JP2011077660A - スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型化が可能なスライド装置並びにこのスライド装置を用いた電子機器を提供すること。
【解決手段】第一部材1に連結するベースプレート3と、第二部材2に連結するスライドプレート4とから成り、スライドプレート4に二方向ガイド5を複数並設状態に設け、この複数の二方向ガイド5に沿って移動可能に支持されるガイド用移動部8を、ベースプレート3に複数設ける。
【選択図】図1
【解決手段】第一部材1に連結するベースプレート3と、第二部材2に連結するスライドプレート4とから成り、スライドプレート4に二方向ガイド5を複数並設状態に設け、この複数の二方向ガイド5に沿って移動可能に支持されるガイド用移動部8を、ベースプレート3に複数設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば本体部と重合部とを重合面方向にスライド移動自在に重合連結し、互いに重合した閉塞状態から重合部をスライドさせて開放状態とすることができるスライド装置並びにこのスライド装置を用いた携帯電話,モバイルなどの電子機器に関するものである。
従来から、例えば数字キーやファンクションキーを配列した操作部を本体部の上面側に設け、所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を、前記本体部に重合する重合部の上側面に設け、この本体部と重合部とを前後方向に相対的に移動する構造のスライド式の携帯電話が実施されており、このスライド式の携帯電話によれば、折り畳み式の携帯電話のように本体部に対して重い重合部を回動操作しなくとも、重合部が本体部に重合したままの状態でディスプレイ部の表示を確認することができ、また、操作部の数字キーやファンクションキーを操作したい場合には、本体部と重合部とを単にスライド移動させるだけで操作部を容易に操作できるという利点がある。
ところで、最近の携帯電話は、様々なモバイル機能やワンセグ機能などが盛り込まれて多機能化・高機能化が進んできているが、これらの多様な機能の中にはディスプレイ部をこれまで通りの縦長の画面(縦画面)だけでなく、ディスプレイ部を横にした横長の画面(横画面)にして使用したい機能も多く、このような要望から一部機能を横画面にして使用できるようにした機種も増えてきている。
しかしながら、一般的な携帯電話は、通常の表示が縦画面でなされるスタイルが定着しており、操作部はこの縦画面表示を見ながら操作し易い位置、即ち縦画面にしたディスプレイ部の下方に設けるあるいは下方に位置させることができるようにする必要があるため、ディスプレイ部を横画面にして使用する場合には、ディスプレイ部の横方向に位置することとなる操作部を操作しにくくなってしまう。
そこで、出願人は、本体部(第一部材若しくは第二部材)に対して重合部(第二部材若しくは第一部材)を二方向にスライド移動させることができ、縦画面機能使用時に使用する通常の操作部だけでなく、横画面機能に適した別操作部を露出させることが可能となるスライド装置を開発した(下記特許文献1参照。)。
この特許文献1を簡単に説明すると、薄厚形状に形成したベース体の下部若しくは上部に、第一部材に連結する第一スライド体をこのベース体に対して一方向にスライド移動自在に設け、前記ベース体の上部若しくは下部に第二部材に連結する第二スライド体をこのベース体に対し前記第一スライド体のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動自在に設けて、第一スライド体をベース体に対してスライド移動させることで前記第一部材に対して前記第二部材を前記一方向にスライド移動し得、且つ第二スライド体をベース体に対してスライド移動させることで前記第一部材に対して前記第二部材を前記他方向にスライド移動し得るように構成したものである。
上記特許文献1の二方向スライド装置は、ベース体と、第一スライド体と、第二スライド体との三層構造であるから、どうしても三層分の厚みを要するものとなってしまう。
本発明は、このような二方向スライド装置の改良に係るもので、ベースプレートとスライドプレートによる二層構造とすることにより更なる薄型化が可能となる画期的なスライド装置並びにこのスライド装置を用いた電子機器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1とこの第一部材1に重合配設した第二部材2とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置Sであって、前記第一部材1に連結するベースプレート3と、前記ベースプレート3に重合配設すると共に前記第二部材2に連結するスライドプレート4とから成り、前記スライドプレート4若しくは前記ベースプレート3に、このベースプレート3に対するスライドプレート4の一方向へのスライド移動方向に長さ有する一方向ガイド部6と、ベースプレート3に対するスライドプレート4の前記一方向と交差する他方向へのスライド移動方向に長さを有する他