JP2011081105A - 液晶素子及びその製造方法 - Google Patents

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義晴 高根
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慎也 佐藤
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Abstract

【課題】 良好な透過率を有し製造が容易な液晶素子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】
配向膜112が形成された透明基板111と、透明電極121及び配向膜114が形成された透明基板115とを、配向膜112,114同士が向き合うようにシール117を介して張り合わせ、透明基板111,115間に高分子液晶層113を備えた大判液晶素子1aを作製する。その後、所望の領域に電気力線が集中する針状電極端子50を高分子液晶層113に近接させ、当該針状電極端子50と透明電極121との間に電圧を印加する。そして、紫外線55を照射し高分子液晶層113を硬化させた後、個片化することにより、高分子液晶層113が所望の屈折率分布を有する液晶素子1を得る。
【選択図】図3

Description

基板上に設けられ、該基板面に沿って平面的に屈折率分布を有する高分子液晶層を備えた液晶素子及びその製造方法に関する。
共にITOがパターニングされた2枚の基板を重ね合わせ、これらの基板間に備えられた液晶に電圧を印加し、この状態で紫外線を照射することにより液晶を硬化して作成されたマイクロレンズアレイが知られている(下記特許文献1参照)。
また、基板上に硬化した状態で形成された液晶層をエッチングによって立体的に加工して作成されたマイクロレンズアレイが知られている(下記特許文献2参照)。
特開2003−161810号公報 (段落(0020)〜(0021)、図1) 特開2008−3187号公報 (段落(0069)〜(0071)、図8)
上記特許文献1に示される液晶素子(マイクロレンズアレイ)は、上下の基板それぞれにITOからなる透明電極を必要とし、さらに上下に電極を正確にアライメントもしなければならない。そのため、この液晶素子には、ITOの電極による透過率の低下という問題がある。一方、上記特許文献2に示される液晶素子は電極を有してないため透過率に問題はない。しかし、エッチングによる立体加工が必要となるため、製造が容易ではない。
本発明は上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、良好な透過率を有し製造が容易な液晶素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、基板上に配向膜と高分子液晶層が積層され、該高分子液晶層が所望の屈折率分布を有する液晶素子の製造方法において、所望の領域に電気力線が集中する端子を高分子液晶層に近接させ、該端子と基板に隣接する電極との間に電圧を印加し、この状態で紫外線を照射し高分子液晶層を硬化させることを特徴とするものである。
高分子液晶層は、周期的な屈折率分布を有するマイクロレンズアレイを構成するようにしてもよい。
また、本発明は、電極と配向膜と高分子液晶とが積層された基板を備え、高分子液晶は、所望の屈折率分布を有し、基板とは反対側の面が平坦であると共に基板とは反対側には電極がないことを特徴とするものである。
この場合、高分子液晶層の基板とは反対側に対向基板が積層されていてもよい。
本発明によれば、液晶層に屈折率分布を形成させるための電極が不要となるため、透過率の高い液晶素子を実現することができる。また、針状電極等の端子による電圧分布形成により所望の屈折率分布を得ることができるため、エッチング等の煩雑な工程が不要とな
り、製造容易な液晶素子を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶素子を示す断面図である。 図1に示す液晶素子の製造方法の最初の工程を示す図である。 図2に示す製造工程に続く工程を示す図である。 図3に示す製造工程に続く工程を示す図である。 図4に示す製造工程に続く工程を示す図である。 図5に示す製造工程後の液晶素子を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶素子を示す断面図である。 図7に示す液晶素子の製造方法を示す図である。 図8に示す製造工程に続く工程を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶素子1を示す断面図である。図1において、液晶素子1は、第1の透明基板111と第2の透明基板115との間に、高分子液晶116を含む高分子液晶層113を備えた構造を有している。