判別することによって、無線LANルータ5からのデータの種類がストリーミングデータであると判別するように構成されている。なお、制御部2aは、RTPのUDP(User Datagram Protocol)の送信先ポートを判別することによって、無線LANルータ5からのデータの種類がストリーミングデータであると判別するように構成されてもよい。
また、本実施形態では、制御部2aは、判別されたデータの種類がストリーミングデータである場合には、アイソクロナス転送を選択し、USB転送帯域幅のうちの一定の転送帯域幅を確保してアイソクロナス転送に切り替えるように構成されている。そして、制御部2aは、アイソクロナス転送によって、ストリーミングデータをUSB通信部2dからUSB通信部17を介してノートパソコン1に転送するように構成されている。一方、ノートパソコン1とUSB無線LANアダプタ2以外のUSB機器(USB−HDD3およびUSBメモリ4)とのデータ転送においては、USB転送帯域幅のうちの確保された転送帯域幅以外の残りの転送帯域幅が用いられるように構成されている。また、アイソクロナス転送では、上記したように、データ転送が不十分な場合であっても、再度データを転送しないように構成されている。すなわち、アイソクロナス転送は、確保された転送帯域幅において遅延なくデータを送ることが可能である一方、データの再現性がない(再度データを転送しない)ので、データが正しく転送されない場合であっても、後に転送されるデータによってある程度転送されなかったデータを補償することが可能なIP電話やインターネットラジオの音声データやUSBテレビチューナによって受信される動画データなどのストリーミングデータの転送に適している。
また、本実施形態では、制御部2aは、判別されたデータの種類がストリーミングデータ以外のデータである場合には、バルク転送を選択して切り替えるように構成されている。そして、制御部2aは、バルク転送によって、ストリーミングデータ以外のデータをUSB通信部2dからUSB通信部17を介してノートパソコン1に転送するように構成されている。また、USB無線LANアダプタ2からノートパソコン1へのデータ転送においてバルク転送が選択されると、ノートパソコン1と、USB無線LANアダプタ2、USB−HDD3およびUSBメモリ4とのデータ転送において、USB転送帯域幅全体が用いられるように構成されている。また、バルク転送では、上記したように、データ転送が不十分な場合には、再度データを転送すること(再送)が可能なように構成されている。一方、バルク転送においては、転送すべきデータを逐次転送するように構成されているため、転送すべきデータが増加してUSBの転送帯域幅において転送可能な転送速度を超えた場合には、遅延した状態でデータが転送される。このため、バルク転送は、連続的なデータではない文書データ、静止画データおよび音楽サイトからダウンロードされる音声データなどのストリーミングデータ以外のデータ転送に適している。
また、制御部2aは、ストリーミングデータをUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送している最中に、ストリーミングデータ以外のデータを無線通信部2fにより無線LANルータ5から受信した場合には、アイソクロナス転送を保持してストリーミングデータの転送を継続するように構成されている。この際、制御部2aは、ノートパソコン1に転送するストリーミングデータ以外のデータをRAM2cに一時的に記憶させるように構成されている。また、ノートパソコン1へのストリーミングデータの転送が終了した後に、制御部2aは、アイソクロナス転送からバルク転送に切り替えて、バルク転送によって、RAM2cに一時的に記憶されていたストリーミングデータ以外のデータをノートパソコン1に転送するように構成されている。
また、ノートパソコン1へのデータ転送前に、ノートパソコン1にUSB無線LANアダプタ2以外のUSB機器がUSBにより接続されてないことを知らせる信号(接続なし信号)がノートパソコン1から送信された場合には、制御部2aは、無線通信部2fにより無線LANルータ5から受信したデータの種類に関係なくバルク転送を選択して、バルク転送によってデータをノートパソコン1に転送するように構成されている。
次に、図2〜図6を参照して、本発明の一実施形態によるデータ転送システム100におけるデータと転送方式との関係について説明する。
図3に示すように、ノートパソコン1のUSB通信部17と、USB無線LANアダプタ2のUSB通信部2d、USB−HDD3のUSB通信部3bおよびUSBメモリ4のUSB通信部4bとのデータ転送に用いることが可能なUSB転送帯域幅をW0とする。また、USB無線LANアダプタ2は、ストリーミングデータをノートパソコン1に転送しており、そのための必要な転送帯域幅をW1とする。この際、ノートパソコン1とUSB−HDD3およびUSBメモリ4との間でデータ転送に用いることが可能な転送帯域幅は、W2(=W0−W1)である。
