JP2011080801A - 吊り秤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクトで、かつ高精度な吊り秤を提供する。
【解決手段】 支持体30と、前記支持体30の上に載置された3以上のロードセル40と、吊り具と、支持体30と吊り具とを連結する第1連結部材20と、3以上のロードセル40の上に載置された押圧体50と、被計量物を懸垂する懸垂具70と、押圧体50と懸垂具70とを連結する第2連結部材60と、押圧体50又は第2連結部材60と支持体30との相対的な振れを抑制する振れ抑制機構と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、吊り秤に関する。
従来、重量の検出手段としてロードセルを用いた吊り秤が知られている。この吊り秤を用いて被計量物を計量するときは、例えば、クレーンに吊り下げた吊り秤に被計量物を懸垂し(垂れ下げ)、クレーンによって吊り秤及び被計量物を吊り上げ、これによって被計量物の重量を検出する。しかし、当該被計量物の重量が過大であったり、クレーンによって吊り秤及び被計量物を急激に吊り上げたりした場合は、過大荷重や衝撃荷重がロードセルにかかり、ロードセルの破損の原因となるため、吊り秤のロードセルには、定格荷重の大きなロードセルを用いる必要があった。しかし、ロードセルの定格荷重を大きくすると、計量精度が悪くなる。
そこで、ロードセルを2つ設け、それぞれのロードセルにかかる荷重を分散させることにより、秤量を2倍にした吊り秤が知られている(例えば、特許文献1参照)。この吊り秤では、ロードセル支持台の中心部の両側にロードセルを対称配設し、それぞれのロードセルの着力点に自在継手を懸垂し、これらの自在継手に平行杆を架設し、この平行杆の中心部に被計量物を懸垂する。
特開2002―277310号公報
しかし、特許文献1に記載された吊り秤には、基本的に、引張型ロードセルが用いられている。引張型ロードセルは、定格容量が大きくなるに連れて長さが長くなる。従って、さらに定格容量が大きくなると、吊り秤の全長が長くなり、例えば構内での取り扱いが不便になる。また、さらに定格荷重が大きくなると、計量精度が悪くなる。なお、特許文献1には2つの圧縮型ロードセルを用いた吊り秤が開示されているが、詳細な構成は明らかではない。また、圧縮型ロードセルの数が2つであると、被計量物の荷重を圧縮型ロードセルに加える押圧体を、2つの圧縮型ロードセルの着力点という2点で支持するので、当該押圧体が不安定であり、精度良く計量することが困難である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、コンパクトで、かつ高精度な吊り秤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る吊り秤は、支持体と、前記支持体の上に載置された3以上の圧縮型ロードセルと、吊り具と、前記支持体と前記吊り具とを連結する第1連結部材と、前記3以上の圧縮型ロードセルの上に載置された押圧体と、被計量物を懸垂する懸垂具と、前記押圧体と前記懸垂具とを連結する第2連結部材と、前記押圧体又は前記第2連結部材と前記支持体との相対的な振れを抑制する振れ抑制機構と、を備える。
この構成によれば、押圧体により被計量物の荷重を複数の圧縮形ロードセルに分担させることができ、吊り秤の秤量を高めることができる。また、圧縮型ロードセルを用いるので、引張型ロードセルを用いる場合に比べて、吊り秤の全長を短くして吊り秤をコンパクトにすることができ、かつ計量精度を向上させることができる。さらに、押圧体又は第2連結部材と支持体との相対的な振れを抑制する振れ抑制機構を備えるので、圧縮型ロードセルを用いることに起因する当該振れによる計量精度の悪化を防止することができる。
上記吊り秤は3つの前記圧縮型ロードセルを備えてもよい。
圧縮型ロードセルが3つである場合、押圧体とそれぞれの圧縮形ロードセルとは常時接触状態となり、押圧体とそれぞれの圧縮形ロードセルとの間に隙間が生じないため、被計量物の荷重をそれぞれの圧縮形ロードセルに確実に分担させることができる。その結果、必要最小限の数の圧縮型ロードセルを用いて吊り秤の精度を向上させることができる。
