JP2011080561A - ベルト式無段変速機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに平行に配置される2つの軸(入力軸10及び伝達軸40)と、入力軸10に固定される固定シーブ21、及び入力軸10に軸方向に摺動可能かつ相対回転不能に支持される可動シーブ22を有する入力プーリ20と、伝達軸40に固定される固定シーブ51、及び伝達軸40に軸方向に摺動可能かつ相対回転不能に支持される可動シーブ52を有する出力プーリ50と、前記2つのプーリに巻回されるベルト90と、を具備し、入力プーリ20及び出力プーリ50の各固定シーブ(固定シーブ21及び固定シーブ51)は、対応する前記軸(入力軸10及び伝達軸40)と別体に形成した。
【選択図】図2
Description
固定シーブ21の軸筒部は軸受21eに挿通され、当該軸受21eを介して図示せぬミッションケースに対して回動可能に支持される。
なお、本発明においては、前記溝同士の間隔を等間隔に限るものではなく、前記溝の個数及びネジ穴22dの個数を上記の個数に限るものではない。
なお、本発明においては、貫通孔31b同士の間隔を等間隔に限るものではなく、前記貫通孔31bが形成される箇所を4箇所に限るものではない。
軸受32cのすぐ前では、ロックナット32dが入力軸10に締結される。これによって、軸受32cが前方へと摺動することを防止するとともに、当該軸受32cを介して固定側シリンダケース32が前方へと摺動することを防止できる。
固定シーブ51の軸部は軸受51eに挿通され、当該軸受51eを介して図示せぬミッションケースに対して回動可能に支持される。
なお、本発明においては、ネジ穴52d同士の間隔を等間隔に限るものではなく、ネジ穴52dが形成される箇所を4箇所に限るものではない。
なお、本発明においては、ネジ穴63同士の間隔を等間隔に限るものではなく、ネジ穴63が形成される箇所を4箇所に限るものではない。
出力軸60の内筒部62には、伝達軸40の後端部が相対回転可能かつ軸方向摺動可能に支持される。このように、前後方向に所定の長さを有する内筒部62により伝達軸40を支持することで、伝達軸40が傾斜することがなく、当該伝達軸40を出力軸60と同一軸線上に確実に支持することができる。また、出力軸60と伝達軸40との間に軸受等の部材を配置する必要がないため、部品点数及び製造工程を削減することができ、製造コストの低減を図ることができる。
押付力Fが理想値Ftよりも小さい範囲(図8中のX参照)においては、ベルト式無段変速機1によって十分なトルクの伝達を行うことができない。また、大きなトルクを伝達しようとすると、押付力Fが不足しているため、ベルト90と出力プーリ50との間に滑りが生じ、トルクを伝達することができない場合がある。
押付力Fが理想値Ftよりも大きい範囲(図8中のY参照)においては、出力プーリ50が伝達トルクTに対して必要以上の押付力Fでベルト90を挟持するため、滑らかにベルト90を回転させることができず、動力損失が生じる。
よって、十分なトルクを伝達するとともに、効率よくトルクを伝達するためには、押付力Fを可能な限り理想値Ftに近い値とすることが必要となる。
この場合において、油圧シリンダ30を動作させることにより入力プーリ20の溝幅を広くしていくと、出力プーリ50の可動シーブ52が固定シーブ51に向かって摺動し、出力プーリ50の溝幅は狭くなっていく。すなわち、出力プーリ径Dは大きくなっていく。この場合、可動シーブ52が出力軸60から離間する方向へと摺動するため、スプリング70の全長が長くなる。これによって、スプリング70が可動シーブ52を付勢する力は小さくなるため、出力プーリ径Dが大きくなるにつれ、押付力Fは小さくなる。
この場合において、油圧シリンダ30を動作させることにより入力プーリ20の溝幅を広くしていくと、出力プーリ50の可動シーブ52が固定シーブ51に向かって摺動し、出力プーリ50の溝幅は狭くなっていく。すなわち、出力プーリ径Dは大きくなっていく。この場合、可動シーブ52が出力軸60から離間する方向へと摺動するため、スプリング70の全長が長くなる。これによって、スプリング70が可動シーブ52を付勢する力は小さくなるため、出力プーリ径Dが大きくなるにつれ、押付力Fは小さくなる。
また、本実施形態において、カム機構80のシーブ側カム81及び軸側カム82は、第一面81b・81b、第二面81c・81c、及び第三平面81d・81d、並びに第一面82b・82b、第二面82c・82c、及び第三平面82d・82dをそれぞれ具備する形状としたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、伝達トルクTに応じた押付力Fを出力プーリ50に付与することができる形状であればよい。