まず、USB無線LANアダプタ2の制御部2a(図2参照)がバルク転送によってストリーミングデータをノートパソコン1(図2参照)に転送している場合を想定する。ここで、図4に示すように、ノートパソコン1とUSB−HDD3(図2参照)およびUSBメモリ4(図2参照)との間で転送すべきデータ量が増加して、データ転送に必要な転送帯域幅がW2(図3参照)を超えてW3(W3>W2)になった場合には、USB無線LANアダプタ2は、転送帯域幅が確保されないバルク転送によってストリーミングデータを転送していることによって、USB無線LANアダプタ2のUSB通信部2dが用いることが可能な転送帯域幅は、W1(図3参照)からW4(W4<W1)に狭くなる。このため、USB無線LANアダプタ2からノートパソコン1にストリーミングデータを転送するために必要な転送帯域幅(W1)が確保されないため、ストリーミングデータが遅延した状態でノートパソコン1に転送される。したがって、インターネットラジオなどにおいて必要とされる即時性(リアルタイム性)が損なわれる。
一方、図5に示すように、USB無線LANアダプタ2の制御部2aが、ストリーミングデータを転送するために必要な転送帯域幅(W1)を確保した状態で、アイソクロナス転送によってストリーミングデータをノートパソコン1に転送している場合を想定する。ここで、図6に示すように、ノートパソコン1とUSB−HDD3およびUSBメモリ4との間で転送すべきデータ量が増加した場合においても、USB無線LANアダプタ2が用いることが可能な転送帯域幅W1は確保されるとともに、USB−HDD3およびUSBメモリ4が用いること可能な転送帯域幅はW2(=W0−W1)に固定される。これによって、USB無線LANアダプタ2は遅延なくストリーミングデータをノートパソコン1に転送することが可能である。この結果、インターネットラジオなどにおいて必要とされる即時性(リアルタイム性)が保たれる。
次に、図2および図7を参照して、本発明の一実施形態によるデータ転送システム100のノートパソコン1およびUSB無線LANアダプタ2における接続時の制御フローについて説明する。
図7に示すように、ステップS1において、USB無線LANアダプタ2の制御部2a(図2参照)により、USBコネクタ2e(図2参照)とUSBコネクタ18a(図2参照)とが接続されたことが認識されることによって、ノートパソコン1に接続されたか否かが判断される。そして、ノートパソコン1に接続されたと判断されるまでこの判断が繰り返される。また、ステップS1において、ノートパソコン1に接続されたと判断された場合には、ステップS2に進む。
そして、ステップS2において、制御部2aにより、コントロール転送を用いて転送方式情報信号がノートパソコン1に転送される。具体的には、制御部2aは、アイソクロナス転送およびバルク転送の両方の転送方式によってノートパソコン1にデータを転送することが可能であることをノートパソコン1に知らせるための転送方式情報信号が、ノートパソコン1のUSB通信部17に送信される。そして、USB無線LANアダプタ2の制御部2aの処理が終了される。
また、ステップS11において、ノートパソコン1の制御部11(図2参照)により、転送方式情報信号を受信したか否かが判断される。そして、転送方式情報信号を受信したと判断されるまでこの判断が繰り返される。そして、ステップS12に進み、制御部11により、転送方式情報信号に基づいて、USB無線LANアダプタ2がアイソクロナス転送およびバルク転送の両方の転送方式によってノートパソコン1にデータを転送することが可能であることが認識される。そして、ノートパソコン1の制御部11の処理が終了される。
次に、図2および図8を参照して、本発明の一実施形態によるデータ転送システム100のノートパソコン1およびUSB無線LANアダプタ2におけるデータ転送時の制御フローについて説明する。
まず、図8に示すように、ステップS21において、ノートパソコン1の制御部11(図2参照)により、ユーザによって入力部16(図2参照)および図示しないマウスなどが操作されることによって、インターネット6を介して接続されるサーバ7などからデータをダウンロードする指示が行われたか否かが判断される。そして、ダウンロード指示が行われたと判断されるまでこの判断が繰り返される。また、ステップS21において、ダウンロード指示が行われた場合には、ステップS22に進み、制御部11により、USB通信部17(図2参照)からUSB無線LANアダプタ2のUSB通信部2d(図2参照)にダウンロード指示信号が送信される。
そして、ステップS31において、USB無線LANアダプタ2の制御部2a(図2参照)により、ノートパソコン1からダウンロード指示信号をUSB通信部2dにおいて受信したか否かが判断される。そして、ダウンロード指示信号を受信したと判断されるまでこの判断が繰り返される。また、ステップS31において、ダウンロード指示信号を受信したと判断された場合には、ステップS32に進み、制御部2aにより、ダウンロード指示信号を無線LANルータ5(図2参照)に送信する。そして、無線LANルータ5はインターネット6(図2参照)を介してサーバ7(図2参照)などにダウンロード指示信号を送信する。これにより、ダウンロード指示信号に基づいて、ノートパソコン1(ユーザ)が指定したデータがサーバ7などから送信される。このサーバ7などから送信されたデータは、インターネット6を介して無線LANルータ5に受信される。