前記圧縮型ロードセルは、前記押圧体と前記支持体とが相対的に振れると傾斜し、前記振れが解消すると自身の復元力によって初期姿勢に復帰するように構成されているダブルコンベックス型の圧縮型ロードセルであってもよい。
前記支持体に該支持体を鉛直方向に貫通する貫通孔が設けられ、前記第2連結部材は、前記支持体の貫通孔に所定の間隙を有して挿通され、上端が前記押圧体に固定され、かつ下端部に前記懸垂具が取り付けられるようにして、前記押圧体と前記懸垂具とを連結しており、前記貫通孔が前記振れ抑制機構を構成していてもよい。
この構成によれば、簡素な構成で支持体に対する第2連結部材の振れを抑制することができる。
本発明は以上に説明したように構成され、簡素な構成で、高精度かつコンパクトな吊り秤を提供できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る吊り秤の構成を表す外観図である。 図1の吊り秤の本体部の構成を示す部分縦断面図である。 図1の吊り秤の本体部の構成を示す分解斜視図である。 図1の吊り秤の圧縮形ロードセルの動作を示す部分縦断面図であり、(a)は、圧縮形ロードセルの初期状態を示す図、(b)は、圧縮形ロードセルが傾斜した状態を示す図である。
以下、本発明に係る吊り秤の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同じ参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る吊り秤の構成を表す外観図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る吊り秤100は、本体部1と、本体部1の両側に設けられた制御装置2と、図示されない表示部と、を備えている。制御装置2は、本体部1の後述するそれぞれのロードセル40によって検知した荷重の相乗平均値にロードセル40の数量である3を掛けて総荷重を求め、総荷重から風袋を差し引いて被計量物の荷重を求める。なお、本実施の形態においては、それぞれのロードセル40が検知した荷重の相乗平均値にロードセル40の数である3を掛けた値を総荷重としているが、これに限られるものではなく、相加平均値に3を掛けた値、つまり、それぞれのロードセル40が検知した荷重の総和を総荷重としたり、それぞれのロードセル40が検知した荷重の調和平均値に3を掛けた値を総荷重としたりしてもよい。表示部は、制御装置2によって求めた被計量物の重量を表示する。なお、ここでは、制御装置2によって求められた被計量物の重量は、表示部により表示されるが、これに限られるものではなく、例えば通信手段により、他の機器に信号として送信されてもよい。
[本体部の構成]
図2は、本発明の実施の形態に係る吊り秤の本体部の構成を示す部分縦断面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る吊り秤の本体部の構成を示す分解斜視図である。なお、図2、図3及び後述する図4では、便宜上、後述する吊り環10から懸垂具70に向かう方向を下方向とする。
図2に示すように、吊り秤100の本体部1は、吊り環10と、第1連結部材20と、支持体30と、3つのロードセル40と、押圧体50と、第2連結部材60と、懸垂具70と、筐体80と、を備えている。なお、以下に説明する吊り秤の形状は例示であり、これには限定されず、吊り秤として機能する形状であればよい。
吊り環10は、逆U字状に形成され、吊り環10の両端部に共通の中心軸を有する貫通孔11を有している。そして、吊り環10の上部に形成された湾曲部は、断面が円形に形成されている。これによって、クレーンのフックに吊り環10を引っ掛けたときは、クレーンのフックと吊り環10の上部に形成された湾曲部との接触面の面積を小さくすることができ、当該接触面に被計量物の荷重が不均一にかかることに起因する計量精度の低下を抑えることができる。