第1の透明基板111上には高分子液晶116を配向させるための配向膜112が形成され、また第2の透明基板115上には透明電極121,配向膜114がそれぞれ形成されている。高分子液晶層113の位相分布はマイクロレンズアレイ状になるように高分子液晶116が硬化されている。ここで透明基板111、115は無アルカリガラス等の透明な基板を用いており、この透明基板の厚みは0.1〜0.5mm程度である。また透明電極121はCVDやスパッタ法により10〜30nm程度に成膜されており、透過率の観点からなるべく薄いほうが望ましい。配向膜はポリイミド系の材料からなり200〜800nm程度の厚みになるように形成されている。高分子液晶116は紫外線により硬化するタイプの液晶で、電圧によって液晶のダイレクタが変わるように誘電異方性を備えたものである。
次に図1に示した液晶素子1の製造方法についての一例について、図2〜図6を参照しながら説明する。
図2は、図1に示す液晶素子1に個片化される前の大判液晶素子1aを示す断面図である。まず、図2(a)に示すように第1の配向膜112が形成された透明基板111と、透明電極121及び第2の配向膜114が形成された透明基板115とを、配向膜112,114同士が向き合うようにシール117を介して張り合わせる。
図2(b)は、図2(a)のA−A線断面矢視図である。シール117には開口部119が設けられており、真空注入法によって液晶が注入出来るようになっている。またシールの内側には高分子液晶層113のギャップを規定するスペーサ118が噴霧されている。そして第1及び第2透明基板111,115を貼り合わせる方向に加圧・焼成することで、図2(a)に示す大判液晶素子1aとする事が出来る。
ここでシール117にはエポキシ系の材料からなり加熱により硬化するタイプのものを用いた。またスペーサ118はガラス材料からなるものを用いており、プラスチックタイプのものと比べ少ない量でギャップを規定する事ができるため透過率の面からこちらを用いるのが好ましい。
次に、真空注入法により、高分子液晶層113に高分子液晶116を注入する。高分子
液晶116は粘度が高いため、液晶注入の際には加温しながら行うのが注入速度の面から好ましい。注入後の高分子液晶は一方向に配向しており、位相分布は大判液晶素子1a内で一定となっている。
次に、所望のピッチ・位相分布をもつような大判液晶素子層1aを作製するための電場印加方法について説明する。図3(a)に示すように、高分子液晶116を注入した大判液晶素子1aの基板表面に導電性の針状電極端子50を配置し、透明電極121との間に電圧52を印加できる様にしてある。また針状電極端子50の配置間隔は作製したいピッチと同間隔で配置すれば良く、その間隔は液晶素子1の構成に関係なく自由に選ぶことができる。
ここで、針状電極端子50と透明電極121との間に電圧を印加すると針状電極端子50周辺の領域53では電気力線51が集中しており、針状電極端子50から離れた領域54では電気力線51の密度が疎になっている。この電気力線51の密度が高い電極端子周辺の領域53で最も電圧が高く、針状電極端子50から離れるほど電圧が低くなるように周期的な電圧分布をしている。図3(b)にはこの様子を示しており、横軸をX軸に、縦軸を液晶層113の電圧としている。図に示すように電圧分布61は電圧が高いところと低いところが周期的にあらわれている様子がわかる。
また液晶レンズアレイの屈折力は、このかける電圧によってコントロール可能である。高分子液晶層113に印加されている電圧が高ければ高いほど、高分子液晶116の長軸は電気力線51の方向に向きやすくなる。そのため電圧が高い針状電極端子50周辺の高分子液晶116は他の領域に比べ位相差が小さくなり、針状電極端子から離れた領域54では位相差が大きいままとなる。
また高い電圧をかけるほど針状電極端子50周辺の領域53と針状電極端子50から離れた領域54の電圧差は大きくなっていく。液晶にかける電圧と位相差は反比例の関係にあるため、電圧差が大きいほど液晶レンズアレイの屈折力も大きくなっていく。
つまり所望の屈折力になるように針状電極端子50と透明基板121の間に電圧を印加する事で所望のピッチ・屈折力をもった位相分布をつくることができる。
次にUV照射による高分子液晶の硬化工程を説明する。
図4(a)に示すように、針状電極端子50と透明電極121との間に電圧を印加し、高分子液晶116の位相分布62の分布がある状態で大判液晶素子1aにUV(紫外線)55を照射して高分子液晶116を硬化させる。図4(b)には、UV55を照射した後の位相分布62が示されている。このようにUV55を照射した時に液晶層113の電圧が高い場所ほど位相差が小さく、液晶層113の電圧が低い場所ほど位相差が大きくなっている様子がわかる。これは凹型のレンズが周期的に形成された液晶マイクロレンズアレイとなっていることを示している。