その後、ステップS33において、USB無線LANアダプタ2の制御部2aにより、無線LANルータ5からデータを受信したか否かが判断される。そして、データを受信したと判断されるまでこの判断が繰り返される。また、ステップS33において、データを受信したと判断された場合には、ステップS34に進み、制御部2aにより、USBにより接続されているUSB機器の有無を確認するための接続状態確認信号がノートパソコン1に送信される。
そして、ステップS23において、ノートパソコン1の制御部11により、USB無線LANアダプタ2以外にノートパソコン1にUSBにより接続されているUSB機器があるか否かが判断される。具体的には、制御部11により、USBコネクタ18bおよび18c(図2参照)に接続されているUSB機器があるか否かが判断される。そして、ステップS23において、USBコネクタ18bおよび18cに接続されているUSB機器がないと判断された場合には、ステップS24に進み、制御部11により、ノートパソコン1にUSB無線LANアダプタ2以外のUSB機器がUSBにより接続されてないことを知らせる信号(接続なし信号)がノートパソコン1に送信される。そして、ステップS25に進む。また、ステップS23において、USBコネクタ18bおよび18cに接続されているUSB機器があると判断された場合には、ステップS25に進む。
また、ステップS35において、USB無線LANアダプタ2の制御部2aにより、ノートパソコン1から接続なし信号を受信したか否かが判断される。そして、ステップS35において、接続なし信号を受信したと判断された場合には、ステップS36に進む。そして、制御部2aにより、無線LANルータ5から受信したデータの種類(ストリーミングデータか否か)に関係なくバルク転送が選択されて、USB通信部2dおよび17を介して、バルク転送によってデータがノートパソコン1に転送される。そして、ステップS31に戻る。また、ステップS35において、制御部2aにより、接続なし信号を受信していないと判断された場合には、ステップS37に進む。
そして、ステップS37において、制御部2aにより、無線LANルータ5から受信したデータの種類が判別されて、受信したデータがストリーミングデータであるか否かが判断される。具体的には、制御部2aにより、ROM2bに記憶されているノートパソコン1とのデータ転送に関する設定プログラムに基づいて、受信したデータのプロトコルがストリーミングデータの転送において使用されるプロトコルであるか否かが判別される。そして、ステップS37において、受信したデータがストリーミングデータであると判断された場合には、ステップS38に進み、制御部2aにより、USB転送帯域幅のうち一定の転送帯域幅が確保されるアイソクロナス転送が選択される。その後、制御部2aにより、USB通信部2dおよび17を介して、アイソクロナス転送によってストリーミングデータがノートパソコン1に転送される。そして、ステップS31に戻る。
また、ステップS37において、受信したデータがストリーミングデータ以外のデータであると判断された場合には、ステップS39に進み、制御部2aにより、現在、アイソクロナス転送によってストリーミングデータがノートパソコン1に転送されているか否かが判断される。このストリーミングデータは、上記ストリーミングデータ以外のデータが無線LANルータ5に受信される前から無線LANルータ5に受信されているデータである。そして、ステップS39において、制御部2aにより、現在、アイソクロナス転送によってストリーミングデータがノートパソコン1に転送されていないと判断された場合には、ステップS36に進む。そして、制御部2aにより、バルク転送が選択されて、USB通信部2dおよび17を介して、バルク転送によってストリーミングデータ以外のデータがノートパソコン1に転送される。そして、ステップS31に戻る。
また、ステップS39において、制御部2aにより、現在、アイソクロナス転送によってストリーミングデータがノートパソコン1に転送されていると判断された場合には、ステップS40に進み、制御部2aにより、RAM2cにストリーミングデータ以外のデータが一時的に記憶される。
そして、ステップS41に進み、制御部2aにより、アイソクロナス転送によるストリーミングデータの転送が終了したか否かが判断される。そして、アイソクロナス転送によるストリーミングデータの転送が終了したと判断されるまでこの判断が繰り返される。また、ステップS41において、制御部2aにより、アイソクロナス転送によるストリーミングデータの転送が終了したと判断された場合には、ステップS36に進み、バルク転送が選択されて、USB通信部2dおよび17を介して、バルク転送によってRAM2cに記憶されていたストリーミングデータ以外のデータがノートパソコン1に転送される。そして、ステップS31に戻る。