図2及び図3に示すように、第1連結部材20は、吊り板21と、取付部22と、3本の連結棒23とを有する。吊り板21は、略矩形の板状体であり、水平方向に延在する。取付部22は、吊り板21の上面に突設され、貫通孔24を有する。貫通孔24は、水平方向に延在する中心軸を有し、かつ、吊り環10の貫通孔11の径と略同一の径を有するように形成される。そして、取付部22は、図2に示すように、吊り環10の両端部の間隙に挿入され、貫通孔11及び貫通孔24に挿通されたボルト25によって吊り環10と共に締結される。但し、ボルト25は、取付部22の貫通孔24に間隙を有して挿通されているので、第1連結部材20は、ボルト25の中心軸を中心として、吊り環10に対して揺動自在に構成されている。従って、吊り環10とボルト25とが吊り具を構成している。3本の連結棒23は、それぞれ円柱状に形成され、吊り板21の下面に突設されている。そして、連結棒23の先端部(下端部)には、後述するボルト32と螺合する雌ネジ孔26が形成されている。そして、3本の連結棒23は、互いに同一の長さに形成され、吊り秤100の本体部1の支持体30の上面と押圧体50の上面との間の長さよりも長く形成されている。
支持体30は、支持板31とこの支持板31の上面に突設された荷重受け金具91とを備えている。支持板31は、水平方向に延在する矩形の板状体であり、吊り板21と略同一形状に形成されている。そして、支持板31は、吊り板21に設けられた3本の連結棒23の雌ネジ孔26に対応する部位にボルト挿通孔33を有している。そして、ボルト32が支持板31のボルト挿通孔33に挿通されて連結棒23の雌ネジ孔26に螺入されることによって、第1連結部材20と支持板31(支持体30)とが互いに締結されている。更に、支持板31の略中心には、後述する第2連結部材60が挿通される第2連結部材挿通孔34が、該支持板31を鉛直方向に貫通するように設けられている。
3つのロードセル40は、互いに同一の定格荷重及び同一の形状を有する圧縮形ロードセルであり、圧縮力によりロードセル40の起歪体に生じた歪みに基づいて自身にかかる荷重を検知する。ロードセル40はダブルコンベックス型のロードセルであり、ロードセル40の起歪体の両端部は、下方着力点44及び上方着力点45を構成している(図4参照)。下方着力点44及び上方着力点45は、それぞれロードセル40に対して外側に凸の部分球面に形成され、ロードセル40のハウジングから突出して設けられている。水平面上に載置されたロードセル40は、ロードセル40の起歪体の中心軸が鉛直方向に延在する姿勢(初期姿勢)にあり、かつ、所定の範囲内においてロードセル40が初期姿勢から傾斜したときは、初期姿勢に復帰する復元力が働くように構成されている。なお、ここでは、ロードセルの数を3つとしたが、これに限られるものではなく、4つ以上設けられていてもよい。これら3つのロードセル40は、後で詳述する荷重受け金具91、すなわち、支持体30の上に載置されている。
押圧体50は、押圧板51とこの押圧板51の下面に突設された荷重受け金具92とを備えている。押圧板51は、円形の板状体であり、荷重受け金具92を介して3つのロードセル40の上に載置されている。換言すると、押圧体50が、3つのロードセル40の上に載置されている。前述のように3つのロードセル40は、互いに同一形状であるので、支持板31(支持体30)と押圧板51(押圧体50)とは、互いに平行に延びるように設けられる。そして、押圧板51は、第1連結部材20の3本の連結棒23に対応する部位に3つの貫通孔52を有し、この3つの貫通孔52に3本の連結棒23が、それぞれ、間隙を有して挿通されている。
図4は、ロードセル40の動作を示す部分縦断面図であり、(a)は、ロードセル40の初期状態を示す図、(b)は、ロードセル40が傾斜した状態を示す図である。
図4に示すように、荷重受け金具91及び荷重受け金具92は、それぞれ、略矩形の板状体である荷重受け台93と、荷重受け台93の略中央部に突設された円筒状の着力点保持部94とを有する。荷重受け金具91及び荷重受け金具92の荷重受け台93は、それぞれ支持板31及び押圧板51に固定されて設けられている。着力点保持部94の内壁は、当該内壁の途中の高さに円周方向に環状の細溝を有し、当該細溝に着力点保持リング95が嵌挿されている。そして、ロードセル40の下方着力点44及び上方着力点45は、それぞれ荷重受け金具91及び荷重受け金具92の着力点保持部94に挿入され、荷重受け台93と当接し、かつ、着力点保持部94に着力点保持リング95を介して保持される。これによって、ロードセル40は、荷重受け金具91及び荷重受け金具92に平面視における全方向に所定の範囲内で傾斜可能に支持される。そして、上述したとおり、下方着力点44及び上方着力点45は、それぞれロードセル40に対して外側に凸の部分球面に形成されているので、下方着力点44と荷重受け金具91との接触面積、及び上方着力点45と荷重受け金具92との接触面積は、小さくなっている。
