JP2011080677A - 貯湯式給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】貯湯式給湯機の据付現場の設置スペースの状況に合わせて、据付現場において段階的な高さ調整を簡便な構成を用いて行えるようにした機体脚を備える貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯タンクユニット10を支持する機体脚20として、正六角形の断面形状を有する脚上部1、脚中央部2、および脚下部3、並びに、脚下部3に係合する脚底部4を備える。脚上部1の六角形の隣り合わない一方の3つの頂点部分に上部突起1cを設け、残りの3つの頂点部分に下部突起1dを設ける。脚中央部2隣り合わない一方の3つの頂点部分に、上面側が開口したスリット状の上部溝部2bを設ける。下部突起1dが上部溝部2bに入り込む係合状態と、下部突起1dが脚中央部2の最上部で止まる係合状態の何れかを選択することにより、機体脚20の高さを調整する。同様に、脚中央部2の下部突起2cと脚下部3の上部溝部3bとを利用して機体脚20の高さを調整する。
【選択図】図7
【解決手段】貯湯タンクユニット10を支持する機体脚20として、正六角形の断面形状を有する脚上部1、脚中央部2、および脚下部3、並びに、脚下部3に係合する脚底部4を備える。脚上部1の六角形の隣り合わない一方の3つの頂点部分に上部突起1cを設け、残りの3つの頂点部分に下部突起1dを設ける。脚中央部2隣り合わない一方の3つの頂点部分に、上面側が開口したスリット状の上部溝部2bを設ける。下部突起1dが上部溝部2bに入り込む係合状態と、下部突起1dが脚中央部2の最上部で止まる係合状態の何れかを選択することにより、機体脚20の高さを調整する。同様に、脚中央部2の下部突起2cと脚下部3の上部溝部3bとを利用して機体脚20の高さを調整する。
【選択図】図7
Description
この発明は、貯湯式給湯機に係り、特に、貯湯式給湯機の機体脚に関する。
従来、例えば特許文献1には、シャフトと、当該シャフトの先端部を止着するシャフト止着孔が形成されたヘッド本体とからなるゴルフクラブが開示されている。この従来のゴルフクラブは、ゴルフクラブの長さを調整可能とするための構成として、シャフトの先端部外周に固着されたカラー部材の外周に突設された係止突起を備えるとともに、シャフト止着孔の内周に、係止突起が挿入可能で当該係止突起をシャフト軸線方向に受ける階段状の受け部を有する凹部を備えている。
ところで、従来の貯湯式給湯機が備える機体脚は、高さ寸法が固定寸法であったため、それに伴い、製品高さも固定寸法となっていた。主にマンション等の物件で貯湯式給湯機がパイプスペース等に設置される場合には、建築施工の間取りによってはパイプスペースの一部に梁が突出していたりするので、製品設置スペースの高さ寸法に制限が課せられることがある。そこで、従来においては、受注生産対応の特殊仕様品として機体脚高さのみを変更した製品を新たに設定し、標準品とは別に対応するという対策がなされていた。しかしながら、そのような対策では、受注から納品までの納期が通常よりも必要となる。また、機体脚も特殊品生産となるため、コスト的にも割高となってしまうという問題もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯式給湯機の据付現場の設置スペースの状況に合わせて、据付現場において段階的な高さ調整を簡便な構成を用いて行えるようにした機体脚を備える貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
この発明に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、当該貯湯タンクユニットを支持する機体脚とを備えた貯湯式給湯機であって、前記機体脚は、それぞれ筒状に形成され鉛直方向に連結される少なくとも2つの脚部を備え、前記少なくとも2つの脚部における隣接し合うそれぞれの脚部の間の係合部の少なくとも1つとして、隣接し合う脚部間の係合位置を変化させた場合に、当該隣接し合う脚部を高さの異なる位置で係合させる係合部を備えたものである。
