JP2011078207A - 昇圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズや電磁放射を低減し、電源回路の電圧降下を低減した昇圧回路を得る。
【解決手段】単位昇圧回路を複数段連結して成る昇圧回路であって、前記単位昇圧回路が、コンデンサと、前記コンデンサの一端に電圧を出力する昇圧制御スイッチ回路と、前記コンデンサの他端にソース端子を接続した並列トランジスタ群と、前記昇圧制御スイッチ回路のタイミングを制御する制御回路と、前記制御回路の制御パラメータを指令するレジスタ回路を有し、前記並列トランジスタ群が複数の電界効果トランジスタ(FETと称する)のドレイン端子同士を共通に接続した端子を前記単位昇圧回路の入力端子とし、前記複数のFETのソース端子同士を共通に接続した端子を前記単位昇圧回路の出力端子とし、前記複数のFETの各ゲート端子に前記制御回路の制御信号線を接続して前記各FET毎のゲートの開閉を制御する昇圧回路を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基準となる電源電圧を昇圧する昇圧回路、および半導体集積回路の内部電源回路における昇圧回路に関するものである。
半導体集積回路装置、特にフラッシュメモリなどの半導体記憶装置は、データの書き込み、消去および読み出し動作のために、電源電圧よりも高い電位を必要とする。しかし、最近は単一電源、例えばVccだけでプログラムや消去が行えることがユーザから要求されている。このような仕様の装置では、チャージポンプ回路により電源電圧(基準電圧)を昇圧して供給する昇圧回路を構成して半導体集積回路装置の回路が必要とする高電位を実現させて、単一電源で動作する半導体集積回路を実現するのが一般的である。
図5は、従来のチャージポンプ回路の構成を示す回路図である。この図において、符号INは波高値Vccでデューティ50%の周期パルスが供給される入力端子、202は電源電圧Vccが加えられる端子、203〜207はダイオード、211〜214はコンデンサ、220はインバータ、230は出力端子OUTである。
このような構成において、入力端子INが電圧0(接地電位)の時はダイオード203を介してコンデンサ211が電圧Vccに充電される。次に、入力端子INが電圧Vccになると、コンデンサ211の一端(ダイオード204のアノード側)が2Vccとなり、また、インバータ220の出力が電圧0となる。これにより、コンデンサ212が電圧2Vccに充電される。次に、入力端子INが再び電圧0、インバータ220の出力が電圧Vccになると、コンデンサ212の一端が電圧3Vccとなり、コンデンサ213がこの電圧3Vccに充電される。次に、入力端子INが電圧Vcc、インバータ220の出力が電圧0になると、コンデンサ213の一端が電圧4Vccとなり、コンデンサ214がこの電圧4Vccに充電される。次に、入力端子INが電圧0、インバータ220の出力が電圧Vccになると、コンデンサ214の一端が電圧5Vccとなる。この電圧5Vccがダイオード207を介して出力端子230へ出力される。なお、この出力電圧は、正確にはダイオード203〜207の順降下電圧を引いた電圧となる。
しかし、従来の技術では、ダイオードに流れる電流が急速に立ち上がるため、昇圧回路に流れる電流に高周波成分が発生し、その高周波成分がノイズを発生し、電磁放射ノイズも発生する問題があった。この問題を解決するために、特許文献1では、昇圧回路の出力端子に直列に出力電流センス抵抗を設置して、出力電流を検出して昇圧基準電圧を生成しているレギュレータの出力電流を制限することでノイズの発生を防止していた。
また、特許文献2では、昇圧回路のコンデンサへの充電・放電に定電流を用いて大電流を制限することでノイズの発生を防止していた。
特開2005−033865号公報 特開2005−151777号公報
しかし、特許文献1では、出力電流を検出するために出力端子に直列に挿入した出力電