図2及び図3を参照すると、第2連結部材60は、円柱状に形成されている。第2連結部材60の上端部は、押圧板51の略中央部に固定されている。そして、第2連結部材60の下端部に近い部分は、支持板31の第2連結部材挿通孔34に間隙を有して挿通されている。これにより、後述する懸垂具70に懸垂された被計量物の荷重が、支持板31に影響されずに、第2連結部材60を通じて押圧板51に伝達される。また、支持板31の第2連結部材挿通孔34の内壁によって、第2連結部材60の振れが抑制される。すなわち、支持板31の第2連結部材挿通孔34は、第2連結部材60に対する振れ抑制機構を構成している。
懸垂具70は、取付部材71とフック72とを有する。取付部材71の上端部は、第2連結部材60の下端部に固定されている。そして、取付部材71の下端部に設けられた水平な支軸73に、フック72が、該支軸の中心軸を中心に揺動自在に取り付けられている。支軸73は、吊り具のボルト25と直交する方向に延在するように設けられている。これによって、フック72は、第1連結部材20の揺動方向と直交する方向に揺動する。これにより、吊り環10に対しフック72に懸垂された被計量物が任意の方向に揺動することができ、被計量物が大きく振れたときに、本体部1に無理な曲げ応力がかからないようになっている。
筐体80は、前後左右の側面と上面とを有し、下面が開放された箱体である。筐体80は、本体部1の第1連結部材20から支持体30にかけての側面及び第1連結部材20の上面を覆うように形成されており、第1連結部材20の上面と筐体80の上面とが固着されている。
[ロードセルの配置]
本実施の形態では、3つのロードセル40が、ある鉛直な仮想軸101に対し平面視において点対称に配置されている。それ故、それぞれのロードセル40に均一に被計量物の荷重がかかる。従って、このように配置すると、3つのロードセル40の定格荷重が同じ場合には、吊り秤100の定格荷重を最大にすることができる。一方、3つのロードセル40を上記仮想軸101に対し平面視において非対称に配置しても、それぞれのロードセル40に不均一に被計量物の荷重がかかるだけで、本質的には、吊り秤100の計量精度に影響を与えない。従って、3つのロードセルの配置は任意である。これは、ロードセル40の数が4以上であっても同様である。
なお、本実施の形態では、第2連結部材60の中心軸が上記仮想軸101に一致しかつ連結棒23が上記仮想軸101に対し平面視において点対称になるように配置されているが、支持板31及び押圧板51の剛性が十分高い場合には、連結棒23の配置及び第2連結部材60の位置は吊り秤100の計量精度に影響を与えず、任意である。
本実施の形態の吊り秤100の要点は、吊り秤において圧縮型ロードセルを用いるので、引張型ロードセルを用いる場合に比べて、吊り秤の全長を短くして吊り秤をコンパクトにすることができ、かつ計量精度を向上させることができるということである。
[吊り秤100の使用例]
次に、以上のように構成された吊り秤100の使用例について図2を参照しながら説明する。
まず、吊り環10をクレーンのフック(図示せず)に引っ掛け、吊り秤100をクレーンに懸垂する。そして、被計量物をフック72に引っ掛け、クレーンのフックを上昇させ、被計量物を地面から浮かした状態にすると、被計量物の荷重が、第2連結部材60を介して押圧体50にかかる。そして、押圧体50にかかった被計量物の荷重は、3つのロードセル40に分散され、それぞれのロードセル40に被計量物の荷重の1/3が均等にかかる。そして、それぞれのロードセル40の起歪体は、吊り具(吊り環10及びボルト25)及び第1連結部材20を介してクレーンによって支持されている支持体30と押圧体50とによって圧縮され、自身にかかる荷重を検知する。そして、制御装置2は、それぞれのロードセル40が検知した荷重の相乗平均値にロードセル40の数量である3を掛けて総荷重を求め、総荷重から風袋を差し引いて被計量物の荷重を求める。そして、図示されない表示部は、被計量物の重量を表示する。