この発明によれば、隣接し合う脚部間の係合位置を変化させることによって、機体脚の高さを段階的に調整することが可能となる。このため、貯湯式給湯機の据付現場の設置スペースの状況に合わせて、据付現場において段階的な高さ調整を簡便な構成を用いて行える機体脚を備える貯湯式給湯機を提供することができる。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。尚、各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付してその説明を適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機100の全体構成図である。図1に示すように、貯湯式給湯機100は、貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニット10と、貯湯タンクユニット10を支持する機体脚20とを備えている。より具体的には、貯湯タンクユニット10は、3箇所に取り付けられた機体脚20によって支持され、所定の据付場所に設置されるようになっている。
図1は、本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機100の全体構成図である。図1に示すように、貯湯式給湯機100は、貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニット10と、貯湯タンクユニット10を支持する機体脚20とを備えている。より具体的には、貯湯タンクユニット10は、3箇所に取り付けられた機体脚20によって支持され、所定の据付場所に設置されるようになっている。
図2は、図1に示す機体脚20の全体を表した斜視図である。図2に示すように、機体脚20は、脚上部1、脚中央部2、脚下部3、および脚底部4の4つの部品により構成されている。より具体的には、脚上部1は、脚中央部2を介して脚下部3に連結されている。脚下部3の下方には、アンカーボルト(図示省略)を用いて貯湯式給湯機100の設置面に固定される脚底部4が設置されている。尚、図2は、機体脚20の高さが最も高くなるように機体脚20が組み立てられた状態を示している。
次に、図3乃至図6を参照して、機体脚20の上記4つの構成部品の構成について詳述する。図3は、図2に示す機体脚20の脚上部1の詳細図である。より具体的には、図3(A)は、脚上部1をその上面部1a側から見た斜視図であり、図3(B)は、脚上部1をその下部開口部1f側から見た斜視図である。図3に示すように、脚上部1は、設置面に水平方向の断面を正六角形とする筒型形状で形成されている。脚上部1の上面部1aは、閉塞形状となっている。この上面部1aには、貯湯式給湯機100の本体(貯湯タンクユニット10)に、脚上部1を固定するための取付穴1bが数箇所(3箇所)に設けられている。
また、脚上部1の外側の側面の上部には、六角形の6つの頂点のうちの1つおきの3つの頂点の部分に(すなわち、隣り合わない一方の3つの頂点部分(コーナー部分))に、上部突起1cがそれぞれ設けられている。また、脚上部1の外側面の下部には、上部突起1cが設けられていない残りの3つの頂点部分に、下部突起1dがそれぞれ設けられている。このように、上部突起1cと下部突起1dとは、鉛直方向の高さの異なる部位に設けられている。尚、3つの上部突起1cの高さ、および3つの下部突起1dの高さは、それぞれ等しくなるように設定されている。
また、脚上部1の外側の各側面の下部には、脱落防止突起1eがそれぞれ設けられている。また、脚上部1の底部は、下部開口部1fによって開放形状となっている。これは、脚上部1を貯湯タンクユニット10に取り付ける際に、脚底部4に設けられた後述の工具差込用穴4eより差し込んだ工具を貫通させるためである。
図4は、図2に示す機体脚20の脚中央部2の詳細図である。より具体的には、図4(A)は、脚中央部2をその上部開口部2a側から見た斜視図であり、図4(B)は、脚中央部2をその下部開口部2f側から見た斜視図である。図4に示すように、脚中央部2は、設置面に水平方向の断面を正六角形とする筒型形状で形成されている。脚中央部2の上面には、脚上部1を挿入するための上部開口部2aが設けられている。また、脚上部1の挿入を受ける脚中央部2は、脚上部1よりも一回り大きな寸法値の六角形状となっている。
また、脚中央部2には、隣り合わない一方の3つの頂点部分に、上面側が開口したスリット状の上部溝部2bが設けられている。これらの3つの上部溝部2bは、脚上部1の上部突起1cや下部突起1dの挿入を受ける溝であり、同じ高さとなるように設定されている。また、脚中央部2の外側の側面の下部には、上部溝部2bが設けられていない残りの3つの頂点部分に、下部突起2cがそれぞれ設けられている。これらの3つの下部突起2cは、同じ高さとなるように設定されている。