また、ステップS25において、ノートパソコン1の制御部11により、USB無線LANアダプタ2から転送されたデータが、データの種類およびユーザのダウンロード指示などに基づいて処理される。なお、データの転送方式(アイソクロナス転送およびバルク転送)に応じて制御部11におけるデータの処理が変化することはなく、転送されたデータのプロトコルなどに基づいて、制御部11によりデータが処理される。そして、ステップS21に戻る。
本実施形態では、上記のように、制御部2aを、無線通信部2fにより受信した無線LANルータ5からのデータの種類が、ストリーミングデータであるかストリーミングデータ以外のデータであるかを判別するとともに、判別されたデータの種類がストリーミングデータである場合には、アイソクロナス転送を選択し、USB転送帯域幅のうちの一定の転送帯域幅を確保してアイソクロナス転送に切り替えて、アイソクロナス転送によって、ストリーミングデータをUSB通信部2dからUSB通信部17(ノートパソコン1)に転送するように構成し、判別されたデータの種類がストリーミングデータ以外のデータである場合には、バルク転送を選択して切り替え、バルク転送によって、ストリーミングデータ以外のデータをUSB通信部2dからUSB通信部17(ノートパソコン1)に転送するように構成することによって、アイソクロナス転送を選択することによって、データ転送に必要な転送帯域幅を確保した状態でデータをノートパソコン1に転送することができるので、USB転送帯域幅において転送可能な単位時間あたりのデータ量(転送速度)を超えた場合であっても、データ転送をアイソクロナス転送において確保した転送帯域幅を用いて行うことができる。これにより、USB無線LANアダプタ2からノートパソコン1へのデータ転送において、データ転送の遅延を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部2aを、無線LANルータ5からのデータの種類がストリーミングデータであるかストリーミングデータ以外のデータであるかを判別するように構成するとともに、ストリーミングデータであるかまたはストリーミングデータ以外のデータであるかに基づいて、アイソクロナス転送とバルク転送とを互いに切り替えるように構成することによって、データの種類が自動的に判別されるとともに、判別したデータの種類に応じた転送方式がアイソクロナス転送とバルク転送とから選択されるので、転送するデータに適した転送方式によりUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1にデータを確実に転送することができる。
また、本実施形態では、上記のように、転送方式がバルク転送のみであるUSB無線LANアダプタ2以外のノートパソコン1に接続された他のUSB機器(USB−HDD3およびUSBメモリ4)は、USB無線LANアダプタ2から転送されるデータの種類に関係なく、常にUSBアダプタが確保した転送帯域幅以外の残りの転送帯域幅を用いてデータを転送することができる。また、USB無線LANアダプタ2がバルク転送によりデータを転送する場合には、USB無線LANアダプタ2は転送帯域幅を絶対的に確保しないので、USB−HDD3およびUSBメモリ4は、転送帯域幅全体を用いてデータを転送することができる。これらにより、USB−HDD3およびUSBメモリ4に関しても、データの転送途中にUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送ができなくなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部2aを、判別されたデータの種類がストリーミングデータである場合には、アイソクロナス転送を選択し、USB転送帯域幅のうちの一定の転送帯域幅を確保してアイソクロナス転送に切り替えて、アイソクロナス転送によって、ストリーミングデータをUSB通信部2dからUSB通信部17(ノートパソコン1)に転送するように構成することによって、一定の転送帯域幅を確保して転送速度を維持する必要があるストリーミングデータを途切れることなくUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部2aを、判別されたデータの種類がストリーミングデータ以外のデータである場合には、バルク転送を選択して切り替えて、バルク転送によって、ストリーミングデータ以外のデータをUSB通信部2dからUSB通信部17(ノートパソコン1)に転送するように構成することによって、データの再現性が必要とされる文書データ、静止画データおよび音楽サイトからダウンロードされる音声データなどを、再度データが転送されるバルク転送によって、確実にUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部2aを、ストリーミングデータをUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送している最中に、ストリーミングデータ以外のデータを無線通信部2fにより無線LANルータ5から受信した場合には、アイソクロナス転送を保持してストリーミングデータの転送を継続するとともに、ノートパソコン1に転送するストリーミングデータ以外のデータをRAM2cに一時的に記憶させるように構成する。