この計量の際、被計量物が振れて水平方向に移動すると、第2連結部材60及び押圧体50は、図4(a)に示す初期位置から支持体30に対して水平方向に相対移動し、これに伴って、図4(b)に示すように、3つのロードセル40のそれぞれが傾斜する。そして、被計量物の振れが収まるに従い、傾斜したロードセル40には、上述の通り、復元力が働き、初期姿勢に復帰する。これに伴って、支持体30は、水平方向に相対移動し、初期位置に復帰する。これによって、正確な計量を行うことができる。
そして、被計量物が大きく振れると、第2連結部材60及び押圧体50は、図4(a)に示す初期位置から支持体30に対して水平方向に大きく相対移動しようとするが、第2連結部材60の外周面と第2連結部材挿通孔34の内周面とが当接することによって、第2連結部材60及び押圧体50の支持体30に対する相対移動が規制される。
以上に説明したように、本実施の形態の吊り秤100によれば、押圧体50により被計量物の荷重を3つのロードセル40に分担させて計量するので、吊り秤100の秤量を、ロードセル40の定格容量の略3倍に高めることができる。
また、圧縮型のロードセルを用いるので、引張型ロードセルを用いる場合に比べて、吊り秤100の全長を短くして吊り秤100をコンパクトにすることができ、かつ計量精度を向上させることができる。
更に、吊り秤100はロードセル40を3つ備えているので、押圧体50とそれぞれのロードセル40とは常時接触状態となり、押圧体50とそれぞれのロードセル40との間に隙間が生じないため、被計量物の荷重をそれぞれのロードセル40に確実に分担させることができる。その結果、必要最小限の数のロードセル40を用いて吊り秤の精度を向上させることができる。
また、被計量物の荷重を3つのロードセル40のそれぞれに均等に分担させ、それぞれのロードセル40が検知した荷重の平均を求める統計処理を行っているので、それぞれのロードセルが検知した荷重の分布のばらつき(分散)を減らすことができ、その結果、計量精度を向上させることができる。
更に、第2連結部材60と支持体30との相対的な振れにより、第2連結部材挿通孔34の内周面に第2連結部材60の外周面が当接するように構成されているので、支持体30に対する第2連結部材60の相対的な振れを抑制することができ、また、ロードセル40が所定の範囲以上に傾斜することがないようにすることができ、ロードセル40の転倒を防ぐことができる。
本発明は、コンパクトで、かつ高精度な吊り秤として有用である。
1 本体部
2 制御装置
10 吊り環
11 貫通孔
20 第1連結部材
21 吊り板
22 取付部
23 連結棒
24 貫通孔
25 ボルト
26 雌ネジ孔
30 支持体
31 支持板
32 ボルト
33 ボルト挿通孔
34 第2連結部材挿通孔
40 ロードセル
44 下方着力点
45 上方着力点
50 押圧体
51 押圧板
52 貫通孔
60 第2連結部材
70 懸垂具
71 取付部材
72 フック
73 支軸
80 筐体
91 荷重受け金具
92 荷重受け金具
93 荷重受け台
94 着力点保持部
95 着力点保持リング
100 吊り秤

Claims (4)

  1. 支持体と、
    前記支持体の上に載置された3以上の圧縮型ロードセルと、
    吊り具と、
    前記支持体と前記吊り具とを連結する第1連結部材と、
    前記3以上の圧縮型ロードセルの上に載置された押圧体と、
    被計量物を懸垂する懸垂具と、
    前記押圧体と前記懸垂具とを連結する第2連結部材と、
    前記押圧体又は前記第2連結部材と前記支持体との相対的な振れを抑制する振れ抑制機構と、を備える、吊り秤。
  2. 3つの前記圧縮型ロードセルを備えている、請求項1に記載の吊り秤。
  3. 前記圧縮型ロードセルは、前記押圧体と前記支持体とが相対的に振れると傾斜し、前記振れが解消すると自身の復元力によって初期姿勢に復帰するように構成されているダブルコンベックス型の圧縮型ロードセルである、請求項1に記載の吊り秤。
  4. 前記支持体に該支持体を鉛直方向に貫通する貫通孔が設けられており、
    前記第2連結部材は、前記支持体の貫通孔に所定の間隙を有して挿通され、上端が前記押圧体に固定され、かつ下端部に前記懸垂具が取り付けられるようにして、前記押圧体と前記懸垂具とを連結しており、
    前記貫通孔が前記振れ抑制機構を構成している、請求項1に記載の吊り秤。
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