また、脚中央部2の各側面には、脚上部1に設けられた上記脱落防止突起1eと係脱自在な脱落防止穴2dがそれぞれ設けられている。脱落防止穴2dは、後述する脚上部1と脚中央部2との係合位置の変化に対応できるようにするために、鉛直方向の高さが異なる2つの位置にそれぞれ設けられている。機体脚20の組み立て時には、脚中央部2に挿入された脚上部1の脱落防止突起1eが脱落防止穴2dと係合することにより、簡便な構成によって脚上部1と脚中央部2とのがたつきを防ぎ、脚上部1が脚中央部2から抜け落ちないようにすることができる。
更に、脚中央部2の外側の各側面の下部には、脱落防止突起1eと同様の脱落防止突起2eが設けられている。また、脚中央部2の底部は、脚上部1の底部と同様の理由により、下部開口部2fによって開放形状となっている。
図5は、図2に示す機体脚20の脚下部3の詳細図である。より具体的には、図5(A)は、脚下部3をその上部開口部3a側から見た斜視図であり、図5(B)は、脚下部3をその下部開口部3e側から見た斜視図である。図5に示すように、脚下部3は、設置面に水平方向の断面を正六角形とする筒型形状で形成されている。脚下部3の上面には、脚中央部2を挿入するための上部開口部3aが設けられている。また、脚中央部2の挿入を受ける脚下部3は、脚中央部2よりも一回り大きな寸法値の六角形状となっている。
また、脚下部3には、隣り合わない一方の3つの頂点部分に、上部溝部2bと同様に上面側が開口したスリット状の上部溝部3bが設けられている。これらの3つの上部溝部3bは、脚中央部2の下部突起2cの挿入を受ける溝であり、同じ高さとなるように設定されている。
また、脚下部3の各側面には、脚中央部2に設けられた上記脱落防止突起2eと係脱自在な脱落防止穴3cがそれぞれ設けられている。脱落防止穴3cは、後述する脚中央部2と脚下部3との係合位置の変化に対応できるようにするために、鉛直方向の高さが異なる2つの位置にそれぞれ設けられている。機体脚20の組み立て時には、脚下部3に挿入された脚中央部2の脱落防止突起2eが脱落防止穴3cと係合することにより、簡便な構成によって脚中央部2と脚下部3とのがたつきを防ぎ、脚中央部2が脚下部3から抜け落ちないようにすることができる。
更に、脚下部3の底部には、6つの各辺から外側に向かって垂直方向に延出するように形成された下部ツバ部3dがそれぞれの辺に設けられている。これらの下部ツバ部3dは、後述の脚底部4の差込溝部4cと係合する部位である(図8(A)のc部参照)。更に、脚下部3の底部は、脚上部1および脚中央部2の底部と同様の理由により、下部開口部3eによって開放形状となっている。
図6は、図2に示す機体脚20の脚底部4の詳細図である。図6に示すように、脚底部4は、左右の側面が立ち上がって全体として略コの字形状で形成された板状の部材である。より具体的には、脚底部4は、設置面に平行に配置される基部4aと、当該基部4aから鉛直方向に延出したガイド部4bとを備えている。
ガイド部4bには、脚底部4の下部ツバ部3dの挿入を受ける溝として、スリット状の差込溝部4cが形成されている。差込溝部4cは、ガイド部4bの中央にまで及ぶように形成されている。ガイド部4bの内側寸法は、脚底部4の対辺の外側寸法と同等に設定されており、ガイド部4bは、差込溝部4cに下部ツバ部3dが差し込まれた状態で、脚下部3を案内する部材として機能するようになっている。
また、脚底部4の基部4aの上面には、突起状のストッパー4dが設けられている。ストッパー4dは、脚下部3の下部ツバ部3dから脚底部4が簡単に抜け落ちることを防止するために設けられている。更に、脚底部4の中央には、機体脚20を貯湯タンクユニット10に固定する際に必要となる工具差込用穴4eが設けられている。脚底部4におけるストッパー4dと反対側の端部には、貯湯式給湯機100を据え付ける際に必要となるアンカーボルト固定穴4fが設けられている。すなわち、脚底部4は、アンカーボルト固定穴4fを用いてアンカーボルト(図示省略)を介して設置面に固定されるようになっている。
上述した機体脚20において、脚底部4の厚さ寸法を、他の構成部品である脚上部1、脚中央部2、および脚下部3の厚さ寸法と同等もしくは大きく設定してもよい。このような厚さの設定によれば、正六角形の箱型形状である脚上部1等に対し、剛性を確保しにくい板状の脚底部4の剛性を高く確保できるようになる。
次に、図7および図8は、本発明の実施の形態1における機体脚20の高さ調整方法を説明するための図である。より具体的には、図8(A)は、機体脚20の高さLがLmaxとLminの中間高さとなるように各脚部1〜3の係合位置が選択された例を示す図であり、図8(B)は、機体脚20の高さLが最大高さLmaxとなるように各脚部1〜3の係合位置が選択された例を示す図であり、図8(C)は、機体脚20の高さLが最小高さLminとなるように各脚部1〜3の係合位置が選択された例を示す図である。
