JP2008283272A - スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 - Google Patents

スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器 Download PDF

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JP2008283272A JP2007123456A JP2007123456A JP2008283272A JP 2008283272 A JP2008283272 A JP 2008283272A JP 2007123456 A JP2007123456 A JP 2007123456A JP 2007123456 A JP2007123456 A JP 2007123456A JP 2008283272 A JP2008283272 A JP 2008283272A
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Abstract

【課題】本体部(第一部材若しくは第二部材)に対して重合部(第二部材若しくは第一部材)を直交二方向にスライド移動させることができ、縦画面機能使用時に使用する通常の操作部だけでなく、横画面機能に適した別操作部を露出させることが可能となるスライド装置並びにこのスライド装置を用いた電子機器を提供すること。
【解決手段】薄厚形状に形成したベース体3の下部若しくは上部に、第一部材1に連結する第一スライド体4をこのベース体3に対して一方向にスライド移動自在に設け、ベース体3の上部若しくは下部に第二部材2に連結する第二スライド体5をこのベース体3に対し第一スライド体4のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動自在に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば本体部と重合部とを重合面方向にスライド移動自在に重合連結し、互いに重合した閉塞状態から重合部をスライドさせて開放状態とすることができるスライド装置並びにこのスライド装置を用いた携帯電話,モバイルなどの電子機器に関するものである。
従来から、例えば数字キーやファンクションキーを配列した操作部を本体部の上面側に設け、所定の表示がなされる液晶パネルなどのディスプレイ部を、前記本体部に重合する重合部の上側面に設け、この本体部と重合部とを前後方向に相対的に移動する構造のスライド式の携帯電話が実施されており、このスライド式の携帯電話によれば、折り畳み式の携帯電話のように本体部に対して重い重合部を回動操作しなくとも、重合部が本体部に重合したままの状態でディスプレイ部の表示を確認することができ、また、操作部の数字キーやファンクションキーを操作したい場合には、本体部と重合部とを単にスライド移動させるだけで操作部を容易に操作できるという利点がある。
このようなスライド式の携帯電話には、本体部と重合部とをスライド自在に連結するスライド装置が用いられるが、従来のこの種スライド装置は、例えば重合部の左右にガイドレール部を設け、この左右のガイドレール部にスライド係合するスライド部を、本体部の左右に設け、ガイドレール部に対してスライド部がスライド移動することで、重合部と本体部とをスライド移動自在となるように構成している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−186854号公報
ところで、最近の携帯電話は、様々なモバイル機能やワンセグ機能などが盛り込まれて多機能化・高機能化が進んできているが、これらの多様な機能の中にはディスプレイ部をこれまで通りの縦長の画面(縦画面)だけでなく、ディスプレイ部を横にした横長の画面(横画面)にして使用したい機能も多く、このような要望から一部機能を横画面にして使用できるようにした機種も増えてきている。
しかしながら、一般的な携帯電話は、通常の表示が縦画面でなされるスタイルが定着しており、操作部はこの縦画面表示を見ながら操作し易い位置、即ち縦画面にしたディスプレイ部の下方に設けるあるいは下方に位置させることができるようにする必要があるため、ディスプレイ部を横画面にして使用する場合には、ディスプレイ部の横方向に位置することとなる操作部を操作しにくくなってしまう。
また、横画面機能使用時の操作キーを、通常の配列のキーに割り当てることは技術的には可能であるが、このようにすることで非常に操作性が悪くなってしまう場面も多々あると推測されるため、特に横画面機能使用時には、横画面使用に適した別操作部を使用可能となるような筐体構造が要望されている。
本発明は、このような要望を満たすためのもので、本体部(第一部材若しくは第二部材)に対して重合部(第二部材若しくは第一部材)を二方向にスライド移動させることができ、縦画面機能使用時に使用する通常の操作部だけでなく、横画面機能に適した別操作部を露出させることが可能となる画期的なスライド装置並びにこのスライド装置を用いた電子機器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