流センス抵抗により出力端子に電圧降下が発生する問題があり、消費電力も増加する問題があった。また、ダイオードに流す電流が昇圧回路を構成する各単位昇圧回路のダイオードに一斉に流れる際に、その電流による電圧降下により昇圧回路を駆動する電源電圧を低下させてしまう問題もあった。
特許文献2では、昇圧回路のコンデンサへの充電・放電を定電流回路にて、定電流とした場合、単位昇圧回路の出力端子側のコンデンサに充電される電圧は、入力端子側の電圧より低下してしまう問題があった。
そのため、本発明は、この問題を解決し、昇圧回路が発生するノイズや電磁放射を低減し、また、昇圧回路を駆動する電源回路の電圧降下を低減することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、単位昇圧回路を複数段連結して成る昇圧回路であって、前記単位昇圧回路が、コンデンサと、前記コンデンサの一端に電圧を出力する昇圧制御スイッチ回路と、前記コンデンサの他端にソース端子を接続した並列トランジスタ群と、前記昇圧制御スイッチ回路のタイミングを制御する制御回路と、前記制御回路の制御パラメータを指令するレジスタ回路を有し、前記並列トランジスタ群が複数の電界効果トランジスタ(FETと称する)のドレイン端子同士を共通に接続した端子を前記単位昇圧回路の入力端子とし、前記複数のFETのソース端子同士を共通に接続した端子を前記単位昇圧回路の出力端子とし、前記複数のFETの各ゲート端子に前記制御回路の制御信号線を接続して前記各FET毎のゲートの開閉を制御することを特徴とする昇圧回路である。
また、本発明は、上記の昇圧回路において、上記レジスタ回路のデータが、上記制御回路の制御信号線がゲート端子に接続する上記複数のFET毎に、上記各ゲート端子のゲートを開くタイミングのパラメータを記憶し、上記制御回路が、上記制御信号線が出力するパルス信号の遅延時間を可変にして制御することを特徴とする昇圧回路である。
本発明は、単位昇圧回路を、制御回路で制御された昇圧制御スイッチ回路と、制御回路で導通を制御された並列トランジスタ群とコンデンサで構成し、並列トランジスタ群の各FETのゲートを開放する時間をずらすことで、並列トランジスタ群に流れる電流が急速に立ち上がることを防止することができる効果がある。それにより、昇圧回路に流れる電流の高周波成分を低減し、昇圧回路の発生するノイズや昇圧回路が発生する電磁放射ノイズを低減できる効果がある。また、昇圧回路を駆動する電源から供給する電流を平準化できる効果がある。それによって、電源電圧の低下を防止できる効果がある。
本発明の昇圧回路の構成例を示すブロック図である。 本発明における単位昇圧回路の回路図である。 本発明の昇圧回路の動作のタイミングチャートである。 本発明の昇圧回路の動作結果を示すグラフである。 従来の昇圧回路の構成例を示す回路図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1はこの発明の第1の実施形態によるチャージポンプ回路の構成を示す回路図である。この回路で、符号103、104は各々昇圧制御スイッチ回路であり、符号106、107は各々、一端が昇圧制御スイッチ回路103、104の各出力端に接続されたコンデンサ、108は昇圧回路出力に接続されたコンデンサ、109は昇圧の基準電圧となる電源電圧Vccなどが接続される端子である。110〜112は各々、Pチャネル電界効果トランジスタ(FET)の群を並列に接続して構成される並列トランジスタ群である。すなわち、複数(n個)のFETのドレイン同士を共通に接続し、ソース同士を共通に接続して成り、各FETのゲート端子は、各々、制御回路102の制御信号線を接続して制御する。そして、各FETの接続する制御回路102の動作は、レジスタ回路101が制御回路が接続する制御信号線の信号の“H”(ハイレベル)あるいは“L”(ローレベル)を指定することで制御する。また、レジスタ回路101は、各FETのゲートを開くタイミングを制御するパラメータも記憶する。