図7に示すように、機体脚20では、脚上部1に対して下方から脚中央部2が組み合わされ、脚中央部2に対して下方から脚下部3が組み合わされる。そして、下部ツバ部3dに対して任意の方向から脚底部4の差込溝部4cが組み合わされる。これにより、本実施形態の機体脚20が完成する。
本実施形態の機体脚20によれば、隣接し合う脚部(脚上部1と脚中央部2、もしくは脚中央部2と脚下部3)間の係合位置を変化させることによって、図8(A)〜(C)に示すように、機体脚20の高さLを段階的に調整することが可能となる。以下、その調整方法を詳述する。
ここで、図7に示す脚上部1は、貯湯タンクユニット10の底面に固定されており、その位置は固定とする。次に、脚中央部2を既設の脚上部1に組み合わせる際に、機体脚20の据え付け面に対し、脚中央部2の角度を水平方向に60°回転させることにより、2通りの係合箇所が選択可能となる。その1つは、脚上部1に属する3箇所の下部突起1dが脚中央部2に属する3箇所の上部溝部2bに入り込む場合であり、もう1つは、脚上部1に属する3箇所の下部突起1dが脚中央部2の最上部で止まる場合である。前者(図8(C)に示す状態が対応)は、機体脚20の高さを低く選択することにつながり、後者(図8(A)または(B)に示す状態が対応)は、機体脚20の高さを高く選択することにつながる。
同様に、脚下部3を既存の脚中央部2に組み合わせる際に、機体脚20の据え付け面に対し、脚下部3の角度を水平方向に60°回転させることにより、2通りの係合箇所が選択可能である。その1つは、脚中央部2に属する3箇所の下部突起2cが脚下部3に属する3箇所の上部溝部3bに入り込む場合であり、もう1つは、脚中央部2に属する3箇所の下部突起2cが脚下部3の最上部で止まる場合である。前者(図8(A)または(C)の状態が対応)は、機体脚20の高さを低く選択することにつながり、後者(図8(B)の状態が対応)は、機体脚20の高さを高く選択することにつながる。
以上のように、本実施形態の機体脚20によれば、脚上部1と脚中央部2の係合部であるa部(図8(A)参照)、および脚中央部2と脚下部3の係合部であるb部(図8(A)参照)を、任意に60°回転させて組み合わせることによって、機体脚20の組み立て状態の高さを数段階に変更することができる。
また、本実施形態の機体脚20の構成によれば、貯湯タンクユニット10の3箇所に設けられた機体脚20のそれぞれを別々の高さに設定することも可能となる。これにより、設置場所に高低差がある場合などにおいて、機体の水平度が保たれる範囲内で設置の利便性を高めることができる。
また、本実施形態の機体脚20によれば、前述のように脚上部1、脚中央部2、および脚下部3の各脚部の組み付け角度位置を決定して機体脚20を組み立てた後は、脚上部1に設けられた脱落防止突起1eが脚中央部2に設けられた脱落防止穴2dに係合するとともに、脚中央部2に設けられた脱落防止突起2eが脚下部3に設けられた脱落防止穴3cに係合するようになる。このため、機体脚20のそれぞれの構成部品が容易に脱落することはない。また、脚底部4においても、脚下部3との連結後には、下部ツバ部3dと差込溝部4cとの係合によって、脚下部3と脚底部4とのがたつきを防ぎ、脚下部3が脚底部4から抜け落ちないようにすることができる。更に、脚底部4の上面に設けられたストッパー4dが脚下部3の下部ツバ部3dからの脚底部4の脱落を防止している。
次に、図9乃至図11を参照して、機体脚20の脚下部3に対する脚底部4の取り付け方向および取り付け位置の調整方法について説明する。先ず、図9は、脚下部3に対する脚底部4の取り付け方向の調整方法を説明するための図である。より具体的には、図9(A)は、機体脚20を上方から見下ろした平面図である。図9(A)に示すように、水平方向の断面が正六角形であることで、平行する対辺であって対辺間の距離が等しい3組の対辺を備える脚下部3に対し、脚底部4の取り付け方向(差し込み方向)は、60°刻みで6通り存在する。図9(B)は、脚下部3の位置を固定として、そのような脚下部3に対する脚底部4の取り付け方向を6通りに変化させた状態を示す図である。本実施形態の機体脚20によれば、脚下部3に対する脚底部4の取り付け方向を、この6通りの中から貯湯式給湯機100の据付場所の状況に応じて適当に選択することにより、アンカーボルトの固定箇所の自由度を良好に高めることができる。