そして、ノートパソコン1へのストリーミングデータの転送が終了した後に、制御部2aを、アイソクロナス転送からバルク転送に切り替えて、バルク転送によって、RAM2cに一時的に記憶されていたストリーミングデータ以外のデータをノートパソコン1に転送するように構成することによって、ストリーミングデータをノートパソコン1に転送している最中にストリーミングデータ以外のデータを無線通信部2fにより受信した場合であっても、ストリーミングデータを継続してノートパソコン1に転送することができる。さらに、ストリーミングデータのデータとストリーミングデータ以外のデータとが同時にアイソクロナス転送により転送されることに起因して、ストリーミングデータが遅延した状態でUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送されることを抑制することができる。また、アイソクロナス転送によってストリーミングデータ以外のデータが転送されることに起因して、データの再現性が必要とされる文書データ、静止画データおよび音楽サイトからダウンロードされる音声データなどがノートパソコン1に転送されなくなくことを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、USB無線LANアダプタ2以外のUSB機器がUSBにより接続されてないことを知らせる信号(接続なし信号)がノートパソコン1から転送された場合には、制御部2aを、無線通信部2fにより無線LANルータ5から受信したデータの種類に関係なくバルク転送を選択して、バルク転送によってデータをノートパソコン1に転送するように構成することによって、USB無線LANアダプタ2以外のUSB機器が接続されていない状態においては、一定の転送帯域幅のみによってデータをノートパソコン1に転送するアイソクロナス転送と比べて、バルク転送では全転送帯域幅(USB転送帯域幅全体)によってデータをノートパソコン1に転送することができるので、より確実にデータをUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送することができる。
また、本実施形態では、上記のように、アイソクロナス転送およびバルク転送の両方の転送方式によって、無線通信部2fにより受信したデータをノートパソコン1に転送することが可能であることを、ノートパソコン1の制御部11に知らせるように制御部2aを構成することによって、USB無線LANアダプタ2からノートパソコン1への転送方式が切り替わった場合においても、ノートパソコン1においてUSB無線LANアダプタ2のノートパソコン1への接続を認識し続けることができる。
また、本実施形態では、上記のように、無線通信部2fは、無線LANルータ5と無線通信を行うことが可能であるとともに、無線LANルータ5を介して、インターネット6に接続可能なように構成することによって、インターネット6から受信したデータの種類に応じてアイソクロナス転送とバルク転送とを互いに切り替えることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、制御部2aにより、無線通信部2fにより受信した無線LANルータ5からのデータの種類が、ストリーミングデータであるかストリーミングデータ以外のデータであるかが判別された例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図9に示した本発明の一実施形態の変形例のように、ノートパソコン1とUSB無線LANアダプタ2との接続時に、ノートパソコン1の表示部15に設定画面15aを表示させて、ユーザに転送方式を選択させるように構成してもよい。ここで、設定画面15aには、バルク転送と、アイソクロナス転送と、上記実施形態のようなUSB無線LANアダプタ2の制御部2a(図2参照)により自動的に転送方式が切り替わる自動設定とがユーザによって選択可能なように表示されるように構成されている。また、ユーザによって選択された選択内容は、USB無線LANアダプタ2に送信される。これにより、制御部2aによって、転送方式がバルク転送またはアイソクロナス転送に切り替えられるか、または、転送方式がデータの種類に基づいて選択されて切り替えられるように構成されている。この結果、所定のデータに対してユーザが希望する場合には、ユーザの指定する転送方式によって、USB無線LANアダプタ2からノートパソコン1にデータを転送することが可能になる。