方向ガイド部7とを交差状態に連設して構成した二方向ガイド5を複数並設状態に設け、この複数の二方向ガイド5に沿って移動可能に支持されるガイド用移動部8を、前記ベースプレート3若しくは前記スライドプレート4に複数設けて、この各ガイド用移動部8を各二方向ガイド5の前記一方向ガイド部6に沿って移動させながらベースプレート3に対してスライドプレート4をスライド移動させることで、前記第一部材1に対して前記第二部材2を一方向にスライド移動し得、且つ各ガイド用移動部8を各二方向ガイド5の前記他方向ガイド部7に沿って移動させながらベースプレート3に対してスライドプレート4をスライド移動させることで、前記第一部材1に対して前記第二部材2を前記一方向と交差する他方向にスライド移動し得るように構成したことを特徴とするスライド装置に係るものである。
また、略長方形板状の前記第一部材1とこの第一部材1に重合配設した略長方形板状の前記第二部材2とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置Sであって、前記各ガイド用移動部8を前記各二方向ガイド5の前記一方向ガイド部6に沿って移動させながら前記ベースプレート3に対して前記スライドプレート4をスライド移動させることで、前記第一部材1に対し前記第二部材2を前記一方向にスライド移動させて第一部材1と第二部材2との重合面がこの第一部材1と第二部材2の長さ方向の延長方向若しくは短方向の延長方向へ露出する状態と、前記各ガイド用移動部8を前記各二方向ガイド5の前記他方向ガイド部7に沿って移動させながら前記ベースプレート3に対して前記スライドプレート4をスライド移動させることで、前記第一部材1に対して前記第二部材2を前記他方向にスライド移動させて第一部材1と第二部材2との重合面がこの第一部材1と第二部材2の短方向の延長方向若しくは長さ方向の延長方向へ露出する状態とを切り替え操作し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置に係るものである。
また、前記スライドプレート4若しくは前記ベースプレート3に、L字状の長孔5あるいはL字状の溝を複数並設状態に形成して、この各L字状の長孔5あるいは各L字状の溝を前記二方向ガイド5としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記スライドプレート4若しくは前記ベースプレート3に、前記二方向ガイド5の前記一方向ガイド部6若しくは前記他方向ガイド部7と略平行にして長さを有する補助ガイド9を設けると共に、この補助ガイド9は、前記ベースプレート3若しくは前記スライドプレート4若しくは前記第一部材1若しくは前記第二部材2に設けた補助移動部10を移動可能に支持する構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記補助ガイド9と略平行な前記一方向ガイド部6若しくは前記他方向ガイド部7に沿って前記ガイド用移動部8を移動させる際には、前記補助移動部10を補助ガイド9に支持せしめ、且つ補助ガイド9と交差する方向の他方向ガイド部7若しくは一方向ガイド部6に沿ってガイド用移動部8を移動させる際には、前記補助移動部10を補助ガイド9より離脱せしめる支持・離脱手段11を備えたことを特徴とする請求項4記載のスライド装置に係るものである。
また、前記ベースプレート3と前記スライドプレート4とに、前記第一部材1と前記第二部材2にスライド移動付勢力を付与する付勢体12を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、操作部13を備えた本体部と、ディスプレイ部14を備えた重合部とを、前記操作部13を操作しないときにはこの操作部13を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部13を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とを連結するスライド装置Sを有し、このスライド装置Sには、前記本体部を前記第一部材1若しくは前記第二部材2とし、前記重合部を前記第二部材2若しくは前記第一部材1とした請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置Sを用いた構成とし、前記各ガイド用移動部8を前記各二方向ガイド5の前記一方向ガイド部6に沿って移動させながら前記ベースプレート3に対して前記スライドプレート4をスライド移動させることで、前記本体部に対して前記重合部を一方向に相対的にスライド移動させて本体部の第一操作部13Aを露出させ、且つ前記各ガイド用移動部8を前記各二方向ガイド5の他方向ガイド部7に沿って移動させながら前記ベースプレート3に対して前記スライドプレート4をスライド移動させることで、前記本体部に対して前記重合部を前記一方向と交差する他方向に相対的にスライド移動させて本体部の第二操作部13Bを露出させることができるように構成したことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