第一部材1とこの第一部材1に重合配設した第二部材2とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置Sであって、薄厚形状に形成したベース体3の下部若しくは上部に、前記第一部材1に連結する第一スライド体4をこのベース体3に対して一方向にスライド移動自在に設け、前記ベース体3の上部若しくは下部に前記第二部材2に連結する第二スライド体5をこのベース体3に対し前記第一スライド体4のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動自在に設けて、第一スライド体4をベース体3に対してスライド移動させることで前記第一部材1に対して前記第二部材2を前記一方向にスライド移動し得、且つ第二スライド体5をベース体3に対してスライド移動させることで前記第一部材1に対して前記第二部材2を前記他方向にスライド移動し得るように構成したことを特徴とするスライド装置に係るものである。
また、略長方形板状の第一部材1とこの第一部材1に重合配設した略長方形板状の前記第二部材2とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置Sであって、前記第一スライド体4を前記ベース体3に対してスライド移動させることにより、前記第一部材1に対し前記第二部材2を前記一方向にスライド移動させて第一部材1と第二部材2との重合面がこの第一部材1と第二部材2の長さ方向の延長方向若しくは短方向の延長方向へ露出する状態と、前記第二スライド体5を前記ベース体3に対してスライド移動させることにより、前記第一部材1に対して前記第二部材2を前記他方向にスライド移動させて第一部材1と第二部材2との重合面がこの第一部材1と第二部材2の短方向の延長方向若しくは長さ方向の延長方向へ露出する状態とを切り替え操作し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置に係るものである。
また、前記ベース体3と前記第一スライド体4とのいずれか一方若しくは双方に、このベース体3の下部若しくは上部に沿設配設した第一スライド体4をベース体3に対して一方向にスライド移動可能にガイドする第一ガイド部6を設け、前記ベース体3と前記第二スライド体5とのいずれか一方若しくは双方に、このベース体3の上部若しくは下部に沿設配設した第二スライド体5をベース体3に対して前記第一スライド体4のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動可能にガイドする第二ガイド部7を設けた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、少なくとも前記ベース体3の下側若しくは上側に、このベース体3の下方若しくは上方に沿設配設した前記第一スライド体4をこのベース体3に対して一方向にスライド移動可能にガイドする第一ガイド部6を設け、少なくともこのベース体3の上側若しくは下側に、このベース体3の上方若しくは下方に沿設配設した前記第二スライド体5をこのベース体3に対して前記第一ガイド部6による第一スライド体4の一方向スライド移動と直交する他方向にスライド移動可能にガイドする第二ガイド部7を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、前記第一ガイド部6は、ガイドレール部6Aを前記ベース体3若しくは前記第一スライド体4に設けると共に、このガイドレール部6Aにスライド自在に係合するスライド係合部6Bを第一スライド体4若しくはベース体3に設けた構成とし、前記第二ガイド部7は、ガイドレール部7Aを前記ベース体3若しくは前記第二スライド体5に設けると共に、このガイドレール部7Aにスライド自在に係合するスライド係合部7Bを第二スライド体5若しくはベース体3に設けた構成としたことを請求項3,4のいずれか1項に記載のスライド装置に係るものである。
また、操作部8を備えた本体部と、ディスプレイ部9を備えた重合部とを、前記操作部8を操作しないときにはこの操作部8を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部8を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とを連結するスライド装置Sを有し、このスライド装置Sには、前記本体部を前記第一部材1若しくは前記第二部材2とし、前記重合部を前記第二部材2若しくは前記第一部材1とした請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置Sを用いた構成とし、前記第一スライド体4を前記ベース体3に対してスライド移動させることで前記本体部に対して前記重合部を一方向に相対的にスライド移動して本体部の第一操作部8Aを露出させ、且つ前記第二スライド体5を前記ベース体3に対してスライド移動させることで前記本体部に対して前記重合部を前記一方向と直交する他方向にスライド移動して本体部の第二操作部8Bを露出させることができるように構成したことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、第一部材に対して第二部材を異なる直角二