次に、図10は、脚下部3に対する脚底部4の取り付け位置の調整方法を説明するための図である。本実施形態の機体脚20によれば、図10に示すように、脚底部4の差込溝部4cに対する脚下部3の下部ツバ部3dの差し込み量を調節することにより、脚下部3に対する脚底部4の取り付け位置を調整することが可能となる。このため、図9に示す脚下部3に対する脚底部4の取り付け方向の選択に加え、このような取り付け位置の調整を行うことにより、アンカーボルトの固定箇所の自由度をより高めることができる。
次に、図11は、貯湯タンクユニット10の3箇所に設けられた機体脚20毎に、脚下部3に対する脚底部4の取り付け向きを個別に変化させた設置例を表した図である。このように、機体脚20毎に、脚下部3に対する脚底部4の取り付け向きを個別に変化させたり、更には、脚下部3に対する脚底部4の取り付け位置(差し込み量)を個別に調節することによって、アンカーボルトの固定位置のバリエーションを更に広げることができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、貯湯タンクユニット10に固定される脚上部1と、脚底部4に組み合わされる脚下部3との間に、1つの脚中央部2を備える構成を例に挙げて説明を行った。しかしながら、本発明における脚部の構成は、少なくとも2つの脚部をそなえているものであればよく、上記の構成に限定されない。すなわち、脚中央部2を備えていない構成であってもよく、或いは、脚中央部2のような中間脚部を2つ以上備えた構成であってもよい。
また、上述した実施の形態1においては、脚上部1、脚中央部2、および脚下部3のす水平方向の断面形状が正六角形であるものを例に挙げて説明を行った。しかしながら、本発明における脚部の水平方向の断面形状は、これに限らず、円または正六角形以外の多角形であってもよい。更に、上述した脚下部3と脚底部4のように、取り付け向きや取り付け位置の調整を行ううえでは、本発明における脚部の水平方向の断面形状は、平行する対辺であって対辺間の距離が等しい複数組の対辺を有する多角形であれば、正六角形に限られない。
また、上述した実施の形態1においては、上部突起1cなどの突起部と、当該突起部に係合する上部溝部2bなどのスリット状の溝部とが、脚上部1等の脚部における六角形の頂点部分(コーナー部分)に設けられた例について説明を行った。しかしながら、本発明における突起部やスリット状の溝部は、必ずしも上記頂点部分に設けられたものではなくてもよく、六角形の側面に設けられていてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、脚上部1よりも脚中央部2の方が一回り大きな寸法値の六角形状とされ、脚中央部2よりも脚下部3の方が一回り大きな寸法値の六角形状とされている。しかしながら、本発明においては、このような構成とは逆に、機体脚の上方から下方に向かうに従って、筒状の脚部の寸法値が一回り小さくなるようになっていてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、脱落防止突起1e等と脱落防止穴2d等とが係合した状態を利用して、機体脚20の各構成部品の脱落を防止(がたつきを防止)するようにしている。このような機体脚20の各構成部品の脱落防止は、上記の手法に限定されず、例えば、ねじ等の締結部材を用いて重なり合う脚部を係止するものであってもよい。
尚、上述した実施の形態1においては、脚上部1、脚中央部2、および脚下部3が前記第1の発明における「少なくとも2つの脚部」に、脚上部1と脚中央部との係合部であるa部および脚中央部2と脚下部3との係合部であるb部が前記第1の発明における「係合部」に、それぞれ相当している。また、上部突起1c、下部突起1d、および下部突起2cが前記第2の発明における「突起部」に、上部溝部2bおよび上部溝部3bが前記第2の発明における「スリット状の溝部」に、それぞれ相当している。また、脱落防止突起1e、脱落防止穴2d、脱落防止突起2e、および脱落防止穴3cが前記第4の発明における「係止部」に相当している。また、脚下部3が前記第6の発明における「最下方脚部」に相当している。また、下部ツバ部3dが前記第7の発明における「ツバ部」に、差込溝部4cが前記第7の発明における「溝部」に、それぞれ相当している。また、下部ツバ部3dと差込溝部4cとが前記第9の発明における「係止部」に相当している。
1 脚上部
1c 上部突起
1d 下部突起
1e 脱落防止突起
2 脚中央部
2b 上部溝部
2c 下部突起
2d 脱落防止穴
2e 脱落防止突起
3 脚下部
3b 上部溝部
3c 脱落防止穴
3d 下部ツバ部
4 脚底部
4a 基部
4b ガイド部
4c 差込溝部
10 貯湯タンクユニット
20 機体脚
100 貯湯式給湯機