、第一部材に対して第二部材を異なる交差二方向へスムーズ且つ安定的にスライド移動させることができるので、例えば、本体部(第一部材若しくは第二部材)に対して重合部(第二部材若しくは第一部材)を一方向へスライド移動させた際には、電話機能などを使用するための通常の操作部が露出し、本体部に対して重合部を他方向へスライド移動させた際には、他の機能を使用するための特別な操作部が露出するような二通りの使用態様を選択可能なスライド切り替え式の電子機器を実現することができ、しかも本発明は、第一部材に連結するベースプレートと第二部材に連結するスライドプレートが重合配設する二層構造であるから、薄厚である上、三層構造の前記特許文献1より一層少ない分更なる薄型化が可能であり、重合配設した第一部材と第二部材とで成る電子機器全体の厚みをより薄厚に設計することが容易に可能となるなど、極めて実用性に優れた画期的なスライド装置となる。
また、請求項2記載の発明においては、例えば、縦画面用の操作部と横画面用の操作部とを切り替えて使用できるような筐体構造のスライド装置を用いた電子機器を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成のスライド装置となる。
また、請求項3記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する二方向ガイドを簡易構成にして容易に設計実現可能となる極めて実用性に優れた構成のスライド装置となる。
また、請求項4記載の発明においては、二方向ガイドの一方向ガイド部若しくは他方向ガイド部に沿ってガイド用移動部が移動する際に、補助ガイドが補助移動部を移動可能に支持するので、第一部材に対する第二部材の一方向若しくは他方向へのスライド移動が確実に且つ安定的に行われる。
従って、例えば、複数の二方向ガイドの一方向ガイド部同士若しくは他方向ガイド部同士が略一直線状に配置されるような構成の場合に、この略一直線状に配置される一方向ガイド部若しくは他方向ガイド部と略平行に補助ガイドを設ければ、略一直線状に配置される一方向ガイド部若しくは他方向ガイド部を複数のガイド用移動部が移動する際に、補助ガイドと補助移動部とによってもスライド移動が担われるので、第一部材に対して第二部材が確実に安定的にスライド移動することになる極めて実用性に優れた構成のスライド装置となる。
また、請求項5記載の発明においては、補助ガイドと略平行な一方向ガイド部若しくは他方向ガイド部に沿ってガイド用移動部が移動する際には、補助ガイドが補助移動部を移動可能に支持して第一部材に対する第二部材の一方向若しくは他方向へのスライド移動が確実に且つ安定的に行われ、補助ガイドと交差する方向にある他方向ガイド部若しくは一方向ガイド部に沿ってガイド用移動部が移動する際には、補助移動部が補助ガイドより離脱してこの移動の妨げとならない一層実用性に優れた構成のスライド装置となる。
また、請求項6記載の発明においては、第一部材と第二部材とにスライド移動付勢力が付与されるので、第一部材に対して第二部材を簡単にスライド移動操作できる一層操作性に優れ、実用性に優れた構成のスライド装置となる。
また、請求項7記載の発明においては、前記作用・効果を発揮する極めて実用性に秀れた画期的なスライド装置を用いた電子機器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明のスライド装置Sは、ガイド用移動部8を二方向ガイド5の一方向ガイド部6に沿って移動させながらベースプレート3に対してスライドプレート4をスライド移動させることで、第一部材1に対して第二部材2が相対的に一方向にスライド移動し、また、ガイド用移動部8を二方向ガイド5の他方向ガイド部7に沿って移動させながらベースプレート3に対してスライドプレート4をスライド移動させることで、第一部材1に対して第二部材2が相対的に前記一方向へのスライド移動方向と交差する他方向にスライド移動することになる。
即ち、第一部材1に対して第二部材2を異なる交差二方向にスライド移動させることができる。
しかも、この際、複数のガイド用移動部8が、複数の二方向ガイド5に沿って移動するので、第一部材1に対する第二部材2のスムーズで安定したスライド移動が実現し、尚且つ、例えば後述する実施例のように、第一部材1に対して第二部材2が一方向移動する際にも他方向に移動する際にも、第一部材1に対して第二部材2が平行移動する構成を容易に設計実現可能である。
従って、例えば、操作部13を備えた略長方形状の本体部と、略長方形状のディスプレイ部14を備えた略長方形状の重合部とを、前記操作部13を操作しないときにはこの操作部13を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を本体部の長さ方向に沿って相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部13を露出させることができるようにした携帯電話などの電子機器が従来から実施されているが、このような電子機器の前記本体部(第一部材1若しくは第二部材2)と前記重合部(第二部材2若しくは第一部材1)とを連結するスライド装置Sとして本発明のスライド装置Sを採用すれば、本体部に対して重合部を一方向と他方向との異なる交差二方向にスライド移動させることができるので、例えば、本体部に対して重合部を一方向へスライド移動させた際には、電話機能などを使用するための通常の操作部13が露出し、本体部に対して重合部を他方向へスライド移動させた際には、他の機能を使用するための特別な操作部13が露出するような二通りの使用態様を選択して使用することができる構造の電子機器を実現可能である。