方向へスライド移動させることができ、これにより例えば、操作部を備えた略長方形状の本体部と、長方形状のディスプレイ部を備えた略長方形状の重合部とを、前記操作部を操作しないときにはこの操作部を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を本体部の長さ方向に沿って相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部を露出させることができるようにした携帯電話などの電子機器の、前記本体部(第一部材若しくは第二部材)と前記重合部(第二部材若しくは第一部材)とを連結するスライド装置として本発明のスライド装置を採用することで、例えば、本体部に対して重合部を一方向へスライド移動させた際には、電話機能などを使用するための通常の操作部が露出し、本体部に対して重合部を他方向へスライド移動させた際には、他の機能を使用するための特別な操作部が露出するような二通りの使用態様を選択して使用することができる構造の電子機器を実現することができ、これにより、例えば、長方形状のディスプレイ部の長さ方向の延長方向に操作部が露出して、縦長のディスプレイ部の下方に数字キーなどの操作部が位置することになる電話機能などの操作に適した使用態様(縦長画面表示時)と、長方形状のディスプレイ部の長さ方向と直交する短方向の延長方向に操作部が露出して横長のディスプレイ部の下方にワンセグ視聴時の操作キーやキーボードなどの操作部が位置することになるワンセグ視聴やキーボードタイピングなどの操作に適した使用態様(横長画面表示時)とを、切り替えて使用できるようなスライド開閉式の電子器機を簡易に設計実現可能となる秀れたスライド装置となり、しかも本発明は、ベース体を薄厚形状に形成しているため、薄厚なスライド装置を実現可能で、重合配設する第一部材と第二部材で成る全体の厚みを薄厚に設計することも容易に可能となるなど、極めて実用性に秀れた画期的なスライド装置となる。
また、請求項2記載の発明においては、例えば、縦画面用の操作部と横画面用の操作部とを切り替えて使用できるような筐体構造のスライド装置を用いた電子機器を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成のスライド装置となる。
また、請求項3,4記載の発明においては、本発明のスライド装置を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成となる。
また、請求項5記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する第一ガイド部並びに第二ガイド部を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成のスライド装置となる。
また、請求項6記載の発明においては、前記作用・効果を発揮する極めて実用性に秀れた画期的なスライド装置を用いた電子機器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明のスライド装置Sによれば、第一スライド体4がベース体3に対して一方向にスライド移動することで、第一部材1に対して第二部材2が相対的に一方向にスライド移動し、また、第二スライド体5がベース体3に対してスライド移動することで、第一部材1に対して前記第二部材2が相対的に前記一方向へのスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動することになる。
即ち、第一部材1に対して第二部材2を異なる直交二方向にスライド移動させることができる。
従って、例えば、操作部8を備えた略長方形状の本体部と、略長方形状のディスプレイ部9を備えた略長方形状の重合部とを、前記操作部8を操作しないときにはこの操作部8を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を本体部の長さ方向に沿って相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部8を露出させることができるようにした携帯電話などの電子機器が従来から実施されているが、このような電子機器の前記本体部(第一部材1若しくは第二部材2)と前記重合部(第二部材2若しくは第一部材1)とを連結するスライド装置Sとして本発明のスライド装置Sを採用すると、本体部に対して重合部を一方向と他方向との異なる直交二方向にスライド移動させることができるので、例えば、本体部に対して重合部を一方向へスライド移動させた際には、電話機能などを使用するための通常の操作部8が露出し、本体部に対して重合部を他方向へスライド移動させた際には、他の機能を使用するための特別な操作部8が露出するような二通りの使用態様を選択して使用することができる構造の電子機器を実現可能である。
即ち、例えば、略長方形状のディスプレイ部9の長さ方向の延長方向に、数字キーなどの操作部8(第一操作部8A)が露出して、縦長のディスプレイ部9の下方に第一操作部8Aが位置することになる電話機能などの操作に適した使用態様(縦画面機能使用時)と、ディスプレイ部9の長さ方向と直交する短方向の延長方向に、ワンセグ視聴時の操作キーやキーボードなどの操作部8(第二操作部8B)が露出して横長のディスプレイ部9の下方に第二操作部8Bが位置することになるワンセグ視聴やキーボードタイピングなどの操作に適した使用態様(横画面機能使用時)とを、切り替えて使用できるような電子器機も簡易に設計実現可能となる。