1c 上部突起
1d 下部突起
1e 脱落防止突起
2 脚中央部
2b 上部溝部
2c 下部突起
2d 脱落防止穴
2e 脱落防止突起
3 脚下部
3b 上部溝部
3c 脱落防止穴
3d 下部ツバ部
4 脚底部
4a 基部
4b ガイド部
4c 差込溝部
10 貯湯タンクユニット
20 機体脚
100 貯湯式給湯機
Claims (9)
- 貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、当該貯湯タンクユニットを支持する機体脚とを備えた貯湯式給湯機であって、
前記機体脚は、それぞれ筒状に形成され鉛直方向に連結される少なくとも2つの脚部を備え、
前記少なくとも2つの脚部における隣接し合うそれぞれの脚部の間の係合部の少なくとも1つとして、隣接し合う脚部間の係合位置を変化させた場合に、当該隣接し合う脚部を高さの異なる位置で係合させる係合部を備えたことを特徴とする貯湯式給湯機。 - 前記少なくとも2つの脚部の水平方向の断面形状が、正六角形であり、
前記係合部は、隣接し合う脚部の一方に設けられた突起部と、隣接し合う脚部の他方に設けられ前記突起部と係合するスリット状の溝部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。 - 前記突起部および前記溝部は、前記少なくとも2つの脚部における正六角形の頂点部分に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の貯湯式給湯機。
- 前記少なくとも2つの脚部における隣接し合う脚部間のがたつきを防ぐ係止部を更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貯湯式給湯機。
- 前記少なくとも2つの脚部の水平方向の断面形状が、円または多角形であることを特徴とする請求項1または4に記載の貯湯式給湯機。
- 前記機体脚は、前記少なくとも2つの脚部のうちの最下方に位置する最下方脚部の下方に配置され、当該機体脚を前記貯湯式給湯機の設置面に固定するためのアンカー部材の固定部が設けられた脚底部を更に備え、
前記少なくとも2つの脚部の水平方向の断面形状が、平行する対辺であって対辺間の距離が等しい複数組の対辺を有する多角形であって、
前記脚底部は、前記設置面に接する基部と、当該基部から鉛直方向に延出し前記最下方脚部の前記複数組の対辺の何れかと係合した状態で当該最下方脚部を案内するガイド部と、を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の貯湯式給湯機。 - 前記最下方脚部の前記複数組の対辺のそれぞれは、外側に向かって垂直方向に延出したツバ部を含み、
前記ガイド部は、前記ツバ部に係合する溝部を含むことを特徴とする請求項6に記載の貯湯式給湯機。 - 前記脚底部の厚さが、前記少なくとも2つの脚部の厚さと同等もしくは大きいことを特徴とする請求項6または7に記載の貯湯式給湯機。
- 前記最下方脚部と前記脚底部との間のがたつきを防ぐ係止部を更に備えたことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の貯湯式給湯機。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017146076A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 株式会社コロナ | 貯湯装置 |
JP2017146079A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 株式会社コロナ | 貯湯装置 |
JP2017146078A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 株式会社コロナ | 貯湯装置 |
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2009
- 2009-10-06 JP JP2009232760A patent/JP2011080677A/ja active Pending
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JP2017146076A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 株式会社コロナ | 貯湯装置 |
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