並列トランジスタ群110のFETのドレインは電源端子109に接続され、並列トランジスタ群110のFETのソースと並列トランジスタ群111のFETのドレインが共通接続されると共に、コンデンサ106の他端に接続されている。並列トランジスタ群111のFETのソースと並列トランジスタ群112のFETのドレインが共通接続されると共に、コンデンサ107の他端に接続されている。そして、並列トランジスタ群112のFETのソースが出力端子115とコンデンサ108に接続されている。ここで、並列トランジスタ群110〜112の個々の回路を構成する複数のFETは、レジスタ回路101に指令されて動作する制御回路102の各制御信号線をゲート端子に接続ることでスイッチとして使用されている。
そして、昇圧制御スイッチ回路103と並列トランジスタ群110とコンデンサ106が第1の単位昇圧回路を構成し、昇圧制御スイッチ回路104と並列トランジスタ群111とコンデンサ107が第2の単位昇圧回路を構成し、並列トランジスタ群112とコンデンサ108が最終の出力回路を構成する。それぞれの単位昇圧回路は同じ回路構成にする。
図1において、レジスタ回路101に指令されて動作する制御回路102は、並列トランジスタ群110、111、112のFETのゲートに接続してFETを制御する各n本の制御信号線121、122、123を有する。また、制御回路102は、昇圧制御スイッチ回路103、104のFETのゲートに接続してFETを制御する各2本の制御信号線131、132を有する。制御回路102は、昇圧制御スイッチ回路103の入力端子に制御信号線131を接続し、波高値Vcc(電源電圧)の矩形状周期パルスを入力する。制御回路102は、昇圧制御スイッチ回路104の入力端子に制御信号線132を接続し、制御信号線132には、制御信号線131の信号を反転した信号を入力させる。
(単位昇圧回路)
図2は、図1の回路を構成する単位昇圧回路を、第1の昇圧回路の具体的構成で示す回路図である。すなわち、昇圧制御スイッチ回路103と並列トランジスタ群110とコンデンサ106が構成する単位昇圧回路の回路図を示す。第2の単位昇圧回路も同様の回路構成である。図2において、昇圧制御スイッチ回路103の電界効果トランジスタFET1とFET2それぞれのゲート端子に制御回路102から制御信号線131が接続され、波高値Vccの矩形状の周期パルスの制御信号を入力して制御する。FET1はPチャネルFETであり、FET2はNチャネルFETである。これらのFET1とFET2のドレインが共通接続され昇圧制御スイッチ回路103の出力端子OUT2に接続されている。また、FET2のソースが接地され、FET1のソースが電源電圧Vccに接続されている。この構成により、FET1とFET2によってインバータが構成されている。この昇圧制御スイッチ回路103の出力端子OUT2をコンデンサ106の一端に接続し、コンデンサ106の他端を並列トランジスタ群110の共通ソース端子から成る単位昇圧回路の出力端子OUT1に接続する。
(並列トランジスタ群)
並列トランジスタ群110は、複数(n個)のPチャネルの電界効果トランジスタ(FET)のFET3、FET4、FET5、その他のFETで構成され、これらのFETが並列に、FETのドレイン端子同士を共通に接続した共通ドレイン端子を単位昇圧回路の入力端子IN1とし、FETのソース端子同士を共通に接続した共通ソース端子を単位昇圧回路の出力端子OUT1とする。複数(n個)の各電界効果トランジスタ(FET)のゲート端子は、それぞれ、制御回路102の制御信号線121に接続する。
制御信号線121は、これらn個のFETに対応したn本の制御配線から構成される。また、制御回路102は、並列トランジスタ群110にゲート端子に接続する制御信号線121には、ハイレベル“H”が2Vccの信号を出力する。2Vccの信号は、OUT1を高電圧側の電源としたレベルシフタにより発生させる。
(レジスタ回路)