このように本発明は、利用したい機能などに応じて二通りの使用態様を切り替えて使用することが可能となる実用性に秀れたスライド装置を用いた電子機器を実現できる。
また、例えば、ベース体3に対して第一スライド体4と第二スライド体5の双方をスライド移動させることにより、図5に示すように全ての操作部8(第一操作部8Aと第二操作部8B)を露出させることも可能であり、この状態で露出する操作部8に、特別な機能のキー割り当てを設定することで、三通り目の使用態様も実現することになる。
また、本発明によれば、第一部材1(第一スライド体4)と第二部材2(第二スライド体5)との間に介在するベース体3が薄厚形状であるから、第一部材1と第二部材2との間に広い隙間は生じず、よって、重合配設した第一部材1と第二部材2とで成る全体の厚みを薄厚な形状に設計することが容易に可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1,図2に示すような略長方形状を呈する第二部材2と略長方形状を呈する第一部材1とがスライド自在に重合するタイプの携帯電話に本発明を適用したもので、様々な表示がなされる液晶パネルなどの略長方形状のディスプレイ部9を上側面に設けた第二部材2(重合部)と、この第二部材2の下側に配設される数字キーやファンクションキーを配列した操作部8(第一操作部8A)を上側面に設けた第一部材1(本体部)とをスライド自在に連結するスライド装置Sに関するものである。
本実施例のスライド装置Sは、薄厚形状に形成したベース体3の下部に、前記第一部材1に連結する第一スライド体4をこのベース体3に対して一方向にスライド移動自在に設け、前記ベース体3の上部に前記第二部材2に連結する第二スライド体5をこのベース体3に対し前記第一スライド体4のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動自在に設けている。
また、前記ベース体3に、このベース体3の下部に沿設配設した第一スライド体4を支持すると共にこの第一スライド体4をベース体3に対して一方向にスライド移動可能にガイドする第一ガイド部6と、このベース体3の上部に沿設配設した前記第二スライド体5を支持すると共にこの第二スライド体5をベース体3に対して前記第一スライド体4のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動可能にガイドする第二ガイド部7を設けた構成としている。
以下、具体的に説明すると、本実施例のベース体3は、細帯板状に構成している。
また、このベース体3は、図2に示すように、その長さ方向の両側縁部を直角に下方へ折曲した上、夫々の折曲先端を水平外方へ折曲した薄厚形状に構成し、このベース体3下部両側の水平折曲先端部を、前記第一スライド体4がスライド自在に係合するスライド係合部6Bとしている。
また、本実施例の第一スライド体4は、前記ベース体3よりもやや幅(長さ方向と直交する方向の幅)のある細帯板状に構成している。
また、この第一スライド体4は、図2に示すように、その長さ方向の両側縁部を夫々上方へ折曲すると共に、この各折曲両側縁を互いに対向する形状の断面コ字状に折曲形成して、この両側のコ字形部分を前記ベース体3の前記スライド係合部6Bが係合するガイドレール部6Aとしている。
そして、本実施例では、このスライド係合部6Bとガイドレール6Aとを係合することで、ベース体3の下方に第一スライド体4を重合状態にしてスライド移動自在に支持し、更に、このガイドレール部6Aを、スライド係合部6Bの長さ方向の両端部位置で適宜な抜け止め手段により抜け止め状態に設けて、この第一スライド体4をベース体3に対してその長さ方向(一方向)に往復スライド移動自在となる前記第一ガイド部6を構成している。図中符号11はスライド係合部6Bに設けた抜け止め突起である。
また、本実施例では、前記ベース体3の中程より一端側(図3において上側)に、このベース体3の長さ方向に沿って間隔を置いた二箇所を上方へ切り起こし形成し、図2に示すように、この各切り起こし片を互いに対向する形状の断面コ字状に折曲形成して、このベース体3上部の各折曲切り起こし片を、前記第二スライド体5をスライド自在にガイドするガイドレール部7Aとしている。
また、本実施例の第二スライド体5は、前記ベース体3,前記第一スライド体4よりも幅広な帯板状に構成している。
また、この第二スライド体5は、その長さ方向の両側縁部を直角に下方へ折曲し、夫々の折曲先端を水平外方へ折曲した構成として、この第二スライド体5下部両側の水平折曲先端部を、前記ベース体3の前記ガイドレール部7Aにスライド自在に係合するスライド係合部7Bとしている。
そして、本実施例では、このガイドレール部7Aとスライド係合部7Bとを係合することで、ベース体3の上方に第二スライド体5を重合状態にしてスライド移動自在に支持し、更に、このガイドレール部7Aをスライド係合部7Bの両端部位置で適宜な抜け止め手段により抜け止め状態に設けて、この第二スライド体5をベース体3に対してその長さ方向と直交する方向(他方向)に往復スライド移動自在となる前記第二ガイド部7を構成している。図中符号12はスライド係合部7Bに設けた抜け止め突起である。