即ち、例えば、略長方形状のディスプレイ部14の長さ方向の延長方向に、数字キーなどの操作部13(第一操作部13A)が露出して、縦長のディスプレイ部14の下方に第一操作部13Aが位置することになる電話機能などの操作に適した使用態様(縦画面機能使用時)と、ディスプレイ部14の長さ方向と交差する短方向の延長方向に、ワンセグ視聴時の操作キーやキーボードなどの操作部13(第二操作部13B)が露出して横長のディスプレイ部14の下方に第二操作部13Bが位置することになるワンセグ視聴やキーボードタイピングなどの操作に適した使用態様(横画面機能使用時)とを、切り替えて使用できるような電子器機も簡易に設計実現可能となる。
このように本発明は、利用したい機能などに応じて二通りの使用態様を切り替えて使用することが可能となる実用性に秀れたスライド装置を用いた電子機器を実現できる。
また、第一部材1に連結するベースプレート3と第二部材2に連結するスライドプレート4が重合配設する本発明のスライド装置Sは、プレート二層構造であるから薄型であると共に、三層の装置構造の前記特許文献1よりも一層少ない分更なる薄型化が容易に実現可能であり、よって、重合配設した第一部材1と第二部材2とで成る全体の厚みを薄厚な形状に設計することが容易に可能となる。
尚、本発明においては、二方向ガイド5を複数並設状態に設ける構成上、例えば、後述する実施例のように、略長方形状の第一部材1に対して、その長さ方向の延長方向と、第一部材1の長さ方向と直交する短方向の延長方向との二方向に第二部材2がスライド移動するような構成とした場合には、複数の二方向ガイド5の一方向ガイド部6同士若しくは他方向ガイド部7同士が、略一直線状に配置されることになる。
そして、この略一直線状に配置される複数の一方向ガイド部6若しくは複数の他方向ガイド部7を複数のガイド用移動部8が移動する際には、ベースプレート3とスライドプレート4との支持箇所が略一直線状にしかない状態となるために、この支持箇所から離れた部位ではベースプレート3に対してスライドプレート4がスライド移動中に浮き上がってしまうような不都合も懸念されるが、例えば、この略一直線状に配置される一方向ガイド部6若しくは他方向ガイド部7と略平行にして長さを有する補助ガイド9をスライドプレート4若しくはベースプレート3に設けると共に、この補助ガイド9は、前記ベースプレート3若しくは前記スライドプレート4若しくは前記第一部材1若しくは前記第二部材2に設けた補助移動部10を移動可能に支持する構成とすれば、略一直線状に配置される一方向ガイド部6若しくは他方向ガイド部7をガイド用移動部8が移動する際、同時に補助ガイド9が補助移動部10を支持するので、前記懸念は解消し、ベースプレート3に対してスライドプレート4が安定的にスライド移動することになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1,図2に示すような略長方形状を呈する第一部材1と、この第一部材1と略同形状の第二部材2とがスライド自在に重合するタイプの携帯電話に本発明を適用したもので、数字キーやファンクションキーを配列した操作部13(第一操作部13A)を上側面に設けた第一部材1(本体部)と、この第一部材1の上側に配設されるものであって様々な情報表示がなされる液晶パネルなどの略長方形状のディスプレイ部14を上側面に設けた第二部材2(重合部)とをスライド自在に連結するスライド装置Sに関するものである。
本実施例のスライド装置Sは、前記第一部材1に連結する薄厚形状のベースプレート3と、前記第二部材2に連結する薄厚形状のスライドプレート4とで成る装置主体部15と、この装置主体部15に設けられる補助ガイド9に沿って移動自在に支持される補助移動部10と、この補助移動部10を補助ガイド9に対して支持・離脱させる支持・離脱手段11とから成る構成としている。
本実施例の装置主体部15は、前記ベースプレート3に前記スライドプレート4をスライド移動自在に重合連結した構成としている。
具体的には、ベースプレート3は、前記第一部材1の長さ(長手方向の幅)より短く、且つ第一部材1の幅(短手方向の幅)より幅狭な細帯板状に構成している。
また、スライドプレート4は、前記第二部材2と略同形となる長方形板状に形成している。