また、レジスタ回路101は、制御回路102の各n本の制御信号線121、122、123それぞれに対応するデータ領域を有し、レジスタ回路101のそのデータ領域に記憶した値によって制御回路102が各n本の制御信号線121、122、123に出力する信号の電圧の“H”(ハイレベル)と“L”(ロウレベル)を、それらがゲート端子に接続するFET毎に指定し、それらのFETのゲートの開閉を制御する。また、レジスタ回路101は、制御回路102に、制御信号線121、122、123に出力するパルス信号のパルスが“L”(ロウレベル)になる立ち下がりのタイミングを指令する、すなわち、各FETのゲートを開くタイミングのパラメータを記憶する。
次に、図2から図4を用いて単位昇圧回路の動作を説明する。
(第1の単位昇圧回路の制御信号線131に加える制御信号がHの場合)
先ず、制御信号線131からFET1とFET2のゲートに加える信号として、FET1のゲートにもFET2のゲートにも、ともに電圧がVccの”H”(ハイレベル=Vcc)の信号を加えると、FET2がオンになり、FET1がオフになる。それにより、昇圧制御スイッチ回路103の出力端子OUT2が接地電位になり、その出力端子OUTに接続するコンデンサ106の一端の電位を0Vにする。
(並列トランジスタ群内の各FETのゲートを開くタイミングの制御)
また、この際には、並列トランジスタ群110のゲートを開くために、制御信号線121に出力する信号の電位を0ボルトにすることで並列トランジスタ群110のゲートに加える信号を”L”(ロウレベル)にする。これにより、並列トランジスタ群110のゲートが開かれ、並列トランジスタ群110の共通ドレインが接続する単位昇圧回路の入力端子IN1の電圧Vccが共通ソースにあらわれる。すなわち、Vccの電圧が並列トランジスタ群110の共通ソース端子から成る単位昇圧回路の出力端子OUT1にあらわれ、単位昇圧回路の出力端子OUT1に接続するコンデンサ106に、その電圧を与える電荷が充電される。コンデンサ106の片方の端子の電位が0Vであるので、コンデンサ106の端子間の電圧はVccになる。
ここで、レジスタ回路101が、制御回路102に、各FETのゲートを開くタイミングのパラメータ、すなわち、制御信号線121に出力するパルス信号のパルスが“L”(ロウレベル)になる立ち下がりのタイミングを指令する。例えば、制御回路102からの信号を遅延回路を介してFETのゲート端子に接続する制御信号線121に出力させ、レジスタ回路101は、その遅延回路の遅延時間をレジスタ回路101のタイミン指令ビットの値により制御することで、制御信号線121が有するn本の制御線の各制御線に出力するパルス信号の遅延時間を可変にして制御する。
それにより、並列トランジスタ群110のn個の各FET3、4、5の各ゲート端子に加える信号を、各FET毎にタイミングをずらして、順次に各FETのゲートを開くようにする。nが4の場合の各制御線のパルス信号のタイミングチャートを図3(c)に示す。図3(c)の(A)(B)(C)(D)は、並列トランジスタ群110のFET3、4、5が4個のFETから成る場合に、各FETのゲートに加える制御信号線121の各制御信号をあらわす。この例では、各制御信号を加えるFETを構成するトランジスタの大きさの比を、(A):(B):(C):(D)に対して1:1:2:4にする。そして、各FETを、図3(c)のように時間差を与えて制御する。このように各FET3、4、5のゲートを開放する時間をずらすことで、並列トランジスタ群110に流れる電流が急速に立ち上がることを防止することができる。それにより、昇圧回路に流れる電流のピーク電流を分散することができ、その単位昇圧回路の並列トランジスタ群110の出力端子OUT1に接続されたコンデンサに流れる電流は、図3(b)のようになだらかに変化する。