また、本実施例では、ガイドレール部6A・7Aに、スライド係合部6B・7Bをガタつきなくスムーズにスライド移動させる補助ガイド体10を付設した構成としている。
本実施例では、この第一スライド体4を、適宜な固定手段により前記第一部材1の上側面に取付固定している。この第一スライド体4の第一部材1上側面への固定位置は、略長方形状をなす第一部材1の図3において右上位置に縦設状態にして固定している。
また、この第一スライド体4の固定位置を除いた第一部材1の上側面に、操作部8としての操作キーを多数配列した場合を示しているが、第一スライド体4を前記したように細帯状に形成したため、第一部材1の上側面には広い操作部8形成スペースが生まれ、多数の操作キーを形成できることになる。
本実施例では、第一部材1の上側面の、図5において下側の所定範囲に数字キーなどを配列した第一操作部8Aを形成し、同図において第一操作部8Aより上側であって左側の所定範囲にキーボード配列の文字キーを配列した第二操作部8Bを形成した場合を示している。
また、本実施例では、前記第二スライド体5を、適宜な固定手段により前記第二部材の下側面に取付固定している。この第二スライド体5の第二部材2下側面への固定位置は、略長方形状をなす第二部材2の図3において上側位置に横設状態にして固定している。
また、本実施例では、重合するベース体3と第一スライド体4と第二スライド体5とによる厚みが4.0〜5.0mm程度となるように各部材の厚みを設定構成し、これにより第一部材1と第二部材2との間に広い隙間は生じず、重合配設した第一部材1と第二部材2とで成る全体の厚みを薄厚な形状に設計することが可能となるように構成している。
次に、このように構成した本実施例の操作方法を説明する。
第一部材1と第二部材2とが重合した状態では、操作部8が露出せず、ディスプレイ部9だけが表出した閉塞状態となっている(図1参照。)。
縦画面機能使用時は、図3に示すように、第一部材1に対してこの第一部材1の長さ方向の延長方向(一方向)へ第二部材2をスライド移動させると(図3中矢印のように第一スライド体4に対してベース体3を図面上方へスライド移動させると)、縦画面方向としたディスプレイ部9の下方に、電話機能などを使用するための数字キーなどが配列された通常の操作部8(第一操作部8A)が露出する。
また、横画面機能使用時は、図4に示すように、第一部材1と第二部材2とが重合した状態から、第一部材1に対してこの第一部材1の長さ方向と直交する短方向の延長方向(他方向)へ第二部材2をスライド移動させると(第一部材1と第二部材2を横にした状態で図4中矢印のようにベース体3に対して第二スライド体5を図面上方へスライド移動させると)、横画面方向としたディスプレイ部9の下方に、操作部8として文字キーが配列されたキーボード(第二操作部8B)が露出する。また、この際、前記第一操作部8Aの一部も露出するので、この一部露出する第一操作部8Aに、横画面機能の操作キーを割り当てるようにすることも可能である。
このように本実施例は、利用したい機能に応じて二通りの使用態様を切り替えて使用することが可能である。
即ち、例えば、略長方形状のディスプレイ部9の長さ方向の延長方向に数字キーなどの第一操作部8Aが露出して、縦長のディスプレイ部9の下方に第一操作部8Aが位置することになる電話機能などの操作に適した使用態様(縦画面機能使用時)と、ディスプレイ部9の長さ方向と直交する短方向の延長方向にキーボードなどの第二操作部8Bが露出して横長のディスプレイ部9の下方に第二操作部8Bが位置することになるキーボードタイピングなどの操作に適した使用態様(横画面機能使用時)とを、切り替えて使用できる電子器機を簡易に設計実現可能となる。
また、ベース体3に対して第一スライド体4と第二スライド体5の双方をスライド移動させることにより、図5に示すように全ての操作部8(第一操作部8Aと第二操作部8B)を露出させることも可能である。この図5の状態で露出する第一操作部8Aと第二操作部8Bに特別な機能のキー割り当てを設定することで、三通り目の使用態様も実現可能である。尚、この場合、図5では縦画面を図示しているが、もちろん横画面で使用できるようにしても良い。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
例えば、本実施例では、通常の操作部8と異なる機能を操作する第二操作部8Bとして第一部材1の上側面にキーボード配列の文字キーを採用した場合を示したが、例えば、ワンセグ機能を有する場合にはワンセグ視聴用の操作キーを採用しても良いし、操作部8でなくサブディスプレイのような小型ディスプレイを設ける構成を採用しても良い。
本実施例の携帯電話に組み込まれたスライド装置を示す説明斜視図である。 本実施例のスライド装置の分解斜視図である。 本実施例の第二部材を第一部材に対して一方向にスライド移動させた状態の説明平面図である。 本実施例の第二部材を第一部材に対して他方向にスライド移動させた状態を示す説明平面図である。 本実施例の第二部材を第一部材に対して一方向と他方向の双方へスライド移動させた状態を示す説明平面図である。