このベースプレート3とスライドプレート4のスライド移動自在な重合連結構造は、スライドプレート4に、ベースプレート3に対するスライドプレート4の一方向へのスライド移動方向に長さ有する一方向ガイド部6と、ベースプレート3に対するスライドプレート4の前記一方向と直交する他方向へのスライド移動方向に長さを有する他方向ガイド部7とを直交状態に連設して構成した二方向ガイド5を設け、この二方向ガイド5に沿って移動可能なガイド用移動部8をベースプレート3に設けている。
また、この二方向ガイド5は、スライドプレート4の長さ方向に間隔を置いた二箇所に並設状態に設け、この二箇所の二方向ガイド5に対応させて、ガイド用移動部8もベースプレート3の長さ方向に間隔を置いた二箇所に並設状態に設けて、この二箇所の二方向ガイド5夫々に一つずつガイド用移動部8が移動可能に支持される構成としている。
また、二方向ガイド5は、スライドプレート4に直角L字状の長孔5を形成して構成すると共に、各長孔5は、その直角角部を境にした一側の長孔部と他側の長孔部とが、スライドプレート4の長手方向縁と短手方向縁とに夫々平行となるようにして形成している。そして、この長孔5の直角角部を境にした一側(スライドプレート4の長手方向縁に沿う側)の長孔部分を前記一方向ガイド部6とし、他側(スライドプレート4の短手方向縁に沿う側)の長孔部分を前記他方向ガイド部7としている。
また、本実施例のガイド用移動部8は、二方向ガイド5に沿って移動可能な径寸法を有する円柱形部材で構成している。
また、ベースプレート3には、その長さ方向の両側位置に取付孔16を貫通形成し、この各取付孔16に夫々前記ガイド用移動部8を挿通して位置決め状態に設けている。
また、この各ガイド用移動部8は、前記各二方向ガイド5にも挿通し、この各ガイド用移動部8の上下端部の周縁部を鍔状に突出させることにより、ガイド用移動部8を貫通孔16からも二方向ガイド5からも抜け止め状態に支持し、且つ二方向ガイド5に沿って移動可能となるように構成している。
従って、このガイド用移動部8の抜け止め構造によりベースプレート3とスライドプレート4とが重合状態に連結保持される構成としている。また、各ガイド用移動部8は、各二方向ガイド5に沿って移動可能であるので、ベースプレート3(第一部材1)に対してスライドプレート4(第二部材2)がその長手方向の延長方向と短手方向の延長方向との直交二方向に、しかもベースプレート3とスライドプレート4が互いに平行関係を保ったままスライド移動自在となる構成としている。尚、図面のガイド用移動部8は、一つを円筒状に構成し、この円筒内に本体部(操作部13)と重合部(ディスプレイ部14)とを電気的に接続するための配線を通せるようにしている。
また、本実施例では、第一部材1と第二部材2との操作部13が隠蔽された重合状態(閉塞状態)では、前記二方向ガイド5の角部にガイド用移動部8が位置するように構成し、第一部材1に対して第二部材2を一方向にスライド移動する際にも他方向にスライド移動する際にも、この角部がガイド用移動部8の移動始点位置となるように構成している。
また、本実施例では、ベースプレート3とスライドプレート4とに、第一部材1と第二部材2の前記閉塞状態から、第一部材1に対して第二部材2を前記一方向にも前記他方向にも操作部13開放方向に所定距離スライドさせるまではこの開放スライド方向と逆方向に戻り動させる付勢力を付与し、所定距離以上スライドさせると逆に開放スライド方向に進み動させる付勢力を付与する付勢体12を設けている。
具体的には、付勢体12は、ベースプレート3に連結する連結環17を備えた薄板状の第一フレーム18にシャフト19を複数突設し、この各シャフト19の突出先端部に、前記スライドプレート4に連結する薄板状の第二フレーム20を設けると共に、第二フレーム20をシャフト19に沿ってスライド移動可能、即ち第二フレーム20を第一フレーム18に対して接離スライド移動自在に設けて成る薄型構造としている。
また、シャフト19には、抗縮弾性を有する弾性体21(コイルバネ)を被嵌して、この弾性体21が第二フレーム20を第一フレーム18に対して離反する方向に付勢する構成としている。
この付勢体12の取付構造について説明すると、この付勢体12の一端部の前記連結環17(第一フレーム18)を前記ベースプレート3に設けた各ガイド用移動部8に被嵌して回動自在に枢着連結する一方、他端部の第二フレーム20を、前記スライドプレート4のL字状の各二方向ガイド5の直角角部の二等分線上に回動自在に枢着した構造としている。
従って、第一部材1と第二部材2との閉塞状態では、ガイド用移動部8が二方向ガイド5の直角角部に位置する状態が付勢体12の付勢力によって付勢保持され、この付勢力に抗して第一部材1に対し第二部材2を一方向若しくは他方向(操作部13が露出する方向)へスライド移動すると弾性体21の抗縮弾性に抗して第一フレーム18に対して第二フレーム20が接近移動するので、スライドし初めはやや操作抵抗があるが、所定距離スライド移動すると逆に第一フレーム18に対して第二フレーム20が離反移動に転じてこの離反作動が弾性体21の付勢力によって助長されるので、後は力を加えずともスライド終点位置(操作部13開放状態)まで自動的に開放スライド移動することになる構成としている。また、この付勢体12は、第二部材2を操作部13開放状態から閉塞状態に戻す場合にも同様な作用を発揮する。