次に、図5に示すように、切断予定線70、71、及び72に沿って、ダイシング法により透明基板111、115を切断する。その後90度大判液晶素子1aを回転させ、切断予定線73,74,及び75に沿って、ダイシング法により透明基板111,115を切断する。
図6はダイシング工程後の液晶素子1の様子を示している。本発明の液晶素子1はダイシングブレードの幅だけ離れて配置されており、本実施形態では1つの大判液晶素子1aから4つの液晶素子1を得る事ができる。
本実施形態の液晶素子1の構成とする事で、液晶層に対し一側にだけ電極が配置されるため、透過率の高い液晶素子1を実現することができる。また液晶層113のエッチングによる立体加工が不要となるため製造が容易な液晶素子1とする事ができる。
(第2実施形態)
次に、図7〜図9を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る液晶素子2の構成、及びその製造方法について説明する。図7は、第2実施形態を説明するための図面である。第1実施形態との違いは、液晶素子2が透明基板115、配向膜114、透明電極121、高分子液晶層123のみからなる点と、高分子液晶116の配向がハイブリット配向となっている点である。
次に、図7に示す液晶素子2の製造方法についての一例について、図8を用いて説明する。
図8は、真空注入法によって大判液晶素子2aに高分子液晶116が注入された状態を示す図である。真空注入までの工程は、第1実施形態で述べた方法と同様であるが、離型材120が透明基板111上に形成されている点で第1実施形態と異なっている。ここで、離型材120は、後の工程において、高分子液晶116をUV55(紫外線)によって固めた後、透明基板111と高分子液晶層123とを引き剥がすために形成されているものである。また、この離型材120はフッ素系の化合物からなり、表面は疎水性となっている。そのため注入直後の高分子液晶116はこの界面で垂直配向性を示す。
一方、配向膜114は水平配向となるようなポリイミドを採用しているので、高分子液晶116は配向膜114と平行に並ぶ。そのため、高分子液晶116はハイブリット配向を示す。
続いて図9(a)に示すように、針状電極端子50と透明電極121の間に電圧52を印加しながらUV55(紫外線)照射によって高分子液晶116を硬化させる。硬化後、透明基板111と高分子液晶層123間で剥離を行なう。さらにダイシング法によって単個にする事により本実施形態の液晶素子2が完成する。
本実施形態の液晶素子2の構成とすることで、実施形態1の液晶素子1と同様に透過率が高く製造が容易になると同時に、透明基板111がないため液晶素子2の厚みを薄くすることができる。このように、透明基板111を備えないことにより、液晶素子2が薄型化され、搭載されるピックアップ装置等の装置全体の小型化を図ることができる。さらに、透明基板111がない分、重量が軽いので、ピックアップ装置等の可動部へ搭載した際には動特性が向上される。
1,2…液晶素子、1a,2a…大判液晶素子、50…針状電極端子、51…電気力線、52…電圧、53…針状電極端子付近の領域、54…針状電極端子から離れた領域、55…UV(紫外線)、61…電圧分布、62…位相分布、111、115…透明基板、112、114…配向膜、113、123…高分子液晶層、116…高分子液晶、117…シール、118…スペーサ、119…開口部、120…離型材、121…透明電極。

Claims (4)

  1. 基板上に配向膜と高分子液晶層が積層され、該高分子液晶層が所望の屈折率分布を有する液晶素子の製造方法において、
    所望の領域に電気力線が集中する端子を前記高分子液晶層に近接させ、該端子と前記基板に隣接する電極との間に電圧を印加し、この状態で紫外線を照射し前記高分子液晶層を硬化させることを特徴とする液晶素子の製造方法。
  2. 前記高分子液晶層は、周期的な屈折率分布を有するマイクロレンズアレイを構成することを特徴とする請求項1記載の液晶素子の製造方法。
  3. 電極と配向膜と高分子液晶とが積層された基板を備え、
    前記高分子液晶は、所望の屈折率分布を有し、前記基板とは反対側の面が平坦であると共に前記基板とは反対側には電極がないことを特徴とする液晶素子。
  4. 前記高分子液晶層の前記基板とは反対側に対向基板が積層されていることを特徴とする請求項3に記載の液晶素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013011656A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Japan Display West Co Ltd 表示装置および可変レンズアレイ

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