符号の説明
1 第一部材
2 第二部材
3 ベース体
4 第一スライド体
5 第二スライド体
6 第一ガイド部
6A ガイドレール部
6B スライド係合部
7 第二ガイド部
7A ガイドレール部
7B スライド係合部
8 操作部
8A 第一操作部
8B 第二操作部
9 ディスプレイ部
S スライド装置

Claims (6)

  1. 第一部材とこの第一部材に重合配設した第二部材とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置であって、薄厚形状に形成したベース体の下部若しくは上部に、前記第一部材に連結する第一スライド体をこのベース体に対して一方向にスライド移動自在に設け、前記ベース体の上部若しくは下部に前記第二部材に連結する第二スライド体をこのベース体に対し前記第一スライド体のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動自在に設けて、第一スライド体をベース体に対してスライド移動させることで前記第一部材に対して前記第二部材を前記一方向にスライド移動し得、且つ第二スライド体をベース体に対してスライド移動させることで前記第一部材に対して前記第二部材を前記他方向にスライド移動し得るように構成したことを特徴とするスライド装置。
  2. 略長方形板状の第一部材とこの第一部材に重合配設した略長方形板状の前記第二部材とを互いの重合面方向にスライド移動自在に連結するスライド装置であって、前記第一スライド体を前記ベース体に対してスライド移動させることにより、前記第一部材に対し前記第二部材を前記一方向にスライド移動させて第一部材と第二部材との重合面がこの第一部材と第二部材の長さ方向の延長方向若しくは短方向の延長方向へ露出する状態と、前記第二スライド体を前記ベース体に対してスライド移動させることにより、前記第一部材に対して前記第二部材を前記他方向にスライド移動させて第一部材と第二部材との重合面がこの第一部材と第二部材の短方向の延長方向若しくは長さ方向の延長方向へ露出する状態とを切り替え操作し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のスライド装置。
  3. 前記ベース体と前記第一スライド体とのいずれか一方若しくは双方に、このベース体の下部若しくは上部に沿設配設した第一スライド体をベース体に対して一方向にスライド移動可能にガイドする第一ガイド部を設け、前記ベース体と前記第二スライド体とのいずれか一方若しくは双方に、このベース体の上部若しくは下部に沿設配設した第二スライド体をベース体に対して前記第一スライド体のスライド移動方向と直交する他方向にスライド移動可能にガイドする第二ガイド部を設けた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のスライド装置。
  4. 少なくとも前記ベース体の下側若しくは上側に、このベース体の下方若しくは上方に沿設配設した前記第一スライド体をこのベース体に対して一方向にスライド移動可能にガイドする第一ガイド部を設け、少なくともこのベース体の上側若しくは下側に、このベース体の上方若しくは下方に沿設配設した前記第二スライド体をこのベース体に対して前記第一ガイド部による第一スライド体の一方向スライド移動と直交する他方向にスライド移動可能にガイドする第二ガイド部を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド装置。
  5. 前記第一ガイド部は、ガイドレール部を前記ベース体若しくは前記第一スライド体に設けると共に、このガイドレール部にスライド自在に係合するスライド係合部を第一スライド体若しくはベース体に設けた構成とし、前記第二ガイド部は、ガイドレール部を前記ベース体若しくは前記第二スライド体に設けると共に、このガイドレール部にスライド自在に係合するスライド係合部を第二スライド体若しくはベース体に設けた構成としたことを請求項3,4のいずれか1項に記載のスライド装置。
  6. 操作部を備えた本体部と、ディスプレイ部を備えた重合部とを、前記操作部を操作しないときにはこの操作部を覆うように重合配設し、この重合した状態から前記重合部を相対的に重合面に対して略平行にスライド移動して操作部を露出させることができるように前記本体部と前記重合部とを連結するスライド装置を有し、このスライド装置には、前記本体部を前記第一部材若しくは前記第二部材とし、前記重合部を前記第二部材若しくは前記第一部材とした請求項1〜5のいずれか1項に記載のスライド装置を用いた構成とし、前記第一スライド体を前記ベース体に対してスライド移動させることで前記本体部に対して前記重合部を一方向に相対的にスライド移動して本体部の第一操作部を露出させ、且つ前記第二スライド体を前記ベース体に対してスライド移動させることで前記本体部に対して前記重合部を前記一方向と直交する他方向にスライド移動して本体部の第二操作部を露出させることができるように構成したことを特徴とするスライド装置を用いた電子機器。
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