また、本実施例では、薄型の付勢体12をスライドプレート4に対して重合状態に配設して装置主体部15が薄型形状となるように構成している。
本実施例では、このように構成した装置主体部15のベースプレート3を前記第一部材1の上側面(重合面)に取付固定している。このベースプレート3の第一部材1上側面への固定位置は、略長方形状をなす第一部材1の図2において右上位置に縦設状態にして固定している。
また、このベースプレート3の固定位置を除いた第一部材1の上側面に、操作部13としての操作キーを多数配列した場合を示しているが、ベースプレート3を前記したように細帯状に形成したため、第一部材1の上側面には広い操作部13形成スペースが生まれ、多数の操作キーを形成できることになる。
本実施例では、第一部材1の上側面の、図2において下側の所定範囲に数字キーなどを配列した第一操作部13Aを形成し、同図において第一操作部13Aより上側であって左側の所定範囲にキーボード配列の文字キーを配列した第二操作部13Bを形成した場合を示している。
また、本実施例では、スライドプレート4を、略同形をなす前記第二部材2の下側面(重合面)に取付固定している。
また、本実施例では、薄型に形成した装置主体部15の全体の厚みが3mm以下となるように各部材の厚みを設定構成し、これにより第一部材1と第二部材2との間に広い隙間は生じず、重合配設した第一部材1と第二部材2とで成る全体の厚みを薄厚な形状に設計することが可能となるように構成している。
以上のように構成した本実施例の二方向スライド構造は、複数の二方向ガイド5の夫々の一方向ガイド部6が、スライドプレート4の長手方向の一側縁に沿設(近接)状態にして略一直線状に並設している。そのため、この一方向ガイド部6をガイド用移動部8が移動する際には、ベースプレート3とスライドプレート4のガイド用移動部8による連結箇所が、スライドプレート4の長手方向の一側(図3において右側)にしかなく、スライドプレート4の長手方向の反対側がベースプレート3に対して浮き上がってしまう懸念がある。
そこで、本実施例では、前記スライドプレート4の長手方向の他側縁に沿って、前記二方向ガイド5の前記一方向ガイド部6と略平行にして長さを有する補助ガイド9を設け、この補助ガイド9に、前記第一部材1の上側面に設けた前記補助移動部10を移動可能に支持する構成として、このスライドプレート4の浮き上がりを防止する構成としている。
更に詳しくは、スライドプレート4の長手方向の他側縁に沿って、スライドプレート4の短手方向の一側縁(図3おける上側縁)の近傍から長手方向の中程にかけて直線状の長孔9を形成して、この長孔9を補助ガイド9としている。
一方、補助移動部10は、第一部材1の上側面の、この第一部材1長手方向の他側縁付近の角部(図2において左上位置)に立設状態に設けると共に、この補助移動部10の上端部を鉤形に形成してこの鉤形部10Aが、前記補助ガイド9付近(孔縁付近)のスライドプレート4上面に当接して、スライドプレート4の浮き上がりを防止する構成としている。
また、この補助移動部10は、鉤形部10Aを第一部材1に対してフリーに昇降移動可能に設けて、鉤形部10Aを第一部材1の上側面より上方へ突出して前記補助ガイド9に支持可能な状態と、上側面より下方へ没入して補助ガイド9に支持不能な状態とに昇降切り替え可能に構成している。
即ち、この補助移動部10が補助ガイド9に沿って移動することで浮き上がり防止効果を発揮するのは、第一部材1に対して第二部材2を一方向に移動させる場合(一方向ガイド部6に沿ってガイド用移動部8を移動させる場合)に限られ、他方向に移動させる場合にも補助移動部10が補助ガイド9に支持されているとこの移動を補助移動部10が阻害してしまうため、この場合には補助移動部10を下方へ没入させて補助ガイド9に支持されない状態に切替できるようにしている。
また、本実施例では、この補助ガイド9と略平行な前記一方向ガイド部6に沿って前記ガイド用移動部8を移動させる際には前記補助移動部10を支持し、且つ補助ガイド9と交差する方向の他方向ガイド部7に沿ってガイド用移動部8を移動させる際には補助移動部10を補助ガイド9より離脱させる前記支持・離脱手段11を備えている。
この支持・離脱手段11について説明すると、補助ガイド9の一側端部の孔幅を他の部位より幅広に形成し、この幅広孔部9Aでは前記補助移動部10の鉤形部10Aが昇降移動可能、即ち補助ガイド9に対して支持・離脱切替可能となる構成としている。
また、第一部材1と第二部材2の閉塞状態(前記二方向ガイド5の角部に前記ガイド用移動部8が位置する状態)で幅広孔部9Aに補助移動部10が位置するように構成し、この閉塞状態となった時にだけ補助移動部10が補助ガイド9に対して支持・分離切替可能となるように構成している。
また、この幅広孔部9Aに補助移動部10が位置する前記閉塞状態で第一部材1に対して第二部材2を他方向に移動させると、補助ガイド9の幅広孔部9Aの孔縁が移動しつつ補助移動部10に接触して、補助移動部10を下方へと没入させる構成としている。