また、上記実施形態では、本発明の「第1転送方式」の一例としてアイソクロナス転送を示すとともに、本発明の「第2転送方式」の一例としてバルク転送を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1転送方式は、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した転送帯域幅を用いてデータをホスト機器に転送することが可能であればよく、アイソクロナス転送とは異なり再度データを転送するように構成してもよい。また、第2転送方式は、USBの転送帯域幅を確保しない状態で、データをホスト機器に転送することが可能であればよい。
また、上記実施形態では、ストリーミングデータをUSB無線LANアダプタ2からノートパソコン1に転送している最中に、ストリーミングデータ以外のデータを無線通信部2fにより無線LANルータ5から受信した場合には、ノートパソコン1に転送するストリーミングデータ以外のデータをRAM2cに一時的に記憶させるとともに、ノートパソコン1へのストリーミングデータの転送が終了した後に、バルク転送によって、RAM2cに一時的に記憶されていたストリーミングデータ以外のデータをノートパソコン1に転送した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ストリーミングデータ以外のデータをRAMに一時的に記憶させずに、アイソクロナス転送によって、ストリーミングデータ以外のデータをストリーミングデータと同時にノートパソコンに転送してもよい。これにより、ユーザは、ストリーミングデータによるIP電話やインターネットラジオなどを利用している最中においても、ノートパソコンにおいて静止画データなどのストリーミングデータ以外のデータを確認することが可能になる。
また、上記実施形態では、USB無線LANアダプタ2以外のUSB機器がUSBにより接続されてないことを知らせる信号(接続なし信号)がノートパソコン1から転送された場合には、制御部2aは、無線通信部2fにより無線LANルータ5から受信したデータの種類に関係なくバルク転送を選択して、バルク転送によってデータをノートパソコン1に転送するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、USB無線LANアダプタ以外のUSB機器がUSBにより接続されていない場合であっても、USB無線LANアダプタの制御部は、無線通信部により無線LANルータから受信したデータの種類に基づいて、アイソクロナス転送またはバルク転送のいずれか一方を選択してノートパソコンにデータを転送してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の「USBアダプタ」の一例としてUSB無線LANアダプタ2を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、USBアダプタは、USB有線LANアダプタであってもよい。
また、上記実施形態では、本発明の「ホスト機器」の一例としてノートパソコン1を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ホスト機器は、USBアダプタがUSBにより接続可能な機器であればよい。
また、上記実施形態では、USB無線LANアダプタ2のRAM2cにおいて、ノートパソコン1に転送するデータを一時的に記憶する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、USB無線LANアダプタに不揮発性のフラッシュメモリを設けて、フラッシュメモリにノートパソコンに転送するデータを一時的に記憶させるようにしてもよい。これにより、フラッシュメモリに記憶されたデータをノートパソコンに転送する前に、USB無線LANアダプタのUSBによる接続が解除された場合においても、ノートパソコンに次回接続された際に、USB無線LANアダプタは、フラッシュメモリに記憶されたデータをノートパソコンに転送することが可能である。
1 ノートパソコン(ホスト機器)
2 USB無線LANアダプタ(USBアダプタ)
3 USB−HDD(他のUSB機器)
4 USBメモリ(他のUSB機器)
2a 制御部
2c RAM(記憶部)
2d USB通信部(接続部)
2f 無線通信部(通信部)
17 USB通信部(USB接続部)
100 データ転送システム

Claims (13)

  1. ホスト機器に対してUSBにより接続可能な接続部と、
    データの送受信を行う通信部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した前記転送帯域幅を用いてデータを前記ホスト機器に転送することが可能な第1転送方式と、USBの転送帯域幅を確保しない状態で、データを前記ホスト機器に転送する第2転送方式との両方の転送方式によって、前記通信部により受信したデータを前記ホスト機器に転送することが可能なように構成されており、
    前記第1転送方式と前記第2転送方式とは、互いに切り替え可能なように構成されている、USBアダプタ。