次に、説明を簡単にするため、並列トランジスタ群111を省略した回路の場合に、制御信号線121に加える制御信号群を“H”(ハイレベル)にして、並列トランジスタ群110の各FETのゲートが閉じている場合に、図3(d)のように、昇圧回路の最終段の並列トランジスタ群112に加える制御信号線123の各制御信号を順次に“L”(ロウレベル)にして並列トランジスタ群112の各FETのゲートを開く。このように、タイミングを設定することで、図3(a)のように、昇圧回路の出力端子OUTに出力する電圧のノイズが低減される。この実施例の昇圧回路の出力端子OUTに出力される電圧を従来の昇圧回路と比べて図4(a)に示す。従来回路と比べてノイズが低減される。また、この実施例の並列トランジスタ群110の出力端子OUT1に出力される電圧を従来の昇圧回路と比べて図4(b)に示す。このように、昇圧回路の発生するノイズを低減できた。また、ノイズ電流が減少することで、昇圧回路が発生する電磁放射ノイズも低減できる効果がある。
また、制御回路102は、1つの並列トランジスタ群内の各FET3、4、5でゲートを開くタイミングをずらすだけでなく、全並列トランジスタ群110、111、120の全てのFETのゲートを開くタイミングをずらすように、制御信号線121、122、123に加える制御信号のタイミングをずらすことも可能である。そうすることで、コンデンサの電荷移動により発生するノイズや電磁放射ノイズを低減できる効果がある。
制御回路102が、並列トランジスタ群110に接続するn本全ての制御信号線121を2Vccの”H”(ハイレベル)にすることで、その制御信号線121がゲートに接続するFETがオフになるので、並列トランジスタ群110全体がオフになり、その出力端子が入力端子から切り離される。また、n本の制御信号線121のうちの1つを接地電位の0Vの“L”(ロウレベル)にすることで、その制御信号線121がゲートに接続するFETがオンになり、そのFETの出力端子OUT1が入力端子IN1に接続する。こうして、レジスタ回路101の各ビットのデータの値によって、制御信号線121が並列トタンジスタ群110のn個のFETのゲートの開閉を指令し、動作させるトランジスタの数を制御する。動作させるトランジスタの数を減らすと並列トタンジスタ群110の出力電流能力が低下するが、ノイズ特性は良くなる。このため、本実施形態の昇圧回路は、レジスタ回路101のデータで動作させるトランジスタの数を制御することで、装置の必要に応じて、電流能力とノイズ特性の最適化を図ることができる効果がある。
(第1の単位昇圧回路の制御信号線131に加える制御信号がLで、第2の昇圧回路の制御信号線132に加える制御信号がHの場合)
次に、FET1とFET2のゲートに接続する制御信号線131に加える制御信号を、FET1とFET2ともに0ボルト、”L”(ロウレベル=接地電位)の信号を加える場
合は、FET2がオフになり、FET1がオンになり、昇圧制御スイッチ回路103の出力端子OUT2に、Vcc電圧が出力され、それに接続するコンデンサ106の一端の電圧をVccに上昇させる。また、この時点で、コンデンサ106には電圧Vccが充電されていることから、コンデンサ106の他の端子の電位は2Vccになり単位昇圧回路の出力端子OUT1に出力される。
この単位昇圧回路の出力端子OUT1が、次段の並列トランジスタ群111の単位昇圧回路の入力端子IN1に接続され、その電位を2Vccにする。この際に、制御信号線132の電圧をVccにすることで制御信号を”H”(ハイレベル)にする場合は、次段の昇圧制御スイッチ回路104の出力端子の電位が、0Vになる。それにより、その出力端子に接続するコンデンサ107の一端を0Vにする。この時、並列トランジスタ群111の共通ドレインから成る単位昇圧回路の入力端子IN1の電圧は、前段の単位昇圧回路の出力端子の電圧の2Vccである。
(第2の単位昇圧回路の制御信号線122に加える制御信号がLの場合)
ここで、第2の単位昇圧回路の並列トランジスタ群111の制御信号線122に加える電圧を0ボルトにして制御信号を”L”(ロウレベル=接地電位)に設定して並列トランジスタ群111のゲートを開けば、並列トランジスタ群111の入力端子の電圧2Vccが並列トランジスタ群111の出力端子にあらわれ、その電圧が並列トランジスタ群111の出力端子に接続するコンデンサ107の他端に加えられ、コンデンサ107に電荷を充電させる。