また、本実施例では、補助ガイド9の幅広孔部9Aの真上位置となる第二部材2内に、磁性体22(マグネット)を埋設状態に設ける一方、前記補助移動部10を吸磁金属製とし、幅広孔部9Aと補助移動部10の位置が上下一致した前記閉塞状態では、磁性体22の吸磁作用によって補助移動部10が上昇移動し、このまま第二部材2を第一部材1に対して一方向へスライド移動させると、鉤形部10Aが補助ガイド9に支持される構成としている。
次に、このように構成した本実施例の操作方法を説明する。
第一部材1の上側面と第二部材2の下側面とが完全に重合した状態では、操作部13が露出せず、ディスプレイ部14だけが表出した閉塞状態となっている(図1参照。)。
縦画面機能使用時は、図3に示すように、第一部材1に対してこの第一部材1の長さ方向の延長方向(一方向)へ第二部材2をスライド移動させると(図3中矢印のようにベースプレート3に対してスライドプレート4に対してベース体3を図面上方へスライド移動させると)、縦画面方向としたディスプレイ部14の下方に、電話機能などを使用するための数字キーなどが配列された通常の操作部13(第一操作部13A)が露出する。
また、横画面機能使用時は、図4に示すように、第一部材1と第二部材2とが重合した状態から、第一部材1に対してこの第一部材1の長さ方向と直交する短方向の延長方向(他方向)へ第二部材2をスライド移動させると(第一部材1と第二部材2を横にした状態で図4中矢印のようにベースプレート3に対してスライドプレート4を図面右方へスライド移動させると)、横画面方向としたディスプレイ部14の下方に、操作部13として文字キーが配列されたキーボード(第二操作部13B)が露出する。また、この際、前記第一操作部13Aの一部も露出するので、この一部露出する第一操作部13Aに、横画面機能の操作キーを割り当てるようにすることも可能である。
このように本実施例は、利用したい機能に応じて二通りの使用態様を切り替えて使用することが可能である。
即ち、例えば、略長方形状のディスプレイ部14の長さ方向の延長方向に数字キーなどの第一操作部13Aが露出して、縦長のディスプレイ部14の下方に第一操作部13Aが位置することになる電話機能などの操作に適した使用態様(縦画面機能使用時)と、ディスプレイ部14の長さ方向と直交する短方向の延長方向にキーボードなどの第二操作部13Bが露出して横長のディスプレイ部14の下方に第二操作部13Bが位置することになるキーボードタイピングなどの操作に適した使用態様(横画面機能使用時)とを、切り替えて使用できる電子器機を簡易に設計実現可能となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
例えば、本実施例では、通常の操作部13と異なる機能を操作する第二操作部13Bとして第一部材1の上側面にキーボード配列の文字キーを採用した場合を示したが、例えば、ワンセグ機能を有する場合にはワンセグ視聴用の操作キーを採用しても良いし、操作部13でなくサブディスプレイのような小型ディスプレイを設ける構成を採用しても良い。
1 第一部材
2 第二部材
3 ベースプレート
4 スライドプレート
5 二方向ガイド
6 一方向ガイド部
7 他方向ガイド部
8 ガイド用移動部
9 補助ガイド
10 補助移動部
11 支持・離脱機構
12 付勢体
13 操作部
13A 第一操作部
13B 第二操作部
14 ディスプレイ部
S スライド装置
2 第二部材
3 ベースプレート
4 スライドプレート
5 二方向ガイド
6 一方向ガイド部
7 他方向ガイド部
8 ガイド用移動部
9 補助ガイド
10 補助移動部
11 支持・離脱機構
12 付勢体
13 操作部
13A 第一操作部
13B 第二操作部
14 ディスプレイ部
S スライド装置
Claims (7)
- 第一部材とこの第一部材に重合配設した第二部材とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置であって、前記第一部材に連結するベースプレートと、前記ベースプレートに重合配設すると共に前記第二部材に連結するスライドプレートとから成り、前記スライドプレート若しくは前記ベースプレートに、このベースプレートに対するスライドプレートの一方向へのスライド移動方向に長さ有する一方向ガイド部と、ベースプレートに対するスライドプレートの前記一方向と交差する他方向へのスライド移動方向に長さを有する他方向ガイド部とを交差状態に連設して構成した二方向ガイドを複数並設状態に設け、この複数の二方向ガイドに沿って移動可能に支持されるガイド用移動部を、前記ベースプレート若しくは前記スライドプレートに複数設けて、この各ガイド用移動部を各二方向ガイドの前記一方向ガイド部に沿って移動させながらベースプレートに対してスライドプレートをスライド移動させることで、前記第一部材に対して前記第二部材を一方向にスライド移動し得、且つ各ガイド用移動部を各二方向ガイドの前記他方向ガイド部に沿って移動させながらベースプレートに対してスライドプレートをスライド移動させることで、前記第一部材に対して前記第二部材を前記一方向と交差する他方向にスライド移動し得るように構成したことを特徴とするスライド装置。