  2. 前記制御部は、前記通信部により受信したデータの種類を判別するとともに、判別された前記データの種類に基づいて、前記第1転送方式または前記第2転送方式のいずれか一方を選択して切り替えるように構成されている、請求項1に記載のUSBアダプタ。
  3. 前記制御部は、前記通信部により受信したストリーミングデータを前記ホスト機器に転送する場合には、前記第1転送方式を選択して、前記第1転送方式によってストリーミングデータを前記ホスト機器に転送するように構成されている、請求項2に記載のUSBアダプタ。
  4. 前記制御部は、ストリーミングデータを前記ホスト機器に転送している最中にストリーミングデータ以外のデータを前記通信部により受信した場合には、前記第1転送方式を保持して前記ストリーミングデータの転送を継続するように構成されている、請求項3に記載のUSBアダプタ。
  5. ストリーミングデータ以外のデータを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、ストリーミングデータを前記ホスト機器に転送している最中にストリーミングデータ以外のデータを前記通信部により受信した場合には、受信した前記ストリーミングデータ以外のデータを前記記憶部に記憶させるとともに、前記ホスト機器へのストリーミングデータの転送が終了した後に、前記第1転送方式から前記第2転送方式に切り替えて、前記第2転送方式によって前記記憶部に記憶されていた前記ストリーミングデータ以外のデータを前記ホスト機器に転送するように構成されている、請求項4に記載のUSBアダプタ。
  6. 前記制御部は、前記ホスト機器に前記USBアダプタおよび他のUSB機器がUSBにより接続されている場合に、前記通信部により受信したデータの種類を判別するとともに、判別された前記データの種類に基づいて、前記第1転送方式または前記第2転送方式のいずれか一方を選択して切り替えるように構成されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載のUSBアダプタ。
  7. 前記制御部は、前記ホスト機器に前記他のUSB機器がUSBにより接続されていない状態で、前記ホスト機器に前記USBアダプタがUSBにより接続されている場合に、前記データの種類に関係なく前記第2転送方式を選択して、前記第2転送方式によって、前記通信部により受信したデータを前記ホスト機器に転送するように構成されている、請求項6に記載のUSBアダプタ。
  8. 前記制御部は、前記ホスト機器に前記接続部が接続された際に、前記第1転送方式および前記第2転送方式の両方の転送方式により前記通信部により受信したデータを前記ホスト機器に転送することが可能であることを、前記ホスト機器に知らせるように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のUSBアダプタ。
  9. ユーザの操作によって前記第1転送方式または前記第2転送方式のいずれか一方に切り替え可能なように構成されており、
    前記制御部は、前記ユーザの操作によって切り替えられた前記第1転送方式または前記第2転送方式のいずれか一方によって、データを前記ホスト機器に転送するように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のUSBアダプタ。
  10. 前記第1転送方式は、アイソクロナス転送であり、前記第2転送方式は、バルク転送である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のUSBアダプタ。
  11. 前記通信部は、無線LAN通信を行うことが可能であるとともに、前記無線LAN通信によりインターネットに接続可能なように構成されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載のUSBアダプタ。
  12. USBにより接続可能なUSB接続部を含むホスト機器と、
    前記ホスト機器のUSB接続部に対してUSBにより接続可能な接続部と、データの送受信を行う通信部と、制御部とを含むUSBアダプタとを備え、
    前記USBアダプタの制御部は、USBの所定の転送帯域幅を確保した状態で、確保した前記転送帯域幅を用いてデータを前記ホスト機器に転送することが可能な第1転送方式と、USBの転送帯域幅を確保しない状態で、データを前記ホスト機器に転送する第2転送方式との両方の転送方式によって、前記通信部により受信したデータを前記ホスト機器に転送することが可能なように構成されており、
    前記USBアダプタは、前記第1転送方式と前記第2転送方式とを互いに切り替え可能なように構成されている、データ転送システム。
  13. 前記USBアダプタの制御部は、前記通信部により受信したデータの種類を判別するとともに、判別された前記データの種類に基づいて、前記第1転送方式または前記第2転送方式のいずれか一方を選択して切り替えるように構成されている、請求項12に記載のデータ転送システム。
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