また、本実施形態においては、カム機構80を出力プーリ50側に配置するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、入力プーリ20側に配置することや、入力プーリ20側及び出力プーリ50側の双方に配置することも可能である。
このように構成することにより、切削加工により軸(入力軸10及び伝達軸40)及び固定シーブ(固定シーブ21及び固定シーブ51)を形成する場合、加工時の切削無駄を少なくすることができる。このため、前記軸と前記固定シーブとを一体的に形成する場合に比べて、製造コストの低減を図ることができる。また、比較的少量のベルト式無段変速機1を生産する場合においては、前記固定シーブと前記軸とを別体に形成する方が、前記軸と前記固定シーブとを一体的に形成するよりも、製造コストの低減を図ることができる。さらに、プーリ(入力プーリ20及び出力プーリ50)を交換する必要がある場合、シーブ毎に交換することができ、前記軸と前記固定シーブとを一体的に形成する場合に比べて、部品コストの低減を図ることができる。
このように構成することにより、固定シーブ(固定シーブ21及び固定シーブ51)をスプラインやセレーションを用いて軸(入力軸10及び伝達軸40)に固定する場合に比べて、製造コストの低減を図ることができる。
このように構成することにより、2つの固定シーブ(固定シーブ21及び固定シーブ51)を共用化することで、部品コストの低減を図ることができる。
このように構成することにより、2つの可動シーブ(可動シーブ22及び可動シーブ52)を共用化することで、部品コストの低減を図ることができる。
10 入力軸(軸)
20 入力プーリ(第一プーリ)
21 固定シーブ(固定シーブ)
22 可動シーブ(可動シーブ)
40 伝達軸(軸)
50 出力プーリ(第二プーリ)
51 固定シーブ(固定シーブ)
52 可動シーブ(可動シーブ)
60 出力軸
61 外筒部
62 内筒部
70 スプリング
80 カム機構
81 シーブ側カム
82 軸側カム
90 ベルト
100 トランスミッション
Claims (4)
- 互いに平行に配置される2つの軸と、
前記一方の軸に固定される固定シーブ、及び前記一方の軸に軸方向に摺動可能かつ相対回転不能に支持される可動シーブを有する第一プーリと、
前記他方の軸に固定される固定シーブ、及び前記他方の軸に軸方向に摺動可能かつ相対回転不能に支持される可動シーブを有する第二プーリと、
前記2つのプーリに巻回されるベルトと、
を具備し、
前記第一プーリの固定シーブ及び前記第二プーリの固定シーブは、それぞれの対応する前記軸と別体に形成されるベルト式無段変速機。 - 前記各固定シーブは、当該固定シーブに形成されるテーパ状の内周面を有する貫通孔を、対応する前記軸の外周面に形成されるテーパ部に嵌合することによって、当該軸に相対回転不能に固定される請求項1に記載のベルト式無段変速機。
- 前記2つの固定シーブは、同一の部材で構成される請求項1又は請求項2に記載のベルト式無段変速機。
- 前記2つの可動シーブは、同一の部材で構成される請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のベルト式無段変速機。
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CN201080044872.8A CN102549304B (zh) | 2009-10-08 | 2010-06-09 | 带式无级变速机 |
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JPH0291245U (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-19 | ||
JP2000009193A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | Koyo Seiko Co Ltd | 可変径プーリ |
JP2000027960A (ja) * | 1998-07-10 | 2000-01-25 | Kubota Corp | ベルト式無段変速装置 |
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2009
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