- 略長方形板状の前記第一部材とこの第一部材に重合配設した略長方形板状の前記第二部材とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置であって、前記各ガイド用移動部を前記各二方向ガイドの前記一方向ガイド部に沿って移動させながら前記ベースプレートに対して前記スライドプレートをスライド移動させることで、前記第一部材に対し前記第二部材を前記一方向にスライド移動させて第一部材と第二部材との重合面がこの第一部材と第二部材の長さ方向の延長方向若しくは短方向の延長方向へ露出する状態と、前記各ガイド用移動部を前記各二方向ガイドの前記他方向ガイド部に沿って移動させながら前記ベースプレートに対して前記スライドプレートをスライド移動させることで、前記第一部材に対して前記第二部材を前記他方向にスライド移動させて第一部材と第二部材との重合面がこの第一部材と第二部材の短方向の延長方向若しくは長さ方向の延長方向へ露出する状態とを切り替え操作し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置。
- 前記スライドプレート若しくは前記ベースプレートに、L字状の長孔あるいはL字状の溝を複数並設状態に形成して、この各L字状の長孔あるいは各L字状の溝を前記二方向ガイドとしたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置。
- 前記スライドプレート若しくは前記ベースプレートに、前記二方向ガイドの前記一方向ガイド部若しくは前記他方向ガイド部と略平行にして長さを有する補助ガイドを設けると共に、この補助ガイドは、前記ベースプレート若しくは前記スライドプレート若しくは前記第一部材若しくは前記第二部材に設けた補助移動部を移動可能に支持する構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置。
- 前記補助ガイドと略平行な前記一方向ガイド部若しくは前記他方向ガイド部に沿って前記ガイド用移動部を移動させる際には、前記補助移動部を補助ガイドに支持せしめ、且つ補助ガイドと交差する方向の他方向ガイド部若しくは一方向ガイド部に沿ってガイド用移動部を移動させる際には、前記補助移動部を補助ガイドより離脱せしめる支持・離脱手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のスライド装置。
- 前記ベースプレートと前記スライドプレートとに、前記第一部材と前記第二部材にスライド移動付勢力を付与する付勢体を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置。
- 操作部を備えた本体部と、ディスプレイ部を備えた重合部とを、前記操作部を操作しないときにはこの操作部を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とを連結するスライド装置を有し、このスライド装置には、前記本体部を前記第一部材若しくは前記第二部材とし、前記重合部を前記第二部材若しくは前記第一部材とした請求項1〜6のいずれか1項に記載のスライド装置を用いた構成とし、前記各ガイド用移動部を前記各二方向ガイドの前記一方向ガイド部に沿って移動させながら前記ベースプレートに対して前記スライドプレートをスライド移動させることで、前記本体部に対して前記重合部を一方向に相対的にスライド移動させて本体部の第一操作部を露出させ、且つ前記各ガイド用移動部を前記各二方向ガイドの他方向ガイド部に沿って移動させながら前記ベースプレートに対して前記スライドプレートをスライド移動させることで、前記本体部に対して前記重合部を前記一方向と交差する他方向に相対的にスライド移動させて本体部の第二操作部を露出させることができるように構成したことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器。
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PCT/JP2010/066200 WO2011040271A1 (ja) | 2009-09-29 | 2010-09-17 | スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 |
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JP2009224839A JP2011077660A (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 |
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JP2009224839A Pending JP2011077660A (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 |
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