(第2の単位昇圧回路の制御信号線132に加える制御信号をLに切り替え、制御信号線122に加える制御信号をHに切り替えた場合)
次に、昇圧制御スイッチ回路104のゲートに接続する制御信号線132の電圧を0に切り替えて”L”(ロウレベル)の制御信号を昇圧制御スイッチ回路104に加える場合は、昇圧制御スイッチ回路104の出力端子の電圧がVccになり、それに接続するコンデンサ107の一端の電圧をVccに上昇させる。その際に、制御回路102が、並列トランジスタ群111に接続する全ての制御信号線122を3Vccの”H”(ハイレベル)にすると、その制御信号線122がゲートに接続するFETがオフになるので、並列トランジスタ群111がオフになり、その出力端子が入力端子から切り離される。また、この時点で、コンデンサ107には電圧2Vccが充電されていることから、コンデンサ107の他の端子の電位は3Vccになり、その電圧が並列トランジスタ群111の出力端子に出力される。
以下、この動作が繰り返される。このように、上記実施形態によれば、単位昇圧回路の昇圧制御スイッチ回路から出力される波高の振幅(Vcc)の周期パルスにより、単位昇圧回路の入力端子の電位にその振幅の電圧を加えた電位を出力端子から出力する。これにより、直列に接続した単位昇圧回路の段数を経るに従い電位を昇圧して出力する昇圧回路が得られる。
特に、この昇圧回路では、制御回路102により、並列トランジスタ群110から112内の各FETのゲートを開くタイミングを、制御信号線121から123に加える制御信号により制御する。それにより、図4のように、回路の発生するノイズを低減でき、また、電磁放射ノイズを低減することができる効果がある。
上述した例では、2相クロック方式を用いたが、その他にも4相クロック方式や6相クロック方式の昇圧回路にも適宜採用できる。
1、2、3、4、5・・・FET
101・・・レジスタ回路
102・・・制御回路
103、104・・・昇圧制御スイッチ回路
106、107、108、211、212、213、214・・・コンデンサ
109、202・・・電源端子
110〜112・・・並列トランジスタ群
115、230・・・出力端子
121〜123・・・制御信号線
131〜132・・・制御信号線
220・・・インバータ
203〜207・・・トランジスタ
IN・・・入力端子
IN1・・・単位昇圧回路の入力端子
OUT・・・出力端子
OUT1・・・単位昇圧回路の出力端子
OUT2・・・出力端子

Claims (2)

  1. 単位昇圧回路を複数段連結して成る昇圧回路であって、前記単位昇圧回路が、コンデンサと、前記コンデンサの一端に電圧を出力する昇圧制御スイッチ回路と、前記コンデンサの他端にソース端子を接続した並列トランジスタ群と、前記昇圧制御スイッチ回路のタイミングを制御する制御回路と、前記制御回路の制御パラメータを指令するレジスタ回路を有し、前記並列トランジスタ群が複数の電界効果トランジスタ(FETと称する)のドレイン端子同士を共通に接続した端子を前記単位昇圧回路の入力端子とし、前記複数のFETのソース端子同士を共通に接続した端子を前記単位昇圧回路の出力端子とし、前記複数のFETの各ゲート端子に前記制御回路の制御信号線を接続して前記各FET毎のゲートの開閉を制御することを特徴とする昇圧回路。
  2. 請求項1記載の昇圧回路において、前記レジスタ回路のデータが、前記制御回路の制御信号線がゲート端子に接続する前記複数のFET毎に、前記各ゲート端子のゲートを開くタイミングのパラメータを記憶し、前記制御回路が、前記制御信号線が出力するパルス信号の遅延時間を可変にして制御することを特徴とする昇圧回路。
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